JPS62153274A - 5−リポキシゲナ−ゼ経路の抑制 - Google Patents

5−リポキシゲナ−ゼ経路の抑制

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JPS62153274A
JPS62153274A JP61297442A JP29744286A JPS62153274A JP S62153274 A JPS62153274 A JP S62153274A JP 61297442 A JP61297442 A JP 61297442A JP 29744286 A JP29744286 A JP 29744286A JP S62153274 A JPS62153274 A JP S62153274A
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Japan
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formula
compound
nhcn
carbon atoms
pyridyl
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JP61297442A
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English (en)
Inventor
ポール・エリオット・ベンダー
ドン・エドガー・グリスウォルド
ナビル・ハンナ
ヘンリー・マーチン・サラウ
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SmithKline Beecham Corp
Original Assignee
SmithKline Beecham Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、4,5−ジアリール−2−(置換)イミダゾ
ール類またはその医薬上許容される塩、アラキドン酸代
謝の5−リポキシゲナーゼ経路の抑制における使用、そ
れらの製造法およびそれらを含有する医薬組成物に関す
る。
発明の背景 本発明の化合物に構造的に類似した数種の化合物は、種
々の検定におけるそれらの活性によって示されるように
抗炎症活性、抗血栓症活性、免疫調整活性、抗血栓症活
性または抗血栓症活性を有することが知られている。こ
れらの検定は、5−リポキシゲナーゼ経路の抑制剤であ
る化合物を見出すのに有用ではない。したがって、5−
リポキシゲナーゼ経路抑制剤としての化合物の有用性を
前もって見出せなかった。
ロンバーブイノら(Lombardino et al
、)、米ニル、ピリジル、フェニルおよヒ置換フェニル
(該置換基はフルオロ、クロロ、ブロモおよび炭素数1
〜4のアルコキシから選択される)から選択され:R1
はHまたは炭素数1〜4のアルキルから選択され;メは
トリフルオロメチル、炭素数1〜4のアルキル、フリル
、チェニル、ピリシルオよび置換フェニル(該置換基は
フルオロ)、クロロ、ブロモまたは炭素数1〜4のアル
コキシから選択される)から選択される〕 で示される化合物およびその医薬上許容される酸付加塩
の製造を開示している。
ロンバーブイノら、ジャーナル・オプ・メデイシナル・
ケミストリー(Lombardino et al、、
J。
Med、Chem、)、  17 (11) 、 11
82−1188 (1974)は、式: %式%) 〔式中、ん$よびAr”はそれぞれメトキシフェニル、
4−エトキシフェニル製、2−ピリジルおよび4−ハロ
フェニルから選択され:Rは4−710フエニル、CF
3、フェニルおよび4−メトキシフェニルから選択され
る〕 で示される化合物の製造を開示している。
ベンダーら、ジャーナル・オブ・メディシナル・ケミス
トリー(Bender et al、、J、Med、C
hem、)。
1且、1169〜1177(1985)は、式:〔式中
、Rはメチルまたはエチル、R1はH、メチルまたはエ
チル、坪は4−メトキシフェニルおよびtは4−メトキ
シフェニル、4−ブロモフェニルまたは3−フルオロフ
ェニルを意味スる〕で示される化合物の製造を開示して
いる。
チェルコフスキーら(Cherkofsky et a
t、)、米国特許出願第4190666号は、式:〔式
中、nはOllまたは2;R1は炭素数1〜6のアルキ
ルまたはポリハロアルキル(アルキルの炭素数1−6)
を意味し:ならびにメおよび−はそれぞれモノ置換フェ
ニル(該置換基は炭素数1〜4のアルコキシ、クロロま
たはフルオロかう選択される)から選択される〕 で示される化合物およびその医薬上許容される塩の製造
を開示している。
ツアウアーら、ヒエミシエ・ベリヒテ(Zaue re
t al、、Chem、 Ber、)、 106 、1
628−1636(1973)は、4,5−ビス(p−
クロロフェニル)−2−(メチルチオ)イミダゾールお
よび4.5−ビス(p−メトキシフェニル)−2−メチ
ルイミダゾールの製造を開示している。
フェリー二ら(Ferrini et at、)、米国
特許第4308277号は、式: 〔式中、2およびR2はそれぞれチェニルまたはモノ置
換フェニル(該置換基は低級アルコキシおよびハロゲン
から選択される)から選択され;−はHまたは炭素数1
〜7のアルキル;および2は炭素数1〜7のアルキルを
意味する〕 で示される化合物およびその医薬上許容される塩の製造
を開示している。
デュポン(Dupont)、ベルギー特許出願第845
074号は、式: 〔式中、nは0,1または2;R1はモノもしくはポリ
ハロアルキル(アルキルの炭素数1〜4)または炭素数
1−4のアルキルを意味し;ならびにRおよびRはそれ
ぞれモノ置換フェニル(該置換基は炭素数1〜4のアル
コキシ、クロロまたはフルオロから選択される)から選
択される〕で示される化合物およびその医薬上許容され
る塩の製造を開示している。
タニノら、プリテン・オブ・ザ・ケミカル・ンサイエテ
イ・オブ・ジャパン(Tanino et al、。
Bulletin of the Chemical 
5ociety ofJ apan) +  1互、1
474〜1480(1972)およびホワイトら、ジャ
ーナル・オブ・オーガニック・ケミストリー(Whit
e et alo、J、Org。
Chem、)、29.1926〜1930(1964)
は、2,4.5− トリ(p−クロロフェニル)イミダ
ゾールの製造を開示している。
チェルコフスキーら(Cherkofsky at a
t、)、米国特許出願第4182769号は、式:〔式
中、nは0.1または2;R1は炭素数1−6のアルキ
ルならびにモノおよびポリハロアルキル(アルキルの炭
素数1−4)を意味し;ならびにR2および−はそれぞ
れモノ置換フェニル(該置換基は炭素数1〜4のアルコ
キシ、CI!またはFから選択される)から選択される
〕 で示される化合物およびその医薬上許容される塩の製造
を開示している。
フェリー二ら(Ferrini et al、)、米国
特許第4461770号は、式: 〔式中、R1および一基の少なくとも一方は置換または
非置換へテロアリール基であり、他方は置換または非置
換アリール基;R3はHまたは低級アルキル;nは0.
1または2:およびR4は置換または非置換脂肪族炭化
水素基を意味する〕で示される化合物およびその医薬上
有用な塩の製造を開示している。
チェルコフスキーら(Cherkofsky et a
l、)、〔式中、nはOllまたは2;R1はポリフル
オロアルキル(アルキルの炭素数1〜2)を意味し;R
2および炉はそれぞれ2−チェニル、3−チェニル、3
−ピリジル、2−フリルまたはモノ置換フェニル(該置
換基は炭素数1〜4のアルコキシ、C/またはFから選
択される)から選択され:およびZはHを意味する〕 で示される化合物およびその医薬上許容される酸付加塩
の製造を開示している。
ベンダーら(Bender et al、)、米国特許
第4175127号は、式: 〔式中、R3はH1炭素数1〜6のアルキルまたはモノ
もしくはポリハロアルキル(アルキルの炭素数1〜6)
;ならびにR1およびR2は同一または異なってピリジ
ルまたはモノ置換フェニル(該置換基は低級アルコキシ
、クロロ、フルオロまたはプロモから選択される)を意
味するが、その一方は常にピリジルである〕 で示される化合物の製造を開示している。
フイツィら(Fitzi et al、)、米国特許第
3940486号および同第3929807号は、式:
C式中、R1はハロ置換フェニル;ならびに−およびR
3基の一方は所望によりハロゲンまたは低級アルコキシ
によって置換されたフェニル、他方は6員複素環を意味
する〕 で示される化合物およびそのような化合物の塩の製造を
開示している。
ラントスら、ジャーナル・オブ・メディシナル・ケミス
トリー(Lantos、et al、、J、Med、C
hem。
)、l工(1)、72〜75(1984)は、4−(4
−メトキシフェニル)−5−(4−ピリジル)−2−チ
オン−イミダゾールおよび4−(4−フルオロフェニル
)−5−(4−ピリジル)−2−チオン−イミダゾール
を開示している。
発明の開示 本発明は、式(IA): 〔式中、XlはNHCNまたはNR2を意味し;R1お
よびRはそれぞれピリジルまたはモノ置換フェニル(該
置換基はハロゲンまたは炭素数1〜4のアルコキシから
選択される)から選択され;YlはHまたはCNを意味
する;ただし、XlがN R2の場合、YlはCNおよ
びXlがNHCNの場合、YlはHを意味する〕 で示される新規化合物およびその医薬上許容される塩に
関する。
該ハロゲン基はフルオロ、クロロ、ブロモマタはヨード
とすることができる。
本発明はまた5−リポキシゲナーゼ経路を抑制する非毒
性有効量の式(IA)の化合物またはその医薬上許容さ
れる塩および医薬上許容される担体または希釈剤からな
ることを特徴とする医薬組成物に関する。
本発明はまた5−リポキシゲナーゼ経路を抑制する非毒
性有効量の式(IA)の化合物そりニーマチ性関節炎に
罹患している動物に投与することを特徴とするその治療
を必要とする動物のりニーマチ性関節炎の治療に用いる
薬剤である式(IA)の化合物に関する。
本発明は、また、5−リポキシゲナーゼ経路伝達疾患に
罹患している動物がリューマチ性関節炎以外のまたはそ
れを加えた5−リポキシゲナーゼ経路伝達疾患の治療を
必要とする場合、5−リポキシゲナーゼ経路を抑制する
非毒性有効量の式(I):〔式中、XはSH,OH,H
,5(0)nR2、NHCN、NR2、ポリハロアルキ
ル(アルキルの炭素数1〜4)または4−ハロフェニル
:nは0.1または2を意味しニーはH1炭素数1〜6
のアルキル、モノもしくはポリハロアルキル(アルキル
の炭素数1〜4)またはアルキルアミノ(アルキルの炭
素数1−4)から選択され;RおよびR1はそれぞれピ
リジルまたは置換フェニル(該置換基iまハロゲン、炭
素数1〜4のアルコキシまたは炭素数1〜4のアルキル
チオから選択される)から選択される;ただし、Rおよ
び/またはR1がピリジルの場合、R2は炭素数1〜6
のアルキル、テトラハロエチルまたは炭素数1−4のパ
ーハロアルキル以外を意味する:YはH,CNまたは炭
素数1−4のアルキルを意味する;ただし、XがNR2
の場合、YはCNおよびXがNHCNの場合、YはHを
意味する:およびハロゲンはフルオロ、クロロ、ブロモ
またはヨードから選択される〕 で示される化合物またはその医薬上許容される塩をその
ような動物に投与することを特徴とするその治療の必要
な哺乳類を含む動物の5−リポキシキゲナーゼ経路伝達
疾患の治療に用いられる薬剤である式(1)の化合物に
関する。
式(■)の化合物は5−リポキシゲナーゼ経路抑制剤と
して有用である。この一般式の化合物は当該分野で知ら
れているが、5−リポキシゲナーゼ経路抑制剤としては
知られていない。式(IA)の化合物は全て5−リポキ
シゲナーゼ経路抑制剤として有用であり、かつ、新規で
ある。式(IA)の化合物は式(1)の範囲内である。
式(IA)の化合物を除く式(I)の全化合物の製造は
公知であり、そのような化合物は前記の文献の方法によ
って製造できる。
式(IA)の化合物の製造は、式(■)ニルまたはモノ
置換フェニル(該置換基はハロゲンまたは炭素数1〜4
のアルコキシから選ばれる);およびXはブロモまたは
クロロを意味する〕で示される化合物と式(■): で示されるシアノグアニジンを反応させることによって
行なうことができる。好ましくは、1当量の式(II)
の化合物と3当量のシアノグアニジンを反応させる。式
(II)の化合物、2−ノ10−1,2−ジアリール−
エタン−1−オンまたは2−ノへロー1.2−ジヘテロ
アリールエタンー1−オンは、ジメチルホルムアミドの
ような適当な不活性極性溶媒中過剰のシアノグアニジン
と、典型的には式(II)の化合物とシアノグアニジン
の比率を1:1〜1;5当量にして反応させることがで
きる。該反応は室温にて、典型的には約70〜約150
時間行なうことができる。所望により、該反応は窒素ガ
スのような不活性雰囲気中で行なうことができる。つい
で、反応混合物を水で処理し、塩化メチレンのような適
当な有機溶媒で抽出し、濃縮して所望の生成物を得る。
式(II )の化合物は、式(IV):〔式中、Rおよ
びR1は前記と同意義である〕で示される対応する1、
2−ジアリールエタン−1−オンまたは1.2−ジヘテ
ロアリールエタンー1−オンを臭素またはビリジニウム
ブロミドパーブロミドのような臭素化剤または同様な塩
素化剤で処理することにより製造できる。式(IV)の
前駆体エタノンは数種の方法のいずれか1つにより製造
できる。式(IV)の化合物を製造する1つの方法は、
反応式(A)に示した反応に従ってアリールまたはへテ
ロアリールカルボン酸エステルによるピコリルナトリウ
ムのアシル化である。この反応は、Rがピリジルおよび
R1がピリジル、フェニルまたは置換フェニルである式
(IV)の化合物の式(IV)の化合物のもう1つの製
造法は、反応式(B)に示した反応に従ってアリール酢
酸エステルまたはアリールアセトニトリル(Ar CH
2C”i:N)を用いるアリールまたはへテロアリール
カルボン酸エステルのアルコキシド触媒縮合によるもの
とすることができる。この反応は、R1がピリジル、フ
ェニルまたは置換フェニルである式(IV)の化合物の
場合に用いることができる。
式(IV)の化合物の第3の製造法は、反応式(C)に
従ってアリールアセチルクロリドによる置換ベンゼンの
フリーデル・クラフッアシル化によるも式(IV)の化
合物の第4の製造法は、反応(D)に示したようにスズ
および塩酸を用いたベンゾインの還元によるものとする
ことができる。
式(rv)の化合物の第5の製造法は、ディー・ティー
・ヒル、オー・ディー・ストリンガ−、プレゼンテーシ
ョン・アット・ザ・サーティーンス・ミツド−アメリカ
・リージョナル・ミーティング・オブ・ジ・アメリカン
・ケミカル・ソサイエテイー(Hi 11 、D、T、
 、Str inger 、O,D、 、Presen
t−ation at the 13th Mid−A
merica RegionalMeeting of
 the American Chemical 5o
ci −ety)、1979年4月、部会21に詳記し
ているようにベンズアルデヒドとフェニル酢酸エステル
のパーキン縮合から得られるスチルベンカルボン酸のア
シルアジドのクルチウス転位によるものとすることがで
きる。
医薬上許容される塩およびその製造は公知である。それ
らの構造により、本発明の化合物は、公知の方法を用い
て医薬上許容される酸にて塩を形成することができる。
そのような許容できる酸の例としては、塩酸、臭化水素
酸、硫酸、メタンス(D)ルホン酸、ベンゼンスルホン
酸、p−トルエンスルホン酸および酢酸のような無機お
よび有機酸が挙げられる。好ましい式(I)の化合物の
医薬上許容される塩としては、塩酸塩および臭化水素酸
塩が挙げられる。
LT84.5−HETEおよび/またはLTC4のよう
な5−リポキシゲナーゼ経路産生物を抑制するそれらの
作用により明らかなように、5−リポキシゲナーゼ経路
を抑制するそれらの作用に対して好ましい式(I)の化
合物は、つぎの表Aに挙げた化合物を包含する。
式(■)の化合物のいくつかは、シクロオキシゲナーゼ
産生物−伝達病態に有用であることが知られている。式
(1)の全化合物はまた5−リポキシゲナーゼ経路を抑
制することによって5−リポキシゲナーゼ産生物により
伝達される病態の治療に有用である。式(I)の化合物
がシクロオキシゲナーゼおよび5−リポキシゲナーゼ経
路の二元的抑制剤または5−リポキシゲナーゼ経路の一
元的抑制剤であるという発見は、in vivo  に
て組織炎症に対する式(I)の化合物の効果および実施
例に記載されている検定においてin vitr。
における炎症細胞による5−リポキシゲナーゼ産生物の
産生に基づいている。要約すると、そのような検定は、
式(■)の化合物がマウス耳゛モデルにおけるアラキド
ン酸−誘発炎症において抗炎症活性を示すことを明らか
にする。シクロオキシゲナーゼ抑制剤であるインドメタ
シンはこの検定において炎症を減少させない。シクロオ
キシゲナーゼ起因産生物によって引き起される炎症疾患
における式(I)の化合物の抗浮腫作用に関する以前の
観察とともにこれらのデータは、式(I)の化合物がア
ラキドン酸代謝の5−リポキシゲナーゼ経路のみまたは
5−リポキシゲナーゼおよびシクロオキシゲナーゼ経路
の両方のいずれかを抑制することを示している。式(I
)の化合物の5−リポキシゲナーゼ経路抑制作用は、そ
れらがRBL−1細胞によるロイコトリエンB4(ジー
HETE )および5−HETE産生のような5−リポ
キシゲナーゼ産生物の産生を減じるということを示すこ
とにより確認された。
アラキドン酸代謝物の異常生理学的役割は、最近の集中
的研究の焦点になっている。よく記載されているプロス
タグランジン類の炎症作用(すなわち、通常の炎症作用
)に加えて、エイコサノイド類についての同様の作用の
より最近の記載は、炎症の伝達物としてのこれらの産生
物に関心を広げた。L T B!こついての強力な走化
性および疼痛活性の発見の報告ならびに毛細管浸透にお
ける公知のL T c4およびLTD4−伝達増加は、
炎症疾患液および細胞相両方における薬理学的関与の標
的として彼らの思考を導いた。
数種の炎症モデル系の薬理学は、細胞浸潤を減少させて
シクロオキシゲナーゼおよびリポキシゲナーゼ産生物両
方の発生を抑制することが知られているコルチコステロ
イド類の有効性を立証した。
これらの結果は、そのような二元的抑制剤が液および細
胞相の炎症応答を共に効果的に減少させうることを示唆
している。したがって、アラキドン酸代謝の二元的抑制
剤は、シクロオキシゲナーゼのみの抑制剤より有効な抗
炎症剤である。最適条件下で、選択的リポキシゲナーゼ
抑制活性を有する薬剤は、シクロオキシゲナーゼ抑制剤
の潰瘍誘発傾向またはコルチコステロイド類の毒性を合
わせ持っていない。
最近の臨床データはまた種々の炎症疾患におけるアラキ
ドン酸代謝の5−リポキシゲナーゼ経路の抑制剤の使用
を支持している。これらは、リューマチ性関節炎、炎症
性腸疾患、乾解、痛風、心筋梗塞症、臓器移植拒否症、
組織損傷、喘息および多発性硬化症のような中枢神経系
の炎症反応を包含する。
本発明は、5−リポキシゲナーゼ産生物抑制有効量の式
(IA)の化合物またはその医薬上許容される塩および
医薬上許容される担体または希駅剤からなることを特徴
とする医薬組成物に関する。
前記のように、式(IA)の化合物は全て式(I)の化
合物の範囲内であることは当業者に明らかである。
式(I)の化合物は、常法により活性を生じるのに充分
な量の式(I)の化合物(活性成分)またはその塩と標
準医薬担体を組合わせることによって製造される通常の
投与形態にて投与される。これらの方法としては、所望
の製剤に適するように該成分を混合し、造粒しおよび打
錠または溶解することが挙げられる。5−リポキシゲナ
ーゼ経路抑制有効量の式0への化合物を含有する得られ
た医薬組成物も本発明の範囲内である。
用いる医薬担体は、例えば、固体または液体のいずれか
とすることができる。固体担体の例としては、乳糖、白
陶土、ショ糖、タルク、ゼラチン、寒天、ペクチン、ア
カシア、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸など
が挙げられる。液体担体の例トしては、シロップ、ビー
ナツツ油、オリーブ油、水などが挙げられる。同様に、
担体または希釈剤としては、モノステアリン酸グリセリ
ンまたはジステアリン酸グリセリンの単独またはワック
スとの併用のような公知の遅延性物質を包含することが
できる。
広範囲の医薬形態を用いることができる。例えば、固体
担体を用いる場合、該製剤は粉末またはペレット形態で
ハードゼラチンカプセルに入れまたはトローチもしくは
ロゼンジの形態で錠剤化できる。固体担体の量は広範囲
に亘るが、好ましくは、約50η〜約soom9である
。液体担体を用いる場合、該製剤はシロップ、エマルジ
ョン、ソフトゼラチンカプセル、アンプルのような滅菌
注射液または非水液体懸濁液の形態である。
安定な水溶性投与形態を得るため、式(I)の化合物の
医薬上許容される酸付加塩、好ましくは塩酸塩または硫
酸塩をコハク酸または好ましくはクエン酸の0.3M溶
液のような有機酸または無機酸の水溶液に溶解させる。
硫酸塩および塩酸塩に加えて、他の水溶性塩の例として
メタンスルホン酸塩、リン酸塩および臭化水素酸塩が挙
げられる。
好ましくは、それぞれの非経口投与単位は、約50〜〜
約500ηの量の活性成分を含有する。
式(I)の化合物はまた吸入により投与できる。
エアロゾル処方または計量用量吸入器のようなそのよう
な投与用の適当な投与形態は常法により製造できる。吸
入により投与される式(I)の化合物の好ましい1日の
用量は、1日当り約1019〜約200ηである。
式(I)の化合物は、アラキドン酸代謝の5−リポキシ
ゲナーゼ経路の抑制を必要とする哺乳類に局所投与する
ことができる。例えば、式(I)の化合物は、ヒトおよ
び他の哺乳類を含む動物における炎症の治療または予防
に局所投与でき、およびリューマチ性関節炎、リューマ
チ性を椎炎、変形性関節症、痛風性関節炎および他のリ
ューマチ症状のような5−リポキシゲナーゼ経路伝達疾
患、炎症関節、湿疹、乾穿または日焼けのような他の炎
症性皮膚症状:結膜炎を含む炎症性成症状;炎症に関連
した発熱、痛みおよび他の症状の緩和または予防に用い
ることができる。
局所投与における治療効果に要する式(1)の化合物(
以下、活性成分と称す)の量は、当然、選択する化合物
、炎症症状の種類および重篤度ならびに治療を受ける動
物により変化し、結局は医師の判断に任される。活性成
分の適当な抗炎症用量は、局所投与につき1〜〜500
119の塩基であり、最も好ましい用量は1μg〜10
00μg、例えば5〜25t4であって、1日当り2〜
3回投与する。
局所投与なる語は非全身投与を意味し、式CI)の化合
物の表皮、頬面窩洞への外用投与ならびに耳、眼および
鼻へのそのような化合物の滴下を包含し、該化合物が血
流中に顕著に進入しないものを意味する。全身投与なる
語は経口、静脈内、腹腔内および筋肉内投与を意味する
活性成分は単にそのままの化合物として投与することも
可能であるが、医薬処方とするのが好ましい。該活性成
分は、局所的投与については該組成物の10%w/wま
で、しかし好ましくは5%へを越えず、さらに好ましく
は0,1%〜1%′5W含有させることができるが、該
処方の重量の0.001%〜10%1例えば1%〜2%
含有させることができる。
獣医薬およびヒト医薬用の両方の本発明の局所処方は、
活性成分およびそのために許容される1種または2種以
上の担体および所望によりいずれかの他の治療成分を含
む。該担体は、該処方の他の成分と相溶性であり、その
受容者に対し有害でないという意味で「許容される」も
のでなければならない。
局所投与に適した処方は、皮膚を通して炎症部位へ浸透
するのに適した液状または半液状製剤、例えば、塗布剤
、ローション、クリーム、軟膏またはペーストおよび眼
、耳または鼻から投与するのに適した滴下剤を包含する
本発明の滴下剤は滅菌水性または油性溶液または懸濁液
からなってよ(、該活性成分を殺菌剤および/または殺
真菌剤および/またはいずれかの池の適当な保存剤およ
び好ましくは界面活性剤を含有する適当な水溶液に溶解
することによって製造できる。ついで、得られた溶液を
濾過して清澄化し、適当な容器に移し、ついでシールし
て30分間オートクレーブにかけまたは98〜100℃
に維持して滅菌する。別法として、該溶液は濾過して滅
菌し、無菌的方法により容器に移してもよい。該滴下剤
に含有させるのに適した殺菌剤および殺真菌剤の例とし
ては、フェニル硝酸水銀またはフェニル酢酸水銀(0,
002%)、ベンズアルコニウムクロリド(0,01%
)およヒクロルヘキシジン酢酸塩(0,01%)が挙げ
られる。油性溶液の製剤用の適当な溶媒としては、グリ
セリン、金沢アルコールおよびプロピレングリコールが
挙げられる。
本発明のローションは、皮膚または眼への投与に適した
ものを包含する。服用ローションは、所望により殺菌剤
を含有する滅菌水溶液からなり、滴下剤の製造法と同様
の方法により製造することができる。皮膚投与用ローシ
ョンまたは塗布剤はまたアルコールまたはアセトンのよ
うな乾燥を促進し、皮膚を冷却する薬剤および/または
グリセリンまたはヒマシ油もしくは落花生油のような油
のような湿潤剤を含有してもよい。
本発明のクリーム、軟膏またはペーストは、活性成分の
外用投与用半固体処方である。それらは、細く分割した
形態または粉末形態の活性成分と油脂性または非油脂性
基剤を適当な機械によりそれらのみでまたは水性もしく
は非水性流体の溶液または懸濁液中で混合することによ
り製造できる。
該基剤は、ハード、ソフトまたは液体パラフィン、グリ
セリン、蜜ロウ、金属石けんのような炭化水素;ゴム糊
;アーモンド油、コーン油、落花生油またはオリーブ油
のような天然起源の油:羊毛脂またはその誘導体;また
はステアリン酸もしくはオレイン酸のような脂肪酸なら
びにプロピレングリコールのようなアルコールまたはマ
クロゲルを含有してよい。該処方は、ソルビタンエステ
ル類またはそのポリオキシエチレン誘導体のようなアニ
オン性、カチオン性または非イオン性界面活性剤のよう
ないずれもの適当な界面活性剤を配合してよい。天然ガ
ムのような懸濁剤、セルロース誘導体または珪酸質シリ
カのような無機物質およびラノリンなどの他の成分も含
有してよい。
本発明は、5−リポキシゲナーゼ経路伝達疾患に罹患し
ている動物がリューマチ性関節炎以外のまたはそれを加
えた5−リポキシゲナーゼ経路伝達疾患の治療を必要と
する場合、5−リポキシゲナーゼ経路抑制有効量の式t
1+の化合物をそのような動物に投与することによって
その治療を必要とするヒトおよび他の哺乳類を含む動物
の5−リポキシゲナーゼ経路によって伝達される病態の
治療に用いられる薬剤である式tIlの化合物に関する
「治療」なる語は、予防または治療療法のいずれかを意
味する。「伝達」なる語は、それによって悪化または発
症することを意味する。本発明はまた5−リポキシゲナ
ーゼ経路抑制有効量の式(IA)性 の化合物をリューマプ節炎に罹患している動物に投与す
ることによりその治療を必要とするヒトおよび他の哺乳
類を含む動物のリューマチ性関節炎の治療に用いる薬剤
である式(IA)の化合物に関する。式(I)の化合物
は、5−リポキシゲナーゼ経路を抑制するのに充分な量
で5−リポキシゲナーゼ経路の抑制を必要とする動物に
投与される。
式(IA)の化合物は、5−リポキシゲナーゼ経路を抑
制するのに充分な量でリューマチ性関節炎の治療を必要
とする動物に投与される。そのような式(1)の化合物
は、常法により式(I)の化合物と通常の医薬上許容さ
れる担体または希釈剤を組合わせることによって製造さ
れる通常の投与形態でそのような動物に投与できる。明
らかなように、医薬上許容される担体または希釈剤の形
態および性質は、それと組合わせる活性成分の量、投与
経路および他の公知の変数によって決定される。投与経
路は吸入または局所により非経口的とすることができる
。式(I)の化合物は、経口投与の場合にはほとんど活
性がないか不活性かのいずれかである。本明細書で用い
られている非経口なる語は、静脈内、筋肉内、皮下、経
鼻腔、経膣、経直腸または腹腔内投与を包含する。通常
、皮下および筋肉内形態の非経口投与が好ましい。1日
の投与量は、好ましくは、1日当り約50η〜約100
0■である。
明らかなように、式(I)の化合物の個々の最適の量お
よび間隔は、治療する症状の性質および程度、投与の形
態、経路および部位ならびに治療する特定の動物によっ
て決定され、そのような最適条件は常法によって決定で
きる。明らかなように、最適の治療過程すなわち、限定
した日数の間、1日当り投与される式(I)の化合物の
用量の数量は、治療決定試験の通常の手法を用いて当業
者によって確立されつる。
実施例 つぎに実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明するが
、これらに限定されるものではない。
実施例1 4.5−ビス(4−フルオロフェニル)−2−シアナミ
ド−イミダゾールまたは4,5−ビス(4−フルオロフ
ェニル)−2−アミノ−1−シアノ−イミダゾール 撹拌下、乾燥N、N−ジメチルホルムアミドS。
rrtl中の2−ブロモ−1,2−ジ(4−フルオロフ
ェニル)エタン−1−オン15 ! (0,048モル
)の溶液にシアノグアニジン12.1 g(0,144
モル)を加える。120時間後、該溶液を冷水中に注ぎ
、塩化メチレンに抽出する。抽出液を水洗し、硫酸マグ
ネシウムで乾燥し、濃縮する。濃縮物を冷却して固体を
沈殿させ、濾過してアセトニl−IJルから再結晶して
白色結晶を得る。融点(mp −)197噌199℃。
元素分析、016H1oF2N4として、理論値(%)
 : C,64,86; H,3,40; N、18.
91実測値(%l ; C,64,90: H,3,5
7; N、18.71表記異性体のうちのいずれが得ら
れたかの確認はなされていない。
実施例2 4.5−ビス(4−メトキシフェニル)−2−シアナミ
ド−イミダゾールまたは4.5−ビス(4−メトキシフ
ェニル)−2−アミノ−1−シアノ−イミダゾール 撹拌下、乾燥N、N−ジメチルホルムアミド150 m
e中の2−ブロモアニソイン25 !1r(0,074
モル)の溶液にシアノグアニジン18.75 Fl (
0゜223モル)を加える。96時間後、該溶液を冷水
500ae中に注ぐ。該混合物を6N塩酸で酸性にし、
塩化メチレンで抽出する。有機層を水洗し、硫酸マグネ
シウムで乾燥し、濃縮して黄色固体を得る。メタノール
/水から再結晶して白色結晶を得る。融点192〜19
9℃。
元素分析、C113H16N402として、理論値(%
l : C,67,49; H,5,03: N、17
.49実測値(%l : C,67,44; H,4,
79; N、17.43表記異性体のうちのいずれが得
られたかの確認はなされていない。
実施例3 4−(4−ピリジル)−5−(フェニル)−2−シアノ
アミド−イミダゾールまたは4−(4−〔ピリジルまた
はフェニル〕)−5−(フェニルまたはピリジル)−2
−アミノ−1−シアノ−イミダゾール 塩化メチレン100mJ中の4−フェニル−4−ピリジ
ルメチルケトン5.0 El (25ミリモル)の溶液
を塩化メチレン1(ltA’中の当モル量の臭素で処理
する。色の即時消失が観察される。撹拌下、t、fi 
N、N−ジメチルホルムアミド80rILe中の得らt
l、f、:、4−C2−(α−ブロモ−フェナシル)〕
ピリジン12.51/ (0,048モル)の溶液にシ
アノグアニジン12.59 (0,048モル)を加え
る。
120時間後、該溶液を冷水に注ぎ、塩化メチレンに抽
出する。該抽出液を水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥し
、真空下で濃縮する。残渣をアセトニトリルから再結晶
して結晶生成物を得る。この得られた生成物は表記異性
体の1つまたは混合物である。
効果試験 以下の試験例においてBa1b/cマウス(雄:20〜
28g)を用いる。マウスは全てチャールス・リバー・
ブリーディング・ラボラトリーズ、キングストン、ニュ
ーヨーク、ニー・ニス・ニー(Charles Riv
er Breeding Laboratories。
Kingston、NY、U、S 、A、)  から入
手した。1実験の範囲内において、マウスの性および年
令を一致させる。
以下の検定において、使用する試薬はつぎのようにして
用いる。
式(I)の化合物、インドメタシン、ナプロキセンおよ
びイブプロフェンはそれぞれ遊離塩基として用いられる
。該化合物を0.5 % トラガカント中で均質にする
。化合物は、10me/に9の最終容量中の指示された
用量にて摂食により投与される。
皮下投与のために式(I)の化合物をジメチルアセトア
ミドに可溶化し、オリーブ油で希釈する。
in vitro実験のために、化合物をエタノール中
適当な濃度に溶解しく1,0%以下の最終濃度)。
いて本文中で指示した緩衝液を用いて最終濃度に希釈す
る。
■、方法 アラキドン酸−訪発マウス耳炎症 アセトン中のアラキドン酸(2■/20μe)を左耳の
内表面に投与する。ついで、投与後1時間目にダイアル
・マイクロメーターを用いて両耳の厚さを測定し、処理
具および未処理耳間の厚さく1o−3011)の変化と
して表わす。
アラキドン酸の局所投与前の本文中に指示された時間に
0.5%トラガカント中の試験化合物を経口投与する。
化合物の非経口投与は、指示したように溶液の皮下注射
によって行なわれる。
5−リポキシゲナーゼおよびシクロオキシゲナーゼ活性
の検定 RBL−1細胞の抽出物中のこれらの酵素の活性を検定
する。RBL−1細胞はアメリカン・タイプ・カルチャ
ー・コレクション(CRL1378)から入手し、37
℃(空気中5%co2)にて10%熱不活性子牛脂児血
清を補足した最少必須培地中撹拌培養にて成長させる。
取った細胞を1mMエチレンジアミン四酢酸酢酸び0.
1%ゼラチンを含有する50mMリン酸ナトリウム緩衝
液(pH7,0)で洗浄し、新しい緩衝液(5×107
細胞/1rtl )中に再懸濁し、パーボンベを用いて
51ahn−で10分間窒素キャビテーションにより粉
砕する。
ついで破壊した細胞抽出物を10000X9で60分間
遠心分離する。該上清の一部(0,25m1)を薬剤の
存在下または非存在下に10分間予めインキュベーショ
ンし、その後2.5mMアラキドン酸−114Cの塩化
カルシウム(2mM ) 10ulを加える(最終濃度
25M;比活性20000d1nrrnle)。5℃で
5分間インキュベーションシタ後、2倍容(0,5r1
11りの水冷アセトンを加えて反応を停止させ、100
0X7で10分間遠心分離する前に該試料を氷上で10
分間脱タンパクに付す。タンパク質を除去した上清を2
Nギ酸でpH3,5に調整し、2倍容の水冷酢酸エチル
で抽出する。該抽出試料をアルゴン雰囲気下で乾燥させ
、酢酸エチルに再溶解し、ワットマン(Whatman
)LK5D薄層クロマトグラフィー(TLC)プレート
(英国ナイドストーン、ワットマンから入手)に付し、
A−9溶媒系〔酢酸エチル; 2,2.5−トリメチル
ペンタン:酢酸:水(110:50:20:10)]を
用いて展開する。アラキドン酸、5−HETE、LTB
4およびPGD2は、バーソールド・アナリテイカル・
インコーボレーテイツド、ナシュア(Berthold
 Analytical Inc、、Na5hua)、
N H、TJ、S、’A、から入手したバーソールドL
82832オートスキャナーで定量する。
酵素活性に対する薬剤−誘発作用は、代謝物合成の50
%抑制を起す薬剤の濃度(IC5o)として記載する。
ヒト単核白血球によるLTC−4産生 式(I)の化合物の1つ、すなわち、第1表の化合物番
号8を、以下の実験方法に従ってヒト単核白血球による
LTC4の産生を抑制するその能力について評価する。
ヒト単核白血球は、ジ・アメリカン・レッド・クロスに
より供給された全血から調製する。該血液は、米国ミズ
ーリ州セントルイス、シグマケミカルカンパニーから入
手したフイコルゲル(Ficollgel)上沈降、つ
いでスエーデン、ウプサラ、ファルマシアから入手シタ
ハーコ/I//7’/L/ (Percollget)
上沈降を用いた2段階法によって分画する。
回収した単核細胞画分は、残りの細胞の大部分がリンパ
球である80〜90%単核白血球から構成されていた。
該単核白血球は、米国マサチューセッツ州ケンブリッジ
、コスタ−(Coster)から入手したコスタ−24
ウ工ル組織培養面にてI×106細胞/ウェルで平板塗
布し、37℃で1時間癒着させる。無癒着性細胞は洗浄
して除去する。薬剤を評価する場合、米国ミズーリ州セ
ントルイス、シグマ・ケミカル・カンパニーから入手し
たIMのA23187力ルシウムイオン透過担体を用い
て37℃で3時間核細胞を刺激してLTC−4産生を誘
発させる。それらを該A23187を加える30分前に
該細胞に加える。上清を集め□、遠心分離で清澄化し、
検定まで−2(l’cで凍結保存する。LTC−4含量
は、指示により米国プラウエア州つイルミントン、デュ
ポンから入手したニューイングランド・ニューフレア・
ロイコトリエンC−4(3H)RIAキットを用いて測
定する。
Il、結果 アラキドン酸−誘発炎症に対する式(I)の化合物の効
果 式(I)の化合物の抗炎症活性の解明はマウスおよびラ
ットにおけるアラキドン酸−誘発浮腫のモデルで行なう
。アラキドン酸に対する該マウス耳浮腫応答はりポキシ
ゲナーゼおよびシクロオキシゲナーゼ起因伝達物の両方
を抑制するかまたはリポキシゲナーゼ酵素活性を選択的
に抑制するがシクロオキシゲナーゼ酵素活性は抑制しな
い薬剤に感受性であることが示された。式(I)の化合
物は、該耳に対するアラキドン酸2ηの投与の1時間後
に通常みられる浮腫応答の著しい抑制を示す(第1表)
。シクロオキシゲナーゼ抑制剤であるインドメタシン(
10m9/11.経口)、イブプロフェン(250■、
経口)およびナプロキセン(1001F9/に9、経口
)は、はぼ最大許容用量にて使用したにもかかわらずこ
の検定において検出できる抗炎症活性を示さなかった。
すなわち、式(I)の化合物は、通常、アラキドン酸に
対する炎症応答の強力な抑制剤であることをこれらの発
見は示している。
アラキドン酸代謝に対する式(■)の化合物の効果 リポキシゲナーゼ活性のみを含有するRBL−1細胞の
可溶化抽出調製物を用いた実験により、LTB4産生(
第1表)および5−HETE産生(第1表)に対する式
(I)の化合物の抑制効果を確認した。式(I)の化合
物は、それらが、5−リポキシゲナーゼ経路産生物LT
B4の産生を抑制するので5−リポキシゲナーゼ経路を
抑制しうろことを第1表のデータは示シテイル。10−
 M マでの濃度のインドメタシンは不活性であった。
式CI)の化合物は、それらが、5−リポキシゲナーゼ
経路産生物5−HETEの産生を抑制するので5−リポ
キシゲナーゼ経路を抑制しうろことを第1表のデータは
また示している。
t、’rc4抑制検定 第工表に示したように、式(I)の化合物は、ヒト単核
白血球による5−リポキシゲナーゼ経路産生物であるL
 T C/)産生の抑制に有効である。
これらのデータから5−リポキシゲナーゼ経路を抑制す
る式(■)の化合物の作用を確認する。
第1表から明らかなように、式(I)の化合物の全てが
アラキドン酸−誘発再膨張を顕著に抑制するわけではな
いが、そのような化合物はRBL−1高速上清によるL
 T B/)産生および/または5−HETEの産生を
顕著に抑制し、そのような化合物が実際に5−リポキシ
ゲナーゼ経路の抑制剤であることを示している。
処方例1 注入用非経口組成物 注入投与に適した形態の本発明の医薬組成物は、1.5
重量%の式(IA)の化合物を10容量係のプロピレン
グリコールおよび水中で撹拌することによって調製する
。該溶液は濾過により滅菌する。
処方例2 軟膏組成物 式(IA)の化合物         1.Of白色ソ
フトパラフィン    100.0 f/に調整式(I
A)の化合物を少量のビヒクル中に分散する。この分散
を徐々に該バルク中に配合し、滑らかで均質な生成物と
し、圧縮できる金属チューブに充填する。
処方例3 局所クリーム組成物 式(IA)の化合物         1.0gボラワ
ックスGP200      20.Ofシラノン無水
物           2.0g白色蜜ロウ    
          2・5gヒドロキシ安息香酸メチ
ル      0.1f蒸留水           
 100.0 pに調整ボラワックス、蜜ロウおよびラ
ノリンを共に60℃に加熱し、ヒドロキシ安息香酸メチ
ルの溶液を加える。ついで高速撹拌を用いて均質にし、
温度を50℃に低下させる。式(IA)の化合物を加え
、充分に分散させ、低速撹拌しながら該組成物を冷却さ
せる。
処方例4 局所ローション組成物 式(IA)の化合物         1.0ダソルビ
タンモノラウレート      0.61ポリンルベー
ト20          0.6gセトステアリルア
ルコール      1.2fグリセリン      
      6.0yヒドロキシ安息香酸メチル   
   0.21精製水           100.
00atlに調整75℃でヒドロキシ安息香酸メチルお
よびグリセリンを水70alに溶解する。ソノービタン
モノラウレート、ポリソルベート20およびセトステア
リルアルコールを共に75℃で溶融し、該水溶液に加え
る。得られたエマルジョンを均質にし、連続撹拌しなが
ら冷却し、式(IA)の化合物を残りの水中に懸濁液と
して加える。全懸濁液は均質になるまで撹拌する。
処方例5 点眼組成物 式(IA)の化合物         0.5gヒドロ
キシ安息香酸メチル      o、o1gヒドロキシ
安息香酸プロピル     0.04V精製水    
       100.00mgに調整75℃でヒドロ
キシ安息香酸メチルおよびプロピルを精製水70mgに
溶解し、得られた溶液を冷却する。ついで式(IA)の
化合物を加え、該溶液を精製水で100IILeにする
。該溶液をメンブレンフィルター(0,22μm孔サイ
ズ)で濾過して滅菌し、適当な滅菌容器に無菌的に入れ
る。
処方例6 吸入投与用組成物 15〜20m1の容量のエアロゾル容器用:丸IA)の
化合物10■とスパン85またはオレイン酸のような滑
沢剤0.1〜0.2%を混合し、そのような混合物をフ
レオン、好ましくはフレオン114およびフレオン12
の組合わせのような噴射剤中に分散し、経鼻腔または経
口吸入投与用のいずれかの適当なエアロゾル容器に入れ
る。
処方例7 吸入投与用組成物 15〜20rttlの容量のエアロゾル容器用゛:式(
IA)の化合物10111gをエタノール6〜8 ag
およびスパン85またはオレイン酸のような滑沢剤0.
1〜0.2%中に溶解し、それをフレオン、好ましくは
フレオン114およびフレオン12の組合わせのような
噴射剤中に分散し、経鼻腔または経口吸入投与用のいず
れかの適当なエアロゾル容器に入れる。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式( I A): ▲数式、化学式、表等があります▼( I A) 〔式中、X^1はNHCNまたはNH_2を意味し;R
    ^1およびRはそれぞれピリジルまたはモノ置換フェニ
    ル(該置換基はハロゲンまたは炭素数1〜4のアルコキ
    シから選択される)から選択され;Y^1はHまたはC
    Nを意味する;ただし、X^1がNH_2の場合、Y^
    1はCNおよびX^1がNHCNの場合、Y^1はHを
    意味する〕 で示される化合物およびその医薬上許容される塩。
  2. (2)Y^1がH、X^1がNHCNならびにRおよび
    R^1が共に4−メトキシフェニルである前記第(1)
    項の化合物。
  3. (3)Y^1がH、X^1がNHCNならびにRおよび
    R^1が共に4−フルオロフェニル;またはY^1がC
    N、X^1がNH_2ならびにRおよびR^1が共に4
    −フルオロフェニルである前記第(1)項の化合物。
  4. (4)a)RおよびR^1が共に4−フルオロフェニル
    であって、該化合物がアセトニトリルから再結晶後19
    7〜199℃の融点を有し;またはb)RおよびR^1
    が共に4−メトキシフェニルであって、該化合物がメタ
    ノール/水から再結晶後192〜199℃の融点を有し
    ;および室温にてそれぞれ2−ブロモ−1,2−ジ(4
    −フルオロフェニル)エタン−1−オンまたは2−ブロ
    モ−アニソインを乾燥N,N−ジメチルホルムアミドと
    ともに120時間反応させることによって製造できる前
    記第(1)項の化合物。
  5. (5)5−リポキシゲナーゼ経路を抑制する非毒性有効
    量の式( I A): ▲数式、化学式、表等があります▼( I A) 〔式中、X^1はNHCNまたはNH_2を意味し;R
    ^1およびRはそれぞれピリジルまたはモノ置換フェニ
    ル(該置換基はハロゲンまたは炭素数1〜4のアルコキ
    シから選択される)から選択され;Y^1はHまたはC
    Nを意味する;ただし、X^1がNH_2の場合、Y^
    1はCNおよびX^1がNHCNの場合、Y^1はHを
    意味する〕 で示される化合物またはその医薬上許容される塩および
    医薬上許容される担体または希釈剤からなることを特徴
    とする医薬組成物。
  6. (6)該組成物がa)非経口投与、b)局所投与または
    c)吸入投与用単位投与形態である前記第(5)項の医
    薬組成物。
  7. (7)5−リポキシゲナーゼ経路を抑制する非毒性有効
    量の式( I A): ▲数式、化学式、表等があります▼( I A) 〔式中、X^1はNHCNまたはNH_2を意味し;R
    ^1およびRはそれぞれピリジルまたはモノ置換フェニ
    ル(該置換基はハロゲンまたは炭素数1〜4のアルコキ
    シから選択される)から選択され;Y^1はHまたはC
    Nを意味する;ただし、X^1がNH_2の場合、Y^
    1はCNおよびX^1がNHCNの場合、Y^1はHを
    意味する〕 で示される化合物またはその医薬上許容される塩をリュ
    ーマチ性関節炎に罹患している動物に投与することを特
    徴とするその治療を必要とする動物のリューマチ性関節
    炎の治療法。
  8. (8)5−リポキシゲナーゼ経路を抑制する非毒性有効
    量の式( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、XはSH、OH、H、S(O)_nR^2、N
    HCN、NH_2、ポリハロアルキル(アルキルの炭素
    数1〜4)または4−ハロフェニル;nは0、1または
    2を意味し;R^2はH、炭素数1〜6のアルキル、モ
    ノもしくはポリハロアルキル(アルキルの炭素数1〜4
    )またはアルキルアミノ(アルキルの炭素数1〜4)か
    ら選択され;RおよびR1はそれぞれピリジルまたは置
    換フェニル(該置換基はハロゲン、炭素数1〜4のアル
    コキシまたは炭素数1〜4のアルキルチオから選択され
    る)から選択される;ただし、Rおよび/またはR^1
    がピリジルの場合、R2は炭素数1〜6のアルキル、テ
    トラハロエチルまたは炭素数1〜4のパーハロアルキル
    以外を意味する;およびYはH、CNまたは炭素数1〜
    4のアルキルを意味する;ただし、XがNH_2の場合
    、YはCNおよびXがNHCNの場合、YはHを意味す
    る〕 で示される化合物またはその医薬上許容される塩を5−
    リポキシゲナーゼ経路伝達疾患に罹患している動物に投
    与することを特徴とするその治療を必要とする動物のリ
    ューマチ性関節炎以外のまたはそれを加えた5−リポキ
    シゲナーゼ経路伝達疾患の治療法。
  9. (9)該化合物がa)約50mg〜約500mgの投与
    単位にて非経口投与され、かつ、投与される化合物の全
    量が1日当り約50mg〜約1000mgであり;b)
    局所投与され、用量当り投与される化合物の量が1μg
    〜1000μgであり;またはc)吸入投与され、投与
    される化合物の量が1日当り約10mg〜約200mg
    である前記第(8)項の治療法。
  10. (10)シアノグアニジンと式(II): ▲数式、化学式、表等があります▼(II) 〔式中、RおよびR^1は同一または異なってピリジル
    またはモノ置換フェニル(該置換基はハロゲンまたは炭
    素数1〜4のアルコキシから選択される)およびXはブ
    ロモまたはクロロを意味する〕で示される化合物を反応
    させることを特徴とする前記第(1)項の化合物の製造
    法。
JP61297442A 1985-12-12 1986-12-12 5−リポキシゲナ−ゼ経路の抑制 Pending JPS62153274A (ja)

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