JPH05507411A - 哺乳動物によるbmp―2ファミリーの発現 - Google Patents

哺乳動物によるbmp―2ファミリーの発現

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JPH05507411A JP91511190A JP51119091A JPH05507411A JP H05507411 A JPH05507411 A JP H05507411A JP 91511190 A JP91511190 A JP 91511190A JP 51119091 A JP51119091 A JP 51119091A JP H05507411 A JPH05507411 A JP H05507411A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 哺乳動物によるBMP−2フアミリーの発現産業上の利用分野 本発明は、哺乳動物細胞における骨形態形成蛋白(BMP)−2フアミリーをコ ードしているDNAを発現する改良法に関するものである。
関連技術の説明 骨の喪失に関連する疾患は、西洋社会の主要な公衆衛生上の問題を呈している。
骨粗髭症のみをとってみても来世紀初期には二千万人のアメリカ人が冒される可 能性がある。故に、骨の喪失を妨げ健康な新しい骨の形成を刺激する因子または 治療的可能性のある物質を同定することについて広く興味が持たれている。
骨は、まずこれを破壊(骨破壊的再吸収)し次いで再建(骨形成)するという細 胞事象により成人の生存中絶えず再建される、複雑な、それでいて高度に統制さ れた結合組織である。この再建過楔は、骨格全体にわたる、即ち皮質骨及び海綿 骨の両者において別個のまとまりで起こる。近年、マウスの骨髄細胞が副甲状腺 ホルモン関連蛋白またはビタミンDの存在下で刺激され骨破壊を招くという事が 報告された。アカッ等、エンドクリノロジー(Endocrfnology)第 125巻20−27頁(1989):タカハシ等、エンドクリノロジー(End ocrinology)第123巻2600−2602頁(1988)及びタカ ハシ等、エンドクリノロジー(Endocrinology)第123巻150 4−1510頁(1988)を参照されたい。
骨形成を刺激することが知られている現在入手可能な治療物質は弗化物、ニスト ロジエン、代謝産物、及びビタミンDである。弗化物は明らかに海綿骨の量を増 加させるが、新しく形成された骨の質、幾らかの患者に観察される副作用、を椎 骨折の頻度に及ぼす有益な影響があるか否か、そしてその後の股関節骨折の傾向 を伴う皮質骨の脆さの増大をもたらすか否かについて疑問が残る。
別の試みは、再吸収を促進(副甲状腺ホルモン)し次いで再吸収を妨げる(カル シトニン)薬物を使用することである。提唱された(しがし確認されている訳で はない)このような連続的治療法の一つは、骨代謝単位をホスファートの経口投 与によって活性化し次いでジスルフィドまたはカルシトニンのいずれかにより再 吸収を阻害する、干渉療法である。
過去数年間に、トランスフォーミング成長因子β(TGF−β)、線維芽細胞成 長因子、血小板由来成長因子、インシュリン様成長因子1及びβ2マクログロブ リンを含む、骨形成を刺激する幾つかの因子が骨中に同定された。
骨マトリックス中に貯蔵される他の蛋白もまた骨形成にとって重要であり得る。
脱塩した骨をラットの筋肉または皮下組織中に注射すると、軟骨形成を含む連鎖 的事象が起こった。ウリスト、サイエンス(Science)第150巻893 頁(1965)。1960年代以降、この活性を同定し特性決定するための幾つ かの研究が試みられ、係る活性を精製するための検定が提供された。レディ及び ハギンズ、プロシーディングズ・オブ・ザ・ナショナル・アカデミ−・オブ・サ イエンシズUSA (Proc、Nat 1.Acad、Sci、USA)第6 9巻1601−1605頁(1972);サンバス及びレディ、プロシーディン グズ・オブ・ザ・ナショナル・アカデミ−・オブ・サイエンシズUSA (Pr oc、Natl、Acad、Set、USA)第78巻7599−7603頁( 1981)。
この検定は、オステオゲニン、22Kdの蛋白[サンバス等、プロシーディング ズ・オブ・ザ・ナショナル・アカデミ−・オブ・サイエンシズUSA(Pr。
c、Natl、Acad、Sci、USA)第84巻7109頁(1987); リュイテン等、ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー(J、Bi。
1、Chem、)第264巻13377−13380頁(1989)]及び骨誘 導因子と呼ばれる糖蛋白[ベンツ等、ジャーナル・オブ・セルラー・バイオロジ ー(J、Ce11.Biol、)第107巻162a頁(1989)]を含む幾 つかの新規な蛋白を充分な量および純度で骨から精製してアミノ酸配列情報を得 るための基礎としての役割を担った。ワング等、プロシーディングズ・オブ・ザ ・ナショナル・アカデミ−・オブ・サイエンシズUSA (Proc、Na t  !、Acad、Sci、USA)第85巻9484−9488頁(1988) をも参照されたい。アミノ酸配列データに基づき、配列の類似性によりTGF− βに関連している幾つかの蛋白をコードしているクローンを、牛及びヒトの試料 から単離した。ウォツネイ等、サイzンス(S c i e n c e)第2 42巻1528−1534頁(1988):1988年1月14日公開のpcT  WO38100205号: 1989年10月31日登録の米国487786 4号。これら後半の蛋白は、BMP−2A (BMP−2としても知られる)、 BMP−28(BMP−4としても知られる)、及びBMP−3を含んでいた。
オステオゲニンがらトリプシンにより生じたペプチドの配列はBMP−3として 報告された配列と合致する。
TGF−β超遺伝子ファミリーは、TGF−βの五つの別個の型[スポーン及び ロバーツ、ペプチド・グロース・ファクターズ・アンド・ゼア・レセブターズ( Peptide Growth Factors and Their Rec eptorsLスポーン及びロバーツ編(スプリンガーーフェアラーク:ベルリ ン、1990)419−472頁]、並びに分化因子vgl [ウイークス及び メルトン、セル(Cell)第51巻861−867頁(1987)]及びDP P−Cポリペプチド[バジェット等、ネイチャー(Nature)第325巻8 1−84頁(1987)]、アクティビン及びインヒビンポルモン[メイジン等 、ネイチャー(Nature)第318巻659−663頁(1985):メイ ジン等、グロース・ファクターズ(Growth Factors)第1巻77 −88頁(1987川、ミュラー擬態阻害物質、MIS [サイト等、セル(C ell)第45巻685−698頁(1986)] 、BMP、及び発達的に調 節される蛋白Vgr−1[リオンズ等、ブロンーディングズ・オブ・ザ・ナショ ナル・アカデミ−・オブ・サイエンシズUSA (Proc、Nat 1.Ac adSc i−USA)第86巻4554−4558頁)1989)]を含んで いる。
サブセットBMP−2A及びBMP−28はDPP−Cに対する配列の点でおよ そ75%の相同性があり、この蛋白に対する哺乳動物の等個物を表わしている可 能性がある。
TGF−β超遺伝子ファミリーの蛋白は、疎水性信号配列、長い且つ相対的に保 存性の低い数百のアミノ酸から成るN末端プロ領域、開裂サイト(通常多塩基の )、及び、より短い且つより高度な保存性のC末端領域、を含む、より大きな前 駆体ポリペプチド鎖によりコードされる、ジスルフィドで結合したホモまたはへ テロニ量体である。このC末端領域はプロセシングを受けた成熟蛋白に対応し、 特徴的なシスティンモチーフを有する、即ち既知の全ファミリー成員の中でTG F−βの9個のンステイン残基のうち7個を保存する、およそ100個のアミノ 酸を含んでいる。ファミリー成員内で成熟及びプロ領域の間の開裂サイトの位置 は異なるものの、全ての蛋白のC末端は同一の位置にあり、Cys−X−Cys −X配列で終わっているが、TGF−βの共通のC末端Cys−Lys−Cys −5erとは全ての場合で異なっている。スポーン及びロバーツ、1990、上 記。
TGF−βのプロ領域は成熟TGF−β二量体と非共有結合的に結合しており[ ウェイクツイールド等、ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー(J Biol、Chem、)第263巻7646−7654頁(1988);ウェイ クツイールド等、グロース・ファクターズ(Growth Factors)第 1巻203−218頁(1989)] 、このプロ領域は、TGF−β及びアク ティビンの両方の活性成熟二量体の適正な折り畳み及び分泌に必要であることが 判明している[グレイ及びメイジン、サイエンス(Science)第247巻 1328−1330巻(1990)]。TGF−βの成熟及びプロ領域間の結合 は、成熟二量体の生物活性を遮蔽し、その結果不活性潜在型を形成させる。プロ 領域の存在はアクティビンまたはインヒビンの生物活性に影響しないことから、 潜在性はTGF−β超遺伝子ファミリーに恒常的なものではない。
TGF−β超遺伝子ファミリー由来の蛋白の生物学に一様な特徴は、発達過程を 調節する能力である。TGF−β超遺伝子ファミリー中の全ての蛋白のインビボ における骨形成に関して、BMP及びTGF−βは最も主要な役割を演する。
組み替えTGF−β1がクローニングされ[プリンク等、ネイチャー(Natu re)第316巻701−705頁(1985)Lチャイニーズハムスターの卵 巣細胞において発現された[ジエントリー等、モレキュラー・アンド・セルラー ・バイオロジー(Mo1.Ce11.Biol、)第7巻3418−3427頁 (1987)]。さらに、組み替えヒトTGF−β2[ドウマーチン等、EMB Oジャーナル(EMBOJ、)第6巻3673頁(1987)]、並びにヒト及 びブタのTGF−β3[プリンク等、EMBOジャーナル(EMBOJ。
)第7巻3737−3743頁(1988);テン・ディジュヶ等、プロシーデ ィングズ・オブ・ザ・ナショナル・アカデミ−・オブ・サイエンシズUSA(P roc、 Na t 1. Acad、 Sc +、 LJSA)第85巻47 15頁(1988)]がクローニングされた。CO8細胞における成熟TGF− β1蛋白の発現レベルは、TGF−β1前駆体のプロ領域に位置するセリン残基 をシスティン残基に置換することにより増大する。プラナ−等、ジャーナル・オ ブ・バイオロジカル。
ケミストリー(J、Biol、Chem、)第264巻13660−13664 頁(]、、989)]。
つtッネイ等(上記)により、BMP−2A及びBMP−3が、ザルのcos− 1細胞及びチャイニーズハムスター卵巣細胞において組み替え技術により産生さ れた。しかしながらBMP−2A及び−28のcDNAの発現レベルはこのDN Aが増幅されない場合相対的に低いものである。ジヒドロ葉酸塩還元酵素のメソ トレキサート選択を用いて高複製数に増幅することにより、CHO細胞において 、より高いレベルのBMP−2A蛋白の発現が得られた。ワンプ等、プロシーデ ィングズ・オブ・ザ・ナショナル・アカデミ−・オブ・サイエンシズUSA ( Proe、Nat 1.Acad、Sci、USA)第87巻2220−222 4頁(1990)。
BMPの骨形成活性の確認及びその商業的生産は、組み替え的発現手段により有 用な量の活性物質を産生させる能力、及びこれらを活性型で精製する方法の開発 に依存している。軟骨内性骨の形成をうまく再構成する能力は、候補因子の骨形 成性を判断する基準である。BMP−2A1BMP−3、及び非関連分子BMP −1の生物活性は、軟骨の形成のみをもたらすCO8細胞中で発現される材料を 用いるインブラントモデルにおいて最初評価された。ウォツネイ等、上記。より 最近になって、CHO細胞において発現される部分的に精製されたBMP−2A が軟骨及び骨の形成を誘導するためには、少なくとも600 n g/インブラ ントの用量が必要であることが示された。ワンプ等、1990、上記。BMP− 2B及びBMP−3の骨形成活性は確立されなかった。
本発明の一つの目的は、その骨形成活性を試験するに充分な量の精製されたBM P−213を提供し、これを商業的規模で生産することである。
別の目的は、DNAを増幅することなく哺乳動物細胞におけるBMP−2DNA の発現レベルを改善することである。
さらに別の目的は、かつて用いられたレベルと同等の増幅レベルにおいて、かつ て達成されたよりも高いBMP−2蛋白の産生を達成することである。
これらのそして他の目的は、分子生物学の分野における通常の知識を有する者に とって明白であろう。
発明の要約 このように本発明は、その上流がBMP−2以外の哺乳動物蛋白の前駆体部分を コードしているDNAである、成熟BMP−2をコードしているDNAからなる DNA構築物を提供する。好ましくは該前駆体部分は、BMP−2前駆体のN末 端から成熟BMP−2の最初のシスティン残基に至る領域におけるBMP−2の 天然の前駆体部分に対して少なくとも25%のアミノ酸配列の一致がある。
別の態様において、本発明は上記DNA構築物を含む発現ベクター及び係るベク ターにより形質転換された宿主を提供する。
BMP−2をコードしているDNAを哺乳動物細胞中で発現する方法において、 本発明はさらに、上記ベクターにより形質転換された宿主を宿主として使用する ことからなる改善を提供する。
さらに本発明は、上記発現ベクターによりトランスフェクトされた哺乳動物宿主 細胞(ここでこの細胞は該ベクターのDNA構築物を発現することができる)を 培養することによりBMP−2を生産する方法、及びその細胞から成熟BMP− 2を回収する方法を提供する。好ましくは、この回収は宿主細胞の培地から行な う(この場合、該発現ベクターは、成QBMP−2の培地への分泌をもたらす、 前駆体もしくはBMP−2に天然の、または前駆体もしくはBMP−2に対しヘ テロローガスな信号配列を含む)。
この方法の結果、哺乳動物細胞において、産生されるべきBMP−2に天然のB MP−2前駆体部分を用いて達成されるレベルを劇的に改善するBMP−2DN Aの発現レベルが得られる。
図面の簡単な説明 図1はBMP−2A及びBMP−2Bのアミノ酸配列を示す図であって、配列の 一致する領域を表示しである。前駆体部分と成熟部分の間の結合部を2本の腕の 付いた縦線によって示しである。
図2はBMP−2Aの前駆体部分及びBMP−2Bの成熟部分のキメラの完全な アミノ酸配列を示す図である。
図3Aは発現プラスミドpRK5.bmp2/4−1.1を示す図であり、図3 BはBMP−2A/2Bハイブリツド挿入物の結合領域を示す図である。BMP −2A及びBMP−2Bの整合部分を、同一の残基を箱で囲むことにより示しで ある。BMP−2A及びBMP−2Bの融合の結果束じたコード化配列に、交叉 点を示しつつ陰影を付す。矢印付きの下線を付した配列は、精製組み替えBMP −2Bのエドマン減成によって確認された配列を表わす。
図4は、天然B M P −2A分子(第1列)、キメラBMP−2A/2B分 子(第2列)、天然のBMP−2B分子(第3列)、対照のpRK5プラスミド (第4列)のいずれかをコードしているDNA、またはプラスミドをコードして いないDNA (第5列)による、ヒト胎児腎臓セルライントランスフェクショ ンからの上清の5DS−PAGE還元ゲルの蛍光写真を示す図である。
図5は、示された量の成熟組み替えBMP−2BまたはTGF−βを用いて再構 成された、ラットにおける脱塩青粉(DBP)またはグアニジン−HCl−抽出 DBPのインブラント(12日目において収穫)のカルシウム含量(図5A)及 びアルカリホスファターゼ含量(図5B)を示す図である。二つの用量について 表わされた無地及び斜線を引いた棒は二回実施の結果である。
好ましい態様の説明 定義 本明細書中使用される語rBMP−2Jは、任意の種から誘導されるタイプ2の 骨形態形成蛋白のファミリーを意味する。本明細書中のBMP−2という表示は 、その配列が図1に示される、ウオツネイ等(上記)及びWO38100205 (上記)により述べられたBMP−2A及びBMP−2B (かつてBMP−4 と呼ばれた)を含む、任意の現在同定されている型の一つ、並びに将来同定され るBMP−2種の表示であると理解される。rBMP−2Jという語はさらに、 その成熟配列が、DPP−Cを包含する成熟BMP−2の配列と少なくとも約7 5%相同的である、任意の既知のBMP−2配列から誘導されるポリペプチドを 包含する。BMP−2フアミリーの成員は、N末端付近の高度な相同性領域を共 有する、より大きな前駆体としてコードされているように思われる。
本明細書中使用される「前駆体部分」とは、成熟蛋白を持たないプレプロドメイ ンまたはプロドメインのいずれかを表わすプレプロ−哺乳動物蛋白から誘導され るポリペプチド配列を意味する。このような前駆体部分を有する哺乳動物蛋白の 候補は、典型的には、二塩基性アミノ酸開裂サイトが後に続く、N末端における 信号配列、及び別の二塩基性アミノ酸開裂サイトが後に続くプロ領域、及び該蛋 白の成熟領域を含む、より大きな前駆体としてコードされている蛋白である。
したがって、前駆体部分は、その哺乳動物蛋白の成熟N末端に対するN末端であ り、その蛋白の分泌のための信号配列を含み得る部分である。好ましくは、その 前駆体部分が誘導される哺乳動物蛋白は、上記のようにTGF−β超遺伝子ファ ミリーの一員である。好適な前駆体部分の例は、インシュリン、リラキシン、イ ンヒビン、アクティビン、及びTGF〜βの場合のように、信号配列に続いて開 裂後に成熟蛋白と共有結合または非共有結合により再結合するポリペプチド領域 を表わす配列のあるものである。
rBMP−2前駆体のN末端からBMP−2の成熟領域における最初のシスティ ン残基までのBMP−2の天然の前駆体部分に対する少なくとも25%のアミノ 酸配列の一致」という表現は、発現されるBMP〜2 DNAの関連部分に対し てこの最小の配列一致を共有する前駆体部分を意味する。この配列一致は、図工 に示される全アミノ酸配列からBMP−2A及びBMP−2Bについて容易に算 出することができる。例えば、BMP−2Aは、BMP−2B前駆体のN末端か らBMP−2B分子の成熟領域における最初のシスティン残基までのBMP−2 Bの天然の前駆体部分に対して55%のアミノ酸配列の一致があり、そしてこの 逆もまた真である。カエルの卵母細胞において発現される両生類の遺伝子vg1 の産物に関連する蛋白vgrの前駆体[リオンズ等、プロシーディングズ・オス ・ザ・ナショナル・アカデミ−・オス・サイエンシスUSA (Pro−c、N at 1. Acad、 Sc i、 USA)第86巻4554−4558頁 (1989)]は、BMP−2Bの関連部分と25%の相同性を共有する。ショ ウジヨウバエ属からの蛋白デカペンタブレシック遺伝子複合体、DPP−C[パ ジェット等、ネイチャー(Nature)第325巻81−84頁(1987) ]は、BMP−2A及びBMP−2Bの関連部分とそれぞれ27%及び28%の アミノ酸配列の一致を有する。本発明中量も好ましいのは成熟BMP−2Bを分 泌するための前駆体部分としてのBMP−2Aプレプロドメインの使用である。
発明を実施するための様式 本明細書中に開示されるベクターおよび方法は、広範囲の哺乳動物宿主セルライ ンにおける発現のための使用に好適である。
一般に、例えば大腸菌のような原核生物の菌株が、目的とするベクターのクロー ニング、増幅、または保存に好ましい。ベクターDNAはある種の原核生物から 容易に入手できるo E、col 1K12菌株MM294 (ATCCNo、 31446)はこの目的にとって特に有用であり、E、coliB及びE、co liX1776 (ATCCNo、31537)もまた同様である。一般に、1 ノブリコン及び宿主細胞と両立し得る種から誘導された対照配列を含むプラスミ ドベクターが、これら原核生物宿主と共に使用される。このベクターは通常、複 製サイト並びに形質転換された細胞における表現型による選択を提供可能にする 標識配列を有する。例えば大腸菌は、典型的には大腸菌菌株から誘導されるプラ スミドpBR322を用いて形質転換される[例えばポリバー等、ジーン(G  e n e)第2巻95頁(1977)を参照されたい]。pBR322はアン ピシリン及びテトラサイクリン耐性遺伝子を含み、よって形質転換された細胞を 同定する容易な手段を提供する。pBR322プラスミド、または他の微生物系 プラスミドまたはファージは、その微生物が選択マーカー遺伝子の発現に使用す ることのできるプロモーターを含むか、または含むよう修飾されなければならな い。
哺乳動物から誘導される細胞の培養は、組織培養法を用いた発現宿主として有用 である[ティシュ−・カルチ+ −(Tissue Cu1ture)、アカデ ミツク・プレス、クルーズ及びバタージン編(1973)]。このような有用な 宿主セルラインの例は、SV40配列により形質転換されたサル腎臓CVIライ ン(CO3−7、ATCCCRL 1651);ヒト胎児腎臓ライン[293、 グラハム等、ジャーナル・オス・ジェネラル・パイロロジー(J、 Gen、  Vjrol、)第36巻59頁(1977)] :赤ん坊ハムスター腎臓細胞( BHK。
ATCCCCL 10);チャイニーズハムスター卵巣細胞[Cf−[0,ウア ラウブ及びチェイシン、プロシーディングズ・オス・ザ・ナショナル・アカデミ −・オス・サイエンシスUSA (Proc、Nat I、Acad、Set、 USA)第77巻4216頁(1,980)lマウスセルトリ細胞[TM4、マ ザー、バイオロジー・オス・リプロダクション(Biol、Reprod、)第 23巻243−251頁(1980)] ;サル%l臓細胞(Cv■、ATCC CCL 70)ニアフリカミトリザル腎臓細胞(VERO−76、ATCCCR L−1587):ヒト子宮頚癌細胞(HELA、ATCCCCL 2):イヌ腎 臓細胞(MDCK、ATCCCCL 34);バッファローラット肝臓細胞(B RL3ASATCCCRL 1442);ヒ)肺細胞(W138、 ATCCC CL 75);ヒト肝臓細胞(Hep G2、f(B 8065);7ウス乳房 腫瘍細胞(MMTO60562、ATCCCCL51):ラット肝癌細胞[HT C,Ml、54、バウマン等、ジャーナル・オス・セルラー・バイオロジー(J 、Ce11.Biol、)第85巻1−8頁(1980)] :及びTRI細胞 [マザー等、アナシス・オス・ザ・ニューヨーク・アカデミ−・オス・サイエン シス(Annals N、Y、Acad、Sci、)第383巻44−68頁( 1982)]を包含する。本発明において最も好ましい哺乳動物宿主はCHOお よび293セルラインである。
このような細胞のための発現ベクターは通常、転写、RNAプロセシング、また は翻訳のいずれかの調節に関与し得る、真核生物遺伝子の5゛及び3°末端にお ける特異的配列である、調節領域を含む。殆どの真核生物遺伝子の3゛末端には 、mRNAのポリアデニル化付加のためのプロセシングの信号を送るAATAA A配列がある。
したがってこのベクターは典型的には、発現されるべき遺伝子の正面に位置する プロモーター、ポリアデニル化サイト、及び転写ターミネータ−配列を含み、こ れらはすべて本明細書中により詳細に述べられている。本ベクターは所望により 複製起点をも含む。さらにこのベクターは、プロモーターの後に、所望にょるス プライス単位の正面に位置する転写開始サイトを含み得るが、このスプライス単 位はコード化遺伝子の前に位置している。
好適な哺乳動物の発現ベクターの例はEP307247号;260148号:3 09237号;及び307248号に見いだされる。
哺乳動物細胞での使用のための、発現ベクター上の調節機能は、しばしばウィル ス材料により提供される。例えば一般に用いられるプロモーターは、ポリオーマ 、アデノウィルス2、レトロウィルス、サイトメガロウィルス、及びサルウィル ス40 (SV40)のゲノムから誘導される。他のプロモーターはヘテロロー ガスな供給源からのもの、例えばベータアクチンプロモーターである。SV40 ウィルスの初期及び後期プロモーターは、この両者がウィルスから、SV40ウ ィルスの復製起点をも含むフラグメントとして容易に得られるため、特に有用で ある「フィアズ等、ネイチ+−(Nature)第273巻113頁(1978 )]。ウィルスの複製起点に位置するHindll!サイトからBglIサイト に至るおよそ250bpの配列が含まれるならば、より小さなまたはより大きな SV40フラグメントもまた使用できる。ヒトのサイトメガロウィルスの即時初 期プロモーターは簡便にはHtndIII制限フラグメントとして得られる。ブ リーナラエイ等、ジー:/(Gene)第18巻355−360頁(1982) 、所望の遺伝子配列に通常付随するプロモーターまたは調節配列は、係る調節配 列が宿主縮約系に適合し得るならば、これを利用することも可能であり、またし ばしば望ましいことでもある。
所望のヘテロローガスなポリペプチドをコードしているDNAの、より高等な真 核生物による転写は、ベクター中にエンハンサ−配列を挿入することにより増強 する。このエンハンサ−は通常的10ないし300bpの、DNAのシス挙動要 素であって、プロモーターに働いてその転写−開始活性を増強する。エンハンサ −は相対的に方向及び位置に非依存性であり、転写単位に対する5°[レイミン ズ等、プロシーディングズ・オス・ザ・ナショナル・アカデミ−・オス・サイエ ンシスUSA (Proc、Nat 1.Acad、Sci、USA)第78巻 993頁(1981)及び3°[ラスキー等、モレキュラー・アンド・セルラー ・バイオロジー(Mo1.Cel 1.Bto、)第3巻1108頁(1983 )]が、イントロン内部[バネルジ等、セル(Cell)第33巻729頁(1 983)]並びにコード化配列自身の内部に[オスポーン等、モレキュラー・ア ンド・セルラー・バイオロジー(Mo 1. Ce l 1. B io、 ) 第4巻1293頁(1984)]見いだされている。しかしながら、好ましくは このエンハンサ−要素は、本発明のためにはプロモーター配列の上流に位置する 。多くのエンハンサ−配列が現在哺乳動物の遺伝子から知られている(グロビン 、エラスターゼ、アルブミン、α−フェトプロティン、及びインシュリン)。し かしながら典型的には真核生物細胞のウィルス由来のエンハンサ−を使用する。
例としては、複製起点の後ろ側のSV40エンハンサ−(bploo−270)  、サイトメガロウィルスの初期プロモーターエンハンサ−1複製起点の後ろ側 のポリオーマエンハンサ−1及びアデノウィルスエンハンサ−が包含される。一 つの好ましいエンハンサ−はSV40エンハンサ−領域である。
哺乳動物宿主細胞に使用される発現ベクターは、さらにポリアデニル化サイトを 含む。ポリアデニル化領域の例は、例えばSV40 (初期及び後期)またはH BVのようなウィルスから誘導されるものである。
複製起点は、SV40または他のウィルス(例えばポリオーマ、アデノ、VSV 、BPV)供給源から誘導できる細胞外起点を含むようベクターを組み立てるこ とにより提供されるか、または宿主細胞によって提供されるか、いずれかである 。ベクターが宿生細胞の染色体中に統合されるならば、しばしば後者で充分であ る。
発現ベクターは、選択マーカーとも呼ばれる選択遺伝子を適当に含み得る。選択 遺伝子は、該ベクターにより形質転換された宿主細胞の生存または増殖に必要な 蛋白をコードしている。哺乳動物細胞のための適当な選択マーカーの例は、ジヒ ドロ葉酸還元酵素(DHFR)、チミジンキナーゼ(TK) 、またはネオマイ シンを包含する。このような選択マーカーが哺乳動物の宿主細胞中にうまく移動 すると、形質転換された哺乳動物宿主細胞は選択的条件の下に置かれた場合生存 することができる。
選択の様式には、二つの広(使用される別個の範躊がある。第一の範鴎は細胞の 代謝及び添加された培地に独立して増殖する能力を欠く突然変異セルラインの使 用に基づいている。二つの例がCHODHFR細胞及びマウスLTK細胞である 。これらの細胞はチミジンまたはヒボキサンチンのような栄養素の添加無しに増 殖する能力を欠く。これらの細胞は完全なヌクレオチド合成経路に必要な成る遺 伝子を欠くため、欠けているヌクレオチドを添加培地に供給しなければ生存する ことができない。培地の補完に代わる方法は、無傷のD HF RまたはTK遺 伝子を各々の遺伝子を欠く細胞中に導入し、これによりそれらの成長要件を変え ることである。DHFRまたはTK遺伝子によって形質転換されなかった個々の 細胞は、非添加培地中で生存することができないであろう。したがって、これら の細胞の直接選択は、添加栄養素の不在下における細胞増殖を必要とする。
第二の範喝は優位選択であって、これは突然変異セルラインの使用を必要としな い選択図式を意味する。この方法は、典型的には宿主細胞の増殖を阻止する薬物 を使用する。新規な遺伝子を有する細胞は、薬物耐性を有する蛋白を発現し、選 択下に生き残るであろう。優位選択に使用される薬物の例は、ネオマイシン[サ ザン及びバーブ、ジャーナル・オス・モレキュラー・アンド・アプライド・ジェ ネティクス(J、Mo1ec、Appl、Genet、)第1巻327頁(19 82)]、マイコフェノール酸[ミュリガン及びバーブ、サイエンス(Scie nce)第209巻1422頁(1980)]、またはハイグロマイシン[サグ デン等、モレキュラー・アンド・セルラー・バイオロジー(Mo 1. Ce  I I。
Biol、)第5巻410−413頁(1985)]を包含する。上に挙げた三 つの例は、真核生物の調節の下で、適当な薬物、即ち各々ネオマイシン(G41 8またはゲネティシン)、xgpt(マイコフェノール酸)またはハイグロマイ シンに対する耐性を運搬するための微生物遺伝子を用いる。
本発明方法を用いる一時的にトランスフェクトされた細胞培養により、極めて大 量のポリペプチドが産生される。また、安定な形質転換体は、天然のプロBMP −2配列による形質転換体より高いレベルのBMP−2を産生ずると予想される 。さらに、本発明方法は、細胞が二次的なコード化配列をコードしている別のベ クターにより同時にトランスフェクトされる場合、生産レベルをさらに向上させ ると予想される。一つの二次的コード化配列は、外部から調節されるパラメータ 、例えばメソトレキサート(MTX)による影響を受けるジヒドロ葉酸還元酵素 (DHFR)を包含し、よってこのMTX濃度を調節することにより発現の調節 が可能となる。
使用され得る典型的な方法論 所望のコード化及び調節配列を含む好適なベクターの組み立ては、標準的組み替 え技術を使用する。単離したプラスミドまたはDNAフラグメントを開裂させ、 調整し、そして再うイゲーンヨンして所望のプラスミドを形成させる。
平滑末端が必要ならば、開裂させたDNA調製物をDNAポリメラーゼI (フ レノウフラグメント)またはT4DNAポリメラーゼで37℃で30分間処理し 、フェノール−クロロホルム抽出し、そしてエタノール沈澱させる。3′突出末 端をいずれかの酵素の3°から5゛へのエキソヌクレオリティック作用により除 去し、そして5゛突出末端を、該フラグメントの末端に達するまで相補的ヌクレ オチドを組み合わせた5°から3′へのポリメラーゼ作用により平滑化する。
開裂させたフラグメントのサイズによる分離は、ゲラデル等、ヌクレイツク・ア シス・リサーチ(Nucleic Ac1ds Res、)第8巻4057頁( 1980)により記載された6%ポリアクリルアミドゲルを用いて実施できる。
組み立てられたプラスミドにおける正しい配列を確認する分析のため、ライゲー ション混合物を典型的には大腸菌に12菌株294 (A、TCC31446) または他の適当な大腸菌菌株の形質転換に使用し、良好な形質転換体を適宜アン ビンリンまたはテトラサイクリン耐性により選択する。この形質転換体からプラ スミドを調製し、制限地図作成及び/またはメリック等、ヌクレイツク・アシス ・リサーチ(Nucleic Ac1ds Res、)第9巻309頁(198 1)の方法もしくはマクサム等、メソッズ・イン・エンザイモロジ−(Meth 、Enzym、)第65巻499頁(1980)の方法によるDNA配列決定に よっ゛C分析する。
この配列の増幅が望まれるならば、D HP R−蛋白コード化DNA配列を哺 乳動物細胞の宿主中に導入し、安定なトランスフェクト体を培地中で選択する。
この宿主細胞培養を、DHFR活性の競合的阻害物質であるメソトレキサートお よそ200−500nMの濃度の存在下で増殖させる。無論、有効な濃度範囲は DHFR遺伝子の性格及び宿主の性質に高度に依存する。明確に言って、普遍的 に定められた上限及び下限は確認することができない。D HF Rを阻害する 好適な濃度の他の葉酸類似体または他の化合物もまた使用することができる。し かしながらMTX自身が簡便であり容易に入手でき且つ有効である。
実施例及び請求項を単純化するため、頻繁に現われる方法を簡略な段落によって 言及する。
[トランスフェクション」とは、コード化配列が実際に発現されるか否かに拘ら ず、宿主細胞による発現ベクターの取り込みを意味する。例えばCaPO<及び 電気穿孔のように、当業者には数多くのトランスフェクション方法が知られてい る。良好なトランスフェクションは一般に、宿主細胞内にこのベクターの作用の 何らかの徴候が存在する場合に認識される。
「形質転換」とは、DNAを生物中に導入し、その結果該DNAが染色体外要素 として、または染色体への統合により、複製可能となることを意味する。使用さ れる宿主細胞に応じて、形質転換は係る細胞にとって適当な標準的技術を用いて 行なわれる。S、 N、コーエン、プロシーデイングズ・オス・ザ・ナショナル ・アカデミ−・オス・サイエンシスUSA (Proc、Nat ]、Acad 、Sci、USA)第69巻2110頁(1972);マンデル等、ジャーナル ・オス・モレキュラー・バイオロジー(J、Mo1.Biol、)第53巻15 4頁(1970):及びより近年においてはりルジエストローム等、ジーン(G ene)第40巻241−246頁(1985)により記載された塩化カルシウ ムを使用するカルシウム処理が、原核生物または実質的な細胞壁障壁を含む池の 細胞に対して一般的に用いられる。このような細胞壁の無い哺乳動物細胞に対し ては、グラハム及びパン・デル・ニブ、パイロロジー(Vtrology)第5 2巻456i57頁(1978)の燐酸カルシウム沈澱法が好ましい。補乳動物 細胞宿主系の形質転換の一般的態様は、アクセル[米国特許第4399216号 (1983年8月16日登録)]によって記述されている。酵母中への形質転換 は典型的にはパン・ソーリンアン等、ジャーナル・オス・バクテリオロジ−(J 、Bact、)第130巻946頁(1977)及びシャオ等、プロシーディン グズ・オス・ザ・ナショナル・アカデミ−・オス・サイエンシスUSA (Pr oc、Natl、Acad、Sci、USA)第76巻3829頁(1979) の方法に従って実施する。しかしながら、核注入またはプロトプラスト融合のよ うな、細胞中にDNAを導入する他の方法もまた使用することができる。
「操作可能に連結した」とは、その要素の正常な機能が実行されるような並列を 意味する。即ち、対照配列に対して「操作可能に連結した」コード化配列とは、 該コード化配列がこれらの配列の制御の下に発現されることができ、且つ連結し ているDNAは隣接しており、また分泌リーダーの場合は隣接し且つ読み取り相 にある、配置を意味する。例えば、プレ配列または分泌リーダーのためのDNA は、もしこれがポリペプチドの分泌に参加するプレ蛋白として発現されるならば 、そのポリペプチドのためのDNAと操作可能に連結しており;プロモーターま たはエンハンサ−は、もしこれがコード化配列の転写を行なうならば、その配列 と操作可能に連結しており:または、リポゾーム結合サイトは、もしこれが翻訳 を促進するような位置にあれば、コード化配列と操作可能に連結している。連結 は簡便な制限サイトにおけるライゲーションにより達成される。そのようなサイ トが存在しない場合は、常法に従って合成オリゴヌクレオチドアダプターまたは リンカ−を使用する。
「対照配列」とは、ある特定の宿主生物中で、操作可能に連結したコード化配列 を発現するのに必要なりNA配列を意味する。原核生物に適当な対照配列は例え ばプロモーター、所望によりオペレーター配列、リボゾーム結合サイト、そして 恐らくはまだあまり配列の良くわかっていない他のものが包含される。真核生物 はプロモーター、ポリアデニル化信号、及びエンハンサ−を利用することがわか っている。
「発現系」とは、操作可能な連結で結びついた所望のコード化配列と対照配列と を含むDNA配列であって、その結果これらの配列により形質転換された宿主が コード化された蛋白を産生ずることができるようなりNA配列を意味する。形質 転換を実施するためにこの発現系はベクター上に含まれていることもあるが、し かしながら関連するDNAがしかる後宿主染色体中に統合されることもあり得る 。
本明細書中使用される「細胞」、「セルライン」、及び「細胞培養」は、互換性 を持って使用され、且つこれらの呼称は全て子孫を包含する。したがって「形質 転換体」または「形質転換された細胞」は、移動の回数に拘らず最初の形質転換 体及びそれから誘導された培養を包含する。さらに、全ての子孫は、故意のまた は偶然の突然変異のため、DNA含量において正確に同一でないことがあること も理解される。元の形質転換された細胞において、スクリーニングされたのと同 じ機能を有する突然変異子孫が含まれる。明確な表示を意図する場合、これはそ の含量から明らかとなるであろう。
「プラスミド」は、その前及び/または後に大文字及び/または数字を伴う小文 字pによって表記される。本明細書における出発プラスミドは市販品を入手でき るか、限定されることなく一般に入手できるか、または入手できるこのようなプ ラスミドから、公開されている手法に従って組み立てることができる。さらに、 他の同等のプラスミドは当分野において既知であり、当業者には明らかであろう 。
DNAの「消化」とは、DNAの特異的ヌクレオチド配列においてのみ働く酵素 を用いたDNAの酵素的開裂を意味する。係る酵素は制限酵素と呼ばれ、各々が 特異的な配列は制限サイトと呼ばれる。本明細書中で用いられる様々な制限酵素 は市販品を入手することができ、その酵素の供給者が確立したそれらの反応条件 、補助因子、及びその他の要件を使用する。一般に制限酵素は、各制限酵素の元 来得られた微生物を表わす大文字とこれに続く他の文字、続いて特定の酵素を示 す数字から成る略語によって表記される。一般に、プラスミドまたはDNAフラ グメント約1μgは緩衝溶液約20μl中の酵素的1−2単位と共に使用される 。特定の制限酵素に対する適当な緩衝液及び基質の量は製造者により特定されて いる。37℃で約1時間のインキュベーションが通常用いられるが、供給者の指 示に従って変わり得る。インキュベーシヨンの後蛋白をフェノール及びクロロホ ルムによる抽出によって除去し、消化された核酸をエタノールを用いた沈澱によ って水性画分から回収する。適当ならば、制限酵素による消化に続いて、別のD NAフラグメントが制限サイトに挿入されることを妨げる、DNAフラグメント の二つの端の「環化」または閉鎖した輪の形成を防ぐため、末端5゛燐酸塩の細 菌性アルカリホスファターゼ介在加水分解を行なう。別途記載の無い限りプラス ミドの消化の後に5゛末端脱燐酸化を行なうことはない。脱燐酸化の手法及び試 薬は常法通りである[マニアティス等、モレキュラー・クローニングニア・ラボ ラトリ−・マニュアル(Molecular Cloning+A Lab。
ratory Manual)にューヨーク:コールド・スプリング・ハーバ− ・ラボラトリ−11982)133−134頁]。
所定のDNAフラグメントの制限消化物からの「回収」または「単離」とは、電 気泳動によるポリアクリルアミドまたはアガロースゲル上の該消化物の分離、既 知の分子量を有するマーカーDNAフラグメントの移動度に対する目的フラグメ ントの移動度の比較による、目的フラグメントの同定、所望フラグメントを含む ゲル切片の除去、及びそのゲルのDNAからの分離を意味する。この手法は一般 に知られている。例えば、R,ローン等、ヌクレイツク・アンス・リサーチ(N ucleic Ac1ds Res、)第9巻6103−6114頁(1981 )、及びD ボッデル等、ヌクレイツク・アンス・リサーチ(Nucleic  Acjds Res、)第8巻4057頁(1980)を参照されたい。
[ライゲーションJとは、二つの二本鎖核酸フラグメントの間にホスホジエステ ル結合を形成させる過程を意味する[T、マニアティス等、1982、上記14 6頁]。別途規定の無い限り、ライゲーションは既知の緩衝液及び条件を用いて 、はぼ当モル量のライゲーションされるべきDNAフラグメント0.5μgにつ き10単位のT4DNAリガーゼ(「リガーゼ」)によって達成することができ る。
形質転換体からのDNAの「調製」とは、プラスミドDNAを微生物培養から単 離することを意味する。別途規定の無い限り、マニアティス等、1982、上記 、90頁のアルカリ性/SDS法が使用できる。
「オリゴヌクレオチド」は、既知の方法[例えば1988年5月4日公開のEP 特許公開第266032号に記載されるような固相技術を用いたホスホトリエス テル、ホスファイト、もしくはホスホアミダイト化学、または、フレーラー等、 ヌクレイツク・アンス・リサーチ(Nucl、Ac1ds Res、)第14巻 5399−5407頁(1986)に記載されるようなデオキシヌクレオシドH −ホスホナート中間体を経る]により化学的に合成される短い長さの一本鎖また は一本鎖ポリデオキシヌクレオチドである。次いでこれらをポリアクリルアミド ゲル上で精製する。
以下の実施例は、本発明の実施のために現在知られている個別的態様を説明する ことを意図するものであるが、本発明はこれに限定されるものと解釈されるべき ではない。
実施例I BMP−2A及びBMP−28のcDNAを、標準的クローニング技術[サムプ ルツク等、モレキュラー・クローニングニア・ラボラトリ−・マニュアル(Mo 1ecular Cloning:A Laboratory Manual) 第二板(コールド・スプリング・ハーバ−・ラボラトリ−、ニューヨーク、19 89)]を用いるヒトヌクレオチド配列に基づくオリゴヌクレオチドプローブ[ ウォツネイ等、上記]を使用してラムダgt 10において組み立てられたヒト 胎盤cDNAライブラリーからクローニングした[ウルリッヒ等、ネイチャー( Nature)第313巻756−761頁)1985)]。使用したプローブ は以下の通りである(ここでイニシエーターATGは下線を付してあり、左から 右への方向が5°から3°への方向である):BMP−2Aプローブ CGACCΔTGGTGGCCGGGACCCGCTGTCTTCTAGCGT TGCTGCTTCCCCAGGTCCTCCTGGGCGGCGCG (5’ 末端用) AATGAAAAGGTTGTATTAAAGAACTATCAGGACATG GTTGTGGAGGGTTGTGGGTGTCGC(3’末端用)BMP−2 Bプローブ ATGATTCCTGGTAACCGAATGCTGATGGTCGTTTTA TTATGCCAAGTCCTGCTAGGAGGCGCGAGCCATGCT AGTTTG (5’末端用) CAGGAGATGGTAGTAGAGGGATGTGGGTGCCGCTGA GATCAGGCAGTCCTTGAGGATAGACAG (3’末端用)B MP−3に対するクローンは上と同様の方法を用いたところヒト胎盤cDNAラ イブラリー中には見いだされなかった。ヒトヌクレオチド配列に基づくオリゴヌ クレオチドプライマー[ウォツネイ等、上記]を用いるRNAのポリメラーゼ連 鎖反応増幅[ミュリス等、コールド・スプリング・ハーバ−・シンポジア・オン ・クラオンティタテイブ・バイオロジー(Cold Spring Harbo r Symp、Quant、Biol、)第51巻263−273頁(1986 )]により、幾つかのセルラインをBMP−3RNAの発現についてスクリーニ ングした。一つの陽性セルライン、N]−H69ヒト小細胞肺癌[ガヅダー等、 キャンサー・リサーチ(Cancer Res、)第40巻3502−3507 頁(1980)]が同定された。cDNAライブラリーをmRNAから調製し、 標準的技術(サムプルツク等、上記)を用いてオリゴヌクレオチドプローブでス クリーニングした。プローブの配列は以下の通りである(ここで左から右への方 向が5゛から3′への方向である):AGTGTCCCGCAGCGACGCC GGGAGCCGACGCGCCGCGCGGGTACCTAGCC(5°末端 用)TACCCTAACA、TGACAGTAGAGTCTTGCGCTTGC AGATAACCTGGCAAAGA (3’末端用)BMP−2A、BMP〜 2B、及びBMP−31白についての陽性のラムダgt1.0クローンを同定し 、これらのクローンを配列決定した。BMP−2A及びBMP−2B蛋白の全長 をコードしている配列決定されたクローンを5allで消化した。発現ベクター pRK5 [89年3月15日公開のEP307247号]ちまた5alIで消 化し、ゲルから単離した大きなフラグメントを各BMPをコードしているcDN Asa I I消化物とライゲーションして、各々BMP−2A及びBMP−2 Bに対する発現プラスミドpRK5.bmp2a及びpRK5゜bmp2bを作 り出した。
BMP−3蛋白の全長をコードしている配列決定されたクローンをEcoRIで 消化した。pRK5もまたEcoRIで消化し、ゲルから単離した大きなフラグ メントを、BMP−3をコードしているcDNAEcoRI消化物とライゲーシ ョンして発現プラスミドpRK5.bmp3を作り出した。
ヒト胎児腎臓セルライン(293)[グラハム等、上記]を10%牛脂児血清( FCS)を含有するF12 :DMEM ci : 1)培地(ジブコ)中、5 Qmmの平板上で融合性となるまで増殖させ、燐酸カルシウム法[ゴーマン、D NAクローニング(DNA Cloning)第1I巻(D、グローバー1り1 43−190頁(IRL、オフスフオード、1985)コにより、三つのBMP 発現プラスミドのうちの一つを用いてトランスフェクトした。より詳細には、三 つのBMPプラスミドDNAのうちの一つ5−10ggをVA RNA遺伝子( テイマパーヤ等、セル(Cell)第31巻543頁(1982))をコードし ているDNA18gと混合し、0.25M CaClz250/zlに溶解した 。ここに250μ+の50mM HEPES (pH7,35) 、280mM  NaCl、1 、 5 m M N a P O<を加え(ポルテックスで攪 拌しながら滴下する)、25℃で5−10分間沈澱を形成させた。次に懸濁させ た沈澱を細胞に加え、インキュベーター中で4−5時間落ち着かせた。次いで培 地を吸引除去し、細胞層をF12 +DMEM (1: 1)5mlで洗浄し、 燐酸塩緩衝化食塩水(P B S)中20%のグリセロール領 5mlを30秒 間で加えた。10%牛脂児血清を含有するF12 :DMEM (1: 1)計 5mlを加え、吸引除去し、再び満たした。24ないし48時間後に10%牛脂 児血清培地をシスティン及びメチオニンを除いた血清不含F12:DMEM(1 ・1)と交換した。この細胞を、200μCi/m1の353−システィン及び 200μCi/mlの358−メチオニンの存在下で5%COZ中37℃で2時 間インキュベートした。次いで細胞層をPBSで洗浄し、システィン及びメチオ ニンを含有するF12 : DMEM (1: 1)を加え、細胞を5−7時間 インキュベートさせた。次に順化培地を集め、凍結乾燥により5倍に濃縮し、エ ンハンス(商標)(二ニー・イングランド・ヌクレアー)ゲルシンチレーション 液に浸漬した15%SDSゲルにロードし、乾燥し、そして−80℃で12時間 フィルムに暴露した。順化培地の代謝性標識は、アクティビンまたはTGF−β cDNAを含む類似ベクターのトランスフェクションと比較して低い、検出し得 るレベルの発現を示した。
BMP−2A%BMP−2B、またはBMP−3によりトランスフェクトされた 細胞からの順化培地を以下のようにヘパリン−セファロースクロマトグラフィー により部分精製した。5mlのヘパリン−セファロースCL6B (ファルマシ ア)カラムを最初4M尿素、20mM)リスCI (pH7)で平衡化した。次 いで4M尿素、20mMトリスC1(pH7)中の順化培地をこのカラムにロー ドした。ロードした後、4M尿素、20mM)リスCI (pH7)中の0.0 . 1.05及び2.OMのNaClで画分を段階的に溶出した。各段階の両分 の骨形成活性をサンバス及びレディ(上記)の方法によりインビボで評価した。
BMP−2A及びBMP−2Bの両者は容易に立証し得る活性を有していたが、 BMP−3の活性は立証がより困難であった。全てのトランスフェクションが生 物学的に活性な物質をもたらした訳ではない。これらのデータは、BMP−3の 発現レベルは、天然の前駆体を用いるBMP−2A及びBMP−2Bの発現レベ ルより実質上低いことを示唆している。
次に、成熟BMP−2Bの生成及び分泌における前駆体領域の役割を調べた。
スプライスされてBMP−28のC末端成熟成長因子となるBMP−2AのN末 端プロドメインをコードしているDNA (その配列を図2に示すンを含む発現 プラスミドを組み立てた。このハイブリッドBMP−2A/2B構築物は、BM P−2A由来の残基1−268及びBMP−2Bの残基277−409から成る 400のアミノ酸から成る蛋白をコードしている。このハイブリッドは、Ba1 rサイトからHindI r Iサイトまでの領域を除去し、これをBMP−2 Bプラスミド(pRK5.bmp2b)由来の対応するBa1lからHindl  I Iフラグメントに置き換えることによって、BMP−2Aプラスミド(p RK5.bmp2a)から組み立てた。
得られた発現プラスミド(pRK5.bmp2/4 1.1と呼称)を図3八に 示す。ヌクレオチドの配列決定により、ウオツネイ等(上記)により報告された ものと比較してBMP−2A配列に二つの相違が示された:即ちATG出発コド ンに関して塩基261のAがGに置換されていること(これはサイレントである )、そして塩基570におけるAからTへの置換の結果残基190のThrがA rgとなっていることである(図1及び2の配列は190位に新たに発見された 相違を反映していない)。2A/2B挿入配列を図3Bに示す。このプラスミド により形質転換された大腸菌MM294細胞(E、col 1MM294/pR K5.bmp2/4−1.1)は1990年5月23日にATCC受理番号68 330の下でアメリカン・タイプ・カルチャー・コレクンヨンに寄託した。
pR,に5.bmp2/4−i、1、並びに比較目的のためのpRK5.bmp 2a及びpRK5.bmp2bを使用して上記と同じ方法により293細胞をト ランスフェクトし、トランスフェクトされた細胞を353標識メチオニン及びシ スティン各250μCi/mlで4時間標識する外は上記と同じ方法を用いて代 謝的に標識した。次いでこれらを上記の方法を用いて10%5DS−PAGEゲ ル(還元)に適用した。図4は、BMP−2A (第1列)、BMP−2A/2 B(第2列) 、BMP−2B (第3列)、対照のpRK5プラスミド(第4 列)のいずれかでトランスフェクトされた、またはプラスミド無しく第5列)の 293細胞からの、この順化培地(5all列)のゲル(還元)を−80℃で1 2時間露出した蛍光写真である。
ハイブリッドについては、それぞれプロ及び成熟型に対応する36kD及び23 kDに強いバンドが見いだされた。BMP−2A全長の構築物は主として36k Dバンドのプロ型と少量の18kD成熟型を発現したが、一方BMP−28全長 の構築物に関しては、少量の23KD成熟バンドが見いだされるのみであった。
このようにBMP−2B成成熟態量をコードするDNAの発現が天然のプロドメ インによる発現に比して極めて増強されることが観察された。
生物学的に活性な組み替えBMP−2Bホモニ量体を、pRK5.bmp2/4 −1..1及びVA RNA遺伝子をコードしているDNA (ティマバーヤ等 、上記)で一時的にトランスフェクトした293培養(150mmの皿)からの 順化培地3−10リツトルから、皿当り28μgのpRK5.bmp2/4−1 ゜1及び8μgのVA遺伝子を使用する外は上記のようにして精製した。グリセ ロールショックの1時間後、培地を血清不含培地[5μg/mlヒトトランスフ ェリン、10μg/m!インシュリン、及び所望により10μg/m1表皮成長 因子を添加したFl、2 :DMEM (1: 1.)(マザー、バイオロジー ・オス・リブロダクシタン(Bjol、Reprod、)第23巻243頁(1 980)] (各平板中20m1の培地)に交換した。細胞を24時間インキュ ベートし、培地を収穫し、次いで新たな培地を加えた。細胞を再び24時間イン キュベートし、培地を収穫し新たな培地を加えた。そしてこのサイクルを24. 48、及び72時間の合計三つの収穫について再度反復した。
順化培地の銀染色5DS−PAGEゲルの強度により評価したところ、この収穫 条件の下では、BMP−2Bは培地中に約200ng/m+までを蓄積し、一方 バツクグラウンドの蛋白レベルは比較的低いままであった。蛋白は以下のように 精製した:30m1のヘパリン−セファロースCL6Bカラム(ファルマシア) を最初に4M尿素、20mMトリスC1(DH7)で平衡化した。次いで4M尿 素、20mMトリスC1(pH7)に入れた順化培地をこのカラムにロードした 。
4M尿素中の0ないしQ、5M NaCl、20mMトリスC1(pH7)の勾 配500m1を用いて画分を溶出した。1個の主要な蛋白バンドがプールされた 両分の5DS−PAGEゲル上に出現し、これは純度70−80%と評価された 。
プールされた両分をアミコン・セントリフン10濃縮機で約10倍に濃縮し、次 いで4M尿素、20mMトリス(pH7)で約10倍に希釈した。希釈した物質 を1mlのファルマシア モノ−Q HR515カラムにロードし、4M尿素中 0ないし0.3M NaC1勾配(30ml)、20mMトリス (pH7)i :より溶出した。ピークの画分をプールし、5DS−PAGEにより約り5%純 度であることを測定した。プールした両分を0.1M酢酸で透析し、凍結乾燥し 、そして0.1M酢酸1mlに再溶解した。
モノQカラム溶出液の純度が不滴足なものと判断された場合はさらにHPLC精 製工程を実施した。この工程は、モノQカラムからのプールされた画分をビダッ クC4RP−HPLCカラム(100x2.1mm)に直接ロードすることを含 む。このHPLCカラムはOないし40%N−プロパツール、0.1ないし0゜ 06%トリフルオロ酢酸の勾配30m1で溶出した。このプールされた第三工程 からの物質は、SDSゲル電気泳動により純度およそ95%と判断された。この 物質を上記のように凍結乾燥し再溶解した。精製された成熟BMP−2Bの最終 的収量を定量的アミノ酸分析によって測定した。三つの工程による調製により1 011g/l(順化培地)が得られ、またはSDSゲル分析に基づいた通算収率 はおよそ5%であった。
精製された成熟BMP−2BのN末端アミノ酸配列決定により、BMPiA/2 Bの残基285から始まる単一のアミノ末端配列が示された(BMP−2Bの残 基294)。配列データを18サイクルの間集め、これは図3Bにおいて下線を 付した配列と正確に合致した。重要性の低いその他の配列は観察されなかった。
トランスフェクトされた上清のSDSゲル中に観察される顕著な36Kdのバン ドは、PVDV膜に移した後のアミノ末端配列決定によりプロ領域であると同定 された。残基23及び24の間の信号配列の開裂(、、、LLGGAAG @L VPELGRRKFAAA)は、フォノ・ヘイジュヌ、ヌクレイツク・アシス・ リサーチ(Nucl、Ac1ds Res、)第144巻683−690頁(1 986)の重量マトリックス法による予想の通りであった。近傍のRRK配列で の開裂は観察されなかった。
SDSゲル電気泳動上での見かけの分子量が還元剤の不在下における33Kdか ら還元剤の存在下における23Kdに減少したことで示されるように、組み替え BMP−2Bはジスルフィド結合で連結した二量体である。BMP−28はN− グリコジル化に対する二つの一致サイトを有する。
HPLC精製した組み替えBMP−2Bを、TGF−β及び対照と共にレディ及 びサンバス(上記)の骨形成検定において試験した。この検定においてう、ソト の中に植え込んだインブラントは、脱ミネラル化骨粉25mg、または、0.0 ゜5.2.0、もしくは6.0μgの精製組み替えBMP−2Bまたは1μgの 組み替え成熟ヒトTGF−β1 (1989年12月12日登録の米国特許第4 886747号)と共に再構成したグアニジン−HCl−抽出DBP25mgま たはであった。このインブラントを12日口の収穫し、カルシウム含量(図5A )を原子吸収分光光度法により測定し、アルカリフォスファターゼ含量(図5B )をp−ニトロフェニルホスファートの加水分解により測定した。0.5及び2 .0用量のBMP−2Bの二つの実験を行ない、図5に無地及び斜線入りの棒で 表示した。
カルシウム含量の著明な増加(幾らかのBMPを含有するDBPにさえ優る)が 用量2μgのBMP−2Bについて見られ、一方0.5μg用量はアルカリホス ファターゼを増加させるに充分であった。12日口の収穫の後、グアニジン−H Cl−抽出DBPのインブラントを単独で、または精製組み替えBMP−2B1 μgで再構成して固定し、脱灰せずにマウントした。3ミクロンの切片を切り、 ヘマトキンリン及びエオシンで染色した。これらの染色された切片を顕微鏡で調 べると、カルシウム沈着の存在によって表わされる大量の骨の形成がBMP−2 Bで再構成されたインブラント中に示された。媒質のみを用いて再構成されたイ ンブラントは骨を形成しなかった。
上記のように調製されたBMP−3成熟領域を伴うBMP−2Aプロドメインの 構築物(pRK5.bmp2aの小さなりallからHindl[までのフラグ メントをpRK5.bmp3からの対応するBa I l−Hlnd I I  Iフラグメントに置き換えることによる)を、上記のように293細胞中にトラ ンスフェクトした。この場合、発現レベルはBMP−2A及びBMP−3につい ての天然のプロ配列の発現レベルと同楔度であった。この実験は、BMP−2A プロドメインはBMPファミリー全体の全ての成員の発現レベルを改善する訳で はなく、BMP−2フアミリーをコードしているDNAの発現の増強に有効であ ることを示している。
ヘテロローガスな前駆体領域が生物活性二量体の分泌を改善する能力は、BMP −2B成熟成長因子配列に対するBMP−2A前駆体領域の優先性を反映するも のであるのかも知れない。この事は、BMP−2フアミリーにおける生物学的に 活性な成熟二量体型の適正な発現及び折り畳みにおいて、この前駆体領域が重要 であることを確かに表わしている。
材料の寄託 以下の培養をアメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション(12301バー クローン・ドライブ、ロックビル、MD、USA)(A、TCC)に寄託した: 菌株 ATCC寄託番号 寄託日 MM294/pl?に5. ba+p2/4−1.1 68330 1990年 5月23日この寄託は、特許手続き上の微生物の寄託の国際承認に関するブダペ スト条約及びそれに基づく規則(ブダペスト条約)の規定の下になされた。これ は生存可能な培養を寄託の日から30年間維持することを保証するものである。
この生物は、ブダペスト条約の約定の下でATCCにより入手できるようにされ 、且つ、関連する米国特許の登録時に、またはいずれが先であれ任意の米国また は外国特許出願が一般に公開された時に、その培養の子孫の永久且つ無制限の入 手可能性を保証し、そして、米国特許及び商標局局長が35USC且122及び これに従う局長規則(8860G638に特に関連する37CFR51,14を 含む)に従って資格を付与すると決定した者に対する該子孫の入手可能性を保証 するジェネンテク・Inc、及びATCC間の合意に従属する。
欧州特許のめられる指示に関しては、寄託された微生物の試料は、欧州特許付与 の旨の公告まで、または該出願が拒絶されまたは取り下げられまたは取り下げら れたとみなされるまで、試料を要求する者により指名された専門家に係る試料を 交付することによってのみ、利用可能とされる(EPC規則28 (4))。
本出願の譲受人は、もしこの培養が適当な条件下で培養された場合に死滅または 失われまたは破壊されることがあれば、通告時に速やかに同一の培養の生存試料 と交換する事を了承した。寄託された菌株の利用可能性は、任意の政府当局によ りその特許法に従って付与された権利に違反して本発明を実施する許可とみなさ れるべきではない。
先に記された明細書は当業者にとって本発明を実施できるに充分であると考えら れる。寄託された実体は本発明の一態様の一つの例示を意図するものであり、機 能的に等価な任意の構築物が本発明の範囲内にあるのであるから、本発明は寄託 された構築物によりその範囲を限定されるべきではない。本明細書中の材料の寄 託は、ここに含まれる記述が本発明の最良の態様を包含するいかなる態様の実施 をも可能とするには不十分であるということの是認を構成する訳ではなく、また 、それの表わす特定の例示に請求項の範囲を限定すると解されるべきでもない。
実際には、本明細書中に示されそして表現されている事に加えて本発明の様々な 修飾が、先の記述から当業者には明らかとなり、且つ付随する請求項の範囲内に 含まれることになろう。
配列表 (1) 一般的情報 (i) 特許出願人:ジェネンテク、インコーポレイテッド(ii) 発明の名 称:11i乳動物によるBMP−2フアミリーの発現(iii) 配列の数:1 2 (fv) 連絡先: (A) 名宛人:ジエネンテク、インコーポレイテッド(B) 通り:ポイント ・サン・ブルーノ・ブールバード460番(C) 市:サウス・サン・フランシ スコ(D) 州:カリフォルニア (E) 国:アメリカ合衆国 (F) ZIP:94080 (v) コンピューター解読書式 (A) 媒体型=525インチ、360Kbフロツピーデイスク(B) コンピ ューター:IBMPC適合(C) オペレーティング・システム:PC−DO8 /MS−DO5(D) ソフトウェア: Patin (ジエネンテク)(vf ) 本出願のデータ; (A) 出願番号: PCT/US 91103540(B) 出願日:199 1年5月20日(C) 分類: (vii) 優先権主張出願のデータ:(A) 出願番号:U、S Ser、  No、071528.300(B) 出願日:1990年5月24日(vifi ) 弁理士/代理人情報 (A) 氏名・ハサク、 ジャネット イー。
(B) 登録番号:28.616 (C) 参照/整理番号 623 (ix) 電話連絡先情報。
(A) 電話番号・415/226−1896(B) ファックス番号+415 /952−9881(C) テレックス: 910/371−7168(2)  配列番号1の情報; (i) 配列の特徴 (A) 長さ:68 塩基 (B) 型:核酸 (C) 鎖の数ニー末鎖 (D) トポロジー:直鎖状 (xi) 配列:配列番号1: (2) 配列番号2の情報: (i) 配列の特徴 (A) 長さ二60 塩基 (B) 型:核酸 (C) 鎖の数ニー末鎖 (D) トポロジー:直鎖状 (xi) 配列:配列番号2゜ AATGA^^AGOrTGτ入Tτ入入A GAACTAT(JG GkCA TGGTTG TCGAGGGiG 50(2) 配列番号3の情報・ (i) 配列の特徴 (A) 長さニア8 塩基 (B) 型:核酸 (C) 鎖の数ニー末鎖 (D) トポロジー:直鎖状 (xi) 配列・配列番号3: (2) 配列番号4の情報: (i) 配列の特徴 (A) 長さ二63 塩基 (B) 型:核酸 (C) 鎖の数ニー末鎖 (D) トポロジー:直鎖状 (xi) 配列:配列番号4: (2) 配列番号5の情報: (i) 配列の特徴 (A) 長さ:50 塩基 (B) 型:核酸 (C) 鎖の数ニー重鎖 (D) トポロジー、直鎖状 (xl) 配列 配列番号5ニ ー xctarccccc Acccxcccec GGAGCCGkCG C GCCGCGCGG GTkCCTAGCC’ 50(2) 配列番号6の情報 (1) 配列の特徴 (A) 長さ 50 塩基 (B) 型:核酸 (C) 鎖の数ニー重鎖 (D) トポロジー・直鎖状 (xl) 配列、配列番号6: TACCCTAACA TGACAGT入GA IJCTTG(:CcT TG CkGkTkkC3CjlAAGA 50(2) 配列番号7の情報: (i) 配列の特徴 (A) 長さ;20アミノ酸 (B) 型二アミノ酸 (C) トポロジー:直鎖状 (xi) 配列:配列番号7: 1、*u Lau Gly O1y^la Ala Oly Lau Val  Pro Glu Lau Gly Jlqg Arg −ユ 5 10 ユ5 Lys Phe Ala Alm A1m(2) 配列番号8の情報: (i) 配列の特徴 (A) 長さ・396アミノ酸 (B) 型二アミノ酸 (C) トポロジー、直鎖状 (Xl) 配列:配列番号8: Met Val 八la OLy Thr 入rg Cym Lau Lau  Ala Lau 1.*u Lsu Pro G1n1 S 10 15 val Lau Leu C1y Gly^1a^la Gly Lau V龜 I Pro Glu Lau GIY Ar9人xq Lys Phe Ala  JLla 入1a 5er Sat Gly Arg Pro Sat ja r Gin Pr。
S@r Asp Glu Val Leu 5*r Glu Ph1l Glu  Lau Arg −u L會u Sat MetPh@ Gly Lau L Y@ Gin Arg Pro 丁hr Pro Sat 入x9 Agp x lm Val VaユPro Pro Tyr Met Lau 入sp La u Tyr Arg 入rg )lis Ssr Gly GLn Pr。
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Lau Tyr Val Asp Phe sat Asp VaI Gly  Trp jvn MP Trp Xla V龜1λla Pro Pro Gl y T’yr HLx Ala Ph@ Tyr Cym Him GLy G lu Cys Pr。
Ph@ Pro Lau 入工畠 入mp His Lsu Asn Sir  Thr Agn Hls Ala Xhes Valユコ5 340 345 (2) 配列番号9の情報: (i) 配列の特徴 (A) 長さ:408アミノ酸 (B) 型、アミノ酸 (C) トポロジー:直鎖状 (xi) 配列、配列番号9・ Sat XL@ i’ro Gly Asn Arg Met L7s Met  Val Val Lau Lsu C:ym G1n1 5 ユO15 Val Lau Lau Gly Gly Ala Sat Hlm Ala  Sir !、働u X1m l’ro Glu 丁hrGly Lye Lys  Lys Va)Ala Glu Hls Gin Gly His Ala  Gly Gly Ar9人xq Sat Gly Gin Ssr His G lu Lys Lys Arg 入sp Phe GユU λ1轟 τhrSo  5560 Leu Lau Gin Met Phe Gly Leu 入r9 人r9  人rg Pro Gin Pro Sir Lye$虹 入La VaL 工L @ I’ro ^llp Tyr I’l@t 八x9 八sp Le’J T yr 八rg Lsu G1nVal Amn Set Val Asn 5@ r S@r Ala Pro Lys ALa cys Cys Val Pr 。
365 コア0 3フ5 (2) 配列番号10の情報: (i) 配列の特徴 (A) 長さ;400アミノ酸 (B) 型二アミノ酸 (C) トポロジー:直鎖状 (xi) 配列:配列番号10: Thr Ala Asn sir Lym Phe Pro Val Thr  入rg L−mu Leu Asp テhr 入r9ユ85 ユ90 195 (2) 配列番号11の情報: (i) 配列の特徴 (A) 長さ:56アミノ酸 (B) 型・アミノ酸 (C) トポロジー:直鎖状 (xi) 配列・配列番号11: Ly−人rg His Val Arg Ala Ser Arg 511x  Lsu His Gin Amp Glu Hlsl 5 ユ0 ユ5 ser Trp sar Gin 11m 入rg Pro Leu L@u  Val 丁hr Phe Sly !Iis AmpGLy Lys C1y  His Pro Leu His Lye kxq (ilu Lys lrg  Gin Ala LysH1s Lye Gin Arg Lye Arg  Leu Ly8 Ser Sir ey@So 55 56 2) 配列番号12の情報: (i) 配列の特徴 (A) 長さ二60アミノ酸 (B) 型アミノ酸 (C) トポロジー・直鎖状 (xl) 配列・配列番号12: GlyG1nHisVal入rgX1*5@rArgSirLeuI’roGi nGユy5erGユy510is Amn Asn Ala GLn Leu 入rg Pro XJu Leu  Val 丁hx Pha Gly Hi−λ5pGly Arg Gly )I is Ala Leu Thr Arg 入rg Arg λr9 AIJI  Ly−人rg 5arPro Lym Hlm HLm Set Gin Ar g Ala Arg Lym Lys 入sn Lym Amn CysSo  55 60 FIG、 4 BMP−2B TGF−B μ9/インフ“ランF FIG、5A BMP−2B TGF−13 μ9/インフ゛ラント FIG、5B 要約書 BMP−2以外の哺乳動物蛋白の前駆体部分をコードしているDNAがその上流 にある、成熟BMP−2をコードしているDNAからなるDNA構築物が提供さ れる。係るDNA構築物を含む哺乳動物の発現ベクター及び宿主並びに係る構築 物を使用する改良された発現方法もまた提供される。
、、 、、PCT/IJs 91/、03540

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.その上流がBMP−2以外の哺乳動物蛋白の前駆体部分をコードしているD NAである、成熟BMP−2をコードしているDNAを含むDNA構築物。
  2. 2.該BMP−2がヒトBMP−2である請求項1のDNA構築物。
  3. 3.該BMP−2がヒトBMP−2Bである請求項2のDNA構築物。
  4. 4.前駆体部分が信号配列を含む請求項1のDNA構築物。
  5. 5.前駆体部分が、BMP−2前駆体のN末端からBMP−2の成熟領域中の最 初のシステイン残基までのBMP−2の天然の前駆体部分に対して、少なくとも 25%のアミノ酸配列の一致を有する、請求項1のDNA構築物。
  6. 6.前駆体部分が、異なったBMP−2に由来する、請求項5のDNA構築物。
  7. 7.成熟BMP−2が成熟BMP−2Bであり、前駆体部分がBMP−2Aに由 来する、請求項6のDNA構築物。
  8. 8.BMP−2A及ひBMP−2BがヒトBMPである請求項7のDNA構築物 。
  9. 9.請求項1のDNA構築物を含む発現ベクター。
  10. 10.請求項5のDNA構築物を含む発現ベクター。
  11. 11.請求項7のDNA構築物を含む発現ベクター。
  12. 12.pRK5.bmp2/4−1.1である請求項11の発現ベクター。
  13. 13.請求項9の発現ベクターにより形質転換された哺乳動物宿主。
  14. 14.請求項10の発現ベクターにより形質転換された哺乳動物宿主。
  15. 15.請求項11の発現ベクターにより形質転換された哺乳動物宿主。
  16. 16.請求項12の発現ベクターにより形質転換された哺乳動物宿主。
  17. 17.ATCC番号68330として寄託された請求項12の発現ベクターによ り形質転換された大腸菌宿主。
  18. 18.293またはチャイニーズハムスター卵巣セルラインである請求項13の 宿主。
  19. 19.哺乳動物細胞においてBMP−2をコードしているDNAを発現する方法 において、請求項13の宿主を宿主として使用することからなる改善。
  20. 20.哺乳動物細胞においてBMP−2をコードしているDNAを発現する方法 において、請求項14の宿主を宿主として使用することからなる改善。
  21. 21.哺乳動物細胞においてBMP−2をコードしているDNAを発現する方法 において、請求項15の宿主を宿主として使用することからなる改善。
  22. 22.哺乳動物細胞においてBMP−2BをコードしているDNAを発現する方 法において、請求項16の宿主を宿主として使用することからなる改善。
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