JPH05507252A - 液圧制御あるいは調整装置用液圧ユニット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 液圧制御あるいは調整装置用液圧ユニット本発明は、液圧制御あるいは調整装置 用液圧ユニットに関し、特に請求項１の前段部分に記載の自動車用アンチロック 制御システム（Ａｎｔｉｂｌｏｃｋｉｅｒｒｅｇｅｌｓｙｓｔｅｍｅｎ；　ａｎ ｔｆ−ｌｏｃｋ　ｃｏｎｔｒｏｌ　ｓｙｓｔｅｍｓ）あるいはトラクションスリ ップ制御システム（Ａｎｔｉｒｉｅｂｓｓｃｈｌｕｐｆｒｅｇｅｌｓｙｓｔｅｍ ｅｎ；　ｔｒａｃｔｉｏｎ　５ｌｆｐ　ｃｏｎｔｒｏｌｓｙｓｔｅｍｓ）におけ る制動圧制御装置用の液圧ユニットに関する。

圧力媒体を制御あるいは調整するための液圧ユニットは産業用液圧の分野で広く 用いられている。このような液圧ユニットを自動車用として用いる場合には特別 な重要性を有しており、これは極限状態においても圧力媒体の流れを極めて正確 に制御しなければならないためである。

特に、自動車内に液圧ユニットを組込むフレーム構造内に、その機能上の能力を 越えて能動的及び受動的装置、具体的には保守容易性（Ｓｅｒｖｆｅｅｆｒｅｕ ｎｄｌｉｃｈｋｅｌｔ；　５ｅｒｖｆｅｅａｂｉｌｌｔｙ　）及びシステムの低 騒音に関する限り快適性を増大するために有益な装置を追加することを考慮する 必要がある。

この点について、トラクションスリップ制御装置付ブレーキシステム用液圧ユニ ットにおける圧力脈動ダンパーに関する未審査で公開されたドイツ特許出願箱３ ，９１３，３５２号に記載の従来の技術を説明する。この脈動ダンパーはその弾 性変形特性にしたがって、電磁弁の切換度数により生じた騒音を吸収し、耳障り と感じられる騒音レベルを低下することができる。しかし、この方法は圧力脈動 ダンパーの弾性変形により、圧力媒体の量を増大するという望ましくない問題も 引起こす。

したがって、本発明の目的は液圧ユニットの取付は容易性をそのまま保持しつつ 、作動中に更に多くの供給量を受けることなく、電磁弁の切換位置に応じた騒音 レベル及びその拡散を効果的に減少することにより解決する方法を提供すること にある。

本発明によると、この目的は請求項１の特徴部分に記載の特徴により達成される 。

したがって、本発明は、出口側電磁弁が開いている間に、圧力媒体源から受取り かつ圧力媒体使用部材にスライド弁を通じて流れる圧力媒体の量を制限し、この スライド弁は弁収容ボディ内に組込まれ、このスライド弁で作用する制御縁部が 、差圧にしたがうスライド弁のリフトストローク動により圧力媒体の流れを減じ るという考えに基づく。

規制作用を確実に行うため、請求項２及び３によると、オリフィスが組込まれ、 通常位置で開に切換えられる電磁弁内のオリフィスの通常配置とは反対に、スラ イド弁、好ましくは圧力流体源を入口側電磁弁に連絡する環状溝の範囲内に直接 配置される。

本発明を具体的にするため、請求項４によると、第１環状溝を形成する面と圧力 媒体源に接続される供給ダクトを形成する面とを限定することにより、流量を制 限する制御縁部を形成することが考えられる。

圧力媒体源と電磁弁との間の有益な圧力媒体接続が請求項５の特徴で示されてお り、これによると、スライド弁内をほぼ軸方向に沿って延びる圧力媒体ダクトを 通じて、第１環状溝と、通常位置で開に切換えられる電磁弁まで延びる他の環状 溝との間に液圧接続が形成される。

請求項６及び７の特徴から生じるスライド弁の作動の更に具体的な限定によると 、スライド弁の前面に当接する圧縮ばねが、延長された収容孔内で作動してスラ イド弁を通常位置に位置決めし、出口弁として作用するこの電磁弁がホイールブ レーキ内の圧力を排出すると直ちに、通常位置で閉の電磁弁の切換位置に応じて 、圧縮ばねに面するスライド弁の前面が圧力を解除される。

以下に本発明の更に他の特徴及び利点を第１図を参照しつつ詳細に説明する。

第１図は液圧ユニットを断面で示し、トラクションスリップ制御装置付ホイール ブレーキの作動に必要な部材を備える。

弁収容ボディ１内には、２つの電磁弁３，４が設けられ、図の左側に示す電磁弁 ３はその通常位置で圧力媒体源６と圧力媒体使用部材１６との間に液圧媒体を自 由に連通し、一方、電磁弁３と並列に配置される電磁弁４はその電磁的に無励磁 とされる通常位置で液圧的に閉じられ、圧力媒体使用部材１６内の圧力の減少を 防止する。図中、圧力媒体使用部材１６としてのホイールブレーキが液圧媒体用 のねじ付ユニオンに結合され、一方上流側では、その通常位置で連通位置に切換 えられる電磁弁３の前方に、補助圧源でアシストされる制動圧マスクシリンダが ブレーキユニットの圧力媒体源６を形成する。弁収容部材１内で圧力媒体源６に 接続される供給ダクト８を通じて、圧力媒体がスライド弁２内に凹設された第１ 環状溝７に送られ、順にここから下流側に配置されたオリフィス５と、はぼ軸方 向に延設されて他の環状溝１２への液圧リンクを形成する圧力媒体ダクト１１に 送られ、この他の環状溝は通常位置で自由連通位置に切換えられる電磁弁３と共 に作用する。上記電磁弁３には更に圧力媒体使用部材への液圧ダクト１７で形成 される直接液圧接続部が設けられている。

この液圧ダクト１７は収容溝１４に直接接続され、この収容溝は圧縮ばね１３を 収容し、電磁弁３，４の切換え位置にしたがって圧力調整中にスライド弁２を所 要の液圧制御されたリフトストローク動を行わせる。構造的な面では、このスラ イド弁２は上記液圧ダクト１７に平行に配置され、この液圧ダクトは２つの電磁 弁３，４をホイールブレーキに接続しかつ横方向ダクトを通じてスライド弁２の 延長された収容溝１４に接続される。これにより、スライド弁２が基本的に弁ブ ロックの内部に配置され、このスライド弁は図で見て左側から圧縮ばね１３と共 に収容孔１４内に挿入され、シールプラグ１８により圧力媒体の漏洩を防止する 態様でシールされる。

作動 トラクションスリップを行わない通常の制動中は、全ての弁が図の位置を占める 。圧縮ばね１３の作用でスライド弁２がシールプラグ１８に接触し、オリフィス ５が設けられた第１環状溝７は圧力媒体源６の方向に開く。左側の電磁弁３は無 励磁状態で開いており、一方、右側の電磁弁４は収容タンク１９への戻りを遮断 する。これにより圧力媒体が、圧力媒体源６として作用するパワーブレーキユニ ットから開位置の第１環状溝７に送られ、これからオリフィス５と、はぼ軸方向 に延びるスライド弁２内の圧力媒体ダクト１１と、開位置の電磁弁３とを通じて 最終的にホイールブレーキ側の圧力媒体使用部材１６に送られる。シールプラグ １８が調整ねじに形成される場合には、更にスライド弁２に設けられた制御縁部 ７の正確な調整が可能であり、したがってばねの公差にかかわりなく流量の制御 を変更することができる。

トラクションスリップ制御中に減圧するために無励磁の通常位置で閉の電磁弁４ が切換えられると収容タンク１９からの圧力媒体の戻りを開き、圧縮ばね１３に 当接するスライド弁２の前面の圧力が解除され、圧力媒体源６の圧力を受けるス ライド弁２の環状面によりばねの作用に対抗する所定のリフトストローク動が可 能となる。この結果、第１環状溝７の部位で作用する制御縁部９が圧力媒体源６ の供給ダクト８を閉じ、流量を制限し、したがって弁切換えの騒音を減少する。

スライド弁２を弁収容ボディ１内に組込むことにより、流量制限が可能となり、 これにより電磁弁３，４の切換えノイズを大きく減少することができる。更に、 スライド弁２と弁収容ボディ１との間の嵌め合いを好適に狭い公差の遊びを有す るものに選択することにより、通常作動を阻害する環状間隙からの漏洩の原因を 与えることなくシール部材を更に配置することを省略することができる。この方 法により、装着スペースに関して最適の安価な流量制限装置が弁ブロツク内に形 成され、この場合、電磁弁３，４あるいは弁収容ボディ１に大きな構造的な変更 を加える必要がない。弁収容ボディ１内におけるダクトの元からの配置（ｒｏｕ ｔｉｎｇ　）は変更することなく保持でき、電磁弁３，４を直接限定する液圧ダ クト１７に対して供給ダクトを延長するだけでよい。収容孔１４を使用部位に導 く液圧ダクト１７に液圧的に連結する必要はないが、液圧ダクト１７に対して垂 直方向の孔開けを必要とする。

トラクションスリップ制御装置を備えるブレーキユニットの弁ブロックに関する 実施例は本発明の基本的な考えを明らかにする。他の同様な構造を用・いること も可能であり、本発明の種々の応用例についても詳細を図示するまでもなく明ら かである。この開示にしたがい、本発明は切換えノイズの制限を必要とする電磁 的に制御されるどのような液圧装置にも用いることができる。

参照符号リスト １　弁収容ボディ ２　スライド弁 ３　電磁弁（無励磁時開） ４　電磁弁（無励磁時閉） ５　オリフィス ６　圧力媒体源 ７　第１環状溝 ８　供給ダクト ９　制御縁部 １０　制御縁部 １１　圧力媒体ダクト １２　環状溝 １３　圧縮ばね １４　収容孔 １５　環状溝 １６　圧力媒体使用部材 １７　液圧ダクト １８　シールプラグ １９　収容タンク 要（つ書 液圧制御あるいは調整装置用液圧ユニット本発明は、液圧制御あるいは調整装置 用液圧ユニットに関し、特に自動車用アンチロック制御システムあるいはトラク ションスリップ制御システムにおける制動圧制御装置用の液圧ユニットに関する 。

電磁弁（３，４）の切換位置にしたがう騒音レベルおよびその拡散の双方を効果 的に減少するために、本発明は、出口側の電磁弁（４）を開いた状態で圧力媒体 源（６）から受入れ、かつ、弁収容ボディ（１）内に組込まれたスライド弁（２ ）を通じて圧力媒体収容部位（１６）に送る圧力媒体を制限するという考えに基 づくもので、差圧にしたがうリフトストローク動により、スライド弁（２）で作 用する制御縁部（９）が圧力媒体の流れを減少する。

国際調査報告

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. １．多数の電磁弁および圧力媒体ダクトを収容する弁収容ボディと、この弁収容 ボディを閉じる弁カバーと、前記電磁弁を励磁する電流供給装置とを備え、自動 車用アンチロック制御システムあるいはトラクションスリップ制御システムにお ける特に制動圧制御装置である液圧制御あるいは調整装置用の液圧ユニットであ って、 前記弁収容ボディ（１）内に組込まれて液圧作動可能なスライド弁（２）が、前 記電磁弁（３，４）の切換位置にしたがって圧力媒体量を制御することを特徴と する液圧ユニット。
2. ２．前記スライド弁（２）にはオリフィス（５）が設けられ、このオリフィスは 前記スライド弁（２）が通常位置にあるときに圧力媒体源（６）と、通常位置で 開位置に切換えられる電磁弁（３）との間で液圧接続を形成することを特徴とす る請求項１記載の液圧ユニット。
3. ３．前記オリフィス（５）は、前記スライド弁（２）に配置された第１環状溝（ ７）を通して半径方向に貫通することを特徴とする請求項１又は２記載の液圧ユ ニット。
4. ４．前記第１環状溝（７）を形成する面と、前記弁収容ボディ（１）内の制御縁 部（９，１０）から圧力媒体源に接続される供給ダクト（８）を形成する面とが 互いに相対移動することを特徴とする請求項１から３いずれか１記載の液圧ユニ ット。
5. ５．前記スライド弁（２）内にほぼ軸方向に延在する圧力媒体通路（１１）を通 じて、前記環状溝（７）と他の環状溝（１２）との間が液圧的に接続され、前記 他の環状溝はスライド弁（２）に配置され、その通常位置で連通位置に切換えら れる前記電磁弁（３）に連通することを特徴とする請求項１から４いずれか１記 載の液圧ユニット。
6. ６．前記スライド弁（２）はその前面で圧縮ばね（１３）および制御された液圧 の作用を受けることを特徴とする請求項１から５いずれか１記載の液圧ユニット 。
7. ７．前記圧縮ばね（１３）は、前記弁収容ボデイ（１）を貫通しかつ前記スライ ド弁（２）を案内する延長された収容孔（１４）内に配置され、この収容孔（１ ４）は、その通常位置で閉位置に切換えられる前記電磁弁（３，４）の切換え位 置にしたがって加圧されることを特徴とする請求項６記載の液圧ユニット。
8. ８．前記圧縮ばね（１３）の作用を受けるスライド弁（２）の端部領域は、複数 の環状溝（１５）を設けられるのが好ましく、前記スライド弁（２）の端部領域 は前記圧力媒体源（６）と圧力媒体使用部材（１６）との間の短絡を防止するこ とを特徴とする請求項１から７いずれか１記載の液圧ユニット。
9. ９．前記オリフィス（５）と２つの環状溝（７，１２）とは前記スライド弁（２ ）に形成され、前記圧力媒体源（６）を通常位置で連通位置に切換えられる電磁 弁（３）に直列に接続することを特徴とする請求項１から８いずれか１記載の液 圧ユニット。
10. １０．前記第１環状溝（７）は流量を制御するために第２環状溝（１２）に比較 して狭い溝幅を有することを特徴とする請求項１から９いずれか１記載の液圧ユ ニット。