JP2005255168A6 - ブレーキ制御ユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】 自動制動制御を実行するブレーキ装置に適用されるブレーキ制御ユニットにおいて、複数の電磁弁を設けながらも軽量・コンパクトとして車載搭載性を向上させ、かつコスト的に有利とすること。
【解決手段】 モータにより駆動されるポンプ4と、ABS制御用の複数の電磁弁5,6と、リザーバ7と、付加された複数の電磁弁3,9と、これらの要素を取り付けるためのハウジング11と、を備えたブレーキ制御ユニットにおいて、モータの回転軸を含む平面(D-D)を挟んで、一方に、ABS制御用の複数の電磁弁5,6を配設し、他方にアウト側ゲート弁3及びリザーバ7を配設すると共に、イン側ゲート弁9をポンプ4のポンプ室4rに近接して配置した。
【選択図】 図1
【解決手段】 モータにより駆動されるポンプ4と、ABS制御用の複数の電磁弁5,6と、リザーバ7と、付加された複数の電磁弁3,9と、これらの要素を取り付けるためのハウジング11と、を備えたブレーキ制御ユニットにおいて、モータの回転軸を含む平面(D-D)を挟んで、一方に、ABS制御用の複数の電磁弁5,6を配設し、他方にアウト側ゲート弁3及びリザーバ7を配設すると共に、イン側ゲート弁9をポンプ4のポンプ室4rに近接して配置した。
【選択図】 図1
Description
本発明は、自動車において、車両の走行状況に対応して必要に応じて運転者のブレーキ操作による液圧源とは別に設けた制御用液圧源からホイルシリンダに向けてブレーキ液を供給することによって自動的に制動をかける自動制動制御を実行するブレーキ装置に適用されるブレーキ制御ユニットに関する。
従来、ブレーキ制御装置としては、運転者が制動操作を行ったときに車輪がロックするのを防止するABS制御を実行するものが知られている。このABS制御を実行するブレーキ制御装置には、ハウジングに、マスタシリンダとホイルシリンダとを結ぶ油路と、この油路の途中に設けられてホイルシリンダ圧を減圧および増圧可能なABS制御用の複数の電磁弁と、減圧時にホイルシリンダから抜かれた油を一時的に貯留するリザーバと、このリザーバに貯留されたブレーキ液を油路に戻すポンプおよびモータと、を設けたブレーキ制御ユニットが用いられている(例えば特許文献1)。
近年、上述のABS制御に加え、自動制動制御を実行するブレーキ装置が知られている。この自動制動制御としては、車両姿勢が過度のオーバステアやアンダステアとなったときに、所望の車輪に制動力を発生させて車両姿勢を安定させる方向にヨーモーメントを発生させる車両挙動制御や、車両の走行状況を判断し例えば先行車との車間が詰まったときに自動的にブレーキをかける自動制動制御などが知られている。
近年、上述のABS制御に加え、自動制動制御を実行するブレーキ装置が知られている。この自動制動制御としては、車両姿勢が過度のオーバステアやアンダステアとなったときに、所望の車輪に制動力を発生させて車両姿勢を安定させる方向にヨーモーメントを発生させる車両挙動制御や、車両の走行状況を判断し例えば先行車との車間が詰まったときに自動的にブレーキをかける自動制動制御などが知られている。
これらの制御を実行するブレーキ制御装置に用いられるブレーキ制御ユニットとしては、上述したABS制御を実行可能なブレーキ制御ユニットの構成に、液圧源を切り替えたり、マスタシリンダとホイルシリンダとの連通を断ったりする複数の電磁弁が付加されることになる。
このように複数の電磁弁を付加した自動制動制御用のブレーキ制御ユニットとしては、従来、図6に示すように、ピストンポンプを回転するためのモータ01の回転軸よりも上方にABS制御用の複数の電磁弁02が設けられている既存のABS制御用のブレーキ制御ユニットの構成に対して、ハウジング03を更に上方に延長し、その延長部分に上述の複数の電磁弁04を付加した構成のものが知られている。
特開平11−208440号公報
しかしながら、上述の従来技術にあっては、以下に述べるような解決すべき課題を有していた。すなわち、ハウジングに対して、モータ回転軸を含む平面の上方にABS制御用の複数の電磁弁、及び自動制動制御用に付加された複数の電磁弁の全ての電磁弁が配設されているため、電磁弁を付加した分だけブレーキ制御ユニット自体の高さが高くなり、ABS制御用のユニットに比べて大型化して、車両搭載性が悪く、重量増加を招き、ハウジング材料費がかさむことによるコストアップを招いてしまうという問題があった。
また、近年提唱されているITS(Intelligent Transfer System)においては、省エネ、交通の効率化、安全性を高めるべく、自動運転制御の導入が検討されており、この自動運転制御においては上述の自動制動制御が必須であり、この制御を実行するのに用いられるブレーキ制御ユニットの需要が高まっている。こういった背景からも車載搭載性、軽量化及びコスト低減は大きな問題となっていた。
本発明は、上述の従来の問題点に着目してなされたもので、自動制動制御を実行するブレーキ装置に適用可能なブレーキ制御ユニットにおいて、複数の電磁弁を付加しながらも、軽量でコンパクトとして車載搭載性を向上させ、かつコスト的にも有利とすることを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明請求項1記載のブレーキ制御ユニットでは、マスタシリンダとホイルシリンダとの間に設けられ、モータにより駆動されるポンプと、ABS制御用の複数の電磁弁と、ブレーキ液を貯留するリザーバと、付加された複数の電磁弁と、前記リザーバとポンプとを結ぶ油路上に設けられた逆止弁と、を備えるハウジングと、制動時に前記ABS制御用の複数の電磁弁を用いてホイルシリンダ圧を制御して車輪のロックを防止するABS制御を実行するとともに、運転者が制動操作を実行していないときに必要に応じ、付加された複数の電磁弁を用いて油路を遮断・接続してポンプが吐出するブレーキ液をホイルシリンダに供給するとともにABS制御用の電磁弁と協調してホイルシリンダ圧を調圧して制動力を発生させる自動制動制御を実行するブレーキ装置に適用されるブレーキ制御ユニットにおいて、マスタシリンダとポンプの吸入側との間の油路に配置されたイン側ゲート弁と、マスタシリンダとポンプの吐出側との間の油路に配置されたアウト側ゲート弁と、から構成され、前記モータの回転軸を含む任意の平面を挟んで、一方に、前記ABS制御用の複数の電磁弁を配設し、他方に前記アウト側ゲート弁及び前記リザーバを配設すると共に、前記イン側ゲート弁を前記ポンプのポンプ室に近接して配設したことを特徴とする。
請求項1記載のブレーキ制御ユニットでは、上述のように構成されるため、イン側ゲート弁とポンプ室との間の油路を可及的に短くすることができるので、特に油路の抵抗や粘性抵抗を低減することができるので、ブレーキ制御性能の応答性の向上を図ることができる。
本発明を実施する最良の形態を実施例として図面に基づいて説明する。
図5は以下に説明する実施例1のブレーキ制御ユニットの回路構成を示す油圧回路図である。
図5において、MCはマスタシリンダでありブレーキペダルBPを踏み込むとブレーキ液をブレーキ配管1,2を介してホイルシリンダWCに向けて供給する周知のものである。なお、マスタシリンダMCにはブレーキ液を貯留するリザーバRESが設けられている。
また、前記ブレーキ配管1,2は、いわゆるX配管と呼ばれる接続構造となっている。すなわち、ブレーキ配管1は、左前輪のホイルシリンダWC(FL)と右後輪のホイルシリンダWC(RR)とを結び、ブレーキ配管2は、左前輪のホイルシリンダWC(FL)と右後輪のホイルシリンダWC(RR)とを結ぶよう構成されている。
前記ブレーキ配管1,2の途中には、特許請求の範囲の付加された電磁弁に相当するアウト側ゲート弁3が設けられている。このアウト側ゲート弁3は、ブレーキ配管1,2の連通・遮断を切り替える常開のソレノイド弁である。
前記アウト側ゲート弁3には、マスタシリンダMC側(以下、これを上流という)からホイルシリンダWC側(以下、これを下流という)へのブレーキ液の流通のみを許容する一方弁3aが並列に設けられているとともに、これらに並列に迂回路3bが設けられ、この迂回路3bには、アウト側ゲート弁3の下流の圧力が所定圧を越えたら上流に逃がすリリーフバルブ3cが設けられている。
また、前記ブレーキ回路1,2において、アウト側ゲート弁3の下流には、特許請求の範囲のABS制御用の複数の電磁弁に相当するソレノイド駆動のON・OFF弁からなる増圧弁5が設けられ、さらに、この増圧弁5よりも下流位置とリザーバ7とを結ぶリターン通路10の途中にはソレノイド駆動のON・OFF弁からなる減圧弁6が設けられている。
さらに、前記ブレーキ配管1,2には、マスタシリンダMC以外の液圧源としてポンプ4が接続されている。すなわち、このポンプ4は、運転者が操作していないときのブレーキ液圧源となるとともに、ABS制御を実行したときの戻しポンプを兼ねるものである。このポンプ4は、モータ8により作動するプランジャポンプであって、2つのプランジャ4p,4pを備えるとともに、それぞれのプランジャ4p,4pで吸入・吐出を行うポンプ室4rが、枝分かれされた吸入回路4a,4bを介して前記ブレーキ配管1,2においてアウト側ゲート弁3よりも上流の位置と、前記リザーバ7とに接続されている。一方、吐出回路4cが、前記ブレーキ配管1,2において、前記アウト側ゲート弁3と増圧弁5との間の位置に接続されている。なお、前記吸入回路4bには、ブレーキ液がリザーバ7の方向へ流れるのを防止する逆止弁4dが設けられている。
また、前記吸入回路4aには、この吸入回路4aの連通・遮断を切り替えるイン側ゲート弁8が設けられている。このイン側ゲート弁8は、特許請求の範囲の付加された電磁弁に相当するもので、常閉のソレノイドバルブにより構成されている。
本実施例1のブレーキ制御ユニットは、上述の合計8個のABS制御用の電磁弁としての増圧弁5及び減圧弁6と、合計4個の付加された電磁弁としてのアウト側ゲート弁3及びイン側ゲート弁9と、リザーバ7と、逆止弁4dと、ポンプ4と、モータ8とを含む構成を、1つのハウジング11に設けたもので、その正面図を図1に示している。
図示するように、ハウジング11において、ポンプ4の対向するプランジャ4,4pのピストン軸(図においてD-Dで)示す線(請求の範囲の平面に相当する)の上方にABS制御用の増圧弁5及び減圧弁6が配設され、その下方の外側ににイン側ゲート弁9が、下方の内側にアウト側ゲート弁3が配設されている。
図1及び図2のB−B断面図である図3に示すように、このイン側ゲート弁9及びアウト側ゲート弁3の下方にはリザーバ7が、ポンプ4のピストン軸Pからモータ8側に偏心した状態で設けられている。また、逆止弁4dも、図示のようにピストン軸Pから偏心して配置され、これにより各ゲート弁3,9に対するハウジング11の厚み方向寸法を確保している。これにより、図4に示すように、各弁3,5,6,9の突出代を、ハウジング11の厚みを厚くすることなく揃えることができる。
したがって、図4に示すとおり、全ての電磁弁である弁3,5,6,9を駆動させるコイル31,51,61は、1つの基体101にアッセンブリされているが、上述のように突出代を揃えていることにより、上記アッセンブリが容易である。なお、このようにコイルを1つにアッセンブリすることは、従来から行われているが、本実施例1では、各弁3,5,6,9の配置を従来とは異ならせても、コイル部分をハウジング11に取り付ける際、従来と同様の作業性が得られるもので、作業性の悪化や部品点数の増大を招くことはない。
以上説明したように、本実施例1では、ハウジング11に、ABS制御用の増圧弁5及び減圧弁6と、イン側ゲート弁9及びアウト側ゲート弁3とを、従来のようにポンプ4のピストン軸Pの上方のみに偏らせることなく、ピストン軸Pに跨らせて設けたため、ハウジング11のスペースを有効に利用することが可能となり、従来のハウジングのサイズに比べ、コンパクトに構成することができる。
また、イン側ゲート弁9及びアウト側ゲート弁3とポンプ4との間の油路を短くすることができるため、粘性抵抗を低減することができ、応答性の向上を図ることができる。
また、リザーバ7ならびに逆止弁4dを、イン側ゲート弁9とアウト側ゲート弁3との間のスペースに配設し、更に、リザーバ7を、ポンプ4のピストン軸Pに対してモータ側に偏心させるとともに、逆止弁4dも、同様に偏心させたため、ハウジング11の高さ方向だけでなく、奥行きをも有効に利用することが可能となり、上述のような位置にイン側ゲート弁9及びアウト側ゲート弁3を付加するにあたって、ハウジング11側の強度の確保が容易となるという効果が得られるとともに、各弁3,5,6,9の突出代をそろえることが可能となり、電磁弁を作動させるためのコイル部分の部品をアッセンブリとして取り付けることが容易となるという効果が得られる。
(他の実施例)
以上実施例1を図面により説明してきたが、本願発明においては、上述の構成に限られるものではなく、本願の趣旨を逸脱しない範囲で様々な構成が考えられる。例えば、ポンプとして実施例1ではピストンポンプを用いた形態を示したが、ギヤポンプを用いても良い。
以上実施例1を図面により説明してきたが、本願発明においては、上述の構成に限られるものではなく、本願の趣旨を逸脱しない範囲で様々な構成が考えられる。例えば、ポンプとして実施例1ではピストンポンプを用いた形態を示したが、ギヤポンプを用いても良い。
更に、上記実施例から把握しうる請求項以外の技術的思想について、以下にその効果と共に記載する。
(1) ハウジングに、モータにより駆動されるポンプと、ABS制御用の複数の電磁弁と、ブレーキ液を貯留するリザーバと、付加された複数の電磁弁と、前記リザーバとポンプとを結ぶ油路上に設けられた逆止弁と、が設けられ、制動時に前記ABS制御用の複数の電磁弁を用いてホイルシリンダ圧を制御して車輪のロックを防止するABS制御を実行するとともに、運転者が制動操作を実行していないときに必要に応じ、付加された複数の電磁弁を用いて油路を遮断・接続してポンプが吐出するブレーキ液をホイルシリンダに供給するとともにABS制御用の電磁弁と協調してホイルシリンダ圧を調圧して制動力を発生させる自動制動制御を実行するブレーキ装置に適用されるブレーキ制御ユニットにおいて、
前記モータの回転軸を含む任意の平面を挟んで、一方に、前記ABS制御用の複数の電磁弁を配設し、他方に、前記付加された複数の電磁弁及び前記リザーバを配設したことを特徴とするブレーキ制御ユニット。
前記モータの回転軸を含む任意の平面を挟んで、一方に、前記ABS制御用の複数の電磁弁を配設し、他方に、前記付加された複数の電磁弁及び前記リザーバを配設したことを特徴とするブレーキ制御ユニット。
したがって、従来のように、モータの回転軸を含む平面の一方のみに偏ってABS制御用の複数の電磁弁と付加された複数の電磁弁との全ての電磁弁が配置されることが無く、ハウジングのスペースを有効に利用することが可能となり、従来のハウジングのサイズに比べ、コンパクト化ならびに軽量化が可能となり、車載性を向上させることができる。また、付加された電磁弁とポンプとの間の油路を短くすることができるため、流路抵抗を低減することができ、応答性の向上を図ることができる。
すなわち、モータの回転軸を含む平面を挟んで、一方にABS制御用の複数の電磁弁を配設し、他方に付加された電磁弁及びリザーバを配設したことにより、従来の自動制動制御を実行可能なブレーキ制御ユニットよりも非常に軽量・コンパクトにすることができる。これは、従来の自動制動制御を実行可能なブレーキ制御ユニットにおいては、ABS制御ユニットに電磁弁を付加する際、ハウジングのサイズを大きくして電磁弁を付加していたのに対し、本願実施例1では、電磁弁を付加する際、ABS制御ユニットのサイズを大きくすることなくハウジングに効率よく配設したことによる。上述のように自動制動制御を実行可能なブレーキ制御ユニットの軽量・コンパクト化が可能となるため、車両搭載性の向上を図ることができるとともに、ハウジングの余分なスペースを低減することで、材料費を抑えて、コストを下げることができる。また、従来は付加された電磁弁をABS制御用の複数の電磁弁の上方に配設していたため、付加された電磁弁とポンプとの間での油路を長くしなければならなかったのに対して、本願発明では、付加された電磁弁がポンプの油圧室に近接して配設されているため、油路を短くすることが可能となり、これにより、油路の抵抗を下げることが可能となり、応答性の向上を図ることができる。
(2) 上記(1)に記載のブレーキ制御ユニットにおいて、前記逆止弁を、前記付加された複数の電磁弁間のスペースに配設したことを特徴とするブレーキ制御ユニット。
これにより、よりコンパクトな配置が可能となる。すなわち、付加された複数の電磁弁間のスペースに逆止弁を配設したことにより、リザーバとポンプとの距離を短くしながらも、ハウジングのスペースを有効に使うことで、軽量化及び低コスト化を達成することができる。
(3) 上記(1)又は(2)に記載のブレーキ制御ユニットにおいて、前記ピストンポンプとして少なくとも2気筒以上の水平対向ピストンポンプが用いられ、このピストンポンプの対向する一組のピストン軸が、前記モータの回転軸を含む平面上に配置されていることを特徴とするブレーキ制御ユニット。
したがって、ポンプの設置においてモータの軸方向に必要なスペースが大きなピストンポンプを設置するにあたり、各電磁弁との干渉を避けながら、コンパクトに構成することが可能となる。
すなわち、水平対向のピストンポンプのピストン軸に跨ってABS制御用の電磁弁と、付加した電磁弁とを配置させたため、ギヤポンプなどと違ってモータの軸方向に大きな寸法が必要であり、設置スペースが大きく必要なピストンポンプと、同様に軸方向寸法が大きな電磁弁とを共通のハウジングに設けるにあたり、従来よりも小さなスペースにこれらを設置することができるという効果が得られる。
(4) 上記(3)に記載のブレーキ制御ユニットにおいて、前記ハウジングの一側面にモータが取り付けられ、前記ピストンポンプを挟んでその反対側の面から前記電磁弁が取り付けられ、前記リザーバが、前記ピストンポンプのピストン軸からモータ側に偏心して配置されていることを特徴とするブレーキ制御ユニット。
したがって、ハウジングの高さ方向だけでなく、奥行きも有効に利用することが可能となり、全体をよりコンパクトにすることができる。また、これによりハウジングの奥行きを短く取りながらも、ABS制御用の電磁弁及び付加された電磁弁の突出代をそろえることが可能となり、電磁弁を作動させるためのコイル部分の部品をアッセンブリとして取り付けることが容易となる。
すなわち、前記リザーバならびに逆止弁をモータのピストン軸に対して偏心させて配設したことにより、ハウジングの高さ方向だけでなく、奥行きをも有効に利用することが可能となり、ハウジングのスペースを有効に利用することで、ハウジングを大きくすることなく電磁弁を付加することができる。また、これによりハウジングの奥行きを短く取りながらも、ABS制御用の電磁弁及び付加された電磁弁の突出代をそろえることが可能となり、電磁弁を作動させるためのコイル部分の部品をアッセンブリとして取り付けることが容易となる。
MC マスタシリンダ
WC ホイルシリンダ
BP ブレーキペダル
1 ブレーキ配管
2 ブレーキ配管
3 アウト側ゲート弁(ゲート弁)
3a 一方弁
3b 迂回路
3c リリーフバルブ
4 ポンプ
4a 吸入回路
4b 吸入回路
4c 吐出回路
4d 逆止弁
4p プランジャ
4r ポンプ室
5 増圧弁
6 減圧弁
7 リザーバ
8 モータ
9 イン側ゲート弁(第2のゲート弁)
10 リターン通路
11 ハウジング
31,51,61 コイル
101 基体
WC ホイルシリンダ
BP ブレーキペダル
1 ブレーキ配管
2 ブレーキ配管
3 アウト側ゲート弁(ゲート弁)
3a 一方弁
3b 迂回路
3c リリーフバルブ
4 ポンプ
4a 吸入回路
4b 吸入回路
4c 吐出回路
4d 逆止弁
4p プランジャ
4r ポンプ室
5 増圧弁
6 減圧弁
7 リザーバ
8 モータ
9 イン側ゲート弁(第2のゲート弁)
10 リターン通路
11 ハウジング
31,51,61 コイル
101 基体
Claims (1)
- マスタシリンダとホイルシリンダとの間に設けられ、モータにより駆動されるポンプと、ABS制御用の複数の電磁弁と、ブレーキ液を貯留するリザーバと、付加された複数の電磁弁と、前記リザーバとポンプとを結ぶ油路上に設けられた逆止弁と、を備えるハウジングと、
制動時に前記ABS制御用の複数の電磁弁を用いてホイルシリンダ圧を制御して車輪のロックを防止するABS制御を実行するとともに、運転者が制動操作を実行していないときに必要に応じ、付加された複数の電磁弁を用いて油路を遮断・接続してポンプが吐出するブレーキ液をホイルシリンダに供給するとともにABS制御用の電磁弁と協調してホイルシリンダ圧を調圧して制動力を発生させる自動制動制御を実行するブレーキ装置に適用されるブレーキ制御ユニットにおいて、
マスタシリンダとポンプの吸入側との間の油路に配置されたイン側ゲート弁と、
マスタシリンダとポンプの吐出側との間の油路に配置されたアウト側ゲート弁と、
から構成され、
前記モータの回転軸を含む任意の平面を挟んで、一方に、前記ABS制御用の複数の電磁弁を配設し、他方に前記アウト側ゲート弁及び前記リザーバを配設すると共に、前記イン側ゲート弁を前記ポンプのポンプ室に近接して配設したことを特徴とするブレーキ制御ユニット。
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