JP2008273442A - 液圧ユニット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 マスタシリンダとポンプとの間を連通または遮断するゲートインバルブと、マスタシリンダと2つのホイルシリンダとの間を連通または遮断するゲートアウトバルブと、ポンプとホイルシリンダとの間を連通または遮断する第1の増圧バルブと第2の増圧バルブと、ホイルシリンダとリザーバとの間を連通または遮断する第1の減圧バルブと第2の減圧バルブと、を備えた液圧ユニットにおいて、ハウジングに形成された第1の増圧バルブ、第2の増圧バルブ、第1の減圧バルブおよび第2の減圧バルブ用の収容穴の直径をゲートインバルブおよびゲートアウトバルブの収容穴の直径よりも小径に形成した。
【選択図】 図4
Description
図1は本発明の液圧ユニット30を適用したブレーキシステムの配管図である。図2、図3は液圧ユニット30のハウジング31のスケルトン図である。なお、図2、図3の液圧ユニット30は、図を見易くするためモータMと各バルブ1,2,3,4が取り付けられていない状態で示している。
図4は液圧ユニット30のハウジング31を各バルブ1,2,3,4が取り付けられる側から見た図であり、図5は図4の部分拡大断面図、図6は図4の側面図である。
図4に示すように、図中の上方から順に増圧バルブ3、減圧バルブ4がそれぞれ1列に配置されている。減圧バルブ4に下方にゲートインバルブ1とゲートアウトバルブ2が1列に配置されて、ゲートインバルブ1はゲートアウトバルブ2に対して内側に配置されている。また、図5に示すように、増圧バルブ3FR、減圧バルブ4FR、ゲートインバルブ1Sと、増圧バルブ3RL、減圧バルブ4RL、ゲートアウトバルブ2Sは、油路18Sに対して対称に配置されている。同じく、増圧バルブ3FL、減圧バルブ4FL、ゲートインバルブ1Pと、増圧バルブ3RR、減圧バルブ4RR、ゲートアウトバルブ2Pは、油路18Pに対して対称に配置される。
図7は、液圧ユニット30の断面図である。図8は、ケーシング32の斜視図である。ハウジング31には各バルブ1,2,3,4が取り付けられ、ハウジング31にかしめて固定されている。各バルブ1,2,3,4のうち、ゲートインバルブ1、減圧バルブ4は常閉型のソレノイドバルブであり、ゲートアウトバルブ2、増圧バルブ3は常開型のソレノイドバルブである。
実施例1では、ゲートインバルブ1とゲートアウトバルブ2を流れるブレーキ液量に対して、増圧バルブ3と減圧バルブ4を通過するブレーキ液量が少ないことに注目し、ゲートインバルブ1およびゲートアウトバルブ2に対して、増圧バルブ3および減圧バルブ4を小さく形成することが可能となった。よって、増圧バルブ3と減圧バルブ4を収容する孔を小さくできるため、ハウジングを小型化することができ、液圧ユニット30を軽量化することができる。また、増圧バルブ3と減圧バルブ4の各中心位置の距離を、ゲートインバルブ1とゲートアウトバルブ2の各中心位置の距離よりも密に配置することができる。
そのため、ゲートインバルブ1およびゲートアウトバルブ2と増圧バルブ3および減圧バルブ4を接近して配置することができ、ハウジング31を小型化することができる。
そのため、増圧バルブ3の中心と減圧バルブ4の中心を結ぶ方向にハウジング31を小型化することができる。
そのため、各バルブ1,2,3,4を集中して配置することが可能となり、各バルブ1,2,3,4の制御部を集中させることができる。
そのため、ヨーク60およびヨーク61を直線状に形成することができ、コイル62,63,64をヨーク60およびヨーク61に装着する際の作業性が向上することができる。また、ヨーク60およびヨーク61を各バルブ1,2,3,4に装着する際の作業性も向上する。
実施例1の効果について説明する。
(1)液圧を発生させるマスタシリンダM/Cと、各車輪に制動力を発生させる4つのホイルシリンダW/Cと、ハウジング31に装着され、マスタシリンダM/Cとは別に液圧を発生させるピストンポンプPと、ブレーキ液を貯溜するリザーバ15と、2つの系統からなり、系統ごとに2つのホイルシリンダW/Cにブレーキ液を供給するブレーキ液圧回路21と、ブレーキ液圧回路21の系統ごとに1つ設けられ、マスタシリンダM/CとピストンポンプPとの間を連通または遮断するゲートインバルブ1と、ブレーキ液圧回路21の系統ごとに1つ設けられ、マスタシリンダM/Cと2つのホイルシリンダW/Cとの間を連通または遮断するゲートアウトバルブ2と、ホイルシリンダW/Cごとに1つ設けられ、ピストンポンプPとホイルシリンダW/Cとの間を連通または遮断する増圧バルブ3Fと増圧バルブ3Rと、ホイルシリンダW/Cごとに1つ設けられ、ホイルシリンダW/Cとリザーバ15との間を連通または遮断する減圧バルブ4Fと減圧バルブ4Rと、を備えた液圧ユニット30において、ハウジング31に形成された増圧バルブ3F、増圧バルブ3R、減圧バルブ4Fおよび減圧バルブ4R用の収容穴の直径をゲートインバルブ1およびゲートアウトバルブ2の収容穴の直径よりも小径に形成した。
よって、増圧バルブ3F、増圧バルブ3R、減圧バルブ4F、減圧バルブ4Rを、軸線L9および軸線L10方向と軸線L2,L4および軸線L1,L3方向に詰めて配置することが可能となり、ハウジングを小型化することができる。
よって、軸線L1,L3または軸線L2,L4方向にハウジングを小型化することができる。
そのため、増圧バルブ3F、増圧バルブ3R、減圧バルブ4F、減圧バルブ4R、ゲートインバルブ1、ゲートアウトバルブ2を集中して配置することが可能となり、増圧バルブ3F、増圧バルブ3R、減圧バルブ4F、減圧バルブ4R、ゲートインバルブ1、ゲートアウトバルブ2の制御部を集中させることができる。
以上、本願発明を実施するための最良の形態を、実施例1に基づいて説明してきたが、各発明の具体的な構成は各実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
2P,2S ゲートアウトバルブ
3FL,3RR,3FR,3RL 増圧バルブ
4FL,4RR,4FR,4RL 減圧バルブ
15P,15S リザーバ
21P,21S ブレーキ液圧回路
30 液圧ユニット
31 ハウジング
32 ケーシング
PP,PS ピストンポンプ
PS ピストンポンプ
W/C ホイルシリンダ
M/C マスタシリンダ
Claims (5)
- 液圧を発生させるマスタシリンダと、
各車輪に制動力を発生させる4つのホイルシリンダと、
ハウジングに装着された前記マスタシリンダとは別に液圧を発生させるポンプと、
ブレーキ液を貯溜するリザーバと、
2つの系統からなり、系統ごとに2つのホイルシリンダにブレーキ液を供給するブレーキ液圧回路と、
前記ブレーキ液圧回路の系統ごとに1つ設けられ、前記マスタシリンダと前記ポンプとの間を連通または遮断するゲートインバルブと、
前記ブレーキ液圧回路の系統ごとに1つ設けられ、前記マスタシリンダと2つのホイルシリンダとの間を連通または遮断するゲートアウトバルブと、
前記ホイルシリンダごとに1つ設けられ、前記ポンプとホイルシリンダとの間を連通または遮断する第1の増圧バルブと第2の増圧バルブと、
前記ホイルシリンダごとに1つ設けられ、ホイルシリンダと前記リザーバとの間を連通または遮断する第1の減圧バルブと第2の減圧バルブと、
を備えた液圧ユニットにおいて、
前記ハウジングに形成された前記第1の増圧バルブ、第2の増圧バルブ、第1の減圧バルブおよび第2の減圧バルブ用の収容穴の直径を前記ゲートインバルブおよびゲートアウトバルブの収容穴の直径よりも小径に形成したことを特徴とする液圧ユニット。 - 請求項1に記載の液圧ユニットにおいて、
前記第1の増圧バルブと第2の増圧バルブの収容穴の両中心を通る線を第1の軸線とし、
前記第1の減圧バルブと第2の減圧バルブの収容穴の両中心を通る線を第2の軸線とし、
前記第1の増圧バルブと第1の減圧バルブの収容穴の両中心を通る線を第3の軸線とし、
前記第2の増圧バルブと第2の減圧バルブの収容穴の両中心を通る線を第4の軸線とし、
前記ゲートインバルブの収容穴の中心を通り前記第3の軸線および第4の軸線と平行な線を第5の軸線とし、
前記ゲートアウトバルブの収容穴の中心を通り前記第3の軸線および第4の軸線と平行な線を第6の軸線とし、
前記第1の増圧バルブ、第2の増圧バルブ、第1の減圧バルブ、第2の減圧バルブ、ゲートインバルブ、ゲートアウトバルブの収容穴を、前記第1の軸線と第2の軸線が平行であって、前記第1の軸線および第2の軸線と前記第3の軸線および第4の軸線とが直行するとともに、前記第3の軸線および第4の軸線が、前記第5の軸線と第6の軸線と異なる直線上に位置するように配置したことを特徴とする液圧ユニット。 - 請求項2に記載の液圧ユニットにおいて、
前記第1の増圧バルブ、第2の増圧バルブ、第1の減圧バルブ、第2の減圧バルブ、ゲートインバルブ、ゲートアウトバルブの収容穴を、前記第3の軸線および第4の軸線が、前記第5の軸線と第6の軸線の内側になるように配置したことを特徴とする液圧ユニット。 - 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の液圧ユニットにおいて、
前記第1の増圧バルブ、第2の増圧バルブ、第1の減圧バルブ、第2の減圧バルブの収容穴を、前記第1の軸線と第2の軸線の間の距離が前記第5の軸線と第6の軸線の間の距離よりも小さくなるように配置したことを特徴とする液圧ユニット。 - 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の液圧ユニットにおいて、
前記ポンプはピストンポンプであって、
前記第1の増圧バルブ、第2の増圧バルブ、第1の減圧バルブ、第2の減圧バルブ、ゲートインバルブ、ゲートアウトバルブの収容穴を、前記ピストンポンプの軸線に対して前記リザーバと対向する位置に配置したことを特徴とする液圧ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007120952A JP2008273442A (ja) | 2007-05-01 | 2007-05-01 | 液圧ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007120952A JP2008273442A (ja) | 2007-05-01 | 2007-05-01 | 液圧ユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008273442A true JP2008273442A (ja) | 2008-11-13 |
Family
ID=40051972
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007120952A Pending JP2008273442A (ja) | 2007-05-01 | 2007-05-01 | 液圧ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008273442A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010047111A1 (ja) | 2008-10-23 | 2010-04-29 | パナソニック株式会社 | 無線送信装置、無線受信装置、及び符号化データ送信方法 |
JP2010280269A (ja) * | 2009-06-03 | 2010-12-16 | Nissin Kogyo Co Ltd | 車両用ブレーキ液圧制御装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000177560A (ja) * | 1998-12-12 | 2000-06-27 | Aisin Seiki Co Ltd | 液圧制御ユニット |
JP2005255168A (ja) * | 2005-05-24 | 2005-09-22 | Hitachi Ltd | ブレーキ制御ユニット |
JP2006035887A (ja) * | 2004-07-22 | 2006-02-09 | Advics:Kk | 車両用ブレーキ液圧制御装置 |
-
2007
- 2007-05-01 JP JP2007120952A patent/JP2008273442A/ja active Pending
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