JPH05506861A - 損傷されたかまたは病気になった組織の局所的処置用の組成物および方法 - Google Patents

損傷されたかまたは病気になった組織の局所的処置用の組成物および方法

Info

Publication number
JPH05506861A
JPH05506861A JP91509151A JP50915191A JPH05506861A JP H05506861 A JPH05506861 A JP H05506861A JP 91509151 A JP91509151 A JP 91509151A JP 50915191 A JP50915191 A JP 50915191A JP H05506861 A JPH05506861 A JP H05506861A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition
molecular weight
daltons
acid
c3h6o
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP91509151A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0776175B2 (ja
Inventor
エマニユエル,アール・マーテイン
ハンター,ロバート・エル
Original Assignee
サイトアーレクス・コーポレーシヨン
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by サイトアーレクス・コーポレーシヨン filed Critical サイトアーレクス・コーポレーシヨン
Publication of JPH05506861A publication Critical patent/JPH05506861A/ja
Publication of JPH0776175B2 publication Critical patent/JPH0776175B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/70Carbohydrates; Sugars; Derivatives thereof
    • A61K31/715Polysaccharides, i.e. having more than five saccharide radicals attached to each other by glycosidic linkages; Derivatives thereof, e.g. ethers, esters
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/74Synthetic polymeric materials
    • A61K31/765Polymers containing oxygen
    • A61K31/77Polymers containing oxygen of oxiranes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K47/00Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient
    • A61K47/06Organic compounds, e.g. natural or synthetic hydrocarbons, polyolefins, mineral oil, petrolatum or ozokerite
    • A61K47/08Organic compounds, e.g. natural or synthetic hydrocarbons, polyolefins, mineral oil, petrolatum or ozokerite containing oxygen, e.g. ethers, acetals, ketones, quinones, aldehydes, peroxides
    • A61K47/10Alcohols; Phenols; Salts thereof, e.g. glycerol; Polyethylene glycols [PEG]; Poloxamers; PEG/POE alkyl ethers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/0012Galenical forms characterised by the site of application
    • A61K9/0014Skin, i.e. galenical aspects of topical compositions
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P17/00Drugs for dermatological disorders
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Dermatology (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 損傷されたかまたは病気になった組織の局所的処置用の組成物および方法 技術分野 本発明は損傷されたかまたは病気になった組織の局所的処置用の方法および組成 物に関するものである。より特に、本発明は損傷されたかまたは病気になった皮 膚を効果的に処置しそして損傷されたかまたは病気になった皮膚および組織の治 癒を促進させるための組成物および方法である。
発明の背景 ここで使用されている「局所的処置」という語は動物もしくは人間の身体表面ま たは手術中にもしくは外傷性損傷により外に出た人間もしくは動物の内表面の処 置を意味する。「損傷された組織」とい−う語は、手術、虚血、火傷、毒素、外 傷またはその他の有害な傷害により損傷された組織を意味する。「病気になった 組織」という語は、微生物、例えば酵母、バクテリアもしくはウィルス、または 有機体の組み合わせが感染している組織を意味する。感染症は、組織に対する損 傷とは独立していてもまたは損傷の結果としてであってもよい。「火傷」という 語は、熱的、電気的、イオン性もしくは太陽照射または化学試薬により引き起こ される組織の損傷を意味する。
手術、虚血、火傷、毒素、外傷または他の有害な傷害により引き起こされる組織 損傷は同様な生理学的応答を誘発する。表皮の破壊および堝合によっては器官の 皮膚層の破壊をもたらす皮膚に対する損傷はその下にある組織を外部環境に露呈 させそして血液損失、血漿損失、および感染症の危険性増加を生じる。種々の局 所的傷害により引き起こされる組織損傷は同様な生理学的応答をもたらし、そし て同じ看護および注意を必要とする。
火傷は熱的、電気的、イオン性もしくは太陽照射または化学試薬により引き起こ される組織の損傷である。火傷の共通機構は蛋白質の変性であり、それが細胞の 損傷または死をもたらす。影響は、火傷を引き起こす特定試薬の型、期間、およ び作用の強度による。そのような試薬は器官の上にそれの環境から衝突するため 、この環境と直接接触する組織、例えば皮膚、が最も急速に損傷される。
電気的火傷では、電流に対する抵抗のほとんどが皮膚と導電体との接触点にある −ため、これらの火傷は普通皮膚および下にある組織を火傷させる。これらの火 傷はほとんど全ての寸法および深さとなり得る。生じた腐肉は元の領域が指示す るであろうものより一般的に大きい。
化学的火傷は、強酸類およびアルカリ類、フェノール類、クレゾール、マスター ド・ガス、ルイサイト、燐などによるものである。全てが壊死部分を生じ、それ は数時間でゆっくり広がる。照射火傷はイオン化(放射活性)からまたはより一 般的には太陽照射から起きる。この型の火傷は、穏やかな紅斑から庖疹または潰 瘍化を伴うそれより顕著な膨潤までの範囲の皮膚変化をもたらす。
火傷の最初の局所的兆候は毛管透過性の増加を伴う毛管および小血管の拡張であ る。表皮下で生じた血漿損失が浮腫を生じる。その後、細胞傷の兆候が細胞質の 凝固を伴う膨潤されたかまたは核濃縮された核として組織学的に見られる。さら に、コラーゲン原線維がそれらの個別性を損失させる。
自然治癒では、死んだ組織が腐肉化されながら新しい表皮が損傷された部分を覆 い始める。表在性火傷では、損傷されていない表皮部分、毛髪、小胞、および汗 腺から再生が急速に起こり、感染症が起きない限りほとんど廠痕は生じない。深 い火傷(表皮および真皮の大部分の破壊)では、再上皮形成は傷の端部からまた は散乱した外皮器官の残部から始まる。この工程は遅く、モして肉芽組織が表皮 により被覆される前に過剰量で生じる。皮膚移植によりできるだけ速やかに処置 しない限り、このような傷は一般的に収縮しそして変形または廃疾廠痕を生じる 。
火傷の全身的影響は患者の生命に急速に危険を与えるかもしれない。
最初のすなわち神経学的ショックは多分疼痛、驚愕、および不安からの反射に基 づ(汎化された血管拡張からの突然の虚脱からなっており、それはめったに致命 的でない。第二のシ3ツクは潜行的に広がるか、または火傷が広いなら急速に広 がる。血管壁に対する損傷から生じた毛管透過性の増加により、大量の流体が傷 部分にそして火傷表面から浸出する。
この流体は水、血漿、晶賀、および血漿蛋白質の約2/3からなっている。流体 損失は血漿の消費である。
表皮が破壊された時には、バクテリアの侵入が起こるかもしれない。
死んだ組織、暖かさ、および水分がバクテリアの成長にとって理想的な状態を与 える。病原体の型は部分的には火傷の場所に依存しており、例えば連鎖球菌およ び葡萄球菌の如き棲息生物は身体上部火傷に優勢であるが、冷たい型のバクテリ アおよびクロストリシアはしばしば身体下部火傷で重要である。必要なことは、 火傷を被覆しそして火傷した部分を環境から保護する方法である。
火傷は一般的には3種の型に分類される。第1度の火傷では、損傷は表皮の外層 に限定されており、紅斑、熱っぽさ、脆弱、および疼痛を伴う。小胞発生のない 浮腫が一般的に生じる。第2度の火傷では、損傷は表皮を通って広がりモして真 皮も含んでいるが、上皮の急速な再生を妨害するほど充分ではない。小胞、水痘 、または胞が生じる。第3度すなわち全厚さの火傷では、表皮および真皮の両者 の破壊が見られる。小胞発生はしばしば存在せず、そして神経終末の破壊のため に急性の初期疼痛後にはひどい疼痛は一般的でない。表面は炭化し、凝固するか 、または白色且つ生気がなく (頭骨から)、そして時には針刺しに対しても無 感覚である。火傷は種々の程度の損傷を異なる部分で示すことがある。
しばしば、第3度の深さの部分が限界設定するまで第2度および第3度の間を区 別するのは難しい。
全ての火傷に対する一般的な治療は、疼痛の救済、厳密な無菌性、および傷の管 理、ショックの予防または救済、感染症の抑制、注腸の補正、および栄養保持で ある。化学的火傷の局所的処置は引き起こした試薬によって異なる。処置後に、 これらの傷は匹敵する寸法および程度の熱的火傷と同様に管理すべきである。
第1および第2度の火傷用の一般的な処置は、冷水または暖水およびヘキサクロ ロフェンまたは軟石鹸溶液を用いて火傷した部分を静かに清浄化することである 。火傷した部分を次に殺菌性の等張性食塩水ですすぐ。破壊された表皮上の全て の汚れ、油、および他の汚染物を除去すべきである。破壊されていない水痘は普 通はそのままにしておく、解放または露呈処置のためには、傷を乾燥させる。閉 鎖型の処置のためには、殺菌性の細かいメツシュの吸収剤ガーゼを適用する。火 傷した肢には、全てがしっかり適用されている吸収剤ガーゼによりまたは弾性包 帯により取り囲まれている機械工の胴巻きパッドにより覆われている殺菌性の吸 収剤ガーゼの追加層からなる圧力包帯がしばしば使用される。火傷に感染症の兆 候が合併されていないなら、圧力包帯は火傷が治癒するまでそのまま置かれる。
火傷は固定されそして隆起されるなら、それらの方法はリンパ液流を減少させそ して感染の広がりを制限するため、より良好に治癒されるであろう。
皮膚の深い破壊により特徴づけられているため上皮再生の大部分または全部が傷 の端部から生じなければならない第3度の火傷に関しては、一般的処置は前記の 概略と同一である。しかしながら、遅い治癒および変形−痕を避けるためには、 2.3平方cm以上の火傷には皮膚移植が必要である。箪3度の深さの小さい部 分では、これは傷の2.3日以内に火傷部分の切開により行うことができる。そ の後に、分裂厚さの移植物が適用される。
身体表面積の15%より大きい火傷では、患者の流体条件を直ちに提出すること が必要である。広い第3度の火傷の患者の表面の傷は普通は硝酸銀の05%溶液 またはマフエニドクリームで処置される。
しかしながら、一部の医師は解放治療を好む。それの利点は、簡単さ、過高体温 のより良好な調節、およびより容易な外来通院である。バクテリア汚染を予防す るためには特殊な病院換気法が必要である。この療法は手および足の火傷に関し ては胴の周辺火傷より不適切である。解放処置は疼痛または浸出物の損失を減少 させない。複雑な形の局所的療法は顔面、首、胴の側面、または極端には基部部 分の火傷の処置に良く適していると現在では多分みなすべきであろう。一般的に は、火傷部分の洗浄および壊死組織除去後に、患者を適当な温度および湿度の部 屋の中の手術用の清浄なまたは殺菌性シート上に置いてベッド上で離被架する。
48−72時間で、蛋白質に富んだ浸出物が火傷部分の上に面皮を形成する。流 体、抗体、電解質およびコロイド療法、移植、並びに他の形の処置が閉鎖療法に おけるようにして行われる。
ポリオキシエチレンーポリオキシブロビレンブロック共重合体を用いる火傷の処 置は米国特許番号4.879.109中に記載されている。この特許はブロック 共重合体の単独でのまたは他の化合物と組み合わされての使用を記載しており、 損傷された組織への生物学的流を増加させる。
血液および他の生物学的流体中の病原性の疎水性相互作用を妨害することにより 共重合体が作用するので、効果的にするためには組成物を循環系に加えるべきで ある。
内部に銀イオンを有する水性ゲルを用いる火傷の処置は米国特許番号3、689 .575中に記載されている。この特許は、低温において液体でありそして比較 的高い温度においてゲルを生成するという独特の性質を有するポリオキシエチレ ン−ポリオキシプロピレンブロック共重合体を記載している。銀イオンをゲルに 加え、そして組成物を火傷の処置用に使用する。、575特許中に記載されてい る組成物は、銀イオンを共重合体マトリックス中に溶解させることによる火傷の 一般的な銀イオン処置を利用している。
水性ゲルの製造は米国特許番号3.867.533.3,748,276および 3.740.421中に記載されており、それらの全てはここでは参考として記 してお(。米国特許番号3.867.533は多数の水−不溶性の薬学的または 化粧品学的に活性な有機成分類の添加を記載している。米国特許番号3.748 ,276はゲルに対する一般的な抗微生物剤の添加を記載している。しかしなが ら、上記の特許のいずれも治療的に有効な局所的組成物を製造する目的のための 酸ムコ多糖と共重合体との混合物を開示していない。
原線雄性コラーゲン、ヘパリンおよび顆粒減少されていない小板または小板放出 物の水性混合物を用いる軟質組織傷の処置は米国特許番号4゜760.131中 に記載されている。この特許は、コラーゲン/グリコサミノグリカン懸濁液が傷 治癒の速度または程度に最小の影響しか有していないことを示している。該組成 物を軟質組織の傷の処置において効果的にするためには、小板留分を加えなけれ ばならない。
サリバ(Saliba)他による数種の論文中では、火傷の人間を大投与量のヘ パリンの静脈内、皮下および局所的適用の組み合わせで処置している。
ヘパリンは水性液体中に溶解されているため、液体は針を通して火傷部分に噴霧 するかまたは溶液を火傷上に滴下することにより絶えず適用しなければならない 。小胞は破裂させなければならず、そしてヘパリンを針により小胞中に注射しな ければならない。さらに、その報告は局所的処置は5.6日間にわたる大投与量 のヘパリンの静脈内投与により行わなければならないことを開示している。ヘパ リン療法の有効性は治療効果に必要な大投与量が血液凝固系の折衷および出血の 危険性増大をもたらすという点で制限されている。(サリバ、M、J、、「火傷 におけるヘパリン効果二■I大投与量の局所的および非経口的ヘパリンを用いる 人間の熱的火傷処置(Heparin Efftcacy fn Burns:  II Human thermal burntreatment with  large doses of topfcal and parenter al heparin) JA C11n、 Aviat、 and Aero、 Med、、4H11)、13 02−1306頁(1970):サリバ、M1.他、[人間の大火傷、ヘパリン を用いる処置 (Large burns in huIlans、 treatment w ith heparin)、JAMA、225(3)、261−269頁(19 73)を参照のこと)。
ルドルフ(Rudolph)およびタウシェル(Tauschel)による論文 は、アラントインおよびデキシパンテノールと組み合わされたヘパリンが実験的 に誘発された紅斑の抗−炎症反応を減じるのに有効であると開示している。著者 は、アラントインおよびデキシバンテノールなしのヘパリンクリームの比較試験 がクリーム中のヘパリンはヘパリンなしのクリーム基質からの効果と基本的に異 ならないことを示していると述べている。
(タウシェル、 H,D、他、「特定軟膏基質中でのヘパリン、アラントインお よびデキシパンテノールの組み合わせの皮膚活性の研究。モルモットにおける紫 外線紅斑の抗−炎症効果(Investigations of the Pe rcutaneous Activity of a Combination  of Heparin、^1lantoin and Dexpanthen ol in a 5pecific OLntment Ba5e、 Anti −Inflammatory Effect ofUV Erythema i n the Guinea Pig)J 、Arzneim、 −Forxch JDrug Res、 32(II)(9) 、1096−1100頁(198 2)およびルドルフ、C6他、特定軟膏基質中でのヘパリン、アラントインおよ びデキ汐くンテノールの組み合わせの皮膚活性の研究。ネズミのPCA試験にお ける抗アレルギー/抗−炎症効果(Investigattons of th e Percutaneous Activity of a Combina tion of Heparin、 A11antofn and Dexpa nthenol in aSpecific Ointment Ba5e、  Antiallergfc/^nti−Infla+uatory Effec t 1■ the PCA Te5t in Rats)J 、 Arzneim、−Fo rxch、/Drug Res、 32 (II)(12L 1766−8頁( 1984)参照)。
ムコ多糖軟膏とヘパリンを含有している軟膏との抗−炎症効果の比較(Comp arison of the Anti−inflammatory Effe ct of Mucopolysacchari■ e Oentments with Ointments Containin g )leparin in the UV Erythe高■ Test月、Arzneim、−Forxch、/Drug Res、34 ( 1) (4) 、449−451頁(1984))中では、ヘパリンの抗−炎症 効果が研究されている。ラーケ文献はヘパリンを傷の処置用に使用している研究 は開示しておらず、また該参考文献はヘパリンとポロキサマー類の使用も開示し ていない。
必要なことは、損傷された部分を被覆しそして損傷された部分を環境から保護す る火傷および他の局所的傷用の処置である。処置は炎症工程を抑制し、疼痛から 救済し、そして例えば血液凝固の如き内因性生理学的機構の折衷なしに治癒工程 を促進させる。さらに、処置は容易に適用することができそして長期間にわたり 有効でなければならな−い。
発明の要旨 本発明は損傷された組織の局所的処置用の組成物および方法を供するものである 。本発明の組成物はポリオキシエチレン−ポリプロピレンブロック共重合体およ び有効濃度の酸ムコ多糖の溶液を含んでいる。
ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロック共重合体は下記の一般式: %式%) [式中、 aはCs Hs Oにより表される疎水性基が2250−6000ダルトンの間 の分子量を有するような整数であり、そしてbはC2H40により表される親水 性部分が共重合体の約50−90重量%を構成するような整数である] を有する。
本発明に従い、共重合体および酸ムコ多糖を水溶液中に溶解させる。
酸ムコ多糖がほとんどもしくは全(抗凝固剤活性を有していないことまたは循環 中に吸収されないほど充分な分子寸法または電荷であるため多くの酸ムコ多糖類 により示される毒性が避けられることが好ましい。組成物を次に損傷された組織 に局所的に適用する。これにより、血液凝固系に対する最少のまたは全くない折 衷を生じるような濃度において酸ムコ多糖の治療効果が現れる。好適な共重合体 は室温以下において液体でありそして身体温度においてゲルであるため、水性ゲ ル組成物が損傷された組織の上で保護ゲルを形成する。
本発明を構成している溶液は損傷されたかまたは病気になった組織の治癒を予期 せぬほど促進させながら、同時に損傷された組織を湿ったままの状態に保ちそし て微生物による汚染から保護する。共重合体がマトリックスを形成しそれが損傷 されたかまたは病気になった組織に対するムコ多糖の拡散を遅らせると信じられ ている。従って、内部で混合されている酸ムコ多糖を有するゲル化された共重合 体は長期間にわたり該部分をムコ多糖で連続的に且つ一定に浸漬させる。共重合 体ゲルは水性ゲルであるため、組織を包帯で覆うという不便さなしに病気になっ たかまたは損傷された組織をゲルが保持するという別の利点もある。
必要であると思われるなら、他の薬学的活性剤を共重合体/酸ムコ多w1混合物 に加えることができる。例えば、一般的な抗微細物剤を共重合体/グリコサミノ グリカン混合物に加えて損傷された組織を感染から保護することができる。例え ば人間の成長ホルモンの如き成長因子、組織誘導性成長因子、表皮成長因子、小 板誘導性成長因子、線維芽細胞成長因子、および/または神経成長因子を共重合 体/酸ムコ多糖混合物に加えて健康な組織の再成長を促進させることができる。
これは火傷の処置において特に重要であろう。
本発明の組成物はさらに酸ムコ多糖と混合された薬学的に許容可能な局所的担体 も含んでいる。薬学的に許容可能な局所的担体は適当な商業的に入手可能な軟膏 、臘膏または軟膏(サルブ)であることができる。
他の薬学的活性剤を担体に加えることもできる。組成物は損傷されたかまたは病 気になった組織に局所的に投与される。
従って、本発明の一目的は損傷されたかまたは病気になった組織を局所的に処置 する際に有効な組成物および方法を提供することである。
本発明の別の目的は火傷を処置する際に有効な組成物および方法を提供すること である。
本発明の別の目的は外傷により損傷された組織を処置する際に有効な組成物およ び方法を提供することである。
本発明のさらに別の目的は治癒工程を促進させる組成物および方法を提供するこ とである。
本発明の他の目的は損傷されたかまたは病気になった組織の上に水性ゲルを形成 しそれにより損傷されたか病気になった組織を湿った状態に保つ組成物および方 法を提供することである。
本発明の他の目的は麻酔薬を含有しておりそして損傷されたかまたは病気になっ た組織に適用される時に疼痛を抑制するであろう組成物および方法を提供するこ とである。
本発明の他の目的は損傷されたかまたは病気になった組織を透明な保護層で被覆 しそれにより治癒工程中に損傷された部分の観察が可能になるような組成物およ び方法を提供することである。
本発明のこれらのおよび他の目的、特徴並びに利点は開示されている態様および 添付されている請求の範囲の下記の詳細な記載の検討後に明白となるであろう。
開示された態様の詳細な記載 本発明に従うと、損傷されたかまたは病気になった組織で有効な水性ゲル組成物 が提供される。本発明の水性ゲル組成物は、室温以下において液体でありそして 身体温度においてゲルであるという物理的性質を有する酸ムコ多糖とポリオキシ エチレンーポリオキシブロビレンブロック共重合体との混合物を含んでいる。
ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロック共重合体は下記の一般式: %式%) [式中、 aはC3HaOにより表される疎水性基が少なくとも2250ダルトンの分子量 を有するような整数であり、そしてbはC18,Oにより表される親水性部分が 共重合体の約50−90重量%を構成するような整数である] を有する。
ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロック共重合体は好適には225 0−6000ダルトンの間の分子量を有するC、H,Oにより表される疎水性基 を有しており、約4000ダルトンの最も好適な分子量のCs Ha Oを有し ている。
表面活性共重合体ブロックは塩基性触媒の存在下での高温および高圧における酸 化エチレンおよび酸化プロピレンの縮合により製造される。
各共重合体中で重合体鎖を形成するために組み合わされる単量体単位の数では幾 らかの統計学的変動がある。示されている分子量は各製造における共重合体分子 の平均重量の概略値である。酸化プロピレンおよび酸化エチレンのブロックが純 粋でな(でもよいことは理解すべきである。
全体的な物理化学的性質が実質的に変化しない限り、少量の他の物質を混合する ことができる。生成物の製造のさらに詳細な論議は米国特許番号2.674.6 19中に見られ、それはここでは参考として記しておく。
本胤明の共重合体部分の製造は米国特許番号3.925.241および3、86 7.533中に記載されており、それらの両者はここでは参考として記しておく 。本発明のゲルの製造において使用できる下記の一般式: %式%) の例示用ブロック共重合体は表1に示されている。
表I 本疎水性ベースは共重合体分子の(C3H,O)a部分である。
1親水性ベースは共重合体分子の(CzHnO)b部分である。
式: %式%) のブロック共重合体の必ずしも全てを本発明で使用することはできない。
これらのブロック共重合体の水溶液の性質のために、3種の変数がゲルの生成に 影響を与える。従って、3種の変数に関する最少条件を認識する必要がある。こ れらの変数は、 (1)ゲル中のブロック共重合体の重量%濃度、(2)疎水性部分(Cs Ha  O) aの分子量、および(3)親水性部分(C,H40)bの分子量。
これらの最少値が、ゲルを生成するのに必要な酸化エチレンの最少重量%を有す る特定疎水性基を有するブロック共重合体の最少重量%濃度を規定している。す なわち、特定分子量の疎水性基を有する最少濃度においては、酸化エチレンの最 少重量%が特定ブロック共重合体が水溶液中でゲルを生成する前に必要である。
特定分子量の疎水性基を有する最少重量%濃度の例は表IIに示されている。
表lI 4000 30 35 、6150 縮合された少なくとも約50重量%の酸化エチレンを有しており少なくとも2. 250の分子量の疎水性基を有する少なくとも40重量%濃度のブロック共重合 体が水溶液中でゲルを生成するために必要である。
全ての場合、表■に示されている最少値より上のブロック共重合体は水溶液中で 90重量%濃度以上のゲルを生成するであろう。しかしながら、90重量%を越 える濃度ではゲルは出発ブロック共重合体自身から区別できなくなる傾向がある 。疎水性基の分子量が表1に示されているもの以外でもあり得ることを理解すべ きである。従って、例えば約2500の分子量の疎水性基を使用するならゲルを 水溶液中で40重量%の濃度でブロック共重合体から製造できるが約45重量% の酸化エチレンがブロック共重合体中に存在していることが認識される。
表IおよびIIに表示されている情報から、本発明に従うゲル組成物を製造する ためには下記の条件を保たなければならないことがわかる。
1、下記式 %式%) においてaが疎水性基の平均分子量が約2250ダルトンとなるような整数であ る時には、酸化エチレン含有量は共重合体の50−90重量%であり、共重合体 の合計平均分子量が4600ダルトン−10,750ダルトンであり、そしてゲ ル組成が共重合体の40−50重量%である。
2、下記式 %式%) においてaが疎水性基の平均分子量が約2750ダルトンとなるような整数であ る時には、酸化エチレン含有量は共重合体の45−90重量%であり、共重合体 の合計平均分子量が4910ダルトン−13500ダルトンであり、そしてゲル 組成が共重合体の40−50重量%である。
3、下記式 %式%) においてaが疎水性基の平均分子量が約3250ダルトンとなるような整数であ る時には、酸化エチレン含有量は共重合体の35−90重量%であり、共重合体 の合計平均分子量が4910ダルトン−15,510ダルトンであり、そしてゲ ル組成が共重合体の30−50重量%である。
4、下記式 %式%) においてaが疎水性基の平均分子量が約4000ダルトンとなるような整数であ る時には、酸化エチレン含有量は共重合体の35−90重量%であり、共重合体 の合計平均分子量が6150ダルトン−20,OOOダルトンであり、そしてゲ ル組成が共重合体の30−50重量%であり、さらに条件として式においてaが 疎水性基の平均分子量が約4000ダルトンとなるような整数である時には、酸 化エチレン含有量は共重合体の70−90重量%であり、ブロック重合体の合計 平均分子量が16゜000ダルトン−20,000ダルトンであり、そしてゲル 組成が共重合体の15−50重量%である。
好適なポリオキシエチレン−ポリオキンプロピレン共重合体はポロキサマー40 7であり、それはα−ヒドロ−オメガ−ヒドロキシ−ポリ(オキシエチレン)、 。1−ポリ(オキシプロピレン)6.−ポリ(オキシエチレン)1.lの化学式 を有している。ポロキサマー407はまた下記式:HO(C2H40) −(C 3Hs O) −(C! Ha O) −H[式中、 疎水性基(Cs Hs O)の分子量は約4000ダルトンであり、そして化合 物の合計分子量は約13,000ダルトンである] −により表すこともできる 。
多種の酸ムコ多糖類が本発明において有効である。共重合体と混合されるかまた は溶解されているグリコサミノグリカン類としても知られている酸ムコ多糖類は 一般的に繰り返し三糖単位からなっており、それらのそれぞれはアミノヘキソー スの誘導体、普通はD−グルコサミンまたはD−ガラクトサミン、を含有してい る。酸ムコ多糖類の繰り返し三糖単位中の2種の糖類のうちの少なくとも1種は pH7の負の電荷を有する酸性基を含有しており、該負の基はカルボキシレート またはサルフェート基である。酸性ヘキソースの例は、δ炭素原子からカルポキ シレ−ト基への酸化によりD−グルコースから誘導されるD−グルクロネートで ある。
酸ムコ多糖類は例えば鎖長および鎖密度の如き特性が変動する交互配列の少なく とも2種の単糖類からなっているため、それらは従ってヘテロ多糖類である。ム コという接頭語は、これらの多糖類が最初に粘着性分泌物の滑り易い潤滑性プロ テオグリカンであるムチンから単離されたことを称している。
動物組織の細胞内セメント質から誘導された酸ムコ多糖であるヒアルウロン酸は D−グルクロン酸およびN−アセチル−D−グルコサミンの多くの交互単位を含 有している。ヒアルウロン酸は高度に粘着性のゼリー状の溶液を生成する。ヒア ルウロン酸はしばしば他のムコ多糖類と組み合わされて見いだされている。
軟骨プロテオグリカン類の主要多糖であるコンドロイチンはD−グルクロン酸お よびN−アセチル−D−グルコサミンの交互単位を含有している。コンドロイチ ンは、しばしば硫酸塩がガラクトサミン部分に対してエステル化されている点で 異なっている例えば硫酸コンドロイチンAおよび硫酸コンドロイチンCの如き他 の広(分布されている多糖類用の親物質とみなすことができる。
長いこと硫酸コンドロイチンと称されている他の重要なムコ多糖は硫酸デルマタ ン(α−L−イジュロノシル−(1−3)−β−D−N−アセチルガラクトサミ ン4−サルフェート)である。デルマタンはイジュロノシルおよびアセチルガラ クトサミンの繰り返し三糖単位からなっている。それは血管壁および皮膚を含む 種々の組織から単離することができる。硫酸デルマタンはスロンビンーヘバリン 共通因子H相互作用に触媒作用を与える。硫酸デルマタンの抗微生物剤効果にも かかわらず、デルマタン化合物は一般的に弱い抗凝固剤である。
酸多糖ヘパリンは動脈血管の内層中に特に大量に存在するある型の細胞により生 成する。ヘパリンは、他のムコ多糖類と同様に、プロテオグリカンの一部として 合成されるアニオン性炭水化物である。ヘパリンの基本的構造ブロックはウロン 酸およびN−アセチルグルコサミンの交互単位であり、優勢繰り返し三糖単位は L−イジュロン酸および2−アミノ−2−デオキシ−D−グルコースである。L −イジュロン酸はD−グルクロン酸の5位置におけるエピマー化からそれの生合 成中に生じ、そして一般的にはヘパリンの硫化の増加に比例してL−イジュロン 酸の増加が生じる。エピマー化および硫化反応が完了するなら、1個の二糖当た り3個の硫酸塩となり、それはアミノ糖上のN−硫酸塩および6−0−硫酸塩並 びにL−イジュロン酸上の2−0−硫酸塩からなっている。
標準的な豚の粘腹ヘパリンでは1個の二糖当たり約2.2個の硫酸塩残基が存在 しており、相当な数の改変されていないグルクロン酸残基がヘパリン中にあるこ とを示唆している。グルクロン酸からイジュロン酸への不完全な転化がヘパリン の抗凝固機能にとって必須である。
ヘパリンは強い抗凝固活性を示す。低分子量ヘパリンは約6000ダルトン以下 の分子量を有しており、高分子量ヘパリンよりはるかに強い抗凝固活性を示す。
本発明で使用される好適な酸ムコ多糖類はほとんどまたは全く抗凝固活性を有し ていない。
ヘパラン類が他の群の酸ムコ多糖類である。化学的には、ヘパラン類はヘパリン と同じ炭水化物骨格を有しているが、それらの硫酸塩含有量および荷電された基 の分布において異なっている。ヘパラン類および他の酸ムコ多糖類はヘパリンと 比べてかなり少ない抗凝固性質を示す。
本発明を実施する時には強アニオン性酸ムコ多糖類が一般的に好適であることが 見いだされている。「強アニオン性」とう語は、高い負電荷密度を有する分子を 意味する。強アニオン性ムコ多糖類は弱アニオン性酸ムコ多糖類と比べた時に大 きい治療効果を有している。強アニオン性酸ムコ多糖類は、比較的高い負電荷密 度を有する分子を比較的低い電荷密度のものから区別できる方法により、製造す ることができる。電気泳動またはイオンクロマトグラフィーがそのような三方法 であり、そして当技術の専門家に既知である。他の方法は、アニオン性ムコ多糖 を一般的に製造されているようなナトリウム、カルシウムまたはリチウム塩でな くむしろ遊離塩基として使用するだけであろう。
酸ムコ多糖の寸法は太き(変動することができる。例えば、本発明の局所的処置 において使用されるムコ多糖の分子量は3000ダルトン−3、000,OOO ダルトンの間であることができる。酸ムコ多糖類の好適な平均分子量は約500 0−50.000ダルトンの間である。酸ムコ多糖類の最も好適な分子量は約1 0.000−20.000ダルトンの間である。酸ムコ多糖の分子量は本発明に おける臨界的因子でないこと並びに酸ムコ多糖の一製法は寸法が太き(変動でき る分子の集団を含有していることを理解すべきである。分子の寸法におけるこの 変動は本発明の有効性を必ずしも減じるものではない。本発明は全身的吸収を最 少にしそして局所的に適用される部分に対する生物学的作用を制限するために比 較的高い分子量の酸ムコ多糖類を使用している。(ここでは参考として記してお くエマヌエル(Emanuele)他、「ヘパリンの生別用性に対する分子量の 影響(The Effect of l1olecular Weight a n the Bioavailability of tleparin)J  、スロンポシス・リサーチ(Thrombosis Re5earch)、48 巻、591−’596頁、(1987)を参照のこと)。従って、酸ムコ多糖が 全身的に吸収されないような充分な分子寸法である酸ムコ多糖を本発明において 使用することができる。
本発明における使用に最も好適な酸ムコ多糖は硫酸デルマタンである。
硫酸デルマタンの平均分子量はそれの原料および製造方法によるが約3o、oo oダルトンであると推定される。本発明の組成物中の硫酸デルマタンの濃度は好 適には約10m、g/ml−100mg/m+の間である。より好適な硫酸デル マタンの濃度は25mg/ml−75mg/mlの間であり、最も好適な硫酸デ ルマタンの濃度は約50mg/mlである。
本発明で使用するための他の好適な酸ムコ多糖は高分子量を有している。ヘパリ ンの好適な平均分子量は約15,000ダルトンである。本発明の組成物中のヘ パリンの濃度は好適には約10m、g/m !、−100mg/mlの間である 。より好適なヘパリン濃度は20mg/m、I−5゜Omg/mlの間であり、 最も好適なヘパリン濃度は約25mg/mlである。約100単位の活性を含む ためには1mgのヘパリンが予期される。
本発明で使用できる一般的に知れられている酸ムコ多糖類の一部にはヘパリン、 硫酸ヘパリン、ヘバリノイド類、硫酸デルマタン、多硫酸ベントサン、硫酸コン ドロイチンおよびヒアルウロン酸が包含されるが、それらに限定されない。
本発明に従い、酸ムコ多糖類を薬学的に許容可能な担体と混合することもできる 。担体はワックス類、ワセリン、およびグリセリド類を含む商業的に入手可能な 基質であることができるが、それらに限定されない。
より特に、酸ムコ多糖は種々の薬学的に活性な試薬を含有している商業的に入手 可能な軟膏(サルブ)、軟膏または臘膏と混合することができる。
本発明に従い製造される組成物は少なくとも下記の成分類は含んでいる= (1 )薬学的に有効な濃度の酸ムコ多糖および(2)100重量部を基にして(a) 15−50部の、好適には15−25部の、ポリオキシエチレンーポリオキシプ ロピレンブロック共重合体および(b)50−85部の、好適には約75−85 部の、水からなる水性ゲル。
本発明の方法は、損傷されたかまたは病気になった組織を有する人間または動物 に室温以下において液体でありそして身体温度においてゲルであるという物理的 性質を有するポリオキシエチレンーボリブロビレンブロック共重合体と酸ムコ多 糖との混合物を含んでいる組成物を局所的に適用する段階を含んでいる。組成物 は以上に記されている。
本発明の組成物は、組成物を損傷されたかまたは病気にな9た組織の上に軽(た たきつけるか、滴下するか、注ぐか、噴霧するかまたは塗布することにより、投 与することができる。さらに、ブロック共重合体および酸ムコ多糖を含んでいる 本発明の組成物は、損傷されたかまたは病気になった組織を該組成物の溶液中に 挿入しそれにより組成物を組織の上でゲル化させることによっても、投与するこ とができる。好適には、本発明の組成物はゲル層が損傷されたかまたは病気にな った組繊の上で生成してそれにより損傷されたかまたは病気になった組織が環境 から保護されるような方法で投与すべきである。
さらに、酸ムコ多糖はゲル全体に分散されるため、酸ムコ多糖は損傷されたかま たは病気になった組織と常に接触しておりそれにより組織の治癒を促進させる。
本発明の組成物の局所的投与は身体の表面に対する投与並びに手術または外傷に より露呈された組織への投与を含むと理解すべきである。
本発明の組成物および方法は特に火傷の処置において有効である。これらの火傷 は化学的火傷、熱的火傷、電気的火傷または放射活性火傷であることができる。
本発明は複雑骨折、切断、摩擦またはバクテリア、菌・カビもしくは他の微生物 の感染による損傷を含むがそれらに限定されない他の型の組織損傷、例えば外傷 性損傷、の処置においても有効である。
処置しようとする損傷の型によっては追加的な薬学的に活性な試薬を本発明の組 成物に加えることも有利である。例えば、本発明に従いひどい火傷を処置する場 合には、抗微生物剤を本発明の組成物に加えて感染を遅らせることができる。抗 微生物剤は抗生物質、殺菌・殺カビ剤またはそれらの混合物であることができる 。本発明の実施において使用できる代表的な抗微生物剤にはそれらに限定される ものではないがペニシリン類、セファロスポリン類、バシトラシン類、アミノグ リコシド類およびポリペプチド抗生物質並びにバクテリア静止化合物が包含され 、該静止化合物にはそれらに限定されるものではないが二スタチン、アンフオテ リシンBおよびグリセオフヴインが包含される。
さらに、本発明の実施において銀イオンを使用することができる。本発明のゲル の製造において使用できる銀塩類は好適には水中に0.1重量%の最少濃度で溶 解するであろう銀塩である。代表的な銀塩類には硝酸銀、酢酸銀、硫酸銀、およ び乳酸銀が包含される。有利な効果を生じる銀塩の量は、ゲル中の水の重量を基 にして、約0.1−1.0重量%の間である。
成長因子、例えば人間成長ホルモン、組織誘発性成長因子、表皮成長因子、小板 誘発性成長因子、線維芽細胞成長因子、および/または神経成長因子を任意に本 発明の組成物に単独でまたは組み合わせて加えて、損傷されたかまたは病気にな った組織の成長および発達を促進させることができる。さらに、抗−炎症剤を加 えて、損傷されたかまたは病気になった組織中の炎症を減少させることもできる 。
本発明の組成物は任意に麻酔薬を含有して損傷されたかまたは病気になった組織 に適用された時の疼痛を軽減させることができる。本発明で使用できる代表的な 麻酔薬にはリドカインおよびプロ力インが包含されるが、それらに限定されるも のではない。
本発明を下記の実施例によりさらに説明するが、それらは発明の範囲を限定しよ うとするものではない。対照的に、本発明の精神および/または添付されている 請求の範囲から逸脱しない限り当技術の専門家には示唆される種々の他の態様、 改変、および同等物を行えるということは明白に理解されよう。
実施例■ 損傷されたかまたは病気になった組織を処置するために有効な局所的に適用でき るゲル組成物を下記の成分類を用いて製造した。
部数 成分類 10% 共重合体 2% 硫酸デルマタン 78%水 この実施例における共重合体は下記の一般式:%式%) [式中、 疎水性基(C3HgO)の分子量は約4000ダルトンであり、そして化合物の 合計分子量は約13,500ダルトンである]を有している。
実施例II 実施例■の組成物を腕に第2度の火傷を有する患者に投与した。組成物を注射器 の中に入れそして約20℃に冷却した。組成物を火傷の表面にゆっくり適用して 、液体組成物を火傷の上でゲル化させた。深さが約Q、2cmのゲルを生成する のに充分な組成物を加えた。
実施例III 損傷されたかまたは病気になった組織を処置するために有効な局所的に適用でき るゲル組成物を下記の成分類を用いて製造した。
部数 成分類 20% 共重合体 4% ヘパリン 0.5% 硫酸ゲンタマイシン 75.5%水 この実施例における共重合体は下記の一般式:%式%) [式中、 疎水性基(Cs He O)の分子量は約4000ダルトンであり、そして化合 物の合計分子量は約13.500ダルトンである]を有している。
実施例IV 実施例IIIの組成物を足に第1度の火傷を有する患者に投与した。組成物を注 射器の中に入れそして約20℃に冷却した。組成物を火傷の表面にゆっくり適用 して、液体組成物を火傷の上でゲル化させた。深さが約0.2 cmのゲルを生 成するのに充分な組成物を加えた。
実施例V 損傷されたかまたは病気になった組織を処置するために有効な局所的に適用でき るゲル組成物を下記の成分類を用いて製造した。
部数 成分類 20% 共重合体 1% 硫酸デルマタン 0.5% 硫酸ゲンタマイシン 78.5%水 この実施例における共重合体は下記の一般式:%式%) [式中、 疎水性基(C,H,O)の分子量は約4000ダルトンであり、そして化合物の 合計分子量は約13.500ダルトンである]を育している。
実施例VI 実施例Vの組成物を胴に第3度の火傷を有する患者に投与した。組成物を注射器 の中に入れそして約20℃に冷却した。組成物を火傷の表面に噴霧することによ り組成物をゆっくり適用して、液体組成物を火傷の上でゲル化させた。深さが約 0.2cmのゲルを生成するのに充分な組成物を加えた。
実施例VII 損傷されたかまたは病気になった組織を処置するために有効な局所的に適用でき るゲル組成物を下記の成分類を用いて製造した。
20% 共重合体 1%mg/ml ヘパリン 1重量% リドカイン 78%水 この実施例における共重合体は下記の一般式:%式%) [式中、 疎水性基(Cs Hs O)の分子量は約4000ダルトンであり、そして化合 物の合計分子量は約13.500ダルトンである]を有している。
実施例VIII 実施例VIIの組成物を背中に第2度の火傷を有する患者に投与した。
組成物を注射器の中に入れた。組成物を火傷の表面に滴下させることにより組成 物をゆっくり適用して、液体組成物を火傷の上でゲル化させた。
深さが約0.1cmのゲルを生成するのに充分な組成物を加えた。
実施例IX 火傷を処置するために有効な局所的に適用できるゲル組成物を下記の成分類を用 いて製造した。
部数 成分類 20% 共重合体 5% デルマタン 75% 食塩水 この実施例における共重合体(ポロキサマー407、BASFコーポレーション 、バルジソバニー、ニューシャーシー州)は下記の一般式。
HO(C2H40) b(C3Hs O) −(C2H40) 、H[式中、 疎水性基(CIH,O)の分子量は約4000ダルトンであり、そして化合物の 合計分子Iは約13,500ダルトンである]を有している。
熱的に損傷されたmsの処置における局所的に適用できるゲル組成物の効果を分 裂厚さの火傷のモルモットモデルで研究した。深く麻酔をかけられた無毛のモル モットに、5cm2の80gの金属プローブ(80℃に加熱)を背中に正確に5 秒間置くことにより熱的な組織損傷を与えた。火傷の30分後に、動物を処!し ないか(対照)、デルマタンなしのポロキサマー407の20%ゲルで処置する か、または20%ボロキサマー407および5%硫硫酸デルタタンサイエンティ フィック・プロティン・ラボス、ウアーナキー、ワシントン州)で処置した。処 置した動物には火傷の0.5.1.2.3.4.5.6.7.8.24.28. 32および48時間後に0.5mlの適当な試験製品を適用した。全ての動物を 火傷後の種々の間隔において損傷部分、皮膚の厚さおよび紅斑に関して評価した 。組繊学的切片は、皮膚の厚さにおける減少が表在性真皮の新しいコラーゲン生 成(廠痕)における減少と関連していることを資得した。
傷の痙縮に対して局所的に適用できるゲル組成物の効果を表HIに示す。火傷直 後の傷周囲における入れ墨された点の間の距離を測定することにより、火傷の傷 を測定した。データは、ヘパリンおよび共重合体の組み合わせが24および72 時間において痙縮に対して相当な効果を有することを明らかに示している。
表III 病変の面積 30分間 5.56±0.36 6.19±O,I5 6.65±0.1824 時間 5.04±0.31 ’ 4.75±0.23 3.91±o、1272 時間 4.32±0.45 3.53±0.50 2.73±0.33火傷モデ ルにおける皮膚の厚さに対する局所的に適用できるゲル組成物の効果は表IVに 示されている。ポロキサマー/ゲルマタン処置された動物は、ポロキサマーだけ で処置された動物または対照動物と比べた時に、少ない皮膚の厚さを有していた 。これは特に火傷の1日後にそうであった。
表■v 皮膚の厚さ 1 日7.43fO,327,3Of0.52 5.70th0.342日4. 3OfO,864,57tO,374,67t0.153日5.57fO,97 4,50f11.25 3.80tO,1014日 4.57±0.27 3. 78±0.15 3.30±0.38火傷モデルにおける紅斑に対する局所的に 適用できるゲル組成物の効果は表Vに示されている。紅斑がほとんどまたは全く ない0から最大の紅斑に対する3までに目盛りが付けられている。表Vかられか るように、ボロキサマー/デルフタ2組み合わせで処置された動物はボロキサマ ーだけで処置されたかまたは処置されていない動物より小さい紅斑を有し表V 紅斑(0−3) 30分間 3±03±03±0 24時間 3±00,9±0.1 0.7±0.272時間 2±00,7±0 .70±01週間 0±00±00±0 もちろん、前記事項は本発明の好適態様にのみ関連していること並びに添付され ている請求の範囲に示されている本発明の精神および範囲から逸脱しない限り多 数の改変または変更を行えることは理解すべきである。
要 約 本発明に従うと、損傷されたかまたは病気になった組織を局所的に処置するため の組成物および方法が提供される。本発明は、有効量の酸ムコ多糖を含有してい る水性ゲルまたは薬学的に許容可能な局所的担体を含んでいる。水性ゲルを含有 している組成物は室温で液体でありそして身体温度においてはゲルであり、それ により損傷されたかまたは病気になった組織に容易に適用することができる。組 織に対する局所的適用後に、本発明に従う組成物は組織を保護する組織上の被覆 を与えそして治癒を促進させる。
国際調査報告

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.a.下記の式: HO(C2H4O)b(C3H6O)a(C2H4O)bH〔式中、 aはC3H6Oにより表される疎水性基が2250−6000ダルトンの間の分 子量を有するような整数であり、そしてbはC2H4Oにより表される親水性部 分が共重合体の約50−90重量%を構成するような整数である] を有するポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロツク共重合体、および b.有効量の硫酸デルマタン の溶液を含んでなる、損傷されたかまたは病気になった組織を局所的に処置する ための組成物。
  2. 2.C3H6Oにより表される疎水性基が約2750−4000ダルトンの間の 平均分子量を有する、請求の範囲1に記載の組成物。
  3. 3.C3H6Oにより表される疎水性基が約4000ダルトンの平均分子量を有 する、請求の範囲2に記載の組成物。
  4. 4.さらに抗微生物剤化合物も含んでいる、請求の範囲1に記載の組成物。
  5. 5.抗微生物剤化合物が抗バクテリア剤化合物である、請求の範囲4に記載の組 成物。
  6. 6.抗微生物剤化合物が抗菌・抗カビ剤化合物である、請求の範囲4に記載の組 成物。
  7. 7.さらに抗炎症剤も含んでいる、請求の範囲1に記載の組成物。
  8. 8.さらに成長因子も含んでいる、請求の範囲1に記載の組成物。
  9. 9.さらに麻酔剤も含んでいる、請求の範囲1に記載の組成物。
  10. 10.病気になったかまたは損傷された組織を有する人間または動物に a.下記の式: HO(C2H4O)b(C3H6O)a(C2H4O)bH[式中、 aはC3H6Oにより表される疎水性基が2250−6000ダルトンの間の分 子量を有するような整数であり、そしてbはC2H4Oにより表される親水性部 分が共重合体の約50−90重量%を構成するような整数である] を有するポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロック共重合体、および b.有効量の酸ムコ多糖 を含有している水溶液を局所的に投与する工程を含んでなる、人間または動物の 損傷された組織の処置方法。
  11. 11.酸ムコ多糖がヘパリン、硫酸ヘパラン、へパリノイド類、硫酸デルマタン 、多硫酸ペントサン、硫酸コンドロイタンおよびヒアルウロン酸からなる群から 選択される、請求の範囲10に記載の方法。
  12. 12.酸ムコ多糖がヘパリンである、請求の範囲11に記載の方法。
  13. 13.酸ムコ多糖が硫酸デルマタンである、請求の範囲11に記載の方法。
  14. 14.酸ムコ多糖が最少の抗凝固剤活性を有する、請求の範囲10に記載の方法 。
  15. 15.C3H6Oにより表される疎水性基が約2750−4000ダルトンの間 の平均分子量を有する、請求の範囲10に記載の方法。
  16. 16.C3H6Oにより表される疎水性基が約4000ダルトンの平均分子量を 有する、請求の範囲15に記載の方法。
  17. 17.組成物がさらに抗微生物剤化合物も含んでいる、請求の範囲10に記載の 方法。
  18. 18.抗微生物剤化合物が抗バクテリア剤化合物である、請求の範囲17に記載 の方法。
  19. 19.抗微生物剤化合物が抗菌・抗カビ剤化合物である、請求の範囲17に記載 の方法。
  20. 20.組成物がさらに抗炎症剤も含んでいる、請求の範囲10に記載の方法。
  21. 21.組成物がさらに麻酔剤も含んでいる、請求の範囲10に記載の方法。
  22. 22.火傷を有する人間または動物に a.下記の式: HO(C2H4O)b(C3H6O)a(C2H4O)bH[式中、 aはC3H6Oにより表される疎水性基が2250−6000ダルトンの間の分 子量を有するような整数であり、そしてbはC2H4Oにより表される親水性部 分が共重合体の約50−90重量%を構成するような整数である] を有するポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロック共重合体、および b.有効量の酸ムコ多糖 を含んでいる組成物を局所的に投与する工程を含んでなる、人間または動物の火 傷の処置方法。
  23. 23.酸ムコ多糖がヘパリン、硫酸ヘパリン、へバリノイド類、低分子量ヘパリ ン、硫酸デルマタン、多硫酸ベントサン、硫酸コンドロイチンおよびヒアルウロ ン酸からなる群から選択される、請求の範囲22に記載の方法。
  24. 24.酸ムコ多糖がヘパリンである、請求の範囲23に記載の方法。
  25. 25.酸ムコ多糖が硫酸デルマタンである、請求の範囲27に記載の方法。
  26. 26.酸ムコ多糖が最少の抗凝固剤活性を有する、請求の範囲22に記載の方法 。
  27. 27.C3H6Oにより表される疎水性基が約2750−4000ダルトンの間 の平均分子量を有する、請求の範囲22に記載の方法。
  28. 28.C3H6Oにより表される疎水性基が約4000ダルトンの平均分子量を 有する、請求の範囲27に記載の方法。
  29. 29.組成物がさらに抗微生物剤化合物も含んでいる、請求の範囲22に記載の 方法。
  30. 30.抗微生物剤化合物が抗バクテリア剤化合物である、請求の範囲29に記載 の方法。
  31. 31.抗微生物剤化合物が抗菌・抗カビ剤化合物である、請求の範囲29に記載 の方法。
  32. 32.組成物がさらに抗炎症剤も含んでいる、請求の範囲22に記載の方法。
  33. 33.さらに麻酔剤も含んでいる、請求の範囲22に記載の方法。
JP3509151A 1990-04-26 1991-04-25 損傷されたかまたは病気になった組織の局所的処置用の組成物および方法 Expired - Lifetime JPH0776175B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US51350990A 1990-04-26 1990-04-26
US68703491A 1991-04-22 1991-04-22
US687,034 1991-04-22
US513,509 1991-04-22
PCT/US1991/002912 WO1991016058A1 (en) 1990-04-26 1991-04-25 Composition and method for topical treatment of damaged or diseased tissue

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05506861A true JPH05506861A (ja) 1993-10-07
JPH0776175B2 JPH0776175B2 (ja) 1995-08-16

Family

ID=27057898

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3509151A Expired - Lifetime JPH0776175B2 (ja) 1990-04-26 1991-04-25 損傷されたかまたは病気になった組織の局所的処置用の組成物および方法

Country Status (10)

Country Link
EP (1) EP0526578A4 (ja)
JP (1) JPH0776175B2 (ja)
CN (1) CN1058341A (ja)
AU (1) AU647484B2 (ja)
BR (1) BR9106377A (ja)
CA (1) CA2081340A1 (ja)
IE (1) IE911403A1 (ja)
IL (1) IL97976A0 (ja)
PT (1) PT97504A (ja)
WO (1) WO1991016058A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005527649A (ja) * 2001-12-12 2005-09-15 ピエール、ファブレ、デルモ‐コスメティーク ポロキサマーとコンドロイチン硫酸および/または糖タンパク質とを含む新規な組み合わせ物およびその使用

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5605938A (en) * 1991-05-31 1997-02-25 Gliatech, Inc. Methods and compositions for inhibition of cell invasion and fibrosis using dextran sulfate
US6093391A (en) * 1992-10-08 2000-07-25 Supratek Pharma, Inc. Peptide copolymer compositions
US6153193A (en) * 1993-04-28 2000-11-28 Supratek Pharma Inc. Compositions for targeting biological agents
US6277410B1 (en) * 1992-10-08 2001-08-21 Supratek Pharma Inc. Copolymer compositions for oral delivery
US6353055B1 (en) 1994-11-18 2002-03-05 Supratek Pharma Inc. Polynucleotide compositions
US6221959B1 (en) 1994-11-18 2001-04-24 Supratek Pharma, Inc. Polynucleotide compositions
RU2176509C2 (ru) * 1995-09-19 2001-12-10 Сейкагаку Корпорейшн Средство, усиливающее противовоспалительное действие иммунодепрессанта (варианты), способ усиления противовоспалительного действия иммунодепрессанта, способ лечения воспаления
JP2001187740A (ja) * 2000-01-05 2001-07-10 Seikagaku Kogyo Co Ltd 創傷治療剤
JP6225321B1 (ja) 2016-08-31 2017-11-08 王子ホールディングス株式会社 ポリ硫酸ペントサンの製造方法
SG11202001824RA (en) 2016-08-31 2020-04-29 Oji Holdings Corp Production method for acidic xylooligosaccharide, and acidic xylooligosaccharide
JP6281659B1 (ja) 2017-02-28 2018-02-21 王子ホールディングス株式会社 ポリ硫酸ペントサン、医薬組成物及び抗凝固剤
CA3065747A1 (en) * 2017-05-31 2018-12-06 Oji Holdings Corporation Moisturizing composition comprising pentosan polysulfate
MX2020002726A (es) 2017-09-12 2020-07-20 Oji Holdings Corp Polisulfato de pentosan y metodo para producir polisulfato de pentosan.
WO2019124363A1 (ja) 2017-12-20 2019-06-27 王子ホールディングス株式会社 ポリ硫酸ペントサン及びポリ硫酸ペントサンを含む医薬
CN111228466B (zh) * 2020-02-27 2023-06-27 温州医科大学 治疗糖尿病足的含氧气微泡的水凝胶及其制备方法和用途

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3997458A (en) * 1974-04-12 1976-12-14 Deknatel, Incorporated Method of cleansing contaminated wounds and surgical scrub solutions for same
US4052513A (en) * 1974-12-13 1977-10-04 Plough, Inc. Stable topical anesthetic compositions
IT1212892B (it) * 1983-10-11 1989-11-30 Della Valle Francesco Acido ialuronico ottenuto per mezzodi filtrazione molecolare sprovvisto di attivita' infiammatoria e sua utilizzazione terapeutica
US4745098A (en) * 1984-02-24 1988-05-17 The Regents Of The University Of California Compositions and method for improving wound healing
US4711780A (en) * 1984-06-11 1987-12-08 Fahim Mostafa S Composition and process for promoting epithelial regeneration
CH662505A5 (it) * 1985-04-30 1987-10-15 Seuref Ag Composizioni farmaceutiche ad azione protettiva vascolare.
JPS61253065A (ja) * 1985-05-02 1986-11-10 片倉チツカリン株式会社 キトサン誘導体およびコラ−ゲンの複合材の医用材料およびその製造法
FR2585575B1 (fr) * 1985-08-01 1989-03-03 Pf Medicament Compositions pharmaceutiques a activite keratolytique sous forme de gel comportant de l'acide salicylique hydro-alcoolique
US4760131A (en) * 1986-04-23 1988-07-26 Collagen Corporation Wound-healing composition
CA1294546C (en) * 1986-04-23 1992-01-21 John S. Sundsmo Wound healing composition containing collagen
US4879109A (en) * 1986-05-15 1989-11-07 Emory University Method for treating burns
NZ226171A (en) * 1987-09-18 1990-06-26 Ethicon Inc Gel formulation containing polypeptide growth factor

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005527649A (ja) * 2001-12-12 2005-09-15 ピエール、ファブレ、デルモ‐コスメティーク ポロキサマーとコンドロイチン硫酸および/または糖タンパク質とを含む新規な組み合わせ物およびその使用
JP4786869B2 (ja) * 2001-12-12 2011-10-05 ピエール、ファブレ、デルモ‐コスメティーク ポロキサマーとコンドロイチン硫酸および/または糖タンパク質とを含む新規な組み合わせ物およびその使用

Also Published As

Publication number Publication date
EP0526578A4 (en) 1993-09-22
PT97504A (pt) 1992-02-28
BR9106377A (pt) 1993-04-27
AU7869291A (en) 1991-11-11
WO1991016058A1 (en) 1991-10-31
CA2081340A1 (en) 1991-10-27
AU647484B2 (en) 1994-03-24
IL97976A0 (en) 1992-06-21
EP0526578A1 (en) 1993-02-10
CN1058341A (zh) 1992-02-05
JPH0776175B2 (ja) 1995-08-16
IE911403A1 (en) 1991-11-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6605751B1 (en) Silver-containing compositions, devices and methods for making
US6046160A (en) Composition and method for enhancing wound healing
KR930003117B1 (ko) 황산화 이당류를 활성성분으로 함유하는 염증예방 또는 치료용 제약조성물
JPH05506861A (ja) 損傷されたかまたは病気になった組織の局所的処置用の組成物および方法
EP2059206B1 (en) Dry wound dressing and drug delivery system
US2726982A (en) Hydrous gels
BRPI9809725B1 (pt) composição e dispositivo para tratar um ferimento
JPH04502569A (ja) 創傷治療用ゲル配合物
WO2001024839A9 (en) Silver-containing compositions, devices and methods for making
CN112933214A (zh) 一种促进伤口愈合的组合物
RU2636530C2 (ru) Фармацевтическая композиция для лечения ран и ожогов
EP3585422B1 (en) Antiseptic composition comprising unithiol and dimethylsulfoxide, use of the composition and method of wound treatment with its use
WO2004089406A1 (es) Composición tópica en forma de gel para el tratamiento de quemaduras de la piel
CN113855849A (zh) 一种敷料组合物及其制备方法和应用
CN110198721B (zh) 含有聚乙烯吡咯烷酮和二巯基丙磺酸钠的抗菌组合物及其用途
RU2195262C2 (ru) Фармакологическое средство на основе гиалуроновой кислоты, обладающее антимикробным, ранозаживляющим и противовоспалительным действием
RU2781402C2 (ru) Ниосомальный антимикробный гель для лечения диабетических язв, ран, ожогов, в том числе инфицированных антибиотико-резистентными микроорганизмами
RU2086233C1 (ru) Мазь для лечения гнойно-воспалительных процессов
RU2709102C2 (ru) Состав и технология получения присыпки ранозаживляющего действия
RU2134572C1 (ru) Антисептическая мазь
CN113855850A (zh) 一种敷料组合物及其制备方法和应用
CN117121922A (zh) 一种纳米银复合抗菌杀毒材料及其制备方法