JPH05506674A - 植物抽出物に由来する抗腫瘍医薬およびその製造方法 - Google Patents

植物抽出物に由来する抗腫瘍医薬およびその製造方法

Info

Publication number
JPH05506674A
JPH05506674A JP93505089A JP50508993A JPH05506674A JP H05506674 A JPH05506674 A JP H05506674A JP 93505089 A JP93505089 A JP 93505089A JP 50508993 A JP50508993 A JP 50508993A JP H05506674 A JPH05506674 A JP H05506674A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
components
active ingredient
prepared
alcohol
antitumor activity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP93505089A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0784391B2 (ja
Inventor
ダリゴ クラウディオ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Publication of JPH05506674A publication Critical patent/JPH05506674A/ja
Publication of JPH0784391B2 publication Critical patent/JPH0784391B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K36/00Medicinal preparations of undetermined constitution containing material from algae, lichens, fungi or plants, or derivatives thereof, e.g. traditional herbal medicines
    • A61K36/18Magnoliophyta (angiosperms)
    • A61K36/88Liliopsida (monocotyledons)
    • A61K36/889Arecaceae, Palmae or Palmaceae (Palm family), e.g. date or coconut palm or palmetto
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Natural Medicines & Medicinal Plants (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Botany (AREA)
  • Alternative & Traditional Medicine (AREA)
  • Mycology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 植物抽出物に由来する抗腫瘍医薬 およびその製造方法 本発明はパルマ(Palma)属、付属−族のフエニコイデアX−(Phoen icoideae>および種フェニ7クス(Phoenix)の植物の果実から 抽出される、抗腫瘍活性を有する新規な化学療法医薬に関するものである。
癌に対する戦いを目的とする研究において、最も代表的な研究対象の一つは抗腫 瘍化学療法剤の研究である。
現時点までに単離された抗腫瘍化学療法剤は広範な起源および化学的特徴を有す る。これらの抗増殖性薬の中の成るものは、植物から抽出されており、たとえば コルチクム オータムナル(Colchicum Autumnale)からの コルチゾン(Colchicine)およびビンカ ローズ(vincaRos ea)からのビンカロイコブラスチン(vincaleucoblastin) などがある。しかしながら、これらの物質はいずれも、成る特定の抗腫瘍活性と ともに、退化細胞に対して低い選択性を示す;このために、これらの物質は健全 な細胞の代謝に干渉し、それらの無作別の使用に対し大きな障害になる。
本発明の発明者は、他の抗芽細胞薬のいずれに比較しても、高い選択性を有する 抗腫瘍活性と極めて減少された毒性レベルとを育する、植物由来の別種の抗腫傷 薬〔特に、ビトスボラム トビラ(Pittosporum Tobira)か ら抽出した物質CIDI)をすでに提供している。この研究対象に沿って研究を 継続した結果、本発明者はまた、新規な抗腫瘍化学療法剤を単離した。これはま た、植物抽出物由来のものであって、高度に選択性の抗腫瘍活性および極めて低 い毒性を示す。
したがって、本発明の第一の百的は、パルマ(Palma)属に属する植物の、 それらのあらゆる生育および成熟段階における部分および(または)生成物を、 基本的に、イ)lr機塩溶剤中浸軟することによって、成分を抽出し、 口)この抽出物含有溶液を、上記初めの溶媒と少なくとも部分的に混和性のもう 一種の溶剤と適当に攪拌および振盪して、生成する相中に、これらの抽出物の成 分を分け、 ハ)これらの相をそれぞれ相互に独立して、これらの抽出物中の少な(とも一種 の成分に対して溶剤としての活性を有する少なくとも一種または二種の存機液体 を用いて適当に処理し、引き続いて生成する沈殿をいずれも濾別し、次いでこの 沈殿をおよび(または)流動性残留物を乾燥状態にまで蒸発させ、 二)各液相中に見出される成分を適当に分離し、次いで ホ)分離された抗腫瘍活性を有する成分および抗腫瘍活性を存していない成分を 採取する、 操作に付することを特徴とする、抗腫瘍活性を有する組成物および(または)物 質を得る方法にある。
これらの抽出物は、上記方法の順次工程のそれぞれの前に、乾燥状態にすること かでき、そしてまた精製することかできる。
パロマ属の植物は好ましくは、付属族のフェニコイデアエ(Phoenicoi deae)および種フェニックス(Phoenix)の植物である。この点に関 して、植物は、たとえばフェニックス カナディエンシス(Phoenix c anadiensis)、フェニックス ダクチリフェラ(dactylife ra) 、カマイロブス エクセルサ(Chamaerops excelsa )、カマイロブス ヒューミリス(humilis)および多くのその他の種を 包含する多数の種からなる群から選択することができる。
溶剤はアルコール類であることができる。エチルアルコールを使用して良好な結 果が得られた。
を機溶剤と被処理植物部分との容積比は好ましくは1:10〜lO:1からなる 。
処理時間は好ましくは5分〜3ケ月からなる。処理温度は好ましくは5°c−t oooCで変えることができる。
当該医薬の全アルコール性抽出物は、1mg10+1の稀釈状態で、移動相とし てメタノール−〇、0(80:20)を用いる1 25mm −4mmRP 1 8カラムおよび210mmに等しい波長を使用するH P L C(Perki n−E1merシリーズ250液体クロマトグラフ)で分析することができる。
ここの全アルコール性抽出物は1.123(第1ピーク)から33,461(第 14ピーク)までのRTを有するほぼ14のピークを示す:最も代表的ピークは 、RTI、123(3゜36面積%) ; RTl、301 (3,01面積% )。
RTl、583 (63,34面積%’) ;RT2,133 (14゜88面 積%)およびRT2.636 (3,33面積%)のピークである。
抽出物中の成分の分離は好ましくは、クロマトグラフィ方式であることができる 。良好な結果はシリカゲルカラムにおいて、またはHPLCプリパラティブカラ ムにおいて、クロマトグラフィを用いて得られた。
抽出はメタノールを用いて行なうことができ、HPLCで、1.123.1.3 01.1.583.2.133および2.636付近の数値の保育時間を育する 成分を採取する。
エタノールにより抽出した後に、得られた溶液をクロロホルムと振りまぜ、緑色 のアルコール−クロロホルム相とボルドー−赤色の水性相との2相を形成するこ とができる。この場合に、抗腫瘍活性を有する成分は水性相に見い出される。
この水性相は回転蒸発器内で蒸発により濃縮することができ、この点に関して: l)エチルアルコールをフラスコに加え、懸濁液を生成することができる;この 後で、石油エーテルを加えると、攪拌後に大量の沈殿を生じさせることができる 。この沈殿をエタノール−水中に再溶解し、次いでほぼ30m1に濃縮した後に 、イソプロピルアルコール中に懸濁し、次いて乾燥させる。他方、流動性部分は 蒸発および乾燥させることかでき、これによって、赤色無定形物質の生成か生じ る。この無定形物質はさらに、結晶化させることができ、この場合には、少量の メタノールに溶解し、乾燥させた後にイソプロピルアルコールを加えて、極めて 細かい懸濁液を生成させる。
2)あるいは、好ましくはこの水性溶液を濃縮した後に、このフラスコにメチル アルコールを加え、懸濁液を生成することができる;この後で、エチルアルコー ルを加え、攪拌すると、大量のフレーク状沈殿が生成される。流動性部分を分離 した後に、この沈殿をイソプロピルアルコール中に懸濁し、回転蒸発器で乾燥さ せると、淡いローズピンク色の粉末が生成される。
本発明はまた、上記方法を使用して得ることができるものであることを特徴とす る物質および組成物それ自体に関するものである。
本発明はまた、上記方法を使用して得ることができるものであることを特徴とす る、抗腫瘍活性を存する物質および組成物をその対象とするものである。
これらの抗腫瘍活性を有する物質および組成物はこれらを水溶性にするために、 塩、化合物または複合体の形態にする処理に付することかできる。
本発明のもう一つの対象は、上記方法を使用して得ることができる、抗腫瘍活性 を存する物質または組成物、あるいはその組合せを、その活性成分の少なくとも 一種として含有することを特徴とする医薬製剤にある。
この医薬製剤は、非経口用の水性溶液、経口用のカプセル剤、直腸用の生薬、膝 用の小胞剤、塗油、軟膏、クリームおよびゲルからなる群から選択することかで きる。
水性溶液はバイアルに充填することができる。各バイアルは活性成分0.5〜2 .5g、好ましくは活性成分1.2〜1.7 gを含有する。
カプセルの形態の医薬製剤の場合に、各カプセルは活性成分o、 i〜2g、好 ましくは活性成分0.8〜1.2gを含有する。
直腸使用のための生薬の形態の場合に、各生薬は活性成分0.5〜2.5g、好 ましくは活性成分1.2〜1.7gを含有する。
膣使用のための球状の形態の医薬製剤の場合に、各球状剤は活性成分0.5〜2 .5g、好ましくは活性成分1.2〜1.7gを含有する。
塗油、軟膏、クリームまたはゲルの形態の医薬製剤の場合に、局所用賦形剤は活 性成分0.5〜12%、好ましくは活性成分3〜7%を含有する。
本発明はまた、上記抽出、分離および採取プロセスを使用して得られる成分を、 単独でまたは組合せて、腫瘍以外の病気の処置用の医薬の調製に使用することに 関するものである。
ここまで、本発明を一般的に説明した。下記の例によって、ここで本発明の目的 、特徴、利点および操作方法をさらに明確にするために、さらに詳細に説明する 。
例 l 活性成分の抽出および精製方法 カマイロブス エクセルサの果実の成る量を、この果実をおおうのに充分な量( 約I:I容積比、約7:1重量比)の95°エチルアルコールとともに室温で融 解する。これを少なくとも30日間浸軟させておき、次いで濾過する。上記のと おりにして得られたアルコール性抽出物500m1を同量のクロロホルムととも に、分離ロートに注ぎ入れる。数回攪拌した後に、分離が生じ、この分離は24 時間後に完了する。ロートの下方部に、緑色のアルコール−クロロホルム溶液が 分離し、上方部にボルドー赤色(赤色可溶性フラクション=R3F)の水性溶液 か分離する。このR3Fは果実中に初めから存在する水から抽出された水可溶性 物質からなる。R3Fは全体容積の約20%を占め、HPLCにもとづき、1. 175(22,04面積%)、1.575 (67,47面積%)および2,2 84 (10,49面積%)のRTを育する成分をほとんど独占的に含有する。
乾燥させると、このR3F物質は赤色の無定形物質になる。緑色(不溶性緑色フ ラクション= I GF)のアルコール−クロロホルム溶液は分離ロートの下方 部に分離する。乾燥後に、この生成物はH2O中に不溶性であり、そしてメタノ ール中に溶解した場合には、次のRTを有する4のHPLCビークを示す:1, 089 (14,17面積%’);1.299 (8,29面積%)+1.60 0 (68,10面積%);2,268 (9,43面積%)。
1)第一の方法 例1て行なわれた操作の後に残る水性溶液(R3F)(IGFを除いた総アルコ ール性抽出物からなる)を回転蒸発器内のフラスコ中で、45°Cにおいて蒸発 させることによって、高度に濃縮し、その容積を約30m1にする。この時点で 、このフラスコ中にエチルアルコール300m1を加える。懸濁液か生成される 。この懸濁液に等量(300ml)の石油エーテルを加える。この混合物を攪拌 する。大量の沈殿が生成する。透明な流動性部分を採取し、濾過し、次いで回転 蒸発器で乾燥させる。無定形物質が得られる。この物質は赤色であって、HJ中 に可溶性である。
この赤色無定形物質をメタノール中に溶解し、次いで回転蒸発器で多回濃縮する ことによって、高度に濃縮して、完全にメタノール性の溶液を得る。この時点で 、フラスコ中にイソプロピルアルコール(約200 ml)を導入し、極めて微 細な懸濁液を生成させる。この懸濁液を乾燥させる。このようにして、ローズピ ンク色の極めて細かい粉末が得られる。この粉末は実質的に、精製され、結晶化 されたR3Fである。
このR3F粉末はH2O、メタノールおよびエタノールに可溶であり、イソプロ ピルアルコールに不溶である。
その溶液は輝く赤色を有する。
このR3F粉末をメチルアルコールに溶解し、常法を用いるHPLCによって測 定する。1.591に等しいRTを育するシングルビークを示す。
このR3F粉末は極めて吸湿性であり、減圧乾燥機内に保存し、減圧の下に密封 したビン内で保存しなければならない。
別に、フラスコ中に生成した沈殿をまた、エチルアルコール−H,O(3:1) に溶解し、常法にしたがい回転蒸発器で蒸発させることによって濃縮し、約30 m1の容積にする。この時点で、フラスコにイソプロピルアルコールを加えると 、細かい懸濁液の生成が見られる。この全体を乾燥させる。深いローズピンク色 の粉末が得られ、この粉末は下記第二の方法のa)に記載のとおりに、HPLC によって同一のRTを示す。
2)第二の方法 例1で行なわれた操作の後に得られる水性溶液(R3F)(IGFを除いた全ア ルコール性抽出物からなる)を回転蒸発器内のフラスコ中で、45°Cにおいて 蒸発させ、その容積を30m1まで減少させる。
この時点で、フラスコにメチルアルコール300m1を加える。細かい懸濁液か 生成される。この混合物を攪拌する。等量のエチルエーテルを加える。この混合 物を攪拌する。相当する大量のフレーク状沈殿が生成される。
流動性部分を分離する。ここまで2)として上述した沈殿操作を多回繰返し、次 第に増大した純度の活性成分を得る。
流動性部分を分離した後に、沈殿を約100+nlのイソプロピルアルコール中 に懸濁し、次いで回転蒸発器で乾燥させる。このようにして、ローズピンク色の 細かい粉末が得られる。この粉末を以下でDEGUと記することにする。
このDEGU粉末はアセトン、ベンゼン、クロロホルム、エチルエーテル、石油 エーテル、エチルアルコール、メチルアルコール、イソプロピルアルコール中に 不溶であり、HJに可溶である。
化学的特徴および化学物理的特徴 1回の沈殿から得られたDEGU粉末:a)HP L C カラムRP18 125+11+11X4111、移動相メタノール−水(80 :20)、波長210no+、濃度1 mg/ml : RTo、728(2, 18面積%); R70,994(40,89面積%) ; RTI、452  (56,93面積%)。
方法は同一である、濃度2mg/ml ; RTI、 031 (40,75面 積%) ; RTl、457 (59,26面積%)。
球形カラム5upelcosil Lc−NHt 5 u、移動相CH2CN− R20(3: l) 、流速1.5 ml/分、UV検出機217nm: RT I、 702 (濃度(conc、) 15.823) ; RTl、958( 濃度75.7988) ; RT5.039 (a度9゜+ 2 1 8) 。
不規則Chrompack Lichrosorb RP 18−10 uカラ ム、移動相CH,CN−H20(3: 1 )、流速1.5 ml/分、U■検 出器217r+m: RTI、 503 (11度15.3867);RTI、  826 (21度42.5747);RT2,019 (濃度38.1984 );RT4.132 (濃度3.8399)。
b) I Rスペクトル (スペクトル光度計[RPerkin Elmer Mod、 683 )、K Brメジウム中、濃度I B/ 100 mg。
検出バンド: 3350cm−’ ストレッチング付随OH2900cm−’ ストレッチング CH,およびCH。
1600cm−’ ストレッチングC=C+ 510cr’ ベンディング付随 OH1400cm”’ ベンディングCH 1380cm−’ ベンディングCH。
1250cm−’ ベンディング遊離OH1050cm−’ ストレッチングC −0c)UVスペクトル (スペクトル光度計UV−Perking Elmer Mod、 Lambd a5による) CH,CN−H2O(4: l)中の溶液、濃度5 x 10−”mg/ml: 最大吸収:204nmで主要吸収 279nmで二次吸収 CH30H−H,O(3: l )中の溶液、濃度5 x 10−2B/ml。
最大吸収:202nmで主要吸収 279.5nmで二次吸収 d)NMRスペクトル NMRスペクトルはBruker AC装置を使用し、200MHz (プロト ン)および50MHz(炭素)で行なった。
試料は被験物質55mgをDMSO−da O,6ml中に、内部標準として3 −(トリメチルシリル)プロパンスルホン酸のナトリウム塩(DSS)15mg の添加の下に溶解することによって調製した。
1H−スペクトルの場合には、3668トランジエントを30°インパルスを用 いて集積した。移動相の交換は試料に5滴の0.0を添加することによって行な い、また相対1H−スペクトル測定は212トランジエントの集積によって行な った。
ISOスペクトル測定は90°インパルス、続いて1.4秒の減衰を使用して、 11.565トランジエントの集積プロトンスペクトルの検査によって、2.5 〜4 ppmの範囲の領域に、多くのシグナルを見ることができる(これはアル コール形またはエタノール形のC−Hによるものと見做される)二また、ヒドロ キシルによるものと予想される移動性プロトンの存在が4〜5 ppmの領域に 存在する。これらのスペクトルにおいてまた、ビニル性プロトン城に弱いシグナ ルか存在する。
この”Cスペクトル測定は同様の情報を提供し、ビニル性炭素域に若干のシグナ ルを示し、かつまたアルコール性およびエーテル性炭素域に多数のシグナルを示 す。
e)冒進法による分析: 0% 38.48 H% 5.72 H% −−− 0% 55.80 上記分析値に最も近い最小実験式: C* H+*01゜。
f)融点=95°〜13o″C(分解)。
g)水性溶液のpH:6.05゜ 上記のDEGU物質に係る化学的および化学物理的特徴は行なわれたm製の程度 (沈殿または洗浄の回数)によって変化しつる。この点を次表にまとめて示す: ambda (46,09%) 活性成分のクロマトグラフィによる分離方法当該医薬の全アルコール抽出物を回 転蒸発器で乾燥させ、次いで少量のメタノールおよび水に再溶解する。この溶液 を用いて、シリカゲル60カラムにおいて、およびまた正確をきするために、H PLCプリパラティブ力ラムにおいて、クロマトグラフィによる分離を行なう。
このようにして純粋なフラクションが得られる。上記したように、これらのフラ クションはl、 l 23 、1.301 ;1,583 ;2.133および 2.636のRTを有するピークに相当する。
例 4 インビトロおよびインビボの両方における保有の抗腫瘍活性の試験 エチルアルコール水性溶液を用いて溶解もしくは可溶化した、前記例にしたかい 得られた物質および(または)組成物は、格別の抗腫瘍活性を示すとともに、許 容されうる毒性を示し、かつまた免疫抑制活性は示さない。
これらの特異な特徴は本発明の発明者によって、先行特許の目的を構成する上述 の別の植物から単離された活性成分に係りすでに見い出されている。これは、こ の群の物質が種々の細胞質オルガネラの膜に対する壁膜から複膜までの腫瘍細胞 の膜の全部に対して特に溶解活性を有するという事実にもとづくものと見做され る。
腫瘍細胞に対する格別の選択的抗腫瘍活性はインビトロおよびインビボの両方に おいて、組織学的レベルで、腫瘍細胞への明白な変質によって証明される。この 変質は量的増加、細胞膜の外転(extroversion)および剥れを示す 膠着反応、抜染色質の淡色効果をともなう極端に液胞化し、泡状になった細胞質 および淡い核小体によって示される。これらの物質の高い選択性は上記にあげた 諸病的状態がいずれも、同様の処置を受けた正常細胞では完全に見い出されない という事実によって証明される。
インビボにおいて、上記物質の抗腫瘍活性を5w1ssマウス5a180におい て、被験物質に応じて20〜1000mg/kg/日の用量を一般的に使用して 試験した。被験物質は腫瘍移植日から出発して連日8日間、腹腔内投与した。2 3.0日間の対象動物の平均生き残り時間を比較すると、腫瘍の拒絶か処置動物 の80%で見い出された。
したがって、これらの処置動物は明らかに生き残るものと考えることができる。
腫瘍移植後の24時間の時点で、単次腹腔内注入量の8倍の投与量で単次皮下注 射した場合には、動物の100%で、腫瘍の拒絶を生じさせることができる。
治療に使用する場合に、本発明による物質およびそれらの塩、化合物または複合 体は好ましくは、筋肉内注射、静脈内注射または窩内注射用の水性溶液の形態で 使用する。
要 約 書 本発明はパルマ(Palma)属、付属−族のフェニコエデアエ(Phoeni coedeae)および種フェニックス(Phen ix)の植物から抽出され た抗腫瘍活性を有する活性成分および上記抽出物中に存在する物質および組成物 の少なくとも1種を含有する医薬製剤に関するものである。現在まで公知の他の 抗腫瘍医薬のいずれに比較しても、これらの活性成分は腫瘍細胞に対して増大し た選択性を示し、かつまた正常細胞に対する関与は小さい。
本発明はまた、上記抽出物の成分の抽出および分離、ならびにこれらを、抗腫瘍 医薬および他の病気の処置用医薬の調製に使用することを包含する。
国際調査報告 、、PCT/IT 92100106

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.抗腫瘍活性を有する組成物および(または)物質を得る方法であって、パル マ(Pa1ma)属に属する植物の、それらのあらゆる生育および成熟段階にお ける部分および(または)生成物を、基本的に、 イ)有機溶剤中に浸軟することによって、成分を抽出し、 口)この抽出物含有溶液を、上記初めの溶剤と少なくとも部分的に混和性のもう 一種の溶剤と適当に撹拌および振盪して、生成する相中に、これらの抽出物の成 分を分け、 ハ)これらの相をそれぞれ相互に独立して、これらの抽出物中の少なくとも一種 の成分に対して溶剤としての活性を有する少なくとも一種または二種の有機液体 を用いて適当に処理し、引き続いて生成する沈殿をいずれも濾別し、次いでこの 沈殿をおよび(または)流動性残留物を乾燥状態にまで蒸発させ、 二)各液相中に見出される成分を適当に分離し、次いで ホ)分離された抗腫瘍活性を有する成分および抗腫瘍活性を有していない成分を 採取する、 操作に付することを特徴とし、必要に応じて、これらの抽出物は、上記各操作の 前に、それぞれ乾燥させ、そしてまた精製する、 ことからなる方法。
  2. 2.上記植物が、付属族のフェニコイデアエ(Phoenicoideae)お よび種フェニックス(Phoenix)の植物である、請求の範囲第1項に記載 の方法。
  3. 3.上記植物が、フェニックス カナディエンシス(Phoenix cana diensis)、フェニツクス ダクチリフェラ(dactylifera) 、カマイロプス エクセルサ(Chamaerops excelsa)、カマ イロプス ヒューミリス(huilis)およびその組み合わせからなる群から 選らばれる、請求の範囲第2項に記載の方法。
  4. 4.上記溶剤がアルコール類の群から選ばれる、請求の範囲第1項一第3項のい づれか一項に記載の方法。
  5. 5.アルコールがエタノールである、請求の範囲第4項に記載の方法。
  6. 6.有機溶剤と被処理植物部分との溶積比が1:10−10:1からなる、請求 の範囲第1項−第5項のいづれか一項に記載の方法。
  7. 7.処理時間が5分−3ケ月からなる、請求の範囲第1項−第6項のいづれか一 項に記載の方法。
  8. 8.処理温度が5℃−100℃からなる、請求の範囲第1項−第7項のいづれか 一項に記載の方法。
  9. 9.抽出物の成分の分離が、クロマトグラフィ方式である、請求の範囲第1項− 第8項のいづれか一項に記載の方法。
  10. 10.抽出物の成分の分離をシリカゲルカラムで行う、請求の範囲第9項に記載 の方法。
  11. 11.抽出物の成分の分離をHPLCプリパラティブカラムで行う、請求の範囲 第9項に記載の方法。
  12. 12.分離を、HPLC技術を用いて行い、1,123;1,301;1,58 3;2,133;および2,636の数値付近に保有時間を有する成分を採取す る、請求の範囲第11項に記載の方法。
  13. 13.抽出をエタノールを用いて行い、得られる溶液をクロロホルムと振り混ぜ て、緑色のアルコール−クロロホルム相とボルドーー赤色の水性相との2相を形 成させ、このボルドーー赤色の水性相中に抗腫瘍活性を有する化合物が存在する 、請求の範囲第1項−第12項のいづれか一項に記載の方法。
  14. 14.抗腫瘍活性を有する成分の分離を、水性相の乾燥後に、そしてその溶質を メタノール−水中に再溶解した後に、クロマトグラフィを用いて行う、請求の範 囲第13項に記載の方法。
  15. 15.抗腫瘍活性を有する成分の分離を、HPLC技術を用いて行い、0,77 7;1,044;1,175;1,575;および2.284の付近の数値の保 有時間を有する成分を採取する、請求の範囲第14項に記載の方法。
  16. 16.上記水性溶液を回転蒸発器内のフラスコ中で蒸発により濃縮し、次いでエ チルアルコールおよび石油エーテルを導入し、生成される沈殿を蒸発乾燥させ、 HPLCで測定して、0,728;0,994;1,452のRTを示す淡桃色 の粉末を得、他方流動性部分は順に蒸発させ、HPLCで測定して、1,591 に等しいRTを有するシングルピークを示す無定形赤色物質を得る、請求の範囲 第13項に記載の方法。
  17. 17.上記沈殿および流動性部分から得られる無定形物質を、メチルアルコール 中およびイソプロピルアルコール中に懸濁した後に、赤色粉末の形態に結晶化す る、請求の範囲第16項に記載の方法。
  18. 18.上記水性溶液を回転蒸発器内のフラスコ中で蒸発により濃縮し、次いでこ こにメチルアルコールおよびエチルエーテルを加え、沈殿を生成させ、流動性残 留物を除去した後に、この沈殿をイソプロピルアルコール中に懸濁し、そして乾 燥させ、HPLCで測定し、0,728(2.18面積%);0.994(40 .89面積%);1,452(56.93面積%)のRTを示す淡ローズピンク 色粉末を得る、請求の範囲第13項に記載の方法。
  19. 19.請求の範囲第1項−第18項に記載の方法を使用して得ることができるも のであることを特徴とする物質および組成物。
  20. 20.請求の範囲第1項−第18項に記載の方法を使用して得ることができるも のであることを特徴とする抗腫瘍活性を有する物質および組成物。
  21. 21.水溶性にする目的で、塩類、化合物類、複合体およびその組み合わせから 選ばれる形態である、請求の範囲第20項に記載の抗腫瘍活性を有する物質およ び組成物。
  22. 22.その活性成分の少なくとも一種として、請求の範囲第1項−第18項に記 載の方法を使用して得られる抗腫瘍活性を有する生成物の群から選ばれる物質お よび組成物を含有することを特徴とする医薬製剤。
  23. 23.非経口用の水性溶液の形態に調製されている、請求の範囲第22項に記載 の医薬製剤。
  24. 24.経口用のカプセル剤の形態に調製されている、請求の範囲第22項に記載 の医薬製剤。
  25. 25.直腸用の坐薬の形態に調製されている、請求の範囲第22項に記載の医薬 製剤。
  26. 26.膣用の小胞の形態に調製されている、請求の範囲第22項に記載の医薬製 剤。
  27. 27.塗油、軟膏、クリームまたはゲルの形態に調製されている、請求の範囲第 22項に記載の医薬製剤。
  28. 28.バイアル中に調製されており、各バイアルが活性成分0.5−2.5gを 含有する、請求の範囲第23項に記載の医薬製剤。
  29. 29.各バイアルが活性成分1.2−1.7gを含有する、請求の範囲第28項 に記載の医薬製剤。
  30. 30.カプセル剤の形態に調製されており、各カプセルが活性成分0.1−2. 0gを含有する、請求の範囲第24項に記載の医薬製剤。
  31. 31.各カプセルが活性成分0.8−1.2gを含有する、請求の範囲第30項 に記載の医薬製剤。
  32. 32.直腸用に坐薬の形態に調製されており、各坐薬が活性成分0.5−2.5 gを含有する、請求の範囲第25項に記載の医薬製剤。
  33. 33.各坐薬が活性成分1.2−1.7gを含有する、請求の範囲第32項に記 載の医薬製剤。
  34. 34.膣用に小胞体の形態に調製されており、各小胞体が活性成分0.5−2. 5gを含有する、請求の範囲第26項に記載の医薬製剤。
  35. 35.各小胞体が活性成分1.2−1.7gを含有する、請求の範囲第34項に 記載の医薬製剤。
  36. 36.塗油、軟膏、クリームまたはゲルの形態に調製されており、局所施用のた めの助剤とともに、活性成分0.5−12%を含有する、請求の範囲第27項に 記載の医薬製剤。
  37. 37.局所施用のための助剤が活性成分3−7%を含有する、請求の範囲第36 項に記載の医薬製剤。
JP5505089A 1991-08-28 1992-08-25 植物抽出物に由来する抗腫瘍医薬およびその製造方法 Expired - Lifetime JPH0784391B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
IT91A000637 1991-03-08
ITRM910637A IT1249447B (it) 1991-08-28 1991-08-28 Farmaco antineoplastico di estrazione vegetale. procedimento per la sua preparazione.
PCT/IT1992/000106 WO1993004689A1 (en) 1991-08-28 1992-08-25 Antineoplastic drug of plant extraction and process for the preparation thereof

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05506674A true JPH05506674A (ja) 1993-09-30
JPH0784391B2 JPH0784391B2 (ja) 1995-09-13

Family

ID=11400330

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5505089A Expired - Lifetime JPH0784391B2 (ja) 1991-08-28 1992-08-25 植物抽出物に由来する抗腫瘍医薬およびその製造方法

Country Status (16)

Country Link
US (1) US5556626A (ja)
EP (1) EP0554445A1 (ja)
JP (1) JPH0784391B2 (ja)
KR (1) KR960014791B1 (ja)
AU (1) AU654583B2 (ja)
BG (1) BG61065B1 (ja)
CA (1) CA2093914C (ja)
FI (1) FI98889C (ja)
HU (1) HUT64861A (ja)
IL (1) IL102801A (ja)
IT (1) IT1249447B (ja)
MX (1) MX9204917A (ja)
PL (1) PL168929B1 (ja)
PT (1) PT100819A (ja)
RO (1) RO109816B1 (ja)
WO (1) WO1993004689A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1245700B (it) * 1991-05-29 1994-10-14 Arrigo Claudio D Chemioterapico antineoplastico di origine vegetale, ad elevata selettivita' e tossicita' fortemente ridotta e procedimento per la sua preparazione
FR2743723B1 (fr) * 1996-01-18 1998-04-17 Texinfine Sa Utilisation d'extrait des plantes de la famille des dictyotales en vue de la realisation de preparations destinees a remanier les elements glycosyles de la matrice extracellulaire de tissus vivants
IL121320A (en) * 1997-02-23 2000-12-06 Ibr Ltd Extracts from cells or tissue of organisms which are capable of entering dormancy for inhibition of proliferation of target cells or tissue
FR2762218A1 (fr) * 1997-04-21 1998-10-23 Bachir Ouis Medicament destine a la guerison de toute maladie dont la sterilite chez l'homme ou l'animal caracterise par le fait que le coeur du palmier dattier contient une substance minerale qui est faite d'argile
US20060160702A1 (en) * 1998-02-23 2006-07-20 Etienne Soudant Compositions comprising anti-proliferative agents and use thereof
WO2006131932A1 (en) * 2005-06-09 2006-12-14 Mmi Corporation Herbal formulation capable of preventing alcohol-induced hangover, methods of preparing the same and use thereof

Also Published As

Publication number Publication date
FI98889C (fi) 1997-09-10
FI931898A (fi) 1993-04-27
PT100819A (pt) 1994-02-28
JPH0784391B2 (ja) 1995-09-13
IT1249447B (it) 1995-02-23
EP0554445A1 (en) 1993-08-11
CA2093914C (en) 1998-07-07
IL102801A (en) 1997-09-30
BG61065B1 (bg) 1996-10-31
PL299218A1 (en) 1994-04-05
HU9301217D0 (en) 1993-07-28
AU2549892A (en) 1993-04-05
AU654583B2 (en) 1994-11-10
MX9204917A (es) 1993-02-01
CA2093914A1 (en) 1993-03-01
KR930701968A (ko) 1993-09-08
ITRM910637A1 (it) 1993-02-28
PL168929B1 (pl) 1996-05-31
US5556626A (en) 1996-09-17
HUT64861A (en) 1994-03-28
WO1993004689A1 (en) 1993-03-18
FI98889B (fi) 1997-05-30
ITRM910637A0 (it) 1991-08-28
BG97662A (bg) 1994-03-31
KR960014791B1 (ko) 1996-10-19
FI931898A0 (fi) 1993-04-27
RO109816B1 (ro) 1995-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108558837A (zh) 黄烷醇生物碱及其制备方法和应用
JPH05506674A (ja) 植物抽出物に由来する抗腫瘍医薬およびその製造方法
RU2104707C1 (ru) Способ получения вещества, обладающего противоопухолевой активностью, вещество, полученное этим способом, и фармацевтическая композиция на его основе
JPS6236330A (ja) センブリ抽出エキス及びその製法
JP2002020306A (ja) ラジカル消去物質およびそれを用いたラジカル消去剤
Seshadri et al. Chemical investigation of Indian lichens: Part VIII. Some lichens growing on sandal trees (Ramalina tayloriana and Roccella montagnei)
Dumitrescu et al. Spectrophotometric Studies of Indolic Compounds from Vinca Minor L.
RU2141841C1 (ru) Способ получения средства, обладающего гипогликемической активностью
JPS62207289A (ja) アスコルビン酸―ゲラニイン結合体
US3274053A (en) Sennoside derivatives and pharmaceutical compositions containing same
US2294811A (en) Crystallized glucoside from red squill
Levin A phytochemical study of the nonvolatile constituents of Amphiachyris dracunculoides (DC) Nutt., Compositae
JPH03157347A (ja) オクタデセン酸誘導体及びこれを有効成分とする子宮頚癌細胞の殺細胞剤
JPH01160905A (ja) 腹足類の殺貝剤
JPS63101329A (ja) 抗腫瘍剤