JPH05506670A - ウイルス性疾患を治療するための薬剤 - Google Patents
ウイルス性疾患を治療するための薬剤Info
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- JPH05506670A JPH05506670A JP92503465A JP50346592A JPH05506670A JP H05506670 A JPH05506670 A JP H05506670A JP 92503465 A JP92503465 A JP 92503465A JP 50346592 A JP50346592 A JP 50346592A JP H05506670 A JPH05506670 A JP H05506670A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
ウィルス性疾患を治療するための薬剤
本発明は、請求項!に総括して記載された特徴を育した、ウィルス性疾邑を治療
するための薬剤に関するものである。
ウィルス性疾患、特にウィルスによる皮膚疾患、例えば単純庖疹、口唇庖疹、陰
部庖疹、肛門庖疹、妊娠ヘルペス、顔面庖疹、熱病庖疹、月経庖疹又は帯状庖疹
を治療するには、疾患に冒された皮膚の部分に、軟膏状又はクリーム状のものを
塗布するのが一般的である。そして、例えば、前述の疾患の治療においてしばし
ば使用されるクリームには、一般的な添加物、例えばプロピレングリコール、ポ
ロキサマー(Poloxamer)やセチルステアリルアルコール等と共に、活
性成分として50mgのアシクロビル(Aciclo■【)が含まれている。
しかしながら、これまでに知られているクリームや軟膏は、定期的に、しかも短
い間隔で、例えば2〜4時間ごとに塗布しなければならないという欠点を存する
。なぜならば、そうしないと、治療又は軽減が保証されないからである。しかし
、このような治療では、必ずしも患者によって真面目に実施されるとは限られな
いので、好ましい結果が起こらないことがしばしばある。更に、これまでに知ら
れている薬剤を用いた治療は、数日間、例えば5日間〜最長で10日に制限さ本
発明の目的は、長期間にわたって、安全に、しかも副作用がなく投与することが
できる、前述のタイプの薬剤を利用し易(することである。
本発明では、このような目的は、請求項1に記載される特徴を有した薬剤によっ
て達成される。
そして、本発明では、多重膜リポソーム系(multilamaLlaren
Liposomer+systam)の中に封じ込められた、少なくとも1種の
ウィルス撲滅活性成分(■ruciderWirkstoff )を有した、ウ
ィルス性疾患を局所的に治療するための薬剤、特に皮膚のウィルス性疾患を局所
的に治療するための薬剤が提案されている。
この際、本願では、リポソームなる語は、球(小胞、Kugeln、 Vesi
kel)を意味し、この小胞は、脂質二重膜(Lipiddoppelmemb
ranen)によって境界が設けられているもので、その中には、少なくとも1
種のウィルス撲滅活性成分か溶解されたり、分散されたり、あるいは乳化されて
いる、水性の相が含まれている。
本発明の薬剤は、これまでに知られている軟膏状、又はクリーム状製品が有する
多くの利点を示す。まず最初に、公知の薬剤とは対照的に、本発明の薬剤は、あ
る期間、例えば−日の内に、それほど頻繁に、疾患部分に塗布する必要がないこ
とが明らかとなった。これは、本発明の薬剤が蓄積効果(Depotwirku
ng)を育するためで、活性成分はリポソーム中に封じ込められてから、ゆっく
りと、一様に、このリポソームから放出される。更に、本発明の治療剤は、リポ
ソームが皮膚の中、特に角質層の中に貯蔵されるので、良好な生物有効性(Bi
overfiigbarkeit)を有し、その結果、角質層の障壁を打ち破る
必要がなくなる。又、これによって、再度、真皮における深い位置の皮膚層に達
するようになり、その結果、これらの深い位置の皮膚層に存在するウィルスが殺
される。更に、本発明の薬剤は、既に述べたように、少な(とも1種の活性成分
がリポソーム中に封じ込められているので、高い貯蔵安定性を有し、それゆえ、
外的な影響、例えば酸化に対して最適に保護されている。
本発明の薬剤の特に好ましい実施態様では、ウィルス撲滅活性剤として、ロスマ
リン酸(Rosmarinsjiure) sその誘導体及び/又は塩が挙げら
れる。この場合において、ロスマリン酸は、化学的には、R(+)−α−[[3
−(3,4−ジヒドロキシフェニル)1−才キソー2−プロペニル1オキシl−
3,4−ジヒドロキシベンセンプロピオン酸として示され、以下の構造式によっ
て表される。
プロピル、ブチルエステルであり、このエステル化物には、Coo)(基と、芳
香族性の水酸基の両方が含まれても良い。尚、塩の場合には、アルカリ金属やア
ルカリ土類塩類か特に好ましい。
本発明の薬剤における、ウィルス撲滅活性成分又は、ウィルス撲滅活性成分の混
合物の濃度は、使用されるウィルス撲滅化合物の種類、治療される体の部位、疾
!、の程度に応じて調整される。一般には、本発明の薬剤におけるウィルス撲滅
活性成分の経度は、この活性成分が封じ込められるリポソーム系の質量に対して
0.0OL重量%〜5重量%のffi囲である。経度の病気や、粘膜への紛布を
行う場合には、活性成分の濃度がo、ooi重量%〜0.1重量%であるような
、本発明の薬剤の投与形想が使用される。重度の病気や、特にウィルスの感染が
粘膜にまで及んれぞれの場合における前述の濃度範囲は、活性成分又は活性成分
の混合物を封じ込めるリポソーム系の質量に対するものである。
皮膚、特に角質層における薬剤の沈着を改良するために、本発明の薬剤の場合に
は、このようなりボノーム系は、リポソームが1100n〜500nmの平均直
径を有するものを選ぶことが好ましい。この際、平均リポソーム直径が約150
1m〜約3001mであるリポソーム系が、特に好ましいことがわかった。
しかも、負の表面電荷を示す、このようなリポソーム系は、特に速く、しかも良
く皮膚に浸透し、そのために、高い有効性をもつので優れていることが確かめら
れた。
本発明の薬剤における、活性成分又は活性成分の混合物を封し込めるリポソーム
系に関しては、一般には、平均直径及び表面電荷についての前述の条件を満たし
、しかも多重膜小胞を形成する、適したりボノーム系がいずれも使用できるとい
って良い。しかしながら、本発明の薬剤は、リポソームがゲル状の分散液の形態
で存在し、この分散液が、活性成分又は活性成分の混合物の他に、水及び/又は
アルコールと共に8〜22重量%の大豆燐脂質を含むようにして使用することが
好ましい。
活性成分又は活性成分混合物の、良好な蓄積効果、及び特に良好な生物有効性で
表される特に高い効能は、本発明の薬剤の実施態様によって示され、この実施態
様においては、大豆燐脂質が、高濃度のホスファチジルコリン(phospha
tidylchollne)、特に60重量%〜98重量%のホスファチジルコ
リンと、2〜40重量%の他の燐脂質、例えば特にホスファチジルエタノールア
ミン、ホスファチジン酸及び/又はホスファチジルイノシトールを含む。
本発明の薬剤においては、特に単純庖疹に対する効能をより高める改良がなされ
、この薬剤では、特殊な大豆燐脂質からなるリポソーム系が使用され、この特殊
な大豆燐脂質は、76±3重量%のホスファチジルコリンと、0〜6重量%のり
ゾホスファチジルコリンを含む。その上、この大豆燐脂質には、前述の他の燐脂
質、特に約5重量%のホスファチジルエタノールアミン、約8重量%のホスファ
チジン酸及び/又は微量のホスファチジルイノシトールが含まれても良い。特に
、このようなリポソーム系は、ロスマリン酸、ロスマリン酸の誘導体及び/又は
ロスマリン酸の塩に基づ(、活性成分の封じ込めに非常に適しており、しかもこ
のように充填されたリポソームの皮膚への浸透後、適当に長(なった時間の経過
後に一様に、これらの化合物を放出するのに非常に適している。その結果、本発
明の薬剤の、このような実施態様のものは、優れた蓄積効果を有し、それゆえ、
優れた長期間の効果を有する。
93±3重量%のホスファチジルコリンと、0〜6重量%のリゾホスファチノル
コリンを含んだ、高純度の大豆燐脂質によって特徴付けられる、本発明の薬剤の
実施態様のものは、好ましくない副作用を完全に回避するだけでなく、無害な副
作用、例えば、特に敏感な患者において皮膚が赤くなるのが生しるのを完全に回
避するのにも特に適しており、しかも前述の利点を更に改良するのに適している
ことがわかった。これらの大豆燐脂質は、前述の他の燐脂質を含まないか、ある
いは微量だけ含み、これらの検出限界は約05重量%である。
本発明の薬剤が、長期間貯蔵性を有し、特に良好なりボノーム安定性を育するも
のとするためには、本発明の薬剤は、リポソーム系及び活性成分の他に、約12
重量%〜約20重量%のアルコール、好ましく約16を量%のアルコール、特に
エタノール及び/又は2−プロパツールと、約80重量%〜約58重1%の水を
含む。この場合には、数年以上もの優れた貯蔵性を示す他に、このような薬剤は
、顕著な効能を育しながら、皮膚のや11激を生しさせることなく、局所的に塗
布することができることも確かめられた。
又、本発明は、リポソーム系として前述のタイプの大豆燐脂質を含む、前述の薬
剤を製造するための方法に関するものでもある。
本発明では、このような薬剤は、燐脂質混合物をアルコール、好ましくはエタノ
ール及び/又は2−プロパツールに溶解させ、その後、充分な水を添加してゲル
を製造し、このゲルを、少なくとも1種の活性成分と、例えば攪拌しなから混合
することによって製造される。
!、いかけなく、前述の方法によって、前述の添加された活性成分を封し込める
リポソームか生成され、この際、これらのりボノームか、150nm〜約300
nm、好ましくは約230nmの、限定された一定の粒子径を示すことが確認さ
れた。更に、水の添加及び/又は水を用いた希釈の結果として、多(の二重層(
Bilayren)を有したフリーなリポソームが、薬剤中に形成されることも
確認された。更に、本発明の方法においては、活性成分や活性成分混合物を封し
込めるリポソームを製造するために、例えば、温度を上昇させたり、超音波を与
えたり、過度に攪拌する等の、付加的なエネルギーのかかる処置を実施する必要
かない。この場合、上述の成分を一緒にして、一般的な構造の実験用攪拌機で2
〜8分間、攪拌するだけで充分である。更に、本発明の薬剤は、100病原/g
以下という極端に低い微生物学的計算値を有し、このために、USP 2]基準
及びDA8 9基準を満たすことも確認できた。
本発明の方法の別の実施態様では、燐脂質混合物を、必要とされる量のアルコー
ルの一部だけに溶解させ、アルコールの残りの部分を、ゲルと活性成分とを混合
する間、及び/又は攪拌後に添加して、その後、薬剤として好ましい粘度になる
ように調整するために、必要量の水を添加する。二の際、燐脂質混合物を、まず
、10重量%〜30重量%の必要量のアルコールに溶解させ、その後、残りのア
ルコール、即ち70重量%〜90重量%を、ゲルと活性成分とを攪拌する間、及
び/又は攪拌後に添加するのが、特に適していることがわかった。
本発明の薬剤の、好ましい発展形態が、後の請求項に述べられている。
以下、2つの実施例によって、本発明の薬剤を更に説明する。
実施例1
ホスファチジルコリン(3−3N−PC)が82..5±3.5重量%で、ホス
ファチノルエタノールアミンが10重量%以下で、リゾホスファチジルコリンか
0〜6重量%で、その他の脂質か10重量%以下であって、過酸化数か5以下で
、しかも微生物学的計算値か1■病原/g以下である、燐脂質混合物20gを、
3.6gのエタノールに溶解させた。その後、純水47gを、この溶液に加え、
溶液を、高速て回転する実験用攪拌機を用いて3分間、均質化した。これによっ
て、透明t;ケルが得られた。このゲルを、12.4gのエタノール、及び1.
OI gのロスマリン酸と攪拌した(高速で回転する実験用攪拌機で2分間)
。それから、薬剤か100gになるまで純水を添加し、その後、高速で回転する
実験用攪拌機を用いて2分間、最終的な撹拌を行った。
このようにして得られた薬剤を、薬剤1と表示した。
更に、平行して、薬剤2を製造したが、この際には、同様の出発物質を、薬剤1
の場合と同し量で使用した。しかしながら、この場合では、最後の水が添加され
るまでは、1.Olgのロスマリン酸は添加せず、ロスマリン酸とリポソーム系
を、一般的な乳鉢内で手(こより混合した。
又、平行して薬剤3も製造したが、この薬剤3には、薬剤3からロスマリン酸が
除かれている以外は、薬剤lと同様の成分が含まれている。
前述の薬剤1〜3を、全員が単純庖疹にかかっている、ランダムに選び出した書
1者30人からなるグループに試験した。この場合では、薬剤1〜3を、皮膚の
疾患部分に局所的に塗布し、12時間間隔で1日に2回、簡単に塗り付けた。
治療を開始した後、3日間で、薬剤1及び2を用いて治療したう1者においては
、疾き、かかtJり改良された。薬剤1及び2を塗布して6日後では、治療を行
った患者の60%が、もはや単純庖疹の症状を示さなかった。邑者の残り40%
は、更に4日間の治療後では、もはや単純庖疹の症状を示さなかった。
薬剤3を用いて治療を行った患者全員は、10日間の治療を行った後でも、単純
庖疹が変化しないことが示された。
実施例2
95重量%のホスファチジルコリン、
3重量%のりゾホスファチジルコリン、及び2fE量%の、この他のはっきりし
ない燐脂質からなる燐脂質混合物(大豆燐脂質)20gを、3.6gのエタノー
ルに溶解させた。その後、純水47gを、この溶液に加え、溶液を、高速で回転
する実験用攪拌機を用いて3分間、均質化した。これによって、透明なゲルが得
られた。このゲルを、12.4gのエタノール、及び1.olgのロスマリン酸
と攪拌した(高速で回転する実験用攪拌機で2分間)。それから、薬剤か100
gになるまで純水を添加し、その後、高速で回転する実験用攪拌機を用いて2分
間、最終的な攪拌を行った。
このようにして得られた薬剤を、薬剤4と表示した。
又、薬剤5も平行して製造し、この際には、同様の出発物質を、薬剤4の場合と
同じ量で使用した。しかしながら、この場合では、最後の水が添加されるまでは
、1.01gのロスマリン酸は添加せず、ロスマリン酸とリポソーム系を、一般
的な乳鉢内で手により混合した。
更に、平行して薬剤6も製造したが、この薬剤6には、薬剤6からロスマリン酸
か除かれている以外は、薬剤4と同様の成分か含まれている。
前述の薬剤4〜6を、全員が単純庖疹にかかり、全員が他の薬剤を塗布した後に
も皮膚の刺激を訴えている、特別に選ばれた患者30人からなるグループに試験
した。この場合では、薬剤4〜6を、皮膚の疾患部分、及びこれに隣接する億康
な皮膚の部分に局所的に塗布し、12時間間隔で1日に2回、簡単に塗り付けた
。
単純庖疹の治療の点では、これらの結果は、基本的には、実施例1において得ら
れた結果と同様のものであり、この場合には、治療期間全体か、約1〜2日間短
縮される傾向があるという印象が得られた。しかしなから、患者か一人も皮膚の
刺激に苦しまなかったことは注目に値することであった。
もちろん、この治療実験では、薬剤6を用いて治療を行った患者全員が、14日
間の治療を行った後でも、単純庖疹が変化しないことも確認された。
要約書
ウィルス性疾邑、特に皮膚のウィルス性疾患を治療するtこめの薬剤力・開示さ
れている。この薬剤は、多重膜リボノーム系の中(こ封じ込められtこ、少なく
とも1種のウィルス撲滅活性成分を特徴とする。
国際調査報告
+mm−1Aea&m−m、PCT / D E 92 / OOO76
Claims (14)
- 1.少なくとも1種のウイルス撲滅活性成分を含み、上記活性成分が、多重膜リ ボソーム系の中に封じ込められていることを特徴とする、ウイルス性疾患、特に 皮膚のウイルス性疾患を治療するための薬剤。
- 2.上記薬剤が、ウイルス撲滅活性成分として、ロスマリン酸、ロスマリン酸誘 導体及び/又はロスマリン酸の塩を含むことを特徴とする請求項1記載の薬剤。
- 3.上記薬剤が、上記リボソーム系の質量に対して0.001重量%〜5重量% の濃度のウイルス撲滅活性成分を含むことを特徴とする、請求項1又は2記載の 薬剤。
- 4.上記薬剤が、100nm〜500nmの平均直径を有するリボソームを含ん だリボソーム系を含むことを特徴とする、上述の請求項いずれか1項記載の薬剤 。
- 5.上記リボソーム系のリボソームが、約150nm〜300nmの平均直径を 有することを特徴とする請求項4記載の薬剤。
- 6.上記薬剤が、負の表面電荷を有するリボソーム系を含むことを特徴とする、 上述の請求項いずれか1項記載の薬剤。
- 7.上記リボソーム系が、ゲル状のリボソーム分散液であり、少なくとも1種の 活性成分の他に、8〜22重量%の大豆燐脂質、及び、水及び/又はアルコール を含むことを特徴とする、上述の請求項いずれか1項記載の薬剤。
- 8.上記大豆燐脂質が、 60〜98種量%のホスファチジルコリン、及び2〜40重量%の他の燐脂質 を含むことを特徴とする請求項7記載の薬剤。
- 9.上記大豆燐脂質が、 76±3重量%のホスファチジルコリン、及びO〜6重量%のりゾホスファチジ ルコリンを含むことを特徴とする請求項7又は8記載の薬剤。
- 10.上記大豆燐脂質が、 93±3重量%のホスファチジルコリン、及び0〜61量%のリゾホスファチジ ルコリンを含むことを特徴とする請求項8又は9記載の薬剤。
- 11.上記リボソーム系が、上記燐脂質の他に、12重量%〜20重量%のアル コール、特にエタノール及び/又は2−プロパノールと、80重量%〜58重量 %の水を含むことを特徴とする、請求項5〜10いずれか1項記載の薬剤。
- 12.上記大豆燐脂質をアルコール、好ましくはエタノール又は2−プロパノー ルに溶解させ、その後、充分な水を添加してゲルを製造し、このゲルを、少なく とも1種の活性成分と混合することを特徴とする、請求項7〜11いずれか1項 記載の薬剤の製造方法。
- 13.上記大豆燐脂質を、アルコールの量の一部にのみ溶解させ、上記ゲルと上 記活性成分とを混合する間、及び/又は混合後に、残りのアルコールと水を添加 することを特徴とする請求項12記載の方法。
- 14.上記アルコール量の最初の一部が10〜30重量%で、上記アルコール量 の残りの部分が70〜90重量%であることを特徴とする請求項13記載の方法 。
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