JPH0550660U - 端子装置 - Google Patents

端子装置

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JPH0550660U
JPH0550660U JP10252791U JP10252791U JPH0550660U JP H0550660 U JPH0550660 U JP H0550660U JP 10252791 U JP10252791 U JP 10252791U JP 10252791 U JP10252791 U JP 10252791U JP H0550660 U JPH0550660 U JP H0550660U
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JP
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terminal
seat
terminal seat
terminal fitting
base
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昭則 稲熊
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 箱型の端子金具の内部の端子座の浮き上がり
を防止し、外部導体の挿入作業を容易化する。 【構成】 端子座6の先端に下向きに折曲片7を設け、
この折曲片7に形成された幅狭部8を端子金具4の底面
の切欠部12と係合させるとともに、折曲片7をベース2
の凹部13にも嵌合させて固定する。また、端子金具4の
上面をカバー3のリブ15により固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は開閉器、ブレーカ等の電気機器に組み込まれる端子装置に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
この種の端子装置は、図7及び図8に示すように箱型の端子金具51の内部に 端子座52を配置し、端子座52の上部に挿入される外部導線54を端子締付ね じ53により固定する構造のものが普通である。 ところが従来の端子装置のうち、図7に示すように端子座52の内側端部をね じ56により器体55のベース57に固定していたものは、端子座52及び端子 金具51が図7に破線で示すように浮き上がり、外部導線54の接続が困難とな ったり、外部導線54の接続後に外部導線54に加わる力により端子座52が変 形してしまうおそれがあった。
【0003】 また図8に示すように、器体55のカバー58によって端子金具51及び端子 座52の内側端59を押さえて浮き上がりを防止したものもあるが、端子座52 に接続されている内部導線60に力が加えられると端子座52の外側端部が浮き 上がり、やはり外部導線54の接続が困難となるという問題があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記した従来の問題点を解決し、端子座の浮き上がりを防止すること により外部導線の接続が容易に行えるようにし、また外部導線に力が加えられた ときにも端子座が変形することのない端子装置を提供することを目的とするもの である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するためになされた本考案は、カバーとベースとからなる器 体の内部に配置され、上部にねじ孔を設けた箱型の端子金具と、この端子金具の 内部に設けられ、上記器体内の内部導体に電気的に接続される端子座と、上記ね じ孔に螺合され、器体の開口部から挿入される外部導体を上記端子座に固定する 端子締付ねじとからなる端子装置において、上記端子座の器体の開口部側の端部 をL字状に折曲して下向きの折曲片を形成し、この折曲片を端子金具の底面と係 合させるとともにベースの凹部にも嵌合させたことを特徴とするものである。
【0006】
【実施例】
次に、本考案を図示の実施例により詳細に説明する。 図1〜図4は本考案の第1の実施例を示すもので、1は開閉器、ブレーカ等の 電気機器の器体であり、ベース2とカバー3とからなるものである。4は上部に 端子ねじ螺合用のねじ孔5を設けた箱型の端子金具であり、6はこの箱型の端子 金具4の内部に取り付けられた端子座である。
【0007】 図4に示されるように、端子座6の器体1の開口部側に位置する端部はL字状 に折曲され、下向きの折曲片7が形成されている。またこの折曲片7の上端部に は幅狭部8が形成されている。なお9は端子座6をベース2に固定するためのね じ孔、10は端子座6に器体1内の内部導体11を電気的に接続させるためのねじ孔 である。
【0008】 一方、図3に示すように端子金具4の底面のうちの、器体1の開口部側に位置 する端部には、上記の端子座6の幅狭部8の幅にほぼ等しい幅の切欠部12が形成 されている。また図1、図2に示すように、ベース2の器体1の開口部側には凹 部13が形成されている。 そして端子座6の幅狭部8を端子金具4の底面の切欠部12に係合させ、さらに この端子座6の先端の下向きの折曲片7をベース2の凹部13に嵌合した状態で、 ねじ14により端子座6はベース2に固定されている。この結果、端子座6はその 開口部側の端部を端子金具4に固定され、また反対側の端部をベース2に固定さ れているため、端子座6の浮き上がりは確実に防止されている。さらに端子金具 4の上面はカバー3のリブ15により押圧されているため、端子金具4自体の浮き 上がりも完全に防止されている。
【0009】 図5、図6に示す第2の実施例でも、端子座6の幅狭部8を端子金具4の底面 の切欠部12に係合させ、さらに端子座6の先端の下向きの折曲片7をベース2の 凹部13に嵌合した状態で端子座6を端子金具4に固定してある。しかしこの実施 例では裏面に内部導体11が溶接された端子座6の内側端16を上方に立ち上がらせ 、端子金具4の天板部の下面に位置させることによって端子座6の内側の浮き上 がりを防止している。また端子金具4自体の浮き上がりは、第1の実施例と同様 に端子金具4の上面をカバー3のリブ15により押圧することにより防止されてい る。
【0010】
【作用】
このように構成された本考案の端子装置は、器体1の開口部側から外部導体17 の先端を箱型の端子金具4の内部に挿入し、図1に示すように外部導体17を端子 締付ねじ18により端子座6の上面に向かって押圧して使用されることは従来のも のと同様である。 しかし本考案においては、端子座6の開口部側の端部の折曲片7を端子金具4 の底面と係合させるとともに、この折曲片7をベース2の凹部13にも嵌合させて あるので、端子座6と端子金具4とを容易かつ確実にベース2に固定することが でき、従来のように端子座6が浮き上がることがない。このために外部導体17の 挿入及び取付け作業を円滑に行うことができるうえ、外部導体17に力が加えられ ても端子座6が変形するおそれがない。 尚、前記実施例では外部導体17を2本の端子締付ねじ18によって端子座6に押 圧しているが、1本の端子締付ねじ18によって外部導体17を端子座6に押圧する ようにしてもよい。
【0011】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案の端子装置は端子座と端子金具の両方 を容易かつ確実にベースに固定することができ、端子座の浮き上がりを防止して 外部導体の挿入及び取付けの作業性を向上させることができる。しかも本考案に おいては端子座の固定のために部品点数を増加させる必要もない。 よって本考案は従来のこの種の端子装置の問題点を解決したものとして、その 実用的価値は極めて大なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示す一部切欠正面図で
ある。
【図2】第1の実施例の要部の断面図である。
【図3】箱型の端子金具の斜視図である。
【図4】端子座の斜視図である。
【図5】本考案の第2の実施例を示す一部切欠正面図で
ある。
【図6】第2の実施例に使用される端子座の斜視図であ
る。
【図7】従来例を示す断面図である。
【図8】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 器体 2 ベース 3 カバー 4 端子金具 5 ねじ孔 6 端子座 7 折曲片 11 内部導体 13 凹部 17 外部導体 18 端子締付ねじ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カバー(3) とベース(2) とからなる器体
    (1) の内部に配置され、上部にねじ孔(5) を設けた箱型
    の端子金具(4) と、この端子金具(4) の内部に設けら
    れ、上記器体(1) 内の内部導体(11)に電気的に接続され
    る端子座(6)と、上記ねじ孔(5) に螺合され、器体(1)
    の開口部から挿入される外部導体(17)を上記端子座(6)
    に固定する端子締付ねじ(18)とからなる端子装置におい
    て、上記端子座(6) の器体(1) の開口部側の端部をL字
    状に折曲して下向きの折曲片(7) を形成し、この折曲片
    (7) を端子金具(4) の底面と係合させるとともにベース
    (2) の凹部(13)にも嵌合させたことを特徴とする端子装
    置。
JP10252791U 1991-12-12 1991-12-12 端子装置 Expired - Lifetime JPH0644034Y2 (ja)

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JP10252791U JPH0644034Y2 (ja) 1991-12-12 1991-12-12 端子装置

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Publication Number Publication Date
JPH0550660U true JPH0550660U (ja) 1993-07-02
JPH0644034Y2 JPH0644034Y2 (ja) 1994-11-14

Family

ID=14329796

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