JPH0550549A - 金属光沢に優れた機械自動装填可能なシユリンクフイルム - Google Patents

金属光沢に優れた機械自動装填可能なシユリンクフイルム

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JPH0550549A
JPH0550549A JP3235499A JP23549991A JPH0550549A JP H0550549 A JPH0550549 A JP H0550549A JP 3235499 A JP3235499 A JP 3235499A JP 23549991 A JP23549991 A JP 23549991A JP H0550549 A JPH0550549 A JP H0550549A
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shrinkable
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Nobutada Yamada
山田延正
Koji Nakamura
中村晃二
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属光沢に優れた、シュリンクフィルムであ
って、瓶のキャップシールや胴ラベルとして、能率よ
く、機械的に自動装填が可能な製品を提供する。 【構成】 熱収縮性フィルムの片面に、乾燥皮膜伸度が
200%以上の接着剤層を介して、金属薄膜及び非収縮
性樹脂層を順次積層して得た積層体の、前記樹脂層上
に、摩擦係数が0.35以下の保護層を積層してなること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属光沢に優れた機械
自動装填用シュリンクフィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】瓶のキャップシールや胴ラベルなどに使
用する金属光沢に優れた熱収縮性フィルムは、10%以
上の熱収縮が可能であり、しかも10%以上熱収縮させ
ても所望の外観を有することが必要である。そこで、こ
の要求を満たすために、本発明者は鋭意研究を重ね、熱
収縮性フィルムに200%以上の乾燥皮膜伸度を有する
接着剤を介して金属薄膜を積層することにより、所望の
効果が得られることを見いだし、そのことについて特許
出願した(特開昭63−37931号公報及び特開平2
−43041号公報参照)。ここでは、金属薄膜上に、
保護膜が形成されることも開示している。しかし、この
ようなシュリンクフィルムは、熱収縮性及び金属光沢と
いう面では、確かに、充分な効果が得られるため、実用
化されているが、瓶との滑り性が悪く、自動装填が困難
なため、その使用は、手作業で実施されており、非常に
能率が悪く、製品のコストアップにもつながっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
シュリンクフィルムの、金属光沢や熱収縮性を犠牲にす
ることなく、瓶との滑り性を改良し、瓶のキャップシー
ルや胴ラベルとして、能率よく、機械的に自動装填可能
な製品を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、熱収縮性フ
ィルムの片面に、乾燥皮膜伸度が200%以上の接着剤
層を介して、金属薄膜及び非収縮性樹脂層を順次積層し
て得た積層体の、前記樹脂層上に摩擦係数─保護層同士
の摩擦係数─0.35以下の保護層を積層することによ
り、上記課題を解決した。
【0005】本発明のシュリンクフィルムは、表面に、
摩擦係数が従来になく低い保護層を設けることによっ
て、所望の目的を達成したものであるが、かかる保護層
は、通常の保護層に一般的な滑剤を添加して得られるも
のではない。
【0006】例えば、最も一般的な滑剤であるシリカ系
滑剤を保護層に添加しても、その摩擦係数は0.4以上の
ものしか得られず、かかる保護層では、充分な滑り性を
得ることができず、また、滑り性の悪い滑剤を大量に添
加して無理に摩擦係数を下げようとしても、保護層の接
着性が悪くなり、剥離が生ずるだけである。
【0007】ところが、ポリエチレンワックス類の適量
を、保護層に添加すると、その摩擦係数(JIS−K−
7125−1987に準じた方法で測定)は、0.35以
下、好ましくは0.3以下に低下させることができ、非常
に能率よく、機械自動装填可能な製品を得ることができ
るのである。なお、ポリエチレンワックス類は、保護層
に乾燥重量で2〜5重量%の割合で添加されるのが好ま
しい。
【0008】なお、保護層を形成する樹脂の種類は特に
限定されず、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、塩化ビニル
樹脂等がいずれも効果的に使用できる。
【0009】また、本発明のシュリンクフィルムの製造
方法も、特に限定されず、従来の方法がいずれも使用で
きる。例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリエステル等、10%以上の熱収縮性を有
する熱収縮性フィルムの片面に、転写法で、金属薄膜及
び非収縮性樹脂層からなる転写箔を貼り合わせ、その上
に保護層を形成する。保護層の厚さは、0.5〜3μm程
度で充分である。
【0010】熱収縮性フィルムと金属薄膜(又は上記転
写箔)は、乾燥皮膜伸度(JIS K-7113による)が200
%以上である接着剤を使用して接着することによって、
収縮させても、品質よく、全体に均一な金属光沢を有す
る製品を得ることができる。かかる接着剤としては、一
般に200〜1000%程度の乾燥皮膜伸度を有するア
クリル樹脂系接着剤、ウレタンその他のゴム系接着剤、
塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体系接着剤、又はいわゆ
る粘着剤等が使用できる。
【0011】次に、金属薄膜は、アルミニウム、クロ
ム、ニッケル、銀、錫、その他の金属又は合金いずれか
らなるものであってよく、その形成法も特に限定されな
い。例えば、真空蒸着、スパッタリング、イオンプレー
ティング等で形成できる。
【0012】また、金属薄膜上に位置する非収縮性樹脂
層は、金属薄膜が傷ついたり、外気に侵されるのを防止
するだけでなく、熱収縮時に、弾性のない金属薄膜が接
着剤層のずれによって歪を生ずることなく、均一な金属
光沢を保持しうるのに役立つものである。従って、この
樹脂層は、熱収縮時に変化なく、比較的硬い、伸度が1
0%以下、好ましくは、5%以下の樹脂によって形成さ
れる。例えば、金属蒸着特性に優れたアクリル樹脂、メ
ラミン樹脂、フェノール樹脂、硬質ウレタン樹脂、エポ
キシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂などによって形成さ
れる。本発明ではかかる樹脂層上に更に保護層が形成さ
れるものであり、従って、該樹脂層の厚さも、0.5〜3
μm程度の薄層であるのが好ましい。
【0013】なお、非収縮性樹脂層及び保護層は、本発
明のシュリンクフィルムの主体をなす熱収縮性フィルム
の収縮性に実質的に影響を及ぼさない範囲で選ばれるこ
とが必要であることは勿論であり、通常、非収縮性樹脂
層及び保護層の合計厚さは、熱収縮性フィルムの厚さの
1/5以下、特に1/10以下に設定されるのが好まし
い。
【0014】
【実施例】次に、実施例に従って、本発明を更に詳しく
説明するが、実施例における摩擦係数は、JIS−K−
7125−1987に準ずる方法で測定した。 実施例1 ポリエステルフィルムの片面にグラビヤコーターによっ
て、厚さ1μmの離型層を儲け、その上に厚さ1.5μm
のアクリル−ウレタン層(非収縮性樹脂層)、厚さ40
0−500Åのアルミニウム蒸着層を設けた転写箔を準
備し、この転写箔に厚さ3−5μmの接着剤(武田薬品
工業社製のタケラックA−975とタケネートA−3を
配合したもの─乾燥皮膜伸度440%)を塗布し、厚さ
60μmの熱収縮性ポリ塩化ビニールフィルムを張り合
わせた。次に、この積層物から離型層を有するポリエス
テルフィルムを剥がし、得られたフィルムの転写箔面側
に、更に、グラビヤコーターにて塩化ビニル系保護層
(ヘキスト社製のホスタフレックスCM131)を厚さ
1〜2μmに塗布した。なお、該保護層は、表1に示す
ように、滑剤の種類及び添加量を変化させて、適用し、
18種類の熱収縮性フィルムを製造した。得られた熱収
縮性フィルムの保護層の密着性及び保護層同士の摩擦係
数を試験した結果を、自動装填性及び収縮後の光沢など
と共に表1に示す。
【0015】表1に示す滑剤の添加量は、保護層の固形
分に対する%である。また、保護層の密着性は、セロテ
ープ剥離試験で評価した。また、使用した滑剤A〜E
は、次の通りである。 A.サンノプコ社製のポリエチレンワックス類(SL−
280) B.ヘキスト社製のポリエチレンワックス類(セリダス
ト130) C.ヘキスト社製のポリエチレンワックス類(セリダス
ト9615A) D.日本アエロジル社製のシリカ系滑剤(TT−60
0) E.日本アエロジル社製のシリカ系滑剤(R−972)
【0016】
【表1】
【0017】実施例2 塩化ビニル系保護層の代わりにアクリル系保護層(大成
化工社製のアクリット0502TC)を使用した以外
は、実施例1と同様にして熱収縮性フィルムを製造し
た。なお、滑剤としては、B及びEの2種を使用した。
実施例1と同様にして、保護層の密着性及び摩擦係数等
を試験した結果を表2に示す。
【0018】
【表2】
【0019】表1及び表2から明らかなように、本発明
に従って、ポリエチレンワックス系滑剤を2〜5%添加
したものが、非常に良好な結果を示す。また、滑剤の量
は、これより少な過ぎても、多過ぎても、滑性は悪くな
り、また、多過ぎると保護層の密着力を低下する危険性
も生ずることがわかる。なお、実施例1及び2で得た、
滑性の良好な熱収縮性フィルムを自動装填機にかけたと
ころ瓶に非常にスムースに装填され、10〜30%収縮
させても金属光沢を保持したままであった。
【0020】
【発明の効果】本発明では、金属光沢に優れた状態で、
瓶のキャップシールや胴ラベルとして、能率よく、機械
的に自動装填を可能なシュリンクフィルムを得ることが
できる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱収縮性フィルムの片面に、乾燥皮膜伸
    度が200%以上の接着剤層を介して、金属薄膜及び非
    収縮性樹脂層を順次積層して得た積層体の、前記樹脂層
    上に、摩擦係数が0.35以下の保護層を積層してなるこ
    とを特徴とする金属光沢に優れた機械自動装填可能なシ
    ュリンクフィルム。
  2. 【請求項2】 保護層が、滑剤として、ポリエチレンワ
    ックス類を乾燥重量で2〜5重量%の割合で含むことを
    特徴とする請求項1記載のシュリンクフィルム。
JP3235499A 1991-08-21 1991-08-21 金属光沢に優れた機械自動装填可能なシュリンクフィルム Expired - Fee Related JPH0739158B2 (ja)

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