JPH05504761A - 哺乳類のhiv感染症の治療のための方法及び組成物 - Google Patents

哺乳類のhiv感染症の治療のための方法及び組成物

Info

Publication number
JPH05504761A
JPH05504761A JP3500651A JP50065191A JPH05504761A JP H05504761 A JPH05504761 A JP H05504761A JP 3500651 A JP3500651 A JP 3500651A JP 50065191 A JP50065191 A JP 50065191A JP H05504761 A JPH05504761 A JP H05504761A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
melittin
mammal
toxin
hiv
treatment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3500651A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH075475B2 (ja
Inventor
フォルカー,エルフル
サエルマルク,トルベン
Original Assignee
ゲーエスエフ―フォルシュンクスツェントルム フュア ウムベルト ウント ゲズントハイト ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ゲーエスエフ―フォルシュンクスツェントルム フュア ウムベルト ウント ゲズントハイト ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング filed Critical ゲーエスエフ―フォルシュンクスツェントルム フュア ウムベルト ウント ゲズントハイト ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
Publication of JPH05504761A publication Critical patent/JPH05504761A/ja
Publication of JPH075475B2 publication Critical patent/JPH075475B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/005Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from viruses
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides
    • A61K38/16Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • A61K38/17Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/12Antivirals
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/43504Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans from invertebrates
    • C07K14/43563Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans from invertebrates from insects
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N2740/00Reverse transcribing RNA viruses
    • C12N2740/00011Details
    • C12N2740/10011Retroviridae
    • C12N2740/16011Human Immunodeficiency Virus, HIV
    • C12N2740/16111Human Immunodeficiency Virus, HIV concerning HIV env
    • C12N2740/16122New viral proteins or individual genes, new structural or functional aspects of known viral proteins or genes

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Gastroenterology & Hepatology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Virology (AREA)
  • Tropical Medicine & Parasitology (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Insects & Arthropods (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Oncology (AREA)
  • Communicable Diseases (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 より実質的になる群より選ばれる、請求項35に記載の方法。
38、前記のメリチンの構造類似体が、連結している細胞結合性配列を有する又 は有さない両親媒性αヘリックスを含む、請求項31に記載の方法。
39、前記のメリチンの構造類似体が、Gly−11e−Gly−Ala−Va  1−Leu−Lys−Va l−Leu−Thr−Thr−G ly−Leu −Pro−A 1a−Leu−I 1e−5er−Trp−11e−Gly−G ly−Gly−Gly−Gly−Glyである、請求項31に記載の方法。
40、前記のポリペプチド混合物がメリチン及びその構造類似体Gly−11e −Gly−A la−Val−Leu−Lys−Va 1−Leu−Thr−T hr−Gly−Leu−Pro−A 1a−Leu−I 1e−5er−Trp −I 1e−Gly−G 1y−Gly−Gly−Gly−Glyを含む、請求 項34に記載の方法。
小 Li2 υ成功Iゴ膨ノ、l/1千舌lハ偵姿 スヤムTJTV憎脚1吐憔 哺乳類のHIV感染症の治療のための方法及び組成物主所■宜量 1、 の る ′( 本発明は哺乳類のHIV感染症の治療のための方法及び組成物に関し、そしてよ り詳しくは哺乳類宿主に導入され、そして該哺乳類のHIV感染細胞におけるウ ィルスの複製を制限又は実質的に阻害することがそれぞれできる膜翅類の毒素又 はそのタンパク質性もしくはペプチド成分を利用する哺乳類の感染症の治療のた めのこのような方法及び組成物に関する。
2、炎速JJb列区哩 医学者は長い間HIV感染個体の治療のための有用な方法及び組成物を探してい る。本明細書にてHIV怒染症はHrvl及びHIV2感染症の両方を含むこと を意図している。
この観点において、本研究はHrv5染症と戦うための潜在的に有用な治療薬を 探すことを目的とし、ここで該組成物はHIV感染細胞のウィルス再生を阻害し うるが、しかし真人なる有害な副作用を有さないものである。より詳しくは、本 研究の目的は従来のAZTの利用にとって代る治療剤である組成物を見い出すこ とにある。ところでこの組成物は有効性ウィルス細胞のレザーバーを含む又は実 質的に制限するため胞を選択的に破壊せしめることが可能なものでなくてはなら ない。
理解される通り、HIVウィルスはレトロウィルスであり、従って最も適切には RNAウィルスとして分類される。ところで、このような特定のレトロウィルス のRNAはレプリカーゼによって直接的に増殖されるのではなく、むしろ逆転写 酵素の助成を有するDNA合成の介在を必要とする。理解されている通り、この DNAはRNAウィルスの増殖のための鋳型として働く。このDNAは宿主細胞 のゲノムの中に後に一体化する。この一体化の現象はその後、新たなるウィルス 細胞の生産をもたらす。
低毒性(subtoxic)濃度の膜M類の毒素又はそのタンパク質性もしくは ペプチド成分を利用する本発明は、逆転写酵素を阻害せしめることによって低毒 性濃度にてウィルス複製を妨害せしめること及び/又はHIV感染細胞の増殖を 阻害せしめることにより、多数の長所を伴ってウィルスレザーバーを治療的に実 質的になくすものと考える。
名称′METHODS AND Co阿PO5ITIONS FORTflE  TREATMENT OF門AMM八へIAN INFECTIONS EMP [,0YrNG MEDICAMENTS CQMPRISING+(YMEN OPTERA VENOM ORPROTET[ACEOUS ORPOLYP EPTIOE CQnPONENTS THEREOF″ (「膜翅類の毒素又 はそのタンパク質性もしくはポリペプチド成分を含んで成る医薬品を利用する哺 乳類の感染の治療のための方法及び組成物」)の、1989年4月18日に承認 されたBentonらの米国特許第4.822.608号は、天然の二次薬剤、 例えば膜翅類の毒素又はそのタンパク質性もしくはポリペプチド成分が抗菌剤を 強める作用を有することを教示している。この文献は更に、このような組成物は 種々の疾患における抗ウィルス、制癌性又は抗癌作用を有することも述べている 。より詳しくは、Bentonらの文献はミツバチ毒素の主成分であるメリチン (melittin)を、予め分っている感染性に対して抗ウィルス活性を有す る様々な抗生物質と組合せて利用することを開示している。更にこの文献は、種 々の治療的に有効な量におけるメリチンと様々な抗生物質との組合せにより相乗 的な利点が得られることを教示している。
13entonらの従来技術文献に詳細に説明されている通り、ミツバチ毒素に おける主成分であるメリチンは実質的に26個のアミノ酸残基を含むポリペプチ ドである。これらのアミノ酸残基はGly−11e−Gly−Ala−Val− Leu−Lys−Val−Leu−Thr−Thr−Gly−Leu−Pro− Ala−Leu−11e−5er−Trp−11e−Lys−Arg−Lys− Arg−Gln−Gin−アミドを含む。更に、この発明者は、メリチン類似体 であって、少なくともその最後の6個のアミノ酸(C−末端)が変異して6個の グリシン残基に置き代わられているものの直接的な作用が、メリチンに類似する 治療的利点を有すことを発見している。このアミノ酸類似体は、Gly−11e −Gly−A 1a−Va I −Leu−Lys −Va 1−Leu−Th r−Thr−G Iy−Leu−Pro−A 1a−Leu−11e−5er− Trp41e−Gly−Gly−Gly−Gly−Gly−Glyの構造を有す 。
従って、例えばAZTにより成し遂げられる常用のHIV治療に関連するそれぞ れの有害性を更に回避しながらも、哺乳類に感染しうるウィルスのリザーバー細 胞をなくス又は大いに少なくすることが可能な安全且つ有効な手段におけるHI V感染細胞の治療のだめの方法及び組成物が長い間所望されていた。
の ・ び 従って本発明の目的は、膜翅類の毒素又はそのタンパク質もしくはペプチド成分 を利用する、哺乳類におけるHIVi染症の治療のための改善された方法及び組 成物の提供にある。
本発明の他の目的は、哺乳類におけるHIV惑染症の治療のためのこのような方 法及び組成物であって、ここで該膜翅類毒素がミツバチ(honey bee) 毒、マルハナバチ(bumble bee)毒、スズメバチ(Fellowja ckect)毒、及びボールドフェースオオクマバチ(baldfaced h ornet)毒、該毒の活性タンパク質成分、該毒の活性タンパク質成分並びに その混合物より実質的になる群より選ばれる方法及び組成物の提供にある。
本発明の他の目的は、哺乳類におけるHIV惑染症の治療のためのこのような方 法及び組成物の提供にあり、ここで該方法は哺乳類に有効な低毒性投与量のメリ チンの類似体又はそれ自体を投与せしめることにより、哺乳類のHIV怒染細胞 におけるウィルス複製を実質的に■害せしめることを含んでいる。
本発明の他の目的は、哺乳類におけるHIV感染症の治療のためのこのような方 法及び組成物の提供にあり、ここで該方法は哺乳類に有効な低毒性投与量のメリ チンとその構造類似体のポリペプチド混合物を投与せしめることにより、H1■ 感染細胞におけるウィルス細胞の複製を阻害せしめることを含んでいる。
本発明の更なる目的及び利点は、哺乳類のHTVi染を治療するための、安全且 つ有効であり、そしてこのような疾患の治療のための従来の治療法のそれぞれに 関連する有害性を更に回避せしめる、改善された方法及び組成物の提供にある。
区血■呈車呈五里 図1はメリチン濃度に依存する未処理コントロールのパーセンテージとしての、 非感染及びHIV惑染細胞により得られる細胞増殖の比較を示すグラフ図である 。
図2はメリチン濃度に依存する未処理コントロールのパーセンテージとしての、 HIV感染Tリンパ球細胞(KE37−1/mβ)の培養上滑液の標準細胞系と 比較した逆転写酵素の活性(RT%)、そして更には感染性(INF%)の比較 を示すグラフ図である。
図3はメリチン類似体の濃度に依存する、未処理コントロールのパーセンテージ としての、非感染及びHIV感染細胞により得られる細胞増殖の比較を示すグラ フ図である。
図4は、メリチン類似体の濃度に依存する、未処理コントロールのパーセンテー ジとしての、HIV感染Tリンパ球細胞(KE37−1−I11β)の培養上清 液の、標準化細胞数と比較した逆転写酵素の活性(RT%)及び感染性(INF %)を示すグラフ図である。
図5は)IIVウィルスのCP41分子のカルボキシ末端領域のグラフモデルで ある。
図6はメリチンの濃度に依存する、未処理コントロールのパーセンテージとして の、HIVi染及び非感染細胞により得られる細胞増殖の比較を示すグラフ図で ある。
図7はメリチンの濃度の関数としての、感染性細胞のパーセンテージを示すグラ フ図である。
図8はメリチン6の濃度に依存する、未処理コントロールのパーセンテージとし ての、HrV感染及び非感染細胞により得られる細胞増殖の比較を示すグラフ図 である。
図9はメリチン6の濃度の関数としての、感染性細胞のパーセンテージを示すグ ラフ図である。
図10はメリチン4の濃度に依存する、未処理コントロールのパーセンテージと しての、HIV感染及び非感染細胞により得られる細胞増殖のパーセンテージを 示すグラフ図である。
図11はメリチン4の濃度の関数としての、感染性細胞のパーセンテージを示す グラフ図である。
図12はメリチンEの濃度に依存する、未処理コントコールのパーセンテージと しての、HIV感染及び非感染細胞により得られる細胞増殖のパーセンテージを 示すグラフ図である。
図13はメリチンEの濃度の関数としての、感染性細胞のパーセンテージを示す グラフ図である。
図14はメリチンFの濃度に依存する、未処理コントロールのパーセンテージと しての、HIV感染及び非感染細胞により得られる細胞増殖のパーセンテージを 示すグラフ図である。
図15はメリチンFの濃度の関数としての、感染性細胞のパーセンテージを示す グラフ図である。
図16はメリチン3の濃度に依存する、未処理コントロールのパーセンテージと しての、HIV怒染及び非感染細胞により得られる細胞増殖のパーセンテージを 示すグラフ図である。
図17はメリチン3の濃度の関数としての、感染性細胞のパーセンテージを示す グラフ図である。
図18はメリチン1−20の濃度に依存する、未処理コントロールのパーセンテ ージとしての、HIV感染及び非感染細胞により得られる細胞増殖のパーセンテ ージを示すグラフ図である。
図19はメリチン1−20の濃度の関数としての、感染性細胞のパーセンテージ を示すグラフ図である。
図20はマストパラン(mastoparan)の濃度に依存する、未処理コン トロールのパーセンテージとしての、)(IV!gt、染及び非感染細胞により 得られる細胞増殖のパーセンテージを示すグラフ図である。
図21はマストパランの濃度の関数としての、感染性細胞のパーセンテージを示 すグラフ図である。
図22はAMFI2の濃度により比較した、未処理コントロールのパーセンテー ジとしてのHIV感染及び非感染細胞により得られる細胞増殖のパーセンテージ を示すグラフ図である。AMF I 1の濃度により比較した、未処理コントロ ールのパーセンテージとしてのHIVi染及び非感染細胞についての細胞増殖の パーセンテージは図22に示す結果と同じである。
図23はAMF I 2の濃度の関数としての感染性細胞のパーセンテージを示 す。AMF I 1の濃度の関数としての感染性細胞のパーセンテージは図23 に示す結果と同一である。
図24はMMCペプチドの濃度により比較する、未処理コントロールのパーセン テージとしての、HIV感染及び非感染細胞により得られる細胞増殖のパーセン テージを示すグラフ図である。
図25はMHCペプチドの濃度の関数としての、感染性細胞のパーセンテージを 示すグラフ図である。
図26はDMSO(溶媒コントロール)の濃度により比較した、未処理コントロ ールのパーセンテージとしての、H1■惑染及び非感染細胞により得られる細胞 増殖のパーセンテージを示すグラフ図である。
図27はDMSO(溶媒コントロール)の濃度の関数としての、感染性細胞のパ ーセンテージを示すグラフ図である。
図28はHOLSTペプチド(陰性コントロール)の濃度により比較した、未処 理コントロールのパーセンテージとしての、HIV感染及び非感染細胞により得 られる細胞増殖のパーセンテージを示すグラフ図である。
図29はHOLSTペプチド(陰性コントロール)の濃度の関数としての、感染 性細胞のパーセンテージを示すグラフ図である。
図30は種々の時間間隔でメリチンの濃度により比較したP24生産のパーセン テージを示すグラフ図である。
図31は3時間目にてメリチンの濃度にて比較した細胞及び上清液におけるP2 4生産のパーセンテージを示すグラフ図である。
図32及び33はそれぞれメリチンの存在下において3時間及び14時間インキ ュベージクンせしめた後の細胞と上清液におけるP24の濃度を示すグラフ図で ある。
図34は種々の濃度のメリチンと3時間及び14時間インキュベーションせしめ た後の、それぞれの無細胞上清液中におけるP24測定へのメリチンの効果を示 すグラフ図である。
図35は、マウスによる長期毒性試験を示し、より詳しくは特定の毒素の投与を 開始してから種々の時間にて得られた、この毒性試験の際に用いた種々の毒素に 対するマウスの有効体重を示す記録例である。
図36は毒性試験に用いた物質の投与を開始してからの経過日数の関数としての 、長期毒性試験におけるマウスの体重を示す記録例である。
図37は投与を開始してから種々の日数でのハチミツ毒素の利用の関数としての 、個々のマウスの体重を示す記録例である。
図38は投与を開始してから種々の日数での、スズメバチ毒素の利用の関数とし てのマウスの体重を示す記録例である。
図39は投与を開始してから種々の日数での、オオクマバチ混合物毒素の利用の 関数としてのマウスの体重を示す記録例である。
図40は投与を開始してからの種々の日数での、スズメバチ科混合物の利用の関 数としてのマウスの体重を示す記録例である。
図41はマウスについての長期毒性試験を示し、これは毒性試験に従ってハチミ ツ及びスズメバチ混合物の付与されたマウスの種々の解剖器官それぞれの顕微鏡 試験をまとめた記録例である。
図41Aは、図40に紹介する種々のデーターの解説を示す。
図42はメリチン及びその構造類似体の構造を示す。
ましい の− 林n点方広 林−料 以下に詳細のKE37−1 (非感染)及びKE37−1/■β(感染)細胞系 はアメリカ合衆国におけるNIHのDr。
Robert Gallows研究所より市販され、これを1ミリリッター当り ペニシリン約100ユニツト、ストレプトマイシン100μg及びフンギシン( fungizone)(アンフォテリシンB)約0.25μgを含む、10%の 仔牛血清を更に添加されているRPM11640 (GIBCO)の培地に増殖 せしめた。下記に詳細のヒト開光組繊細胞系LC5及びLC5−HIVは198 9年3月9日にフランス国、パリのCo11ection De L’ In5 titutPasteurに寄託されており、それぞれ承認番号1−842及び l−843が付与されている。LC5及びLC5−HIV細胞系を、10%の仔 牛血清の添加されているRPM11640培地において増殖せしめた。
立爪ユニ天上 GP41由来のメリチンペプチド及び類似体は市販されているペプチド合成装置 (Biolynxモデル、Pharmacia Biochrome、Camb ridge UK)を用い、この装置(Pharmacia Biochrom e、Cambridge UK)に供給する予め秤量したアミノ#10 P E  Pエステルにより合成した。この合成手法は、この装置のためのマニュアルに 詳細の通り、Fmo c手法に−ルに従い、600nsxにてアニオン色素(ア シッドバイオレット17;ジメチルホルムアミド100+1及びジイソプロピル エチルアミン0.14■l当り30mg)の遊離を利用してモニターした。この 原理は対イオン分布モニター(Counter ion distributi on monitoring二CDM)として知られ、そして5alisbur y。
S、A、、Treemer、E、J、、Davies、J。
W、及びOwen、D、、E、、1.、A、、(1990)J、Chem、So c、、Chem、Commun、、1990頁538−540に詳細されている 。利用するリンカ−はペプチドアミドの遊離をもたらす(〔ウルトロシンCPU 1trosyn C,Pharmacia Biochr。
me、Cambridge UK)。
酸性に不安定なリンカ−、ウルトロシンC(0,1meq )への第1のカップ リングを対称無水物(0,4mcq )を用い、ジメチルアミノピリジンの添加 (0,05meq )により行った。これは、Fmoc基の遊離により測定され るものとして、1時間後に少なくとも80%のカップリングをもたらし、そして 未反応部位は無水酢酸を用いてキャップせしめた。その後のカップリングは、市 販されている活性エステル(Pharmacia Biochrome、UK) を用い、利用したソフトウェア−(上記)によって自動的に行われるCDMによ って決定されるカップリング時間にわたり行った。典型的なカップリング時間は 一般に4倍過剰量のエステルを用いて1時間である。Setを無色となる迄ジヒ ドロキシベンゾトリアゾールを用いてカンプルせしめた(1.5−2時間)。
Fmoc基を5倍のベッド容量のピペリジン(ジメチルホルムアミド中で20% )により除去せしめた。ジメチルホルムアミドを使用前に蒸留せしめ、アミンを 含まないようにせしめた(Biolynxに関するプロトコールに詳細のジニト ロフルオロベンゼン試験により測定した)。これらのカップリングは何ら特別な 問題を提供せず、そして粗ペプチドは高圧液体クロマトグラフィー(HPLC1 以下参照)により80%以上の純度であった。
該ペプチドを2%のアニソール及び2%のエタンジチオールの添加を伴ってトリ フルオロ酢酸を用い、2時間かけて樹脂から切り離し、その後エーテル沈殿せし めた。このペプチドをTSK120T逆相カラム(7,5X300mm)(Ph armacia、Sweden)におけるHPLCにより純度95%以上に迄精 製せしめた。このペプチドは、0.1%のトリフルオロ酢酸中における0〜80 %のアセトニトリルの90分にわたる直線勾配を用いることにより、65%のア セトニトリル(55と75%の間)にて典型的に溶出させた。
この配列をアプライドバイオシステム(Applied Bi o s y s  t em)シーケンサ−により、製造者に従うタンパク質シーケンシングによ り確認した。
CP41類似体及びマストパランの合成はメリチンについての詳細の通りに行っ た。利用したメリチン類位体及びその他のペプチドのリストは図42に記載した 。
立−灰 図1〜4をより詳しく説明すると、メリチン及びその特定の類似体をHIV惑染 Tリンパ球細胞へのそれらの作用について試験した。これに関し、以下の細胞系 をこの試験において利用した:KE37−1 (非感染)及びKE37−1/I [[β(HTLV−I[[βにより感染)、これらの感染細胞を試験条件のもと て7日間にわたり、37℃の温度及び5%のCO2の存在下においてインキュベ ートせしめた。RPM11640の培養培地(GIBCO)を利用し、そして更 にこれにペニシリン約100ユニツト、ストレプトマイシン100μg及びフン ギシン(アンフォテリシンB)約0.25μgを1ml当りに含む10%の仔牛 血清を添加せしめた。これは培地100Ill当り、1mlの抗菌生物質−抗真 菌溶液(GIBCO;ジョンの後、以下の試験をこの培養物について行った。第 1の試験はMTT試験を利用することにより提供される、HIV感染細胞数の関 数としての相対細胞濃度を測定する目的のために行ったにのMTT試験はT、M osmannの、“Rapid Colorimetric As5ay fo r Ce1lular Growth and 5urvival : App lication to Proliferation and Cytoto xicityAssays、” Journal of Immunolo 1 cal Methods、第65巻(1983)、頁55−63に従い、マイク ロタイタープレート中で行った。このMTT試験は若干改良した210μmのM TT溶液(PBS中に5−g/麟lのMTTを溶解し、濾過により除菌した;  MTTは3−(4,5−ジメチルチアゾール−2−イル−2,5−ジフェニルテ トラゾリムプロミドである)を全てのウェルに加えである。細胞をMTTと、3 7°Cで4時間、5%のCO7雰囲気下においてインキュベートにおける0、0 4NのHCI 200μlを全てのウェルに加えることにより停止させ、そして この色素を抽出せしめる。
全てのホルマザン結晶を溶解せしめるために得られるこの熔液を強く混合した。
この溶液の吸光度を=600amで測定した。この吸光度はこのような条件下の 細胞密度と比例する。
第2の実験はPo1eszらにより詳細のPNAS77(1980):1415 −1419に見い出せる試験を改良した方法を利用することにより、処理せしめ たHIVi染細胞培養物の上清液中における逆転写酵素の活性を測定するために 行った。第3の試験は処理せしめたHIV感染細胞培養物の上清液の相対感染性 を測定することを目的として行った。
これに関し、非感染化のHrV惑受性ヒト胎児肺細胞(LC5)を試験すべき培 養上清液中においてインキュベートした。
これに続き新鮮培地中でのこの細胞の3日間培養を行った。
次にこれらの細胞をHIV特異的タンパク質の生産について試験した。
HIVタンパク質の存在をi認する方法は血清学試験を介して行った。ここでは 、第1抗体であるこれらのタンパク質に対する抗体及び第2抗体であるこのイム ノグロブリンに特異的な抗体、そしてこれに結合している西洋ワサビペルオキシ ダーゼを利用している。識別化のため、抗体−抗原複合3−アミノエチルカルバ ゾールを利用した。このThtは水に不溶性であった。この方法は間接的イムノ ペルオキシダーゼ比色法としてよく知られる。この方法はMellertらのH TLV−I[1/LAV−Ant 1ki5rpertest :Indjre kte Immunperoxidasefjr b u n g (HTLV −1[I/LAV抗体試験:間接的イムノペルオキシダーゼ染色)A I DS −FOR3CHUNG(AIFO)1986年2月、第2巻、頁105−107 に詳細されている。図1−4に見られる通り、メリチンは5μg/m1以上の濃 度でHIV感染細胞及び非感染細胞両者に毒性であることがわかる。これに関連 して、本試験データーの分析を更に補助するためにマウスに対する毒性試験を以 降に提供する。以上の他、図3に示される通り特定のメリチン類似体は明らかに メリチンはど毒性でない。しかしながら、この1μ像体はより高い投与量、即ち IOμg/mlでHIV感染細胞に対して選択的な増殖阻害作用を示す。更に、 メリチンが感染及び非感染細胞の両者に毒性である濃度5μg7mlにて、感染 細胞の増殖はメリチンを利用することによりおよそ7日後にほぼ80%下げるが 、非感染細胞の増殖は容易には影響を受けないことを本発明者が発見したことに 注目すべきである。
以上の他、図1−4に示す試験データーは2.5μg/■lの濃度のメリチンを 示し、これでは細胞の増殖のレベルは未だ影響されず、この細胞の感染する能力 及び逆転写酵素の活性はほぼO値に迄戻ることが明らかである。これは図2を参 照することにより最もよく分る。
図4を参照することにより最もよく分る試験データーは、メリチン類似体が逆転 写酵素の活性及び上清液処理化HIV感染細胞における感染性ウィルス細胞の量 も低めることができることを示す。この作用は非感染細胞には毒性でないが、H IV感染細胞には明らかに毒性である濃度範囲において生ずるものと考えられる 。
まとめると、図1−4に示す試験データーは、メリチンが低毒性濃度で逆転写酵 素を阻害することにより、ウィルス複製を阻害するための治療に有用であること が考えられることを示す。更に、メリチンはHIV感染細胞の増殖を選択的に阻 害するものと考えられ、このことは哺乳類におけるウィルスリザーバーの撲滅を 可能とする。
図1から4に示す試験結果を更に裏付けするために更なる試験を行った。図6か ら34迄を参照することにより最もよく説明されるこれらの試験それぞれにおい て、メリチンがH■■感染細胞を阻害する考えられるメカニズムを調べた。序論 により及び図5をより詳しく参照することにより、HTVタンパク質GP41の 表面のエネルギー最小化試験を、ニューラルネットワークコンピユーテイング( neural network computing)原理に基づく二次構造予 測におけるCHARMアゴリズムを用いて行った。ここで利用するニューラルネ ットワークプログラムの用途はアミノ酸配列からの予測二次タンパク質構造であ ることが理解されるべきである。このネットワークはアミノ酸残基を3つの型の 二次構造、即ち、アルファーヘリックス、ベーターシート及びランダムコイルに 分けるようになっている。既知の二次構造を有するタンパク質の大量のセットを これに教え込むことにより、二〇ニューラルネットワークはこのネットワークに とって新規なるタンパク質の二次構造について、その−次構造に単に基づいて予 測することが可能となる。ヒト免疫不ントワーク法に基づ(コンピューターモデ ル化による分析は、H,Andreassenらの“Analysis of  tbe 5econdary 5tructure of the Human  Iwmunodeficiency Virus (HIV)Protein s p17+ gp120 and gp41 by Computer Mo deling Ba5ed on Neutral Network Meth ods、’ Journal of Ac uired Inn旦り呵七」匹り 打所Δ至、第3巻、頁615−622に見い出せる。より詳しくは、これらの研 究により導かれる考察は、GP41タンパク質の2つのトランスメンブランセク ションがメリチンの構造とのある程度を同一性を有することを示唆している。こ れに関して、この同一性はかなり注目すべきであり、その理由はメリチンとはか なり異なっているその他のメリチンの類似体が同じHIVffi害作用を有すこ とが明らかであるからである。従って、メリチンにおけるいくつかのアミノ酸は 、両親媒性が保持されることを条件に該分子の活性の変化を伴うことなく交換さ れることができ、そして4つのメリチン分子のポリマー化が荷電相互作用により 可能であることが明らかである。これらのデーターから導かれる考察であって以 降により詳しく説明することは、即ち、メリチンは主なHIVタンパク質のうち の1つ、糖タンパク質GP41と相互作用するものと考えられることである。こ れは、GP41のトランスメンブラン領域とメリチンが図5に示す通り類似する 理由より考えられる。
メリチンはアミノ酸26個分の長さの両親媒性ペプチドであると考えられる。高 いイオン強度の水溶液中では、メリチンは4量体の構造を選択する。しかしなが ら、低イオン強度ではメリチンはモノマーのランダムコイルとなる。生理的なイ オン強度ではこの2つの型の分布が等しくなるようである。
従来の研究が示すには、メリチンはモノマーヘリックスを形成せしめることによ り細胞膜の疎水環境に適合することができることを示している。このヘリックス の一方の側面には電荷が分布し、そして膜に結合している側面には電荷は負荷さ れていない。この研究は、メリチンポリマーの表面がまわりの脂質に向いており 従って電荷が負荷されていないことを更に示唆する。更に、メリチン分子のその 他の特有なる特徴は、約120”のねじれがプロリン(アミノ酸番号14)によ ってこのメリチンヘリックスに導入されていることである。類位のねじれが上記 のHIV GP41メリチン様配列に見い出せる。
初期の研究は、メリチンかい(つかの作用を有すことで知られていることを示す 、これらの作用は細胞表層結合プロセス及び重合プロセスとしてより詳細され、 ここではアルファーヘリックスはチャンネルを形成するように配置している。
更に、C末端、即ち尾部の6個のアミノ酸によって結合することは細胞溶解のた めに重要であることが示されている。この事実は以降に詳細する実験的試験デー ターを理解する上で非常に重要である。メリチンがチャンネルを形成する正確な メカニズムはよく理解されていないことが理解されるべきである。しかしながら 、メリチン分子はその塩基性C末端によってリン酸陰イオンと結合することが考 えられ、これによって10個のホスファチデルコリン分子と相互作用する。メリ チン分子が結合したら、これは膜の外脂質層の中に入り込み、これによって膜の 構造を乱すと考えられる。この働きに続き、膜の外層に孔が形成され、これによ りイオンの透過性は高められ、その後膜は破れる。この膜において形成されるチ ャンネルはメリチン分子により安定化される。チャンネルの形成は細胞の溶解も もたらし、これは以降のメリチンの毒性に関連する。これはアルファートキシン 及び補体が細胞毒性であるメカニズムと比較することができる。これらの分子は 膜に広がることもでき、これによって同じ結果をもたらす孔が形成される。
チャンネル形成能力を含む両親媒性ペプチドの作用に加え、ホスホリパーゼA2 における作用が詳細され、これも二種のタンパク質問の両親媒性相互作用を含む 。このケースにおいて、メリチンはおそら(酵素タンパク質ホスホリパーゼA2 の疎水部分と相互作用するか、又はそれはメチリン−リン脂質相互作用に起因し うる0以上の他、メリチンの作用は細胞内である可能性もある。例えば、メリチ ンは成長ホルモンの分泌をもたらす、下垂体前葉製剤における内因性ホスホリパ ーゼA2を刺激せしめることが知られる。
図6から34にそれぞれ示す一連の実験は両極端を調べるためにデザインされて いる。これらの試験は特にウィルス遊離の阻害及び/又は低められた他の細胞へ の感染能力を有すウィルスの遊離を調べるためにデザインされている。他の細胞 に感染する低められた能力は、例えばグリコジル化阻害剤により示され、ウィル ス遊離への直接的な作用はアシル化阻害剤、RT阻害剤及びメリチンにより示さ れる。ところで、この実験のデザインの最も重要な特徴はメチリンの毒性の検出 である。本実験は星状細胞腫細胞系LC5−HIV (クローン化感染細胞)及 びリンパ細胞腫細胞系KE37−1/I[lβ(HTLV−I[[βによるクロ ーン化感染細胞)の両者において行った。両ケースにおける結果は実質的に同じ であった。
一連の本実験において、HIVitl[は完全自動化研究室ロボットシステムに より試験し、これはBiomek 100としてBeckman Instru mentsにより製造されている。このシステムは以下の段階を行う。第1に、 慢性的に感染された細胞(クローン化)をマイクロタイタープレートにまき、そ して7日間増殖させる。次に、これらをメリチンにより、図に示す期間の最終日 又はその途中迄のいづれかにて作用を受けさせる。生存細胞数をMTT、即ち代 謝(デヒドロゲナーゼ)試験により定量する。このMTT試験は自動で行う、毒 性作用は実験時に調べ、別のコントロール実験において調べたのではない。更に 、最終洗浄より24時間から7日間の様々な経過期間由来のウィルス細胞を含む 上清液をこの培養物から回収し、そして抗原又はウィルスの酵素の逆転写酵素( RT)を利用するウィルス定量のためのアリコートを保存した。更に、アリコー トをマイクロタイタープレート中の非感染細胞の培養物に加え、これらの非感染 細胞に伝染するこのウィルス細胞の能力をその後調べた。これに関連して、感染 細胞の数をイムノペルオキシダーゼ染色法によって自動的に定量した。この試験 結果は示した通り、メリチンの毒性(MTT試験);初期培養物からのHIVの 遊離(RT試験);及びもとは感染されていない細胞に感染する遊離ウィルスの 能力として表わした。
図6及び7を参照することにより最も分る通り、HIVi染細胞へのメリチンの 全体的な作用は、感染細胞からのウィルス細胞の遊離の阻害であると考えられる が(図6)、しかしその天然の型は感染細胞に選択的に作用しないようである( 図7)。この関係はメリチン6(図8と9)、メリチン4(図10と11)、メ リチンE(図12と13)、メリチンF(図14と15)、メリチン3(図16 と17)及びメリチン1−20 (図18と19)それぞれに関しても示された 。
このデーターから得られる情報は注目すべきであり、その理由はメリチンの膜へ の作用はメリチンのそのC末端を介しての細胞への表層結合に依存すると考えら れるからである。初めに説明した通り、この結合特性はLys−Arg−Lys −Ar g−G 1 n−G 1 n−アミドのアミノ酸配列を含むC末端配列 に基づく陽電荷に依存するとも考えられる。メリチンの作用が既知のチャンネル 形成のメカニズムに基づくか、又は知られていないプロセスによるものかを調べ るため、本発明者は(1−20)−6−(Gly)−アミドを試験した。
この型のメリチンの電荷の欠如に基づき、これはその両親媒性特性と同じ方法に おいて作用し、そして細胞表層との特異的な相互反応に依存しないものと考えら れていた。しかしながらこの発明者の仮説に反して、図18及び19を参照する ことにより最もよく分る通り、細胞表層に特異的結合せず、そしてそれ故より毒 性の低いメリチン類似体は、ウィルス細胞遊Mを阻害し且つHIV感染細胞を選 択的に殺傷もすることがはっきり認められた。この実験データは、メリチンの毒 性、細胞毒性効果が感染細胞の選択的な殺傷をおそらくマスクすることを示唆す る傾向にあった。これはメリチンの溶解特性がその抗−HIV作用に含まれてい ない可能性を予測させる。従ってこれは新規であり、且つ今迄開示されていない メリチンの作用の態様である。
更に試験結果は天然のメリチンがHIV感染LC5細胞を溶解せしめることがで きることを明白に示す0例えばこの試験データーは、この作用の性質がこの臨界 濃度の現象に関連すると考えられることを示した。より詳しくは、この臨界濃度 に達している場合(10μg/ml)、全ての細胞、即ち、非感染及び感染細胞 は殺傷される。この作用はHIV遊離における作用よりも10倍高い濃度で生ず る。メリチンC0OHを試験し、そしてこれはメリチンアミドよりも効力が弱い ことがわかった。以上の他、2種類のメリチン類似体を試験した。これらは位置 21−26において陽電荷アミノ酸の結合性尾部が欠如していた。これら両者の メリチン類似体はH■V怒染細胞に同一と判断される作用を有し、即ちこれらの 感染細胞は選択的に殺傷された。例えば、10μg/lにて、半数の感染細胞が 殺傷され、そして非感染細胞は実質的に影響を受けなかった。更に、臨界濃度で の細胞溶解に基づき、メリチンの毒性として説明されることができる細胞の溶解 は、利用した濃度において観察されなかった。メリチン類似体の作用は類似体の 濃度の上昇により、感染細胞の生存率を定常的に低下させることを示した。この メリチンM似体の作用は簡単には説明できない。即ち、感染細胞は非感染細胞と 同程度に明らかに生存しており、従ってもしHIV遊離が阻害される場合、それ らは非感染細胞よりも速い速度で死滅することはないであろう。更に、両親媒性 構造を介して作用する、抗ウイルス物質としてのメリチンの作用はメリチン(1 −20)の作用により更に実証された(それぞれ図18及び19)。
これに関して、メリチン1−20はその分子の細胞結合部が欠如していることを 理解すべきである。しかしながら、この類個体はそれにもかかわらず天然のメリ チン及びメリチン(1−20)−6−(Gly)−アミドと同様にHIV遊離を 阻害した。更にこのメリチンは、陽電荷C末端を有さないメリチン、即ちメリチ ン(1−20) −6−(G 1 y)〜アミドと同様に感染細胞の増殖を阻害 した。従って、メリチンの抗ウィルス作用はメリチンの既知の細胞溶解メカニズ ムに依存せず、むしろメリチンの両親媒性及び膜カオトロピック作用に依存する と考えられる。従い、感染細胞の選択的殺傷はHIV遊離の阻害と相関する。こ れは現状では推測であるが、この作用はメリチンの現在迄分っていない作用に基 づくであろう。
毒性マストパランの作用も図20及び21に示す、これは両親媒性ペプチドであ るが、やや短めのものと考えられ、そして14個のアミノ酸残基のみを含む。従 って、これはポリマー型においてのみ膜に分散することができる。類似の構造を 有すペプチド、即ちMMC(MAJOR組織適合性複合配列)及びGP41i僚 体、並びにマストパランは既に明らかである作用を有していないことに注目する ことが重要である。
更に、メリチンと明らかに構造上類似していないコントロールペプチドも作用を 有さなかった。
図30及び31をより詳しく参照すると、本発明者は、細胞内におけるウィルス タンパク質24の形成を測定することにより、メリチンにより処理された感染体 (クローン培養物)においてこのウィルスタンパク質合成は全体的に低められる ことを発見した。このことは本質的に、該ウィルスにおけるメリチンの作用は、 感染細胞から遊離する前のウィルスに攻撃することであり、しかも細胞培養物等 へのメリチンの添加の最中又は直後にウィルスの数を低下せしめることが可能で あることを意味する。しかしながら、この事実はウィルス生産がこの培養を開始 から約3〜5日かけて最大値に達することを示している。この時点において、メ リチンは培養物には存在していない。更に、得られるこれらの試験はメリチンが 19時間の半減期を有し、且つそれは培養物に添加して2時間を経過した後はこ の培地中において測定ができない、即ち、これは細胞に取り込まれていることを 示す。この観察は「細胞遊離」ウィルス、即ち、上清液に放出されたウィルスに おけるメリチンの直接的作用によって説明される実験結果を全てを排除する。
膜翅類毒素の繰り返し投与の作用をマウスにおいて調べた。
10匹のNMRIマウス(それぞれの性を5匹づつ)のグループに以下の毒素を 皮下的に付与した。ハチミツ、スズメバチ、オオクマバチ混合物又はスズメバチ 科の混合物を0,4゜7.12.14及び16日目に与えた。各動物にそれぞれ 1゜2.5.5.10.25及び50μgの毒素を投与せしめた。
その後、各動物は50μgの毒素の注射を毎月5ケ月にわたり受けた。第5のグ ループにはコントロール溶液を与え、これをコントロールとした。このデーター をそれぞれ図35から41Aにまとめた。臨床観察及び体重記録を繰り返し行っ た。この実験の終了時に、全ての動物を解剖し、そして組織学的検査を行った。
この検査の結果より、マウスはこの4種の毒素に非常に耐性であることが考えら れた。異常な成長又は顕微鏡的変化は見られなかった。
算 −に いた ・と 法 々の 、の 序ヨ」會 哺乳類における膜翅類毒素の繰り返し投与の効果を評価するため、長期毒性試験 をマウスにおいて行った。
跋辰立i 以下の膜翅類の種由来の毒素を試験した:ハチミツバチ(アピスメリフェラ:A pis mellifera)(ref、Nr、BVO2)、スズメバチ(ベス ブラマクリフロンス)(ref、Nr。
YJO2)、 オオクマバチ混合物〔白色類オオクマバチ(ベスブラマクラタ:vespula  maculata)、及びスズメバチ(ヘスブラアレナリア:vespula  arenaria))(ref、nr、MHOI) スズメバチ科混合物(スズメバチ、白色頭オオクマバチ及びスズメバチ)(re f、No、MVO2)。
コントロール動物は以下のコントロール?8m、を受けた:NaCl:0. 1 2M ヒト血清アルブミン(ISA):0.03%マンニドロール:3% リン酸ナトリウム:0.005M pH7,4 成果■!l これらの毒素を種々の濃度においてエバン(Evan)の緩衝食塩水、pH7に 、各投与時に同一の投与量、即ち、0゜5−1/動物を確保するために希釈せし めた。
NaHPO4・2Hz O0,711g/LKH,PO4−0,363g/L NaC1−5g/L フェノール−4g/L ジーNa EDTA ・2 Hz O0,1g/ L監批反墾条註 動物:マウス、NMRI種、SPF (An t i c ime y。
Norrviken)、生後7週間、体重(♀)25g、(♂)30g、5匹/ ケージで飼育。
えさ:任意量のヘレノト(Ant icimex、R3)及び水。
温度(周囲):22±1℃。
湿度(相対):50±lO%。
光(人工)=12時間/日。
グループのサイズ 10匹づつの動物(各性5匹づつ)をランダムに選別して5つのグループに分け た(1組のコントロールグループを含む)。
グループ マウスNo、 化合物 1 1−10 コントロール 2 101−110 ハチミツバチ 3 201−210 スズメバチ 4 301−310 オオクマバチ混合物5 401−410 スズメバチ科混 合物改亙I No、 2〜5の各グループに、以下の投与スケジュールを利用した。
日 0 1 μg 毒素/動物 〃 16 50 〃 〃 〃 その後、各マウスは毎月50μgの毒素を5ケ月間受けた。
従ってこの実験期間中に各マウスの注射された毒素の量の合計は343.5μg であった。コントロール動物も同じタイムスケジュールに従ったが、それらはグ ループ2及び3と同一のマンニトール及びISAの相対濃度を含むエハンの緩衝 食塩水に希釈せしめたコントロール溶液0.5■l/−匹を各時点にて受けた。
改与■夾二上 背の中央の腰椎部に皮下的に投与。
奴−察 不健康又は毒性の臨床徴候をコントロールし、そして毎日記録した。
生−1 個体の体重を投与開始前及び各投与の後に記録した。
量笠跋襞 50Mg注射を開始してから6ケ月後、全てのマウスを殺し、そして解剖した。
組織学的調製品及び組織病理学検査のための組織を以下の器官から採取した;皮 膚、だ液腺、気管、肺及び気管支、心臓及び大動脈、甲状腺、副甲状腺、食道、 胃、十二指腸、斎場、回腸、盲腸、結腸、腸間膜のリンパ腺、肝臓、胆嚢、大腿 筋、座骨神経、胸骨分節、胸腺、膵臓、膵臓、腎臓、副腎、膀胱、精嚢、前立腺 、精巣、卵巣、子宮、脳、下垂体、目、を髄及び注射部。
藍−来 検査の結果のそれぞれのデータを図35−41Aに示した。
簸−呈 真東微茨 マウス、309号(オオクマハチ混合物)はこの実験期間の最後の2ケ月間、連 続的に円運動するようになった。
マウス、203号(スズメハチ)はこの実験の終了1ケ月前の短い間、脱毛を伴 った水腫状且つただれた前足を有した。
生−里 図36−40を参照のこと。
体重は投与の影響を受けなかった。
l終跋襞 杏■力射且ヱ 膵臓はマウス304号(オオクマバチ混合物)において腹壁に、そしてマウス4 06号(スズメバチ科混合物)において膵臓に固く付着していた。マウス101 号及び105号(ハチミツバチ)はそれぞれ固い、1m1m1の小塊をその肺に 有していた。その他の顕著な肉眼的発見はできなかった。注射部位は膨潤又はそ の他の変化を伴うことなく、殺傷時のままであった。
顕徽鳳力五理! 顕微鏡検査の結果を図41及び41Aに示した。腸間膜のリンパ腺における反応 性壊死が以下のマウスに見られた=110号(ハチミツバチ)、307号及び3 08号(オオクマバチ混合物)、406及び410号(スズメバチ科混合物)。
マウス210号(スズメバチ)において、その腸間膜リンパ腺に中程度のリンパ 球過形成が生していた。
マウス310号(オオクマバチ混合物)において、その膵臓に亜急性又は慢性細 胞反応を伴う病巣壊死があった。マウス304号(オオクマバチ混合IFI)に おいて、膵臓から腹壁にかけての付着は慢性的な繊維形成によるものであり、そ してマウス406号(スズメバチ科混合物)における肺臓がら膵臓にかけての付 着は慢性繊維形成によるものであり且つよ(血管化(vascularized )されていることが見い出せた。
腸間膜リンパ腺及びIiQ!臓における上記の変化は該毒素にょ肺において小さ な腫腺が、マウス101号及び105号(ハチミツバチ)並びにマウス402号 (スズメバチ混合物)において見られた。マウス407号(スズメバチ混合物) において、小さな結節性気管支上皮過形成が見られた。これらのタイプの変化は 自発的に生じる。
コントロールマウス及びこれらの毒素の付与されたマウスにおいて、わずかな細 胞浸潤物を有す肝実質細胞(h e p atic parenchymal  cells)の小さな壊死がしばしば見られた。更に、若干の慢性炎症変化が3 匹のコントロールマウスにおける腎臓に見られた。
ローシャー Rausher 白 マウスにおける生叉翌 ローシャー白血病マウスは一般に認められている哺乳類のレトロウィルス感染症 のモデルである。このウィルスはマウスに赤血球生成白血病を生じさせ、これは 赤血球の生産の増大の指標としての肺臓のサイズの増大により示される。肺臓の サイズは感染動物の死を実質的にもたらす疾患の進行の測定として取られる。6 個のGlyの尾部を有すメリチン類似体の作用をこのシステムにおいて試験した 。
メリチンの抗ウィルス作用の原理の試験をBa1b Cマウスで行った(生後1 2週間;全で雄)。この動物をケージ当り4匹で飼育した。ローシャー白血球ウ ィルスによって、腹腔的注射によりこれらの動物を感染せしめ(−匹当り、0゜ 2mlの容量において10’個感染性粒子(ウィルス))、その10分後に試験 物質を皮下注射せしめた。これらの動物はコントロール(食塩水の疑似注射を受 けたもの)又は試験動物(メリチン類似体を受けたもの)として2つのグループ に分けた。
上記の通りに感染せしめたバルブCマウスそれぞれ16匹の2つのグループに、 リン酸緩衝食塩水(25■HのKH2PO4,150mMのNaC1、pH7, 8;PBSと称す)又はメリチン−6−g1y (0,1mlの容量において、 5μg/体重wg)のいづれかを注射した。このペプチドは1100u/mlと して溶解せしめ、そしてコントロール及び試験動物のそれぞれは皮下的に同容量 (0,1m1)のPBS又はPBS+試験物質を注射された。この注射は、感染 性ウィルスの注射の10分後に行った。2日後、これらの動物は新たなるメリチ ン類似体(10μg/体重量g)又はPBSの注射を、0゜1001の皮下注射 として受けた。最初の注射から4日後、20μg/体重−gのメリチン類似体を 用いて第3回目の注射を行った。全ての動物はメリチン類似体又はPBSの注射 によって影響を受けることはなく、そして注射の厳しい期間生存し続けた。
通常、感染マウスは2週間以内に150mg以上の重さの肺臓を生じせしめうる 。このサイズは2.5g迄大きくなることができる。正常な肺臓は小さくて0. 1wg、太き(て0゜15mgであり、95%のマウスがこの範囲内の肺臓を有 す。
2週間後に170g以上の#臓を明らかな感染症として解釈し、正常値の上限値 1501gと170mgの間の肺臓をボーダーラインのケースとした。2週間後 、コントロールグループにおいて試験した全ての動物は150tmgより大きい 肺臓を示した。試験した動物のテストグループの25%においても150−g以 上であるが170−g以上の肺臓を示し、そしてこれらはボーダーラインケース として考えられる。しかしながら、残りはpI臓の増大の徴候を示さず、即ち、 それは正常な動物としての100〜150s+g内であった。1匹の動物のみが コントロールグループにおける100%と比較して病理的であった。
以下の考察が上記の実験から導かれる。
1、動物は、本特許明細書に詳細のインビトロ実験と匹敵する濃度におけるメリ 千ン類体による処置に生存し続ける。
2、該メリチンMm体は、哺乳類におけるレトロウィルスの発育を阻害する。な ぜなら、比較処置したコントロールグループにおいて疾患は100%発症したの と比べ、感染動物の75%は疾患を発症せしめなかったからである。
3、HIVのみでなく、その他のレトロウィルスもメリチン及びその類億体によ り阻害される。
3二」1 全体的な印象は、マウスは該4種の毒素、即ち、ハチミツバチ、スズメバチ、オ オクマハチ混合物及びスズメバチ科混合物を少量の投与養生法において投与され た場合にそれらに耐性であったことである。異常な肉眼的又は顕微鏡的変化は見 い出せなかった。
初めに説明した通り、メリチンは哺乳類におけるHIVi染症の治療を、おそら く主要HIVタンパク質の1つ、即ち、環タンパク質GP41との相互作用によ って提供すると考えられる。このことは、GP41のトランスメンプラン領域と メリチンとの間の類似性により考えられ、そしてこのことは図5を参照すること によって最もよくわかる。
図5において示す通り、GP41は分子の膜結合部の顕著な特徴でありうる両親 媒性部位を有する。GP41の両親媒性部は荷電アミノ酸の交差ループを形成し 、ここでこのループの二本の脚部はメリチンの重合体に関連する構造と類似する 電荷中和構造を形成せしめる。メリチンはGP41による分子内電荷中和の正常 なる形成も妨げ、これによってC,P41の構造を大きく変化せしめる。このこ とはウィルスの形成に影響を及ぼし、その理由はウィルスの形成は基礎的なウィ ルス発芽プロセスを行えるようにするGP41とウィルスタンパク譬P17の核 との相互作用に依存すると考えられるからである。ウィルス、例えばHIVは、 ウィルスゲノムを含む細胞表層上の小さな膜芽(membrane bud)の 形成を含むプロセスにより細胞から細胞へと広がるものと理解されている。この プロセスは細胞表層の変化に感受性であると考えられる0例えば、脂質成分の添 加はを染細胞からのウィルスの遊離を妨げることがよく知られている。この作用 はおそらく細胞股上のカオトロピック作用に基づく。しかしながら、この作用の メカニズムは未だ明確でない。
メリチンの相互作用を可能にするGP41の構造的な特徴はアミノ酸770〜8 56の間にあると考えられ、そしてここには770〜794及び824〜856 の両親媒性配列が含まれる。図5を参照のこと、これらの配列の両親媒性は、低 い全体的な疎水性と、組合さったそれらの高い疎水性運動により検出される。こ の二本の両親媒性脚部は分子力学によってモデル化され、そしてそれらはその両 親媒性に基づいて相互作用することができ、これによってそれらはトランスメン ブランループを形成することによって膜の中に侵入することが潜在的に可能とな る。他方、それらは細胞膜の内部表層上に浮いていることもできる。どのケース においても、メリチンとの相互作用はGP41の細胞質部分の部位の位置を変化 せしめ、これによってウィルス形成の重要な先駆体と考えられるp17との相互 作用を妨げる。これに関連して、メリチン及びGP41の両親媒性配列824〜 856の間の興味ある類似性は、それらが共にその両親媒性ヘリックスにおいて プロリンを有することにある。この構造的な特徴は初めに説明した通り、このヘ リックスに120’のねじれを導入せしめ、従ってそれらがわずかに折り曲った 形を有することを引き起こさせる。他方、メリチンは膜と相互作用することがで き、これによってカオトロピック剤として働きうる。このことも、その両親媒性 的性質によるであろう。カオトロピック剤の作用は膜に並んでいるリン脂質の配 列の乱れを引き起こすことにあると考えられる。このような作用は膜の相転移期 における変化及びその後のそれらの厚みの変化を引き起こす。期待された通りの 、メリチンの浮化がカオトロピック効果を引き起こす事実は驚くべきことではな い。しかしながら、この現象がどのようにてウィルスの発芽プロセスに作用にす るかは不明確であり、そして現在迄分っていない。しかしながら、大いなる抗H IV作用の徴候又は変化が膜の脂質配列の並びにおいて生じた。更に、種々のリ ン脂質成分の添加も感染細胞からのHIVの遊離を防いだ。しかしながらこの作 用を引き起こす脂質分子を同定することはできていない。
ところでメリチンはリン脂質と相互作用することが知られ、そしてこの未Wf! 認脂質分子のこの作用又はその結合はHIV遊離に関連するとも考えられ、これ もメリチンの抗作用の説明を提供するであろう。おそらくこの脂質はリン脂質で はなく、その理由はリン脂質の添加はメリチンと非常に類似する作用を有すから である。
考察において、これらの試験結果はメリチンが二つの作用を有することを示唆す る。即ち、メリチンはウィルスを不活性化せしめる短い第−期及び少なくともP 24の生産を低める長い第二期を有すと考えられる。これらの特徴はノリチン両 親媒性ヘリックスの特異的な構造に起因するであろう。更に、この試験の情報は 、尾部構造が類似体の有効性を決定するがその作用の性質は決定しないことを示 唆する。即ち、Lys−Arg−Lys−Arg−Gly−Glyを先端に含む 尾部を有す類似体の有効濃度は該尾部を有さないメリチンの有効濃度の約100 分の1である。上記の他、この試験結果は上滑液の感染性が低毒性濃度でのメリ チンによる単独処理によって引き下げられることを示唆した。これに関して、こ の処理は培養を開始することであり、そして感染性の測定は処理の7日後である 。前記した通り、この型の培養物における最大ウィルス濃度値は培養の5日後迄 到達されなかった。
本発明者が上記より導くことができる考察は、処理7日後の低められているウィ ルス感染性がウィルスにおけるメリチンの直接的な作用にのみ基づくならば、メ リチン又は活性フラグメントの効果が処理の5日後のような遅さで現れているこ とと理解されるであろう、この可能性はなく、その理由は本発明者はメリチンが 培養の開始後数時間以内に細胞によって吸収されることを発見したからである。
更に、上滑液の感染性の低下が、ウィルスの不適切な集成又は新たに合成される ピリオンの破壊と対立して、低められたウィルス生産に部分的に基づくなら、こ のような現象においてこれは細胞内及び/又はメリチン処理培養物の上清液中に おける低められたウィルスタンパク質の量に反映されるべきである。この仮説が 正しいかを調べるため、本発明者はウィルスのタンパク質生産に関するマーカー としてP24マーカーを選んだ。この試験データーは、メリチンとの3時間のイ ンキュベーションにより、細胞及び上清液のP24のあるにしてもほんのわずか な低下のみを示した。しかしながら、メリチンとの14時間のインキュベーショ ンによっては、細胞及び上滑液におけるP24のめざましい低下が得られた(6 0%迄の低下)。そして、細胞P24は上清液P24よりも早く且つより強く引 き下げられると考えられる。更に、メリチンとの無細胞HI■のインキュベーシ ョンはP24抗原の検出を弱めることはなかった。これはウィルスの感染性を引 き下げることを引き起こすのみであると考えられる。
マウスにおけるインビトロ実験も実施した。
以下の考察が上記の実験から導かれる。
1、動物は、本特許明細書に詳細のインビトロ実験と対比する濃度におけるメリ チン類体による処置に生存し続ける。
2、該メリチンM似体は、醋乳類におけるレトロウィルスの発育を阻害する。な ぜなら、比較処置したコントロールグループにおいて疾患は100%発症したの と比べ、感染動物の75%は疾患を発症せしめなかったからである。
3、HIVのみでなく、その他のレトロウィルスもメリチン及びその類似体によ り阻害される。
本発明を最も実用的且つ好ましい態様において詳細してきたが、これらの改良を 本発明の範囲を逸脱することなくなされることが理解できうる。
メリチン類似体−L1g/ml メリチン類位体−四/m1 GP41のカルボキシ未頷領域のモデル・ん増殖 〃感染中心値 °ん増殖 が感染中心値 °入増殖 °/、惑染中心値 °人感染中心値1 °入増殖 M惑染中心値 °ん増殖 γ・感染中心値 6人 増5η °/、増殖 〃増殖 ス増殖 °4増殖 細胞数に関連付けられたP25生産率(OCT、25.1990)メリチンとの 3h及び14hのインキュページジン後の細胞及び上清液中のP24FIG、4 1 (その1) FIG、41 (その2) FIG、41(その3) FIG、41A 膜翅類毒素。長期毒性試験−マウス。
F i g、 41.の解説 1、 リンパ球細胞の病巣的な小さい堆積化。
2・ おそらく気管支上皮に由来する小さな種線。
3、 気管支上皮の小さな結I!ff過形成。
5・ 多量の多形核の浸潤を有する病巣的な古めかしい壊死。
6、 多核性顆粒球の浸潤を伴う広範囲且つ不明瞭な壊死。
7、 中程度のリンパ系過形成。
8・ わずかな細胞浸潤を有する数個の肝細胞の壊死。
10、若干の慢性腎孟腎炎。
11・ 腹壁への慢性繊維性付着。
12・ 膵臓への慢性繊維性付着及びよく血管化された付着。
利用したメリチン類似体及びその他のペプチド要 約 書 哺乳類のHIV怒染細胞の増殖又は感染細胞におけるウィルスの複製を阻害する 、哺乳類に低毒性有効投与量のメリチンを投与することを含む哺乳類HIV感染 症の治療のための方法及び組成物について開示する。
補正書の翻訳文提出書 (特許法第184条の8) 平成4年6月5日

Claims (40)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.哺乳類におけるHIV感染症の治療のための方法であって: 該哺乳類に低毒性有効投与量のメリチンを投与せしめ、これにより、該哺乳類の HIV感染細胞におけるウイルス複製が阻害されることを含んで成る方法。
  2. 2.哺乳類におけるHIV感染症の治療のための方法であって: 該哺乳類に低毒性有効投与量のメリチンの構造類似体を投与せしめ、これにより 、該哺乳類のHIV感染細胞におけるウイルス複製が阻害されることを含んで成 る方法。
  3. 3.哺乳類におけるHIV感染症の治療のための方法であって: 該哺乳類に低毒性有効投与量のメリチン及びその構造類似体のポリペプチド混合 物を投与せしめ、これにより、該哺乳類のHIV感染細胞におけるウイルス複製 が阻害されることを含んで成る方法。
  4. 4.哺乳類におけるHIV感染症の治療のための方法であって: 該哺乳類に、少なくとも1種類の膜翅類毒素、少なくとも1種類の膜翅類毒素の 活性タンパク質成分、少なくとも1種類の膜翅類毒素のポリペプチド成分、及び その混合物より成る群から選ばれる薬剤を低毒性有効投与量で投与せしめ、これ により、哺乳類のHIV感染細胞におけるウイルス複製が阻害されることを含ん で成る方法。
  5. 5.前記の薬剤がメリチンである、請求項4に記載の方法。
  6. 6.前記の薬剤が: ハチミツ毒素、 マルハナバチ毒素、 スズメバチ毒素、 ボールドフェースオオクマバチ毒素、 該毒素の活性タンパク質成分、 該毒素の活性タンパク質成分、及びその混合物、より実質的になる群より選ばれ る、請求項4に記載の方法。
  7. 7.前記のメリチンの構造類似体が、連結している細胞結合性配列を有する又は 有さない両親媒性αヘリックスを含む、請求項2に記載の方法。
  8. 8.前記のメリチンの構造類似体が、【配列があります】である、請求項2に記 載の方法。
  9. 9.前記のポリペプチド混合物がメリチン及びその構造類似体【配列があります 】 を含む、請求項3に記載の方法。
  10. 10.哺乳類におけるHIV感染症の治療のための方法であって: 該哺乳類に低毒性有効投与量のメリチンを投与せしめ、これにより該哺乳類にお けるHIV感染細胞の増殖が阻害されることを含んで成る方法。
  11. 11.哺乳類におけるHIV感染症の治療のための方法であって: 該哺乳類に低毒性有効投与量のメリチンの構造類似体を投与せしめ、これにより 該哺乳類におけるHIV感染細胞の増殖が阻害されることを含んで成る方法。
  12. 12.前記の構造類似体がAmfi1及びメリチン様のGP41のペプチドであ る、請求項11に記載の方法。
  13. 13.前記の構造類似体がAmfi2及びメリチン様のGP41のペプチドであ る、請求項11に記載の方法。
  14. 14.哺乳類におけるHIV感染症の治療のための方法であって: 該哺乳類に低毒性有効投与量のメリチン及びその構造類似体のポリペプチド混合 物を投与せしめ、これにより、HIV感染細胞の増殖が阻害されることを含んで 成る方法。
  15. 15.哺乳類におけるHIV感染症の治療のための方法であって: 該哺乳類に、少なくとも1種類の膜翅類毒素、少なくとも1種類の膜翅類毒素の 活性タンパク質成分、少なくとも1種類の膜翅類毒素のポリペプチド成分、及び その混合物より成る群から選ばれる薬剤を低毒性有効投与量で投与せしめ、これ により、哺乳類におけるHIV感染細胞の増殖が低められる、又は阻害されるこ とを含んで成る方法。
  16. 16.前記の薬剤がメリチンである、請求項15に記載の方法。
  17. 17.前記の薬剤が: ハチミツ毒素、 マルハナバチ毒素、 スズメバチ毒素、 ボールドフェースオオクマバチ毒素、 該毒素の活性タンパク質成分、 該毒素の活性タンパク質成分、及びその混合物、より実質的になる群より選ばれ る、請求項15に記載の方法。
  18. 18.前記のメリチンの構造類似体が、連結している細胞結合性配列を有する又 は有さない両親媒性αヘリックスを含む、請求項11に記載の方法。
  19. 19.前記のメリチンの構造類似体が、【配列があります】である、請求項11 に記載の方法。
  20. 20.前記のポリペプチド混合物がメリチン及びその構造類似体【配列がありま す】を含む、請求項14に記載の方法。
  21. 21.哺乳類におけるレトロウイルス感染症の治療のための方法であって: 該哺乳類に低毒性有効投与量のメリチンを投与せしめ、これにより、該哺乳類の レトロウイルス感染細胞におけるウイルス複製が阻害されることを含んで成る方 法。
  22. 22.哺乳類におけるレトロウイルス感染症の治療のための方法であって: 該哺乳類に低毒性有効投与量のメリチンの構造類似体を投与せしめ、これにより 、該哺乳類のレトロウイルス感染細胞におけるウイルス複製が阻害されることを 含んで成る方法。
  23. 23.哺乳類におけるレトロウイルス感染症の治療のための方法であって: 該哺乳類に低毒性有効投与量のメリチン及びその構造類似体のポリペプチド混合 物を投与せしめ、これにより、該哺乳類のレトロウイルス感染細胞におけるウイ ルス複製が阻害されることを含んで成る方法。
  24. 24.哺乳類におけるHIV感染症の治療のための方法であって: 該哺乳類に、少なくとも1種類の膜翅類毒素、少なくとも1種類の膜翅類毒素の 活性タンパク質成分、少なくとも1種類の膜翅類毒素のポリペプチド成分、及び その混合物より成る群から選ばれる薬剤を低毒性有効投与量で投与せしめ、これ により、哺乳類のレトロウイルス感染細胞におけるウイルス複製が低められる又 は阻害されることを含んで成る方法。
  25. 25.前記の薬剤がメリチンである、請求項24に記載の方法。
  26. 26.前記の薬剤が: ハチミツ毒素、 マルハナバチ毒素、 スズメバチ毒素、 ポールドフェースオオクマバチ毒素、 該毒素の活性タンパク質成分、 該毒素の活性タンパク質成分、及びその混合物、より実質的になる群より選ばれ る、請求項24に記載の方法。
  27. 27.前記のメリチンの構造類似体が、細胞結合性配列に連結している、又は連 結していない両親媒性αヘリックスを含む、請求項22に記載の方法。
  28. 28.前記のメリチンの構造類似体が、【配列があります】である、請求項22 に記載の方法。
  29. 29.前記のポリペプチド混合物がメリチン及びその構造類似体【配列がありま す】を含む、請求項23に記載の方法。
  30. 30.哺乳類におけるレトロウイルス感染症の治療のための方法であって: 該哺乳類に低毒性有効投与量のメリチンを投与せしめ、これにより、該哺乳類に おけるレトロウイルス感染細胞の増殖が阻害されることを含んで成る方法。
  31. 31.哺乳類におけるレトロウイルス感染症の治療のための方法であって: 該哺乳類に低毒性有効投与量のメリチンの構造類似体を投与せしめ、これにより 、該哺乳類におけるレトロウイルス感染細胞の増殖が阻害されることを含んで成 る方法。
  32. 32.前記の構造類似体がAmfi1及びメリチン様のGP41のペプチドであ る、請求項31に記載の方法。
  33. 33.前記の構造類似体がAmfi2及びメリチン様のGP41ペプチドである 、請求項31に記載の方法。
  34. 34.哺乳類におけるレトロウイルス感染症の治療のための方法であって: 該哺乳類に低毒性有効投与量のメリチン及びその構造類似体のポリペプチド混合 物を投与せしめ、これにより、レトロウイルス感染細胞の増殖が阻害されること を含んで成る方法。
  35. 35.哺乳類におけるレトロウイルス感染症の治療のための方法であって: 該哺乳類に、少なくとも1種類の膜翅類毒素、少なくとも1種類の膜翅類毒素の 活性タンパク質成分、少なくとも1種類の膜翅類毒素のポリペプチド成分、及び その混合物より成る群から選ばれる薬剤を低毒性有効投与量で投与せしめ、これ により、該哺乳類におけるレトロウイルス感染細胞の増殖が低められる又は阻害 されることを含んで成る方法。
  36. 36.前記の薬剤がメリチンである、請求項35に記載の方法。
  37. 37.前記の薬剤が: ハチミツ毒素、 マルハナバチ毒素、 スズメバチ毒素、 ボールドフェースオオクマバチ毒素、 該毒素の活性タンパク質成分、 該毒素の活性タンパク質成分、及びその混合物、より実質的になる群より選ばれ る、請求項35に記載の方法。
  38. 38.前記のメリチンの構造類似体が、連結している細胞結合性配列を有する又 は有さない両親媒性αヘリックスを含む、請求項31に記載の方法。
  39. 39.前記のメリチンの構造類似体が、【配列があります】である、請求項31 に記載の方法。
  40. 40.前記のポリペプチド混合物がメリチン及びその構造類似体【配列がありま す】を含む、請求項34に記載の方法。
JP3500651A 1989-12-07 1990-12-07 哺乳類のhiv感染症の治療のための方法及び組成物 Expired - Fee Related JPH075475B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3940526 1989-12-07
DE3940526,5 1989-12-07
PCT/EP1990/002127 WO1991008753A1 (en) 1989-12-07 1990-12-07 Method and composition for the treatment of mammalian hiv infection

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05504761A true JPH05504761A (ja) 1993-07-22
JPH075475B2 JPH075475B2 (ja) 1995-01-25

Family

ID=6395034

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3500651A Expired - Fee Related JPH075475B2 (ja) 1989-12-07 1990-12-07 哺乳類のhiv感染症の治療のための方法及び組成物

Country Status (11)

Country Link
EP (1) EP0504191B1 (ja)
JP (1) JPH075475B2 (ja)
KR (1) KR970005329B1 (ja)
AT (1) ATE110278T1 (ja)
AU (1) AU646652B2 (ja)
BR (1) BR9007904A (ja)
DE (2) DE504191T1 (ja)
DK (1) DK0504191T3 (ja)
ES (1) ES2048137T3 (ja)
GR (1) GR930300031T1 (ja)
WO (1) WO1991008753A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014502607A (ja) * 2011-01-03 2014-02-03 エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲー 抗dig抗体およびペプチドと結合体化しているジゴキシゲニンの複合体の薬学的組成物

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5770688A (en) * 1989-12-07 1998-06-23 Gsf-Forschungszentrum Fur Umwelt Und Gesundheit Gmbh Method and composition for the treatment of mammalian HIV infection
DK82892D0 (da) * 1992-06-24 1992-06-24 Michael Hansen Anvendelse af braadgifte fra bier og hvepse til fremstilling af laegemidler til behandling af infektioner
DK0817858T3 (da) 1995-03-09 2003-08-11 Gsf Forschungszentrum Umwelt Vektorer, som indeholder terapeutiske gener for antimikrobielle peptider, til anvendelse ved genterapi
WO1999018983A1 (en) * 1997-10-15 1999-04-22 Alk-Abelló A/S Composition and method for treating an encephalomyelopathic, demyelinating or autoimmune disease

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3856936A (en) * 1973-05-07 1974-12-24 Schuyler Dev Corp Composition and method for cortisol control

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014502607A (ja) * 2011-01-03 2014-02-03 エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲー 抗dig抗体およびペプチドと結合体化しているジゴキシゲニンの複合体の薬学的組成物

Also Published As

Publication number Publication date
AU6880891A (en) 1991-07-18
DE69011870D1 (de) 1994-09-29
ATE110278T1 (de) 1994-09-15
JPH075475B2 (ja) 1995-01-25
EP0504191A1 (en) 1992-09-23
KR970005329B1 (ko) 1997-04-15
DE69011870T2 (de) 1994-12-15
ES2048137T1 (es) 1994-03-16
DE504191T1 (de) 1993-04-08
EP0504191B1 (en) 1994-08-24
ES2048137T3 (es) 1994-10-16
WO1991008753A1 (en) 1991-06-27
BR9007904A (pt) 1992-09-29
DK0504191T3 (da) 1995-03-27
GR930300031T1 (en) 1993-06-07
AU646652B2 (en) 1994-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU590872B2 (en) Neovascularization inhibitors and methods for their production and use
US5700469A (en) HIV-1 core protein fragments
JPH0648956A (ja) ヒト免疫不全ウィルス感染・増殖抑制剤
KR20010015711A (ko) 폴리펩티드, 그 폴리펩티드를 암호화하는 cDNA 및그들의 용도
EP0230574A2 (en) Pharmaceutical compositions against infections caused by LAV/HTLV III virus and the use thereof
DE69610295T3 (de) Von einem retroviralen regulationsprotein abstammende, detoxifierte immunogene, dagegen gerichtete antikörper, verfahren zur deren herstellung und diese immunogene oder antikörper enthaltende, pharmazeutische zusammensetzungen.
JPH05504761A (ja) 哺乳類のhiv感染症の治療のための方法及び組成物
WO2001027136A2 (fr) Peptides ayant une activite de stimulation de la reponse immunitaire et de regeneration tissulaire
JPH06505264A (ja) 修飾タンパク質およびそれを用いたウイルス感染症を制御するための医薬製剤
US6514692B2 (en) Method for treatment of immunodeficiency virus infection
JP2804979B2 (ja) エイズ治療および阻害剤
US20130142779A1 (en) Treatment of Hi-Virus infections with oxidised blood proteins
AU747063B2 (en) Utilization of CD137 in order to promote the proliferation of peripheral monocytes
JP2005504516A (ja) HAb18G/CD147における拮抗剤及びその応用
CN100390200C (zh) 一种用于治疗获得性免疫缺陷综合征的重组靶向融合蛋白
US5770688A (en) Method and composition for the treatment of mammalian HIV infection
Lehr et al. Decreased binding of HIV-1 and vasoactive intestinal peptide following plasma membrane fluidization of CD4+ cells by phenytoin
AP255A (en) A method of inoculation with an antigenic peptide.
JPH02504429A (ja) リウマチ様関節炎の診断と治療
JPH10507161A (ja) シグナルタンパク質およびシグナルペプチドの段階的修飾、ならびにスーパーアゴニストおよびスーパーアンタゴニスト
WO2022081876A1 (en) Use of reelin for treating cardiac diseases
JPH06211683A (ja) 分化促進剤
CA2265445A1 (en) Use of proteins as anti-retroviral agents
Wimer Mitogens for curative therapy of HIV-1 infections; an update
JPH02275824A (ja) 抗hiv剤

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees