JPH02275824A - 抗hiv剤 - Google Patents

抗hiv剤

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JPH02275824A
JPH02275824A JP1033080A JP3308089A JPH02275824A JP H02275824 A JPH02275824 A JP H02275824A JP 1033080 A JP1033080 A JP 1033080A JP 3308089 A JP3308089 A JP 3308089A JP H02275824 A JPH02275824 A JP H02275824A
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hiv
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hiv agent
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肇 角尾
Masao Takami
正雄 高見
Kenji Mizumoto
水本 憲治
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は新規な抗HI V(human  Immun
o−deflciency v(rus)剤に関するも
のである。
(従来の技術及び発明が解決しようとする課題)後天性
免疫不全症候群(acqulred  jmmuno−
aer+c+ency syndrome;以下エイズ
という)の病原ウィルスがHIVであるということが判
明して以来、該ウィルスについて分子生物学及び生化学
的研究等が精力的に行われた結果、ウィルスそのもの、
或いはウィルスの細胞への感染の機構が次第に解明され
つつある。生体内でのHIVの感染経路として、血中に
放出されたHIVが直接標的T細胞に結合する感染経路
、及びHIVに感染した細胞が非感染細胞に結合し巨細
胞を形成しながら感染していく経路との2つが報告され
ている(ウェーバ−1J、N、及びライス、R,A、:
(1988)、サイエンス(Sclentlflc A
m5rlcan)日本開板、刊、No、12. H−9
5)。しかしながら現在までのところエイズに対しては
有効な治療法がなく、発病した患者は殆ど全てが死亡す
るに至っている。そこでHIVに感染したエイズ患者の
治療に有効な抗HIV剤を求めて、世界各国で精力的な
研究がなされている。
これまでに止車されている抗HIV剤としてはアジドチ
ミジン(3’−azldo−2 ’ 、3 ’−d I
deoxy−thymldlnei以下AZTという)
が存在するのみであるが(Mltsuya、H,at 
 at、二(19+15)  Proc。
Natl、 Acad、 Sc1.USA、 82.7
098−7100)、AZTは副作用として著明な骨髄
抑制作用があり、長期の投与には問題があるとされてい
る( RIchmann 。
D、D、 at al、: (19B?) New E
ng、 J、 Med、、 317゜185−191)
AZTは2’、3’−ジデオキシヌクレオシド(2′。
3ξdldeoxynucleoslde)の誘導体で
ある。このような構造を有する抗HIV剤としては現在
臨床試験中のジデオキシシチジン(2’ 、3 ’−d
ldeoxycytl’dlne)がある。特開昭63
−107924記載のピリミジンヌクレオシドの誘導体
や特開昭63−10793G記載のプリンヌクレオシド
の誘導体も2°、3T−ジデオキシヌクレオシドの誘導
体である。
この他に可溶性CD4や硫酸デキストランも有力な抗H
IV剤として臨床試験が続けられている。
CD4はHIVが主要な標的とするヘルパーT細胞表面
に特に大量に存在している糖蛋白質であって、HIv粒
子上のgp12Qと呼ばれる糖蛋白質がCD4に強く結
合することによってHIVがヘルパーT細胞に感染する
。可溶性CD4の投与により、HIVのgp120がこ
の外来の可溶性のCD4で占有され、HIVがヘルパー
T細胞上のCD4と結合して感染が成立することが妨げ
られる。
硫酸デキストランは以前から抗血液凝固剤やコレステロ
ール降下剤として用いられて来たものであるが、HIV
の感染と複製を抑制する効果を持つようになることが判
明してから(Jpn、  J。
Cancer Res、 (19B?) 78.118
4−1188)注目されるようになった。しかし硫酸デ
キストランには肝障害の副作用がある。又抗血液凝固作
用をもつためにエイズ患者の中で血友病患者には投与で
きないという欠点がある。
(課題を解決するための手段) 本願発明者らは新規な抗HIV剤として有用な物質を開
発すべく研究を重ねた結果、血漿蛋白質の構成アミノ酸
残基の側鎖官能基を化学修飾してその電荷の極性を負へ
と変化させたところ、該化学修飾血漿蛋白質がHIV感
染細胞とHIV未感染細胞とが融合して生じる巨細泡形
成による細胞変性致死を阻止し、しかもIn VlvO
及びIn vltroで毒性が極めて少ない利点を有し
ていることを見い出し、該化学修飾血漿蛋白質を優れた
抗HIV剤として使用し得ることを発見した。
化学修飾する血漿蛋白質としては、ヒト由来の血漿蛋白
質、例えば上記のヒト血清アルブミン、ヒト免疫グロブ
リン、ヒトトランスフェリン或いはヒトフィブリノーゲ
ン等が抗原性の面から好ましいと考えられる。これらの
他にウシ血漿蛋白質も本発明における化学修飾の対象と
して使用され得る。
化学修飾試薬としては、血漿蛋白質の構成アミノ酸残基
のアミノ基の電荷の極性を正から負へ変化させるものと
して、無水ジカルボン酸、無水トリカルボン酸或いはア
ルデヒド基を有する燐酸エステル等が用いられる。無水
ジカルボン酸としては好ましくは無水マレイン酸や無水
コI\り酸等が用いられる。アルデヒド基を有する燐酸
エステルとしては好ましくはピリドキサル燐酸が用いら
れる。血漿蛋白質の構成アミノ酸残基のチオール基の電
荷の極性を中性から負へ変化させるものとして、四チオ
ン酸化合物、好ましくは四チオン酸ナトリウムが用いら
れる。
化学修飾反応条件は、抗HIV作用を育する化学修飾血
漿蛋白質を得ることが目的であって、血漿蛋白質を前記
各修飾試薬と公知の方法と反応条件で反応させ、血漿蛋
白質の構成アミノ酸残基のアζノ基若しくはチオール基
を化学修飾してその電荷の極性を正若しくは中性から負
へと変化させるものであればよく、修飾されるアミノ基
若しくはチオール基の数や一次構造上の位置に厳密な制
限はない。又化学修飾において副反応としてアミノ基若
しくはチオール基以外の側鎖官能基の一部が化学修飾さ
れたものであっても、それが本発明の抗HIV作用を有
する限り、本発明に包含されるものであることは前記反
応条件から明らかである。
なお、修飾試薬として無水ジカルボン酸を使用した場合
、修飾部位は式−NHCORCOOo(ここでRは有機
基を示す)で示される構造を、修飾試薬としてアルデヒ
ド基を持つ燐酸エステルを使用し、その後還元反応を行
った場合、修飾部位は式−NHCH*ROPOs−(こ
こでRは有機基を示す)で示される構造を、修飾試薬と
して四チオン酸化合物を用いた場合、修飾部位は式−5
−S−8Os−で示される構造(即ちS−スルフェニル
スルホン酸残基)を、それぞれ有する。
以下、本発明の好ましい態様について詳しく説明する。
本発明の化学修飾血漿蛋白質の製造方法について述べる
と、マレイル化については、例えばButlar、 P
、 J、 G、 and Hartley、 B、 S
、: (1972)Method Enzymol、、
 25.191−1!19に、スクシニル化については
、例えばHabeeb+ A、 F、 S、 A、 e
t al。
:(1958) Biochim、 Biophys、
 Acta、 29.587に、アルデヒド基を持つ燐
酸エステルによる燐酸基の付加については、例えばKi
rtley、 M、 E、 and Koshland
 Jr、、 D、 E、 :(1972) Metho
ds in Enzymol、。
26.588−589に、血漿蛋白質構成アミノ酸残基
のチオール基のS−スルフェニルスルホン酸残基への変
化については、例えばPihl、 A、、 Lange
、 R,:(1962) J、 Biol、 Chem
、、 237.1356やParker、 D。
J、、 A11ison、 ’If、 S、:(196
9) J、 Biol、 Chem、、244゜180
に記載の方法をそれぞれ使用し得る。具体的には、マレ
イル化血漿蛋白質は弱アルカリ性溶液中で血漿蛋白質と
無水マレイン酸とを反応させることによって、またスク
シニル化血漿蛋白質は弱アルカリ性溶液中で血漿蛋白質
と無水コハク酸とを反応させることによって、燐酸基の
付加された血漿蛋白質はpH3〜10の溶液中で血漿蛋
白質とピリドキナル5゛−燐酸とを反応させた後、Na
BH4等の還元剤で還元することによって、チオール基
をS−スルフェニルスルホン酸残基に変化させるには、
弱アルカリ性溶液中で血漿蛋白質と四チオン酸ナトリウ
ムとを反応させることによって得ることができる。
このようにして得たマレイル化、スクシニル化燐酸基付
加又はチオール基がS−スルフェニルスルホン酸残基に
変化した血漿蛋白質は、血中に放出されたHIVの直接
標的細胞への結合及びHIVに感染した細胞と非感染細
胞との融合により生じる巨大細胞形成を顕著に阻書する
本発明に係る抗HIV剤の有効成分マレイル化血漿蛋白
質、スクシニル化血漿蛋白質、燐酸基付加血漿蛋白質、
若しくは構成アミノ酸残基のチオール基がS−スルフェ
ニルスルホン酸残基に変化した血漿蛋白質の患者への投
与量は、症杖の軽重や患者の年齢、性別、これら化学修
飾血漿蛋白質に対する忍容性などにより異なるが、通常
成人1日当たり10μg〜10 gであり、これを1回
或いは何回かに分けて投与する。本発明の抗HIV剤は
単独で用いてもよく、他の抗HIV剤と併用して投与し
てもよい。
投与方法は主として静脈注射による。
製剤化に際しては周知慣用の方法により製薬用の担体や
補助剤を用いて注射剤等を調製すればよい。すなわち必
要に応じて有効成分とpHEIi街剤、可溶化剤、防腐
剤、安定化剤等を混合して調製する。
本発明に係る化学修飾血漿蛋白質の製造例をマレイル化
ヒト血清アルブミンを例として記す。
(製造例) 製造方法は、パトラ−らの方法(Butler、 P。
J、 G、 and HartleF+ B、 S、:
 (1972) MethodEnzy++o1.、2
5.191−199)に従った。
30G−gのヒト血清アルブミン(シグマ社製、No。
A 871i3)を塩酸でpH8,5に調整した0、2
 M Na*B40↑溶液3(Hteに溶解した。次に
無水マレイン酸粉末をこの溶液3Qffilに対して最
終濃度が0.1間になるように少しづつ加えた。この間
Na1CO1粉末を加えることにより、上記溶液のpB
が8.5以下に下がらないように維持した。以上は全て
室温で行った。次いで反応溶液を0.IM NaHCO
s 3)に対して2回、続いて蒸留水3Iに対して1回
、更に0゜01M N■a HCOど31に対して2回
、4℃で十分に透析した。
jf14ff終了俊、透終了液を凍結乾燥fi (La
beOrlCa社製、スペースセーパデラックス750
35)によって凍結乾燥してマレイル化ヒト血清アルブ
ミン(以下M−ISAという)の最終粉末標品を得た。
こうして得られたM−ISAは以下の物性を示す。
■分子量 分子量は、最終製品を8%5DS−ポリアクリルアミド
ゲル電気泳動によって測定すると約so、oooである
■溶解性 水に可溶である。
■紫外部吸収 本物質の紫外部吸収を測定すると、未修飾ヒト血清アル
ブミン(以下H8Aという)に比べて、250 nm付
近に吸収の増加が見られる。
本製造例で得られたM−ISAのマレイル化率を無処理
のISAを対照として、未修飾アミノ基の量から計算し
たところ、約90%であった。なおアミノ基の量の測定
はフィールズの方法(Fields。
R,:  (19〕2)  Nathods  Enz
ymol、、  25. 484−411i8)によっ
た。
(実施例) 以下に本発明の実施例を示すが、HIVに感染・発症す
る適当な実験動物系が存在しないので、抗HIV側作用
に関する実験はInマtwoの系では困難であるため、
以下の実施例においては培養細胞を用いたIn vlt
roの系で行った。
まず実施例で使用した細胞系、アッセイ方法、試薬及び
本発明に係る各種化学修飾血漿蛋白質p抗HIV効果の
評価方法について記載する。
実施例1〜3で用いた細胞株は、ヒト急性白血病細胞株
Mo1t−4の旧V持続感染細胞株Mo1t−4/旧V
(Yamamoto、  N、  at  ml、: 
 (1985)  Int、  J、  Cancer
36、445−451)及び旧Vに対して感受性の高い
細胞株Mo1t−4,clone  no+8  (Y
amawoto、  N、  et  al、:(19
8B) J、 Vlrol、 57.115!l−11
82)である。これらの細胞株Mo1t−4/HIV及
びMo1t−4,clone no、8は山口大学医学
部の山本直樹博士より分与されたものである。
培養液の組成はRPMI−1[f40にウシ胎児血漿を
10%(V/マ)添加したものである(以゛°下では培
養液のことを「培地」ともいう)。
@細胞の1t養条件1tI常の細胞11養条件(気相が
空気: Co、 : 95:S、温度37°C)である
Malt−4/旧VとMalt−4,clone no
、8との混合培養系による生細胞数の測定はNTT (
3−(4,5−dlmethyl−thlazol−2
−yl)−2,5−dlphenyl tetrazo
llumbromide)アッセイ(免疫実験操作法X
■、日本免疫学会編、pp、4477−4482)或い
はトリパンブルー色素排除法により行った。HIVのM
o1t−4,cloneno 、8への直接感染系での
生細胞数の測定も前記と同じ方法で行った。
トリバンブルー色素排除法による生細胞数の算定は次の
ように行った。即ち4容の0.2%トリパンブルー液と
1容の5倍生理食塩水液を混合したものをトリパンブル
ー生理食塩水混合液とした。
実施例で使用される細胞浮遊液とトリパンブルー生理食
塩水混合液とを等量づつ混合して、血球計算板で色素に
染まっていない細胞を生細胞とじてその数をカウントし
た。
使用した血漿蛋白質はヒト血清アルブミン(No 。
A 8783)、ヒト免疫グロブリンG(No、043
8G、ヒトトランスフェリン(No 、TO51B)、
ヒトフィブリノーゲン(No、F 3879)、ウシ血
清アルブミン(No、A783B)であって、これらは
全てシグマ社から購入したしたもので、括弧内の番号は
シグマ社の製品番号を示す。この他に、硫酸デキストラ
ン(シグマ社製、平均分子量的s、ooo、製品番号N
o、D 07118)を従来公知の抗HIV剤として比
較のために実施例で用いた。
化学修飾血漿蛋白質、硫酸デキストラン(以下測定試料
或いは薬物という)の効果は、巨細泡形成によって生じ
る細胞変性致死の、測定試料による阻止率(IR)の値
で評価した。ここでIRは、測定試料を添加したNo1
t−4ノIIIVとMo1t−1clona no、8
との混合培養系をMTTアッセイ或いはトリ/<ンブル
ー色素排除法で測淀した値をA1 薬物無添加のMo1
t−4/IIIVとMo1t−4,clone no、
8との混合培養系をNTTアッセイ或いはトリパンブル
ー色素排除法で測定した値をB、 Mo1t−4,cl
one no、8の単独培養をNTTアッセイの値或い
はトリパンブルー色素排除法で測定した値をCとしたと
き、以下の式で定義される。
実施例1(HIV感染細胞とHIV非感染細胞との混合
培養による巨細泡形成に対する化学修飾アルブミンの阻
止効果) 細胞株Mo1t−4/旧VとHOIt−4,0IQne
 no、8とを混合培養すると急速に多核巨細胞が出現
し、やがて該巨細胞は死滅することが知られている (Yamamoto、 N、 et al、: (19
8G) J、 Vlrol、 5L1159−ILG2
)。そこでM−H3A及びスクシニル化血清アルブミン
(以下5−H3Aという)がこの現象を阻止する効果が
あることを示す実験を行った。
測定試料としてM−H8A% S −HS A、  及
びマレイル化ウシ血清アルブミン(以下M−BSAとい
う)、対照としてH8A及び公知の抗HIV剤として硫
酸デキストラン(以下DSという)を、種々の濃度で細
胞株Mo1t−4/旧VとHalt−4,clona 
no、8との混合培養系に加えて効果を見た。
細胞株Halt−4/HIVとMo1t−4,clon
e no、8との混合培養は86穴或いは24穴マイク
ロプレートで行い、ソレソレノ細胞を 0.5X]G’
個/*ls2.O×IQi個/atの濃度で培養した。
更に上記の薬物を加えないで混合培養した系とHalt
−4,clone no、fl細胞のみを培養した系と
をそれぞれ対照として用いた。
混合培養の結果、巨細泡形成によって生じる細胞変性致
死を薬物か阻止する効果を経時的にNTTアッセイによ
り測定し、また細胞の形態なW4微鏡で観察した。結果
を第1図、第2図−(A)乃至第2図−(D)、第3図
、及び第4図に示した。
第1図はMo1t−4/旧VとMo1t−4,clon
e no、8との混合培養系に最終濃度20μg/j!
tのM−H8A或いは50μg/ml!のDSを添加し
て、巨細泡形成によって生じる細胞変性致死を上記M−
H8A或いはDSが阻止する効果について、経時的に調
べた結果を示すものである(生細胞数はMTTアッセイ
で測定した)。この図中、ローロはMo1t−4,Cl
0ne no、8細胞のみを培養したもの、ムームは混
合培養系にM−H8A或いはDSを加えないで培養した
もの、◆−◆は混合培養系にM−H8Aを20μg /
 at添加して培養したもの、◇−・◇は混合培養系に
DSを50μg/nl添加して培養したものを表わす。
IRを算出すると、培養後3日日において、M−H8A
添加の場合は88%、DSの添加の場合は7C%であっ
た。更に培養後4日日では、M−ISA添加の場合は8
8%、DS添加の場合では78%であった。
第2図−(A)乃至第2図−(D)は培養4日月の細胞
の形態を顕微鏡で観察した際のスケッチである。これら
の図が示すように、Mo1t−4,cloneno 、
8細胞を単独で培養したもの(第2図−(A))に比べ
てMo1t−4/旧V細胞とMo1t−4,clona
 no、8細胞との混合培養系では巨細泡形成による細
胞変性致死が認められた(第2図−(B))。これに対
して20μg / meのM−H8Aを前記混合培養系
に添加することにより巨細泡形成による細胞変性致死に
対する阻止効果が認められた(第2図−(C))。
50μg /meのDSを前記混合培養系添加した場合
も同様の効果が認められた(第2図−(D))。
第3図はM−H8A15−BSA、M−BSA及びDS
の種々の濃度(M−BSA、5−BSA。
及びM−BSAでは500μg/xi1100μg/m
ez  20μg/lJ、及び4 ttgAe、  D
St’jt100μg/悠l及び50μg/Rj)で混
合培養系に添加してから4日目のIRを示す。生細胞数
の測定はMTTアッセイを用いた。
この図に示されるようにIRは、M−BSAでは500
μtt/rneで102%、100μg/m#で95%
、20μg/−で88%、4μg/−で779A、  
5−BSAでは50011g1meで95%、1001
1t/114で88%、20 u c/meで84%、
4μg/mlで73%、M−BSAでは、500μg/
−で108%s 100μgZm&で87%、20μg
/Reで88%14μglyxlで72%であった。ま
た、DSの場合IRは100μg/ゴで79%、50μ
g7mlで789Aであった。
第4図は、第3図のNTTアッセイの結果から得られた
IRを確認するために、培養4日目における種々の濃度
のM −HS A (500μg/4g、  foOμ
g/me20 u g/S!e N 及ヒ4 u g/
 me )、HSA(500μg/xLl!のみ)及び
DS(100μg/1.Ij及び50μg/me)のI
Rについてトリパンブルー色素排除法の結果から算出し
たものである。M−BSAでは500μg/xiで91
%、100μg/+ノLlで80%、20μg/1nl
lで75%、4 u t/meで35%の、またDSで
は100μg/mJで84%、50μg/*lで64%
のIRが認められた。しかしながら)ISAは500μ
g/lnl添加でも巨細胞形成による細胞変性致死の阻
止効果は殆ど認められなかった。
以上の結果から、M−H8AXM−BSA及びDSが濃
度に依存して巨細胞形成による細胞変性致死を阻止する
ことが認められた。そしてM−BSA及びM−BSAは
DSと比べてより低濃度、例えば20μg /mlであ
っても巨細胞形成による細胞変性致死の阻止作用がある
ことが見い出された。
一方、BSAには細胞変性致死の阻止効果は殆ど認めら
れなかった。
実施例2(HIVlil!!染細胞とHIV非細胞細胞
との混合培養による巨細胞形成に対するその他の化学修
飾血漿蛋白質の阻止効果) 実施例1に記載の化学修飾血清アルブミン以外の化学修
飾血漿蛋白質の抗HIV効果を示すために、実施例1と
同様、細胞株Mo1t−4/旧VとNo1t−4、cl
one no、8の混合培養系での多核巨細泡形成を阻
止する効果があることを示す実験を、MTTアッセイで
求めたIR及び形態学的観察により行った。
測定試料としては次に記載の代表的な血漿蛋白質をマレ
イル化若しくはスクシニル化したものを用いた。
即ちマレイル化免疫グロブリンG(以下M−1gという
)、スクシニル化免疫−グロブリン(以下S−Igとい
う)、マレイル化トランスフェリン(以下M−Tfとい
う)、スクシニル化トランスフェリン(以下5−Tfと
いう)、スクシニル化フィブリノーゲン(以下5−Fb
という)である。このほかに既知の抗HIV剤であるD
Sを比較のために用いた。以上の測定試料を種々の濃度
で細胞株Halt−4/HIVとHalt−4:’al
one no、8との混合培養系に加えて効果を見た。
細胞株Mo1t−4/■IVとMo1t−4,clon
e no、8の混合培養は9B穴マイクロプレートで行
い、細胞数やその他の諸条件は実施例1と同様であった
。対厨として前記の測定試料を加えないで混合培養した
ものとMo1t−4,clone no、8細胞のみを
培養したものをそれぞれ用いた。結果は第5図に示す。
また、培養後4日目にMTTアッセイ及び細胞の形態を
顕微鏡で観察した。
第5図は培14日月のM−Igl S−Ig、M−Tf
% 5−Tf、、S−F’b及びDSのそれぞれの濃度
におけるIR(NTTアッセイで求めた生細胞数から算
出)を示したものである。
この図に示されるようにM−I gでは40%g/”/
’で70%、S−Igでは800 u g/” テ91
%、M、−Tfでは300μg / mA’で110%
、5−Tfでは180μg/dで104%、5−Fbで
は110ttg/mlで65%のIRが認められた。ま
た、DSでは100μg / meで103%のIRが
認められた。
以上の結果から、化学修飾アルブミン以外の他のマレイ
ル化血漿蛋白質やスクシニル化血漿蛋白質も、巨細胞形
成による細胞変性致死を阻止していることが示された。
更に、各々の測定試料添加による混合培養細胞の形態変
化を培養4日月で顕微鏡下で観察したところ、巨核細胞
形成の阻止効果が認められた(図は示さない)。
実施例1及び実施例2の結果から、いろいろな血漿蛋白
質と無水ジカルボン酸を反応させて該血漿蛋白質の構成
アミノ、酸残基を負に化学修飾した血漿蛋白質はHIV
の感染を効果的に阻止するものと考えられる。
実施例3(HIV感染によるMo1t−4,clone
 no、8細胞の障害に対するマレイル化血漿蛋白質及
びスクシニル化血漿蛋白質の阻止効果) 実施例1及び2において、マレイル化血漿蛋白質及びス
クシニル化血漿蛋白質がHIV感染細胞と非感染細胞間
との巨細胞形成による細胞変性致死を阻止する効果を示
したが、更にもう1つのHIV感染経路であるHIVの
ヘルパーT細胞への直接感染を、マレイル化血漿蛋白質
及びスクシニル化血漿蛋白質が阻止することを示す実験
を行った。
測定試料としてはM−ISA、M−Tfl M−I g
s 及び5−Fbを用い、又対照としてDSを用い、H
IVを感染させるヘルパーT細胞株としてはHalt−
4,(ilone no、8細胞を用いた。
HIVを含む溶液として、HIV産生細胞株Mo1t−
4/旧Vを4日間培養して培養上清を遠心分離し、更に
0.45μmのフィルター(ミリポア社製)で濾過した
濾液を用いた。
Mo1t−4,QIOne no、8細胞を96穴マイ
クロプレートに2.3 X 104個/150μ!培養
液/ウェル接種し、50μmのHIV溶液を各ウェルに
添加して、各々のウェルに上記の測定試料或いはDSを
添加して4日間培養を行った。培養終了後に細胞形態の
顕微鏡下の観察とトリパンブルー色素排除法による生細
胞数の測定を行った。
第6図−(A)乃至第8図−(D)にi微鏡下で観察し
たスケッチを示す。Malt−4,clone no、
8細胞のみを培養したもの(第6図−(A))に比べて
Mo1t−4,clone no、8の細胞培養にHI
V溶液のみを加えて培養したものではHIV感染のため
に巨細胞が形成され細胞変性致死が認められた(第8図
−(B))。Mo1t−4,clone no、8の細
胞培養にHIV溶液を加えたものに、M−ISAを添加
したもの(第6図−(C))や、M−Trを添加したも
の(第6図−(D))はHIV感染により引き起こされ
る巨細胞形成による細胞変性致死の阻止効果が認められ
た。
第7図はトリバンプルー色素排除法による生細胞数の無
定値上りIRを求め、これをグラフに示したものである
。IRは、M−ISAでは100μg/atで58%、
M−Igでは40μg/xlで67%、M−Tfでは3
DO11g7mlで56%、5−Fbでは170μg/
meT! 541%、DSでは100μg/ x/テG
4% ”l?あツタ。
以上の結果は、HIVのヘルパーT細胞への直接の感染
についても、マレイル化血漿蛋白質及びスクシニル化血
漿蛋白質全般はこれを阻止できることを示しているもの
と考えられる。
実施例4 (In vltro系における正常リンパ球
に対するマレイル化血漿蛋白質及びスクシニル化血漿蛋
白質の影響) 本発明に係る化学修飾H8Aのヒト正常末梢血リンパ球
に対する影響を調べるために放射性チミジン(C”HI
−Thymtdtt+a)の取り込みを指標とするDN
A合成活性の測定を行った。
ヒト正常末梢血をフィコールφパック(ファルマシア社
製)を用いてリンパ球を分画し、これに前記培地を添加
した。そして9G穴マイクロプレートに細胞数が4.0
X10’I/200μA!培養液/vallとなるよう
に蒔いた。
次いで、M−H8A15−ISA、或いはISAの溶液
を、各々最終濃度が!Bμg/ゴ、32μg/III/
1B311tt/Me、  125μに/xtl、 2
50ttE/Re、 500μg/m/%t、oooμ
g/I!/、及びLOOO/Jg/mlとなるように上
記マイクロプレートに加えた。また、化学修飾血漿蛋白
質によるリンパ球に対する影響とマイトジェンのリンパ
球幼弱化反応とを比較するために、上記測定試料の代わ
りにフィトヘマアグルチニン(phytohamagg
lutlnln;以下PHAという)を最終濃度5μg
/mt1 或いはフンカナバリンA (concana
vallnム;以下ConAという)を最終濃度lOμ
g/meとなるように上記マイクロプレートに加えた系
も用意した。そして5%CO2,95%空気の加湿培養
器(37℃)で80時間培養後、放射性チミジン(アマ
−ジャム社製)を各ウェル当たり0.5μC1を加え、
更に12時間培養した。培養終了後、セル・ハーベスタ
−によって細胞をガラス繊維濾紙にハーベストした。こ
の濾紙を乾煽させ、液体シンチレーシ■ンカウンターで
放射活性(単位はcp@)を測定した。測定試料或いは
マイトジェンを加えないで代わりにPBSを培地に加え
、上と同様の操作を行ったものをコントロールとした。
測定結果は第8図−(A)及び第8図−(B)に示す。
第8図−(A)にあるようにS −HS A5.000
μg / weの濃度で若干のDNA合成抑制が認めら
れたものの、18μg /lxeから1.000μg/
meの濃度ではDNA合成の抑制がなかった。またM−
ISA及びISAでは16ag/meから5.000 
μg/ml!の全ての濃度に亘って全<DNA合成の抑
制は見られなかった・ M−ISAの場合極く僅かなリンパ球幼弱化反応が認め
迭れたが、第8図−(B)に示されるPHAやConA
の値と比較すると10分の1程度であったO 以上の結果から、本発明に係るマレイル化H8A及びス
クシニル化H8Aは細胞周期の静止期(Gs期)にある
ヒトリンパ球に対して毒性を示さないことが確認された
実施例5(急性毒性試験) 本発明に係る化学修飾血漿蛋白質のマウスにおける静脈
内投与急性毒性試験をM−ISAを用いて行った。
M−ISAが低毒性物質であることが予想されることか
ら、技術的に投与し得る最大投与容量3.92 g/K
gを投与して試験を行った。
3.92 g/KgのM−)ISAを体重24.4〜2
8.9gのDBA/2マウス雄5匹(日本チャルズリバ
ー)に静脈投与を行い、一般症状及び体重推移を観察し
たが、異常は認められなかった。
以上のようにM−ISAは非常に安全性の高い物質であ
ることが認められた。
この結果は、血漿蛋白質をマレイル化若しくはスクシニ
ル化する限り、同様な結果を得ることができることを示
すものであり、マレイル化血漿蛋白質及びスクンニル化
血漿蛋白質全般の安全性を示唆するものであるといえる
(発明の効果) 以上の実施例1〜5の結果から明らかなように本発明に
係る抗HIV剤の有効成分である無水ジカルボン酸によ
り化学修飾された血漿蛋白質は、HIV感染細胞とHI
V非感染細胞との混合培養による巨細胞形成の阻止効果
及び、HIvのヘルパーT細胞へのHIVの直接感染の
阻止効果を持つことが示された。かつ高濃度においても
DNA合成に影響を及ぼさず、又急性毒性試験における
異常も示さないことから非常に安全性の高いものである
これらの結果から本発明の有効成分である無水ジカルボ
ン酸により化学修飾された血漿蛋白質はHIV感染患者
の治療に利用できることが期待される。
【図面の簡単な説明】
第1図は細胞株Mo1t−4/H!vとHalt−4,
clone no。 8との混合培養液に最終濃度20μg/lxlのM−I
SA或いは50μgoalのDSを添加して、巨細胞形
成によって生じる細胞変性致死を阻止する効果について
経時的にNTTアッセイを用いて生細胞数を調べた結果
を示すグラフである。 第2図−(A)乃至第2図−(D)は、M−H8A1 
DS存在下で細胞株Halt−4/[L!: Halt
−4゜alone no、8とを混合培養した際の形態
変化を培養4日目に顕微鏡下で観察したスケッチを示す
。第2図−(A)はMo1t−4,clone no、
8細胞を単独培養したもの、第2図−(B)はHalt
−4/旧■とMo1t−4、clone no、8とを
薬物無添加で混合培養したもの、第2図−(C)はMo
1t−4/HIVとMo1t−4,clone no。 8との混合培養に本発明のM−ISAを20μg/xr
l添加して培養したもの、第2図−(D)はHalt−
4/FJIVとMo1t−4,clone no、8と
の混合培養にDSを50μg、/ll添加して培養した
ものである。 第3図は細胞株M01t−4/旧VとMo1t−4,c
lone no。 8との混合培養4日目におけるM−ISA、5−ISA
、M−BSA及びDSのそれぞれの濃度におけるIRを
NTTアッセイを用いて求めた生細胞数から算出した結
果を示すグラフである。 第4図は、細胞株Mo1t−4/HIVとMo1t−4
,cloneno 、8と混合培養4日目における穏々
の濃度のM−ISA、ISA及びDSのIRをトリパン
ブルー色素排除法を用いて求めた生細胞数から算出した
結果を示すグラフである。 第5図は細胞株Mo1t−4/旧VとMo1t−4,c
lone no。 8と混合培養4日目におけるM−Ig、5−1g%M−
Tf’、5−Tr、5−Fb及びDSのそれぞれの濃度
におけるIRをNTTアッセイを用いて求めた生細胞数
から算出した結果を示すグラフである。 第8図−(A) 乃至第8図−CD) !t、HI V
のT細胞(細胞株Mo1t−4,clona no、8
)への直vcg染系におけるM  l−18A、M−T
f存在下での形態変化を培養4日目で顕微鏡下で観察し
たスケッチを示すものである。第8図−(A)はMo1
t−4゜alone no、8細胞を単独培養したもの
、rJ6図−(B)はHalt−4,clone no
、8にHIVを含む溶液のみを添加し培養したもの、第
8図−(C)はMoIt−4,(!1ane no、8
にHIVを含む溶液を添加し本発明に係るM−MSAを
1(10μt/yxl添加して培養したもの、第6図−
(D)は)Iolt−4,clone no、8にHI
Vを含む溶液を添加し本発明に係るM−Tfを300μ
z/me添加して培養したものを示す。 第7図はHIVのT細胞(細胞株Mo1t−4,clo
neno、 8)への直接感染系における培養4日目の
M−ISAlM−Ig、M−Tf、5−Fb及cFDS
のIRを、トリパンブルー色素排除法を用いて測定した
生細胞数から算出した結果を示すグラフである。 第8図−(A)はIn vltro系における正常ヒト
リンパ球に対するマレイル化血漿蛋白質及びスクシニル
化血漿蛋白質の影響を調べるために、ヒト正常末梢血リ
ンパ球を種々の濃度のマレイル化ヒト血清アルブミン、
スクシニル化ヒト血涜アルブミン、未修飾ヒト血清アル
ブミンの存在下で3日間培養し、培養終了後に放射性チ
ミジンの取り込み量を測定した結果を示すグラフである
。第8図−(B)はPHA1或いはConAの存在下で
ヒト正常末梢血リンパ球を3日間培養し、培養終了後に
放射性チミジンの取り込み量を測定した結果を示すグラ
フである。 ソ、上 生細胞数(任意単位) ン^ の S 第6図− (A) 第6図− (C) 第6図− (B) 第6図− (D) 第8図−(A) 第8図−(B) 5ug/m1 10μg/ml

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、血漿蛋白質の構成アミノ酸残基の側鎖官能基の電荷
    の極性が負に化学修飾された化学修飾蛋白質を有効成分
    として含有する抗HIV剤。 2、血漿蛋白質の構成アミノ酸残基のアミノ基の電荷の
    極性が負に化学修飾された化学修飾蛋白質を有効成分と
    する抗HIV剤。 3、血漿蛋白質の構成アミノ酸残基のチオール基の電荷
    の極性が負に化学修飾された化学修飾蛋白質を有効成分
    とする抗HIV剤。 4、血漿蛋白質の構成アミノ酸残基のアミノ基の電荷の
    極性が無水ジカルボン酸若しくは無水トリカルボン酸に
    より負に化学修飾された化学修飾蛋白質を有効成分とす
    る抗HIV剤。 5、血漿蛋白質をアルデヒド基を有する燐酸エステルと
    反応させ、その後還元を行うことにより該血漿蛋白質の
    構成アミノ酸残基のアミノ基の電荷の極性を負に化学修
    飾した化学修飾蛋白質を有効成分とする抗HIV剤。 8、血漿蛋白質の構成アミノ酸残基のチオール基の電荷
    の極性が四チオン酸化合物により負に化学修飾された化
    学修飾蛋白質を有効成分とする抗HIV剤。 7、無水ジカルボン酸が無水マレイン酸若しくは無水コ
    ハク酸である請求項4の抗HIV剤。 8、アルデヒド基を有する燐酸エステルがピリドキサル
    燐酸である請求項5の抗HIV剤。 9、四チオン酸化合物が四チオン酸ナトリウムである請
    求項6の抗HIV剤。 10、血漿蛋白質がヒト由来若しくはウシ由来のもので
    ある請求項1乃至請求項9の抗HIV剤。 11、血漿蛋白質がヒト血清アルブミン、ヒト免疫グロ
    ブリン、ヒトトラスフェリン、ヒトフィブリノーゲン及
    びウシ血清アルブミンから成る群の中から選ばれたもの
    である請求項10の抗HIV剤。
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