JPH055042Y2 - - Google Patents

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JPH055042Y2
JPH055042Y2 JP1988023354U JP2335488U JPH055042Y2 JP H055042 Y2 JPH055042 Y2 JP H055042Y2 JP 1988023354 U JP1988023354 U JP 1988023354U JP 2335488 U JP2335488 U JP 2335488U JP H055042 Y2 JPH055042 Y2 JP H055042Y2
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JP
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cable locking
cable
bent
bent end
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JP1988023354U
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Description

【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本考案は、車輌のタイヤに滑止めとして滑止め
装置を装着する際、滑止め装置の索条(ロープ)
の両端を一体に結着する索条係止具における係止
鈎に関するものである。 (従来の技術) 本考案者は先に車輌用滑止め装置の索条係止具
における係止鈎にて実公昭57−30173号公報の如
きものを開発した。 (考案が解決しようとする問題点) ところが、上記従来の技術によるものは、係止
鈎が金属棒材を折曲して形成されるものであるた
め、索条に作用する引張力によつて索条係止環部
の折曲端部が開放されてしまう惧れがあつた。従
つて前記折曲端部をスポツト溶接等により溶接す
ることも試みられたが、この場合は溶接時の熱に
よつて金属棒材の材質が変化して弱くなり、変形
してしまい、係止鈎としての役を果さなくなると
いう問題点があつた。 本考案は上記のような問題点を解決し、金属棒
材の材質を弱化することなく索条係止環部の折曲
端部の開放および変形を防止することができる係
止鈎を提供することを目的とするものである。 (問題点を解決するための手段) 本考案は上記目的を達成するため、金属棒材の
一端部を折曲して略横長矩形状の索条係止環部を
形成するとともに前記索条係止環部の上下案内杆
部に索条係止部材を横方向にスライド自在に取付
け、かつ前記金属棒材の他端部を前記索条係止環
部に対して一旦略水平状に外方へ略U字状に折曲
し、さらに上方へ略垂直状に折起して索条係止部
および抜出防止部を形成してなる車輌用滑止め装
置の索条係止具における係止鈎において、前記索
条係止環部の折曲端側上下案内杆部間に所要硬度
の金属板材もしくは金属棒材製の折曲端部開放防
止部材をその上下端部が前記折曲端側上下案内杆
と直交状態となるよう介在せしめ、さらに前記折
曲端部開放防止部材の上下端部を前記折曲端側上
下案内杆に巻付け一体に固着したことを特徴とす
るものである。 (実施例) 図は本考案の一実施例を示し、1は係止鈎であ
つて、所要硬度の金属棒材を折曲して形成された
ものである。2は前記係止鈎1の索条係止環部で
あつて、略横長矩形状に形成されている。3,3
は前記索条係止環部2の上下案内杆部であつて、
一対の索条係止部材4,4を横方向にスライド自
在の取付けている。5は前記索条係止部材4の抜
出防止ストツパーであつて、前記上下案内杆部
3,3の一部をプレスして形成してある。6は前
記索条係止環部2の折曲端である。7は前記折曲
端6側の上下案内杆部3,3に設けられた折曲端
開放防止部材であつて、第2〜3図示のように所
要硬度の金属板材の上下端部を前記上下案内杆部
3,3に直交状態となるよう巻付けかしめ着した
もの、あるいは第4図示のように所要硬度の金属
棒材を前記上下案内杆部3,3に直交状態となる
よう巻付けてその両端部を溶着、接着等により固
着したもの等、いずれのものでもよい。8,8は
前記開放防止部材7上下端による索条係止部材抜
出防止部である。9は索条係止部であつて、前記
索条係止環部2に対して一旦略水平状に外方へ略
U字状に折曲形成されたものである。10は索条
抜出防止部であつて、前記索条係止部9の先端を
略垂直状に折起して形成されている。Aは前記索
条係止環部2に第1〜3図示のように一端を挿通
取付けられた索条であつて、タイヤCの外径の大
小、または磨耗等にかかわりなく、滑止め部材B
を確実にタイヤCに装着する時に前記索条Aの一
端部を伸縮して、常に索条Aを緊張せしめた状態
で取付け得るものである。11は前記索条Aの他
端を折返して形成された環部であつて、第3図示
のようにその末端を索条A上に重合してその基部
近くを固定金具12のカシメ部12aでかしめ付
けて、索条Aと一体に固着している。13は止環
である。なお上記索条係止部材4は一個でもよ
い。 次に作用について説明する。使用に際しては、
第1,5図示の如く滑止め部材BをタイヤCに嵌
合した後第2〜3図示のように索条Aの一端に取
付けた係止鈎1に他端の係止環部2を係合し、係
止鈎1側の索条A端を適宜引張つて前記索条Aを
緊張せしめた状態で取付けるものである。而して
この場合、前記緊張力により係止鈎1の索条係止
環部2の折曲端6に開放力が作用しても、該部は
開放防止部材により開放されるようなことがなく
充分に使用に耐えることができる。
【効果】
以上説明したように本考案によれば、金属棒材
の一端部を折曲して略横長矩形状の索条係止環部
を形成するとともに前記索条係止環部の上下案内
杆部に索条係止部材を横方向にスライド自在に取
付け、かつ前記金属棒材の他端部を前記索条係止
環部に対して一旦略水平状に外方へ略U字状に折
曲し、さらに上方へ略垂直状に折起して索条係止
部および抜出防止部を形成してなる車輌用滑止め
装置の索条係止具における係止鈎において、前記
索条係止環部の折曲端側上下案内杆部間に所要硬
度の金属棒材もしくは金属棒材製の折曲端部開放
防止部材をその上下端部が前記折曲端側上下案内
杆と直交状態となるように介在せしめ、さらに前
記折曲端部開放防止部材の上下端部を前記折曲端
側上下案内杆に巻付け一体に固着したものである
から、係止鈎の索条係止環部の折曲端側は、直交
状態に上下端部を固着された開放防止部材によつ
てその開放を抑止されているので、前記索条係止
環部の折曲端に開放力が作用しても、その開放を
確実に防止し、充分使用に耐え得るものであると
ともに、前記開放防止部材はその上下端によつて
前記折曲端側からの索条係止部材の抜出しを防止
することもできるものであり、また金属棒材の材
質を変化させ、変形を容易とすることもない等の
効果がある。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すもので、第1図は
タイヤに装着した状態の側面図、第2図は同一部
拡大図、第3図は同一部斜視図、第4図は他の実
施例の一部拡大斜視図、第5図は第1図における
−線断面図、第6図は同矢視図である。 1……係止鈎、2……索条係止環部、3,3…
…上下案内杆部、4……索条係止部材、5……抜
出防止ストツパー、6……折曲端、7……折曲端
開放防止部材、8,8……索条係止部材抜出防止
部、9……索条係止部、10……索条抜出防止
部、11……環部、12……固定金具、13……
止環、A……索条、B……滑止め部材、C……タ
イヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属棒材の一端部を折曲して略横長矩形状の索
    条係止環部を形成するとともに前記索条係止環部
    の上下案内杆部に索条係止部材を横方向にスライ
    ド自在に取付け、かつ前記金属棒材の他端部を前
    記索条係止環部に対して一旦略水平状に外方へ略
    U字状に折曲し、さらに上方へ略垂直状に折起し
    て索条係止部および抜出防止部を形成してなる車
    輌用滑止め装置の索条係止具における係止鈎にお
    いて、前記索条係止環部の折曲端側上下案内杆部
    間に所要硬度の金属板材もしくは金属棒材製の折
    曲端部開放防止部材をその上下端部が前記折曲端
    側上下案内杆と直交状態となるよう介在せしめ、
    さらに前記折曲端部開放防止部材の上下端部を前
    記折曲端側上下案内杆に巻付け一体に固着したこ
    とを特徴とする車輌用滑止め装置の索条係止具に
    おける係止鈎。
JP1988023354U 1988-02-24 1988-02-24 Expired - Lifetime JPH055042Y2 (ja)

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JPH01126802U JPH01126802U (ja) 1989-08-30
JPH055042Y2 true JPH055042Y2 (ja) 1993-02-09

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ID=31242267

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5730173U (ja) * 1980-07-29 1982-02-17

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5730173U (ja) * 1980-07-29 1982-02-17

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JPH01126802U (ja) 1989-08-30

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