JPH05503713A - 9―ハロゲン―11β―ヒドロキシ―プロスタグランジン誘導体、その製造法および医薬品としてのその使用 - Google Patents

9―ハロゲン―11β―ヒドロキシ―プロスタグランジン誘導体、その製造法および医薬品としてのその使用

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JPH05503713A
JPH05503713A JP3518138A JP51813891A JPH05503713A JP H05503713 A JPH05503713 A JP H05503713A JP 3518138 A JP3518138 A JP 3518138A JP 51813891 A JP51813891 A JP 51813891A JP H05503713 A JPH05503713 A JP H05503713A
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スクバラ,ヴェルナー
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 9−ハロゲン−11β−ヒドロキシ−プロスタグラン本発明の対象は、新規の9 −ハロゲン−11β−ヒドロキシ−プロスタグランジン誘導体、その製造法並び に医薬品としてのその使用である。
プロスタグランジンおよびその類似体の極めて範囲の広い公知技術水準から、前 記物質の種類が、その生物学的および薬理学的性質に基づいて、ヒトを含めた哺 乳動物の治療のために適当であることは、知られている。しかしながら、医薬品 としてのその使用は、しばしば困難に直面している。多くの天然プロスタグラン ジンは、治療目的には短すぎる作用時間を有する。
それというのも、該天然プロスタグランジンは、あまりにも迅速に、種々の酵素 的過程によって、代謝的に分解されるからである。全ての構造変化は、作用時間 並びに有効性の選択性を高める目的を有する。
ところで、新規の9−ハロゲン−11β−ヒドロキシ−プロスタグランジン誘導 体は、卓越した作用特性、天然のプロスタグランジンおよびその誘導体よりも良 好な有効性、長い作用時間を有し、特に経口投与に適していることが見出された 。
特表千5−503713 (2) 本発明は、式■: 〔式中、Zは、基: Halは、α−またはβ位の塩素原子またはフッ素原子を表し、 水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基またはへテロ環式基の意 味を有する)を表すかまたル基を表し、R2が、水素原子の意味を有する場合に は、生理学的に認容性の塩基との塩を表す〕で示される9−、ハロゲン−11β −ヒドロキシ−プロスクン誘導体およびそのシクロデキストリンクラスレートに 関する。
アルキル基R2としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、 イソブチル基、第三ブチル基、ペンチル基、ネオペンチル基、ヘキシル基、ヘプ チル基、デシル基のようなC原子1〜10個を有する線状または分枝鎖状アルキ ル基が当てはまる。アルキル基R2は、場合によっては、ハロゲン原子、アルコ キシ基、場合によっては置換されたアリール基もしくはアロイル基、ジアルキル アミノおよびトリアルキルアンモニウムによって、1回または数回置換されてい てよく、この場合、1回の置換が有利である。置換基としては、例えば、フッ素 原子、塩素原子または臭素原子、フェニル、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、 メトキシ、エトキシが挙げられる。有利なアルキル基R2としては、例えばメチ ル、エチル、プロピル、ジメチルアミノプロピル、イソブチル、ブチルのような Cぶ子1〜4個を有するものが挙げられる。
アリール基R2としては、例えば、それぞれ、ハロゲン原子1〜3m!、フェニ ル基、それぞれC原子1〜4個を有するアルキル基1〜3個、C原子1〜4個を 有するクロルメチル基、フルオルメチル基、トリフルオルメチル基、カルボキシ ル基、ヒドロキシ基またはアルコキシ基によって置換されていてよいフェニル基 、1−ナフチル基および2−ナフチル基のような置換されたアリール並びに置換 されていないアリール基が該当する。有利なものは、フェニル環の3位および4 位で置換されたものであり、例えばフッ素原子、塩素原子、アルコキシ基または トリフルオルメチル基によって置換されたものまたは4位でヒドロキシ基によっ て置換されたものである。
シクロアルキル基R2は、環中、3〜10個、有利に5〜6個の炭素原子を有す ることができる。該環は、炭素原子1〜4僧を有するアルキル基によって置換さ れていてよい。例えば、シクロペンチル、シクロヘキシル、メチルシクロヘキシ ルおよびアダマンチルが挙げられる。
ヘテロ環式基R2としては、5負および6員のへテロ環式基が該当し、これは、 少なくとも1つのへテロ原子、有利に窒素原子、酸素原子または硫黄原子を有す る。例えば、2−フリル、2−チェニル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピ リジル、オキサシリル、チアゾリル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラジニル 、3−フリル、3−チェニル、2−テトラゾリル等が挙げられる。
酸基R3としては、生理学的に認容性の酸基が該当する。酸としては、炭素原子 1〜15個を有する有機カルボン酸およびスルホン酸が適当であり、これは、脂 肪族列、脂環式列、芳香族列、芳香族脂肪族列およびヘテロ環式列に属する。前 記の酸は、飽和していてもよいし、不飽和でもよいしおよび/または多塩基性で もよくおよび/または常法で置換されていてもよい。
置換基の例としては、アルキル基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、オキソ基また はアミノ基またはハロゲン原子が記載される。例えば、以下のカルボン酸が挙げ られる:蟻酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、吉草酸、イソ吉草酸、カ プロン酸、エナント酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ウンデシル酸 、ラウリン酸、トリデシル酸、ミリスチン酸、ペンタデシル酸、トリメチル酢酸 、ジエチル酢酸、第三ブチル酢酸、シクロプロピル酢酸、シクロペンチル酢酸、 シクロヘキシル酢酸、シクロプロパンカルボン酸、シクロヘキサンカルボン酸、 フェニル酢酸、フェノキシ酢酸、メトキシ酢酸、エトキシ酢酸、ジクロル酢酸お よびトリクロル酢酸、アミノ酢酸、ジエチルアミノ酢酸、ピペリジノ酢酸、モル ホリノ酢酸、乳酸、琥珀酸、アジピン酸、安息香酸、ハロゲン原子、トリフルオ ロメチル−、ヒドロキシ−、アルコキシ−またはカルボキシ基で置換された安息 香酸、ニコチン酸、イソニコチン酸、フラン−2−カルボン酸、シクロペンチル プロピオン酸。有利なアシル基としては、10個までの炭素原子を有するものが 当てはまる。スルホン酸としては、例えばC原子1〜10個を有するアルカンス ルホン酸、例えばメタンスルホン酸、エタンスルホン酸、イソプロパンスルホン 酸およびブタンスルホン酸並びにβ−クロルエタンスルホン酸、シクロペンタン スルホン酸、シクロヘキサンスルホン酸、ペンゾールスルホン酸、p−ドルオー ルスルホン酸、P−クロルベンゾールスルホン酸、N、N−ジメチルアミノスル ホン酸、N、N−ジエチルアミノスルホン酸、N、N−ビス−(β−クロルエチ ル)−アミノスルホン酸、N。
N−ジイソブチルアミノスルホン酸、N、N−ジブチルアミノスルホン酸、ピロ リジノ−、ピペリジノ−、ビベバジノー、N−メチルピペラジノ−およびモルホ リノスルホン酸が該当する。特に有利には、C原子1〜4個を有するアシル基も しくはアルカンスルホン酸基である。
シクロアルキル基R4は、環中、3〜10個、有利に3〜6個の炭素原子を有す ることができる。該環は、炭素原子1〜4個を有するアルキル基によって置換さ れていてよい。例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シク ロヘキシル、メチル−シクロヘキシル、ことに4−メチルシクロヘキシル、4− エチルシクロヘキシル、4−プロピルシクロヘキシルおよびアダマンチルが挙げ られる。
塩形成のためには、当業者に、生理学的に認容性の塩の形成のために知られてい るような無機および有機塩基が適当である。例えば、水酸化ナトリウム、水酸化 カリウムのようなアルカリ金属水酸化物、水酸化カルシウムのようなアルカリ土 類金属水酸化物、アンモニア、アミン、例えばエタノールアミン、ジェタノール アミン、トリエタノールアミン、N−メチルグルカミン、モルホリン、トリー( ヒドロキシメチル)−メチルアミン等が挙げられる。
更に、本発明は、式Iの本発明による9−ハロゲン、−11β−ヒドロキシ−ブ ロスタン誘導体の製造法に関し、これは、自体公知の方法で、式I工゛al 〔式中、Z、HalおよびR4は、既に上記した意味を育し、R5は、シリル基 であってよく、例えばトリメチルシリル、ジメチル第三ブチルシリル、ジメチル −へキシルシリル、ジフェニル−第三ブチルシリルおよびトリメチルシリルが挙 げられる〕で示される化合物を、クロム酸またはクロム酸誘導体を用いた酸化に より、中間的にケトンへ変換し、これを、引続き還元ニヨって、エピマーのアル コールの混合物へ変換し、精製後に、場合によっては任意の順序で存在する保護 よび/または還元することにより特徴付けられる。
式Iの化合物への式IIの化合物の変換は、まず、当業者に公知の方法による遊 離ヒドロキシ基の酸化によって行なわれる。酸化剤としては、例えば以下のもの を使用することができる ジョーンズ試薬B ones−Reagenz)(J 、Chem、Sac、1953年、第2555頁)、ビリジニウムジクロマート (TetrahedronLetters1979年、第399頁)、コリン試 薬(Collins−Reagenz)(Tetrahedron Lette rs 1968年、第3363頁)、ビリジニラムクaoり0?−ト(Tetr ahhedronLetters 1975年、第2647頁)、有利には、ビ リジニウムクロロクロマートを用いた方法である。
ジョーンズ試薬(Jones Reagenz)を用いた酸化は、−40℃〜+ 40℃、有利に一20℃〜10℃の温度で、溶剤としてのアセトン中へ通過させ る。ビリジニウムジクロマートを用いた酸化は、0℃〜100℃、有利に20℃ 〜40’Cの温度で、酸化剤に対して不活性の溶剤、例えばジメチルホルムアミ ド中で実施される。
コリン試薬またはピリジニウムクロロクロマートを用いた酸化は、−20℃〜5 0℃、有利にO℃〜25℃の温度で、溶剤としての塩化メチレン中で実施される 。
引続く還元は、前記のケトンを、有利に硼酸ナトリウムと、−40℃〜+40℃ 、有利に−30℃〜0℃の温度で、メタノールとテトラヒドロフランとからなる 混合物中で反応させるような当業者に公知の方法により実施される。
エピマーアルコールのクロマトグラフィーによる分離後に、官能的に変えられた ヒドロキシ基の遊離は、公知方法により行なわれる。
例えば、シリル保護基の脱離は、有機酸、例えばオキサル酸、酢酸を用いて、例 えばテトラヒドロフランのような水と混合可能な有機溶剤中でまたは、フッ素化 化合物、例えばフン化テトラブチルアンモニウム、フン化セシウム、ピリジン− HF錯体を用いて、例えばテトラヒドロフラン、ジオキサンのような有機溶剤中 で実施される。
R2はHである場合には、鹸化は、当業者に公知の方法により、1個のアルカリ 金属水酸化物またはアルカリ土類金属水酸化物との反応によって、アルコールの 水溶液中で行なわれる。アルコールとしては、例えばメタノール、エタノール、 ブタノール等、有利にメタノールのような脂肪族アルコールが該当する。アルカ リ金属水酸化物としては、カリウム塩、ナトリウム塩およびリチウム塩が挙げら れる。有利なものは、カリウム塩およびリチウム塩である。アルカリ土類金属水 酸化物としては、例えば水酸化カルシウムが適当であ特表千5−503713  (4) る。この変換は、−10℃〜+70℃、有利に+25℃で行なわれる。
−CH!OH基の意味のR1を有する式Iの化合物への還元は、エステルまたは カルボン酸の還元のために適当な還元剤、例えばリチウムアルミニウム水素化物 、ジイソブチルアルミニウム水素化物等を用いて実施される。溶剤としては、ジ エチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジメトキエタン、ドルオール等が該当す る。
この還元は、−30℃ないし使用された有機溶剤の沸騰温度までの温度、有利に 0℃〜30℃で行なわれる。
水素原子の意味のR2を有する式Iのプロスタグランジン誘導体は、相応する無 機塩基の適当な量を用いて中和しながら、塩に変えることができる0例えば、塩 基の化学量論的量を有する水中の相応するPG酸の溶液の場合、水の蒸発後また は、例えばアルコールもしくはアセトンのような水と混合可能な溶剤の添加後に 、固体の無機塩が得られる。
常法で行なわれるアミン塩の製造のために、PG酸は、例えば適当な溶剤中に、 例えばエタノール、アセトン、ジエチルエーテル、アセトニトリルまたはペンゾ ール中に溶解し、前記溶剤のアミンの少なくとも化学量論的量が添加される。こ の場合、塩は、通常、固体の形で沈澱するかまたは溶剤の蒸発後に、常法で単離 される。
15シリル保護されたαヒドロキシ基を有する式I■の出発物質として使用した 化合物は、例えば、自体公知の方法で、欧州特許第30377号明細書、欧州特 許第69696号明細書およびドイツ連邦共和国特許第3724190号明細書 の記載により公知であるかまたは同様にして合成すべき式III:但し、R2が Hである場合)、HalおよびR4は、既に上記した意味を有する〕で示される ジオールを、式: %式%() 〔式中、R5は、既(こ上記した意味を有する〕で示されるシリル化合物との反 応によって変換して、式■で示される化合物に変えることにより製造される。
11位での引続く選択的シリルエーテル分離によって、15シリル保護されたα −ヒドロキシ基を有する式IIの出発物質として使用した化合物が得られる。
弐Iの新規プロスタグランジン類似体は、有用な薬物である。それというのも、 同様の作用スペクトルの場合、本質的に改善された(より高度な特殊性)および 就中、本質的に相応する天然のプロスタグランジンよりも長い作用を示すからで ある。更に、天然のプロスタグランジン−D2は、変換されて、血管内活愈のキ シプロスタグランジン誘導体は、PGD、型の性質により顕著であり、即ちP  G D !受容体と良好に結合する。
本発明による作用物質は、細胞保護および潰瘍治癒作用を示し、胃酸分泌を阻止 し、ひいては非ステロイド性炎症抑制物質の望ましくない結果を抑止する。更に 、該作用物質は、肝臓、腎臓および膵臓でも細胞保護的に作用する。
前記化合物の若干のものは、血圧低下に作用し、血小板凝固を阻止し、更に、該 化合物は、心拍に対して調節的な影響を有している。このことから、使用可能性 は、脳性、冠状血管性のおよび末梢性種の血行障害の場合、心筋梗塞もしくは脳 卒中発作および脳水腫の場合に生じる。また、頭痛は、その症状おいて血小板に 帰因し、ひいては重要な適応症である。更に、該化金物は、緑内障の処置に好適 である。該化合物の若干のものが示す白血球に対するブロック作用および酸素基 の遊離に対するその抑制作用に基づいて、前記物質は、細胞の免疫応答の過剰な 炎症反応、例えば再湿性の場合またはリュウマチ性同型団の疾病の場合に鎮静す るのに好適である。
また、新規プロスタグランジンは1例えばβ−ブロック剤、利尿剤、ホスホジェ ステラーゼ阻害剤、カルシウム拮抗剤、トロンボキサン拮抗剤、トロンボキサン 合成酵素阻害剤およびシクロオキシゲナーゼ阻害剤、凝固阻害物質、例えばまた 、繊維素溶解剤、ロイコトリエン拮抗剤、ロイコトリエン合成酵素阻害剤および 抗黄体ホルモンとの組合せ物中でも使用することができる。
脳からの膜標本中での受容体のための高い親和力を有するようなプロスタグラン ジン類似体は、その性質の結果、精神的な過程、例えば睡眠に影響を及ぼすため に使用することができる。
該化合物の投与量は、ヒトの患者に投与される場合には、1日当たり体重1kg に対して1〜1500μgである。
医学的な使用のために、該作用物質は、吸入、経口、腸管外または届所的(例え ばa)投与のために適当な形に変えることができる。好ましくは、吸入のために 、エアロゾール溶液が製造される。
特表千5−503713 (5) 経口投与のためには、例えば錠剤、糖衣錠または方プ七ル剤が好適である。
腸管外投与のためには、無菌の注射可能な水性または油性溶液が使用される。
膣投与のためには、例えば生薬が好適であり、常用である。
従ってまた、本発明は、式■の化合物を基礎とする医薬品およびシクロデキスト リンクラスレートを含めた常用の助剤および担持剤にも関する。
本発明による作用物質は、生薬で公知でありかつ常用の助剤を有する化合物中で 、例えば高血圧の治療または胃腸障害の治療のための製剤、例えば胃潰瘍および 十二指腸潰瘍の治癒のための製造のために使用される。前記目的のためだがまた 他の使用のためにも、製剤は、活量化合物0.01〜100 m gを有するこ とができる。
以下の実施例は、本発明を詳説するものであるが、本発明は、これによって制限 されるものではない。
クロル−15−シクロヘキシル−1115−ジヒドロキシ−161718192 0−ベン ツルー513−プロスタジエン メチルエステル塩化メチレン150  m l中の(5Z、13E)−(9,IIR,15S) −9−クロル−15 −シクロヘキシル−11ヒドロキシ−15−第三プチルジメチルシリルオキシ− 16,17,18,19,20−ペンタノルー5.13−プロスタジエン酸エチ ルエステル360mgの溶液に、0℃で、アルゴン雰囲気下で、ビリジニウムク ロロクロマート4.0gを添加し、引続き25℃で3時間撹拌する。次に、セリ ットを添加し、濾過し、塩化メチレンで十分に後洗浄し、かつ真空中で濃縮する 。(5Z、l3E)−(9R,115゜153)−9−クロル−15−シクロヘ キシル−11−オキソ−15−第三プチルジメチルシリルオキシ−16,17, 18,19,20−ペンタノルー5. 13−プロスタジエン酸メチルエステル 355 m gが、油として得られる。
IR(CHClt): 3000.2955.293o、2858.1747. 1735.125o、970.838 c m−”。
前記により得られたケトンを、アルゴン雰囲気下で、メタノール/テトラヒドロ フラン(2+1)15ml中に溶解し、−30℃で、ホウ素水素化ナトリウム2 00 m gを添加する。−30’Cで30分間の撹拌の後に、少量の氷酢酸を 添加し、かつ真空中で濃縮する。
残分を、水中に入れ、塩化メチレンで3回抽出し、合わせた有機相を塩水で洗浄 し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、かつ濾過後に真空中で濃縮する。こうして得 られた粗生成物を、シリカゲルを用いてクロマトグラフィー処理する。ヘキサン /10〜20%の酢酸エステルを用いて、極性の11−α−エピマーアルコール とともに、非極性の(5Z、13E)−(9R,113,153)−9−クロル −15−シクロヘキシル−11−ヒドロキシ−15−第三プチルジメチルシリル オキシ−16,17,18,19,20−ペンタノルー5.13−プロスタジエ ン酸メチルエステル94mgが、無色の油として得られる。
IR(CHCII)+3610.3500.3000.2955.2930.2 855.1733.1250゜975.848cm−1゜ 前記により得られた11βアルコールを、酢酸/水/テトラヒドロフラン(65 +35+10)からなる混合物中で、6時間で40℃に加熱し、引続き24℃で 14時間更に撹拌する。ドルオールを添加しながら、真空中で濃縮し、かっこう して得られた残分を、シリカゲルを用いてクロマトグラフィー処理する。ヘキサ ン10〜80%の酢酸を用いて、目的化合物55mgが、無色の油として得られ る。
IR(CHCl、):3605.343o、3000.2950.2928.2 858.1730.978cm−1゜ 出発物質として使用した15−ホモシリルエーテルを、以下のようにして得る゛ la) 5Z 13E −9RIIR15S−9−1久!」ニー1玉二二と久二 !山りと止ニー11 15二ビス−三プ ルジ ルシ1ルオキシー16 171 8−二り主−20ニニ辷こ久ノ」−二呈一」−エ二!−L玉!−ジエン メチル エステル ジメチルホルムアミド10m1中の(5Z、13E)−(9R,IIR,15S )−9−クロル−15−シクロへキシル−11,15−ジヒドロキシ−16,1 7,18,19,20−ペンタノルー5,13−プロスタジエン酸メチルエステ ル600 m gの溶液に、0℃でアルゴン雰囲気下で、イミダゾール1gおよ び第三ブチルジメチルシリルクロリド1.1gを添加し、25℃で24時間撹拌 する。引続き、反応溶液を、水に添加し、ヘキサン/エーテル(1+1)で数回 抽出する。合わせた有機相を、水で1回洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥させ 、濾過し、かつ真空中で濃縮する。こうして得られた粗生成物を、シリカゲルを 用いたクロマトグラフィーにより精製する。ヘキサン10〜10%の酢酸エステ ルを用いて、目的化合物584mgが、無色の油として得られる。
IR(CHCI、): 3000.2952.2930.2858.1730. 1250.975.848cm−9−クロル−15−シクロヘキシル−11−ヒ ドロキシ−15−三ブチルジメチルシリルオキシー16特表千5−503713  (6) ユJ」−上8 19 2(と二三ニーF/土−5−ユ」ニーヱロスタジエン メ チルエステル テトラヒドロフラン5ml中の前記により得られたビス−シリルエーテル580 mgの溶液に、25℃でアルゴン雰囲気下で、テトラヒドロフラン中のテトラプ チルアンモニウムフルオリドの1モルの溶液20m1を添加し、25℃で30分 間撹拌する。引続き、エーテル100m1を添加し、水で3回洗浄し、硫酸ナト リウム上で乾燥させ、かつ濾過後に真空中で濃縮する。こうして得られた残分を 、シリカゲルを用いてクロマトグラフィー処理する。ヘキサン10〜10%の酢 酸を用いて、目的化合物382mgが、無色の油として得られる。
IR(CHCIS)+3605.3S20.3000.2955.2930.2 858.1732.1252.975.848 c m−”。
例 2 (5Z 13E −9R113153−9−クロル−15−シクロヘキシル−1 115−ヒドロキシ−3−オキ −16 17 18 19 20−ペン ツル ー513−プロス ジエン −三 チルエステル 例1と同様にして、(5Z、13E)−(9R,IIR,153)−9−クロル −15−シクロへキシル−11−ヒドロキシ−3−オキサ−15−ビスー第三ブ チルジメチルシリルオキシ−16,17,18,19、2o−ペンタノルー5, 13−プロスタジエン酸−第三ブチルエステル360mgから、目的化合物98  m gが、無色の油として得られる。
IR(CHCII): 3600.3415.3200.2988.2930. 2858.1742.1238.982cm−”。
目的化合物の製造のための出発物質は、例1a、b)の記載により、(5Z、1 3E)−(9R,IIR。
153)−9−クロル−15−シクロヘキシル−11゜15−ジヒドロキシ−3 −オキサ−16,17,18゜19、.20−ペンタノルー5.13−プロスタ ジエン5Z 13E −9RI S 15S −9−フルオル−5−シ ロへキ シル−1115−ジヒヱ」口*>−1−凱一ユjムーIJよ−19 2+と−ご ニー江Lルー513−プロスタジエン メチルエステル例1と同様にして、(5 Z、13E)−(9R,IIR,15S)−9−フルオル−15−シクロへキシ ル−11−ヒドロキシ−15−第三ブチルジメチルシリルオキシ−16,17, 18,19,20−ペンタノルー5.13−プロスタジエン酸メチルエステル1 ゜03gから、目的化合物210mgが、無色の油として得られる。
IR(CHCIm) + 3645.3605、3420.3000、2950 .、.2925、2855、1730.1245.975 c m−1e 目的化合物の製造のための出発物質は、例1a、b)の記載により、(5Z、1 3E)−(9R,IIR。
15S)−9−フルオル−15−シクロヘキシル−11,15−ジヒドロキシ− 16,17,18,19゜20−ペンタノルー5,13−プロスタジエン酸メチ ルエステル1.48gから得られる。
例 4 (5Z 13E −9RI S 153−9−クロル−15−シクロへキシル− 115−ジヒドロキシ−1617181920−ベン ツルー513−プロス  ジエン 例1の記載により得られたエステル52 m g ヲ、エタノール/水(E t  OH/HIO3+I 100ml中のKOH2g)中の水酸化カリウムからな る混合物4ml中、25℃で4時間撹拌する。次に、希塩酸でpH=5に酸性化 し、酢酸エステルで数回抽出し、合わせた有機相を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウ ム上で乾燥させ、かつ濾過後に真空中で濃縮する。こうして得られた残分を、シ リカゲルを用いてクロマトグラフィー処理する。塩化メチレン10〜70%のア 七トンを用いて、目的化合物33 m gが、無色の油として得られる。IR( CHCl、):3600.3400、3000.2950.2928.2855 .1712.978 c m−1゜ 例 5 5Z 13E −(9RIIS 15S −9−クロル−15−シクロヘキシル −115−ジヒドロキシ−3−オキ −16 17 18 19 20−ベン  ツルー513−プロス ジエンメタノール0.85m1中に溶解した例2の記載 により得られたエステル95 m gに、水0.85m1中に溶解した水酸化リ チウム10.3mgを添加し、25℃で18時間撹拌する。次に、希塩酸でpH =5に酸性化し、酢酸エステルで数回抽出し、合わせた有機塩基を塩水で洗浄し 、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、かつ濾過後に真空中で濃縮する。こうして得ら れた残分を、シリカゲルを用いてクロマトグラフィー処理する。ヘキサン/70 %の酢酸エステル10〜5%の2−プロパツールを用いて、目的化合物81 m  gが、無色の油として得られる。
IR(薄膜):3420.3020.2970.2925.2850.1732 .978 c m−”。
例 6 5Z 13E −(9RIIR15S −9−二ム山二ニュニ≦」士ユ ニ丘士」ニュユL士血ニ ル−513−プロスタジエン 例4と同様にして、例3の記載により得られたエステル204 m gから、目 的化合物91 m gが、無色の油とし得られた。
IR(CHC1#): 3680.3600.3420゜3030.3000, 2960,2925.2855.1710.976 c m−1゜ 要約書 本発明は、式I: )Cml 〔式中、Zは、基。
Halは、α−またはβ位の塩素原子またはフッ素原水素厚子、アルキル基、シ クロアルキル基、アリール基またはへテロ環式基の意味を有する)を表すかまた は基R2の意味を有する)を表し、R4はシクロアルキル基を表し、R2が、水 素原子の意味を有する場合には、生理学的に認容性の塩基との塩を表す〕で示さ れる9−ハロゲン−11β−ヒドロキシ−ブロスタン誘導体およびそのシクロデ キストリンクラスレート、その製造法およびその製薬学的使用に関する。
国際調査報告 S^ 5314B

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)式I ▲数式、化学式、表等があります▼(I),〔式中、Zは、基: ▲数式、化学式、表等があります▼または▲数式、化学式、表等があります▼, を表し、 Ha1は、α−またはβ位の塩素原子またはフッ素原子を表し、 R1は、基CH2OHまたは▲数式、化学式、表等があります▼(但し、R2は 、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基またはヘテロ環式基の 意味を有する)を表すかまたlはR1は、基▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、R3は、酸基または差R2の意味を有する)を表し、R4はシクロアル キル基を表し、R2が、水素原子の意味を有する場合には、生理学的に認容性の 塩基との塩を表す〕で示される9−ハロゲン−11β−ヒドロキシ−プロスクン 誘導体およびそのシクロデキストリンクラスレート。 2)式Iの本発明による9−ハロゲン−11β−ヒドロキシ−プロスタン誘導体 の製造法において、自体公知の方法で、式II: ▲数式、化学式、表等があります▼(II),〔式中、Z、Ha1およびR4は 、既に上記した意味を有し、R5は、シリル基であってよく、例えばトリメチル シリル、ジメチル第三ブチルシリル、ジメチルーヘキシルシリル、ジフェニル− 第三ブチルシリルおよびトリベンジルシリルが挙げられる〕で示される化合物を 、クロム酸またはクロム酸誘導体を用いた酸化により、中間的にケトンへ変換し 、これを、引続き還元によって、エピマーのアルコールの混合物へ変換し、精製 後に、場合によっては任意の順序で存在する保護基に分離することおよび/また はエステル化されたカルボキシル基(R1は、▲数式、化学式、表等があります ▼である)を鹸化および/または還元することを特徴とする、9−ハロゲン−1 1β−ヒドロキシ−プロスタン誘導体の製造法。 3)式Iの1つまたはそれ以上の化合物および常用の助剤および担持剤を有する 医薬品。
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