JPH0550362A - ブレード位置検出装置 - Google Patents

ブレード位置検出装置

Info

Publication number
JPH0550362A
JPH0550362A JP20962491A JP20962491A JPH0550362A JP H0550362 A JPH0550362 A JP H0550362A JP 20962491 A JP20962491 A JP 20962491A JP 20962491 A JP20962491 A JP 20962491A JP H0550362 A JPH0550362 A JP H0550362A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
light
optical system
detecting device
position detecting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP20962491A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2967618B2 (ja
Inventor
Tetsuro Nishida
鉄郎 西田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Seimitsu Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Seimitsu Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Seimitsu Co Ltd filed Critical Tokyo Seimitsu Co Ltd
Priority to JP3209624A priority Critical patent/JP2967618B2/ja
Priority to EP19920114254 priority patent/EP0532933B1/en
Priority to DE69205786T priority patent/DE69205786T2/de
Priority to US07/933,752 priority patent/US5353551A/en
Publication of JPH0550362A publication Critical patent/JPH0550362A/ja
Priority to US08/265,806 priority patent/US5433649A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2967618B2 publication Critical patent/JP2967618B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
  • Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)
  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブレードの摩耗量の変化に対応して、ブレー
ドの先端を非接触の状態で高精度に位置決めする。 【構成】 ノズル56Aはプリズム36、38の各々の
対向面36A、38Aに水とエアとを噴出することがで
きる。従って、加工時に水を噴出してプリズム36、3
8の各々の対向面36A、38Aに水膜を形成し、加工
時に発生する切粉の付着を防止し、ブレード54の位置
検出時にエアを噴出してプリズム36、38の各々の対
向面36A、38Aに付着した水滴を除去することがで
きる。これにより、ワーク加工中に発生する切粉を含ん
だミストがプリズム36、38の各々の対向面36A、
38Aに付着しないようにすることができるので、プリ
ズム36、38の各々の対向面36A、38Aをクリー
ンに維持してフォトダイオード23に導かれる光量を一
定に保つことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はブレード位置検出装置に
係り、特に半導体製造等において、ウエハの溝切り加工
を行うダイシング装置の高速回転用ブレードの破損、摩
耗等を検出するブレード位置検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ダイシング装置でワークの切り残し量を
設定値と一致させることは重要な要素であり、ワークの
切り残し量を設定値と一致させるにはZ軸の位置決めと
位置決めの繰り返しを高精度に行い、かつブレードの摩
耗量を検知して補正する必要がある。
【0003】そして、ブレード摩耗量を補正する方法に
は以下の2つの方法が知られている。第1の方法は、予
め設定されたワークの加工ライン本数を加工後、ブレー
ドを加工テーブルに接触させてブレードと加工テーブル
とを通電させてブレードの補正を行う方法である。第2
の方法はブレード摩耗量のデータ(経験値)を予め自動
摩耗補正量としてダイシング装置に入力しておく方法で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第1の
方法はブレードを加工テーブルに接触させるのでブレー
ドにダメージを与えるという問題があり、更に加工テー
ブルに傷が付くという問題がある。また、第2の方法は
加工するワークの種類、ブレードのバラツキ、及び切り
込み量等の条件によってブレードの摩耗量が変化するの
で経験値ではこれらの変化に対応できないという問題が
ある。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、ブレードを加工テーブルに接触させずに、加工
するワークの種類、ブレードのバラツキ、及び切り込み
量等の条件によってブレードの摩耗量が変化した場合に
これらの変化に対応してブレードの先端を高精度に位置
決めすることができるブレード位置検出装置を提案する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成する為に、投光手段と、所定間隔をおいて対向して設
けられ、前記投光手段から投光された光を一方の光学系
で前記所定間隔内で集光し、集光後拡散した光を他方の
光学系で集光する一対の光学系と、前記他方の光学系で
集光された光を受光して光電変換する受光手段と、前記
光学系の所定間隔の間を光軸に直交して移動し、前記所
定間隔内で集光した光を遮光する回転刃と、前記受光手
段の受光量を読み取ると共に前記回転刃の変位を読み取
る手段と、前記受光手段の受光量が予め記憶されている
設定値と一致した時に信号を出力する手段と、から成
り、前記信号出力時の回転刃の変位位置に基づいて被加
工物に対して回転刃の先端を位置決めするブレード位置
検出装置であって、該ブレード位置検出装置が前記回転
刃の加工テーブルから離れて設けられたブレード位置検
出装置において、前記一対の光学系の一方と他方の対向
面に水とエアとを噴出する洗浄手段を備え、前記洗浄手
段は加工時に水を噴出して光学系の一方と他方の対向面
に水膜を形成し、前記回転刃の位置検出時にエアを噴出
して光学系の一方と他方の対向面に付着した水滴を除去
することを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明によれば、洗浄手段は一対の光学系の一
方と他方の対向面に水とエアとを噴出することができる
ので、加工時に水を噴出して光学系の一方と他方の対向
面に水膜を形成し、回転刃の位置検出時にエアを噴出し
て光学系の一方と他方の対向面に付着した水滴を除去す
ることができる。
【0008】従って、ワーク加工中に発生する切粉を含
んだミストが光学系の対向面に付着しないようにするこ
とができるので、光学系の対向面をクリーンに維持して
受光手段に導かれる光量を一定に保つことができる。
【0009】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明に係るブレー
ド位置検出装置の好ましい実施例を詳説する。図1に示
すようにブレード位置検出装置10のクロック12はト
ランジスタ14を駆動して、発光ダイオード16を「O
N」の状態にすると同時に第1のスイッチ18を「OF
F」、第2のスイッチ20を「ON」の状態にする。ま
たクロック12はトランジスタ14を駆動して、発光ダ
イオード16を「OFF」の状態にすると同時に第1の
スイッチ18を「ON」、第2のスイッチ20を「OF
F」の状態にする。これにより、後述するオペアンプ2
2をアンプ24に接続する場合と、アンプ26に接続す
る場合とに切り換える。
【0010】光ファイバ28は一端が発光ダイオード1
6の近傍に配設され、他端が検査テーブル30に配設さ
れている。検査テーブル30はベース31に設けられ、
検査テーブル30には光ファイバ28の他端の上方に位
置するようにレンズ系34が設けられている。また、検
査テーブル30のテーブル上にはプリズム36、38が
設けられている。
【0011】プリズム36はレンズ系34の上方に位置
し、プリズム38の下方にはレンズ系40が配設されて
いる。そして、レンズ系40の下方には光ファイバ32
の一端が設けられ、その他端は前述したオペアンプ22
のフォトダイオード23の近傍に配設されている。従っ
て、発光ダイオード16のから投光された光は光ファイ
バ28を介してレンズ系34に入射し、レンズ系34で
屈折された光はプリズム36で反射されプリズム36、
プリズム38内で集光される。集光された光はプリズム
38で反射され、レンズ系40で屈折されて光ファイバ
32の一端に入射する。光ファイバ32の一端に入射し
た光は、オペアンプ22のフォトダイオード23を照射
する。尚、この時同時に外乱光がフォトダイオード23
に到達する。
【0012】そして、オペアンプ22の−極にはフォト
ダイオード23で光電変換された信号が入力する。この
信号には発光ダイオード16から投光された光の電気信
号及び外乱光の電気信号が含まれている。またオペアン
プ22の+極には、アンプ24及びコンデンサ44で構
成された積分回路から、発光ダイオード16が「OF
F」の状態の時のオフセット電圧が出力される。クロッ
ク12が発光ダイオード16を「OFF」の状態にする
と(図2(A)、(B)参照)、同時に第1のスイッチ
18が「ON」、第2のスイッチ20が「OFF」の状
態になるので、このオフセット電圧には外乱光の電気信
号やオペアンプ22で発生した電気的雑音等が含まれる
(図2(B)参照)。従って、発光ダイオード16が
「OFF」の状態の時オペアンプ22の出力は0になる
(図2(C)参照)。
【0013】また、コンデンサ44はオフセット電圧を
蓄える。従って、発光ダイオード16を「ON」の状態
にした場合、同時に第1のスイッチ18が「OFF」の
状態になるが、コンデンサ44にオフセット電圧が蓄え
られているので、オペアンプ22は外乱光や電気的雑音
等を除去して発光ダイオード16の光のみの電気信号を
出力する。
【0014】更に、発光ダイオード16を「ON」の状
態にした場合、同時に第2のスイッチ20が「ON」の
状態になり、コンデンサ46はオペアンプ22から出力
された電圧を蓄積する。そして、コンデンサ46は、発
光ダイオード16が「OFF」の状態の時、すなわち第
2のスイッチ20が「OFF」の状態の時、蓄積した電
圧を保持する。これにより、アンプ26から出力される
信号は図2(D)に示す曲線になる。
【0015】アンプ26から出力された信号は光量読取
り手段45AのAD変換器70を介して読み取られると
共にコンパレータ74に入力する。コンパレータ74は
アンプ26から出力された信号と記憶手段47から出力
された後述するスレッシュホールド値の信号とを比較し
各々の信号が一致したときワンショット76に信号を出
力する。ワンショット76はコンパレータ74からの信
号に基づいてC−SET信号を出力する。尚、記憶手段
47にはスレッシュホールド値が予め記憶されていて、
スレッシュホールド値はDA変換器72を介してコンパ
レータ74に出力される。
【0016】プリズム36、38の上方にはブレード5
4が配設されていて、ブレード54は移動装置62に回
動自在に設けられている。移動装置62はY軸方向、Z
軸方向に移動するので、ブレード54もY軸方向、Z軸
方向に移動する。移動装置62にはブレード変位読取り
手段45Bが設けられていて、ブレード変位読取り手段
45Bはブレード54のZ軸方向の変位を読取る。尚、
X軸方向の移動はベース31で行われる。
【0017】図3はダイシング装置50でワーク52を
加工している状態を示し、図4はブレード位置検出装置
10の要部拡大図を示している。図3、図4に示すよう
に検査テーブル30の近傍には水、またはエアを供給す
るための配管56が設けられ、配管56の先端にはノズ
ル56Aが取り付けられている。そして、図3に示すワ
ーク52の加工中にはノズル63から水を射出して、ブ
レード54でワーク52を加工している位置に注水す
る。これにより、ブレード54が冷却され、更に切削性
が保持される。
【0018】一方、加工中はブレード54が高速回転し
ているので加工により発生したワーク52の切粉がミス
トとなり加工位置近傍に漂う。この場合、ブレード位置
検出装置10の配管56を介してノズル56Aから水を
射出して、プリズム36、38の各々の対向面36A、
38Aに水膜を形成する(図5参照)。従って、ミスト
がプリズム36、38の各々の対向面36A、38Aに
付着しない。
【0019】ワーク52を所定枚数加工した後、ブレー
ド54をX、Y、Z軸方向に移動してブレード位置検出
装置10のプリズム36、38間に配置する前に、ノズ
ル56Aからエアを数秒間射出してプリズム36、38
の各々の対向面36A、38Aをエアブローする。これ
により、プリズム36、38の各々の対向面36A、3
8Aに残っている水滴が除去されるので、プリズム3
6、38の対向面36A、38Aをクリーンに保つ。従
って、プリズム36からプリズム38に導かれる光がプ
リズム36、38の対向面36A、38Aを通過する
時、通過する光は水滴で屈折や散乱しない。
【0020】また、ノズル56Aから水を射出する場合
とエアを射出する場合との切り換えは自動的に行われる
ようにシーケンスを作成してもよく、または、手動で操
作してもよい。尚、図1、図3及び図6上で60はワー
クテーブルである。前記の如く構成された本発明に係る
ブレード位置検出装置の作用を図7に示すフローチャー
トに基づいて詳説する。
【0021】ワーク52の加工中にはノズル63から水
を射出してブレード54の加工位置に注水する。そして
ワーク52を所定枚数加工した後、ブレード54をブレ
ード位置検出装置10のプリズム36、38間に配置す
る前に、ノズル56Aから水の射出を停止する。次に、
ノズル56Aからエアを数秒間射出してプリズム36、
38の各々の対向面36A、38Aをエアブローする
(ステップ80)。次に、次に、ブレード54をY、Z
軸方向に移動すると共にベース31をX軸方向に移動し
て、ブレード54を対向するプリズム36、38の検査
位置にセットする(ステップ82)。次いで、クロック
12に基づいて発光ダイオード16を「ON」、「OF
F」の状態に交互に変換して、アンプ26から出力され
る光量データを光量読取り手段45Aを介して読み取
る。そして読取られた光量データが一定時間連続するま
でループする(ステップ84)。
【0022】この場合、オペアンプ22は外乱光や電気
的雑音等を除去して発光ダイオード16の光のみの電気
信号を出力する。ループ完了後、読取られた光量データ
が所定値(すなわち、プリズム36、プリズム38がブ
レード54を検査可能な状態にクリーンに保たれている
時の光量データV1)以上であることをチェックする
(ステップ86)。次いで、読取られた光量データを初
期光量V0としてメモリーに記録する(ステップ8
8)。
【0023】次に、(V0/2)の値をスレッシュホー
ルド値として記憶手段47にセットする(ステップ9
0)。セット完了後ブレード54を1パルス分下降(Z
方向下方に移動)し、ブレード54の変位量をブレード
変位読取り手段45Bで読み取ると共に(ステップ9
2)、その位置の光量データを読み取る(ステップ9
4)。読取られた光量データをメモリーに記録した後
(ステップ96)、メモリーアドレスに1を加える(ス
テップ100)。
【0024】そして、ブレード54が図6に示すサンプ
リングエリア(すなわち、プリズム36で反射された光
束のエリア)102の全域をブレード54が遮光するま
でステップ92〜ステップ106間を順次繰り返す。こ
の繰返し中にブレード54が下降してサンプリングエリ
ア102に到達した位置から光量データが減少し始め
る。次に、光量データがスレッシュホールド値と一致し
た時、図1に示すコンパレータ74を介してワンショト
76からC−SET信号が出力される。C−SET信号
が出力された時のブレード54の位置をZcとし、この
位置をブレード54の基準位置と設定して基準位置Zc
と、予め求められたワークテーブル60の表面位置Zt
との相対差Zd(すなわち、Zd=|Zc−Zt|)を
記憶する。
【0025】前述したワークテーブル60の表面位置Z
tを求める場合は、ブレード54をワークテーブル60
に接触させてブレード54とワークテーブル60とを通
電し、この時のブレード54の位置を検出して表面位置
Ztとする。相対差Zdが一度記憶されると、ブレード
54を交換してブレードの外径が異なった場合でも基準
位置Zcを検出すれば、記憶されている相対差Zdに基
づいて新たなブレードの表面位置Zt(すなわち、Zt
=|Zc−Zd|)を算出することができる。これによ
り、ワーク52の切残し量を設定値通りにすることがで
きる。
【0026】更に、ブレード54を下降するとサンプリ
ングエリア102の全域が遮光されて光量データは0に
なる。このようにブレード54を下降する場合、ブレー
ド54の外径はサンプリングエリア102の径と比較す
ると十分に大きく、かつプリズム36、プリズム38の
対向する面がクリーンに保もたれているので、Zcの位
置は光量データが減少し始める位置(Za)と光量デー
タが0になる位置(Zb)の略中間に位置する(図8参
照)。すなわち、(Za+Zb)/2≒Zcの関係が成
立する。
【0027】そして、この(V−Z)曲線を積分して各
々の積分値(△V/△Z)を(最大積分値)で割った値
とブレード54の位置Zとの関係は、予め入力されてい
るプリズム36、38のクリーン状態の時の(△V/△
Z−Z)曲線の形状に略一致する。これにより、プリズ
ム36、プリズム38がクリーン状態(すなわち、測定
精度が十分に得られる範囲)であると判断される。従っ
て、C−SET信号が出力された時のブレード54の位
置Zcをブレード54の切断位置と設定し、ブレード5
4をワーク52上に移動してブレード54を基準位置と
設定し、予め求められている相対差Zdからワークテー
ブル60の表面位置Ztを算出する。そして、ブレード
54をワーク52上に移動してブレード54をワーク5
2の設定された切残し量を確保する位置まで下降してワ
ーク52を切断する。
【0028】一方、プリズム36、プリズム38の対向
する面に不均一に汚れが付着している場合、図9に示す
ようにZcがZaとZb間の中間に位置しなくなり、
(△V/△Z−Z)曲線も予め入力されている(△V/
△Z−Z)曲線の形状から外れる。従って、この場合Z
cの座標位置は信頼性がない値としてエラー処理される
(ステップ108、110)。
【0029】また、プリズム36、プリズム38の対向
する面に略均一に汚れが付着している場合、図10に示
すようにZcがZaとZb間の中間に位置し、(△V/
△Z−Z)曲線も予め入力されている(△V/△Z−
Z)曲線の形状に略一致する。従って汚れが略均一であ
れば、読取られた初期光量V0が所定値(すなわち、プ
リズム36、プリズム38がブレード54を検査可能な
状態にクリーンに保たれている時の光量データ)より低
い場合でも、ある程度(すなわち、繰り返し精度が十分
に得られる範囲)までは許容範囲内に入ることになり、
この場合のZcをブレード54の基準位置と設定する。
しかしながら、読取られた初期光量V0が前記所定値よ
り、ある程度以上低くなるとステップ86でエラーにな
る。
【0030】このように本発明のブレード位置検出装置
によれば、光センサの光学経過の汚れによる状態変化や
水滴付着による不安定な状態をマシンが自己認識し、変
化する状態に追従させたり、好条件が満たされない場合
は再トライ又はエラー処理をすることができる。従っ
て、光センサに作用する外乱光や光センサから発生する
ノイズを除去し、更に、光センサの感度を常に一定に保
つことができる。これにより、ブレード摩耗量を正確に
測定することができるのでブレード先端を高精度に位置
決めすることができる。
【0031】前記実施例ではスレッシュホールド値を初
期光量V0/2に設定したが、その他の値をスレッシュ
ホールド値に設定してもよい。前記実施例ではブレード
位置検出装置10にプリズム36、38を使用してスペ
ースのコンパクト化を図ったが、これに限らず、プリズ
ム36、38を使用を使用しなくてもよい。
【0032】尚、本発明に係るブレード位置検出装置は
集光された光束102のサンプリングエリアのサイズZ
aと、実測した光束102のサイズZbとの相違を|Z
a−Zb|でチェックして、光学系が十分な繰り返し精
度が得られるスポット径に絞られているかどうかを確認
することができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るブレー
ド位置検出装置によれば、ワーク加工中に発生する切粉
を含んだミストが一方と他方の光学系の対向面に付着し
ないようにすることができるので、光学系の対向面をク
リーンに維持して一対の光学系の一方の対向面から他方
の対向面を介して受光手段に導かれる光量を一定に保つ
ことができる。
【0034】従って、加工するワークの種類、回転刃の
バラツキ、及び切り込み量等の条件によって回転刃の摩
耗量が変化した場合に、回転刃を非接触の状態、すなわ
ち加工テーブルに接触させずに回転刃の先端を高精度に
位置決めすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るブレード位置検出装置の概略図
【図2】本発明に係るブレード位置検出装置の各部の作
動状態を説明する図
【図3】本発明に係るブレード位置検出装置の要部拡大
【図4】本発明に係るブレード位置検出装置でダイシン
グ装置のブレードを検出している状態を示す斜視図
【図5】本発明に係るブレード位置検出装置の一対の光
学系のプリズムの対向面に水が出射している状態を説明
する平面図
【図6】本発明に係るブレード位置検出装置でダイシン
グ装置のブレードを検出している状態を示す斜視図
【図7】本発明に係るブレード位置検出装置の作動状態
を説明するフローチャート
【図8】本発明に係るブレード位置検出装置の光学系に
汚れがない場合の測定結果を示すグラフ
【図9】本発明に係るブレード位置検出装置の光学系が
不均一に汚れた場合の測定結果を示すグラフ
【図10】本発明に係るブレード位置検出装置の光学系
が均一に汚れた場合の測定結果を示すグラフ
【符号の説明】
10…ブレード位置検出装置 16…発光ダイオード(投光手段) 22、24…アンプ 23…フォトダイオード(受光手段) 28、32…光ファイバ 34、40…レンズ(一対の光学系) 36、38…プリズム(一対の光学系) 36A、38A…プリズムの対向面 44…コンデンサ 45A…光量読取り手段 45B…ブレード変位読取り手段 47…記憶手段 54…ブレード(回転刃) 56A…ノズル 74…コンパレータ 76…ワンショト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投光手段と、所定間隔をおいて対向して
    設けられ、前記投光手段から投光された光を一方の光学
    系で前記所定間隔内で集光し、集光後拡散した光を他方
    の光学系で集光する一対の光学系と、前記他方の光学系
    で集光された光を受光して光電変換する受光手段と、前
    記光学系の所定間隔の間を光軸に直交して移動し、前記
    所定間隔内で集光した光を遮光する回転刃と、前記受光
    手段の受光量を読み取ると共に前記回転刃の変位を読み
    取る手段と、前記受光手段の受光量が予め記憶されてい
    る設定値と一致した時に信号を出力する手段と、から成
    り、前記信号出力時の回転刃の変位位置に基づいて被加
    工物に対して回転刃の先端を位置決めするブレード位置
    検出装置であって、該ブレード位置検出装置が前記回転
    刃の加工テーブルから離れて設けられたブレード位置検
    出装置において、 前記一対の光学系の一方と他方の対向面に水とエアとを
    噴出する洗浄手段を備え、 前記洗浄手段は加工時に水を噴出して光学系の一方と他
    方の対向面に水膜を形成し、加工時に発生する切粉の付
    着を防止し、前記回転刃の位置検出時にエアを噴出して
    光学系の一方と他方の対向面に付着した水滴を除去する
    ことを特徴とするブレード位置検出装置。
JP3209624A 1991-08-21 1991-08-21 ブレード位置検出装置 Expired - Fee Related JP2967618B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3209624A JP2967618B2 (ja) 1991-08-21 1991-08-21 ブレード位置検出装置
EP19920114254 EP0532933B1 (en) 1991-08-21 1992-08-20 Blade position detection apparatus
DE69205786T DE69205786T2 (de) 1991-08-21 1992-08-20 Blattpositiondetektionsvorrichtung.
US07/933,752 US5353551A (en) 1991-08-21 1992-08-21 Blade position detection apparatus
US08/265,806 US5433649A (en) 1991-08-21 1994-06-27 Blade position detection apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3209624A JP2967618B2 (ja) 1991-08-21 1991-08-21 ブレード位置検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0550362A true JPH0550362A (ja) 1993-03-02
JP2967618B2 JP2967618B2 (ja) 1999-10-25

Family

ID=16575880

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3209624A Expired - Fee Related JP2967618B2 (ja) 1991-08-21 1991-08-21 ブレード位置検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2967618B2 (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001298001A (ja) * 2000-04-12 2001-10-26 Disco Abrasive Syst Ltd 切削装置の切削ブレード検出機構
JP2001298002A (ja) * 2000-04-14 2001-10-26 Disco Abrasive Syst Ltd 切削装置
JP2006294641A (ja) * 2005-04-05 2006-10-26 Apic Yamada Corp ダイシング装置
JP2007534511A (ja) * 2004-04-29 2007-11-29 フィーコ シングレーション ビー.ヴイ. 鋸刃を調整および監視するためのデバイスおよび方法
KR100935942B1 (ko) * 2008-10-09 2010-01-12 우영산업(주) 바이스용 자동 청소 장치
CN104835753A (zh) * 2014-02-11 2015-08-12 承澔科技股份有限公司 切割刀具的位置感测装置
TWI548500B (zh) * 2014-02-10 2016-09-11 The cutting knife position sensing means
JP2017193005A (ja) * 2016-04-19 2017-10-26 株式会社ディスコ 切削装置のセットアップ方法
JP2017202546A (ja) * 2016-05-11 2017-11-16 株式会社ディスコ 切削装置
JP2018074087A (ja) * 2016-11-02 2018-05-10 株式会社ディスコ 切削装置
JP2019117895A (ja) * 2017-12-27 2019-07-18 株式会社ディスコ 切削ブレードの位置検出方法及び切削装置
CN114345812A (zh) * 2022-03-17 2022-04-15 沈阳和研科技有限公司 刀片高度测量装置及划片机

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6761615B2 (en) 2001-11-01 2004-07-13 Advanced Dicing Technologies, Ltd. In-situ wear measurement apparatus for dicing saw blades

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62121041U (ja) * 1986-01-27 1987-07-31
JPH02212045A (ja) * 1989-02-10 1990-08-23 Disco Abrasive Syst Ltd ブレード不良を検出する検出装置
JP3118609U (ja) * 2005-11-15 2006-02-02 共同印刷株式会社 電子レンジ加熱対応包装体

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62121041U (ja) * 1986-01-27 1987-07-31
JPH02212045A (ja) * 1989-02-10 1990-08-23 Disco Abrasive Syst Ltd ブレード不良を検出する検出装置
JP3118609U (ja) * 2005-11-15 2006-02-02 共同印刷株式会社 電子レンジ加熱対応包装体

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001298001A (ja) * 2000-04-12 2001-10-26 Disco Abrasive Syst Ltd 切削装置の切削ブレード検出機構
JP4590058B2 (ja) * 2000-04-12 2010-12-01 株式会社ディスコ 切削装置の切削ブレード検出機構
JP2001298002A (ja) * 2000-04-14 2001-10-26 Disco Abrasive Syst Ltd 切削装置
JP4590060B2 (ja) * 2000-04-14 2010-12-01 株式会社ディスコ 切削装置
JP2007534511A (ja) * 2004-04-29 2007-11-29 フィーコ シングレーション ビー.ヴイ. 鋸刃を調整および監視するためのデバイスおよび方法
KR101255692B1 (ko) * 2004-04-29 2013-04-17 피코 인터내셔널 비.브이. 톱날을 모니터링하고 컨디셔닝하기 위한 장치 및 방법
JP2006294641A (ja) * 2005-04-05 2006-10-26 Apic Yamada Corp ダイシング装置
KR100935942B1 (ko) * 2008-10-09 2010-01-12 우영산업(주) 바이스용 자동 청소 장치
TWI548500B (zh) * 2014-02-10 2016-09-11 The cutting knife position sensing means
CN104835753A (zh) * 2014-02-11 2015-08-12 承澔科技股份有限公司 切割刀具的位置感测装置
JP2017193005A (ja) * 2016-04-19 2017-10-26 株式会社ディスコ 切削装置のセットアップ方法
KR20170119626A (ko) * 2016-04-19 2017-10-27 가부시기가이샤 디스코 절삭 장치의 셋업 방법
CN107303695A (zh) * 2016-04-19 2017-10-31 株式会社迪思科 切削装置的设置方法
CN107303695B (zh) * 2016-04-19 2021-08-17 株式会社迪思科 切削装置的设置方法
JP2017202546A (ja) * 2016-05-11 2017-11-16 株式会社ディスコ 切削装置
KR20170127359A (ko) * 2016-05-11 2017-11-21 가부시기가이샤 디스코 절삭 장치
JP2018074087A (ja) * 2016-11-02 2018-05-10 株式会社ディスコ 切削装置
JP2019117895A (ja) * 2017-12-27 2019-07-18 株式会社ディスコ 切削ブレードの位置検出方法及び切削装置
CN114345812A (zh) * 2022-03-17 2022-04-15 沈阳和研科技有限公司 刀片高度测量装置及划片机
CN114345812B (zh) * 2022-03-17 2022-06-07 沈阳和研科技有限公司 刀片高度测量装置及划片机

Also Published As

Publication number Publication date
JP2967618B2 (ja) 1999-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5353551A (en) Blade position detection apparatus
JP2967618B2 (ja) ブレード位置検出装置
US3700850A (en) Method for detecting the amount of material removed by a laser
KR101223203B1 (ko) 레이저 가공방법
CN101172318A (zh) 激光加工装置
GB1315654A (en) Detection of faults in transparent material using lasers
SE9801780D0 (sv) Metod och anordning för att övervaka status hos ett skyddsglas vid laserbearbetning
JP4599629B2 (ja) ブレード先端位置検出装置及び検出方法
JP2006167728A (ja) レーザ加工機における集光レンズの汚れ検出方法及び装置
KR20170113404A (ko) 절삭 장치
JP2644642B2 (ja) ブレード位置検出装置及びその信頼性の判定方法
CN101752462A (zh) 激光加工状态检查方法及装置以及太阳能电池板制造方法
JP3074668B2 (ja) ブレード変位検出装置
JPS59154305A (ja) 検出ヘツドの清浄装置
JPH11214334A (ja) ブレードのセットアップ装置
JPH10177973A (ja) ブレード変位検出装置
JP2003203885A (ja) 加工機
JPH0682394A (ja) 被覆欠陥検出装置および方法
JPH02240990A (ja) 特性測定装置
JPH0249225A (ja) 光学的情報記録再生装置
JPS62124809A (ja) ドリル折損検出装置
JP2019117895A (ja) 切削ブレードの位置検出方法及び切削装置
JP3196467B2 (ja) レーザ加工修復方法および装置
JPH05185268A (ja) レーザ加工装置
JPS6120685A (ja) 加工検査方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080820

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090820

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090820

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100820

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110820

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees