JPH05503304A - 赤血球貯蔵溶液 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 赤血球貯蔵溶液 発明の背景 本発明は、一般的に血液の細胞成分の貯蔵に関する。より具体的には、本発明は 血液の赤血球成分の貯蔵に関する。

血漿及び軟膜層を除去するために収集した血液を遠心することが知られている。

残存物は、血漿から実質的に分離された「パック赤血球」と呼ばれる赤面球塊で ある。血漿からの赤血球の分離が、多くの理由により望ましい。赤血球を分離す ることにより、血漿を収集して血漿を別の治療的用途のために使用することがで きる。

加えて、多くの疾病状態において、赤血球を純粋な又は半純粋な形で投与し、そ れによって、血漿及び白血球のような血液成分が、それらが不適当な場合に、受 血者に移行することを避けるのが望ましい。

従って、パック赤血球を別にし、少なくとも血漿の実質的部分から分離して貯蔵 することが知られている。これらの赤血球は後に大しいとはいえ、特別の注意が 払われないと、パック赤血球は、より多くの血漿の存在下に貯蔵された赤血球の ようには生きのびないことが見出された。従って、パック赤血球の長期間の貯蔵 を促進するためには、パック赤血球を少なくとも少量の血漿と混合することが示 唆されてきた。

赤血球の貯蔵寿命を延ばすために、パック赤血球１単位当たり８７７ｍｇの塩化 ナトリウム、１８．９ｍｇのアデニン、及び９００ｍｇのブドウ糖を含有する蛋 白質ブア溶液（ＳＡＧ）１００ｍｌ中にパック赤血球を貯蔵することが知られて いる。Ｈｏｇｍａｎ　ｅｔ　ａｔ、、　Ｎｅｗ　Ｅｎｇｌａｎｄ　Ｊｏｕｒｎａ ｌ　ｏｆ　Ｍｅｄｉｃｉｎｅ、１９７８年１２月２１日；　２２９　（２５）； 　１３７７−８２を参照のこと。

貯蔵赤血球の生存能力を改善しそして貯蔵溶液をつくり出すための試薬としてマ ンニトールを使用することもまた示唆されてきた。

米国特許第４．０８２．５０９号を参照のこと。該特許は、ブドウ！（９９０ｍ 　ｇ　／　ｍ　ｌの量で）及びマンニトール（５００ｍｇ／ｍｆの量で）を共に 含有する貯蔵溶液を開示している。該溶液は、それと接触して貯蔵されるパック 赤血球の改善された生存能力を提供する。

ヨーロッパ公開特許第００４４８６４号は、改善された貯蔵時間を与える貯蔵溶 液を開示している。開示された該溶液に従えば、慣用のＳＡＧ溶液に対しブドウ Ｉ！（又は果糖）の濃度が高められ且つマンニトールが加えられる。−の具体例 においては、溶液１００ｍｇ当たり、ブドウ糖又は果糖よりなる実質的に１５０ ０乃至２５００ｍｇの糖、５００乃至１５００ｍｇのマンニトール、２０乃至３ ０ｍｇのアデニン、及び５００乃至１０００ｍｇの塩化ナトリウムを含有する、 水性の赤血球貯蔵溶液が提供される。

貯蔵溶液で問題となる困難の一つは、溶液のＩＩ＆ｍである。ブドウ糖は、酸性 溶媒中に維持されなければ、オートクレーブ（熱）滅菌条件下で分解することが 知られている。もしブドウ糖が酸性溶媒中にないなら、加熱するとブドウ糖はカ ラメル化する。

血液、特に赤血球を収集するに際して、供血者から収集された全血に抗凝固剤を 添加することが知られている。抗凝固剤は典型的にはクエン酸塩を含む。全血に 抗凝固剤が加えられた後、血液は、血漿及び赤血球を含む成分に分離することが できる。抗凝固剤の一例はクエン酸リン酸デキストロース（ＣＰ　Ｄ）である。

全血の分離工程において、典型的にはクエン酸塩の多くは血漿と共に分離され、 赤血球はより低濃度のクエン酸塩レベルと共に残され、次いで貯蔵溶液と混合さ れる。

さもなければ血液収集又は血液貯蔵の間に血漿の凝固を開始させるイオン性カル シウムを良好に結合するために、クエン酸塩の過剰を抗凝固剤に含ませることが 知られている。しかしながら、この手順の欠点は、第ｖ■因子の乏しい安定性で あり、得られる血液成分調製物中のこの因子の収率が低下することである。

収集の間の条件が最適であるとすれば、抗凝固剤中のクエン酸塩の濃度の減少が 第ｖ■因子の安定性を改善することが知られている。これは、各成分への血液の 分離が数時間の遅れの後でなされなければならない場合に、血漿中の第ｖ■因子 の収率を改善する一つの方法である。赤血球がクエン酸に基づく添加溶液中で貯 蔵される場合には、抗凝固剤中のクエン酸塩の減少は、大量の赤血球及び血漿の 双方の受血者におけるクエン酸負荷が懸念される程には高くならないであろうと いう追加の利点を有する。

従って、改良された赤血球貯蔵溶液がめられている。

発明の概要 本発明は赤血球を懸濁しそして貯蔵するための改良された水性溶液を提供する。

該溶液は、クエン酸ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム及びリン酸二ナトリウ ムの組み合わせ、アデニン及びマンニトールを含有する。

好ましくは、該溶液は、生理学的ｐＨである約７．４に調整されている。

好ましくは、該溶液は低浸透圧に調製されている。この目的のため、溶液は、好 ましくは、塩化ナトリウムを含まない。

−の具体例において、該溶液は、低められたクエン酸１度を有する抗凝固剤と共 に利用することができる。例えば、該抗凝固剤は、ＣＰＤ抗凝固剤溶液において 典型的に用いられるクエン酸１度よりも約５０％低いクエン酸濃度を含むことが できる。

好ましい具体例において、本発明は、クエン酸ナトリウム、リン酸二水素ナトリ ウム、リン酸二ナトリウム、アデニン及びマンニトールよりなる水性の赤血球貯 蔵溶液を提供する。該溶液は約７．４のｐＨと、３００ｍＯｓｍ／ｎ未満の浸透 圧を有する。−の具体例においては、該水性の赤血球貯蔵溶液はグアノシンを含 む。

−の具体例において、本発明は、血漿を除去した赤血球収集物に加えられる水性 の赤血球貯蔵溶液であって、ミリモル１度（ｍｍ　。

１／ｌ）において、溶液１００ｍｆ当たり、ブドウ糖及び果糖よりなる群より選 ばれる約２０ｍｍ１ｏｌ／ｌ乃至約１４０ｍｍ１ｏｌ／１の少なくとも−の糖、 約１ｍｍｏｌ／ｆ乃至約２．２ｍｍｏｌ／ｌのアデニン、約２０ｍｍｏｌ／１乃 至約１１０ｍｍｏｌ／ｊ！のマンニトール、約２．２ｍｍｏ１／１乃至約９０ｍ ｍｏｌ／１のクエン酸ナトリウム、約１ｍｍｏｌ／ｊ！乃至約１０ｍｍｏｌ／ｊ ！のリン酸二水素ナトリウム、約５ｍｍｏｌ／ｊ！乃至約２５ｍｍｏｌ／１のリ ン酸二ナトリウム及び約０乃至約２ｍｍｏｌ／ｆのグアノシンよりなる。

好ましくは、２つの部分よりなる水性の赤血球貯蔵溶液が提供される。該溶液は 、クエン酸ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸二ナトリウム、アデニ ン及びマンニトールを含み塩化ナトリウムを含まない第１の部分を含む。第２の 部分は、ブドウ糖及び果糖よりなる群より選ばれた糖を含む。

本発明はまた、赤血球の血漿除去収集物と、クエン酸ナトリウム、リン酸二水素 ナトリウム、リン酸二ナトリウム、アデニン及びマンニトールよりなる約７．４ のｐＨと３００ｍＯｓｍ／１’未満の浸透圧を有する水性貯蔵溶液とを組合せる 段階よりなる、赤血球を保存する方法をも提供する。−の具体例において、低下 させたクエン酸塩濃度を有する抗凝固剤が利用させる。

本発明の追加の特徴及び利点は、目下の好ましい具体例の詳細な説明中に記述さ れまた、これら及び図面から明らかであろう。

図面の簡単な説明 図１は、糖培地、貯蔵ｆｓ液及び血漿除去赤血球をそれぞれ収容するための策１ 、第２及び第３の容器の透視図を示す。

図２は、本発明の溶液の実施例中に及びＳＡＧ−Ｍ対照溶液中に貯蔵された赤血 球における、日数に対するパーセント溶血をグラフで示す。

図３は、本発明の溶液の実施例中に及びＳＡＧ−Ｍ対照溶液中に貯蔵された赤血 球における、日数に対するＡ　Ｔ　Ｐ　ｍｏｌ／　ｍｏｌヘモグロビン（Ｈｂ） をグラフで示す。

図４は、本発明の溶液の実施例及びＳＡＧ−Ｍ対照溶液における、日数に対する ２、３−ＢＰＧ　ｍｏｌ／ｍｏｌ　Ｈｂをグラフで示す。

本発明は、赤血球を懸濁し及び貯蔵するための水性溶液を提供する。該溶液は、 クエン酸ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム及びリン酸二ナトリウムとの組合 せ、アデニン及びマンニトールを含有する。好ましくは、該溶液は生理学的ｐＨ である約７．４に調整されている。該溶液は、ＰＶＣ容器中での蒸気滅菌に対し て安定である。該溶液はまた、低浸透圧に処方されている。従って、好ましくは 該溶液は塩化ナトリウムを含有しない。

ブドウ糖又は果糖は赤血球の代謝維持に必要であるから、ブドウ糖又は果糖は、 好ましくは赤血球の収集物に対して提供される。本発明の−の具体例において、 ブドウ糖又は果糖は、塩基性処方から分離して、酸性濃縮溶液の形態において提 供される。

例えば、該塩基性処方は、第１の容器又はコン、＜−トメントに収容され、そし て別の容器又はコンパートメントに入ったブドウ糖と混合されることができる。

成分が混合された後、それらは次いで、全血から得られた赤血球に加えることが できる。この目的のために、図１に提示した本発明のセットの具体例において示 したように、２つの容器１０及び１２が提供される。糖成分は第１の容器１０１ こ、そして溶液は第２の容器１２に収容することができる。赤血球を収容する更 なる容器１４もまた提供される。

代わりに、その開示にここに言及しして導入する米国特許第４，６０８、１７８ 号に開示されているような血液バッグシステムも使用することができる。

糖成分を残りの成分から別にして維持することにより、本発明によれば、溶液を 、生理学的ｐＨである約７．４に維持することができる。他方、糖媒体は酸性ｐ Ｈに維持することもできる。糖が酸性に維持されても、溶液は、該溶液に糖がそ して次いで赤血球が加えられたときにｐＨが約７．４の付近で相当一定に維持さ れるよう、十分な緩衝能を有する。加えて、そのように成分を分けることにより 、溶液及び糖はＰＶＣ容器中にコストを低下させて維持することができる。

典型的には、全血から得られた赤血球が集められるとき、それらは抗凝固剤溶液 と共に集められる。そのような溶液の例はクエン酸リン酸デキストロース処方で ある。−の具体例において、本発明の溶液のうちで、赤血球貯蔵溶液は低下させ たクエン酸塩レベルを有する抗凝固剤と共に使用される。例えば、ＣＰＤ溶液の 典型的なりエン酸塩濃度の５０％のみを含有するＣＰＤ溶液である。

ＣＰＤ及びＣＰＤ５０％クエン酸塩の例は、以下の通りである（１１当たりのグ ラム数）。

ＣＰｏ　５０％クエン酸 クエン酸ナトリウムニ水和物　２６．３０　１３．１５含水クエン酸　３．２８ 　１．６４ ブドウＮ１水和物　２５．５０　２５．５０リン酸二水素ナトリウム−水和物　 ２．２２　２．２２ブドウ糖を含有する本発明の溶液は、赤血球に添加すると、 該細胞を少なくとも４２日間貯蔵することを可能にする。該溶液は、ＡＴＰの維 持と溶血の制限に関して、現在使用されている食塩水−アデニン−ブドウ糖−マ ンニトール（ＳＡＧ−Ｍ）又は、言及によりその開示をここに導入するヨーロッ パ特許出願第００４４８６４号に提示されているような溶液のそれと同等の効果 を有することが見出されている。

−の具体例において、赤血球の貯蔵のために使用される該溶液は、ｍｍ０１濃度 において、約２０乃至約１４０ｍｍ１ｏｌ／ｊ！のブドウ！（及び／又は果ｓり 、約１乃至約２．２ｍｍｏｌ／ｊ！のアデニン、約２０乃至約１１０ｍｍｏｌ／ ｊ’のマンニトール、約２．２乃至約９０ｍｍａｌ／ｌのクエン酸ナトリウム、 約１乃至約１０ｍｍｏｌ／ｊ’のリン酸二水素ナトリウム、約５乃至約２５ｍｍ ｏ　＋／！のリン酸二ナトリウム、及び約Ｏ乃至約２ｍｍｏ１／１のグアノシン よりなる。

好ましくは、５０乃至約２００ｍｌの溶液が使用される。最も好ましくは、７５ 乃至約１５０ｒｒ＋ｊ！の溶液が使用される。

１００ｍｊ！体積の溶液に対して最も好ましい範囲はｍｍｏ！濃度で次の通りで あることが見出されている。すなわち、約３０乃至約６０ｍｍｏｌ／ｊ！のブド ウ糖及び／又は果糖、約１．２乃至約１７ｍｍｏ１／ｌのアデニン、約３０乃至 約５０ｍｍｏｌ／Ｉ！のマンニトール、約４．５乃至約５５ｍｍｏｌ／ｊ！のク エン酸ナトリウム、約２乃至約５ｍｍｏｌ／ｌのリン酸二水素ナトリウム、約約 ８乃至約１８ｍｍｏｌ／７！のリン酸二ナトリウム、及び約Ｏ乃至約１゜５ｍｍ ｏｌ／ｊ！のグアノシンである。好ましくは、糖成分は酸性ｐＨにて別の容器又 はコンパートメントに収容する。残りの成分はその場合ｐＨ約７．４に維持され る。

上記の溶液は、低浸透圧を有する赤血球貯蔵溶液を提供する。好ましくは、浸透 圧は３００ｍＯｓｍ／／未満である。３００ｍＯｓｍ／１未満の浸透圧は、該溶 液中に貯蔵されている赤血球内のＨ＋濃度を低下させて生理学的Ｈ”ｉＪ１度に よりよく近偏させるものと信じられている。更に、上記溶液は低クエン酸塩抗凝 固剤と共に使用することができる。

クエン酸塩を減らしたＣＰＤ抗凝固剤と共に使用するための−の具体例において 、クエン酸を該溶液に加えることができる。−の具体例においては、ｍｍｏ　１ １１度において、約０．４乃至約１５ｍｍｏｆ／ｆのクエン酸が加えられる。最 も好ましいクエン酸の範囲は０．８乃至約９．５ｍｍｏｌ／７！であることが見 出されている。

好ましくは糖成分は別の容器に収容されるが、酸性環境によって影響を受けない 成分も糖成分と共に収容することができる。例えば、マンニトール、アデニン及 びクエン酸ナトリウムである。

例示として、そして限定としてではなく、本発明の実施例が今や提示されよう。

一連の６溶液を試験した。

赤血球中の２．３−ＢＰＧ濃度は、該細胞の酸素供給能に関係づけられる。２． ３−ＢＰＧは、既知の赤血球貯蔵用溶液中で一般に僅かしか維持されず、冷蔵貯 蔵の１４乃至２１日で初期値の約５乃至約ｌＯ％のレベルへと低下してしまう。

以下に詳細に示すように、本発明の溶液では、２．３−ＢＰＧは２１日後では初 期値の約８０％乃至約１１０％、４２日後では約３０％に維持されている。

表１ 赤血球添加溶液 溶液Ａ＋Ｂ　：　１００ｍｊ！中のミリモル濃度（ｍｍｏｌ／ｉ’）１　２５． ０　２．３４　９．６４ ２　２５．０　３．９１　１６．０９ ３　２５．０　２．３４　９．６４　２５．０４　２５．０　３．９１　１６． ０９　２５．０６　２５．０　３．９１　１６．０９ ２　４０．０　１．５　−　４５．４　７．４４　２０９５　４０．０　１．５ 　１．２　４５．４　７．４６　１９３６　４０．０　１．５　１．２　４５． ４　７．４４　２１５上記の表１は、赤血球添加溶液の１００ｍｌ最終溶液中の 、ミリモル濃度、ｍｍｏｌ／Ｉ！で表した詳細な処方を提示している。クエン酸 塩、リン酸塩、マンニトール、アデニン、及び、グルコン酸又はグアノシンを含 むいくつかの処方は、ＰＶＣ容器中で滅菌しそして８０ｍｆの容器（容器Ａ）に 収容した。ブドウ糖は、２Ｏｒ＋１を充填した小容量ＰＶＣ容器（容器Ｂ）中で 別に滅菌した。

リン酸二水素ナトリウム及びリン酸二ナトリウムの適当なノ（ランスを用いて、 生理学的ｐＨ（約７．４）を容器Ａ中で達成した。容器ＢのｐＨは、調整しなか ったが、自然に酸性（ｐＨ５，８）であった。蒸気滅菌後の２つの容器の混合物 は、処方によってｐＨ７゜４１乃至７．４６の範囲を有する溶液を与えた。

試験の変数および実験は次の通りである。すなわち、低（溶液１．３．５）対高 （溶液２．４．６）リン酸塩レベル、及びグルコン酸（溶液３．４）又はグアノ シン（溶液５．６）の効果。

減少したクエン酸塩濃度を有するクエン酸塩溶液、ＣＰＤ５０％クエン酸壇上に 、６単位の４シリーズの全血を引いた。血漿及び軟膜層を遠心ユニットから除去 した。各赤血球濃縮物（ＲＣＣ）の群を吸引して一緒にし、試験溶液（上に１乃 至６として提示）各々を含んだ６つの容器に小分けした。

懸濁したＲＣＣを±４℃にて５０日間貯蔵した。今や図を参照して、グラフは、 試験した処方（図２．３及び４を参照）における溶血、ＡＴＰ及び２．３−ＢＰ Ｇの推移をそれぞれ示す。比較として、同じプラスチック容器に収容して貯蔵し 同じ研究室で試験したＳＡＧ−Ｍ再懸濁赤血球について同じパラメーターの推移 を図２．３及び４において破線で示す（Ｈｏｇｍａｎ、　Ｃ，Ｆ、　ｅｔ　ａｌ 、　Ｓｔｏｒａｇｅ　ｏｆ　ＳＡＧ−Ｍ　５ｕｓｐｅｎｄｅｄ　Ｒｅｄ　Ｃｅ１ ｌｓ　ｉｎ　ａ　Ｎｅｗ　Ｐｌａｓｔｉｃ　Ｃｏｎｔａｉｎｅｒ：　ＰＶＣＰｌ ａｓｔｉｃｉｚｅｄ　ｗｉｔｈ　Ｂｕｔｙｒｙｌ−ｏ−Ｔｒｉｈｅｘｙｌ−Ｃｉ ｔｒａＬｅ、印刷中、　Ｔｒａｎｓｆｕｓｉｏｎより）。ＳＡＧ−Ｍ混合物はｌ ｌ中のグラム数で次の通りである。

即ち、ブドウ糖１水和物９．００、塩化ナトリウム８．７７、アデニン０・１６ ９、マンニトール５，２５、及び浸透圧３７６゜これらの実験から、試験した６ 種の処方すべてが、ＲＣＣ貯蔵の間溶血を非常に低いレベルに制限する（ＳＡＧ −Ｍ対照溶液の約５０％）ことが実証された。ＡＴＰは少なくとも対照Ｓ　Ａ　 Ｇ　−Ｍ溶液におけると同様に良好に維持される。２．３−ＢＰＧは、特に高リ ン酸塩処方において、ＳＡＧ−Ｍ処方におけるよりもはるかに良好に維持される 。グアノシンの存在も２．３−ＢＰＧの維持に育益であると思われる。

長期間の貯蔵のために赤血球に十分な栄養を供給するよう、溶液に十分な量のブ ドウ糖を含有させることが望ましいが、抗凝固剤処方中のブドウＷ１度を増加す ることによって十分な量のブドウ糖を供給することが可能である。従って、本発 明の溶液は、高ブドウ糖抗凝固剤処方を使用することによって、赤血球添加溶液 中にブドウ糖を含有させないで利用することができる。例えば、もしＣＰＤ抗凝 固剤中のブドウ糖が１００％だけ増加されれば、添加溶液は糖を更に加えること なく使用することができる。

好ましくは、溶液は塩化ナトリウムを含まない。しかしながら、生理学的浸透圧 より僅かに大きい浸透圧を提供するためには、溶液中に最低量の塩化ナトリウム が存在していてよい。

ここに記載の目下の好ましい具体例の種々の変更及び修正が当業者に明らかであ ることは理解されな？すればならない。そのような変更及び修正は、本発明の精 神及び範囲から逸脱することなく、そして伴う利益を損なうことなく行うことが できる。従って、そのような変更及び修正は、添付の請求の範囲に包含されるこ とが意図されている。

日数 ＦＪＧ、３ 日数 ＦｔＧ、４ 日数 要約書 本発明は赤血球を懸濁し及び貯蔵するための改良された水性溶液を提供する。該 溶液は、クエン酸ナトリウム、リン酸二水素ナトリウムとリン酸二ナトリウムと の組合せ、アデニン、及びマンニトールを含む。該溶液は低浸透圧に処方されそ して約７．４の生理学的ｐＦ（を有する。該溶液は同時に貯蔵赤血球のＡＴＰ及 び２．３−ＢＰＧを維持する。

国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．クエン酸ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸ニナトリウム、アデ ニン及びマンニトールよりなり約７．４のｐＨを有する、水性の赤血球貯蔵溶液 。 ２．３００ｍＯｓｍ／ｌ未満の浸透圧を有する、請求項１に記載の水性の赤血球 貯蔵溶液。 ３．グアノシンを含む、請求項１に記載の水性の赤血球貯蔵溶液。 ４．クエン酸を含む、請求項１に記載の水柱の赤血球貯蔵溶液。 ５．クエン酸ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸ニナトリウム、アデ ニン及びマンニトールよりなり３００ｍＯｓｍ／ｌ未満の浸透圧を有する、水性 の赤血球貯蔵溶液。 ６．ブドウ糖を含む、赤血球５に記載の水性の赤血球貯蔵溶液。 ７．グアノシンを含む、赤血球５に記載の水性の赤血球貯蔵溶液。 ８．クエン酸を含む、赤血球５に記載の水性の赤血球貯蔵溶液。 ９．第１の区別された溶液と第２の区別された溶液よりなる水性の赤血球貯蔵溶 液であって、 第１の溶液が、ミリモル濃度（ｍｍｏｌ／ｌ）で、約２０ｍｍｏｌ／ｌ乃至約１ ４０ｍｍｏｌ／ｌの、ブドウ糖及び果糖よりなる群より選ばれた少なくとも一の 糖を含み、第２の溶液が、ミリモル濃度で、 約１ｍｍｏｌ／ｌ乃至約２．２ｍｍｏｌ／ｌのアデニン、約２０ｍｍｏｌ／ｌ乃 至約１１０ｍｍｏｌ／ｌのマンニトール、約２．２ｍｍｏｌ／ｌ乃至約９０ｍｍ ｏｌ／ｌのクエン酸ナトリウム、 約１ｍｍｏｌ／ｌ乃至約１０ｍｍｏｌ／ｌのリン酸二水素ナトリウム、 約５ｍｍｏｌ／ｌ乃至約２５ｍｍｏｌ／ｌのリン酸ニナトリウム、及び 約０ｍｍｏｌ／ｌ乃至約２ｍｍｏｌ／ｌのグアノシンを含むものである貯蔵溶液 。 １０．第２の溶液が約０．４乃至約１５ｍｍｏｌ／ｌのクエン酸を含むものであ る、請求項９に記載の水性の赤血球貯蔵溶液。 １１．第２の溶液が約７．４のｐＨを有するものである、請求項９に記載の水性 の赤血球貯蔵溶液。 １２．溶液の全量が約５０乃至２００ｍｌである、請求項９に記載の水性の赤血 球貯蔵溶液。 １３．２つの部分よりなる水性の赤血球貯蔵溶液であって、クエン酸ナトリウム 、リン酸二水素ナトリウム、リン酸ニナトリウム、アデニン及びマンニトールを 含む第１の部分、及びブドウ糖及び果糖よりなる群より選はれる糖を含む第２の 部分からなる貯蔵溶液。 １４．第１の部分グアノシンを含むものである、請求項１３に記載の２つの部分 よりなる水性の赤血球貯蔵溶液。 １５．第１の部分が第１の容器に貯蔵されそして第２の部分が第２の容器貯蔵さ れるものである、請求項１３に記載の２つの部分よりなる水性の赤血球貯蔵溶液 。 １６．第１及び第２の部分が多要素容器の別々の要素中に貯蔵されているもので ある、請求項１３に記載の２つの部分よりなる水性の赤血球貯蔵溶液。 １７．第ｌの部分のｐＨが約７．１である、請求項１３に記載の２つの部分より なる水性の赤血球貯蔵溶液。 １８．ミリモル濃度（ｍｍｏｌ／ｌ）で、約３０ｍｍｏｌ／ｌ乃至約６０ｍｍｏ ｌ／ｌの、ブドウ糖及び果糖よりなる群より選ばれる少なくともｌの糖、約１． ２ｍｍｏｌ／ｌ乃至約ｌ．７ｍｍｏｌ／ｌのアデニン、約３０ｍｍｏｌ／ｌ乃至 約５０ｍｍｏｌ／ｌのマンニトール、約４．５ｍｍｏｌ／ｌ乃至約５５ｍｍｏｌ ／ｌのクエン酸ナトリウム、 約１ｍｍｏ２／ｌ乃至約５ｍｍｏｌ／ｌのリン酸二水素ナトリウム、 約８ｍｍｏｌ／ｌ乃至約１８ｍｍｏｌ／ｌのリン酸ニナトリウム、及び 約０ｍｍｏｌ／ｌ乃至約１．５ｍｍｏｌ／ｌのグアノシンを含んでなるものであ る水性の赤血球貯蔵溶液。 １９．該溶液の全量が約７５乃至約１５０ｍｌである、請求項１８に記載の水性 の赤血球貯蔵溶液。 ２０．約０．８乃至約９．５ｍｍｏｌ／ｌのクエン酸を含む、請求項１８に記載 の水性の赤血球貯蔵溶液。 ２１．ミリモル濃度（ｍｍｏｌ／ｌ）で、約１．０ｍｍｏｌ／ｌ乃至約２．２ｍ ｍｏｌ／ｌのアデニン、約２０ｍｍｏｌ／ｌ乃至約１１０ｍｍｏｌ／ｌのマンニ トール、約２．２ｍｍｏｌ／ｌ乃至約９０ｍｍｏｌ／ｌのクエン酸ナトリウム、 約１ｍｍｏｌ／ｌ乃至約１０ｍｍｏｌ／ｌのリン酸二水素ナトリウム、 約５ｍｍｏｌ／ｌ乃至約２５ｍｍｏｌ／ｌリン酸ニナトリウム、及び 約０ｍｍｏｌ／ｌ乃至約２．０ｍｍｏｌ／ｌのグアノシンよりなり、そして約７ ．４のｐＨを有するものである、水性の赤血球貯蔵溶液。 ２２．浸透圧が約３００ｍｏｓｍ／ｌ未満である、請求項２ｌに記載の水性の赤 血球貯蔵溶液。 ２３．赤血球を貯蔵するための方法であって、赤血球の血漿除去収集物を、水性 の貯蔵溶液であってクエン酸ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸ニナ トリウム、アデニン、及びマンニトールを含んでなり３００ｍｏｓｍ／ｌ未満の 浸透圧を有するものである貯蔵溶液と合わせる段階よりなる方法。 ２１．該貯蔵溶液がグアノシンを含むものである、請求項２３に記載の方法。 ２５．該貯蔵溶液が、ミリモル濃度（ｍｍｏｌ／ｌ）で、該溶液１００ｍｌ中に 、 約２０ｍｍｏｌ／ｌ乃至約１４０ｍｍｏｌ／ｌの、ブドウ糖及び果糖よりなる群 より選ばれる少なくともｌの糖、約１ｍｍｏｌ／ｌ乃至約２．２ｍｍｏｌ／ｌの アデニン、約２０ｍｍｏｌ／ｌ乃至約１１０ｍｍｏｌ／ｌのマンニトール、約２ ．２ｍｍｏｌ／ｌ乃至約９０ｍｍｏｌ／ｌのクエン酸ナトリウム、 約１ｍｍｏｌ／ｌ乃至約１０ｍｍｏｌ／ｌのリン酸二水素ナトリウム、 約５ｍｍｏｌ／ｌ乃至約２５ｍｍｏｌ／ｌのリン酸ニナトリウム、及び 約０ｍｍｏｌ／ｌ乃至約２ｍｍｏｌ／ｌのグアノシンを含んでなるものである、 請求項２３に記載の方法。 ２６．該貯載溶液が、ミリモル濃度（ｍｍｏｌ／ｌ）で、１００ｍｌ当たり、 約１．０ｍｍｏｌ／ｌ乃至約２．２ｍｍｏｌ／ｌのアデニン、約２０ｍｍｏｌ／ ｌ乃至約１１０ｍｍｏｌ／ｌのマンニトール、約２．２ｍｍｏｌ／ｌ乃至約９０ ｍｍｏｌ／ｌのクエン酸ナトリウム、 約１ｍｍｏｌ／ｌ乃至約１０ｍｍｏｌ／ｌのリン酸二水素ナトリウム、 約５ｍｍｏｌ／ｌ乃至約２５ｍｍｏｌ／ｌリン酸ニナトリウム、及び 約０ｍｍｏｌ／ｌ乃至約２ｍｍｏｌ／ｌのグアノシンよりなり、約７．４のｐＨ を有するものである、請求項２３に記載の方法。 ２７．赤血球を貯蔵するための方法であって、収集された全血に対し、分離され た赤血球に栄養を供給するために十分のブドウ糖レベルを有する抗凝固剤を加え る段階と、該赤血球を該全血から分離する段階と、そして該分離された赤血球に 対して、クエン酸ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸ニナトリウム、 アデニン、及びマンニトールを含んでなる溶液を添加する段階とからなる方法。 ２８．該貯蔵溶液のｐＨが７．４である、請求項２７に記載の方法。 ２９．該貯蔵溶液が、ミリモル（ｍｍｏｌ／ｌ）濃度で、溶液１００ｍｌ当たり 、 約１ｍｍｏｌ／ｌ乃至約２．２ｍｍｏｌ／ｌのアデニン、約２０ｍｍｏｌ／ｌ乃 至約１１０ｍｍｏｌ／ｌのマンニトール、約２．２ｍｍｏｌ／ｌ乃至約９０ｍｍ ｏｌ／ｌのクエン酸ナトリウム、 約１ｍｍｏｌ／ｌ乃至約１０ｍｍｏｌ／ｌのリン酸二水素ナトリウム、 約５ｍｍｏｌ／ｌ乃至約２５ｍｍｏｌ／ｌリン酸ニナトリウム、及び 約０ｍｍｏｌ／ｌ乃至約２ｍｍｏｌ／ｌのグアノシンよりるものである、請求項 ２７に記載の方法。 ３０．該抗凝固剤が、低められたクエン酸塩レベルを有するものである、請求項 ２７に記載の方法。 ３１．該溶液がクエン酸を含むものである、請求項２７に記載の方法。 ３２．該水性の貯蔵溶液が３００ｍＯｓｍ／ｌ未満の浸透圧を有するものである 、請求項２７に記載の方法。 ３３．赤血球を貯蔵するための方法であって、赤血球の血漿除去収集物を、水性 の貯蔵溶液であってクエン酸ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸ニナ トリウム、アデニン、及びマンニトールを含んでなり約７．４のｐＨを有するも のである貯蔵溶液と合わせる段階よりなる方法。 ３４．該貯蔵溶液がグアノシンを含むものである、請求項３３に記載の方法。 ３５．該貯蔵溶液が、ミリモル（ｍｍｏｌ／ｌ）濃度で、溶液１００ｍｌ当たり 、 約１ｍｍｏｌ／ｌ乃至約２．２ｍｍｏｌ／ｌのアデニン、約２０ｍｍｏｌ／ｌ乃 至約１１０ｍｍｏｌ／ｌのマンニトール、約２．２ｍｍｏｌ／ｌ乃至約９０ｍｍ ｏｌ／ｌのクエン酸ナトリウム、 約１ｍｍｏｌ／２乃至約１０ｍｍｏｌ／ｌのリン酸二水素ナトリウム、 約５ｍｍｏｌ／ｌ乃至約２５ｍｍｏｌ／ｌリン酸ニナトリウム、及び 約０ｍｍｏｌ／ｌ乃至約２ｍｍｏｌ／ｌのグアノシンよりるものである、請求項 ３３に記載の方法。 ３６．２つの部分よりなる水性の赤血球貯蔵溶液であって、少なくともリン酸二 水素ナトリウムとリン酸ニナトリウムとを含む第１の部分と、 ブドウ糖及び果糖よりなる群より選ばれる少なくとも１の糖を含む第２の部分と からなり、そして 第１及び第２の部分のうち少なくとも１つがマンニトール、クエン酸ナトリウム 及びアデニンを含むものである溶液。