JPH05501053A - 鳥類予防接種用低毒性ラリンゴトラチェイチス(ilt)ウイルス - Google Patents

鳥類予防接種用低毒性ラリンゴトラチェイチス(ilt)ウイルス

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JPH05501053A JP51077090A JP51077090A JPH05501053A JP H05501053 A JPH05501053 A JP H05501053A JP 51077090 A JP51077090 A JP 51077090A JP 51077090 A JP51077090 A JP 51077090A JP H05501053 A JPH05501053 A JP H05501053A
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バガスト,トレヴァー ジョン
マクギャヴィン,デビッド ロス
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 鳥類予防接種用低毒性ラリンゴトラチェイチス(ILT)ウィルス本発明の分野 本発明は、鳥類の予防接種に用いられる感染性ラリノゴトラチェイチス(Lar yngotracheitis; ILT)ウィルスに関するものである。
このILTウィルスは、ヘルペス属のウィルスで家禽類からなる群れの数を周期 的に大幅に減少させるので、そのようなウィルスによる家禽類の減少を抑えるこ とは、商業的重要性を有するものとなる。そのようなIiI整、通常、生ワクチ ンを用いたり、衛生/検疫実務を充実させることによってなされて0る。したが って、この病気は家禽産業の発達した多くの国では、もはや主要疾宙力)らIi fされ。
ており、さほど大きな問題ではない。しかし、庭先に(曳る鳥や、飼育室1こ飼 育れている鳥、異なる齢からなる集団において毒性rLTを保存する個体が存在 し続けていることから、予防接種されていない産卵鶏や焼き肉用ひなどり(ブロ イラー)の群れにおいてILTが広がる危険性がある。
本発明の背景 従来から、研究の方同は、はとんどが、毒性変化に対する体液性抗体の防御能力 に関する研究とともに、生ワクチンを用いる防御の実験的誘導に向Ifられて0 た。また、不活性化ILTワクチンが使用されてきた。し力1し、毒性株の作用 を調整することが困難であること、また抵抗性が生ずること力)ら、予防接種の 新しい形態およびウィルスの特に新しい非毒性株の選択がつね1こなされてきた 。
ILTウィルスと宿主の免疫系との関係は、一般にウィルス血症また1ま白血球 の感染を含むものではない。細胞性免疫は、明ら力、l:lLTワクチン防御の 主要メディエータ−(調停者)であり、気管洗浄にお0て検出されるウイJレス 中和活性のような付加的活性を有する。ILTウィルス粒子の防Il+誘導成分 11現在同定されている。また、抗体研究によって、野生株の主要エノベロープ 糖タンパク質と、ILTウィルスのワクチン株との間の実質的な抗原的類似性が 示されている。
歴史的には、米国およびオーストラリアにおいては、ILTウィルス感染の調整 に関心がよせられている。なぜなら、このような鳥類呼吸疾患ンンドロームは、 1920年代中頃において両国で発生しているからだ。[Ban5on、 L、 E、 (1,984)Ln: F11ea8esOr Poultlry、 8 th ad、 (M、S、 1lofstad and others、 ed sA)、 444−45 1 Iota 5tate [1nivarsity Press、^was、 lowa] ”ノゝドソンおよびビュープツトは、孔(vent)を経てILT を予防接種することが成功したことを1933年に報告している[I]udso n、 C,B、 and Baaudette、 P、R,(19H) Cor nell Vetarinar奄■ n、 23+ 63−651゜この報告は、鶴類病原園の予防接種に関する最初 の例である。
しかし、彼の!1.Tウィルスと免疫応答とに関する総説からA0数年後、ヒツ チナー[旧tchner、 S、B、(1975)American Jour nal of Verinary Re5earch、 36F 51 a−si91は、はとんどすべてのILT研究は、病原性、ワクチンによる防御 の開始およびその継続の評価と、部分的に弱毒化されたワクチンの開発の実験的 側面に向けられていることを注目して見守った。
世界の主な家禽産業において弱毒化ワクチンの利用によって実質的に調整されて きてきたが[Blggg、 I’、M、(1982)^vian Pathol ogy、 11: 281−300コ、[Ban5on。
L、E、 (1984> In: Diseases or Poultry、 8tb ad、 (M、S、Bofstand and o狽■■窒刀B ads、)、 pp、 4<4−4s1. Iota 5tate unive rsity Press、^−as、 Iota]、それに烽■ かわらずILT@染および疾患の散発的勃発が続いており、特にいろいろな齢か らなる商業的部分においてはそのような調整が困難である。
ILTウィルスに対する既知のワクチンの欠点は、病原性単離法を用Llること によって高い致死率が生ずることである。毒性の低い従来のILTワクチンは、 鳥を守る能力が低い。SA2株は、現在のところ、オーストラリアで最も使用さ れてるウィルス株のひとつである。この株はいくつかの副作用を誘発させるもの であり、鶴の齢や、投与および飼育方法にもよるが、予防接種されたブロイラー の2ないし3%を殺してしまう。・二の疾もそれ自体は群れの20%を殺すもの だが、この疾去は、その毒性を少なからず有するSA2ワクチンの連続的使用ζ こよって緩和化されて散発的様相を示すようになるので家禽中にその疾患が保存 さ1tてしまう可能性がある。
本発明の開示 本発明の好ましい実施態様においては、高い免疫原性を有し、かつ病原性の低い ウィルス株を提供することによって従来技術の問題点を克服または実質的に改善 し、公衆にILTワクチンの選択的形態を提供することを目的とするものである 。さらに、本発明は、飲料水、スプレィ、点眼または直腸投与(cloaeal  adsinjstratlon)によって簡単に投与することが可能な商業用 ILTワクチンを提供することを目的とするものである。
本発明の第一の発明は、商業卵の尿素絨毛膜上に、平均痘疹直径が1.0から3 mmの間にある痘そうを生じさせ、かつILTSAZ株と比較して実質的に毒性 が減少したことによって弱毒化され、S A 7.株に感染された家禽と比較し て家禽の体重減少が実質的に少なくなるような、さらにそれにも係わらず高い免 疫原性を示すようなTLTウィルスを提供することである。
本発明の箪−の発明の変形例では、A20と指定された弱毒ILTウィルスを含 むものである。この試料は、動物培養細胞欧州フレクシ1ン(European  Co1tsetion of Animal Ce1l Cu1tures:  ECACCk Porton Down、 Saligbury、 UA区9 )へ1 989年4月26iに寄託されたもので、登録番号V89042602が与えら れている。この株は、20代にシたって継代されたS A、 2株りローンAで あって、以下、A20株とする。
このような特定株は、またそれと同等の機能を有するものは、SA2株細胞培養 系での一連の継代によってウィルスを弱毒化させることによって得られた。−次 細胞培養での一連のSA2ウィルスの継代は、継代5ないし30回の間で顕著な 病原性の減少を引き起こす。
免疫原性に関しては、より高い継代レベルは不適当であると証明された。もつと も改良されたウィルスは、継代5ないし25回の間で達成された。−次細胞培養 における連続的な継代後に、単離法(アイル−ト)をさら1こト′ロンブトメツ ブレンルート(drpped誦embrane route)を経て胚形成gI ](e++bry’onated ass)上で継代を約5回行なった。
寄託されたILTウィルスの株であるA20株と、その機能的に等価なものとは 、商業外の尿素絨毛膜上に、平均tLgE直径が1.0から3mmの間にある度 そうを生じさせ、 かつIL丁SA2株と比較して実質的に毒性が減少して弱毒化され、SAZ株に 感染された家禽と比較して家禽の体重減少が実質的に少なくなった。しかもそれ にも係わらず1本発明は高い免疫原性を示した。
本発明の第二の発明は、商業外の尿嚢絨毛膜上に、平均庖疹直径が1.0から3 mmの間にある痘そうを生じさせ、かつILTSA2株と比較して実質的に毒性 が減少して弱毒化され、SA2株に感染された家禽と比較して家禽の体重減少が 実質的に少くなるような弱毒化fLT株の有効量を含むワクチンからなるもので ある。特に、この発明の好適な実施c様では、ILT株は、動物培養細胞欧州フ レクシ璽ンに寄託され、登録番号V89042602が与えられた株で、かつ2 0代にわたって継代されたSA2株クロりンAである。
有効量は、免疫応答を引き出すのに十分な量である。本発明にもとづくワクチン は、経口(例えば、飲料水として)、吸入、点眼、または直腸経由で投与される が、もちろんこれらに限定されるものではない。
また、ワクチンは他の薬剤学的に許容される化合物または他の抗原またはそれら の部分を生ずるか、あるいは予防接種に用いられるような他のウィルスまたはa mを含むものである。
本発明にもとづいて産生されるワクチンは、低毒性を示す。少なくとも六ケ月の 防御継続を提供し、SA2ワクチンと比較して体重減少および群れ致死率減少に 関してひな鳥(chicken)に対する安全性が高い。
本発明の藁三の発明は、ワクチンに用いられる弱毒化ウィルス産生方法に関する もので、このワクチンは一次細胞培養において連続的に継代、好ましくは継代を 5ないし30回され、その後に胚形成卵において継代を5回されたSA2株を含 むものである。
本発明の第四の発明は、l1llBにおIするILTウィルス感染を予防する方 法に関するもので、鴫に弱毒化ウィルスを含むワクチンの有効量を投与する。こ の弱毒化ウィルスは、ILTSA2ウィルスを連続的に継代するこによって作ら れるもので、平均庖疹直径が1.0から3mmの間にある痘そうを生じさせ、か つILTSAR株と比較して実質的に毒性が減少して弱毒化され、SAZ株に感 染された家禽と比較して家禽の体重減少が実質的に少ないことを特徴とするもの である。
この発明の特に好適な実施店様では、ワクチンは寄託されたA20株またはその 機能的に等価なものとを含む。
図の簡単な説明 第1図は、制限酵素による切断がなされたILTウィルスの3種類の株のDNA プロファイルを示すもので、継代レベルが5および20のSA2クローン八を含 む。
本発明を実施するための最良の形態 本発明を、下記の実施例にもとづいてさらに記述する。
SA2ウィルスワクチンを鶏腎臓細胞の単層培養で5回または20回連続継代し た。これらの継代によって単離されたウィルス株をクローンA株とし、さらに継 代5日目のクローンAをA5、継代200日目クローンAをA20とした。5ま たは20継代の後に、単離ウィルス株をドロップドメンプレ/ルートを介して胚 形成卵に接種することによってさらに連続的に継代した。
胚形成卵での継代5@後、ワクチ/として使用するために単離ウィルス株を適当 な安定剤と混合した。
1、商業外の尿曹絨毛腹上に形成される庖疹の大きさ第1表 ウィルス 平均庖疹直径(mm) 標t1s偏差サリスバリー(Salisbu rff)(ll性:VIrulent) 5. Q O1、21A5およびA2 0株による庖疹は、均一的に小さいが、SA2株による庖疹は、2つのグループ にわけられる。すなわち、ひとつは小さな庖疹(クローンAに類似)からなるグ ループで、他は大きい庖疹(5−7mm)からなるグループである。クローンA (A5およびA20)による庖疹は、SAZ株による庖疹の平均的大きさよりも 著しく小さい(Pro、001)。
毒性株による庖疹は、きわ立って大きいが、わずかながら小さな庖疹(3mm> も存在する。
(以下、余白) 2、生後7日目のブロイラーひな鳥(chicken)に気管内接種を行なった 後の毒性を、接種後21日間にわたって追跡調査した。
第2表 実験 ウィルス8 生存鳥数 致死鳥数 背致死率“4 A20 149 19  11.3 本すべてを10.000pfu/羽に調整 pfu=pock forming  units (1に疹形成単位)+接種7臼目での全致死率 3、生後 8目の商業鶏に30.000pfu/羽となるように点眼接種した後 の毒性第3表 ウィルス 接種後2週間目の平均体重 接種後の致死数(lLT+ve) /全 体 A5 221.4 1/39 A20 224.9 0/41 SA20 205.2 3/35 対照群(未接種) 242.8 0/42$35−40鳥/群 SA2接橿接種、対照群と比較してたいへん軽い(Pro、01)。
A5およびA20接種群は、対照群上比較してあきらかに軽い(Pro、05) 。
A20接種群では致死が認められなかったが、SA2接種では、点眼後に8.6 %の致死率(N、[3いく羽かの鳥は、この実験中にマイコプラズマ感染症によ って死亡。同時発生的に生じたマイコプラズマ感染は、rLT毒性効果によって 悪化されたものであろう)を示した。
(以下、余白) 4、毒性ILTに対する防御 第4表 実験 ウィルス 予防接種 予防接種 チャレンジ $IL丁臨床 %致死経路  量子 経路 的徴候 A A5 気管内 10.000 IT” 4 0A20 10 0 SA2 20 0 対照群 −+00 70 B A5 眼 30.000 IT” 6.7 0対照群 −−8535 CA20 排出孔 3.0011 C/I O−A20 (cloacal)  300 0 −A20 30 10 − A20 3 1oo 一 対照群 −−88,9− D A20 排出孔 30 C/1 20.4 −A20 眼 66.7 − A20 噴g 20 − A20 経口 6.7 一 対照群 −−73,3− E A20 眼 3,000 IT” O,’O3A 2 10.000 0  、 0 A20 噴霧 3,00G 33.3 16.7S A 2 10.000 0  0 A20 経口 3.000 0 0 S A 2 10.000 0 0 対照群 −−Ion 111.25 十痩疹形成単位/羽 ★IT−気管経由、C/f−結膜に滴下−C/iを介して期待される致死はない 。
チャレンジ(challenge)は、いつも10’pfu/鳥のサリスバリー 株毒性ILTによるが、最後の実験(E)は10’pfu/鳥でなされた。
SA2ワクチン(実験A、BおよびE)との直接的比較によれば、毒性ILTに 対する防御に関してA20ワクチンはSA2ワクチンと同等もしくはそれ以上の 効果を示した。
全ての実験A−Dにおいて、チャレンツが接種後2週間で生じた。また、実験E では接種後6週間でチャレンジが生じた。このことは、免疫が少なくとも6週間 続いたことを示している。
ILTウィルス株は、DNA制限酵素による切断地図によって分類される。
15種類の制限酵素をSA2クーローンA株、その親株SA2、そして同様に毒 性サリスバリー株との間の分類に用いた。
以下の表は、制限酵素とその切断部位とを表わしたものである。
(以下、余白) 第5表 制限酵素 DNA切断配列 BamHI GGATCC Bgl工I AGATCT Dra工 TTTAAA EcoRI GAATTC EcoRV GλTATC Hincエエ GTPyPuAC HindエエI AAGCTT i(pA I GTTAAC Kpn工 GGTGCC NaeI GCCにGC PstI CTGCAG Sac工 にAGCTC 5maX CCCGGG Xba工 TCTAGλ XhoI CTCGAG (制限酵素による切断は、メルヂルノのバークヴイルにあるコモノウエルス サ イエンティ、り アット インダストリアル リサーチ オーガニゼー/1〕の アニマルヘルス部のミフチェル/エバード博士によって実施された)15種類の 制限酵素のすべてが、毒性サリスバリー株およびSA2株と、SA2クローンA 株とを区別した。4つの制限酵素が3つの株(すなわち、SA2株、SA2クロ ーンA株、そしてサリスバリー株)のすべてを区別したが、SA2クローンA株 の継代5@目および20回目の単離株間を区別するような制限酵素はなかった。
第1図は、制限酵素BamH1,Bglll、EcoRI−モしてNaelを用 いてILTウィルスの3種類の株: (1)SA2株(継代No、2); (11)サリスバリー株、この株はILTウィルスの毒性株である;(I I  I)SA2クローンA株、この株では継代5回目のものと、継代20回日のもの とを比較した。
得られた結果から、毒性サリスバリー株は、SA2株およびSA2クローンA株 のどちらに対してもたいへん異なることが明らかである。しかし、のDNAをそ れぞれ消化することによって得られたDNA電気泳動パターンである。前記の消 化パターンによれば、SA2クローンAを作るためにSA2株を弱毒化する過程 で、SA2からSA2クロー/Aへの分化が可能となるようなウィルスの遺伝的 物質の顕著な変化が起こると考えられる。
BamHIによる制限パターンによれば、SA2とSA2クローンAとの間では 、最初の3つのバノどの分子量がわずかながら変化しており、またSA2の5番 目のバンドはSA2のみに認められた。制限酵素Bgll+を用いた場合は、S A2に独特の第2のバンドが生じており、またEcoRIを用いた場合ではSA 2クローノAの2種類の単離株とSA2株との間で第2および第3バツドの分子 量がわずかながら変化していた。制限酵素Naelを用いた場合は、分子量マー カー37と4,2Kbとの間にSA2A2時のバンドが認められた。
以下のようにして、[LTクローンA20株を含むワクチンの安全性と有効性と を調べた。
生後7回目の鳥、約11,450個体に対して飲料水を介してILT20株によ る予防接種を施した。また、ワクチアを2. 5g/+のスキムミルク粉末を含 む飲料水40リツトルによって再構成した。この再構成されたワクチンを2時間 にわたる飲料水飼料供給停止の後に、それらの鳥にトリツカ−を介して与えた。
鳥−羽あたりの量を計算すると、7,0OOpfu/羽となる。飲料水を介した ワクチンの安定性を追跡し、その結果再構成後1時間は変化しないことがわかっ た。
予防接種後8日間、すべての死亡個体数は、獣医学スタッフによる剖検によって 決定された。すべての鶏は、ワクチアに起因すると思われる結膜炎などの臨床的 徴候について調べられた。通常の商業眉農場での調査では、死亡率、餌消費量、 体重について調べた。
東6図は、予防接種7日前と予防接種8日後での全集団における死亡個体数と、 劣等なものとして取り除かれた個体数(cullg)とを示すものである。剖検 によれば、ILT@染の結果と思われるような予防接種後の死亡は認められなか った。
(以下、余白) 箪6表 ILT A20を含む飲料水を介した予防接種の前後における死亡個体数針 死 亡個体数 劣等個体 全群の コメント(日) (Culls)数 累積% 2 13 0.22 3 10 0.31 4 5 3 0.38 5 14 2 0.52 6 6 4 0.60 7 5 0.65 予防接種日 ILTA208 5 2 0.7+ 9 1 0.72 to ’2 0.73 11 4 0.77 12 65 1、 33 0.55% 窒息死13 1 1.34 14 15 1.47 ビークトリム(Beak Trim)15 14 1. 60 予防接種後7日目始めにおいて、くちばしのトリミングを実施したが、ILTA 20ワチクンを受けた鳥に観察されるような問題は無かった。
予防接種を受けた鶏のうち30羽は、同一の群れの予防接種を受けてtlな0対 照群の鶏25羽と同様に、予防接種後4週間(鳥の齢−5週1日)において点眼 により10,0OOrfu/羽のNSW毒性ILTの投与を受けることによって チャレンジされた。第ニゲループの予防接種を受けた鶏の30羽と予防接種を受 けていない対照群の825羽とは、それらの齢が7週4日のときの予防接種後4 6日で同様のチャレンジ方法にもとづいてチャレンジされた。予防接種後の鶏へ のチャレンジの結果を第7表に表わした。
第7表 ILTA20によるチャレンジに対する齢7日で予防接種された鳥の応答群 齢 (週) チャレンジ日 防御された 全鳥数 %防御鳥数 予防接種 5 1 24 30 80 対照 5 1 0 25 0 予防接種 7 4 30 30 100対照 7 4 0 30 0 本チャレンジに対する防御は、チャレンジされた眼に結膜炎が認められなtlこ とによって評価した。
このフールトドイアルの結果が示すことは、以下のことである。すなわち、】、 飲料水によってワクチンを鶏の大群に容易に投与することができる:2、予防接 種後の副作用が認められない:そして、3、このワクチンの有効性は高く、試験 された鳥の80%が5週間目でのチャレンジにおいて防御され、また試験された 鳥の100%が7週間目でのチャレンジにおいて防御されたことから、80ない し100%の間が実蕨の群れ防1II11範囲だと思われることである。
フィールドトライアル2 7種類の翼なる商業的目的上の25群の300,000羽の鶏に、前記フィール ドトライアルlと同様の方法によってILTA20の予防接種を行なった。予防 接種時における鳥の齢は、7から12日の間である。
いくつかの群れには、標準的方法として、ILTA20投与前または後のどちら か一方において結節性発疹ワクチンを投与した。また、くちばしトリミング(b eak trimming)が種々の群れで必要とされるように種々の時間にお いて実施後予防接種反応(post−vaccination)は検出されず、 ワクチンが原因となるような問題は起こらなかった。したがって、このようなフ ィールド条件下でのILTA20ワクチン投与は安全と判断された。通常の方法 (くちばしトリミング結節性発疹予防接種など)では、ILTA20によって予 防接種された鳥においてILT反応は誘導されない。
フィールドトライアル3−ブロイラー(broiler 5train bir d)に対する安全性および有効性 この商業的フィールドトライアルでは、飲料水のかたちでILTA20を19゜ 000羽のQ(齢7日)に予防接種した。予防接種の実際の方法は、フールトド ライアルNo、lと同様である。−羽あたりの投与量は、5000pluであつ た。比較可能な数からなる鳥を予防接種されていないオン・サイト(on 5i te)対照群とした。いく羽かの鳥を予防接種前に群れから除去して後述するチ ャレンジ調べのオフ・サイト対照群とした。
各鳥は、予防接種後10日間にわたって観察され、すべての死亡原因が調べられ た。その結果を第8表に示す。
第8表 ILT A20による予防接種後のブロイラー(齢7日)の死亡数につt\て予 防接種後の経過日数 オン・サイト対照群 ワクチン接種’ILTによる病変数 /あらゆる原因による死亡数予防接種後10日間の間は、臨床的なILT徴候、 結膜炎やワクチンによると思われるような問題が認められなかった。剖検によれ ば、19,000羽以上の予防接種された鶴のうち、ILTによる病変により死 亡したのはたったの4羽であった。また、体重にもとづく鳥の成長率に対しては 、第9表(体重は100羽の平均重量で表わした)に示すように、ワクチンは何 ら影響を与えなかった。
第9表 ILTA20のワクチン接種のブロイラーの体重(ダラム)1こ対する影響齢  オン・サイト ワクチン接種 標的体重1 相違率1対照群 3実行目標としての理想体重 ”実際の体重と標的体重との相違率 第10表 予防接種後2週問および5週間目でのチャレンジに対する鳥の反応群 チャレン ジ時 防御された 全鳥 防御率%の齢(日) 鳥数9 数 オフ・サイト対照群 オン・サイト対照群 28 7 60 11.7ワクチン接種 21 60 6 0 100オフ・サイト対照群 オン・サイト対照群 42 4 60 6.7ワクチン接種 42 60 60  to。
0チヤレンジに対する防御は、チャレンジされた眼に結膜炎が認められなtlこ とによって評価した。
第10表は、ILTA20が予防接種された鳥に100%防御を与えることを示 すものである。この防御は、鳥の一生続く。
オン・サイト対照群は、いくつかの防御は、予防接種された鳥からの膠場におけ るウィルス水平感染の結果としての可能性があることを示している。第一次のチ ャレンジにおいてはオフ・サイト対照群の防御率は低く(1]、、7%)、第二 次チャンレンジでは6,7%に落ちる(最小水平感染をなす)。オフ・サイト対 照群は、何ら防御を示さなかった。一方、予防接種された群では、防御率が10 0%であった。
以上のことから、フィールドトライアルNO33によれば、1、何ら困難をとも なわずに、多くのブロイラーに飲料水によって[LTA20ワクチンを投与する ことができる; 2、TLTA20ワクチンは、フィールド条件でブロイラーの群れにおいて安全 である。ワクチン投与は、最小の損害効果しか与えない。I LTA20ワクチ ン投与による体重減少、死亡率上昇および品質の低下は認められない:そ1.て 3.1+、Tワクチンは、高い有効性を示す。予防接種された鳥の100%が、 齢3および6週(処理前の鳥の齢は6週)でのチャレッジに対して防御された。
oNp分子m−y−h−(+ 3itb−+4kb)は、左側(こ示しtこ。
国際調査報告 11111!rllllNlllllll A1191−(1+1611 #O F<ゴ/All 9010O’X22A+l1flToTtlEI17r’Dt m、TIα(へJシ5EAJtOIRE丁’cr(rαコ■nり廿IATIαI AL A、PPLICATIαJ lO,r’f?r AU 9000322E P 2533P、9 JP 630214E1

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.弱められたILTウイルスであって、該ウイルスは、商業卵の尿嚢絨毛膜上 に形成される平均痘疹直径が1.0から3mmの間にある痘そうを生じさせ、か つILTウイルスSA2株と比較して実質的に毒性が減少され、また前記SA2 株に感染された家禽と比較して前記弱められたILTウイルスによって感染され た家禽の体重減少が実質的に少なく、さらに高い免疫原性を示すことができるこ とを特徴とする弱毒化ILTウイルス。
  2. 2.請求の範囲第1項記載の弱毒化ILTウイルスであって、該ウイルスは、E CACC登録番号V89042602の抗原性および毒性を有することを特徴と する弱毒化ILTウイルス。
  3. 3.請求の範囲第1項または第2項記載の弱毒化ILTウイルスであって、該ウ イルスは、ECACC登録番号V89042602のウイルスであることを特徴 とする弱毒化ILTウイルス。
  4. 4.弱められたウイルスを含むワクチンであって、該ワクチンに含まれる前記ウ イルスは、請求の範囲第1項ないし第3項のいずれか一項に記載された弱毒ウイ ルスを含むことを特徴とするワクチン。
  5. 5.請求の範囲第4項記載のワクチンであって、該ワクチンは、さらに付形剤、 希釈安定剤および担体から選択される一成分を含むことを特徴とするワクチン。
  6. 6.請求の範囲第4項ないし第5項のいずれか一項記載のワクチンであって、該 ワクチンはさらに他の薬剤学的に許容される化合物また抗原またはそれらの断片 、またウイルスまたはウイルス粒子を含むことを特徴とするワクチン。
  7. 7.請求の範囲第4項ないし第6項のいずれか一項記載のワクチンであって、該 ワクチンは、経口、噴霧、点眼、そして直腸投与からなる群から選択あれる方法 による投与に適したものであることを特徴とするワクチン。
  8. 8.ワクチンに使用されるために、弱められたウイルスの生産方法であって、該 方法は、一次細胞培養においてILTウイルスSA2株の一連の継代を実施し、 その後に胚形成卵で一連の継代を行なうことが含まれること特徴とする弱毒化ウ イルス生産方法。
  9. 9.請求の範囲第8項記載の方法であって、前記ウイルスの株は、前記細胞培養 において5から30回連続して継代されることを特徴とする弱毒化ウイルス生産 方法。
  10. 10.請求の範囲第8項または第9項記載の方法であって、前記胚形成卵での一 連の継代は、5回の継代であることを特徴とする弱毒化ウイルス生産方法。
  11. 11.鳥におけるILTウイルスの感染を予防するための方法であって、該方法 は、請求の範囲第1項、第2項または第3項のいずれか一項記載の弱毒化された ウイルスの株を有効量含むワクチンを鳥に投与することが含まれることを特徴と するILTウイルス感染予防方法。
  12. 12.鳥におけるILTウイルスの感染を予防するための方法であって、該方法 は、 商業卵の尿嚢絨毛膜上に形成される平均痘疹直径が1.0から3mmの間にある 痘そうを生じさせ、かつILTウイルスSA2株と比較して実質的に毒性が減少 きれ、また前記SA2株に感染された家禽と比較して前記弱められたILTウイ ルスによって感染された家禽の体重減少が実質的に少なく、さらに高い免疫原性 を示すことができる弱毒化ILTウイルスを含むワクチンの有効量を鳥に投与す ることが含まれることを特徴とするILTウイルス感染予防方法。
  13. 13.ILTウイルスによる感染を予防するための方法であって、弱毒化ウイル スは前記請求の範囲第2項または第3項にクレームされた弱毒化ウイルスである ことを特徴とするILTウイルス感染予防方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5544046A (en) * 1978-09-20 1980-03-28 Honda Motor Co Ltd Antiskid brake for car

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JPS5544046A (en) * 1978-09-20 1980-03-28 Honda Motor Co Ltd Antiskid brake for car

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