JPH07121874B2 - 感染性気管支炎ワクチン - Google Patents

感染性気管支炎ワクチン

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JPH07121874B2 JP16484286A JP16484286A JPH07121874B2 JP H07121874 B2 JPH07121874 B2 JP H07121874B2 JP 16484286 A JP16484286 A JP 16484286A JP 16484286 A JP16484286 A JP 16484286A JP H07121874 B2 JPH07121874 B2 JP H07121874B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は家禽用感染性気管支炎ウイルス(IBV)ワクチ
ン、特にデェイオールド(day−old)ニワトリに予防接
種する場合に極めて安全かつ有効な優れた感染性気管支
炎ウイルスに関するものである。
家禽用感染性気管支炎生ウイルスを使用することは既に
多年にわたって知られている。感染性気管支炎はコロナ
ウイルスに起因する家禽の気管支炎の重要な疾病であ
る。この疾病は家禽の飼育に大きな経済的損失をもたら
す。この理由は感染性気管支炎が特に若い家禽に極めて
大きい死亡率をもたらすからである。その上、IBVに感
染した結果として、卵を産むメンドリにおいて、死亡率
および多少の強い呼吸現象のほかに、メンドリの産卵系
に損傷が生じ、従って産卵の減少が起る。しかもIBVの
感染はウイルスまたは細菌の感染の刺激となることがあ
り、従って特にブロイラ分野において重大な経済的損失
を招くことになる。
当初、感染性気管支炎を予防するために生ウイルスに基
づいたワクチンが使用された。例えば、変性H菌株に基
づいたIBV生ワクチンは既に長期間使用されている。も
とのH菌株はビイエイレンガ、ホエクトラおよびリスペ
ンスBijlenga,Hoekstra and Rispens〔テイエイドシュ
リフト・フオール・ディェルゲネースクンデ(Tijdschr
iftvoor Diergeneeskunde),81(1956)第43頁,およ
85(1960)第279頁)および第398頁〕によって単離さ
れ、孵化したメンドリの卵の上に数回移された。最後
に、菌株(H120およびH52)が得られ、これらの菌株は
原野から単離したウイルスよりメンドリに対する毒性が
小さいことが分った。変性菌株H120はデェイオールド・
ニワトリに接種するのに使用されているが、菌株H52は
特に生後約8週間の動物に使用されている。
菌株120およびH52に基づいたワクチンの使用は可成り安
全かつ有効であるが、これらの2種の生ワクチンはある
環境において感染性気管支炎の発生を防止できないこと
が分った。感染性気管支炎の発生は変性菌株の産出に帰
することができる。かかる変性菌株の産出は血清型の異
なる感染性気管支炎ウイルス菌株に基づいた一層有効な
ワクチンの探求を必要とした。
かかるワクチンに関する研究の結果、欧州特許第0,030,
063号明細書に記載されているワクチンおよび欧州特許
出願第0,086,025号に記載されているワクチンが得ら
れ、これらのワクチンはいずれも感染性気管支炎ウイル
ス(IBV)変性菌種に基づくものであった。感染性気管
支炎に対する有効な保護はいわゆる変性菌株に基づいた
ワクチン(生ワクチンおよび不活性化ワクチン)を使用
することにより達成されることが分った。
研究の結果、卵を産むニワトリは生ワクチンと不活性化
ワクチンとを併用することによって効果的に保護できる
ことが分った。
従来、感染性気管支炎の予防のためにブロライラに生命
の第1日目にH120菌株をに基づいたワクチンを接種して
いた。しかし、変性菌株が産出するためかかる予防接種
はもはや有効でなくなるので、1日目に投与することが
できる産出変性菌株の誘導体を見い出す必要がある。ド
ールン(Doorn)所在の家禽に対する公衆衛生部門(Pub
lic Health Department)によって行われた研究の結
果、マサチューセッツ血清型(H120,H52)のほかに主と
してD207血清型のウイルスが見い出されることが分っ
た。従って、ブロイラを感染性気管支炎から保護するの
に有効なワクチンはH120およびD207菌株と関連するウイ
ルスから達成されている必要がある。
上述の欧州特許明細書および欧州特許出願には、これら
に記載されているワクチンを若い動物にも使用できるこ
とが述べられているが、実験の結果、これらの刊行物か
ら既知であるIBV変性菌株に基づいた生ワクチンはデェ
イオールド・ボロライラに接種するには毒性が強すぎる
ことが分った。欧州特許出願に記載されているD274菌株
〔英国,ウェイブリッジ,ニューホー(Weybridge,New
Haw)所在のセントラル・ヴェタリナリィ・ラボラトリ
ー(Central Veterinay Laboratory)における寄記番
号:VLO10110/AV I/3;インスティテュート・パスツール
における寄記番号:No.I−216〕は、52個の卵を生んだ
後、また122個の卵を生んだ後でさえも、デェイオール
ド・ニワトリに予防接種するには毒性が強すぎることが
分った。
本発明においては、驚くべきことには、デェイオールド
・ニワトリを感染性気管支炎の変性菌株から保護するた
めの安全かつ有効な生ワクチンは、インスティテュート
・パスツールにおいて寄記番号No.I−473で登録されて
いる菌株をウイルス菌株として使用する場合に得られる
ことを見い出した。
本発明において使用するウイルス菌株は原野から単離さ
れた菌株から得られ、以下にこれを84−3菌株の感染性
気管支炎ウイルス(IBV)と呼ぶ。
1種より多い生ウイルス菌株に基づいたワクチンを投与
する際の広く知られている問題は、併用したウイルスが
相互作用のために免疫抗原性の低下を示すことである
〔アメリカン・ジャーナル・オブ・ヴェタリナリィ・リ
サーチ(Am.J.Vet.Res.)36,(1965),第4頁,第524
頁および第525頁;およびアヴイアン・デイジージス(A
vian Diseases),12,(1968),第577頁参照〕。
全く驚くべきことには、本発明における新規な84−3菌
株のIBVをH120および他の家禽生ウイルスと併用した場
合には、かかる妨害の問題が現われない。
次に本発明を実験例について説明する。
実施例1:84−3菌株のIBVの安全性 それぞれ20匹のデェイオールドSPFニワトリからなる三
つの群に、第1日目に、104.3EID50(卵感染量(egg in
fective dose))/ニワトリの用量で目に滴下すること
により接種を行った(第1群には既知のH120菌株を接種
し、第2群には52個の卵を生ませた後にD274菌株を接種
し、第3群には本発明の84−3菌株を接種した。)20匹
の上記ニワトリからなる第4の群を対照群とした。
5日目に各群の10匹のニワトリを屠殺して気管(trache
a)の組織を調査した〔アール・ダブリュ・ウインター
フィールド(R.W.Winterfield)等:「アビアン・ディ
ジージス」,16,(1972),第260〜269頁参照〕。各群
の残りの10匹のニワトリも5日目に屠殺して繊毛の活動
を調査した〔ジェー・エッチ・ダービィシャー(J.H.Da
rbyshire):「アビアン・パソロジィー(Avian Patho
l.)」,,(1980),第179〜184頁参照〕。この実験
結果を表Aに示す。
a) 各群について繊毛が活動しているニワトリの数お
よび試験したニワトリの数を記録した。
b) この試験で使用した評価尺度は0〜3である。
上述の結果から、用量が104.3EID50/動物、すなわち10
倍よりさらに過剰である場合には、繊毛の活動に関して
は、84−3菌株はH120菌株および52個の卵を生んだ後に
おけるD274菌株より毒性が弱いことが分る。また、気管
支の病変に関しては、84−3菌株はH120菌株より僅かで
はあるが毒性が強いことが分る。かかる差異の説明は、
84−3菌株は病変を多くするが繊毛の活動を破壊しない
ということであり、これは84−3菌株およびH120菌株が
僅かではあるが異なる病理を示すことを意味する。
一般に、繊毛の活動が行われていることは有毒なウイル
スの攻撃に対する保護を示す信頼できる表示である。
84−3菌株を接種したニワトリ10匹中9匹が繊毛の活動
を示したので、84−3菌株はデェイオールド・ニワトリ
に対して安全であると結論することができ、この実験で
は10倍よりさらに過剰な量を極めて敏感な動物、すなわ
ち母親から免疫を受けていないSPFニワトリに投与した
ことを考えると、なお一層そうである。
実験例2:84−3菌株のIBVの接種効果 それぞれ30匹のデェイオールド・ニワトリからなる二つ
の群を別個に収容した。
第1日目に、試験群に本発明の84−3菌株を103.3EID50
/動物の用量で目に滴下することにより接種した。接種
後2週間目に各群の5匹のニワトリを屠殺し、繊毛の活
動を調べた。これを接種後4週間目に繰返した。両方の
群は共に100%の繊毛の活動を示した。
接種後4週間目に、各群からの12匹の動物を103.0〜3.5
EID50/ニワトリの用量の有毒なD207菌株で攻撃した。攻
撃ウイルスは一部分を鼻腔内にまた一部分を眼内に投与
した。6日後に動物を繊毛の活動および気管支の病変に
ついて調べた。これらの結果を次の表Bに示す。
c) +:繊毛の活動が行われている。
+/−:いくつかの場所では繊毛の活動が行われてい
る。
−:繊毛の活動が行われていない。
得られた結果から分るように、試験群の動物は83%以上
が保護されていたが、接種していない対照群は17%のみ
が保護されていた。この結果は両方の群における気管支
の病変に関する評点によって確認された。
実験例3:デェイオールド・ニワトリに84−3菌株のIBV
およびH120菌株のIBVとの同時に投与した場合 それぞれ17匹のデェイオールド・SPFニワトリからなる
二つの群に、第1日目に、103.0EID50/ニワトリの用量
の84−3菌株と103.5EID50/ニワトリの用量のH120菌株
とを接種した。各試験群に対して8匹のニワトリからな
る対照群を使用した。接種後4週間目に一方の試験群お
よび一方の対照群を103.5EID50の有毒なD207菌株で攻撃
した。同じ時点に他方の試験群および他方の対照群を10
3.5EID50/ニワトリのフォエト(Voet)菌株(すなわ
ち、有毒な菌株)で攻撃した。これらの有毒な菌株は共
に鼻腔内および眼内の両方に投与した。攻撃ウイルスの
投与前に、接種および未接種のニワトリを一緒にした。
攻撃ウイルスの投与後6日目に、動物を屠殺し、繊毛の
活動および気管支の病変について調べた。これらの結果
を表Cに示す。
この表から、両試験群のニワトリにおける繊毛の活動に
は変化が認められず、これは100%の保護を示すことが
分る。このことは気管支の病変の評点が二つの試験群
(0.51および0)においては対照群(1.63および2.63)
におけるより低いことによって確認された。
デェイオールド・SPFニワトリに84−3菌株とH120菌株
とを同時に接種すると、D207菌株またはフォエト菌株の
ウイルスによる攻撃から良好に保護され、これは両ウイ
ルスが接種中に互に悪影響を及ぼさないことを示す。こ
のことは実験例4からも明らかである。
実験例4:小規模の野外実験 それぞれ375匹(第1群)、400匹(第2群)および50匹
(第3群)のデェイオールド・ブロイラからなる三つの
群、および40匹のデェイオールド・SPFニワトリからな
る一つの群(第4群)を使用した。
第1群には0日目に104.5EID50/動物の用量の84−3菌
株および103.3EID50/動物の用量のH120菌株を接種し
た。第2群には0日目に103.3EID50/動物の用量のH120
菌株を投与した(スプレー法)。第3群および第4群は
非接種の対照群とした。
10日目に第1群および第2群からの20匹づつの動物を屠
殺して気管支の病変を調べた。
動物の呼吸を0日目から21日目までの間点検した。
28日目に第1群、第2群のおよび第3群からの25匹づつ
の動物および第4群からの10匹の動物を103.8EID50の用
量の有毒なフォエト菌株で目内攻撃した。
28日目には各群からの同数の動物を103.5EID50の用量の
有毒なD74菌株で攻撃した(鼻腔内および眼内)。
攻撃ウイルスの投与後6日目に動物を屠殺し、気管支の
病変および繊毛の活動について調べた。
かかる28日目の攻撃を同一の群について42日目に繰返し
た。これらの動物を6日後に屠殺し、調べた。
第1群および第2群の残りの動物を60日目に秤量して屠
殺日における平均重量を求めた。
10日、28日+6日および42日+6日後における気管支の
病変の試験の結果を次の表Dに示す。
繊毛停止試験(CST)の結果を表Eに示す。表Eにおい
て数値は保護のパーセントを示す。
屠殺日に第1群の動物は平均体重が2350g(n=221)
で、第2群の動物は平均体重が2310g(n=233)であっ
た。
上述の結果から、本発明の84−3菌株のIBVおよびH120
菌株のIBVとを併用してもデェイオールド・ブロイラに
とって安全であると決論することができ、これは次の理
由からである: 1)併用ワクチンの投与後に呼吸症状の増加が起らなか
った; 2)接種後に気管支の病変は増加しなかった; 3)屠殺時の体重に有意差はなかった。
D274菌株の有毒なウイルスで攻撃した後の保護は、第1
群(4週後および6週後にそれぞれ92%および100%)
においては第2群(64%および83%)におけるより著し
く良好であった。未接種動物は4週間の経過日数で既に
完全に病気になっていた。
これらの結果は気管支の病変の評点によって全面的に確
認された。4週および6週のそれぞれの経過日数におい
て、第1群では0.31および0.04、第2群では0.60および
0.57であった。4週の経過日数において第3群では1.83
であった。
H120菌株と同族であるフェエト菌株による攻撃に対する
保護は第1群および第2群において同等であった。
第1群:4週後および6週後100%、 第2群:4週後91%、6週後100%。
これは次の気管支の病変の評点によって確認された: 第1群:4週後0.17、6週後0.00、 第2群:4週後0.24、6週後0.08、 第3群:4週後1.59。
上述のように、84−3菌株およびH120菌株を組み合わせ
た併用ワクチンは、全肥育期間中D274菌株に対してもま
たマサチューセッツ菌株に対しても優れた保護を示し
た。
上述の結果に基づいて、本発明が少くとも新規な84−3
菌株のIBVから得られる新規なIBV生ワクチンおよびこれ
をデェイオールド・ニワトリに接種するのに使用するこ
とに関するものであることは明らかである。
ワクチンはH120の菌株のIBVからおよび84−3菌株のIBV
から得るのが好ましい。新規は84−3菌株のIBVを標準
方法によって処理して生ワクチンにすることができる。
これらの標準方法では、ウイルスをこのために従来使用
されている安定剤と混合し、次いで凍結乾燥する。投与
するには、凍結乾燥ワクチンをこの目的に適した液体溶
媒に溶解する必要がある。ワクチンは生ワクチンの場合
のいわゆる眼に滴注する方法、鼻腔に滴注する方法、飲
料水法またはスプレー法により投与することができる。
本発明の新規な生ワクチンによる接種はデェイオールド
・ニワトリに行うのが好ましい。
また、新規な84−3菌株のIBV,H120菌株および他のタイ
プの家禽ウイルスの1種又は2種以上、例えば、ニュー
カッスル病ウイルスから得られる併用生ワクチンが本発
明に包含されることは明らかである。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感染性気管支炎に対する生ワクチンにおい
    て、 パリー所在のパスツール・インスティテュートにおいて
    寄記番号No.I−473で登録されている84−4菌株の感染
    性気管支炎ウイルス(IBV)を含有することを特徴とす
    る感染性気管支炎ワクチン。
  2. 【請求項2】少くとも102.5EID50/用量の84−3菌株のI
    BVを含有する特許請求の範囲第1項記載のワクチン。
  3. 【請求項3】さらに他のIBV菌株のウイルスを1種また
    は2種以上含有する特許請求の範囲第1項または第2項
    記載のワクチン。
  4. 【請求項4】84−3菌株のIBVのほかに、さらにH120菌
    株のIBVを含有する特許請求の範囲第3項記載のワクチ
    ン。
  5. 【請求項5】IBVの全量が少くとも106.0EID50/用量であ
    る特許請求の範囲第4項記載のワクチン。
  6. 【請求項6】さらに他の家畜ウイルスを1種または2種
    以上含有する特許請求の範囲第1〜5項のいずれか一つ
    の項に記載のワクチン。
  7. 【請求項7】1種または2種以上のIBVのほかに、さら
    にニューカッスル病ウイルスを含有する特許請求の範囲
    第6項記載のワクチン。
  8. 【請求項8】パリー所在のパスツール・インスティテュ
    ートにおいて寄記番号No.I−473で登録されている84−
    3菌株のIBV。
JP16484286A 1985-07-18 1986-07-15 感染性気管支炎ワクチン Expired - Lifetime JPH07121874B2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
NL8502070 1985-07-18
NL8502070 1985-07-18

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