JPH055008U - 天押しコンパクト - Google Patents

天押しコンパクト

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JPH055008U
JPH055008U JP6201791U JP6201791U JPH055008U JP H055008 U JPH055008 U JP H055008U JP 6201791 U JP6201791 U JP 6201791U JP 6201791 U JP6201791 U JP 6201791U JP H055008 U JPH055008 U JP H055008U
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JP
Japan
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lid
shaft
container body
rear end
hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP6201791U
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English (en)
Inventor
宏哲 百合
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Key Trading Co Ltd
Original Assignee
Key Trading Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 片手で蓋体の閉蓋状態を保持する係合を解除
することができるとともに、蓋体を自動的に開蓋状態に
することができる天押しコンパクトを提供する。 【構成】 略コ字状の支持体10を蓋体9の後端縁に沿
わせて配設し、上記コ字状の両横辺11の先端を上記蓋
体9の左右両側壁に軸着し、上記コ字状の縦片から垂下
する連結片13を、容器本体6の後端部に設けられた切
欠部28に配設し、この切欠部28の側面に穿設された
貫通穴30と、上記連結片13に、横方向に穿設された
軸穴14とを位置合わせした状態で、上記貫通穴30に
軸体19を嵌挿しかつこの軸体19の一端から延びるね
じり軸部21を上記軸穴14内にねじつた状態で配挿し
て上記容器本体6と支持体10とをヒンジ連結し、上記
容器本体6の上面の中央から後端側を後方に向かう上り
傾斜のテーパ面32に形成し、上記容器本体6の前端部
に蓋体9の前端部に設けた係合部35に係合する被係合
部34を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、蓋体の天井部の後端側を押圧することにより蓋体を自動的に開け ることができる天押しコンパクトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、コンパクトは、化粧料が収容される容器本体の後端部に、蓋体の後端 部がヒンジ連結されて構成されており、その閉蓋状態は、図12に示すように、 容器本体1の前端部に形成された係合突起2に、蓋体3の前端部から垂下する係 合爪4を係合させることにより維持できるようになつている。そして、使用の際 には、蓋体を上方に押し上げることにより、上記係合突起2と係合爪4との係合 を解除して蓋体3を開け、容器本体1に収容されている化粧料5を用いて化粧す ることが行われている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記コンパクトでは、使用の際に、一方の手で容器本体1を持 ち、他方の手で蓋体3を上方に押し上げてこじ開けるようにして上記係合突起2 と係合爪4との係合を解除しなければならず、操作しにくいという問題点を有し ている。また、上記係合突起2と係合爪4との係合を解除しても、蓋体3をさら に後方に回動させて蓋体3を開蓋状態にしなければならず動作が煩雑になる。
【0004】 この考案は、このような事情に鑑みなされたもので、片手で蓋体の閉蓋状態を 保持する係合を解除することができるとともに、蓋体を自動的に開蓋状態にする ことができる天押しコンパクトの提供をその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、この考案の天押しコンパクトは、蓋体の後端部に 略コ字状の支持体を蓋体の後端縁に沿わせて配設し、上記支持体のコ字状の両横 辺の先端部を上記蓋体の左右両側壁に軸着し、上記支持体のコ字状の縦片から連 結片を垂下し、この連結片を容器本体の後端部に設けられた切欠部に配設し、こ の切欠部の側面に穿設された貫通穴と、上記連結片に、横方向に穿設された軸穴 とを位置合わせした状態で、上記貫通穴に軸体を嵌挿するとともに、この軸体の 一端から延びるねじり軸部を上記軸穴内にねじつた状態で配挿して上記容器本体 と支持体とをヒンジ連結し、上記容器本体の上面の中央から後端側を後方に向か う上り傾斜のテーパ面に形成し、上記容器本体の前端部に蓋体の前端部に設けた 係合部に係合する被係合部を設けたという構成をとる。
【0006】
【作用】
すなわち、この考案の天押しコンパクトは、略コ字状の支持体の両横片に蓋体 を軸着し、この支持体のコ字状の縦辺から垂下する連結片を、容器本体の後端部 に設けられた切欠部に配設してヒンジ連結したものである。この天押しコンパク トは、不使用時には、上記容器本体の前端部に設けられた被係合部と、上記蓋体 の前端部に設けた係合部との係合によつて閉蓋状態が保持されている。また、閉 蓋状態で、上記連結部に穿設された貫通穴に嵌挿された軸体の一端から延びるね じり軸部が、上記連結片に穿設された軸穴内にねじつた状態で配挿されている。 この閉蓋状態から開蓋する場合には、上記蓋体の後端部を下方に押圧して上記蓋 体の後端部を、上記支持体の両横辺との軸着部分を中心に下方に移動させる。こ れにより、上記蓋体の下面後端が、上記容器本体の上面の中央から後端側に形成 された後方に向かう上り傾斜に沿つた状態になつて、上記蓋体の前端側が上方に 持ち上がり、上記被係合部と係合部との係合が解除される。その結果、上記連結 片の軸穴内にねじつた状態で配挿されているねじり軸部が復元し、蓋体が自動的 に開蓋する。
【0007】 つぎに、この考案を実施例にもとづいて詳しく説明する。
【0008】
【実施例】
図1および図2はこの考案の天押しコンパクトの一実施例を示している。すな わち、このコンパクトは、上面に化粧料6aの収容部7を有する容器本体6と、 この容器本体6の後端部にヒンジ連結され裏面に鏡(図では隠れて見えない)が 貼着された中蓋8と、上記容器本体6を閉塞する蓋体9とで構成されている。
【0009】 上記蓋体9の後端内周面には、略コ字状の支持体10が蓋体9の後端縁に沿わ せて配設されている。そして、上記コ字状の両横辺11の先端部に穿設された孔 部11aと、上記蓋体9の左右両側壁に穿設された孔部9aとを位置合わせした 状態で連結ピン12を嵌挿して支持体10が上記蓋体9に揺動可能に連結されて いる。13は上記支持体10の左右角部から垂下する連結片で、図3に示すよう に、横方向に軸穴14が穿設され、上記中蓋8の後端から延びるヒンジ片15に も横方向に軸穴16が穿設されている。そして、上記連結片13の内側に上記ヒ ンジ片15を配設し、かつ両軸穴14,16を位置合わせした状態で、上記両軸 穴14,16に、軸棒17が配挿されている。
【0010】 上記軸棒17(図1に戻る)は、丸棒状でその外周面に長手方向に沿つて突条 18が形成された軸体19と、この軸体19の両端から延びる左右ねじり軸部2 0,21とで構成されている。上記軸棒17の内部には、図4に示すように、細 長い環が折り曲げ形成された針金23が、その両端をそれぞれねじり軸部20, 21の端面に固着された状態で内蔵されている。また、上記軸体19と両ねじり 軸部20,21との連結部分には、それぞれグリス24が塗布されている。そし て、上記連結片13とヒンジ片15の軸穴14,16を位置合わせし、かつ上記 中蓋8と蓋体9との間を約45度開けた状態で、上記両軸穴14,16に上記軸 棒17が配挿されている。この状態では、上記ねじり軸部21の突起25が、図 5に示すように、右側連結片13の軸穴14の穴壁に形成された溝部14aに嵌 合してねじり軸部21が連結片13に固定されている。また、上記ねじり軸部2 0の突起26が、図6に示すように、中蓋8の左側のヒンジ片15の軸穴16の 穴壁に形成された溝部16aに嵌合してねじり軸部20がヒンジ片15に固定さ れている。なお、27は溝部で、上記両軸穴14,16に軸棒17を配挿する際 に、軸棒17の突起25,26および突条18が通過しやすいように上記軸穴1 4,16の穴壁に形成されている(図1参照)。そして、上記蓋体9が容器本体 6から約180度開蓋した状態で、上記連結片13とヒンジ片15が、上記容器 本体6の後端部を切欠いて形成された左右切欠部28に配設され、切残された中 央部分によつて構成される連結部29の上面に設けられた凹条30に、図7に示 すように、上記軸体19がその突条18を上記凹条30の前面に向けた状態で配 設されている。そして、上記軸体19を上記凹条30から抜け止めするための抜 け止め部材31が、上記凹条30の上部に固着されて、上記容器本体6の連結部 29に上記支持体7と中蓋8とがヒンジ連結されている。
【0011】 なお、上記容器本体6の上面の中央から後端側が、図8に示すように、後方に 向かう上り傾斜のテーパ面32に形成されている。また、上記容器本体6の前端 部に設けられた凹部33の後側面に係合突起34が形成され、この係合突起34 が上記蓋体9の前端部から垂下する係合爪35に係合して閉蓋状態を保持するよ うになつている(図7参照)。
【0012】 このように構成された天押しコンパクトは、不使用時には、蓋体9の係合爪3 5を容器本体の係合突起34に係合させて閉蓋しておく。これにより、連結片1 3に固定されているねじり軸部21が、図9に示す状態から前方に180度回動 し(図5参照)、ねじり軸部21内に位置する針金23がねじれた状態になる。 また、ヒンジ片15に固定されているねじり軸部20が、図10に示す状態から 前方に135度回動し(図6参照)、ねじり軸部20内に位置する針金23がね じれた状態になる。そして、このコンパクトに収容された化粧料を使用する場合 、まず、図8の閉蓋状態の蓋体9の上面後端部を下方に押圧する。これにより、 図11に示すように、蓋体9の下面後端部が下方に移動して上記容器本体6のテ ーパ面32に沿つた状態になる。それと同時に、上記蓋体9の前端側が上方に持 ち上がり、係合爪35と係合突起34との係合が解除される。その結果、ねじり 軸部20が針金23のねじれた状態から復元する力に付勢されて蓋体9が自動的 に後方に回動し、図9に示すように、蓋体9が開いた状態になる。それとともに 、ねじり軸部21が針金23のねじれた状態から復元する力に付勢されて中蓋8 が自動的に後方に回動し、中蓋8も開いた状態になる。なお、蓋体9と中蓋8は 、軸体19とねじり軸部20,21との間のグリス24の粘性によつてねじり軸 部20,21の回動速度が緩衝されて緩やかに回動することからゆつくりと開蓋 する。このようにして蓋体9と中蓋8を開蓋状態にして、容器本体6に収容され ている化粧料6aをパフに移し取り化粧することが行われる。
【0013】 このように、上記天押しコンパクトは、蓋体9の後端部を下方に押圧するだけ で、蓋体9の係合爪35と容器本体6の係合突起34との係合を解除することが できる。したがつて、従来のコンパクトにように片手で容器本体を持ち、他方の 手で蓋体を持ち上げたりしなくても、片手で上記係合を解除することができ便利 である。また、上記のようにして係合を解除するだけで、自動的に蓋体9および 中蓋8が開蓋し便利である。さらに、軸体19の両端に取り付けられたねじり軸 部20,21がグリス24の粘性を利用して緩やかに回動するため、開蓋の勢い によりパフが飛び出したり化粧料6aが飛び散ることがない。
【0014】 なお、上記実施例では、中蓋8が内部に取り付けられているが、中蓋8を取り 付けず容器本体6と蓋体9とで構成しても差し支えない。
【0015】
【考案の効果】
以上のように、この考案の天押しコンパクトは、蓋体の後端部に略コ字状の支 持体が蓋体の後端縁に沿わせて配設され、上記支持体のコ字状の両横辺の先端部 が上記蓋体の左右両側壁に軸着され、上記支持体のコ字状の縦片から垂下する連 結片が、この連結片が容器本体の後端部に設けられた切欠部に配設されてヒンジ 連結されている。そして、上記容器本体の上面の中央から後端側が後方に向かう 上り傾斜に形成され、上記容器本体の前端部に蓋体の前端部に設けた係合部に係 合する被係合部が設けられている。したがつて、蓋体の後端部を下方に押圧する だけで、上記係合部と被係合部との係合を解除することができるため、片手で上 記係合を解除することができ便利である。また、上記切欠部の側面に穿設された 貫通穴と、上記連結片に、横方向に穿設された軸穴とを位置合わせした状態で、 上記貫通穴に軸体が嵌挿されているとともに、この軸体の一端から延びるねじり 軸部が上記軸穴内にねじつた状態で配挿されて上記容器本体と支持体とがヒンジ 連結されている。したがつて、閉蓋状態を保持する上記係合を解除すると、ねじ り軸部のねじれた状態から復元して蓋体が自動的に開蓋するため、煩雑な動作を 行うことなく片手で蓋体を開けることができ便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】上記実施例の斜視図である。
【図3】上記実施例の要部断面図である。
【図4】軸棒の縦断面図である。
【図5】上記実施例の縦断面図である。
【図6】上記実施例の縦断面図である。
【図7】上記実施例の縦断面図である。
【図8】上記実施例の側面図である。
【図9】上記実施例の使用態様を説明する縦断面図であ
る。
【図10】上記実施例の使用態様を説明する縦断面図で
ある。
【図11】上記実施例の使用態様を説明する側面図であ
る。
【図12】従来例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
6 容器本体 9 蓋体 10 支持体 11 横辺 13 連結片 14 軸穴 19 軸体 21 ねじり軸部 28 切欠部 30 凹条 32 上り傾斜のテーパ面 34 係合突起 35 係合爪

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓋体9の後端部に略コ字状の支持体10
    を蓋体9の後端縁に沿わせて配設し、上記支持体10の
    コ字状の両横辺11の先端部を上記蓋体9の左右両側壁
    に軸着し、上記支持体10のコ字状の縦片から連結片1
    3を垂下し、この連結片13を容器本体6の後端部に設
    けられた切欠部28に配設し、この切欠部28の側面に
    穿設された貫通穴30と、上記連結片13に、横方向に
    穿設された軸穴14とを位置合わせした状態で、上記貫
    通穴30に軸体19を嵌挿するとともに、この軸体19
    の一端から延びるねじり軸部21を上記軸穴14内にね
    じつた状態で配挿して上記容器本体6と支持体10とを
    ヒンジ連結し、上記容器本体6の上面の中央から後端側
    を後方に向かう上り傾斜のテーパ面32に形成し、上記
    容器本体6の前端部に蓋体9の前端部に設けた係合部3
    5に係合する被係合部34を設けたことを特徴とする天
    押しコンパクト。
  2. 【請求項2】 上記容器本体6の連結部29に中蓋8の
    後端から延びるヒンジ片15を配設し、上記ヒンジ片1
    5に、横方向に穿設された軸穴16と、上記連結部29
    の貫通穴30とを位置合わせした状態で、上記貫通穴3
    0に嵌挿された軸体19の他端から延びるねじり軸部2
    0を上記ヒンジ片15の軸穴16内にねじつた状態で配
    挿して上記容器本体6と中蓋8とをヒンジ連結した請求
    項1記載の天押しコンパクト。
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