JPH05500380A - ラクタム官能性を有するアルキルビニルエーテル重合体 - Google Patents
ラクタム官能性を有するアルキルビニルエーテル重合体Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
ラクタム官能性を有するアルキルビ斗ルエーテル重合体発明の背景
工業的に使用されている多くの水溶性重合体および共重合体は、多くの製品のた
めの粘着性被膜および増粘剤として特に化粧品および織物の仕上げ技術において
用いられている。しかし、これらの商品の多くは黄変し、ある用途に要求される
接着強度を提供しない。アルキルビニルエーテルと無水マレイン酸との1=1の
割合の共重合体は、十分な被膜形成および接着特性を存する。しかし、重合体は
ある条件下で長時間にわたり脆化をうける。また、この重合体は、基材に塗布す
る際、中程度の接着強度を有するにすぎない。
従って、本発明の目的は、独得の構造および優れた特性を有する重合体に関する
上記の欠点を克服することにある。
他の目的は、アルキルビニルエーテル/無水マレイン酸共重合体の接着強度を、
水素結合を促進させるある変性により増強させることにある。
本発明の他の目的は、優れた接着力を特徴とする、透明な、黄変しない被膜を形
成することができ、薬学的製品、化粧品および織物の仕上げに用いることのでき
る重合体を提供することにある。
本発明の尚他の目的は、経済的で工業的に実施可能な重合体の製造方法を提供す
ることにある。
本発明のこれらのおよび他の目的は、以下の説明および開示から明らかになるで
あろう。
発明の開示
本発明において、重合体主鎖に化学結合したラクタム部を有し、次式
て表されるくり返し単位または単位Aを含むこれらの混合物(式中RおよびR1
はそれぞれ独立してCI−C+ sのアルキル基:R2は酸素原子、硫黄原子ま
たは−NR’−; R’は水素原子または低級アルキル基、R3は3〜6個の炭
素原子を存し、随意に低級アルキル基でモノ−またはジー置換したアルキレン基
、Wは水素原子、−NH,、アルカリ金属またはアルカリ土類金属;Yは直鎖、
分枝または環状構造のアルキレン基;Zは水素原子、−NH4、アルカリ金属ま
たはアルカリ土類金属;Xはヒドロキシフェニル基、低級アルキル基またはこれ
らの混合物;tは2〜8の値;m、m’ 、m“およびnは独立して30〜3.
500の値を有し、nは重合体の少なくとも5モル%を示す)を有する新規なア
ルキルビニルエーテル重合体が提供される。
本発明の重合体は約1.000.000までの分子量を有することができる:し
かじ、約35.000〜約250.000の分子量か好ましい。
R3がプロピレンまたはブチレン基であり、nが約100〜約400の値を有す
る重合体が好ましい。
上記の如き、ラクタムは共重合体と混合せず、その代わりに本発明の生成物の極
めて高い接着強度並びに溶解性のもとになる共重合体主鎖に化学結合する。
本発明の重合体は水溶性であり、長時間にわたり黄変しない透明無色の被膜を形
成する。高分子量、例えば75.000より太きい重合体は、化粧品および市販
の洗剤の分野に用いられる多くの組成物用の優れた増粘剤およびゲル化剤である
。重合体のラクタム部は、ケラチン性基材に塗布する際状態調節特性に寄与し、
永続的な軟化効果を有する。薬学的および農業的適用において、本発明の生成物
は毒性が低いため、活性成分の放出を制御するために複合化剤(complex
ing agent)として使用することか勧められる。上記に列挙した薬剤、
化粧品および農業用放出系における利点に加えて、本発明の重合体は工業的装置
および管におけるスケール沈積を抑制することが見出された。本発明の重合体が
水に容易に溶解する一方、これらはエタノール、酢酸エチル、テトラヒドロフラ
ン、アセトンおよびメチルエチルケトンのようなケトン並びにヘキサンのような
アルカンを含む多くの市販の溶媒による攻撃に耐える。この特性は、ラクタムお
よびアルキルビニルエーテル/無水マレイン酸共重合体の両方がこれらの溶媒に
可溶であるため、特に予期されないものである。他の一般的な使用は可溶化剤お
よび分散剤としての利用を含み、これらはこの開示から明らかになるであろう。
本発明の重合体の単位は無秩序に、または交互に配置する:しかじ、単位Aがブ
ロック状構造を含む際は、重合体はブロック構造部もまた含むことができる。一
般に、本発明の重合体は少なくとも5重量%、好ましくは少なくとも10重量%
のラクタム含有単位、最も好ましくは約20〜約60重量%の上記ラクタム部を
含有する。
本発明の共重合体A(式中Zは水素原子を示す)は次式で表されるアルキルビニ
ルエーテル/無水マレイン酸共重合体(式中R4は一0H1−SH、−NH2ま
たは−NHR’を示し、R′′は低級アルキルを示す)で表されるラクタムと反
応させることにより調製することができる。この反応は、約20〜約100℃の
温度で、約20〜約60間にわたり、約0〜約50psig (約O〜約3.5
2kg/ cm2)のもとて実施する。
一般に、アルキルビニルエーテル/無水マレイン酸共重合体、例えばガントレズ
@ (GANTREZ■)ANを、不活性溶媒、例えばメチルエチルケトン、酢
酸エチル、テトラヒドロフラン、アセトン、クロロホルム等およびこれらの混合
物に溶解して約6〜約30重量%、好ましくは約15〜約25重量%の共重合体
を含有する溶液を得ることが好ましい。ラクタムをこの溶液に、固体または液体
のいずれかとして徐々に加えるが、ラクタムが固体の場合、これを不活性溶媒、
好ましくは共重合体溶液に用いるものと同一の溶媒に予備溶解するのが好ましい
。反応は、無酸素雰囲気中でかきまぜなから実施する。
共重合体Aに対応する塩を得るにあたり、上記の土酸(halfacid)生成
物を同様の条件下で塩生成のアルカリ金属またはアルカリ土類金属化合物、例え
ば上記金属の酸化物、水酸化物または炭酸塩、もしくは水酸化アンモニウムと反
応させる。これらの反応の詳細は、本出願人の係属する特許出願FDN−177
2にさらに詳細に開示されている。
この反応の完了にあたり、固体生成沈殿物を反応混合物から濾別し、その後選択
された溶媒で洗浄して、乾燥して溶媒を除去することにより、反応混合物から分
離する。乾燥工程は真空下で実施するかまたは生成物を室温または約60°Cま
でのわずかに高温において約20時間以内にわたり空気乾燥することにより実施
することかできる。
単位Aを有する重合体、例えばAとB、B−1またはB−2の少なくとも1個を
存する重合体を、若干の異なる反応により合成することができる。
AおよびB単位を存する生成物を得るにあたり、過剰量の反応体Cを上記の反応
C+Dに用いる。Cの過剰の量は、生成物に望まれる無水マレイン酸の割合に依
存する。例示した方法により、反応体C:反応体りのモル比を、重合体生成物中
の重合体に含まれる無水単位の量に依存させて約1:0.1〜約に〇。
9、好ましくは約1:0.3〜約1:0−7の間で変化させることAおよびB−
1またはA、BおよびB−1単位を有する重合体を得るにあたり、無水マレイン
酸を含有する上記方法■の重合体を完全に、または部分的に対応するマレイン酸
に加水分解する。この反応もまた、水または蒸気の量または反応の継続時間を、
生成物に望まれるジカルボン酸基の量に従い変化させることができる以外は、上
記に示した工程条件の下で実施する。
方法■
AおよびB−2塩またはA、B−1およびB−2塩単位を有する重合体を、上記
方法■の重合体を完全に加水分解した状態で無機塩生成化合物、例えばアルカリ
金属、アルカリ土類金属、アンモニウムまたは亜鉛化合物、例えば水酸化物、酸
化物、炭酸塩等と反応させることにより調製する。特定的な例は、NH,OH。
NaOH、KOH、Mg(OH)z 、 Zn(OH)z 、 ZnO、CaC
0−、KzCOs 。
1003等を含む。用いる塩生成化合物の量に依存して、生成する重合体の酸性
基は、完全に塩に変換されるかまたは生成物かB−1の単位を存するように部分
的にのみ変換される。
A 十B+B−1+B−2塩単位またはA+B+B−2塩単位を存する重合体組
成物もまた、方法■の部分的に加水分解された重合体を塩生成化合物と、同様の
条件下で反応させることにより得ることかできる。
方法■
A+B+B−2単位を存する金属またはアンモニウム塩重合体もまた、方法Iの
A+B単位を存する加水分解されていない重合体を無機塩生成化合物と、同様の
塩生成条件下で直接反応させることにより調製することができる。
方法V
A+B−2エステルまたはA+B+B−2エステル単位の重合体を存するエステ
ルを、方法Iの共重合体生成物をアルコールまたはヒドロキシフェニル反応体、
例えば01〜C4アルカノール、フェノール、ヒドロキノール、バラヒドロキシ
ベンゾエート等と反応させることにより合成する。再び、重合体出発物質の部分
的または完全な変換を、用いる水酸化化合物の量により実施することができる。
方法I〜■の反応は、約20〜約100°Cの温度で、約20分〜約5時間、約
O〜約100 psig (約0〜約7.03kg/ cm2)の下で実施する
。
上記に定めた単位の他の重合体の組み合わせは、上記の重合体改良法の概説から
明らかになるであろう。
上述の如く、本発明の重合体は水溶性であり、基材表面に塗布した場合耐摩耗性
および耐有機薬品性被膜を形成する。この性能で用いる際、約0.1〜約lOミ
ル(約0.00254〜約0.254mm)の厚さの被膜か好ましい。
このように本発明を一般的に説明したが、ここで本発明の好適例を示す実施例を
参照するが、これらの実施例は、前記の説明および添付した請求の範囲に一層広
く記載しである本発明の範囲を制限するものと解釈すべきでない。
実施例1
11フラスコに、機械的かきまぜ機、還流冷却器、温度計、滴下漏斗および窒素
注入管/注出管を取り付けた。アセトン(150mA’ ) 、続いて78.0
8 g (0,5モル)のメチルビニルエーテル/無水マレイン酸共重合体(ガ
ントレズ■AN−119、分子量約20.000を有するもの)および500
mlの酢酸エチルをフラスコに加えた。反応混合物を、1時間にわたりかきまぜ
ながら窒素のガスシールのもとて60℃に加熱した。次に、1−(2−アミノエ
チル)−2−ピロリドン(50,4g、0.4モル)を透明溶液に45分間にわ
たり滴下し、これにより沈殿か生成した。さらに2時間にわたり60°Cてかき
ませを続け、その後反応混合物を30°Cまで冷却し、生成した沈殿生成物を吸
引濾過し、高圧下で8時間乾燥し、124.6 gの生成物(収率97%)を回
収した。
生成物は、次式
の単位を存し、湿式分析、すなわち0.1規定HCI (遊離第1アミンを含ま
ない)および0.1規定NaOHでの滴定(H2Oで加水分解した後);窒素分
析およびスペクトル分析(IR,’Hおよび+3CNMR)により、決定した。
これらの分析に基いて、ガントレズ■AN−119の無水基の約7896か半ア
ミド/酸形態に変換された。
実施例2
用いた1−(2−アミノエチル)−2−ピロリドンの量を37.8g (0,3
モル)とした以外は実施例1の反応をくり返した。生成物の収率は95.2%で
あった。生成物は40%の無水物単位および60%のラクタム半酸単位を有して
いた。
実施例3
用いた1−(2−アミノエチル)−2−ピロリドンの量を25.2g (0,2
モル)とした以外は実施例1の反応をくり返した。ロトバップ(rotovap
)中で溶媒を除去して、生成物の収率は90.5%であった。生成物は60%の
無水物単位および40%のラクタム半酸単位を有していた。
実施例4
用いた1−(2−アミノエチル)−2−ピロリドンの量を12.6g(0,1モ
ル)とした以外は実施例1の反応をくり返した。ロトバップ中で溶媒を除去して
、生成物の収率は93.4%であった。生成物は80%の無水物単位および20
%のラクタム半酸単位を約41.000の分子量を有するメチルビニルエーテル
/無水マレイン酸共重合体ガントレグ0AN−139をガントレズ■AN−11
9の代わりに用いた以外は実施例2の反応をくり返した。生成物の収率は95.
8%であり、重合体は40%の無水物単位および60%のラクタム半酸単位を有
していた。
実施例6
約50.000の分子量を有するメチルビニルエーテル/無水マレイン酸共重合
体ガントレグ@AN−149をガントレズ0AN−119の代わりに用いた以外
は実施例4の反応をくり返した。生成物の収率は97.2%であり、重合体は4
0%の無水物単位および60%のラクタム半酸単位を存していた。
実施例7
メチルビニルエーテル/無水マレイン酸共重合体ガントレグ@AN−149を代
わりに用いた以外は実施例2の反応を(り返した。生成物の収率は98.1%で
あり、重合体は40%の無水物単位および60%のラクタム半酸単位を有してい
た。
実施例8
メチルビニルエーテル/無水マレイン酸共重合体ガントレグ■AN−149を代
わりに用いた以外は実施例4の反応をくり返した。生成物は収率93.9%で得
られ、80%の無水物単位および20%のラクタム半酸単位を有していた。
実施例9
約67、000の分子量を有するメチルビニルエーテル/無水マレイン酸共重合
体ガントレグ■AN−169を代わりに用いた以外は実施例2の反応をくり返し
た。生成物は収率98,7%で得られ、40%の無水物単位および60%のラク
タム半酸単位を有していた。
実施例1O
メチルビニルエーテル/無水マレイン酸共重合体ガントレグ■AN−169を代
わりに用いた以外は実施例4の反応をくり返した。生成物は収率93.6%で得
られ、80%の無水物単位および20%のラクタム半酸単位を存していた。
実施例11
用いたラクタムを1−(3−アミノプロピル)−2−ピロリドンとした以外は実
施例2の反応をくり返した。生成物は収率96.2%で得られ、40%の無水物
単位および60%のラクタム半酸単位を有していた。
実施例12
用いたラクタムを1−(3−アミノプロピル)−2−カプロラクタムとした以外
は、(同一のラクタム:重合体のモル基準で)実施例2の反応をくり返した。生
成物は収率94.8%で得られ、40%の無水物単位および60%のラクタム半
酸単位を有して用いたラクタムを1−(4−アミノブチル)−2−ピロリドンと
した以外は、(同一のラクタム二重合体のモル基準で)実施例1の反応をくり返
した。生成物は収率95.7%で得られ、20%の無水物単位および80%のラ
クタム半酸単位を有していた。
実施例14
用いたラクタムを1− (6−アミノヘキシル)−2−ピロリドンとした以外は
、(同一のラクタム:重合体のモル基準て)実施例2の反応をくり返した。生成
物は収率96.2%で得られ、40%の無水物単位および60%のラクタム半酸
単位を有していた。
実施例】5
用いたラクタムを1−(6−アミノヘキシル)−2−ピロリドンとした以外は、
(同一のラクタム:重合体のモル基準で)実施例1の反応をくり返した。生成物
は収率98.3%で得られ、20%の無水物単位および80%のラクタム半酸単
位を有していた。
実施例16
用いたラクタムを1−(3−アミノプロピル)−2−ピペリドンとした以外は、
(同一のラクタム:重合体のモル基準で)実施例1の反応をくり返した。生成物
は収率97,7%で得られ、20%の無水物単位および80%のラクタム半酸単
位を有していた。
実施例17
250 mlビーカー内で、100 mlの水を約50℃に予備加熱し、急速に
回転するうすを生じるのに十分な速度でかきまぜた。実施例2において得られた
重合体(25g)を緩徐にうすに加え、粉末を急速に湿潤、分散させた。次に生
成したスラリーを高速で4時間、完全な溶液が生成するまてかきまぜた。所要に
応じて、蒸発により失われた水全量を、室温でおだやかにかきまぜなから補充し
た。かかる溶液は、接着剤ペーストまたは接着剤溶液に存用である。あるいはま
た、水を凍結乾燥またはオーブン乾燥により真空下で除去して次式:
て表される二酸単位40%およびラクタム半酸単位60%を有する加水分解した
重合体の自由流動性の粉末を得ることができる。
粉末生成物はまた、特にデバイスまたは材料を粘膜にはり付ける際に接着剤とし
て存用である。
実施例18
実施例I7の加水分解された重合体生成物をpH約6.5に、30%の炭酸ナト
リウム水溶液を用いて中和した。溶液を1/2時間、40〜50°Cで放置して
物質移動を完全にさせた。
生成した重合体のナトリウム塩溶液をドラム乾燥して収率95%で回収した。生
成物は約80%のナトリウム塩および約20%の遊離酸を有していた。
実施例19
炭酸ナトリウムおよび炭酸カルシウムの30%スラリーを塩生成化合物として用
いた以外は実施例I8の反応をくり返した。生成物は約80%のナトリウムおよ
びカルシウムの混合塩および20%の遊離酸を有していた。
酸化亜鉛のスラリーを塩生成化合物として用いた以外は実施例I8の反応をくり
返した。生成物は約85%の亜鉛塩および約15%の遊離酸を有していた。
実施例21
実施例1の重合体生成物をブタノールで無水物部とのモル比を1:1として50
°Cで3時間処理した。生成物を濾過により採集して乾燥した。生成物は収率9
5%で得られ、80%のラクタム半酸単位および20%のマレイン酸のブチレー
トの単位を有して実施例17の生成物およびポリ(メチルビニルエーテルマレイ
ン酸)の5%水溶液を用いて種々の基材上に被膜を形成した。
次に、薄膜を一夜オーブンで45°Cで真空乾燥した。この結果を以下に示す。
透明、光透過性 わずかにかすんでいる光沢あり 光沢が少ない
鋼鉄 100% 100%
アルミニウム 95% 85%
ポリプロピレン 被膜形成 被膜形成せずガラス 被膜形成 被膜形成せず
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.次式 A.▲数式、化学式、表等があります▼およびB.▲数式、化学式、表等があり ます▼または B−1.▲数式、化学式、表等があります▼または B−2.▲数式、化学式、表等があります▼の単位もしくはAと、B,B−1お よびB−2のうちの1種以上との混合物(式中RおよびR1はそれぞれ独立して C1〜C18のアルキル基;R2は酸素原子、硫黄原子または−NR5−;R5 は水素原子または低級アルキル基;R3は3〜6個の炭素原子を有し、随意に低 級アルキル基でモノ−またはジ−置換したアルキレン基;Wは水素原子、−NH 4、アルカリ金属またはアルカリ土類金属;Yはアルキレン基;Zは水素原子、 −NH4、アルカリ金属またはアルカリ土類金属もしくはこれらの混合物;Xは 低級アルキル基、ヒドロキシフェニル基またはこれらの混合物;tは2〜8の値 ;m,m′,m′′およびnは独立して30〜3,500の値を示す)を有する ことを特徴とするアルキルビニルエーテルの重合体。 2.次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ の単位を有することを特徴とする請求の範囲1記載の重合体。 3.次式 ▲数式、化学式、表等があります▼の単位を有することを特徴とする請求の範囲 1記載の重合体。 4.次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ の単位を有することを特徴とする請求の範囲1記載の重合体。 5.次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ の単位を有することを特徴とする請求の範囲1記載の重合体。 6.次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ の単位を有することを特徴とする請求の範囲1記載の重合体。 7.n:m,m′またはm′′の比率が3:2であることを特徴とする請求の範 囲1記載の重合体。 8.n:m,m′またはm′′の比率が4:1であることを特徴とする請求の範 囲1記載の重合体。 9.請求の範囲1記載の生成物を合成するにあたり、無酸素雰囲気中で次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Rおよびtは前述のものと同じであり、R4は−OH、−SH、−NH2 またはNHR5であり、R5は低級アルキルであある)で表されるC4〜C8ラ クタムを、モル過剰量のC1〜C18アルキルビニルエーテル−無水マレイン酸 共重合体と、約20〜約100℃の温度で、約0〜約100psig(約0〜約 7.03kg/cm2)のもとで反応させ、次式 A.▲数式、化学式、表等があります▼およびB.▲数式、化学式、表等があり ます▼で表される単位を有する第1の三元共重合体を回収し、随意に上記三元共 重合体を加水分解して少なくとも一部の無水物単位を次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表される二酸単位に変換して第2の三元共重合体とし、随意に上記の第2の三 元共重合体をアルカリ金属、アルカリ土類金属、亜鉛およびアンモニア化合物ま たはこれらの混合物から成る群から選択された無機塩生成化合物と反応させて上 記二酸部の少なくとも一部を対応する塩に変換する工程から成ることを特徴とす る液相合成方法。 10.アルキルビニルエーテル部がメチルビニルエーテルであることを特徴とす る請求の範囲9記載の方法。 11.アルキルビニルエーテル部がエチルビニルエーテルであることを特徴とす る請求の範囲9記載の方法。 12.アルキルビニルエーテル部がブチルビニルエーテル部であることを特徴と する請求の範囲9記載の方法。 13.ラクタムがピロリドンであることを特徴とする請求の範囲9記載の方法。 14.ラクタムのR3がOHであることを特徴とする請求の範囲9記載の方法。 15.ラクタムのR3がNH2であることを特徴とする請求の範囲9記載の方法 。 16.請求の範囲9記載の上記第1重合体を無機塩生成化合物と、アルキルビニ ルエーテル/マレイン酸半酸ラクタム単位およびマレイン酸単位に対応する塩を 有する重合体を生成するのに有効な条件下で接触させることを特徴とする上記重 合体の製造方法。 17.請求の範囲9記載の上記第1重合体をアルコールまたはヒドロキシフェニ ル化合物と、アルキルビニルエーテル/マレイン酸半酸ラクタムおよびマレイン 酸単位に対応するエステルを有する対応する共重合体を生成するのに有効な条件 下で接触させることを特徴とする上記共重合体の製造方法。 18.有効な接着剤生成量の請求の範囲1記載の化合物を接着特性を必要とする 物質に加える方法。 19.有効な保護被膜量の請求の範囲1記載の重合体を有することを特徴とする 基材表面。
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