JPH0550009U - 内燃エンジンの吸気バルブ - Google Patents
内燃エンジンの吸気バルブInfo
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- JPH0550009U JPH0550009U JP9956691U JP9956691U JPH0550009U JP H0550009 U JPH0550009 U JP H0550009U JP 9956691 U JP9956691 U JP 9956691U JP 9956691 U JP9956691 U JP 9956691U JP H0550009 U JPH0550009 U JP H0550009U
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- valve
- intake
- intake valve
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- combustion engine
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 吸気抵抗を減少させ、吸気量を増加させて、
エンジンの燃焼効率を向上させる。 【構成】 吸気ポート2内に露出するバルブステム12
に、最大リフト時に弁頭11上方の吸気路7の面積を滑
らかに変化させる球形の膨出部13を備えて成る。
エンジンの燃焼効率を向上させる。 【構成】 吸気ポート2内に露出するバルブステム12
に、最大リフト時に弁頭11上方の吸気路7の面積を滑
らかに変化させる球形の膨出部13を備えて成る。
Description
【0001】
この考案は、内燃エンジンの吸気バルブに関する。
【0002】
図2は、4サイクルエンジンに用いられる、従来の内燃エンジンの吸気バルブ 50を示す。図2によれば、シリンダヘッド55に設けられた吸気ポート56は 、シリンダヘッド55の一側に接続される図示しない吸気管とシリンダブロック 58のシリンダ室59とを連通させる。吸気ポート56のシリンダ室59側の開 口端57には、吸気バルブ50が配設されている。
【0003】 吸気バルブ50は、図示しないバルブスプリングにより、常に上方への付勢力 を受け、図示しないロッカーアームがバルブスプリングの付勢力に抗してバルブ ステム52を下方に押動すると、吸気バルブ50のシート面53がシリンダヘッ ド55のバルブシート57aから離隔し、吸気バルブ50が開弁する。そして、 吸気バルブ50の最大開弁時、つまり、吸気バルブ50の最大リフト時に最大の 吸気量が得られ、この吸気量はエンジンの燃焼特性に大きな影響を与える。
【0004】 また、従来の吸気バルブ50は、主に軽量化の観点から略きのこ状に形成され 、すなわち、傘状の弁頭51の上部に円柱状のバルブステム52が一体に形成さ れて成る。
【0005】
このように、従来の内燃エンジンの吸気バルブ50は、傘状の弁頭51の上部 に細いバルブステム52が一体に形成されて成るため、吸気路面積が弁頭51近 傍で急激に狭まり、吸気バルブ50の最大リフト時に、シリンダ室59に流入さ れる吸気流が吸気バルブ50の弁頭51に衝突する。このため、最大リフト時に 吸気抵抗が増し、吸気量が減少する。この吸気量の減少はエンジンの燃焼効率の 低下を招き、また、ディーゼルエンジンの場合には排ガス中のすす等を増加させ るという問題がある。
【0006】 本考案はこのような問題を解決するためになされたもので、最大リフト時に吸 気抵抗を減少させ、吸気量を増加させて、エンジンの燃焼効率の向上を図ると共 に、ディーゼルエンジンにあっては排ガス中のすす等を低減させるように図った 内燃エンジンの吸気バルブを提供することを目的とする。
【0007】
上述の目的を達成するために、本考案の内燃エンジンの吸気バルブは、吸気ポ ート内に露出するバルブステムに、最大リフト時に弁頭上方の吸気路面積を滑ら かに変化させる球形の膨出部を備えたことを特徴とする。
【0008】
上述の内燃エンジンの吸気バルブにおいて、バルブステムに備えられた球形の 膨出部は、最大リフト時に弁頭上方の吸気路面積を滑らかに変化させるので、最 大リフト時に、吸気流を弁頭に沿って無理なく流し、もって、吸気抵抗を減少さ せ、吸気量を増加させる。
【0009】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 図1は、本考案の内燃エンジンの吸気バルブの具体的構成を示す。 図1において符号1は、4サイクルエンジンのシリンダヘッドを示し、シリン ダヘッド1内には各シリンダ毎に吸気ポート2が設けられている。この吸気ポー ト2はシリンダ室21の上方において略直角に湾曲形成され、一の開口端はシリ ンダヘッド1の一側に開口し、また、他の開口端はシリンダヘッド1の下面、つ まり、シリンダブロック20のシリンダ室21の上方に開口している。吸気ポー ト2の開口端3にはリング状のシートリング4が嵌合され、シートリング4の下 端面には、後述する吸気バルブ10のシート面14が面接するバルブシート5が 加工形成されている。このシートリング4は、磨耗防止の観点から耐磨耗材で形 成されている。また、シリンダヘッド1には、吸気ポート2の湾曲部6に臨んで 、円筒状のバルブガイド16が上方から嵌合され、このバルブガイド16には、 シリンダ室21側から吸気バルブ10が慴動自在に嵌挿されている。
【0010】 吸気バルブ10は、主に軽量化の観点から略きのこ状に形成され、すなわち、 傘状の弁頭11の上部に略円柱状のバルブステム12が一体に形成されて成り、 バルブステム12はその上側がバルブガイド16に嵌挿されている。そして、バ ルブステム12の下側、つまり、吸気ポート2内に露出する部分には、球形の膨 出部13が一体に形成されている。この膨出部13は、吸気バルブ11の最大開 弁時、つまり、最大リフト時(図示状態)に、その中心点13aが吸気ポート2 の中心線2a上に配置されるようになっている。つまり、膨出部13は、最大リ フト時に、吸気ポート2の真中に配置されるようになっている。ただし、吸気バ ルブ10の全作動域において、膨出部13がバルブガイド16に衝突することは ない。
【0011】 また、弁頭11の外周上にはシート面14が形成され、このシート面14が上 述したシートリング4のバルブシート5に、図示しないバルブスプリングの付勢 力により面接して、吸気バルブ10が閉弁される。 次に、本内燃エンジンの吸気バルブ10の作用について、説明する。 吸気バルブ10は、エンジンの圧縮,膨張および排気行程において、図示しな いバルブスプリングの付勢力により、吸気バルブ10の弁頭11のシート面14 がシートリング4のバルブシート5に面接して、閉弁している。
【0012】 一方、エンジンの吸気行程においては、クランクシャフトに連動するロッカー アーム(共に図示ぜず)がバルブスプリングの付勢力に抗してバルブステム12 を下方に押動する。これにより、吸気バルブ10のシート面14がシートリング 4のバルブシート5から離隔し、吸気バルブ10が開弁する。そして、吸気バル ブ10の最大リフト時には、上述したように、バルブステム12の膨出部13が 吸気ポート2の真中に配置されるようになっているので、吸気ポート2と膨出部 13とにより形成される空間、つまり吸気路7が、膨出部13を囲んで一様に且 つ徐々に狭められ、吸気路面積を滑らかに変化させている。このため、膨出部1 3を通過した吸気流は、吸気バルブ10の弁頭11近傍で急激に狭められること なく弁頭11に沿って無理なく流れ、弁頭11に衝突することが防止される。こ のため、最大リフト時における空気抵抗が減少し、吸気が速やかに行われて吸気 量が増加する。これにより、エンジンの燃焼効率が向上し、また、ディーゼルエ ンジンにあっては排ガス中のすす等を低減することができる。
【0013】 なお、膨出部13の球形状は、必ずしも真球の必要はなく、弁頭11の角度な いしは吸気ポート2の形状等に応じて、適宜な形状の球形に形成すればよい。
【0014】
以上詳細に説明したように、本考案の内燃エンジンの吸気バルブにおいて、バ ルブステムに備えられた球形の膨出部は、吸気バルブの最大リフト時に吸気流を 弁頭に沿って無理なく流し、吸気抵抗を減少させ、吸気量を増加させるので、エ ンジンの燃焼効率を向上させることができ、また、ディーゼルエンジンにあって は排ガス中のすす等を低減させることができる、という効果を奏する。
【図1】本考案の内燃エンジンの吸気バルブの具体的構
成を示す正面断面図である。
成を示す正面断面図である。
【図2】従来の内燃エンジンの吸気バルブの概略構成を
示す正面断面図である。
示す正面断面図である。
1 シリンダヘッド 2 吸気ポート 7 吸気路 10 吸気バルブ 11 弁頭 12 バルブステム 13 膨出部 20 シリンダブロック
Claims (1)
- 【請求項1】 吸気ポート内に露出するバルブステム
に、最大リフト時に弁頭上方の吸気路面積を滑らかに変
化させる球形の膨出部を備えたことを特徴とする内燃エ
ンジンの吸気バルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9956691U JPH0550009U (ja) | 1991-12-03 | 1991-12-03 | 内燃エンジンの吸気バルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9956691U JPH0550009U (ja) | 1991-12-03 | 1991-12-03 | 内燃エンジンの吸気バルブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0550009U true JPH0550009U (ja) | 1993-07-02 |
Family
ID=14250687
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9956691U Withdrawn JPH0550009U (ja) | 1991-12-03 | 1991-12-03 | 内燃エンジンの吸気バルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0550009U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012149589A (ja) * | 2011-01-20 | 2012-08-09 | Toyota Motor Corp | エキゾーストバルブ |
-
1991
- 1991-12-03 JP JP9956691U patent/JPH0550009U/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012149589A (ja) * | 2011-01-20 | 2012-08-09 | Toyota Motor Corp | エキゾーストバルブ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19960404 |