JPH054997B2 - - Google Patents

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JPH054997B2
JPH054997B2 JP4552484A JP4552484A JPH054997B2 JP H054997 B2 JPH054997 B2 JP H054997B2 JP 4552484 A JP4552484 A JP 4552484A JP 4552484 A JP4552484 A JP 4552484A JP H054997 B2 JPH054997 B2 JP H054997B2
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JP
Japan
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mol
phosphor
pbf
baf
mole
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP4552484A
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JPS60190489A (ja
Inventor
Takeshi Takahara
Tsutomu Ishii
Yasuhiro Shirakawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP4552484A priority Critical patent/JPS60190489A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は鉛で付活した2価金属フロロハロゲン
化物蛍光体に関するものである。本発明の蛍光体
はX線用増感紙等に用いられる発光スクリーンを
形成するとき好適なものである。 〔発明の技術的背景〕 放射線像を画像として得るのに、第1図に示す
ような増感紙が用いられている。被検体を透過し
たX線は蛍光体を塗布したパネルaで可視光に変
換され、その発光はパネルaの間に設けられてい
る写真フイルムbで画像化するものである。 この放射線像変換方法を実用するにあたつて
は、放射線がX線であり、被検体が人である場合
が多く、従つて被検体の被曝線量をできるだけ軽
減させることが必要とされる。このような点から
増感紙に用いられる蛍光体としてはX線に対する
発光輝度がより高く、写真フイルムの分光感度ス
ペクトルに合つていることが要望される。 〔背景技術の問題点〕 増感紙に用いる写真フイルムの分光感度スペク
トル第2図に示す。図中曲線1は標準のX線用写
真フイルム(レギユラーフイルム)で青色領域に
感度がある。曲線2は緑色領域まで感度の高いも
の(オルソフイルム)である。この曲線2に合う
蛍光体として現在Gd2O2S:Tb,(Y,Gd)2O2
S:Tb等の希土類蛍光体が用いられているが、
高価であり、高輝度で廉価な蛍光体が望まれてい
る。 〔発明の目的〕 本発明は上記従来の希土類蛍光体よりも輝度の
高い蛍光体を提供することを目的とするものであ
る。 〔発明の概要〕 本発明者等は上記目的を達成するために、多種
の蛍光体を焼成し、実験を行つてきた。その結
果、鉛を付活剤とした2価金属フロロハロゲン化
物蛍光体がX線に対して発光輝度が高いことを見
出し本発明に至つた。 本発明の2価金属フロロハロゲン化物蛍光体は
組成式が(Ba1−xMx)FX:Pby (但し、MはBe,Mg,Ca,Sr,ZnおよびCd
のうちの少なくとも1種、XはCl,BrおよびI
のうちの少なくとも1種であり、xおよびyはそ
れぞれ0≦x≦0.20.000001≦y≦0.0001なる条件
を満たす数である。) で表されるものである。 本発明の蛍光体は、X線、陰極線、紫外線で高
輝度の発光を示す第3図に本発明の蛍光体の1つ
のBaFC1:Pb0.00001のX線励起による発光スペ
クトルを示す第3図から明らかなように本発明の
蛍光体の発光スペクトルは約500nmにピークをも
つ幅広いスペクトルを有し、第2図の曲線2の緑
色領域まで感度のあるオルソフイルムと組み合わ
せたとき、上記従来のGd2O2S:Tbの場合に比
較して感度は約10%高いものである。第4図は母
体を本発明の蛍光体における母体1モルあたりの
付活剤のPb濃度y変化に対する相対X線励起輝
度変化を示すものである。第4図で横軸はPb濃
度、縦軸はオルソフイルムと組み合わせたときの
相対輝度である。(但し従来の上記Gd2O2S:Tb
とオルソフイルムとの組み合わせたときの輝度を
100としてある。)図中曲線1はBaFBr、曲線2
はBa0.9Sr0.1FC1,曲線3はBa0.9Ca0.1FC10.5I0.5
母体とするものである。第4図からPb濃度は
0.000001から0.0001の範囲で輝度の高いことが知
られる。この傾向は母体組成を本発明の範囲内で
変更してもほぼ同様の傾向を示す。実用上より好
ましい範囲は2.5×10-6≦y≦5×10-5である。 第5図は母体のBaの一部を他の金属Mで置換
したときの置換量xと相対輝度の関係を示したも
のである。図中曲線1はBal−xZnxFBr:
Pb0.000005,曲線2はBal−xSrxFCl:Pb0.000005
曲線3はBal−xCaxFCl0.5I0.5:Pb0.000005に対
するものである。第5図から置換量xは0.2を越
えると輝度が低下し好ましくない。従つてxは0
から0.2の範囲に定めてある。 本発明の蛍光体は以下に述べる製造方法によつ
て製造される。蛍光体原料としては 1) BaF2 2) BaF2,MgF2,CaF2,SrF2,ZnF2およ
びCdF2からなる2価金属弗化物の1種もしくは
2種以上 3) BaCl2,BaBr2,BaI2,NH4Cl,NH4
BrおよびNH4Iからなるハロゲン化物の1種も
しくは2種以上 4) PbF2 が用いられる。上記各蛍光体原料を化学量論的に (Bal−xMx)FX:Pby (但し、MはBe,Mg,Ca,Sr,ZnおよびCd
のうちの少なくとも1種、XはCl,BrおよびI
のうちの少なくとも1種であり、xおよびyはそ
れぞれ0≦x≦0.2 0.000001≦y≦0.0001なる条
件を満たす数である。) なる混合組成式となるようにはかり、ボールミ
ル、ミキサーミル等を用いて十分に混合する。な
お上記混合組成式のx値が0である場合には上記
蛍光体原料2)は不要である。また蛍光体原料の
1つとしてハロゲン化アンモニウム(NH4X)
を用いる場合は上記化学量論以上の過剰のハロゲ
ンが原料混合物中に存在しうる場合もあるが、こ
れら過剰のハロゲンは以下に述べる焼成の過程で
NH4Xとして反応系外へ散逸する。 次に上記原料混合物をアルミナルツボ、石英ル
ツボ等の耐熱容器に充填して電気炉中で焼成を行
う。焼成温度は600乃至1000度Cが適当であり、
好ましくは700乃至950度Cである。焼成時間は原
料混合物の充填量、採用する焼成温度等によつて
異なるが一般には1乃至6時間が適当である。焼
成は空気中で行つてもよいが、アルゴンガス雰囲
気、窒素ガス雰囲気等の中性雰囲気あるいは炭素
雰囲気、少量の水素ガスを含む窒素ガス雰囲気等
の弱還元性雰囲気中で焼成するのが好ましい。焼
成後得られる焼成物を粉砕し、その後洗浄、乾
燥、ふるい等の蛍光体製造において一般に採用さ
れている各種操作を行い本発明の蛍光体を得る。 〔発明の実施例〕 次に実施例によつて本発明を説明する。 下記(1)−(12)に示されるように各蛍光体原料をは
かり、ボールミルを用いて十分に混合して12種類
の蛍光体原料混合物を調製した。 (1) BaF21モル、BaCl2.2H2O1モル、および
PbF20.00002モル (2) BaF20.8モル、BeF20.2モル、BaCl2.2H2O1
モル、およびPbF20.00002モル (3) BaF20.8モル、MgF20.2モル、BaCl2.2H2
O1モル、およびPbF20.00002モル (4) BaF20.8モル、CaF20.2モル、BaBr2.2H2
O1モル、およびPbF20.00001モル (5) BaF20.8モル、SrF20.2モル、BaCl2.2H2O1
モル、およびPbF20.0002モル (6) BaF20.6モル、ZnF20.4モル、BaBr2.2H2
O1モル、およびPbF20.00002モル (7) BaF20.8モル、CdF20.2モル、BaCl2.2H2O1
モル、およびPbF20.00002モル (8) BaF21モル、BaCl2.2H2O1モル、および
PbF20.000002モル (9) BaF21モル、BaI2.2H2O1モル、および
PbF20.00002モル (10) BaF21モル、BaCl2.2H2O0.5モル、
BaBr2.2H2O0.5モルおよびPbF20.00002モル (11) BaF21モル、BaCl2.2H2O0.9モル、BaI2
2H2O0.1モルおよびPbF20.00002モル (12) BaF20.8モル、MgF20.2モル、BaCl2.2H2
O0.2モルBaBr2.2H2O0.8モル、およびPbF2
0.00002モル 次に上記12種類の原料混合物をそれぞれ石英ル
ツボに充填して電気炉にいれて蛍光体原料混合物
(9)および(11)については窒素雰囲気中で800度Cで、
またそれ以外の原料混合物については850度Cの
温度でそれぞれ3時間焼成した。焼成後ルツボを
電気炉から取り出して空気中で急冷した。得られ
た焼成物を粉砕した後、ふるいにかけて粒子径を
そろえ、蛍光体を得た。このようにして製造した
12種類の蛍光体にX線を照射励起し得られた発光
を図2のオルソフイルムの分光感度で補正した輝
度を測定した。その結果、従来のGd2O2S:Tb
を用いたものよりも相対輝度の高いものが得られ
た。 【表】
【図面の簡単な説明】
第1図は発光スクリーン概略断面図、第2図は
X線写真フイルムの分光感度スペクトルを示した
図、第3図は本発明の蛍光体BaFC1:Pb0.00001
のX線励起発光スペクトル図、第4図は本発明の
蛍光体の付活剤Pb濃度と輝度の関係を示す図、
第5図は本発明の蛍光体の母体のBaの一部を他
の金属Mで置換したときの置換量xと相対輝度の
関係を示す図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 組成式が(Ba1−xMx)FX:Pby (但し、MはBe,Mg,Ca,Sr,ZnおよびCd
    のうち少なくとも1種、XはCl,BrおよびIの
    うち少なくとも1種であり、xおよびyはそれぞ
    れ0≦x≦0.2,0.000001≦y≦0.0001なる条件を
    満たす数である。) で表されることを特徴とする2価金属フロロハロ
    ゲン化物蛍光体。 2 yが2.5×10-6≦y≦5×10-5であることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の2価金属
    フロロハロゲン化物蛍光体。
JP4552484A 1984-03-12 1984-03-12 2価金属フロロハロゲン化物蛍光体 Granted JPS60190489A (ja)

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JP4552484A JPS60190489A (ja) 1984-03-12 1984-03-12 2価金属フロロハロゲン化物蛍光体

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JPS60190489A JPS60190489A (ja) 1985-09-27
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