JPH0549909A - W/o型エマルジヨン - Google Patents

W/o型エマルジヨン

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JPH0549909A
JPH0549909A JP3238777A JP23877791A JPH0549909A JP H0549909 A JPH0549909 A JP H0549909A JP 3238777 A JP3238777 A JP 3238777A JP 23877791 A JP23877791 A JP 23877791A JP H0549909 A JPH0549909 A JP H0549909A
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fatty acid
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castor oil
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JP3238777A
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Tsutomu Kusakawa
勉 草川
Yoshiyuki Ito
芳幸 伊藤
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ITOH OIL Manufacturing
Itoh Seiyu KK
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ITOH OIL Manufacturing
Itoh Seiyu KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 他の成分との親和性が極めて劣るシリコーン
オイルを油性成分として用いているにかかわらず、安定
なW/O型エマルジョン、殊に高含水量のW/O型エマ
ルジョンを作製する技術を提供することを目的とする。 【構成】 シリコーンオイル(A) 、炭素総数が15以上
のエステル(B) 、ヒマシ油脂肪酸または水添ヒマシ油脂
肪酸の縮合物のポリグリセリンエステル(C) および水
(D) よりなるW/O型エマルジョンであって、一例をあ
げると、シリコーンオイル(A) 15部、イソプロピルミ
リステート(B) 15部、ヒマシ油脂肪酸3量体のヘキサ
グリセリンエステル(C) 3部、水(D) 300部から、含
水率90%の安定なW/O型エマルジョンが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリコーンオイルを含
む安定なW/O型エマルジョン、殊に高含水量のW/O
型エマルジョンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】油性物質は各方面において広く使用され
ているが、べたつきが不快感を与えるため、エマルジョ
ンの形態で取り扱われることが多い。
【0003】周知のように、エマルジョンにはO/W
(oil in water)型エマルジョンとW/O(water in o
il)型エマルジョンとがある。
【0004】前者のO/W型エマルジョンは、連続相が
水であり、水溶液と同じ基本性質を有する。そのため、
余分なものは水で洗い流すことができる反面、目的とす
る油性成分も水で洗い流されるという問題点、たとえば
O/W型エマルジョンを化粧料に適用した場合に汗や涙
による化粧崩れを生じやすいという問題点がある。
【0005】これに対し後者のW/O型エマルジョン
は、O/W型エマルジョンに比し種々の点で有利であ
る。
【0006】W/O型エマルジョン用の界面活性剤とし
て知られているものに、ヒマシ油脂肪酸(つまりリシノ
ール酸)縮合物のポリグリセリンエステルや水添ヒマシ
油脂肪酸(つまり12−ヒドロキシステアリン酸)縮合
物のポリグリセリンエステルがある。
【0007】米国特許第2785978号明細書には、
リシノール酸縮合物ポリグリセリンエステルが、マーガ
リン、ベイキングプレートグリース、軟膏、ヘアドレッ
シング剤、フェイスクリームなどのエマルジョンの調製
または安定化に使うことができること、その際含水量が
80重量%というようなW/O型エマルジョンを作りう
ることが記載されており、その実施例1〜2では、ヒマ
ワリ油72重量部、リシノール酸縮合物のポリグリセリ
ンエステル8重量部および水320部から含水量80重
量%のW/O型エマルジョンを得ている。ただし、炭化
水素類やシリコーンオイルを油性成分とするW/O型エ
マルジョンについては記述がない。
【0008】特開平3−74315号公報には、ヒマシ
油脂肪酸または水添ヒマシ油脂肪酸の縮合物のポリグリ
セリンエステルにつき開示があり、その表−2には、ワ
セリン100gにヒマシ油脂肪酸または水添ヒマシ油脂
肪酸のポリグリセリンエステルを2重量%、4重量%ま
たは10重量%加えたものに水を加えたとき、W/O型
エマルジョンに乳化できる最大加水量が40〜549g
であること、つまり含水量が最大で57.3〜83.3重量%の
W/O型エマルジョンを形成しうることが示されてい
る。ただし、シリコーンオイルを油性成分とするW/O
型エマルジョンについては記述がない。
【0009】特開平1−120248号公報には、水添
ヒマシ油脂肪酸の縮合物のポリグリセリンエステルを乳
化剤として用いることにより、油相20〜80重量%、
水相80〜22重量%のW/O型エマルジョンを作成す
ることが示されている。ここで油相とは、主として食用
油脂である。
【0010】特開平1−187052号公報には、ヒマ
シ油脂肪酸の縮合物のポリグリセリンエステル、脂肪酸
のポリグリセリンエステルおよびレシチンを乳化剤とし
て用いることにより、油相30〜75重量%、水相70
〜25重量%のW/O型エマルジョンを作成することが
示されている。ここで油相とは、主として天然の動植物
性油脂である。
【0011】特開昭64−90025号公報には、水添
ヒマシ油脂肪酸の縮合物のポリグリセリンエステルを乳
化剤として用いることにより、水分含量60重量%以上
のW/O型エマルジョンを作成できることが示されてお
り、実施例では、綿実油と水との8:2、5:5、3:
7の混合物を上記乳化剤で乳化した例が示されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上に述べたW/O型エ
マルジョンも、油層中に少量の水が懸濁しているだけで
は油層の性質がそのまま残ってべたつきを生ずることに
なる。
【0013】油性物質には種々のものがあるが、天然の
グリセリド類は最もべたつきが大きく、炭化水素類は油
性物質ではあっても比較的べたつきが少ない。シリコー
ンオイルは油性物質であるにかかわらずほとんどべたつ
きがない。従って、これらの比較的べたつきの少ない油
性物質、殊にシリコーンオイル中にできるだけ多量の水
を安定乳化させてW/O型エマルジョンとすることがで
きれば、べたつきが少なくかつその機能を長期間保持し
うる製品が得られる。
【0014】しかしながら、一般的には疎水性ないし非
極性の大きな油性物質ほど乳化が困難であり、現在注目
されているヒマシ油脂肪酸または水添ヒマシ油脂肪酸の
縮合物のポリグリセリンエステルを乳化剤として用いた
場合、天然のグリセリド類(つまり天然油脂)について
は最大含水量80重量%程度までのW/O型エマルジョ
ンを作成することができるものの、たとえば流動パラフ
ィンなどの炭化水素類は含水量を高くすることは容易で
はなく、特に他の成分とのなじみの悪いシリコーンオイ
ルは、含水量の高いW/O型エマルジョンを作成するこ
とは困難である。
【0015】本発明は、このような背景下において、他
の成分との親和性が極めて劣るシリコーンオイルを油性
成分として用いているにかかわらず、安定なW/O型エ
マルジョン、殊に高含水量のW/O型エマルジョンを作
製する技術を提供することを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のW/O型エマル
ジョンは、シリコーンオイル(A) 、炭素総数が15以上
のエステル(B) 、ヒマシ油脂肪酸または水添ヒマシ油脂
肪酸の縮合物のポリグリセリンエステル(C) および水
(D) よりなるものである。
【0017】以下本発明を詳細に説明する。
【0018】シリコーンオイル(A) としては、種々の粘
度のジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロ
キサン等の鎖状シリコーンオイル、オクタメチルシクロ
テトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン
等の環状シリコーンオイルが用いられる。
【0019】炭素総数が15以上のエステル(B) として
は、プロピオン酸、酪酸、カプロン酸、カプリル酸、カ
プリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、
ステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸、アラキン酸、
ベヘン酸、モンタン酸、オレイン酸、リノール酸、リノ
レン酸、リシノール酸、アラキジン酸、アラキドン酸等
のアルキルエステル、たとえばイソプロピミリステー
ト、イソノニルイソノナネート、オクチルヒドロキシス
テアレート等、あるいはヤシ油脂肪酸、パーム油脂肪
酸、ヒマシ油脂肪酸、オリーブ油脂肪酸、牛脂脂肪酸な
どの天然油脂を処理して得られる脂肪酸や、水添牛脂脂
肪酸などの水添油脂を処理して得られる脂肪酸のアルキ
ルエステル;アジピン酸、セバシン酸、リンゴ酸、フタ
ル酸、酒石酸、クエン酸などの多塩基酸のアルキルエス
テル、たとえばジオクチルアジペート、ジオクチルセバ
ケート、ジオクチルフタレート、ジイソブチルセバケー
ト、クエン酸アセチルトリエチル、クエン酸アセチルト
リブチル等があげられる。
【0020】ヒマシ油脂肪酸または水添ヒマシ油脂肪酸
の縮合物のポリグリセリンエステル(C) としては、ヒマ
シ油脂肪酸または/および水添ヒマシ油脂肪酸の2量体
以上の縮合物(2〜7量体が適当であり、未縮合物を含
んでいてもよい)と、ジグリセリン、トリグリセリン、
テトラグリセリン、ペンタグリセリン、ヘキサグリセリ
ンなどのポリグリセリンとのエステルがあげられる。
【0021】本発明のW/O型エマルジョンは、上記の
シリコーンオイル(A) 、炭素総数が15以上のエステル
(B) 、ポリグリセリンエステル(C) および水(D) を混合
撹拌することにより得られる。
【0022】各成分の配合割合は、水(D) が全体の70
重量%未満の場合はもとより、70重量%以上、80重
量%以上、さらには85重量%以上とすることができ、
90〜98重量%というような高含水量とすることもで
きる。
【0023】水(D) を除く残余の成分の割合は、シリコ
ーンオイル(A) と炭素総数が15以上のエステル(B) と
の合計量に対するポリグリセリンエステル(C) の割合が
0.5〜25重量%、殊に1〜20重量%であることが望
ましく、(C) の割合がこの範囲よりも少ないときにはW
/O型のエマルジョンとすることが難しく、(C) の割合
がこの範囲よりも多いときは(A) を配合したことによる
特性が不足するようになる。また、(A) と(B) との重量
比は10:1〜1:2、殊に5:1〜1:1.5の範囲内
に設定することが好ましく、(B) の割合が余りに大きい
ときは(A) を配合したことによる特性が不足するように
なり、(B) の割合が余りに少ないときはW/O型のエマ
ルジョンを得ることが難しくなる。
【0024】なお本発明の趣旨を損なわない限りにおい
て、流動パラフィン等の炭化水素に代表される油性物
質、他の低HLBの界面活性剤、溶剤、多価アルコー
ル、殺菌剤、防腐剤、紫外線吸収剤、色素、香料、薬効
成分などを添加しても差し支えない。
【0025】本発明のW/O型エマルジョンは、化粧料
(毛髪化粧料、皮膚化粧料等)、外用剤(軟膏等)をは
じめ、種々の用途に有用である。
【0026】
【作用】本発明においては、乳化剤としてヒマシ油脂肪
酸または水添ヒマシ油脂肪酸の縮合物のポリグリセリン
エステル(C) を用いると共に、炭素総数が15以上のエ
ステル(B) を併用しているため、油性物質として最も乳
化しにくいとされているシリコーンオイル(A) を用いて
も、安定なW/O型エマルジョン、しかも極めて高含水
量のW/O型エマルジョンを作製することができる。
【0027】
【実施例】次に実施例をあげて本発明をさらに説明す
る。以下「部」、「%」とあるのは重量基準で示したも
のである。
【0028】〈各成分の準備〉シリコーンオイル(A) と
して、次のものを準備した。 A-1: 粘度10cs/25℃のジメチルポリシロキサン(東
レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製の「SH2
00−10」) A-2: 粘度350cs/25℃のジメチルポリシロキサン
(東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製の「S
H200−350」) A-3: 粘度1000cs/25℃のジメチルポリシロキサン
(東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製の「S
H200−1000」) A-4: デカメチルシクロペンタシロキサン(東レ・ダウ
コーニング・シリコーン株式会社製の「DC−34
5」) A-5: 粘度22.5cs/25℃のフェニル変性シリコーンオイ
ル(東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製の
「SH−556」)
【0029】炭素総数が15以上のエステル(B) として
次のものを準備した。 B-1: ジオクチルセバケート B-2: ジオクチルアジペート B-3: イソプロピルミリステート B-4: イソノニルイソノナノエート B-5: オクチルヒドロキシステアレート
【0030】ポリグリセリンエステル(C) として次のも
のを合成した。
【0031】合成例1(C-1) ヒマシ油脂肪酸(中和価180、水酸基価160)12
00gを検水管および還流冷却器を備えた反応容器に仕
込み、窒素気流下160〜230℃で、系外に水を除去
しながら中和価が60になるまで反応させた。これによ
り、ヒマシ油脂肪酸3量体に相当する縮合物1090g
が得られた。
【0032】この縮合物352g(0.38モル)に、ヘキ
サグリセリン(阪本薬品工業株式会社製「ポリグリセリ
ン#500」)48g(0.10モル)と、触媒として全仕
込量の 0.3%の塩化第一スズと、還流溶剤として全仕込
量の7%のキシレンを加え、160〜230℃で系外に
水を除去しながら約10時間反応させた。反応終了後キ
シレンを回収し、活性白土、セライトにて触媒を瀘別
し、さらに170〜250℃で減圧にて水蒸気を吹き込
むことにより脱臭を行い、酸価 0.8の粘稠な目的物32
2gを得た。
【0033】合成例2(C-2) 合成例1で得たヒマシ油脂肪酸3量体に相当する縮合物
595g(0.64モル)に、ヘキサグリセリン105g
(0.23モル)と、全仕込量の 0.3%の塩化第一スズと、
全仕込量の7%のキシレンを加え、以下合成例1と同様
にして反応、脱臭を行い、酸価 1.0の粘稠な目的物58
0gを得た。
【0034】合成例3(C-3) 水添ヒマシ油脂肪酸(中和価180、水酸基価159)
1200gを、合成例1と同様にして中和価が66にな
るまで反応させた。これにより、水添ヒマシ油脂肪酸3
量体に相当する縮合物1060gが得られた。
【0035】この縮合物572g(0.67モル)に、ヘキ
サグリセリン78g(0.17モル)と、全仕込量の 0.3%
の塩化第一スズと、全仕込量の7%のキシレンを加え、
合成例1と同様にして反応、脱臭を行い、酸価 1.2の粘
稠な目的物525gを得た。
【0036】合成例4(C-4) 合成例1で得たヒマシ油脂肪酸3量体に相当する縮合物
282g(0.30モル)に、ヘキサグリセリン18g(0.
04モル)と、全仕込量の 0.3%の塩化第一スズと、全仕
込量の7%のキシレンを加え、以下合成例1と同様にし
て反応、脱臭を行い、酸価 0.8の粘稠な目的物223g
を得た。
【0037】合成例5(C-5) ヒマシ油脂肪酸(中和価180、水酸基価160)12
00gを、合成例1と同様にして中和価が42になるま
で反応させた。これにより、ヒマシ油脂肪酸5量体に相
当する縮合物1035gが得られた。
【0038】この縮合物616g(0.46モル)に、ヘキ
サグリセリン84g(0.18モル)と、全仕込量の 0.3%
の塩化第一スズと、全仕込量の7%のキシレンを加え、
合成例1と同様にして反応、脱臭を行い、酸価 1.4の粘
稠な目的物575gを得た。
【0039】合成例6(C-6) 水添ヒマシ油脂肪酸(中和価180、水酸基価159)
1200gを、合成例1と同様にして中和価が37にな
るまで反応させた。これにより、水添ヒマシ油脂肪酸5
量体に相当する縮合物1030gが得られた。
【0040】この縮合物616g(0.41モル)に、ヘキ
サグリセリン84g(0.18モル)と、全仕込量の 0.3%
の塩化第一スズと、全仕込量の7%のキシレンを加え、
合成例1と同様にして反応、脱臭を行い、酸価 1.0の粘
稠な目的物580gを得た。
【0041】合成例7(C-7) ヒマシ油脂肪酸(中和価180、水酸基価160)12
00gを、合成例1と同様にして中和価が90.7になるま
で反応させた。これにより、ヒマシ油脂肪酸2量体に相
当する縮合物1120gが得られた。
【0042】この縮合物440g(0.71モル)に、ジグ
リセリン60g(0.36モル)と、全仕込量の 0.3%の塩
化第一スズと、全仕込量の7%のキシレンを加え、合成
例1と同様にして反応、脱臭を行い、酸価 0.5の粘稠な
目的物445gを得た。
【0043】以上合成例1〜7の結果をまとめて表1に
示す。
【0044】 表1 合 成 例 1 2 3 4 5 6 7 脂肪酸縮合物X 脂肪酸 CO-FA CO-FA HCO-FA CO-FA CO-FA HCO-FA CO-FA 中和価 60.0 60.0 66.0 60.0 42.0 37.0 90.7 縮合度 3.2 3.2 2.95 3.2 4.7 5.3 2.1 ポリグリセリンY 種類 Hexa Hexa Hexa Hexa Hexa Hexa Di エステル(C) (略号) C-1 C-2 C-3 C-4 C-5 C-6 C-7 X/Y重量比 88/12 85/15 88/12 94/6 88/12 88/12 88/12 酸価 0.8 1.0 1.2 0.8 1.4 1.0 0.5 (注)CO-FA はヒマシ油脂肪酸、HCO-FAは水添ヒマシ油
脂肪酸。Hexaはヘキサグリセリン、Diはジグリセリン。
【0045】水(D) としては精製水を用いた。
【0046】他の油性物質(E) として次のものを準備し
た。 E-1: 粘度がSUSで70/37.8℃の流動パラフィン
(株式会社松村石油研究所製の「P−70」) E-2: スクワラン(日本石油株式会社製の「日石スクワ
ラン」)
【0047】他の界面活性剤(F) として次のものを準備
した。 F-1: グリセリンモノステアレート F-2: レシチン(辻製油株式会社製「SLP−ホワイ
ト」)
【0048】〈W/O型エマルジョンの製造〉常温条件
下、上記のシリコーンオイル(A) 、炭素総数が15以上
のエステル(B) 、ポリグリセリンエステル(C) 、さらに
は必要に応じ他の油性物質(E) や他の界面活性剤(F) の
所定量を秤取してビーカー内に入れ、所定量の水(D) を
添加して良く混合撹拌し、W/O型エマルジョンを調製
すると共に、得られたW/O型エマルジョンの製造直後
の乳化状態および常温に3日放置後の乳化状態を調べ
た。配合処方および結果を表2に示す。
【0049】 表2 配 合 処 方 含水率 乳化状態 (A) (B) (C) (D) (E),(F) (%) 直後 3日後 実施例1 A-1 B-3 C-1 水 90.1 良好 良好 15部 15部 3部 300部 実施例2 A-1 B-2 C-2 水 良好 良好 10部 10部 3部 300部 90.1 A-2 10部 実施例3 A-1 B-4 C-3 水 90.1 良好 良好 20部 10部 3部 300部 実施例4 A-1 B-1 C-3 水 90.1 良好 良好 10部 15部 3部 300部 A-3 5部 実施例5 A-4 B-3 C-4 水 90.1 良好 良好 20部 10部 3部 300部 実施例6 A-1 B-1 C-5 水 90.1 良好 良好 15部 5部 3部 300部 A-4 10部 実施例7 A-1 B-3 C-6 水 90.1 良好 良好 20部 5部 3部 300部 B-5 5部 実施例8 A-4 B-3 C-7 水 90.1 良好 良好 20部 10部 3部 300部 実施例9 A-5 B-2 C-2 水 92.6 良好 良好 20部 10部 2部 400部 実施例10 A-5 B-2 C-2 水 94.6 良好 良好 30部 10部 6部 800部 実施例11 A-5 B-2 C-2 水 94.3 良好 良好 30部 10部 8部 800部 実施例12 A-5 B-2 C-2 水 83.0 良好 良好 15部 10部 1部 200部 A-1 15部 実施例13 A-5 B-2 C-2 水 70.9 良好 良好 15部 10部 1部 100部 A-1 15部 比較例1 A-1 C-1 水 90.1 分離 分離 30部 3部 300部 比較例2 A-1 C-3 水 90.1 分離 分離 10部 3部 300部 A-4 20部 比較例3 A-1 C-2 水 90.1 分離 分離 15部 3部 300部 A-2 15部 比較例4 A-4 C-4 水 90.1 可 分離 30部 3部 300部 比較例5 A-4 C-5 水 90.1 可 分離 30部 3部 300部 比較例6 A-1 水 E-2 76.3 分離 分離 30部 300部 30部 A-4 F-1 30部 3部 比較例7 A-4 B-3 水 E-2 86.2 分離 分離 15部 15部 300部 15部 F-1 3部 比較例8 A-4 水 E-1 82.6 分離 分離 30部 300部 30部 F-2 3部 比較例9 A-4 B-4 水 E-1 85.0 分離 分離 20部 10部 300部 20部 F-2 3部
【0050】
【発明の効果】本発明のW/O型エマルジョンは、油性
物質として疎水性ないし非極性が大で他の成分との親和
性の劣るシリコーンオイル(A) を用いているにかかわら
ず、極めて高含水量とした場合であっても安定である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01F 17/00 6345−4G

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリコーンオイル(A) 、炭素総数が15以
    上のエステル(B) 、ヒマシ油脂肪酸または水添ヒマシ油
    脂肪酸の縮合物のポリグリセリンエステル(C) および水
    (D)よりなるW/O型エマルジョン。
  2. 【請求項2】(D) が全体の70〜98重量%であり、
    (A) と(B) との合計量に対する(C) の割合が 0.5〜25
    重量%であり、(A) と(B) との重量比が10:1〜1:
    2である請求項1記載のW/O型エマルジョン。
JP3238777A 1991-08-26 1991-08-26 W/o型エマルジヨン Withdrawn JPH0549909A (ja)

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