JP2002308962A5 - - Google Patents

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【0005】
【課題の解決手段】
この様な状況に鑑みて、本発明者らは、高温安定性に優れる新規乳化組成物を求めて鋭意研究努力を重ねた結果、ジポリヒドロキシステアリン酸ポリオキシエチレンと1,1−メチレン−ビス(4−イソシアネートシクロヘキサン)ポリプロピレングリコール共重合体とを含有することを特徴とする、乳化組成物にその様な特性を見出し発明を完成させるに至った。即ち、本発明は、以下に示す技術に関するものである。
(1)ジポリヒドロキシステアリン酸ポリオキシエチレンと1,1−メチレン−ビス(4−イソシアネートシクロヘキサン)ポリプロピレングリコール共重合体とを含有することを特徴とする、乳化組成物。
(2)外相に油相が存在することを特徴とする、(1)に記載の乳化組成物。
(3)油中水中油乳化剤形であることを特徴とする、(1)又は(2)に記載の乳化組成物。
(4)高温安定性に優れることを特徴とする、(1)〜(3)何れか記載の乳化組成物。
(5)皮膚外用剤であることを特徴とする、(1)〜(4)何れか記載の乳化組成物。(6)化粧料であることを特徴とする、(1)〜(5)何れか記載の乳化組成物。
(7)更にショ糖脂肪酸エステルを含有することを特徴とする、(1)〜(6)何れか記載の乳化組成物。
以下、本発明について、実施の形態を中心に更に詳細に説明を加える。
(3)本発明の乳化組成物の形態
本発明の乳化組成物の形態として好ましいものは、油相が外相に存在する形態であり、この様な形態としては、例えば、油の連続相の中に水滴が存在する油中水乳化形態、油の連続相中に水中油乳化物が存在する油中水中油乳化形態などが例示でき、これらの中では油中水中油乳化形態が特に好ましく挙げられる。これは、本発明の任意成分であるショ糖脂肪酸エステルの添加による、低温安定性の向上効果がこの乳化形態で特に著しいからで
ある。この様な形態においては、塗布時において心地よい使用感を有するという副次的効果も発現する。好ましい態様として、この様な乳化形態をとる、本発明の乳化組成物の適用分野としては、乳化物が適用される分野であれば特段の限定はされず、例えば、食品、化粧料、医薬品などが好ましく例示できる。これら、本発明の乳化組成物の使用感の良い利点を最大限生かせるからである。
又、本発明の乳化組成物は任意成分として、ショ糖脂肪酸エステルを含有することが好ましい。本発明の乳化組成物が好ましく含有するショ糖脂肪酸エステルは、本発明の乳化組成物の乳化系に於いて、低温域の安定性をも向上させる作用を有する。本発明の乳化組成物で使用することの出来るショ糖脂肪酸エステルとしては、通常この様な乳化組成物で使用されているものであれば特段の限定無く使用することが出来、例えば、ラウリン酸エステル、ミリスチン酸エステル、パルミチン酸エステル、ステアリン酸エステル、ベヘン酸エステル、オレイン酸エステル、リノール酸エステル、リノレイン酸エステル、リチノレイン酸エステル、酢酸エステル、イソステアリン酸エステル、イソオクタン酸エステル及びこれらの混合エステル等が例示でき、好ましいものとしては飽和脂肪酸で炭素数が12以上の脂肪酸のエステルが例示できるが、特に好ましいものは、エステルを構成する脂肪酸組成がステアリン酸を中心とするものであって、かかる脂肪酸組成が大凡ステアリン酸:パルミチン酸=7:3のステアリン酸・パルミチン酸混合脂肪酸のものが特に好ましい。この様なものとしては第一工業製薬株式会社より市販されている「シュガーワックスS−10E」が特に好ましく例示できる。本発明の乳化組成物に於けるこの様なショ糖脂肪酸エステルの好ましい含有量は、乳化組成物全量に対して、0.1〜10重量%であり、更に好ましくは、0.5〜5重量%である。これは少なすぎると安定化効果が得られない場合があり、多すぎると処方の自由度を阻害したりする場合があるからである。
<実施例1>
次に示す処方に従って本発明の乳化組成物1を作成した。即ち、イ、ロの成分を70℃に加熱し、イにロを攪拌しながら徐々に加え、乳化し、攪拌冷却して油中水乳化組成物1を得た。このものは化粧料として好適であった。別途、この乳化組成物のポリオールプレポリマー2(1,1−メチレン−ビス(4−イソシアネートシクロヘキサン)ポリプロピレングリコール共重合体)を水に置換した比較例1も作成した。更に、乳化組成物1と比較例1とを40℃での保存試験を行った。この結果を硬度の変化として表1に示す。硬度はカードメーターを用い、100gの荷重で16φのアタッチメントを付けて測定した。これより、本発明の乳化組成物が高温安定性に優れることが判る。又、このものは滑らかなのび特性を有しており、化粧料として好適であった。

「アラセルP−135」 2 重量部
フェメチコン 10 重量部
ジメチコン 5 重量部
「クロピュアOL」 3 重量部
クリル6 1 重量部
シュガーワックスS−10E 1 重量部

グリセリン 5.4重量部
ポリエチレングリコール1500 3 重量部
「ポリオールプレポリマー2」 2 重量部
水 69.6重量部
<実施例2>
下記に示す処方に従って、本発明の乳化組成物を作成した。即ち、イ、ロをそれぞれ70℃に加熱し、イにロを徐々に加えて中間水中油乳化物1を得た。これを用いて、更にハ、ニ、ホをそれぞれ80℃に加熱し、ハにニを徐々に加え、最後にホを加え攪拌冷却して本発明の乳化組成物である、油中水中油乳化組成物2(実施例2)を得た。このものは、更に滑らかなのび特性を有しており、化粧料として好適であった。ポリオールプレポリマーを水に置換して比較例2も作製した。これらの安定性を40℃保存での硬度変化として、表2に示す。硬度は実施例1と同様に求めた。これより、多重エマルジョンとすることにより本発明のポリオールプレポリマーの添加効果がより如実に現れていることがわかる。

10%水酸化カリウム水溶液 0.1 重量部
1,3−ブタンジオール 3 重量部
水 15.5 重量部

ベヘニルアルコール 0.4 重量部
水添牛脂 0.1 重量部
スクワラン 5 重量部
シュガーワックスS−10E 2 重量部
フェノキシエタノール 0.2 重量部
混合脂肪酸トリグリセライド* 0.1 重量部
ベヘン酸 0.1 重量部
ステアリン酸 0.5 重量部
グリセリン 3 重量部

メチルパラベン 0.1 重量部
1,3−ブタンジオール 5 重量部
グリセリン 5 重量部
ポリエチレングリコール1500 1 重量部
ポリMPC*** 0.1 重量部
「ポリオールプレポリマー2」 2 重量部
水 24.88重量部

「アラセルP−135」 1 重量部
「エルデュウPS−304」** 0.1 重量部
マカデミア脂肪酸フィトステリル 0.5 重量部
椿油 0.5重量部
デカメチルシクロペンタシロキサン 4 重量部
2−エチルヘキサン酸セチル 19 重量部
「クロピュアOL」 1 重量部
クリル6 1 重量部
ブチルパラベン 0.1 重量部
δトコフェロール 0.02重量部

中間水中油乳化物1 30 重量部
トウキエキス 1 重量部
チョレイエキス 0.7 重量部
トウニンエキス 0.8 重量部
チンピエキス 0.5 重量部
トリ(カプリン酸・カプリル酸・ミリスチン酸・ステアリン酸)グリセライド
**N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル・べへニル・2−オクチルドデシル)
***ポリメタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン
<実施例3>
下記に示す処方に従って、本発明の乳化組成物を作成した。即ち、イ、ロをそれぞれ70℃に加熱し、イにロを徐々に加えて中間水中油乳化物1を得た。これを用いて、更にハ、ニ、ホをそれぞれ80℃に加熱し、ハにニを徐々に加え、最後にホを加え攪拌冷却して本発明の乳化組成物である、油中水中油乳化組成物3(実施例3)を得た。このものは、更に滑らかなのび特性を有しており、化粧料として好適であった。ポリオールプレポリマーを水に置換して比較例2も作製した。これらの安定性を40℃保存での硬度変化として、表3に示す。硬度は実施例1と同様に求めた。これより、本発明の乳化組成物においては、1,1−メチレン−ビス(4−イソシアネートシクロヘキサン)ポリプロピレングリコール共重合体の有量は0.5〜5重量%が特に好ましいことがわかる。

10%水酸化カリウム水溶液 0.1 重量部
1,3−ブタンジオール 3 重量部
水 15.5 重量部

ベヘニルアルコール 0.4 重量部
水添牛脂 0.1 重量部
スクワラン 5 重量部
シュガーワックスS−10E 2 重量部
フェノキシエタノール 0.2 重量部
混合脂肪酸トリグリセライド* 0.1 重量部
ベヘン酸 0.1 重量部
ステアリン酸 0.5 重量部
グリセリン 3 重量部

メチルパラベン 0.1 重量部
1,3−ブタンジオール 5 重量部
グリセリン 5 重量部
ポリエチレングリコール1500 1 重量部
ポリMPC*** 0.1 重量部
「ポリオールプレポリマー2」 1 重量部
水 25.88重量部

「アラセルP−135」 1 重量部
「エルデュウPS−304」** 0.1 重量部
マカデミア脂肪酸フィトステリル 0.5 重量部
椿油 0.5 重量部
デカメチルシクロペンタシロキサン 4 重量部
2−エチルヘキサン酸セチル 19 重量部
「クロピュアOL」 1 重量部
クリル6 1 重量部
ブチルパラベン 0.1 重量部
δトコフェロール 0.02重量部

中間水中油乳化物1 30 重量部
トウキエキス 1 重量部
チョレイエキス 0.7 重量部
トウニンエキス 0.8 重量部
チンピエキス 0.5 重量部
トリ(カプリン酸・カプリル酸・ミリスチン酸・ステアリン酸)グリセライド
**N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル・べへニル・2−オクチルドデシル)
***ポリメタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン
<実施例4>
下記に示す処方に従って、本発明の乳化組成物を作成した。即ち、イ、ロをそれぞれ70℃に加熱し、イにロを徐々に加えて中間水中油乳化物1を得た。これを用いて、更にハ、ニ、ホをそれぞれ80℃に加熱し、ハにニを徐々に加え、最後にホを加え攪拌冷却して本発明の乳化組成物である、油中水中油乳化組成物4(実施例4);皮膚外用医薬を得た。

10%水酸化カリウム水溶液 0.1 重量部
1,3−ブタンジオール 3 重量部
水 15.5 重量部

ベヘニルアルコール 0.4 重量部
水添牛脂 0.1 重量部
デキサメタゾン 1 重量部
スクワラン 5 重量部
シュガーワックスS−10E 2 重量部
フェノキシエタノール 0.2 重量部
混合脂肪酸トリグリセライド* 0.1 重量部
ベヘン酸 0.1 重量部
ステアリン酸 0.5 重量部
グリセリン 3 重量部

メチルパラベン 0.1 重量部
1,3−ブタンジオール 5 重量部
グリセリン 5 重量部
ポリエチレングリコール1500 1 重量部
ポリMPC*** 0.1 重量部
「ポリオールプレポリマー2」 2 重量部
水 21.88重量部

「アラセルP−135」 1 重量部
「エルデュウPS−304」** 0.1 重量部
マカデミア脂肪酸フィトステリル 0.5 重量部
椿油 0.5 重量部
デカメチルシクロペンタシロキサン 4 重量部
2−エチルヘキサン酸セチル 19 重量部
「クロピュアOL」 1 重量部
クリル6 1 重量部
ブチルパラベン 0.1 重量部
δトコフェロール 0.02重量部

中間水中油乳化物1 30 重量部
トウキエキス 1 重量部
チョレイエキス 0.7 重量部
トウニンエキス 0.8 重量部
チンピエキス 0.5 重量部
トリ(カプリン酸・カプリル酸・ミリスチン酸・ステアリン酸)グリセライド
**N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル・べへニル・2−オクチルドデシル)
***ポリメタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン
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