JPH0549858B2 - - Google Patents

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JPH0549858B2
JPH0549858B2 JP58211263A JP21126383A JPH0549858B2 JP H0549858 B2 JPH0549858 B2 JP H0549858B2 JP 58211263 A JP58211263 A JP 58211263A JP 21126383 A JP21126383 A JP 21126383A JP H0549858 B2 JPH0549858 B2 JP H0549858B2
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JP
Japan
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torque transmission
ratio
transmission ratio
line
continuously variable
Prior art date
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Application number
JP58211263A
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English (en)
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JPS60104851A (ja
Inventor
Hiroaki Nagamatsu
Takashige Ebimoto
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、無段変速機における入出力軸間のト
ルク伝達比を可変制御する制御装置に関するもの
である。
(従来技術) 現在、変速機としては複数のギヤ列を用いて、
入出力軸間のトルク伝達比をギヤ比に応じて段階
的に変化させるようにした機械式変速機が多く用
いられている。この場合、トルク伝達比は段階的
に変化するため、トルク伝達比を任意に選べない
という欠点があり、このため従来からトルク伝達
比を無段階に変化させることができる無段変速機
が種々考えられている。
例えば、油圧式無段変速機としては油圧モータ
と油圧ポンプを組み合わせたHST(ハイドロスタ
テイクトランスミツシヨン)がその1例であり、
機械式無段変速機としてはベルト式伝動機におい
て入出力プーリの平均有効径を変化させるように
したベルト式無段変速機を1例として挙げること
ができる。
このような無段変速機においては、その構造
上、トルク伝達比の変化範囲をかなり大きくする
ことも可能となり、このため出力軸回転速度が大
きくなりすぎるという問題を起こす可能性があ
る。例えば、トルク伝達比を0.5(減速比でいうと
2.0)にした場合、入力軸が5000RPMで出力軸回
転が10000RPMにもなる。このためには、トルク
伝達比をあまり小さくできないような構造にする
ことも考えられるが、入力軸回転が低中速の時に
はこのような小さいトルク伝達比を用いて、エン
ジン出力を有効に使用し燃費を良くできるなど利
点も多いため、小さなトルク伝達比を使用できな
いような構造にすることもあまり望ましくない。
しかしながら、出力軸回転があまり高速になる
と、出力軸と繋がる回転系部品に作用する遠心力
が大きくなつてこれらが破損するという問題や、
出力軸回転系を支えるベアリングの許容回転を超
えてベアリングが破損するという問題が生じる可
能性がある。
このようなことに鑑みて、例えば実開昭50−
35966号にはベルト式無段変速機においてセカン
ダリプーリ(出力軸側プーリ)に装着された重錘
が回転により受ける遠心力によつて機械的にベル
トの有効回転半径を変えてトルク伝達比を変える
ようになすとともに、セカンダリプーリの回転が
所定値を超えた時には、補助重錘の遠心力も作用
させて急速にトルク伝達比を大きくして、セカン
ダリプーリの回転を抑えるようにしたものが開示
されている。この場合はベルト式無段変速機のト
ルク伝達比を機械的に変化させる時での例である
が、トルク伝達比の制御を流体式アクチユエータ
を使用して行なう例もある。流体式アクチユエー
タを用いて制御する時には、流体式アクチユエー
タの作動を制御して、出力軸回転が高速になりオ
ーバランするのを防止するのが効果的であり、こ
のような制御を行なう装置が要求される。
(発明の目的) 本発明は上記のような事情に鑑みてなされたも
ので、流体式アクチユエータを用いてトルク伝達
比を無段階に変化させる無段変速機の出力軸回転
が高速になつた時にはこの流体式アクチユエータ
によりトルク伝達比を大きくして、出力軸のオー
バランを防止するようにした制御装置を提供する
ことを目的とするものである。
(発明の構成) 本発明の制御装置は流体式アクチユエータによ
つて無段変速機の入力軸から出力軸へのトルク伝
達比を無段階に変化させるようになすとともに、
車両の走行状態を示す信号流体が加えられて作動
するレシオコントロールバルブにより流体式アク
チユエータへの流動流体の供給を調整するように
なし、トルク伝達比を車両の走行状態に応じて可
変制御する無段変速機の制御装置において、 車速検出手段が、車速に応じた信号を受けて出
力軸の回転速度が設定値に達したことを検出し、
レシオコントロールバルブに対して付加的に信号
流体圧を供給してトルク伝達比を大きくするよう
に作用するようにしたことを特徴とするものであ
る。
(発明の効果) 本発明によれば、出力軸回転速度が設定値に達
するとトルク伝達比が大きくされる、すなわち、
出力軸回転速度が減速されるので、出力軸のオー
バランを防止することができ、出力軸回転決の高
回転遠心力による破損や、これらを支えるベアリ
ングの破損を防止することができる。
(実施例) 以下、図面により本発明の実施例について説明
する。
第1図は本発明の制御装置の1実施例を示す油
圧回路図で、ここではベルト式無段変速機を用い
た場合の例を示している。
プライマリプーリ1は、入力軸上に固定された
固定フランジ1aと、この固定フランジ1aに対
向し入力軸上を摺動自在な摺動フランジ1bとか
らなり、摺動フランジ1bは流体式アクチユエー
タであるプライマリシリンダ2によつて軸方向に
摺動される。セカンダリプーリ3は、出力軸上に
固定された固定フランジ3aと、これに対向し出
力軸上を摺動自在な摺動フランジ3bとからな
り、摺動フランジ3bは流体式アクチユエータで
あるセカンダリシリンダ4によつて軸方向に摺動
される。プライマリプーリ1とセカンダリプーリ
3はVベルト20が架けられていて、プライマリ
プーリ1の回転(入力軸回転)がVベルト20を
介してセカンダリプーリ3(出力軸)に伝えられ
る。この時、両プーリ1,3でのVベルト20の
有効半径はプライマリシリンダ2およびセカンダ
リシリンダ4の作動によつて変わる。すなわち、
両シリンダ2,4への供給油圧を制御することに
よつて、Vベルト20の両プーリ1,3での有効
半径を変え、無段階にトルク伝達比を変えること
ができるのである。
両シリンダ2,4への供給油圧の制御について
説明すると、まず、油圧ポンプ6はサンプ5内の
油を吸入してライン4aおよびライン6aを通し
てセカンダリシリンダ4およびセカンダリプーリ
制御バルブ7に油圧を供給する。そして、セカン
ダリシリンダ4の作動圧はセカンダリプーリ制御
バルブ7によつて制御される。セカンダリプーリ
制御バルブ7から排出された油はライン7aを通
つてプライマリプーリ制御バルブ8に入りここで
ライン2aを介してプライマリシリンダ2へ供給
される油圧の制御がなされる。プライマリプーリ
制御バルブ8はセカンダリプーリ制御バルブ7の
下流にあるため、両バルブを独立して作動させる
にはプライマリシリンダ2への供給油圧は必ずセ
カンダリシリンダ4への供給油圧より低くしなけ
ればならない。そこで、プライマリシリンダ2の
受圧面積をセカンダリシリンダ4の受圧面積より
大きくして、両プーリ1,3の摺動フランジ1
b,3bに作用する力をバランスさせている。
一方、プライマリプーリ制御バルブ8とセカン
ダリプーリ制御バルブ7の間にはライン10aお
よび10bを介して両バルブ8,7と連絡するレ
シオコントロールバルブ10が設けられていて、
両バルブの制御油圧の比を制御している。両バル
ブの制御油圧、すなわちプライマリシリンダ2の
作動油圧とセカンダリシリンダ4の作動油圧の比
を変えると、両プーリの摺動フランジ1b,3b
に作用する力が一方が大きく、他方が小さくなつ
て両プーリ1,3でのVベルト20の有効半径が
変えられてトルク伝達比が変わる。すなわち、レ
シオコントロールバルブ10によりトルク伝達比
を制御するのである。なお、セカンダリプーリ制
御バルブ7の制御圧を変更すると、レシオコント
ロールバルブ10によりライン2aおよび4aの
油圧比は一定に保たれているのでライン2aおよ
びライン4aの油圧が共に上下し、Vベルト20
のテンシヨンを変化させることができる。すなわ
ち、セカンダリプーリ制御バルブ7はVベルト2
0のテンシヨンを制御するのである。
一方、プライマリプーリ1の固定フランジ側部
に設けた油樋部1cにおける動圧をピトー管9に
より検出して、プライマリプーリ1の回転に応じ
た油圧(ガバナ圧PG)をライン9aおよび9b
に得ている。ライン9aはセカンダリプーリ制御
バルブ7につながつており、Vベルト20のテン
シヨンはプライマリプーリ1の回転に応じて制御
される。ライン9bはレシオコントロールバルブ
10につながつている。このレシオコントロール
バルブ10にはエンジンのスロツトル開度に応じ
た油圧を発生させるスロツトルバルブ13からの
油圧(スロツトル圧PT)がライン13aを介し
てライン9bと反対側から供給されていて、レシ
オコントロールバルブ10は、ライン9bおよび
ライン13aからの対向する油圧に応じて作動さ
れる。具体的には、プライマリプーリ1の回転が
大きくなるとトルク伝達比を小さくし、スロツト
ル開度が大きくなるとトルク伝達比を大きくする
よう制御される。さらに、レシオコントロールバ
ルブ10には、スロツトルバルブ13からのライ
ン13aと同じ側に、車速検出手段12からのラ
イン12aが繋がつている。車速検出手段12
は、車速に応じて、(すなわち、セカンダリプー
リ3の回転に応じて)油圧を発生するガバナバル
ブ11からライン11aを介してこの油圧を受
け、車速が設定値、すなわちセカンダリプーリ3
が設定回転速度に達したことを検出するとライン
12aを介してレシオコントロールバルブ10に
所定信号流体圧を付加的に供給して該レシオコン
トロールバルブ10を作動させ、トルク伝達比を
大きくするものである。
なお、本実施例においてバルブ7,10に加え
られるガバナPGは車速に応じて変化する油圧と
してもよい。
第2図は第1図に示した車速検出手段12を示
す断面図であり、バルブハウジング16内にガバ
ナバルブ11からの供給ライン11aとレシオコ
ントロールバルブ10への供給ライン12aが形
成され、両ライン11a,12aの間にスプール
14が図中左右に摺動自在に配される。このスプ
ール14は、スプリング15により左方に付勢さ
れるとともに、左端部はライン11aと繋がる作
動ポート11bの油圧を受けスプリング15の付
勢力と対抗する。ライン11aの油圧が低い時は
スプリング15の付勢力によつてスプール14は
左方に押され、ライン11aと繋がるライン11
cとライン12aの連絡は遮断され、ライン12
aはライン12bを介してイグゾーストポート
Exと繋がる。このため、ライン12の油圧は零
である。セカンダリプーリ3の回転速度が増して
ガバナバルブ11からライン11aに供給される
油圧が高くなるとスプール14左端に作用する油
圧力も大きくなり、セカンダリプーリ3の回転速
度が設定値に達し、ライン11a,11bの油圧
が設定油圧になるとこの油圧力によりスプール1
4はスプリング15の付勢力に抗して右方へ動か
され、スプール14の第1溝部14aを介してラ
イン11cとライン12aが連通し、スプール1
4の第2溝部14bは閉じられライン12とイグ
ゾーストポートExとの連絡が断たれる。このた
め、ライン11aの油圧がライン12aを介して
レシオコントロールバルブ10に付加的に供給さ
れてトルク伝達比が大きくされ、オーバランが防
止される。
第3図は、本発明の無段変速機を用いた車両で
のエンジン回転数と車速との関係を示すグラフで
あり、ラインL1はトルク伝達比が最小のときの
関係を、ラインL6はトルク伝達比が最大のとき
の関係を示す。運転は図中斜線で示す領域内でな
されるように制御される。具体的には、スロツト
ル開度が全閉の時はラインL2に、全開の時はラ
インL4に沿つてエンジン回転は変化する。すな
わち、スロツトル開度が大きい程、トルク伝達比
が大きく、エンジン回転が大きい程、トルク伝達
比が小さくなるようになつている。ここで例え
ば、ハーフスロツトルの時を考えてみると、ハー
フスロツトルの時は、ラインL3に沿つてエンジ
ン回転車速とも増加し、ラインL3とラインL1
交叉する点からは、それ以上トルク伝達比は小さ
くならず、エンジン回転の上昇とともに車速が比
例して大きくなる。そして、車速が設定値Vaに
なると第2図で説明した車速検出手段12が作動
してトルク伝達比は大きくなるため、ラインL5
に沿つて移動する。このため、車速がVaを超え
ることなく、出力軸側のオーバランが防げる。な
お、本グラフではラインL5を直線で示したが、
実際上はある程度右側に傾いた線となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の制御装置の1実施例を示す油
圧回路図、第2図は本発明の制御装置に用いる車
速検出手段を示す断面図、第3図は本発明の制御
装置を備えた無段変速機付車両のエンジン回転と
車速の関係を示すグラフである。 1……プライマリプーリ、2……プライマリシ
リンダ、3……セカンダリプーリ、4……セカン
ダリシリンダ、9……ピトー管、10……レシオ
コントロールバルブ、12……車速検出手段、1
3……スロツトルバルブ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 入出力軸間を伝動し、入力軸から出力軸への
    トルク伝達比が無段階に変化する無段変速機構
    と、この無段変速機構のトルク伝達比を変更する
    流体式アクチユエータと、車両の走行状態を示す
    信号流体圧が加えられて前記流体式アクチユエー
    タへの作動流体の供給を調整するレシオコントロ
    ールバルブとを備えてなり、前記トルク伝達比が
    車両の走行状態に応じて可変制御される無段変速
    機の制御装置において、 車速に応じた信号を受けて前記出力軸の回転速
    度が設定値に達したことを検出し、前記レシオコ
    ントロールバルブに対して付加的に信号流体圧を
    供給して前記トルク伝達比を大きくするように作
    用する車速検出手段を設けたことを特徴とする無
    段変速機の制御装置。
JP21126383A 1983-11-10 1983-11-10 無段変速機の制御装置 Granted JPS60104851A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21126383A JPS60104851A (ja) 1983-11-10 1983-11-10 無段変速機の制御装置

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JP21126383A JPS60104851A (ja) 1983-11-10 1983-11-10 無段変速機の制御装置

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Publication Number Publication Date
JPS60104851A JPS60104851A (ja) 1985-06-10
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ID=16603012

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JP21126383A Granted JPS60104851A (ja) 1983-11-10 1983-11-10 無段変速機の制御装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2699598B2 (ja) * 1989-12-25 1998-01-19 トヨタ自動車株式会社 車両用無段変速機の油圧制御装置
JP4044060B2 (ja) 2003-12-09 2008-02-06 シャープ株式会社 定着装置のクリーニング装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5565755A (en) * 1978-11-13 1980-05-17 Doornes Transmissie Bv Speed change ratio control method and device of stepless speed change gear for automobile

Patent Citations (1)

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JPS5565755A (en) * 1978-11-13 1980-05-17 Doornes Transmissie Bv Speed change ratio control method and device of stepless speed change gear for automobile

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JPS60104851A (ja) 1985-06-10

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