JPH0549837B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0549837B2 JPH0549837B2 JP7726685A JP7726685A JPH0549837B2 JP H0549837 B2 JPH0549837 B2 JP H0549837B2 JP 7726685 A JP7726685 A JP 7726685A JP 7726685 A JP7726685 A JP 7726685A JP H0549837 B2 JPH0549837 B2 JP H0549837B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bottom plate
- bowl
- pump
- elastic membrane
- swing valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 36
- 239000012528 membrane Substances 0.000 claims description 17
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 11
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000004576 sand Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(1) 目 的
本発明は、水中ポンプの残水処理装置に関する
ものである。
ものである。
一般に水中ポンプは、その据付床面から排水可
能な最低水位というものが、ストレーナースタン
ドの高さ等により制約せられ、低水位での完全な
排水ができず、数cmの残水を生じるというのが実
情であり、従つて当該水中ポンプを使用してフロ
アーの溜り水の吸取り作業に供せしめるというよ
うなことは到底不可能である。そして低水位での
排水を可能ならしめるための対策として、ポンプ
吸込口の開口位置を極力低くしたものも存在する
が、ポンプ停止時においてポンプケーシング内お
よび配管内の水が逆流するという欠点を有してい
る。
能な最低水位というものが、ストレーナースタン
ドの高さ等により制約せられ、低水位での完全な
排水ができず、数cmの残水を生じるというのが実
情であり、従つて当該水中ポンプを使用してフロ
アーの溜り水の吸取り作業に供せしめるというよ
うなことは到底不可能である。そして低水位での
排水を可能ならしめるための対策として、ポンプ
吸込口の開口位置を極力低くしたものも存在する
が、ポンプ停止時においてポンプケーシング内お
よび配管内の水が逆流するという欠点を有してい
る。
本発明の目的は、上述のような従来の欠点を払
拭して、残水を生じることなく低水位での排水が
完全に行われ、しかもポンプ停止時にあつても水
の逆流することがなく、フロアーの溜り水の吸取
り作業にも供せしめ得るような水中ポンプを構成
せしめることにある。
拭して、残水を生じることなく低水位での排水が
完全に行われ、しかもポンプ停止時にあつても水
の逆流することがなく、フロアーの溜り水の吸取
り作業にも供せしめ得るような水中ポンプを構成
せしめることにある。
(2) 構 成
本発明に係る水中ポンプの残水処理装置では、
ポンプ渦流室の下底部を構成する吸込カバーから
所定の間隔を隔てて底板を定着し、これら吸込カ
バーと底板との対向面間に環状の套壁を繞設する
と共に該套壁内において、椀状弾性膜の中心部を
支点として上下に反転作動するスイング弁を装着
し、底板上には椀状弾性膜の周辺部と対向するコ
ーン状受圧面を繞設し、底板の下面周辺部には環
状の座部を設けてその下縁に狭隙状の通水口を多
数刻設し、且つ、底板の下方よりスイング弁の下
面凹所内へ向かう吸込孔を開設することにより、
スイング弁の上転作動時には椀状弾性膜の周辺部
が底板上のコーン状受圧面から離隔して環状座部
の下縁外周部よりポンプ吸込口へ至る通水路を開
通せしめ、また、スイング弁の下転作動時には椀
状弾性膜の周辺部が底板上のコーン状受圧面に密
接して上記通水路を閉止せしめるよう構成せられ
ている。
ポンプ渦流室の下底部を構成する吸込カバーから
所定の間隔を隔てて底板を定着し、これら吸込カ
バーと底板との対向面間に環状の套壁を繞設する
と共に該套壁内において、椀状弾性膜の中心部を
支点として上下に反転作動するスイング弁を装着
し、底板上には椀状弾性膜の周辺部と対向するコ
ーン状受圧面を繞設し、底板の下面周辺部には環
状の座部を設けてその下縁に狭隙状の通水口を多
数刻設し、且つ、底板の下方よりスイング弁の下
面凹所内へ向かう吸込孔を開設することにより、
スイング弁の上転作動時には椀状弾性膜の周辺部
が底板上のコーン状受圧面から離隔して環状座部
の下縁外周部よりポンプ吸込口へ至る通水路を開
通せしめ、また、スイング弁の下転作動時には椀
状弾性膜の周辺部が底板上のコーン状受圧面に密
接して上記通水路を閉止せしめるよう構成せられ
ている。
実施例の図面について説明すると、1はポンプ
渦流室、2はポンプ渦流室1の下底部を構成する
吸込カバーであつて、中心部にポンプ吸込口3が
穿設されている。4は吸込カバー2から所定の間
隔Sを隔てて定着される底板、5は吸込カバー2
と共に底板4を定着させるための取付ボルトであ
る。6は底板4の上面中心部に植設されたスタツ
トボルト、7は椀状弾性膜の中心部をスタツトボ
ルト6に定着させたスイング弁であつて、吸込カ
バー2と底板4との対向面間に繞設せられた環状
の套壁8内において、椀状弾性膜の中心部を支点
として上下に反転作動する。9…9は底板1の下
方よりスイング弁6の下面凹所へ向かうように開
設せられた吸込孔、11は底板4の下面周辺部に
附設せられた環状の座部であつて、その下縁には
狭隙状の通水口12…12が多数刻設されてい
る。スイング弁9の下転作動時には椀状弾性膜の
周辺部13が底板4上のコーン状受圧面14へ密
接する。また、スイング弁7の上転作動時には椀
状弾性膜の周辺部上縁15と吸込カバー2との間
には所定の間隙gが保有されなければならない
が、該間隙gの保有を確実にするためのストツパ
ー16…16を、椀状弾性膜の周辺部上縁15に
沿つて円周方向へ適宜間隔に配設し、或いは上記
上縁15と対向するごとく吸込カバー2の下面に
配設することが望ましい。
渦流室、2はポンプ渦流室1の下底部を構成する
吸込カバーであつて、中心部にポンプ吸込口3が
穿設されている。4は吸込カバー2から所定の間
隔Sを隔てて定着される底板、5は吸込カバー2
と共に底板4を定着させるための取付ボルトであ
る。6は底板4の上面中心部に植設されたスタツ
トボルト、7は椀状弾性膜の中心部をスタツトボ
ルト6に定着させたスイング弁であつて、吸込カ
バー2と底板4との対向面間に繞設せられた環状
の套壁8内において、椀状弾性膜の中心部を支点
として上下に反転作動する。9…9は底板1の下
方よりスイング弁6の下面凹所へ向かうように開
設せられた吸込孔、11は底板4の下面周辺部に
附設せられた環状の座部であつて、その下縁には
狭隙状の通水口12…12が多数刻設されてい
る。スイング弁9の下転作動時には椀状弾性膜の
周辺部13が底板4上のコーン状受圧面14へ密
接する。また、スイング弁7の上転作動時には椀
状弾性膜の周辺部上縁15と吸込カバー2との間
には所定の間隙gが保有されなければならない
が、該間隙gの保有を確実にするためのストツパ
ー16…16を、椀状弾性膜の周辺部上縁15に
沿つて円周方向へ適宜間隔に配設し、或いは上記
上縁15と対向するごとく吸込カバー2の下面に
配設することが望ましい。
本発明装置を施すについては、既製の水中ポン
プにおけるストレーナースタンドの底板を取外し
た跡に、スイング弁7を装着した底板4を環状套
壁8と共に定着させればよいのである。
プにおけるストレーナースタンドの底板を取外し
た跡に、スイング弁7を装着した底板4を環状套
壁8と共に定着させればよいのである。
水中ポンプの停止時には、スイング弁7の下転
作動により椀状弾性膜の周辺部13が底板4上の
コーン状受圧面14に密接しているため、底板4
の吸込孔9…9とポンプ吸込口3とは導通を遮断
された状態にある。しかし水中ポンプを水位l1、
で起動させると、羽根車下部に負圧が発生するた
めスイング弁7は上転作動し、腕状弾性膜の周辺
部13が底板4上のコーン状受圧面14から離隔
して吸込孔9…9とポンプ吸込口3とは導通状態
となり、従つて環状座部11の下縁外周部よりポ
ンプ吸込口3へ至る通水路17が開通せしめられ
ることになり、狭隙状の通水口12…12に吸込
まれた水は通水路17よりポンプケーシング1内
を経て吐出口(図示せず)より排水される。そし
て排水の完了水位l2で水中ポンプが停止すると、
ポンプケーシング1内や排水用配管路内の戻り水
の圧力によりスイング弁7は下転作動してその周
辺部13が底板4上のコーン状受圧面14へ密接
するため、逆流防止機能が働らくことになる。
作動により椀状弾性膜の周辺部13が底板4上の
コーン状受圧面14に密接しているため、底板4
の吸込孔9…9とポンプ吸込口3とは導通を遮断
された状態にある。しかし水中ポンプを水位l1、
で起動させると、羽根車下部に負圧が発生するた
めスイング弁7は上転作動し、腕状弾性膜の周辺
部13が底板4上のコーン状受圧面14から離隔
して吸込孔9…9とポンプ吸込口3とは導通状態
となり、従つて環状座部11の下縁外周部よりポ
ンプ吸込口3へ至る通水路17が開通せしめられ
ることになり、狭隙状の通水口12…12に吸込
まれた水は通水路17よりポンプケーシング1内
を経て吐出口(図示せず)より排水される。そし
て排水の完了水位l2で水中ポンプが停止すると、
ポンプケーシング1内や排水用配管路内の戻り水
の圧力によりスイング弁7は下転作動してその周
辺部13が底板4上のコーン状受圧面14へ密接
するため、逆流防止機能が働らくことになる。
(3) 効 果
本発明によれば、水中ポンプの据付床面に近接
した超低位置に開口された狭隙状の通水口12…
12が、逆流防止構造の通水路17よりポンプケ
ーシング2内へ通じているのであるから、残水を
生じることなく低水位での排水が完全に行われ、
ポンプ停止時にあつても水が逆流しないという利
点があり、フロアーの溜り水などの吸取り作業に
も供することができる。しかも底板4上にはコー
ン状受圧面14が繞設せられているので、スイン
グ弁7の周辺部13との密接部に砂粒等の來雑物
が詰ることを防止し得るという利点がある。そし
て本発明の実施に当つたは、既存の水中ポンプの
底板を取除いた部分に、スイング弁7を装着した
底板4を環状套壁8と共に定着すれば足りるので
あるから、産業上の利用性は極めて高いものであ
る。
した超低位置に開口された狭隙状の通水口12…
12が、逆流防止構造の通水路17よりポンプケ
ーシング2内へ通じているのであるから、残水を
生じることなく低水位での排水が完全に行われ、
ポンプ停止時にあつても水が逆流しないという利
点があり、フロアーの溜り水などの吸取り作業に
も供することができる。しかも底板4上にはコー
ン状受圧面14が繞設せられているので、スイン
グ弁7の周辺部13との密接部に砂粒等の來雑物
が詰ることを防止し得るという利点がある。そし
て本発明の実施に当つたは、既存の水中ポンプの
底板を取除いた部分に、スイング弁7を装着した
底板4を環状套壁8と共に定着すれば足りるので
あるから、産業上の利用性は極めて高いものであ
る。
図面は本発明装置を備えた水中ポンプの要部縦
断側面図であつて、第1図は椀状弾性膜の周辺部
上縁にストツパーを配設した事例、第2図は吸込
カバーの下面にストツパーを配設した事例、第1
図および第2図のAはスイング弁の下転作動時の
状態、第1図および第2図のBはスイング弁の上
転作動時の状態を示す。 1…ポンプ渦流室、2…吸込カバー、3…ポン
プ吸込口、4…底板、7…スイング弁、8…環状
の套壁、9…吸込孔、10…下面凹所、11…環
状の座部、12…狭隙状の通水口、13…腕状弾
性膜の周辺部、14…コーン状受圧面、17…通
水路、S…所定の間隔。
断側面図であつて、第1図は椀状弾性膜の周辺部
上縁にストツパーを配設した事例、第2図は吸込
カバーの下面にストツパーを配設した事例、第1
図および第2図のAはスイング弁の下転作動時の
状態、第1図および第2図のBはスイング弁の上
転作動時の状態を示す。 1…ポンプ渦流室、2…吸込カバー、3…ポン
プ吸込口、4…底板、7…スイング弁、8…環状
の套壁、9…吸込孔、10…下面凹所、11…環
状の座部、12…狭隙状の通水口、13…腕状弾
性膜の周辺部、14…コーン状受圧面、17…通
水路、S…所定の間隔。
Claims (1)
- 1 ポンプ渦流室1の下底部を構成する吸込カバ
ー2から所定の間隔Sを隔てて底板4を定着し、
これら吸込カバー2と底板4との対向面間に環状
の套壁8を繞設すると共に該套壁8内において、
椀状弾性膜の中心部を支点として上下に反転作動
するスイング弁7を装着し、底板4上には椀状弾
性膜の周辺部13と対向するコーン状受圧面14
を繞設し、底板4の下面周辺部には環状の座部1
1を設けてその下縁に狭隙状の通水口12…12
を多数刻設し、且つ、底板4の下方よりスイング
弁7の下面凹所10内へ向かう吸込孔9を開設す
ることにより、スイング弁7の上の作動時には椀
状弾性膜の周辺部13が底板4上のコーン状受圧
面14から離隔して環状座部11の下縁外周部よ
りポンプ吸込口3へ至る通水路17を開通せし
め、また、スイング弁7の下転作動時には椀状弾
性膜の周辺部13が底板4上のコーン状受圧面1
4に密接して上記通水路17を閉止せしめるよう
構成したことを特徴とする水中ポンプの残水処理
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7726685A JPS61234295A (ja) | 1985-04-10 | 1985-04-10 | 水中ポンプの残水処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7726685A JPS61234295A (ja) | 1985-04-10 | 1985-04-10 | 水中ポンプの残水処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61234295A JPS61234295A (ja) | 1986-10-18 |
JPH0549837B2 true JPH0549837B2 (ja) | 1993-07-27 |
Family
ID=13629038
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7726685A Granted JPS61234295A (ja) | 1985-04-10 | 1985-04-10 | 水中ポンプの残水処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61234295A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62117289U (ja) * | 1986-01-17 | 1987-07-25 | ||
JPH0161494U (ja) * | 1987-10-13 | 1989-04-19 |
-
1985
- 1985-04-10 JP JP7726685A patent/JPS61234295A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61234295A (ja) | 1986-10-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |