JP2551565Y2 - 竪型水中ポンプの吸込路構成 - Google Patents

竪型水中ポンプの吸込路構成

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JP2551565Y2 JP1990123212U JP12321290U JP2551565Y2 JP 2551565 Y2 JP2551565 Y2 JP 2551565Y2 JP 1990123212 U JP1990123212 U JP 1990123212U JP 12321290 U JP12321290 U JP 12321290U JP 2551565 Y2 JP2551565 Y2 JP 2551565Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] 本考案は、竪型水中ポンプの吸込路構成に関するもの
である。
[従来技術とその問題点] 従来の水中ポンプでは第5図に見られるよう、サクシ
ョンカバー3′の下底面から大きく離隔した位置に底板
7′を定着してポンプ吸込口4′への吸込路12′を形成
し、周壁6′の全面に多数の小孔10′・・・・10′を穿
設したスタンド型の環状ストレーナーで上記吸込路12′
の周辺を包囲している。
このような従来の構造では、環状ストレーナーの液体
を吸い込む領域がポンプケーシング1′の下縁部よりも
下方にのみ存在し、サクションカバー3′の下底面から
底板7′の内底面までの間隔S′が大きく、従ってポン
プ全体の高さも大きくなることは避けられない。
そして周壁6′の全面に多数の小孔10′・・・・10′
を穿設するスタンド型の環状ストレーナーにおいて、ポ
ンプの全荷重を支える強度を保有させるためには厚肉の
金属板を使用しなければならないが、厚肉の金属板では
絞り加工による一体成型が困難なため、別々にプレス成
型された周壁6′と底板7′とを組立時に結合させると
いう製造方式が採られ、部品点数および組立工数も増加
する。
また、土木工事現場における湧水の排出など、スラリ
ーを含んだ流体にポンプを使用する場合、通常の金属製
ポンプケーシングやサクションカバーでは磨耗が激しい
ため、ゴム等の耐磨耗性材料を併用させたものが存在す
るが、それについては、ポンプ運転時におけるポンプケ
ーシングの変形を防止し、揚液洩れを生じさせない構造
とすることが必要となる。
[考案の目的] 本考案の目的は、ポンプケーシングおよびサクション
カバーの耐磨耗性に優れ、かつ、ポンプ全体の高さを低
くし得られる竪型水中ポンプの吸込路を構成せしめるこ
とにある。
[考案の構成] 本考案に係る竪型水中ポンプの吸込路構成は、オイル
ケーシング下壁の周辺部下面より柱状のボルト螺装座を
導下させてその下端部よりネジ孔を縦設し、ゴム等の耐
磨耗性弾性材料で作られて上記螺装座と嵌合する竪孔を
穿設したポンプケーシングの周壁構成部材を、上記オイ
ルケーシング下壁の下面周辺部に重合させるよう竪孔に
ボルト螺装座を嵌合させ、ゴム等の耐磨耗性弾性材料で
作られた中央にポンプ吸込孔を有するサクションカバー
の上面周辺部を前記周壁構成部材の下面に重合させ、上
記周壁構成部材およびサクションカバーの外周面と嵌合
するスタンド型環状ストレーナーの下端面を構成する底
板の周辺部要所に、上方へ打ち上げられて上記サクショ
ンカバーの下面周辺部へ当接する段部を有せしめると共
に、前記ネジ孔と同心状のボルト挿通孔を穿設し、その
余部がサクションカバーの下面から離隔して一定の間隔
を保有するよう形成し、上記周壁構成部材およびサクシ
ョンカバーの外周面要所に、環状ストレーナーの周壁内
周面から離隔する陥所を凹設し、環状ストレーナーの周
壁には上記陥所と対向する部分にのみ多数の透孔を配設
して余部は無孔状となし、かつ、外端縁が環状ストレー
ナーの周壁内周と近接するリブを上記陥所内に縦設し
て、その側方には上記透孔と導通する縦溝を保有させ、
ボルト挿通孔を介して取付用ボルトをネジ孔に螺装する
ことにより、オイルケーシング下壁,ポンプケーシング
の周壁構成部材,サクションカバーおよびスタンド型環
状ストレーナーを一体に結合し、環状ストレーナーの透
孔から縦溝を経てサクションカバーの下面を通過しポン
プ吸込口へ至る吸込路を形成せしめるのである。
[実施例] 以下実施例の図面により説明をする。
1は例えばゴム等の耐磨耗性弾性材料で作られたポン
プケーシングの周壁構成部材、2は後述する渦流室13内
に収容された羽根車、3は上記周壁構成部材1と同様の
材料で作られたサクションカバーであり、その中央にポ
ンプ吸込口4が開設せられ、該吸込口4の周辺部下面に
は後記底板7上へ接近する凸子5・・・・5が配設され
ている。6は周壁構成部材1およびサクションカバー3
の外周面と嵌合する環状ストレーナー、7は環状ストレ
ーナー6の下底面を形成する底板であり、その周辺部要
所には上方へ打ち上げられてサクションカバー3の下面
周辺部へ当接する段部8・・・・8を有すると共に、そ
の余部がサクションカバー3の下面から離隔して一定の
間隔Sを保有するよう形成される。また、周壁構成部材
1およびサクションカバー3の外周面には、環状ストレ
ーナー6の周壁内周面から離隔する陥所9・・・・9が
要所に凹設せられ、これら陥所9・・・・9内には、外
端縁が環状ストレーナー6の内壁内周面と接するリブ9a
・・・・9aを縦設して、該リブ9a・・・・9aの側方に縦
溝9b・・・・9bを保有させる。また、環状ストレーナー
6の周壁には前記陥所9・・・・9と対向する部分にの
み透孔10・・・・10を配設して余部は無孔状とする。14
・・・・14はオイルケーシング下壁15の周辺部下面より
導下された柱状のボルト螺装座、16・・・・16は各ボル
ト螺装座14・・・・14の下端部より縦設されたネジ孔で
ある。17・・・・17は上記螺装座14・・・・14と嵌合す
るよう周壁構成部材1に穿設された竪孔、18・・・・18
は上記ネジ孔16・・・・16と同心状となるよう底板7の
周辺段部8・・・・8に穿設されたボルト挿通孔、11・
・・・11は取付用ボルトである。
そしてポンプケーシングの周壁構成部材1をオイルケ
ーシング下壁15の下面周辺部に重合させるよう竪孔17・
・・・17にボルト螺装座14・・・・14を嵌合させ、サク
ションカバー3を周壁構成部材1の下面に重合して、ス
タンド型環状ストレーナー6をポンプケーシングの周壁
構成部材1およびサクションカバー3の外周面へ嵌合さ
せ、ボルト挿通孔18・・・・18を介して取付用ボルト11
・・・・11をネジ孔16・・・・16に螺装することによ
り、オイルケーシング下壁15,ポンプケーシングの周壁
構成部材1,サクションカバー3およびスタンド型環状ス
トレーナー6が一体に結合せられ、環状ストレーナー6
の透孔10・・・・10から縦溝9b・・・・9bを経てサクシ
ョンカバー3の下面を通過しポンプ吸込口4へ至る吸込
路12が形成せしめられることになる。
[効果] 本考案吸込路構成によれば、縦溝9b・・・・9bの存在
によりストレーナーの液体を吸い込む領域がポンプケー
シング周壁構成部材1の上縁部にまで及んでいるため、
サクションカバー3の下面と底板7との間隔Sを広くと
る必要がなく、ポンプ全体の高さを低くすることが可能
となる。そして環状ストレーナー6の周壁には、ポンプ
ケーシング周壁構成部材1の外周面陥所9・・・・9と
対向する部分にのみ10・・・・10を配設して余部は無孔
状であるため、薄肉の金属板であっても強度は十分で、
ポンプの全荷重を支え得ると共に、絞り加工や穿孔加工
などの作業性にも有利である。
また、ポンプケーシング周壁構成部材1およびサクシ
ョンカバー3がゴム等で作られるため、耐磨耗性に優
れ、スリラーを含んだ汚水の排水にも十分に耐え得ると
共に、オイルケーシング下壁15のボルト螺装座14・・・
・14がポンプケーシング周壁構成部材1の竪孔17・・・
・17へ嵌挿されていることと、ポンプケーシング周壁構
成部材1のリブ9a・・・・9aが環状ストレーナー6の周
壁内周面へ接する構造とが相まって、運転時におけるポ
ンプケーシングの変形を防止し揚液洩れを生じさせない
という利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案吸込路構成を有する竪型水中ポンプの要
部縦断側面図、第2図は本考案吸込路構成におけるポン
プケーシング構成部材の底面図、第3図は本考案吸込路
構成におけるサクションカバーの底面図、第4図は本考
案吸込路構成における環状ストレーナーの横断平面図、
第5図は従来の吸込路構成を有する竪型水中ポンプの要
部縦断側面図である。 1……ポンプケーシングの周壁構成部材、3……サクシ
ョンカバー、4……ポンプ吸込口、6……スタンド型の
環状ストレーナー、7……底板、8……段部、9……陥
所、9a……リブ、9b……縦溝、10……透孔、11……取付
用ボルト、12……吸込路、14……ボルト螺装座、15……
オイルケーシング下壁、16……ネジ孔、17……竪孔、18
……ボルト挿通孔。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】オイルケーシング下壁(15)の周辺部下面
    より柱状のボルト螺装座(14)を導下させてその下端部
    よりネジ孔(16)を縦設し、ゴム等の耐磨耗性弾性材料
    で作られて上記螺装座(14)と嵌合する竪孔(17)を穿
    設したポンプケーシングの周壁構成部材(1)を、上記
    オイルケーシング下壁(15)の下面周辺部に重合させる
    よう竪孔(17)にボルト螺装座(14)を嵌合させ、ゴム
    等の耐磨耗性弾性材料で作られた中央にポンプ吸込孔
    (4)を有するサクションカバー(3)の上面周辺部を
    前記周壁構成部材(1)の下面に重合させ、上記周壁構
    成部材(1)およびサクションカバー(3)の外周面と
    嵌合するスタンド型環状ストレーナー(6)の下端面を
    構成する底板(7)の周辺部要所に、上方へ打ち上げら
    れて上記サクションカバー(3)の下面周辺部へ当接す
    る段部(8)を有せしめると共に、前記ネジ孔(16)と
    同心状のボルト挿通孔(18)を穿設し、その余部がサク
    ションカバー(3)の下面から離隔して一定の間隔
    (S)を保有するよう形成し、上記周壁構成部材(1)
    およびサクションカバー(3)の外周面要所に、環状ス
    トレーナー(6)の周壁内周面から離隔する陥所(9)
    を凹設し、環状ストレーナー(6)の周壁には上記陥所
    (9)と対向する部分にのみ多数の透孔(10)を配設し
    て余部は無孔状となし、かつ、外端縁が環状ストレーナ
    ー(6)の周壁内周と近接するリブ(9a)を上記陥所
    (9)内に縦設して、その側方には上記透孔(10)と導
    通する縦溝(9b)を保有させ、ボルト挿通孔(18)を介
    して取付用ボルト(11)をネジ孔(16)に螺装すること
    により、オイルケーシング下壁(15),ポンプケーシン
    グの周壁構成部材(1),サクションカバー(3)およ
    びスタンド型環状ストレーナー(6)を一体に結合し、
    環状ストレーナー(6)の透孔(10)から縦溝(9b)を
    経てサクションカバー(3)の下面を通過しポンプ吸込
    口(4)へ至る吸込路(12)を形成せしめたことを特徴
    とする、竪型水中ポンプの吸込路構成。
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JP2578232Y2 (ja) * 1989-04-06 1998-08-06 株式会社荏原製作所 水中ポンプ
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