JPH0549525U - ワイパ浮上り防止用フィン - Google Patents
ワイパ浮上り防止用フィンInfo
- Publication number
- JPH0549525U JPH0549525U JP11035991U JP11035991U JPH0549525U JP H0549525 U JPH0549525 U JP H0549525U JP 11035991 U JP11035991 U JP 11035991U JP 11035991 U JP11035991 U JP 11035991U JP H0549525 U JPH0549525 U JP H0549525U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wiper
- windshield
- blade
- wiper blade
- fin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 フロントガラスの曲率の大きい側部円弧状部
の払拭性能を向上させる。 【構成】 長手方向がワイパブレード3の長手方向に沿
った細長形状をなし且つ長手方向に対して直交する方向
の断面形状がフロントガラス6に向って凸形状に形成さ
れた弓状のフィン本体5aを、ワイパブレード3の反ブ
レードラバー側7に、ワイパブレード3よりも該ワイパ
ブレード3の下反転位置側から上反転位置側への回動方
向に向って若干前方へ位置するよう、取付ける。
の払拭性能を向上させる。 【構成】 長手方向がワイパブレード3の長手方向に沿
った細長形状をなし且つ長手方向に対して直交する方向
の断面形状がフロントガラス6に向って凸形状に形成さ
れた弓状のフィン本体5aを、ワイパブレード3の反ブ
レードラバー側7に、ワイパブレード3よりも該ワイパ
ブレード3の下反転位置側から上反転位置側への回動方
向に向って若干前方へ位置するよう、取付ける。
Description
【0001】
本考案は、ワイパ浮上り防止用フィンの改良に関するものである。
【0002】
車両の高速走行時にワイパが風圧により浮上ると、ワイパブレードがガラス面 から離れ、払拭性能が低下する。
【0003】 そこで、ワイパの浮上りを防止するため、従来は、例えば実公昭63ー325 36号公報に示すようなワイパ浮上り防止用フィンが提案されている。
【0004】 このワイパ浮上り防止用フィンが適用されるワイパを図4により説明すると、 図中、aはワイパアーム、bはワイパブレード、cはブレードラバー、dはワイ パ浮上り防止用フィン、eはフロントガラスを示す。
【0005】 ワイパ浮上り防止用フィンdは、フィン本体fとワイパアームaに固定される フィン本体取付部gを備え、フィン本体fは、平面形状が略長方形をなし断面形 状が下反りの弓状に形成されている。
【0006】 車両が高速走行すると、フロントガラスeに沿って流れる気流hがフィン本体 fの両面に沿い流れるため、フィン本体fには揚力iが生じてフィン本体fはフ ロントガラスe側に押し付けられる。このため、ブレードラバーcがフロントガ ラスeに強く押し付けられ、ブレードラバーcによってフロントガラスeは払拭 される。
【0007】
しかしながら、上述のワイパ浮上り防止用フィンを備えたワイパにあっては、 揚力iにより、図4において反時計方向のモーメントjが作用するため、ドライ バ側のワイパの場合ブレードラバーcがフロントガラスeの曲率の大きい側部円 弧状部kに達すると、ブレードラバーc先端がフロントガラスeの表面から浮上 って離れてしまい、側部円弧状部kに対する払拭性能が低下するという問題があ った。
【0008】 本考案は、前述の実情に鑑み、ブレードラバーがフロントガラスの曲率の大き い側部円弧状部においても、フロントガラスに強く押し付けられるようにしたワ イパ浮上り防止用フィンを提供することを目的としてなしたものである。
【0009】
本考案は、ワイパブレードの長手方向に対して直交する方向の断面形状がフロ ントガラスに向って凸形状に形成された弓状のブレード本体を、ワイパブレード の反ブレードラバー側に、ワイパブレードよりも該ワイパブレードの下反転位置 側から上反転位置側への回動方向に向って若干前方へ位置するよう、取付けたも のである。
【0010】
車両走行時に生じる気流によってフィン本体に揚力が作用し、この揚力によっ てブレードラバーはフロントガラスに押し付けられる。ブレードラバーがフロン トガラスの曲率の大きい側部円弧状部に来た場合には、ブレードラバーは、揚力 によりフロントガラスに押し付けられると共に揚力により生じるモーメントによ りフロントガラスの表面に対し直交する方向へ回転させられるため、良好な払拭 性能が得られる。
【0011】
以下、本考案の実施例を添付図面に基いて説明する。
【0012】 図1〜図3は本考案のワイパ浮上り防止用フィンを適用したワイパを示し、図 中、1は揺動アーム、2は揺動アーム1の先端に取付けられたアームピース、3 はアームピース2に取付けられたワイパブレード、4はワイパブレード3に取付 けられ、フロントガラス6の表面を払拭するようにしたブレードラバー、5はワ イパ浮上り防止用フィンである。
【0013】 ワイパ浮上り防止用フィン5は、長手方向がワイパブレード3の長手方向に沿 った細長形状をなし且つワイパブレード3の長手方向に対して直交する方向の断 面形状が、フロントガラス6に向って凸形状に形成された弓状のフィン本体5a と、該フィン本体5aをアームピース2に取付けるフィン本体取付部5bを備え ており、フィン本体5aは、ワイパブレード3の反ブレードラバー側7に、ワイ パブレード3よりも該ワイパブレード3の下反転位置側から上反転位置側への回 動方向8に向って若干前方へ位置するよう配置されている。
【0014】 なお、図1中、9はウエザストリップ、10は車両走行時にフロントガラス6 に沿い流れる気流、11はフィン本体5aに作用する揚力、12は揚力11によ りワイパブレード3及びブレードラバー4に作用するモーメント、図3中、13 は揺動アーム1の揺動中心である。
【0015】 上記ワイパは、図3の揺動中心13を基準として左右へ揺動し、ブレードラバ ー4の先端によりフロントガラス6の表面が払拭される。この際、車両の高速走 行により、図1に示すごとく気流10が生じ、この気流10がフィン本体5aの 前後面に沿い流れることにより、フィン本体5aには揚力11が生じ、この揚力 11によりアームピース2及びワイパブレード3を介してブレードラバー4の先 端はフロントガラス6の表面に対し強く押し付けられる。このため、フロントガ ラス6表面の払拭状態は良好となる。
【0016】 ワイパが回動方向8へ回動してフロントガラス6の上反転位置側へ達すると、 ブレードラバー4は、図1に示すように、フロントガラス6の側部円弧状部6a を払拭することになる。この場合もブレードラバー4は揚力11によりフロント ガラス6の表面に押し付けられる。又同時に図2のアームピース2を中心として 、図1に示すように、ワイパブレード3及びブレードラバー4には、揚力11に よる時計方向のモーメント12が作用し、ブレードラバー4の先端は、フロント ガラス6の曲率の大きい側部円弧状部6aの表面に対して直角に近付く方向へ回 動させられる。このためブレードラバー4は、フロントガラス6の側部円弧状部 6aにおいてもフロントガラス6の表面に対して直角に近い角度で接触するうえ 浮上ることがなく、従って払拭性能がより一層向上する。
【0017】 なお、本考案の実施例においては、フィン本体をワイパブレードに沿った1本 の細長形状とする場合について説明したが、ワイパブレードに沿い複数に分割し た構成としても実施できること、その他、本考案の要旨を逸脱しない範囲内で種 々変更を加え得ること、等は勿論である。
【0018】
本考案のワイパ浮上り防止用フィンによれば、フロントガラスの曲率の小さい 部分の払拭性能は勿論のこと曲率の大きい側部円弧状部の払拭性能をも向上させ ることができるという優れた効果を奏し得る。
【図1】本考案のワイパ浮上り防止用フィンが適用され
るワイパの一実施例の断面図であり、図3のI−I方向
矢視図である。
るワイパの一実施例の断面図であり、図3のI−I方向
矢視図である。
【図2】本考案のワイパ浮上り防止用フィンが適用され
るワイパの一実施例の正面図である。
るワイパの一実施例の正面図である。
【図3】本考案のワイパ浮上り防止用フィンを適用した
ワイパを複数組フロントガラスにセットした状態を示す
車室内側から見た正面図である。
ワイパを複数組フロントガラスにセットした状態を示す
車室内側から見た正面図である。
【図4】従来のワイパ浮上り防止用フィンが適用された
ワイパの一例の断面図である。
ワイパの一例の断面図である。
3 ワイパブレード 4 ブレードラバー 5 ワイパ浮上り防止用フィン 5a フィン本体 6 フロントガラス 7 反ブレードラバー側 8 回動方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 菊入 正芳 東京都日野市日野台3丁目1番地1 日野 自動車工業株式会社内 (72)考案者 鈴木 孝紀 静岡県湖西市梅田390番地 アスモ株式会 社内
Claims (1)
- 【請求項1】 ワイパブレードの長手方向に対して直交
する方向の断面形状がフロントガラスに向って凸形状に
形成された弓状のブレード本体を、ワイパブレードの反
ブレードラバー側に、ワイパブレードよりも該ワイパブ
レードの下反転位置側から上反転位置側への回動方向に
向って若干前方へ位置するよう、取付けたことを特徴と
するワイパ浮上り防止用フィン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991110359U JP2588474Y2 (ja) | 1991-12-16 | 1991-12-16 | ワイパ浮上り防止用フィン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991110359U JP2588474Y2 (ja) | 1991-12-16 | 1991-12-16 | ワイパ浮上り防止用フィン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0549525U true JPH0549525U (ja) | 1993-06-29 |
JP2588474Y2 JP2588474Y2 (ja) | 1999-01-13 |
Family
ID=14533783
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991110359U Expired - Lifetime JP2588474Y2 (ja) | 1991-12-16 | 1991-12-16 | ワイパ浮上り防止用フィン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2588474Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49148627U (ja) * | 1973-04-24 | 1974-12-23 |
-
1991
- 1991-12-16 JP JP1991110359U patent/JP2588474Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49148627U (ja) * | 1973-04-24 | 1974-12-23 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2588474Y2 (ja) | 1999-01-13 |
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Legal Events
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EXPY | Cancellation because of completion of term |