JPH0549494U

JPH0549494U - 車両用照光装置

Info

Publication number: JPH0549494U
Application number: JP10904791U
Authority: JP
Inventors: 光央豊泉
Original assignee: Ichikoh Industries Ltd
Current assignee: Ichikoh Industries Ltd
Priority date: 1991-12-10
Filing date: 1991-12-10
Publication date: 1993-06-29

Abstract

(57)【要約】【目的】夜間等、暗い場所での車両への乗り降りの
際、車体側方下部を照明し搭乗者の安全を確保すること
ができるし、車体側方下部の照明を遠隔操作により行う
ことができるし、暗い駐車場等では自分の車が直ぐに見
つかるようになる車両用照光装置を提供することと、消
灯をコンデンサーの放電現象により行うことが可能にな
り、発光部が徐々に減光していくので利用者は気分が良
く、しかも、夜間、車両を離れる際は、搭乗者がドアを
ロックしてから設定時間は点灯しているのでより安全に
なる車両用照光装置を提供することである。【構成】車外が光センサー８の設定値より暗く、ドア
を開けるべくワイヤレス・ドアロックの送信部５を操作
した場合に、発光部制御回路９が働いて発光部３は点灯
して足元を照らすようになる。また、消灯をコンデンサ
ーＣの放電現象により行うことを可能にした。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、夜間等、暗い場所での車両への乗り降りの際、車体側方下部を照明し搭乗者の安全を確保する車両用照光装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、ドアミラーの下側にランプを付けたものはあった。しかし、このランプは遠隔操作されるものではないし、また、その消灯時間を制御するようにしたものではなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記従来の車両用照光装置にあっては、ランプが遠隔操作されるものではないために、夜間に車両に乗り込む際、搭乗者の足元は暗く、不便かつ危険であったし、また、ランプの消灯時間を制御するようにしたものではなかったために、夜間に車両を離れる際はランプを消灯しなければならず不便であるという問題点があった。

【０００４】本考案は、上記の問題点に着目して成されたものであって、その第１の目的とするところは、夜間等、暗い場所での車両への乗り降りの際、車体側方下部を照明し搭乗者の安全を確保することができるし、車体側方下部の照明を遠隔操作により行うことができるし、暗い駐車場等では自分の車が直ぐに見つかるようになる車両用照光装置を提供することにある。

【０００５】また、本考案の他の目的とするところは、消灯をコンデンサーの放電現象により行うことが可能になり、発光部が徐々に減光していくので利用者は気分が良く、しかも、夜間、車両を離れる際は、搭乗者がドアをロックしてから設定時間は点灯しているのでより安全になる車両用照光装置を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記の第１の目的を達成するために、本考案は、ドア側の足元を照らす発光部と、車外の明るさを判断するセンサー手段と、ワイヤレス・ドアロックの送信部からの信号を受信する受信部と、センサー手段の出力と受信部からの出力とを比較して発光部を制御する発光部制御手段とを備えたことを特徴とする。

【０００７】また、上記の第２の目的を達成するために、本考案は、請求項１記載の車両用照光装置において、発光部制御手段がコンデンサーの放電現象で発光部の消点灯を行う消点灯手段を備えたものである。

【０００８】

【作用】

請求項１記載の車両用照光装置にあっては、車外がセンサー手段の設定値より暗く、ドアを開けるべくワイヤレス・ドアロックの送信部を操作した場合は、発光部制御手段が働いて発光部は点灯して足元を照らす。このように、夜間等、暗い場所での車両への乗り降りの際、車体側方下部を照明し搭乗者の安全を確保することができる。また、車体側方下部の照明は遠隔操作により行うことができるし、暗い駐車場等では自分の車が直ぐに見つかるようになる。

【０００９】また、請求項２記載の車両用照光装置にあっては、消灯をコンデンサーの放電現象により行うことが可能になり、発光部が徐々に減光していくので利用者は気分が良く、しかも、夜間、車両を離れる際は、搭乗者がドアをロックしてから設定時間は点灯しているのでより安全になる。

【００１０】

【実施例】

以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図１（１）は本考案に係わる車両用照光装置としてのドアミラーの正面図、図１（２）は同側面図、図１（３）は同底面図である。図２は発光部制御手段の回路図である。図３はアンド回路の出力のパルス信号発生時間とタイマー回路の出力信号発生時間とタイマー回路のオン状態の最長時間との説明図である。図４はドアロック操作装置のブロック図である。

【００１１】図面中１は車両のドアに設けられたドアミラー装置である。このドアーミラー装置のボディ２の下側には発光部３が設けてある。この発光部３はランプであってもよい。この発光部３はドアの外方で乗車する人の足元を照らすためのものである。

【００１２】また、車両にはドアロック操作装置４が設けてある。このドアロック操作装置４は、使用者が携帯しロック・アンロックを指示する所定波長の信号を出力できる送信部５と、車体に設けられて送信部５から出力された所定の波長の信号を受信する受信部６と、この受信部６によって受信されたロック・アンロック信号に応じて出力するロック制御部７と、このロック制御部７の出力に応じてドアをロック・アンロックするドアロック装置１５とを備えている。

【００１３】また、車両のダッシュボードの上部等の車外から光を受け易い場所には車外の明るさを判断するセンサー手段としての光センサー８が取り付けてあり、この光センサー８の出力側には第１のリレーＲＬ１が設けてある。この光センサー８は設定値以上の明るさで電圧を発生させる。

【００１４】９は発光部３を制御する発光部制御手段としての発光部制御回路であり、発光部制御回路９は前記受信部６を備えており、この受信部６の出力側はアンド回路１０の一方の入力Ｂ側に接続してある。この受信部６はドアロック装置１５のロック・アンロックにかかわらず信号を受信した場合、アンド回路１０に出力する。

【００１５】また、電源（バッテリー）の陽極側１１に対して抵抗Ｒ１と常閉型のリレースイッチＲＬ１ー１とが直列にして接続してあり、このリレースイッチＲＬ１ー１の共通端子ａはアンド回路１０の他方の入力Ａ側に接続してある。アンド回路１０の出力Ｘ側はタイマー回路Ｔの入力側に接続してあり、このタイマー回路Ｔの出力側には第２のリレーＲＬ２が設けてある。

【００１６】また、電源（バッテリー）の陽極側１１に対して抵抗Ｒ１とリレースイッチＲＬ２ー１と抵抗Ｒ２とコンデンサーＣとがこの順序に直列にして接続してあり、コンデンサーＣは接地してある。また、電源（バッテリー）の陽極側１１に対して抵抗Ｒ１とリレースイッチＲＬ２ー１と抵抗Ｒ２と可変抵抗Ｒ３と常開型のリレースイッチＲＬ２ー２とがこの順序に直列にして接続してあり、このリレースイッチＲＬ２ー２の共通端子ｂが抵抗Ｒ４を介して発光部回路１２のトランジスタＴ１のベース側に接続してある。リレースイッチＲＬ２ー１とリレースイッチＲＬ２ー２とは連動するようになっている。

【００１７】発光部回路１２は前記発光部３とＮＰＮ型のトランジスタＴ１とを備えており、発光部３の一方の端子は電源（バッテリー）の陽極側１１に接続してあり、発光部３の他方の端子はトランジスタＴ１のコレクタ側に接続してあり、トランジスタＴ１のエミッタ側は接地してある。このトランジスタＴ１はコンデンサーＣの放電時間によりオン状態の時間が決定される。

【００１８】また、タイマー回路Ｔは、図３に示すようにこのタイマー回路Ｔの出力信号発生時間をｔ₂とし、コンデンサーＣの容量と可変抵抗Ｒ３の最大値と固定抵抗Ｒ４により決定されるタイマー回路Ｔのオン状態の最長時間をｔ₃とするとき、ｔ ₂ ＞ｔ₃を成り立たせる機能を持つ。

【００１９】また、コンデンサーＣの放電時間は、コンデンサーＣの容量と可変抵抗Ｒ３の抵抗値と固定抵抗Ｒ４により決定され、これらでコンデンサーＣの放電現象で発光部３の消点灯を行う消点灯手段を構成している。

【００２０】次に作動を説明する。使用者が携帯したワイヤレス・ドアロックの送信部５を操作することにより、送信部５から出力された所定の波長の信号を受信部６が受信して、この受信部６によって受信されたロック・アンロック信号に応じてロック制御部７が出力し、このロック制御部７の出力に応じてドアロック装置が働き、ドアロックが解除される。

【００２１】また、車外が光センサー８の設定値より明るければ、電圧を生じて第１のリレーＲＬ１は通電状態になり、リレースイッチＲＬ１−１はオフになり、アンド回路１０の入力Ａは零になる。また、ワイヤレス・ドアロックの送信部５を操作しなければ、アンド回路１０の入力Ｂは零になる。したがって、上記の二つの状態のいずれかであれば、アンド回路１０の出力Ｘは零となり、リレーＲＬ２には通電せず、コンデンサーＣは充電状態にある。

【００２２】車外が光センサー８の設定値より暗く、ワイヤレス・ドアロックの送信部５を操作した場合は、第１のリレーＲＬ１には通電されず、これのリレースイッチＲＬ１−１はオンになり、アンド回路１０の入力Ａ、Ｂは共に１になり、出力Ｘは１となる。このために、第２のリレーＲＬ２は通電状態になり、常閉型のリレースイッチＲＬ２−１がオフ状態になると共に、常開型のリレースイッチＲＬ２− ２がオン状態になってコンデンサーＣが放電しトランジスタＴ１のベースに電圧が印加されてこのトランジスタＴ１がオン状態になる。

【００２３】このために、発光部３に通電されてこの発光部３は点灯して足元を照らす。コンデンサーＣの放電時間は、コンデンサーＣの容量と可変抵抗Ｒ３の抵抗値と抵抗Ｒ４により決定され、トランジスタＴ１はコンデンサーＣの放電時間によりオン状態の時間が決定される。

【００２４】コンデンサーＣの放電により発光部３は減光して行き消灯する。この間、タイマー回路Ｔはアンド回路１０の出力Ｘからの信号を出力し続け、第２のリレーＲＬ２を通電状態に維持している。

【００２５】上記の実施例によれば、車外が光センサー８の設定値より暗く、ドアを開けるべくワイヤレス・ドアロックの送信部５を操作した場合は、発光部制御回路９が働いて発光部３は点灯して足元を照らす。このように、夜間等、暗い場所での車両への乗り降りの際、車体側方下部を照明し搭乗者の安全を確保することができる。また、上記のような車体側方下部の照明は遠隔操作により行うことができるし、暗い駐車場等では自分の車が直ぐに見つかる。

【００２６】また、消灯をコンデンサーＣの放電現象により行うことが可能になり、発光部３が徐々に減光していくので利用者は気分が良く、しかも、夜間、車両を離れる際は、搭乗者がドアをロックしてから設定時間は点灯しているのでより安全になる。

【００２７】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案は、ドア側の足元を照らす発光部と、車外の明るさを判断するセンサー手段と、ワイヤレス・ドアロックの送信部からの信号を受信する受信部と、センサー手段の出力と受信部からの出力とを比較して発光部を制御する発光部制御手段とを備えたから、車外がセンサー手段の設定値より暗く、ドアを開けるべくワイヤレス・ドアロックの送信部を操作した場合は、発光部制御手段が働いて発光部は点灯して足元を照らす。このように、夜間等、暗い場所での車両への乗り降りの際、車体側方下部を照明し搭乗者の安全を確保することができる。また、上記のような車体側方下部の照明は遠隔操作により行うことができるし、暗い駐車場等では自分の車が直ぐに見つかるという効果がある。

【００２８】また、本考案は、発光部制御手段がコンデンサーの放電現象で発光部の消点灯を行う消点灯手段を備えたので、消灯をコンデンサーの放電現象により行うことが可能になり、発光部が徐々に減光していくので利用者は気分が良く、しかも、夜間、車両を離れる際は、搭乗者がドアをロックしてから設定時間は点灯しているので、より安全になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】（１）ドアミラーの正面図である。（２）同側面図である。（３）同底面図である。

【図２】発光部制御手段の回路図である。

【図３】アンド回路の出力のパルス信号発生時間とタイ
マー回路の出力信号発生時間とタイマー回路のオン状態
の最長時間との説明図である。

【図４】ドアロック操作装置のブロック図である。

【符号の説明】

３発光部５送信部６受信部８光センサー（センサー手段）９発光部制御回路（発光部制御手段）Ｃコンデンサー

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁵ 識別記号庁内整理番号ＦＩ技術表示箇所Ｈ０５Ｂ 37/02 Ｃ 6858−3Ｋ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】ドア側の足元を照らす発光部と、車外の
明るさを判断するセンサー手段と、ワイヤレス・ドアロ
ックの送信部からの信号を受信する受信部と、センサー
手段の出力と受信部からの出力とを比較して発光部を制
御する発光部制御手段とを備えたことを特徴とする車両
用照光装置。
【請求項２】発光部制御手段がコンデンサーの放電現
象で発光部の消点灯を行う消点灯手段を備えた請求項１
記載の車両用照光装置。