JP3058541U - 自転車に取り付けられた錠の鍵穴照明装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【技術課題】 夜間、自転車の鍵穴が直ぐに判るように
する。 【解決手段】 携帯用発信器５からの信号により発光す
る探知器３の一部に、自転車に取り付けられた馬蹄型錠
１の鍵穴１ａを照らすための照明体４を取り付けてお
く。そして、探知器３の駆動に併せて照明体４を発光さ
せ、鍵穴１ａを照らすようにする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、携帯用発信器を操作すると、自分の自転車に取り付けた探知器が発 光してその位置が直ぐに判るように構成した自転車探知器の一部に、鍵穴を照ら すための照明体を取り付けることにより、夜間、鍵穴が良く判らずに開錠に手間 どることがないように工夫した鍵穴照明装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

夜間、自転車の錠を開錠しようとした場合、鍵穴が良く判らなかったり、鍵の 向きが良く判らないために、手間取ることが良くある。特に、夜間の降雨時には 、急いでいることもあって手間取り、なかなか開錠にいたらないことが多い。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は斯る点に鑑みて提案されるものであって、鍵穴が自動的に照明される ようにするための装置を提供することが目的である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するため、請求項１に記載の考案においては、自転車に取り付 けられた錠の鍵穴照明装置において、携帯用発信器からの信号により発光する自 転車探知器の一部に、自転車に取り付けられた錠の鍵穴を照らすための照明体を 取り付けたことを特徴とするものである。

【０００５】 更に、請求項２に記載の考案においては、請求項１に記載の考案において、照 明体の向きを鍵穴の位置に合わせて調節自在に構成したことを特徴とするもので ある。

【０００６】 更に、請求項３に記載の考案においては、請求項１又は２に記載の考案におい て、照明体は、一定時間を経過すると消燈するように構成したことを特徴とする ものである。

【０００７】 更に、請求項４に記載の考案においては、請求項１又は２又は３に記載の考案 において、照明体の消燈後、探知器側が発光している間に携帯用発信器を操作す ると、照明体は再び一定時間発光するように構成したことを特徴とするものであ る。

【０００８】

【作用】

携帯用発信器を操作すると、この発信器から電波、赤外線、レーザー等の信号 が発信され、この信号は該当する自転車に取り付けられた探知器に組み込まれた 受信回路で受信される。探知器は、信号を受信すると、電源回路を閉成し、発光 体を発光させると同時に、照明体の電源回路を閉成してこの照明体を発光させ、 鍵穴を照らす。この照明体の発光時間は任意である。又、例えば、照明体の発光 時間内に開錠操作に移れない場合もあるので、この時は、再び発信器を操作する と、再発光する。なお、探知器の発光体は、探知器の停止スイッチを操作するか 、又は発信器から停止信号を送信するまでは点滅発光を継続し、走行中の安全を 確保する。

【０００９】

【実施例】

図１及び図２に基づいて本考案の実施例を詳述する。図１は馬蹄型錠１を後輪 ホーク２に取り付けると共に前記馬蹄型錠１の上部に探知器３を取り付けた状態 を示す説明図、図２は前記探知器３の下部に取り付けた照明体（ＬＥＤ）４によ り馬蹄型錠１の鍵穴１ａを照らしている状態の説明図である。

【００１０】 図１において、３ａは信号受信回路、３ｂは電源及び制御回路であって、この 電源及び制御回路３ｂは携帯用発信器５の操作ボタン６を押すと、電波信号を受 信回路３ａで受信し、発光体３ｃを点滅発光させると同時に照明体４を発光させ て鍵穴１ａを一定時間照らし、その後消燈するという制御を行う。３ｄは探知器 ３の発光体３ｃの発光を手動で停止するための停止スイッチである。

【００１１】 なお、照明体４は、図２において矢印で示すように、取り付け時、或いはその 後向きが変わった際に、鍵穴１ａを確実に照らすことができるようにその向きを 調整できる。又、照明体４は一定時間後消燈するが、携帯用発信器５の操作ボタ ン６を押すと、再度発光するように工夫されている。

【００１２】 実施例の照明体４は、探知器３側の発光体３ｃと同時に発光するが、携帯用発 信器５の操作により独自に発光するように構成してもよい。

【００１３】

【考案の効果】

本考案は以上の如き構成から成り、次の効果を奏する。 １．鍵穴を照らすことにより、夜間、開錠するときに鍵穴の位置及び鍵の向きが 良く判り、便利である。 ２．探知器に照明体を取り付けたことにより、この探知器と受信回路、電源、制 御回路等を共用でき、その分コストの低減が可能である。 ３．照明体はその向きを調整することができるので、取り付け時やその後に位置 がズレた場合でも手軽に調整できて便利である。 ４．照明体の照度を選択することにより、馬蹄型錠以外であって、多少離れた錠 の鍵穴照明にも適用できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る照明装置と馬蹄型錠の位置関係の
説明図。

【図２】照明体で鍵穴を照らしている状態の説明図。

【符号の説明】

１ 馬蹄型錠 １ａ 鍵穴 ２ 後輪ホーク ３ 探知器 ３ａ 信号受信回路 ３ｂ 電源及び制御回路 ３ｃ 発光体 ３ｄ 停止スイッチ ４ 照明体 ５ 携帯用発信器 ６ 操作ボタン

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 携帯用発信器からの信号により発光する
   自転車探知器の一部に、自転車に取り付けられた錠の鍵
   穴を照らすための照明体を取り付けて成る自転車に取り
   付けられた錠の鍵穴照明装置。
2. 【請求項２】 照明体の向きを鍵穴の位置に合わせて調
   節自在に構成して成る請求項１記載の自転車に取り付け
   られた錠の鍵穴照明装置。
3. 【請求項３】 照明体は、一定時間を経過すると消燈す
   るように構成して成る請求項１又は２記載の自転車に取
   り付けられた錠の鍵穴照明装置。
4. 【請求項４】 照明体の消燈後、探知器側が発光してい
   る間に携帯用発信器を操作すると、照明体は再び一定時
   間発光するように構成したことを特徴とする請求項１又
   は２又は３記載の自転車に取り付けられた錠の鍵穴照明
   装置。