JPH054913Y2 - - Google Patents

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JPH054913Y2
JPH054913Y2 JP15432587U JP15432587U JPH054913Y2 JP H054913 Y2 JPH054913 Y2 JP H054913Y2 JP 15432587 U JP15432587 U JP 15432587U JP 15432587 U JP15432587 U JP 15432587U JP H054913 Y2 JPH054913 Y2 JP H054913Y2
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casting mold
pouring spout
presser ring
casting
spout
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は鋳造金型の注湯口に設置した不純物濾
過用の多孔板を押える鋳造金型の注湯口用押えリ
ングの改良に関するものである。
(従来の技術) アルミホイールなどの鋳造物を鋳造する高圧鋳
造金型においては溶湯内の不純物を濾過するため
に、鋳造金型の注湯口に押えリングにより固定さ
れた多孔板(パンチングメタル)が設けられてい
る。また、一般的な鋳造技術として、鋳造製品に
厚肉部と薄肉部があると厚肉部と薄肉部との間の
冷却速度が異なるのでその部分に鋳巣などの鋳造
欠陥が発生する。また、不要な部分の肉厚が厚い
と製品の重量が大きくなる。そこで鋳造欠陥や重
量を軽減するために中子などを用いて厚肉部の肉
厚を薄くするいわゆる肉盗みが行われる。そし
て、このように肉盗みを行う部分を肉盗み部とい
う。
従来の上記押えリングによる多孔板(パンチン
グメタル)の固定は第5図(特公昭62−19937号
公報)に示すように、キヤビテイ22に開口し金
型21に形成された注湯口23に第6図に示すよ
うなパンチングメタル24(またはメツシユ等)
を配設し、キヤビテイ22側から第7図に示すよ
うな薄いドーナツ状の押えリング25により、パ
ンチングメタル24を押えると共に、鋳抜きピン
26でパンチングメタル24と押えリング25と
を押えて固定してから溶湯を注湯して、第8図お
よび第9図に示すようなアルミホイール27を鋳
造していた。
不純物を濾過するための他の従来技術として、
注湯口に帯状の網体を設け、この網体を間欠的に
移動して網体の目詰まりを解消しながら濾過する
ものが開示されている(実開昭59−34856号公
報)。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来の押えリングはパンチングメタルを固
定するという目的以外に、押えリングと鋳造され
たアルミ製品との間の接触面における分離効果を
利用して、注湯口の切断除去を容易にするという
目的があり、この目的を達成するために押えリン
グは薄鋼板を使用している。
このように、押えリングに薄鋼板を使用した場
合に、鋳造されたアルミホイール27は第8図に
示すようにデイスク取付部27aが肉厚になり、
鋳造欠陥の発生の可能性があると共に、その分ア
ルミホイール27の重量が重くなり改良すべき問
題がある。
本考案は押えリングに要求されるパンチングメ
タルを固定する機能および注湯口の切除を容易に
する機能に加えて、鋳造欠陥の発生を防止しアル
ミホイールの重量を軽減する機能を持たせるよう
にした鋳造金型注湯口用押えリングを提供するも
のである。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するための本考案に係る手段
は、溶湯に含まれている不純物を濾過するために
鋳造金型の注湯口に配設されたパンチングメタル
を注湯口に固定支持するための押えリングにおい
て、前記注湯口部で形成される鋳造製品の厚肉部
に肉盗み部を形成する凸部を前記押えリングに形
成したことを特徴とするものである。
(作用) 本考案はこのように構成したので次の通りの作
用がある。すなわち、溶湯に含まれている不純物
を濾過するパンチングメタルを注湯口に固定支持
するための押えリングに、鋳造金型の注湯口部で
形成されとる鋳造製品の肉厚部に肉盗み部を形成
する凸部を形成したので、鋳造時にこの押えリン
グによりパンチングメタルを押えて固定すると共
に、形成した凸部により鋳造金型の注湯口部で形
成される鋳造製品の肉厚部に肉盗み部を形成する
ことが可能になり、かつ、押えリングと鋳造され
たアルミ製品との間の接触面における分離効果を
利用して、注湯口の切断除去を容易にすることが
可能になる。
(実施例) 以下本考案の一実施例について説明する。第1
図において、1は鋳造金型注湯口押えリングであ
る。この鋳造金型注湯口用押えリング1には凸部
1aが形成されている。
本実施例にあつては鋳造金型注湯口用押えリン
グ1の上面に等間隔に四個の凸部1aが設けられ
ており、その形状は鋳造金型注湯口用押えリング
1の円周に沿つた円弧であつて略台形の形をして
いる。この凸部1aの形状および個数は鋳造金型
の注湯口で形成される鋳造製品の形状により決定
されるもので、本実施例に限定されるものではな
い。
この鋳造金型注湯口用押えリング1をアルミホ
イールを鋳造する鋳造金型の下型に取りつけた状
態を第2図に示して説明する。
図において、2はアルミホイールの鋳造金型の
下型であり、3は下型2と図示省略の上型とによ
つて形成されるキヤビテイ、4はこのキヤビテイ
3に開口するように下型2に設けられた注湯口で
ある。
この注湯口4の開口部には溶湯に含まれている
不純物を濾過するためのパンチングメタル5(ま
たはメツシユ)が載置され、このパンチングメタ
ル5を押えるように鋳造金型注湯口用押えリング
1を載置する。
このように、鋳造金型注湯口用押えリング1を
載置することにより、鋳造金型注湯口用押えリン
グ1に形成された凸部1aはキヤビテイ3内にお
いて、鋳造される製品の肉厚部に凹部を形成する
一種の中子として機能するようになつている。
このように載置された鋳造金型注湯口用押えリ
ング1の凸部1aに位置するように鋳抜きピン6
が設けられ、この鋳抜きピン6により鋳造金型注
湯口用押えリング1の凸部1aを押すことによ
り、パンチングメタル5を更に押しつけて固定す
るようになつている。
注湯口4の下方には図示省略のスリーブとプラ
ンジヤチツプが設けられており、スリーブ内に所
定量のアルミニユム溶湯が注湯されるようになつ
ている。
このように構成した本実施例の作用について次
に説明する。
先ず、第2図に示すように注湯口4の開口部に
パンチングメタル5を載置し、その上に鋳造金型
注湯口用押えリング1を載置することにより、パ
ンチングメタル5は押しつけられて注湯口4の開
口部に固定される。このパンチングメタル5の固
定に当たり、鋳造金型注湯口用押えリング1には
凸部1aが形成されてその重量が大きくなつてい
るので、安定した状態でパンチングメタル5を押
圧固定することが可能になる。
次に、図示省略の上型を下降して鋳抜きピン6
により凸部1aを押圧することにより、パンチン
グメタル5は更に安定した状態で固定されると共
に、鋳造金型注湯口用押えリング1も固定され
る。
そして、鋳造金型注湯口用押えリング1には凸
部1aが形成されていることから、下型2と上型
との間で形成されるキヤビテイ3内に凸部1aが
突出した状態で鋳造製品の肉厚部に凹部を形成す
る一種の中子としてキヤビテイの一部を形成する
ことが可能になる。
このように形成されたキヤビテイ3内に、図示
省略のスリーブ内を摺動するプランジヤチツプに
より溶湯が圧入される。この圧入に際して、溶湯
中の不純物はパンチングメタル5を通過する時に
除去される。また、鋳造金型注湯口用押えリング
1には凸部1aが形成されているので、鋳造金型
注湯口用押えリング1の剛性力が高くなつてお
り、溶湯の熱により鋳造金型注湯口用押えリング
1が熱変形することはない。
このようにして鋳造が完了し次に鋳造製品であ
るアルミホイール7が取り出される。この取り出
しに際して、型開きをしアルミホイール7を離型
した後にこのアルミホイール7を例えばダイスに
載置し、鋳抜きピン6(あるいは鋳抜きピン6で
形成された鋳抜き孔を利用して)を差し込むこと
により、鋳造金型注湯口用押えリング1とアルミ
ホイール7との間の剥離効果により、鋳造金型注
湯口用押えリング1を脱型することが可能にな
る。また、通常の手段によりパンチングメタル5
を境界にして注湯口4が切除される。
これにより、アルミホイール7の肉厚部分には
凸部1aにより凹部が形成され、この凹部により
余分な肉が除去されたいわゆる肉盗み部7aを形
成することが可能になる。
(考案の効果) 以上詳述した通り本考案によれば、溶湯に含ま
れている不純物を濾過するパンチングメタルを注
湯口に固定支持するための押えリングに、鋳造金
型の注湯口部で形成される鋳造製品の肉厚部に肉
盗み部を形成する凸部を設けたので、鋳造時にこ
の押えリングによりパンチングメタルを押えて固
定することができると共に、凸部により鋳造金型
の注湯口部で形成される鋳造製品の肉厚部に肉盗
み部を形成することができ、鋳造欠陥の発生を防
止すると共に、鋳造製品を軽量化することができ
る。
また、押えリングと鋳造されたアルミ製品との
間の接触面における分離効果を利用して、鋳造時
にこの押えリングを容易に脱型することができ、
注湯口の切断除去を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2
図は第1図に示す鋳造金型注湯口用押えリングを
金型に取りつけた状態を示す縦断面図、第3図は
第2図に示す金型で鋳造されたアルミホイールの
縦断面図、第4図は第3図の一部底面図、第5図
は従来の押えリングを金型に取りつけた状態を示
す縦断面図、第6図は第5図における金網の斜視
図、第7図は第5図における押えリングの斜視
図、第8図は第5図に示す金型を用いて鋳造され
たアルミホイールの縦断面図、第9図は第8図の
一部低面図である。 1……押えリング、1a……凸部、2……鋳造
金型(下型)、3……キヤビテイ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 溶湯に含まれている不純物を濾過するために鋳
    造金型の注湯口に配設されたパンチングメタルを
    注湯口に固定支持するための押えリングにおい
    て、前記注湯口部で形成される鋳造製品の厚肉部
    に肉盗み部を形成する凸部を前記押えリングに形
    成したことを特徴とする鋳造金型注湯口用押えリ
    ング。
JP15432587U 1987-10-08 1987-10-08 Expired - Lifetime JPH054913Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15432587U JPH054913Y2 (ja) 1987-10-08 1987-10-08

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JP15432587U JPH054913Y2 (ja) 1987-10-08 1987-10-08

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JPH0160741U JPH0160741U (ja) 1989-04-18
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JPH0713901Y2 (ja) * 1989-05-30 1995-04-05 トヨタ自動車株式会社 高圧鋳造装置

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