JPH0548943U - 芳香具 - Google Patents

芳香具

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JPH0548943U
JPH0548943U JP10725291U JP10725291U JPH0548943U JP H0548943 U JPH0548943 U JP H0548943U JP 10725291 U JP10725291 U JP 10725291U JP 10725291 U JP10725291 U JP 10725291U JP H0548943 U JPH0548943 U JP H0548943U
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俊彦 金子
典之 冨山
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エステー化学株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 芳香薬剤の揮散量を調節することが可能な芳
香具を提供することを目的とする。 【構成】 芳香薬剤容器2を上面に固定した底板部1
と、前記芳香薬剤容器2の側面を包囲する高さ調節可能
な胴部4と、上記胴部4の開口する上端を塞ぐ天板部3
とから芳香具を構成し、前記胴部4の周壁には、当該胴
部4の高さの変化に対応して面積を増減する揮散手段9
を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車の車内や家庭の洗面所等に載置して使用をする芳香具に関 し、より具体的には芳香薬剤の揮散量を調節することが可能な形式の芳香具に関 する。
【0002】
【従来の技術】
液状の芳香薬剤を充填したボトルの開口を塞ぐキャップに揮散口を構成する複 数のスリットを形成した芳香具は従来から知られている。そして、上記芳香具に おいては、キャップの回動量を調節することによってスリットの開口面積を増減 させ、芳香薬剤の揮散量を調節することができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記形式の芳香具は、ボトルとスリットを備えるキャップの他に、前 記キャップのスリットを塞ぐための別の部材が必要になる。つまり、例えばキャ ップを二重構造となし、その内側の固定的なキャップによって外側のキャップの スリット部分を回動角度に応じて塞ぐようにしなければならないため構造的に複 雑となり、しかも、部品点数が多くなってコストが嵩む。また、比較的小さいキ ャップ部分の回動動作でスリットの開口面積を増減させ、揮散量を調節するもの であることから、その開口面積を目視し、芳香薬剤がどの程度揮散する状態であ るのか認識することが困難である。さらに、芳香具全体としての形態的変化に乏 しく、需要者の多種多様な趣味感に応えることができない。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案に係る芳香具は、芳香薬剤容器を上面に固定した底板部と、前 記芳香薬剤容器の側面を包囲する高さ調節可能な胴部と、上記胴部の開口する上 端を塞ぐ天板部と、前記胴部の周壁に設けられ、当該胴部の高さの変化に対応し て面積を増減する揮散手段とを備えることを特徴とする。
【0005】
【作用】
したがって、本考案の芳香具によれば、天板部と底板部との相互間隔を調節し 、両者の間に介在する胴部の高さを変化させることにより、当該胴部の周壁に設 けた揮散手段の面積を増減させ、底板部の上面に固定した芳香薬剤容器に充填し た芳香薬剤による周囲への揮散量を調節することができる。
【0006】
【実施例】
以下、添付の図面に基づいて本考案の実施例を説明する。 先ず、図1乃至図3は本考案の第1実施例を示すものである。そして、この実 施例における芳香具は、図1の分解斜視図によって明らかなように、概略におい て円盤状の底板部1、上記底板部1のほぼ中央に取付けられ、内部に液状、固形 状の芳香薬剤を充填した芳香薬剤容器2、前記底板部1に対応する円盤状の天板 部3、上端を上記天板部3の下面に、下端を前記底板部1の上面に固定してなり 、前記芳香薬剤容器2の側面を包囲するように設けた螺旋リボン状の胴部4とか ら構成される。なお、芳香薬剤容器2の開口上面は、未使用時においては蓋5に より塞がれている。
【0007】 上記底板部1の上面には、先端部分に縦溝6が形成されており、微少に縮径が 可能な二本の支柱7、7が立設している。その一方、前記底板部1に対応する天 板部3の下面には上記支柱7の外径寸法にほぼ等しい内径寸法を有する下向きの 筒部8、8が設けられている。そして、使用状態を示す図2及び図3によって明 らかなように、この芳香具は上記支柱7を微少に縮径させつつ筒部8内に押込む ことによって組み立てられる。したがって、天板部3は前記支柱7、7をガイド として高さ方向に移動が可能であるとともに、天板部3と底板部1の相互間隔、 つまりは両者の間に介在する螺旋リボン状の胴部4の高さは支柱7の外周と筒部 8の内周との間に生ずる摩擦力によって適宜に決定される。
【0008】 上記の構成を採用する芳香具は、先ず、図2に示す状態、つまり底板部1と天 板部3との相互間隔が最も小になるよう支柱7を筒部8内に押し込むことによっ て螺旋リボン状の胴部4が最も縮み、当該胴部4の周壁に隙間が一切形成されな い状態で販売等されるものである。そして、その使用に際しては、芳香薬剤容器 2の蓋5を外し、図3に示すように、例えば天板部3を上向きに引上げ、当該天 板部3と底板部1との相互間隔を広げてゆく。すると、収縮させられていた螺旋 リボン状の胴部4は弾性に抗して高さを増し、これにともない当該胴部4におい ては芳香薬剤の揮散口9を構成する間隔が徐々に形成される。すなわち、底板部 1と天板部3との相互間隔を調節し、胴部4の高さを調節することによって揮散 口9の面積(芳香薬剤の揮散量)は決定される。したがって、使用者は所望の揮 散量に応じて胴部4の高さを設定すればよい。なお、使用者は、芳香具全体の高 さに基づき、どの程度の芳香薬剤を揮散する状況であるかを一見して把握するこ とが可能である。
【0009】 図4と図5は前記第1実施例の芳香具を変形したものであり、円盤状の底板部 1、天板部3、支柱7、筒部8の構成においては何ら変わるところがない。その 一方、この実施例においては、底板部1と同一の外径寸法を有する比較的厚さが 薄いリング10を高さ方向に複数積み重ねることによって胴部4を構成し、当該 胴部4によって芳香薬剤容器2の側面を包囲している。そして、上下に重なり合 うリング10同士、最上層に位置するリング10と天板部3の下面、最下層に位 置するリングと底板部1の上面は、夫々、糸、ゴム等によって製作した連結部材 11によって連結されている。
【0010】 したがって、先の実施例の場合と同様、底板部1と天板部3の相互間隔がもっ とも小になるように支柱7を筒部8内に押し込むと、連結部材11は内向きに弛 み、夫々のリング10、最上層に位置するリング10と天板部3の下面、最下層 に位置するリング10と底板部1の上面は隙間なく上下に重なり合い、これによ り芳香薬剤の揮散量は零になる。その一方、天板部3を上向きに引上げ、当該天 板部3と底板部1との相互間隔を広げると、連結部材11は緊張し、これによっ て連結される複数のリング10によって構成される胴部4は高さを増し、これに ともない夫々のリング10の間、最上層に位置するリング10と天板部3の下面 の間、最下層に位置するリング10と底板部1の間には芳香薬剤の揮散口9を構 成する間隔が徐々に形成される。
【0011】 図6と図7は本考案に係る芳香具の更に他の一実施例を示すものである。 そして、この実施例の芳香具は、芳香薬剤容器2を上面に取り付けた底板部1 と、山部12と谷部13とを交互に形成してなり、高さ方向に伸縮が可能な蛇腹 状の胴部4と、上記蛇腹状の胴部4の開口上面を塞ぐ天板部3とから構成されて おり、前記胴部4の周壁の一部を構成する谷部13には周方向に適宜な間隔で複 数の揮散口9が形成されている。なお、未使用時においては芳香薬剤容器2に蓋 が被さっており、使用に際して当該蓋を取外すことからすれば、上記底板部1又 は天板部3は、胴部4に対して着脱可能であることが好ましい。
【0012】 したがって、この実施例の場合には、底板部1と天板部3の相互間隔が最も小 になるように蛇腹状の胴部4を縮めると、胴部4の谷部13に形成された揮散口 9は奥方へ引込み、結果としてその開口面積は零になる。よって、この状態にお いて、芳香薬剤容器に充填された芳香薬剤は周囲に揮散することがない。その一 方、図7に示すように、天板部3を上向きに引上げ、当該天板部3と底板部1と の相互間隔を広げると蛇腹状の胴部4は高さを増し、これに伴い当該胴部4の谷 部13に形成した揮散口9は結果として開口面積を増し、芳香薬剤の揮散量は増 大する。なお、この実施例の芳香具は、先の実施例のように支柱、筒部による高 さ方向の案内部材を備える必要がなく、その意味においては部品点数を減らし、 製造コストを抑えることが可能になるという利点を有する。
【0013】
【考案の効果】
以上の説明により明らかなように、本考案の芳香具は、芳香具の本体の一部を 構成する胴部に高さの変化に応じて開口面積が増減する揮散手段を形成したもの である。したがって、天板部と底板部との相互間隔を調節し、胴部の高さを変え ることによって芳香薬剤の揮散量を簡単に設定乃至調整することができる。また 、芳香具の高さに比例して揮散量が増減するので、使用者においては芳香具の外 観を一見するだけで芳香薬剤の揮散の程度を認識することができる。さらに、従 来の芳香具に比して構成を単純化することが可能であることからコストの低減化 をはかり、安価な製品を提供することが出来ると共に、芳香具全体に形態的な変 化を加えることが容易であって、使用者の多種多様な趣味感に応えることも可能 となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る芳香具の第1実施例を示す分解斜
視図である。
【図2】第1実施例の芳香具の使用状態を示す断面図で
ある。
【図3】第1実施例の芳香具の他の使用状態を示す断面
図である。
【図4】本考案に係る芳香具の第2実施例を示す一部を
欠載した斜視図である。
【図5】第2実施例の芳香具の一部を断面にした正面図
である。
【図6】本考案に係る芳香具の更に他の一実施例を示す
斜視図である。
【図7】図6の芳香具の使用状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 底板部 2 芳香薬剤容器 3 天板部 4 胴部 9 揮散口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芳香薬剤容器を上面に固定した底板部
    と、前記芳香薬剤容器の側面を包囲する高さ調節可能な
    胴部と、上記胴部の開口する上端を塞ぐ天板部と、前記
    胴部の周壁に設けられ、当該胴部の高さの変化に対応し
    て面積を増減する揮散手段とを備えることを特徴とする
    芳香具。
JP1991107252U 1991-12-03 1991-12-03 芳香具 Expired - Fee Related JP2578077Y2 (ja)

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JP2015030526A (ja) * 2013-08-06 2015-02-16 エステー株式会社 揮散体及び揮散装置
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