JP2578077Y2 - 芳香具 - Google Patents

芳香具

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JP2578077Y2
JP2578077Y2 JP1991107252U JP10725291U JP2578077Y2 JP 2578077 Y2 JP2578077 Y2 JP 2578077Y2 JP 1991107252 U JP1991107252 U JP 1991107252U JP 10725291 U JP10725291 U JP 10725291U JP 2578077 Y2 JP2578077 Y2 JP 2578077Y2
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俊彦 金子
典之 冨山
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エステー化学株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、自動車の車内や家庭
の洗面所等に載置して使用をする芳香具に関し、より具
体的には芳香薬剤の揮散量を調節することが可能な形式
の芳香具に関する。
【0002】
【従来の技術】液状の芳香薬剤を充填したボトルの開口
を塞ぐキャップに揮散口を構成する複数のスリットを形
成した芳香具は従来から知られている。そして、上記芳
香具においては、キャップの回動量を調節することによ
ってスリットの開口面積を増減させ、芳香薬剤の揮散量
を調節することができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記形式の芳
香具は、ボトルとスリットを備えるキャップの他に、前
記キャップのスリットを塞ぐための別の部材が必要にな
る。つまり、例えばキャップを二重構造となし、その内
側の固定的なキャップによって外側のキャップのスリッ
ト部分を回動角度に応じて塞ぐようにしなければならな
いため構造的に複雑となり、しかも、部品点数が多くな
ってコストが嵩む。また、比較的小さいキャップ部分の
回動動作でスリットの開口面積を増減させ、揮散量を調
節するものであることから、その開口面積を目視し、芳
香薬剤がどの程度揮散する状態であるのか認識すること
が困難である。さらに、芳香具全体としての形態的変化
に乏しく、需要者の多種多様な趣味感に応えることがで
きない。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本考案に係る芳
香具は、芳香薬剤容器を上面に固定した底板部と、前記
芳香薬剤容器の側面周囲を包囲するように設けられ、一
端を前記底板部に固定した高さ調整可能な螺旋リボン状
胴部と、この螺旋リボン状の胴部の他端に固定され、
前記胴部の開口する上端を塞ぐ天板部とを備えることを
特徴とする。また、他の本考案に係る芳香具は、芳香薬
剤容器を上面に固定した底板部と、前記芳香薬剤容器の
側面周囲を包囲するように積み重ねられた複数のリング
で構成される胴部と、この胴部の開口する上端を塞ぐ天
板部と、前記底板部と前記天板部とに設けられた前記底
板部と前記天板部との間隔を調整可能な調整手段と、前
記底板部の上面と前記胴部を構成する最下層に位置する
前記リング、上下に重なり合う前記リング同士、前記天
板部の下面と前記胴部を構成する最上層に位置する前記
リングとを連結する連結部材とを備えることを特徴とす
る。 さらに、他の本考案に係る芳香具は、芳香薬剤容器
を上面に固定した底板部と、前記芳香薬剤容器の側面周
囲を包囲するように設けられ、高さ方向に伸縮可能で、
谷部には周方向に複数の揮散口が形成されている蛇腹状
の胴部と、この胴部の開口する上端を塞ぐ天板部とを備
えることを特徴とする。
【0005】
【作用】したがって、本考案の芳香具によれば、天板部
と底板部との相互間隔を調節し、両者の間に介在する胴
部の高さを変化させることにより、螺旋リボン状の胴部
で形成される揮散口、または複数のリングで構成した胴
部で形成される揮散口、または蛇腹状の胴部の揮散口
面積を増減させ、底板部の上面に固定した芳香薬剤容器
に充填した芳香薬剤による周囲への揮散量を調節するこ
とができる。
【0006】
【実施例】以下、添付の図面に基づいて本考案の実施例
を説明する。先ず、図1乃至図3は本考案の第1実施例
を示すものである。そして、この実施例における芳香具
は、図1の分解斜視図によって明らかなように、概略に
おいて円盤状の底板部1、上記底板部1のほぼ中央に取
付けられ、内部に液状、固形状の芳香薬剤を充填した芳
香薬剤容器2、前記底板部1に対応する円盤状の天板部
3、上端を上記天板部3の下面に、下端を前記底板部1
の上面に固定してなり、前記芳香薬剤容器2の側面を包
囲するように設けた螺旋リボン状の胴部4とから構成さ
れる。なお、芳香薬剤容器2の開口上面は、未使用時に
おいては蓋5により塞がれている。
【0007】上記底板部1の上面には、先端部分に縦溝
6が形成されており、微少に縮径が可能な二本の支柱
7、7が立設している。その一方、前記底板部1に対応
する天板部3の下面には上記支柱7の外径寸法にほぼ等
しい内径寸法を有する下向きの筒部8、8が設けられて
いる。そして、使用状態を示す図2及び図3によって明
らかなように、この芳香具は上記支柱7を微少に縮径さ
せつつ筒部8内に押込むことによって組み立てられる。
したがって、天板部3は前記支柱7、7をガイドとして
高さ方向に移動が可能であるとともに、天板部3と底板
部1の相互間隔、つまりは両者の間に介在する螺旋リボ
ン状の胴部4の高さは支柱7の外周と筒部8の内周との
間に生ずる摩擦力によって適宜に決定される。
【0008】上記の構成を採用する芳香具は、先ず、図
2に示す状態、つまり底板部1と天板部3との相互間隔
が最も小になるよう支柱7を筒部8内に押し込むことに
よって螺旋リボン状の胴部4が最も縮み、当該胴部4の
周壁に隙間が一切形成されない状態で販売等されるもの
である。そして、その使用に際しては、芳香薬剤容器2
の蓋5を外し、図3に示すように、例えば天板部3を上
向きに引上げ、当該天板部3と底板部1との相互間隔を
広げてゆく。すると、収縮させられていた螺旋リボン状
の胴部4は高さを増し、これにともない当該胴部4にお
いては芳香薬剤の揮散□9を構成する間隔が徐々に形成
される。すなわち、底板部1と天板部3との相互間隔を
調節し、胴部4の高さを調節することによって揮散□9
の面積(芳香薬剤の揮散量)は決定される。したがっ
て、使用者は所望の揮散量に応じて胴部4の高さを設定
すればよい。なお、使用者は、芳香具全体の高さに基づ
き、どの程度の芳香薬剤を揮散する状況であるかを一見
して把握することが可能である。
【0009】図4と図5は前記第1実施例の芳香具を変
形したものであり、円盤状の底板部1、天板部3、支柱
7、筒部8の構成においては何ら変わるところがない。
その一方、この実施例においては、底板部1と同一の外
径寸法を有する比較的厚さが薄いリング10を高さ方向
に複数積み重ねることによって胴部4を構成し、当該胴
部4によって芳香薬剤容器2の側面を包囲している。そ
して、上下に重なり合うリング10同士、最上層に位置
するリング10と天板部3の下面、最下層に位置するリ
ングと底板部1の上面は、夫々、糸、ゴム等によって製
作した連結部材11によって連結されている。
【0010】したがって、先の実施例の場合と同様、底
板部1と天板部3の相互間隔がもっとも小になるように
支柱7を筒部8内に押し込むと、連結部材11は内向き
に弛み、夫々のリング10、最上層に位置するリング1
0と天板部3の下面、最下層に位置するリング10と底
板部1の上面は隙間なく上下に重なり合い、これにより
芳香薬剤の揮散量は零になる。その一方、天板部3を上
向きに引上げ、当該天板部3と底板部1との相互間隔を
広げると、連結部材11は緊張し、これによって連結さ
れる複数のリング10によって構成される胴部4は高さ
を増し、これにともない夫々のリング10の間、最上層
に位置するリング10と天板部3の下面の間、最下層に
位置するリング10と底板部1の間には芳香薬剤の揮散
口9を構成する間隔が徐々に形成される。
【0011】図6と図7は本考案に係る芳香具の更に他
の一実施例を示すものである。そして、この実施例の芳
香具は、芳香薬剤容器2を上面に取り付けた底板部1
と、山部12と谷部13とを交互に形成してなり、高さ
方向に伸縮が可能な蛇腹状の胴部4と、上記蛇腹状の胴
部4の開口上面を塞ぐ天板部3とから構成されており、
前記胴部4の周壁の一部を構成する谷部13には周方向
に適宜な間隔で複数の揮散口9が形成されている。な
お、未使用時においては芳香薬剤容器2に蓋が被さって
おり、使用に際して当該蓋を取外すことからすれば、上
記底板部1又は天板部3は、胴部4に対して着脱可能で
あることが好ましい。
【0012】したがって、この実施例の場合には、底板
部1と天板部3の相互間隔が最も小になるように蛇腹状
の胴部4を縮めると、胴部4の谷部13に形成された揮
散□9は内側へ引込み、結果としてその開口面積は零に
なる。よって、この状態において、芳香薬剤容器に充
填された芳香薬剤は周囲に揮散することがない。その一
方、図7に示すように、天板部3を上向きに引上げ、当
該天板部3と底板部1との相互間隔を広げると蛇腹状の
胴部4は高さを増し、これに伴い当該胴部4の谷部13
に形成した揮散口9は結果として開口面積を増し、芳香
薬剤の揮散量は増大する。なお、この実施例の芳香具
は、先の実施例のように支柱、筒部による高さ方向の案
、調整を行う調整部材を備える必要がなく、その意味
においては部品点数を減らし、製造コストを抑えること
が可能になるという利点を有する。
【0013】
【考案の効果】以上の説明により明らかなように、本考
案の芳香具は、芳香具の本体の一部を構成する胴部
変化させて揮散口の面積を増減させるようにしたも
のである。したがって、天板部と底板部との相互間隔を
調節し、胴部の高さを変えることによって芳香薬剤の揮
散量を簡単に設定乃至調整することができる。また、芳
香具の高さに比例して揮散量が増減するので、使用者に
おいては芳香具の外観を一見するだけで芳香薬剤の揮散
の程度を認識することができる。さらに、従来の芳香具
に比して構成を単純化することが可能であることからコ
ストの低減化をはかり、安価な製品を提供することが出
来ると共に、芳香具全体に形態的な変化を加えることが
容易であって、使用者の多種多様な趣味感に応えること
も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る芳香具の第1実施例を示す分解斜
視図である。
【図2】第1実施例の芳香具の使用状態を示す断面図で
ある。
【図3】第1実施例の芳香具の他の使用状態を示す断面
図である。
【図4】本考案に係る芳香具の第2実施例を示す一部を
した斜視図である。
【図5】第2実施例の芳香具の一部を断面にした正面図
である。
【図6】本考案に係る芳香具の更に他の一実施例を示す
斜視図である。
【図7】図6の芳香具の使用状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 底板部 2 芳香向薬剤容器 3 天板部 4 胴部 縦溝 支柱 筒部 9 揮散口10 リング 11 連結部材 12 山部 13 谷部

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芳香薬剤容器を上面に固定した底板部
    と、 前記芳香薬剤容器の側面周囲を包囲するように設けら
    れ、一端を前記底板部に固定した高さ調整可能な螺旋リ
    ボン状の胴部と、この螺旋リボン状の胴部の他端に固定され、前記 胴部の
    開口する上端を塞ぐ天板部とからなり、 前記天板部を上下動させることにより、前記螺旋リボン
    状の胴部の間隔を調整して揮散口の面積を増減させる、 ことを特徴とする芳香具。
  2. 【請求項2】 芳香薬剤容器を上面に固定した底板部
    と、 前記芳香薬剤容器の側面周囲を包囲するように積み重ね
    られた複数のリングで構成される胴部と、 この胴部の開口する上端を塞ぐ天板部と、 前記底板部と前記天板部とに設けられた前記底板部と前
    記天板部との間隔を調整可能な調整手段と、 前記底板部の上面と前記胴部を構成する最下層に位置す
    る前記リング、上下に重なり合う前記リング同士、前記
    天板部の下面と前記胴部を構成する最上層に位置する前
    記リングとを連結する連結部材とからなり、 前記天板部を上下動させることにより、前記リング間の
    間隔を調整して揮散口の面積を増減させる、 ことを特徴とする芳香具。
  3. 【請求項3】 芳香薬剤容器を上面に固定した底板部
    と、 前記芳香薬剤容器の側面周囲を包囲するように設けら
    れ、高さ方向に伸縮可能で、谷部には周方向に複数の揮
    散口が形成されている蛇腹状の胴部と、 この胴部の開口する上端を塞ぐ天板部とからなり、 前記天板部を上下動させることにより、前記揮散口の面
    積を増減させる、 ことを特徴とする芳香具。
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