JPH054882B2 - - Google Patents

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JPH054882B2
JPH054882B2 JP62053756A JP5375687A JPH054882B2 JP H054882 B2 JPH054882 B2 JP H054882B2 JP 62053756 A JP62053756 A JP 62053756A JP 5375687 A JP5375687 A JP 5375687A JP H054882 B2 JPH054882 B2 JP H054882B2
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JP
Japan
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furnace body
combustion gas
pipe
furnace
logs
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP62053756A
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English (en)
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JPS63218302A (ja
Inventor
Shigeru Nagaho
Akio Tanaka
Yoshiro Nagai
Haruo Shimizu
Masaaki Shinohara
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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  • Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は原木処理装置に関し、特に原木に燃焼
ガスを当てて樹脂を変成なせるための原木処理装
置に関する。
従来の技術 樹脂を多く含んだ木材を建材や家具として利用
する場合には、この木材中に含まれる樹脂が表面
に出てこないようにする必要がある。このため従
来は、木質系撚料を不完全燃焼させることにより
発生した燃焼ガスを原木に当て、この燃焼ガスに
より原木中に含まれる樹脂を変成させることによ
り、この樹脂が木材の表面に出てこないようにし
ている。このように原木を処理するため、従来
は、この原木を収容可能であるとともにこの原木
へ燃焼ガスを供給可能な炉体が用いられている。
発明が解決しようとする問題点 しかし、一般の炉体は所定位置に固設するのが
通例となつているため、山中から切り出した原木
を処理するためには、炉体が設置されている処理
工場まで原木を運搬しなければならないという問
題点がある。また、処理すべき原木を炉体内へ搬
入したり、処理後の原木を炉体から搬出したりす
る場合には、フオークリフトトラツクなどの運搬
手段が必要となり、この運搬手段により処理前の
原木を炉体の所定位置に降ろし、かつ処理後の原
木を炉体で運搬手段に積み換えた後にこれを搬出
しなければならないため、作業性が悪いという問
題点もある。
そこで本発明はこのような問題点を解決し、山
中の適所に設置可能であるとともに、山中におけ
る別の位置への移設が容易で、しかも炉内への原
木の搬入および処理跡の原木の炉外への搬出を容
易に行うことができる原木処理装置を得ることを
目的とする。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するため本発明は、横方向に
離脱可能に接続された複数の管体で炉体と、原木
を支持して炉体の内外へ出入り可能な台車と、炉
体内においてこの炉体の長さ方向に設けられた穴
あきの燃焼ガス供給管と、炉体に連通された排気
管とを有する構成としたものである。
作 用 このようなものであると、炉体離脱可能に接続
された複数の管体で構成したため、その運搬性が
良好になり、山中の適所への運搬や山中での設置
場所の変更が容易に行われる。また燃焼ガス供給
管は炉体の内部に設けられているため、炉体とと
もに運搬されることになり、この点においても良
好な運搬性が確保される。原木は、台車に積載さ
れてこの台車とともに炉内へ搬入され、台車で支
持された状態で処理が行われる。処理跡の原木は
台車の走行により炉内へ搬出され、出荷される。
実施例 第1図および第2図は、本発明にもとづく原木
装置の一実施例を示すものである。ここで1は水
平方向の炉体であり、一対の鋳鉄製の管体23が
継手部4を介して接合された構成となつている。
継手部4は、一方の管体3に形成された受口5の
内部に、他方の管体2に形成された挿口6が挿入
され、受口挿口間がパツキンにてシールされた構
成となつている。継出部4は、受口5と挿口6と
をはめ合わせたいわゆるプツシユオンジヨイント
構造とするのが好適であるが、この他の結合構造
を採用することもできる。また、受口5と挿口6
を有しないフランジ継手を採用してもよい。な
お、両管体2,3は、ともに一端に受口5を有し
かつ他端に挿口6を有した同一形状となるように
構成され、素材の統一が図られている。
炉体1の一端は蓋板7にて閉塞され、炉体1の
他端には開閉扉8が設けられている。開閉扉8は
この開閉扉8を昇降させる駆動装置9に連動され
ており、この昇降により炉体1の他端を開閉可能
となつている。炉体1の外側は、蓋板7および開
閉扉8を含めて、断熱材10にて覆われている。
炉体1には複数の脚11が取付けられており、
この脚11がコンクリートブロツク製の基礎12
に取外し可能に固定された構造となつている。
炉体1の内側の底部には、一対のローラ列1
3,14が、互いに間隔をおいて、この炉体1の
長さ方向にわたり設けられている。各ローラ列1
3,14はそれぞれ多数のガイドローラ15を有
し、枠状の台車16を炉体1の長さ方向に走行可
能なように案内している。第1図に示すように、
炉体1の内部には、各管体2,3ごとに対応した
長さの2台の台車16を収容可能となつている。
台車16の下面には、ガイドローラ15に当たる
ライナ17が設けられている。台車16は、その
上面に複数の原木18を束状に裁置可能とされて
おり、かつこの束状に裁置された原木18の側部
を支持可能な支持棒19を有している。支持棒1
9は、管状の炉体1の内面に沿うように湾曲して
形成されている。
開閉扉8の外側には搬送ローラ20を有した装
入台21が設置されており、この装入台21によ
つて台車16を炉体1へ出し入れできるようにさ
れている。
炉体1の内部における両ローラ列13,14の
間には、炉体1の長さ方向にわたつて燃焼ガス供
給管22が敷設されている。この燃焼ガス供給管
22には、炉体1の内部へ燃焼ガス23を放出さ
せるための多数の放出口24が形成されている。
蓋板7の側方には燃焼炉25が設置されてお
り、この燃焼炉25で発生した燃焼ガス供給管2
2へ導くためのガス管26が接続されている。ガ
ス管26は、弁27およびブロワ28を介した後
に蓋板7を貫通して、燃焼ガス供給管22に接続
されている。ガス管26には、弁27とブロワ2
8との間に冷風供給管29が接続されている。こ
の冷風供給管29は、管路の途中に調節弁30を
有し、かつその端部31は大気に開放されてい
る。32は燃焼路25の煙突である。蓋板7に
は、炉体1からのガスを排出するための排気管3
3が取付けられており、この排気管33も、周囲
が断熱材10にて覆われている。
炉体1の内部における長さ方向適当間隔おきの
位置には、散水管34がそれぞれ設けられてい
る。この散水管34は、第2図に示すように炉体
1の上部内面に沿つて湾曲されており、炉体1の
周方向適当間隔おきにスプレーノズル35を有し
ている。このスプレーノズル35は、台車16に
載せられた束状の原木18の表面に散水36を噴
霧可能とされている。第1図において、37は各
散水管34へ散水供給管で、排気管33の途中に
設けられた熱交換部38に接続されることによ
り、廃熱により加熱された温水を各散水管34へ
供給可能となつている。
炉体1の内部における長さ方向適当間隔おきの
位置には天井フアン39が設けられ、炉体1の内
部のガス23を撹拌できるようにされている。天
井フアン39の周囲にはガイド板40が設けられ
ており、このガイド板40によつて、炉体1の内
部のガス23をこの炉体1の内面に沿つて上昇さ
せた後に、天井フアン39から原木18に向けて
下方へ吹き出させるように構成されている。
各管体2,3には、炉体1の中の燃焼ガス23
が万一爆発したときの安全のため、爆発口41が
設けられている。
次に、第1図〜第2図にもとづいて、原木18
の処理作業につき説明する。まず装入台21の上
に、原木18を積んだ台車16を、フオークリフ
トトラツクなどにより搬入する。次に炉体1の開
閉扉8を開き、この原木18を支持した台車16
を装入台21から炉体1の内部のローラ列13,
14の上へ渡して、炉体1の奥側へ向け移動され
る。同様にして、もう一つの台車16を炉体1の
内部へ収容したなら、開閉扉8を閉じる。
その後、焼却炉25の中で木質系燃料を不完全
燃焼させ、弁27を開くことにより燃焼ガス23
をガス管26を通して燃焼ガス供給管22へ送
り、その放出口24から炉体1の内部へ放出させ
る。このとき、冷風供給管29の調節弁30の開
度を調節することにより、燃焼ガス23へ適当に
大気を混合させて、ガス濃度およびガス温度を適
宜のものとする。
燃焼ガス供給管22から炉体1の内部に放出さ
れた燃焼ガス23は、炉体1の内部を流動して原
木18に当たり、この原木18に含まれる樹脂を
変成させる。このとき、炉体1は管体2,3にて
構成されているため、ガス流が円周方向に均等な
ものとなり、炉体1の断面におけるガス23の組
成や温度の差異が少なくなつて、原木18を均一
に処理することが可能となる。また天井フアン3
9により炉体1の内部のガス23が撹拌されるた
め、この撹拌によつてもガス23の組成、温度が
一様化される。この一様化されたガス23が、天
井フアン39およびガイド板40の作用により、
原木18に吹き当てられる。
台車16は円弧状に張り出した支持棒19によ
り原木18を支持するため、原木18は断面円形
の束状に支持されることになつてその束状体の表
面積が増大し、この結果、燃焼ガス23が束状体
の芯部に向けても容易に浸透する。したがつて、
この芯部に存在する原木18についても、良好な
処理が行われる。
また、台車16は通気性を有した枠状に形成さ
れているため、供給管22からの燃焼ガス23
は、この台車26を通過して原木18に当てられ
る。
原木18の処理に供された後の燃焼ガス23
は、排気管33により炉体1の外部へ放出され
る。
排気管33に設けられた熱交換部38により、
炉体1からの廃熱を利用して温水を作り、この温
水を各散水管34に供給して、スプレーノズル3
5から原木18の表面に向け間欠的に散水36を
噴霧する。これは、原木18の表面はその芯部よ
りも乾燥が早く、過乾燥状態になりやすいことか
ら、これを防止して適正含水率(4%程度)を維
持するためである。
このように、炉体1の内部の雰囲気を200℃程
度として、50時間程度燃焼ガス23を供給するこ
とにより、原木18の処理が完了する。そこで、
開閉扉8を開き、台車16を装入台21まで引き
出して、これをフオークリフトトラツクなどによ
り搬出する。
本装置を山中の適所に設置する場合には、その
場所に基礎12を設置し、この基礎12が設置さ
れた場所まで、炉体1や燃焼炉25などを運搬す
る。このとき、炉体1を各管体2,3ごとに分解
することにより、小形化を行なえ、容易に運搬で
きる。さらに、燃焼ガス供給管22、ローラ列1
3,14、天井フアン39、ガイド板40および
散水管34などでは、管体2,3の内部に取り付
けたまま運搬できるため、この点からも運搬性を
良好なものとすることができる。
設置位置においては、両管体2,3を互いに接
合して炉体1を組立て、この炉体1を脚11を介
して基礎12に固定する。なお、管体2,3は鋳
鉄製で剛性が高いため、地盤が良く、かつ短期間
のみ設置する場合は、基礎12に代えて、鉄板や
チヤンネル材にて構成されたベースプレートを設
けるだけでもよい。また、装入台21は、1台の
台車16のみを支持できる長さがあれば、各台車
16を順次搬入出することにより、複数の台車1
6を取扱える。別の位置に設置替えする場合に
は、上記と逆の手順で炉体1を分解して運搬すれ
ばよく、運搬製が良好であるため、容易に作業で
きる。
第3図は本発明の他の実施例を示すものであ
る。本例では、第1図における両管体2,3の間
にさらに他の管体42,42を介装して、炉体1
の延長を図つたものである。これら管体2,3,
42,42どうしは、第1図で説明したものと同
様の継出部4により、互いに接合される。管体4
2の数を増減することにより、適宜の長さの炉体
1を得ることができる。
第4図は本発明あさらに他の実施例を示すもの
である。本例は、第3図の同様の手法により炉体
1をきわめて長く構成したものを例示している。
これに伴つて燃焼ガス供給管22を炉体1の長さ
方向の中央部分で二分割し、各分割管43,43
ごとに別の燃焼炉25,25を設けている。ま
た、これに応じて、排気管33も炉体1の長さ方
向に複数設けられている。このような構成とする
ことにより、炉体1の長さ方向にわたる雰囲気条
件の確保と、燃焼ガス23の希釈過多にもとづく
爆発の防止とを図ることができる。
発明の効果 以上述べたように本発明によると、炉体を離脱
可能に接続された複数の管状体で構成したため、
その運搬性が良好になり、山中などにおいて設置
位置を変更するような場合に容易に作業できる。
また、燃焼ガス供給管を炉体の内部を設けたた
め、この供給管を炉体とともに運搬でき、この点
からも運搬性を良好のものとすることができる。
さらに、原木を支持して炉体の内外へ出入り可能
な台車を設けたため、炉体内への処理前の原木の
搬入、炉体内の所定位置での処理中の原木の保
持、および炉体外への処理後の原木の搬出とを、
この台車により容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にもとづく原木処理装置の一実
施例の正面視の断面図、第2図はその側面視の断
面図、第3図は本発明にもとづく原木処理装置の
他の実施例の概略構成を示す断面図、第4図は同
装置のさらに他の実施例の概略構成を示す断面図
である。 1……炉体、2,3……管体、16……台車、
18……原木、22……燃焼ガス供給管、23…
…燃焼ガス、33……排気管。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 原木に燃焼ガスを当てて処理を行うための装
    置であつて、横方向に離脱可能に接続された複数
    の管体からなる炉体と、原木を支持して炉体の内
    外へ出入り可能な台車と、炉体内においてこの炉
    体の長さ方向に設けられた穴あきの燃焼ガス供給
    管と、炉体に連通さらた排気管とを有することを
    特徴とする原木処理装置。
JP5375687A 1987-03-09 1987-03-09 原木処理装置 Granted JPS63218302A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5375687A JPS63218302A (ja) 1987-03-09 1987-03-09 原木処理装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP5375687A JPS63218302A (ja) 1987-03-09 1987-03-09 原木処理装置

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Publication Number Publication Date
JPS63218302A JPS63218302A (ja) 1988-09-12
JPH054882B2 true JPH054882B2 (ja) 1993-01-21

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ID=12951659

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JP5375687A Granted JPS63218302A (ja) 1987-03-09 1987-03-09 原木処理装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996011780A1 (fr) * 1994-10-12 1996-04-25 Chuou Mokuzai Kaihatsu Kabushiki Kaisha Bois d'×uvre a membranes de faveoles detruites

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50142702A (ja) * 1974-05-02 1975-11-17
JPS6227104A (ja) * 1985-07-29 1987-02-05 広瀬 文康 原木等処理装置

Family Cites Families (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS48112867U (ja) * 1972-04-06 1973-12-24

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JPS63218302A (ja) 1988-09-12

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