JPH0548707A - ハンズフリー電話機 - Google Patents

ハンズフリー電話機

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JPH0548707A
JPH0548707A JP22511891A JP22511891A JPH0548707A JP H0548707 A JPH0548707 A JP H0548707A JP 22511891 A JP22511891 A JP 22511891A JP 22511891 A JP22511891 A JP 22511891A JP H0548707 A JPH0548707 A JP H0548707A
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Japan
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signal
hands
howling
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echo signal
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JP22511891A
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Koji Maeda
幸二 前田
Kazuaki Iguchi
一昭 井口
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NEC Corp
NEC Saitama Ltd
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NEC Corp
NEC Saitama Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易な構成にしてハウリングを有効に防止す
る。 【構成】 受話信号もしくは送話信号の経路に挿入され
た周波数シフト器22が、ハウリングループを回るエコ
ー信号に対して適当な周波数シフトを与える。従って、
次のハウリングループを回るエコー信号との連続性が断
たれ、エコー信号が成長することがなくなり、ハウリン
グは生じない。また、一般に、エコー信号は次数が増え
るに従って減衰するが、減衰しない場合であっても、周
波数シフトが繰り返されることによって通過帯域から外
れ、自然に消失する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハンズフリー電話機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】ハンズフリー電話機とは、送受話器(ハ
ンドセット)を手に持たなくても通話が行えるようにし
た電話機である。
【0003】図5は従来のハンズフリー電話機の構成例
を示したものであり、ハイブリッド回路により受話信号
と送話信号とを分離した後の構成を示してある。
【0004】図5において、回線網側から受話信号端子
1に到来する受話信号は、受話信号アンプ3,ハンズフ
リー信号切替制御部5,スピーカアンプ12を介してハ
ンズフリースピーカ14により音声に変換される。
【0005】また、ハンズフリーマイク15に与えられ
る音声は、ハンズフリーマイク15により電気信号に変
換され、マイクアンプ13,ハンズフリー信号切替制御
部5,送話信号アンプ4を介して送話信号端子2から回
線網側に送出される。
【0006】また、ハンズフリー信号切替制御部5は、
受話信号,送話信号のレベルを制御してハウリングを発
生しにくくするためのものであり、受話信号アンプ3の
出力から受話レベル検出器6により受話信号のレベルを
取得し、一方、マイクアンプ13の出力からマイクレベ
ル検出器7により送話信号のレベルを取得し、両者を比
較器8によって比較して、レベルの低い側の信号を相対
的により低くするように受話信号レベル減衰器10およ
び送話信号レベル減衰器11を制御する。なお、反転器
9は受話信号レベル減衰器10と送話信号レベル減衰器
11とを逆方向に制御するためのものである。
【0007】例えば、受話信号のレベルが普通で、送話
信号のレベルが低い場合には、相手方が話をしていて、
ハンズフリー電話機側ではそれを聞いている状態と考え
られるため、送話信号レベル減衰器11の減衰量を相対
的に高めることにより、受話優先とし、ハンズフリース
ピーカ14からハンズフリーマイク15に音声が回り込
むことによるハウリングの発生をある程度防止すること
ができる。
【0008】逆に、受話信号のレベルが低く、送話信号
のレベルが普通の場合には、ハンズフリー電話機側で話
をしていて、相手方はそれを聞いている状態と考えられ
るため、受話信号レベル減衰器10の減衰量を相対的に
高めることにより、送話優先とする。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のハンズフリー電話機ではハウリングを防止するために
ハンズフリー信号切替制御部5を設け、ハンズフリース
ピーカ14からハンズフリーマイク15への音声の回り
込みを低減するようにしていたが、受話信号もしくは送
話信号のいずれかを完全に遮断してしまうわけには行か
ないので、ある程度の回り込みは存在することになり、
これがために状況によってはハウリングが発生すること
がしばしばあった。
【0010】図6ないし図8はハウリングの発生の原因
となるハウリングループを示したものである。
【0011】図6ではハンズフリー電話機内のハンズフ
リースピーカ14,ハンズフリーマイク15,マイクア
ンプ13,ハンズフリー信号切替制御部5,送話信号ア
ンプ4,ハイブリッド回路16,受話信号アンプ3,ハ
ンズフリー信号切替制御部5,ハンズフリースピーカ1
4を通るハウリングループによるエコー信号によってハ
ウリングが生じる場合を示している。
【0012】図7は自己のハンズフリー電話機のみなら
ず回線網17および相手方の電話機のハイブリッド回路
18を通るハウリングループによるエコー信号によって
ハウリングが生じる場合を示している。
【0013】図8は相手方の電話機の送受話器19の音
響結合を通るハウリングループによるエコー信号によっ
てハウリングが生じる場合を示している。
【0014】このように、ハウリングの原因となるエコ
ー信号の経路は複数存在し、更にそれらの減衰量や遅延
量は回線状態により変化し、また、音響結合の度合も使
用される環境条件によって大きく変化するため、ハウリ
ングループを一義的に対策することは非常に困難であっ
た。
【0015】なお、エコーキャンセラと呼ばれる装置を
搭載することによりハウリングの発生は防止できるが、
構成が複雑であって高価となり、個々のハンズフリー電
話機に搭載するにはコスト的に困難である。
【0016】本発明は上記の点に鑑み提案されたもので
あり、その目的とするところは、簡易な構成にしてハウ
リングを有効に防止することのできるハンズフリー電話
機を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、受話信号もしくは送話信号の経路に周波数
シフト器を挿入可能としている。
【0018】
【作用】本発明のハンズフリー電話機にあっては、受話
信号もしくは送話信号の経路に挿入された周波数シフト
器が、ハウリングループを回るエコー信号に対して周波
数シフトを与える。
【0019】従って、次のハウリングループを回るエコ
ー信号との連続性が断たれ、エコー信号が成長すること
がなくなるため、ハウリングは生じない。
【0020】また、一般に、エコー信号は次数が増える
に従って減衰するが、減衰しない場合であっても、周波
数シフトが繰り返されることによって通過帯域から外
れ、自然に消失する。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例につき図面を参照して
説明する。
【0022】図1は本発明のハンズフリー電話機の一実
施例を示す構成図である。
【0023】図1において、既に説明した図5の従来例
と異なる点は、ハンズフリー信号切替制御部5とスピー
カアンプ12との間に、モード選択スイッチ20,21
によりバイパス可能な周波数シフト器22を設けた点に
ある。モード選択スイッチ20,21は連動し、周波数
シフト器22側をシフトモード、周波数シフト器22を
通らない側をノーマルモードとする。
【0024】図2は周波数シフト器22の内部構成の例
を示したものであり、信号スペクトルの変化の様子も併
せて示してある。
【0025】図2において、周波数シフト器22は、所
定の帯域を通過させるバンドパスフィルタ221と、こ
のバンドパスフィルタ221の出力を第1の周波数F1
でリング変調する第1のリング変調器222と、この第
1のリング変調器222の出力の下側波帯を通過させる
第1のローパスフィルタ223と、この第1のローパス
フィルタ223の出力を第2の周波数F2でリング変調
する第2のリング変調器224と、この第2のリング変
調器224の出力の下側波帯を通過させる第2のローパ
スフィルタ225とから構成されている。
【0026】かかる構成により、入力信号は、 Δf=F2−F1 の周波数シフトを受ける。なお、周波数シフト量Δf
は、リング変調器222,224に与える局部発振器の
周波数F1,F2を変化させることにより、適当な値と
することができる。
【0027】図3は図1の実施例においてハウリングル
ープにより発生したエコー信号がハウリングループを回
る毎に変化する様子を示したものである。
【0028】すなわち、入力信号の周波数をAFinと
すると、周波数シフト器22によってΔfの周波数シフ
トを受け、ハウリングループを回って周波数シフト器2
2を通過する度にΔfの周波数シフトが繰り返される。
【0029】従って、次のハウリングループを回るエコ
ー信号との連続性が断たれ、エコー信号が成長すること
がなくなるため、ハウリングは生じなくなる。
【0030】また、一般にエコー信号は次数が増えるに
従って減衰するが、減衰しない場合であっても、周波数
シフトが繰り返されることによって周波数シフト器22
内部のバンドパスフィルタ221の通過帯域から外れる
こととなり、消失する。図3では4次のエコー信号がバ
ンドパスフィルタの上限を越えるため、消失している。
【0031】なお、通話に際して相手方の音声がΔfだ
けシフトするため音程が異なって聞こえることとなる
が、実用上はあまり影響はない。
【0032】また、ハウリングが全く発生することが考
えられない場合には、モード選択スイッチ20,21を
ノーマルモードとすることにより、周波数シフト器22
をバイパスさせて従来通りの構成とすることができる。
【0033】次に、図4は本発明の他の実施例を示した
ものであり、図1の実施例が受話信号の経路中に周波数
シフト器22を挿入していたのに対して、図4では送話
信号の経路、すなわちハンズフリー信号切替制御部5と
送話信号アンプ4との間に、モード選択スイッチ20,
21によりバイパス可能な周波数シフト器22を設けて
いる点が異なる。
【0034】なお、動作は前述した実施例と同様である
ため省略する。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のハンズフ
リー電話機にあっては、受話信号もしくは送話信号の経
路に周波数シフト器を挿入してハウリングループを回る
エコー信号に対して周波数シフトを与えるようにしてい
るため、次のハウリングループを回るエコー信号との連
続性を断つことができ、エコー信号の成長を阻むことに
よりハウリングを有効に防止することができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハンズフリー電話機の一実施例を示す
構成図である。
【図2】周波数シフト器の例を示す構成図である。
【図3】エコー信号の変化を示す図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す構成図である。
【図5】従来のハンズフリー電話機の例を示す構成図で
ある。
【図6】ハウリングループの説明図である。
【図7】ハウリングループの説明図である。
【図8】ハウリングループの説明図である。
【符号の説明】
1……………受話信号端子 2……………送話信号端子 3……………受話信号アンプ 4……………送話信号アンプ 5……………ハンズフリー信号切替制御部 6……………受話レベル検出器 7……………マイクレベル検出器 8……………比較器 9……………反転器 10…………受話信号レベル減衰器 11…………送話信号レベル減衰器 12…………スピーカアンプ 13…………マイクアンプ 14…………ハンズフリースピーカ 15…………ハンズフリーマイク 16…………ハイブリッド回路 17…………回線網 18…………ハイブリッド回路 19…………送受話器 20,21…モード選択スイッチ 22…………周波数シフト器 221………バンドパスフィルタ 222………リング変調器 223………ローパスフィルタ 224………リング変調器 225………ローパスフィルタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受話信号もしくは送話信号の経路に周波
    数シフト器を挿入可能としたことを特徴とするハンズフ
    リー電話機。
  2. 【請求項2】 周波数シフト器は、 所定の帯域を通過させるバンドパスフィルタと、 このバンドパスフィルタの出力を第1の周波数でリング
    変調する第1のリング変調器と、 この第1のリング変調器の出力の下側波帯を通過させる
    第1のローパスフィルタと、 この第1のローパスフィルタの出力を第2の周波数でリ
    ング変調する第2のリング変調器と、 この第2のリング変調器の出力の下側波帯を通過させる
    第2のローパスフィルタとから構成することを特徴とす
    る請求項1記載のハンズフリー電話機。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60253356A (ja) * 1984-05-30 1985-12-14 Fujitsu Ltd 拡声電話装置
JPS63222557A (ja) * 1987-03-12 1988-09-16 Nec Corp 拡声電話機

Patent Citations (2)

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