JPH0548604U - 移動作業車の制御装置取付構造 - Google Patents
移動作業車の制御装置取付構造Info
- Publication number
- JPH0548604U JPH0548604U JP10910491U JP10910491U JPH0548604U JP H0548604 U JPH0548604 U JP H0548604U JP 10910491 U JP10910491 U JP 10910491U JP 10910491 U JP10910491 U JP 10910491U JP H0548604 U JPH0548604 U JP H0548604U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- control
- unit
- side panel
- control unit
- adjusting
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- Transplanting Machines (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 制御関連部品各部の点検・整備の容易化を図
り、単品ごとの交換を可能にしてメンテナンス費用の低
減と配線の簡素化を達成できる移動作業車の制御装置取
付構造を提供することを目的とする。 【構成】 作業部の作業状態を検知するセンサ又はスイ
ッチ等による検出信号に基づき、制御部を介して機体各
部のアクチュエータを自動的に制御するようにした移動
作業車において、主として運転作業中に操作が必要な操
作部16を備えたサイドパネル9と、プログラムの切換
等の調整機能を備えた調整部18と、制御部31とを夫
々独立させて別々に機体2に設けると共に、サイドパネ
ル9の近傍に隣接させて調整部18と制御部31を配設
した。
り、単品ごとの交換を可能にしてメンテナンス費用の低
減と配線の簡素化を達成できる移動作業車の制御装置取
付構造を提供することを目的とする。 【構成】 作業部の作業状態を検知するセンサ又はスイ
ッチ等による検出信号に基づき、制御部を介して機体各
部のアクチュエータを自動的に制御するようにした移動
作業車において、主として運転作業中に操作が必要な操
作部16を備えたサイドパネル9と、プログラムの切換
等の調整機能を備えた調整部18と、制御部31とを夫
々独立させて別々に機体2に設けると共に、サイドパネ
ル9の近傍に隣接させて調整部18と制御部31を配設
した。
Description
【0001】
本考案は、農用トラクタ又は乗用田植機等の移動作業車における制御装置取付 構造に関するものである。
【0002】
従来、農用トラクタ又は乗用田植機等の移動作業車においては、作業部(トラ クタにおいてはロータリ耕耘機やプラウ等、乗用田植機においては植付部、播種 部、施肥部等)の作業状態を検知するセンサ又はスイッチ等による検出信号に基 づき、マイクロコンピュータ等からなる制御部を介して機体各部のアクチュエー タ(例えばソレノイドバルブ等)を、作業部が圃場条件等に対応した適正な作業 状態となるよう自動的に制御するようにした制御装置は既に公知であり、かつ実 用に供されている。
【0003】
ところが、移動作業車におけるこの種従来の制御装置各部の機体に対する取付 構造の点で問題があった。即ち、例えば、ポジション制御、耕深自動制御、傾斜 自動制御等各種の制御機能を備えたトラクタにおいては、ポジションレバー、耕 深設定手段、傾斜設定手段、感度スイッチ等、主として運転作業中に操作が必要 な操作部と、モード切換、タイヤサイズ切換等プログラムの切換を伴う調整機能 を備えた調整部、及びマイクロコンピュータ等からなる制御部の各制御関連部品 を適当な取付スペースを見付けて夫々別々の個所に配設するか、或は、1個のケ ースの中に全て納めていたため、制御関連部品相互を連結するハーネスやカプラ の処理が面倒であるばかりでなく、各部品の点検や交換が困難であり、しかも、 1個のケース内に納めたものでは機体に組付けた状態では突起物が大きくなり違 和感を与えるうえ、単品ごと交換することができない等の問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本考案は、上記のような実状に基づき創案されたものであって、作業部の作業 状態を検知するセンサ又はスイッチ等による検出信号に基づき、制御部を介して 機体各部のアクチュエータを自動的に制御するようにしたトラクタにおいて、主 として運転作業中に操作が必要な操作部を備えたサイドパネルと、プログラムの 切換等の調整機能を備えた調整部と、制御部とを夫々独立させて別々に機体に設 けると共に、サイドパネルの近傍に隣接させて調整部と制御部を配設したことを 要旨とする。
【0005】
本考案は上記の構成としたことにより、サイドパネルと調整部及び制御部が夫 々独立し、しかも近接状態で配置されているため、各部の点検・整備が容易に行 なえるうえ、単品ごとの交換が可能となるためその分メンテナンスの費用を安く なる。また、上記3者を各々別体に構成したものでありながら、制御関連部品を コンパクトにまとめて配置できるのでハーネスやカプラの処理を簡単に行なうこ とができ、配線の簡素化が達成できる。
【0006】
本考案の構成を農用トラクタに適用した一実施例について説明する。1は機体 2に固定された左右一対の後輪フェンダで、左右のフェンダ1,1間に位置して シート下部カバー3上にはシート取付ブラケット4及び支点軸5を介して運転席 (シート)6が前方へ向け回動自在に支持されている。そして、シート下部カバ ー3の下方には、上部にリフトアームR作動用の油圧シリンダを内蔵した油圧ケ ースCを一体に載置したトランスミッションケースMが配設されている。7はシ ート下部カバー3の前端側とステップ8間を覆うシート前面カバーである。
【0007】 なお、機体2の後方には、図示しなかったが昇降リンク及び連結ヒッチを介し てロータリ耕耘装置、プラウ等の各種作業機が着脱自在に連結され、機体2の前 方にはフロントローダ等の作業機を装着し得るようになっている。また、機体2 には、マイクロコンピュータからなる制御部等の制御関連部品が装備されてお り、作業部の作業状態を検知するセンサ又はスイッチ等の入力部による検出信号 に基づき、制御部を介して機体各部に設けたソレノイドバルブ、ブザー、ランプ 等出力部の各種アクチュエータを自動的に制御するように構成され、これにより ポジション制御、耕深自動制御、傾斜自動制御等各種の制御機能を備えているこ とは従来のものと同様であり、これら各部は従来と同様に作動するようになって いるのでその詳細は省略することとする。
【0008】 9は、左右一側(実施例では機体進行方向右側)のフェンダ1と運転席6間の 着座姿勢で操作可能な個所に位置してシート下部カバー3上に配設されたサイド パネルで、このサイドパネル9は作業機を任意の位置(高さ)にセットするポジ ションコントロールレバー10、耕深量をセットする耕深設定手段11、作業機 の傾斜度合をセットする傾斜設定手段12、感度スイッチ13、手動スイッチ1 4及び自動切替手段15等、主として運転作業中に操作が必要な操作部16を備 えている。17は開閉自在なカバーである。
【0009】 18はプログラムの切換等の調整機能を備えた調整部(セレクタ)で、この調 整部18は、運転席6の下方空間部aに位置し、かつ前記サイドパネル9の近傍 に隣接させてシート下部カバー3上に設けられている。この調整部18には作業 機下降速度の調整を行なうダッシング防止手段19、タイヤサイズ切換手段20 、上げ規制手段21、モード切換手段22、機能切換手段23、ロワリンク巾調 整手段24、シリンダ取付穴調整手段25等が備えられている。調整部18は、 主としてロータリ耕耘機からハロウへ等作業機を異種のものに取り替えたり、タ イヤを異径のものに交換したりする場合に調整操作が必要となる部分である。
【0010】 26は調整部18の上方を覆う取外し自在なカバーで、このカバー18は正面 視においてコ字状を呈しかつ前後両端側にL形プレート27が固定されている。 一方、調整部18の取付ボックス28の左右の側板28a,28bはボックス2 8上面よりも上方に突出させ、左側板28aにはカバー26に設けた把手26a の軸部が嵌合する切欠溝29が設けられ、また、右側板28bの突出端部側には サイドパネル9方向に向け折曲させたストッパ30が設けられている。そして、 カバー26を開けたとき、カバー26は、図3及び図4における仮想線図示のよ うに起立状態でサイドパネル9と調整部18間の隙間bにコンパクトに、しかも 安定した状態で収められるようになっており、カバー収納状態ではL形プレート 27とストッパ30によりカバー26が不用意に外れず、しかも、カバー26開 又は閉いずれの状態でもカバー26は運転席6に干渉しないようになっている。
【0011】 31はマイクロコンピュータのユニット(マイコンユニット)からなる制御部 で、この制御部31は前記調整部18を挟んでサイドパネル9の反対側に位置し 運転席6の下方でシート下部カバー3上に配設されている。32はマイコンユニ ットの一つとして予め組み込まれた大径束状の短尺ハーネスで、このハーネス3 2部分に、前記サイドパネル9及び調整部18からのハーネス33,34(各々 複数本)が夫々カプラ35,36を介して連結されると共に、機体各部に設けた 各センサ(機体又は作業機の傾斜度合を検知する傾斜センサ、リフトアーム角セ ンサ、ドラフトセンサ等)やスイッチ類から導出したメインハーネス37とカプ ラ38で連結されている。32aはハーネスカバーである。
【0012】 ところで、前記サイドパネル9、調整部18及び制御部31は各々ボルト等の 緊締具Bにより前記シート下部カバー3上に近接状態で、かつ夫々独立して着脱 自在に取付けられている。Hはボルト穴である。
【0013】
本考案は、上述のように構成したので、サイドパネルと調整部及び制御部が夫 々独立して、しかも近接状態で配置されているため、各部の点検・整備が容易で あるうえ、単品ごとの交換が可能となるためその分メンテナンスの費用を安くで きる。また、上記3者を各々別体に構成したものでありながら、制御関連部品を コンパクトにまとめて配置できるのでハーネスやカプラの処理を簡単に行なうこ とができ、配線の簡素化が達成できる。
【図1】本考案を装備したトラクタの平面図である。
【図2】要部の平面図である。
【図3】要部の一部切欠正面図である。
【図4】要部の拡大正面図である。
【図5】調整部のカバーを開けた状態の斜視図である。
【図6】シート下部カバー下方部の概略を示す断側面図
である。
である。
【図7】制御関連部品の配線構造を示す概略平面図であ
る。
る。
【図8】運転席を前方へ倒した状態のトラクタの平面図
である。
である。
2 機体 3 シート下部カバー 6 運転席 9 サイドパネル 16 操作部 18 調整部 31 制御部 32 ハーネス 33 ハーネス 34 ハーネス 35 カプラ 36 カプラ 37 メインハーネス 38 カプラ
Claims (1)
- 【請求項1】 作業部の作業状態を検知するセンサ又は
スイッチ等による検出信号に基づき、制御部を介して機
体各部のアクチュエータを自動的に制御するようにした
トラクタにおいて、主として運転作業中に操作が必要な
操作部を備えたサイドパネルと、プログラムの切換等の
調整機能を備えた調整部と、制御部とを夫々独立させて
別々に機体に設けると共に、サイドパネルの近傍に隣接
させて調整部と制御部を配設したことを特徴とするトラ
クタの制御装置取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991109104U JP2585483Y2 (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | 移動作業車の制御装置取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991109104U JP2585483Y2 (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | 移動作業車の制御装置取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0548604U true JPH0548604U (ja) | 1993-06-29 |
JP2585483Y2 JP2585483Y2 (ja) | 1998-11-18 |
Family
ID=14501681
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991109104U Expired - Lifetime JP2585483Y2 (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | 移動作業車の制御装置取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2585483Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009154838A (ja) * | 2007-12-28 | 2009-07-16 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | 作業車輌 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56107210U (ja) * | 1980-01-19 | 1981-08-20 | ||
JPS5995811U (ja) * | 1982-12-16 | 1984-06-29 | 株式会社クボタ | ロ−リング制御機構付農用トラクタ |
JPS59172679U (ja) * | 1983-05-07 | 1984-11-17 | 株式会社クボタ | 制御機構付トラクタ |
JPS6368001A (ja) * | 1986-09-08 | 1988-03-26 | 井関農機株式会社 | 電子油圧制御回路の副制御回路先付け装置 |
-
1991
- 1991-12-10 JP JP1991109104U patent/JP2585483Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56107210U (ja) * | 1980-01-19 | 1981-08-20 | ||
JPS5995811U (ja) * | 1982-12-16 | 1984-06-29 | 株式会社クボタ | ロ−リング制御機構付農用トラクタ |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009154838A (ja) * | 2007-12-28 | 2009-07-16 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | 作業車輌 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2585483Y2 (ja) | 1998-11-18 |
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