JPH0548400Y2 - - Google Patents

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JPH0548400Y2
JPH0548400Y2 JP1231689U JP1231689U JPH0548400Y2 JP H0548400 Y2 JPH0548400 Y2 JP H0548400Y2 JP 1231689 U JP1231689 U JP 1231689U JP 1231689 U JP1231689 U JP 1231689U JP H0548400 Y2 JPH0548400 Y2 JP H0548400Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉 本考案はトランジスタインバータを用いる、放
電灯の点灯装置に関するものである。 〈従来の技術〉 従来、商用電源を整流した直流をトランジスタ
インバータにより、高周波に周波数変換及び変圧
して得られた高周波電力で蛍光灯等の放電灯を負
荷とする点灯装置があり、この種の点灯装置とし
ては、第4図a、第5図a、第6図aのものがあ
つた。先ず、第4図aのものは商用電源1を全波
整流回路2で整流した直流を不平滑のままトラン
ジスタインバータ本体3に供給し、電源1投入直
後は、高抵抗器4によりトランジスタ5のベース
を軽く付勢して微弱発振せしめた後、発振トラン
ス6に巻回した、トランジスタベース付勢用線輪
63に発生する電力を整流平滑回路31を介して
トランジスタ5のベースに供給して適正発振せし
めており、例えば40W蛍光灯1灯を負荷として、
電源電圧の200V用として、各部定数を調整した
場合、トランジスタ5のコレクタ・ベース間電圧
VCBは、第5図bの如きエンベロープを持つ波形
を呈し、そのピーク値は1000V前後である。電源
電圧変動がある場合、特に上昇する側に20%変動
した場合は、前記VCBは最大1250V程度となる。
又、第5図aのものや、図示していないが、トラ
ンジスタインバータ本体の高周波出力の一部を整
流平滑して電源側に直流帰還させたものなど、部
分平滑とか半平滑と称して、電源整流波高の約半
分の高さまで平滑したものにあつては、例えば
40W蛍光灯を2灯負荷として電源電圧200V用に
各部調整した場合トランジスタ5のVCBは第5図
bの如きエンベロープを持つ波形を呈し、そのピ
ーク値は1000V前後あり、電源電圧が上昇側へ20
%変動すると、最大1250V程度となる。さらに、
第6図aのもので40W蛍光灯を2灯負荷として、
電源電圧を242Vとした場合、トランジスタ5の
VCBは第6図bの如きエンベロープを持つ波形を
呈し、そのピーク値は1100V前後、電源電圧が20
%上昇時は、最大1250Vとなる。 〈考案が解決しようとする課題〉 近年商用電源配線容量増加の為、400V級配電
(400V,420V,440V,460V,480V等)が実用
化され、照明用配電として、これら400V級配線
の3相4線引きが用いられて230V,242V,
254V,265V,277V等の電圧が用いられる例が増
加してきている。 トランジスタインバータによる放電灯点灯装置
を上記3相4線引きの230〜277V電源に対応せし
めようとするとき、第4図a、第5図aのもので
は、トランジスタに印加されるVCBが1500Vを超
え、第6図aのものでも電源電圧277Vのとき変
動20%(332V)の電圧となると1500V前後とな
る恐れがある。 従来から多用されている電源電圧200ないし
220Vに用いるトランジスタインバータの放電灯
点灯装置には、トランジスタ製造各社より、多
種、多量に提供されているコレクタベース間最大
定格電圧VCBO1500Vのものが多用されているが、
VCBOが1500Vを越えるもの、例えば、1700V,
2000V,2500V等のものは品種数も少なく、入手
が困難である。又、価格も1500Vのものに比し割
高につく。 上述の如く、従来からあるトランジスタインバ
ータによる放電灯点灯装置では、230Vないし、
277Vの電源電圧及びその変動の一部、あるいは
全部に対応することが困難或いは不可能であつ
た。 本考案は、前記従来欠点を解消し400V級3相
4線引き電源に用いるに適したトランジスタイン
バータによる放電灯点灯装置を提供せんとするも
のである。 〈課題を解決するための手段〉 本考案の放電灯点灯装置は、商用電源を整流した
直流電源を出力トランジスタおよび出力変成器を
備えたトランジスタインバータにて周波数変換及
び変圧して高周波で放電灯を点灯する装置におい
て、商用電源の電圧変動に対し電圧が殆ど変動し
ない正電圧電源で上記出力トランジスタのベース
電流を供給するベース用正電圧電源と、商用電源
の電圧変動に対応して電圧が変動する負電圧電源
と、その負電圧を上記ベース用正電圧電源に重畳
する手段を有し、商用電源電圧の上昇に対応して
出力トランジスタの出力を抑制することを特徴と
している。 〈作用〉 トランジスタインバータのトランジスタベース
付勢を定格商用電源電圧時に、適正出力を得るよ
うに設定しておき、電源電圧が変動上昇したとき
に変動量に対応した負電圧をトランジスタベース
の付勢源に介入せしめ、トランジスタベースの付
勢力を低減せしめて、トランジスタのコレクタベ
ース間電圧VCBの上昇を抑制し、かつ、負荷放電
灯の過大入力を抑制する。 〈実施例〉 第1図は本考案の一実施例の回路構成を示す。 商用交流電源1は整流・平滑回路2により直流
化され、インバータ3により高周波に変換されて
放電灯4に供給される。また、インバータ3を構
成する2個のトランジスタ31,31のベース電
流を初期の微小電流供給用の抵抗6、正電圧電源
部5および負電圧電源部7により構成されてい
る。以下、具体的に説明する。 整流・平滑回路2は、全波整流器21、コンデ
ンサ22の後段に高力率平滑回路28が設けられ
ており、これにより半平滑される。この高力率平
滑回路28はコンデンサ23とリアクトル24の
直列接続、コンデンサ23と直列に充放電される
第2のコンデンサ25、コンデンサ23の放電回
路を形成するダイオード26およびインバータ3
の直流入力電流を通すためのダイオード27より
構成されている。この第2のコンデンサ25の端
子からダイオード51、抵抗52を経て第3のコ
ンデンサ53が接続され、抵抗54を通してイン
バータのトランジスタ31,31のベース回路に
正のベース電流が供給される。 トランジスタインバータ3は、2個の出力用ト
ランジスタ31,31、出力変成器32、および
発振周波数を定めるコンデンサ33を備え、出力
変成器32には帰還用線輪321のほかに、発振
強度に比例した電力を取り出すための第3線輪3
22が付加されている。出力変成器32の出力端
に放電灯4が接続される。 次に本考案の特徴部分の要部をなす負電圧電源
部7を説明する。 出力トランス32の第3線輪322の出力をダ
イオード71で整流し、コンデンサ72で平滑
し、低抵抗器73、ツエナーダイオード74を経
て、トランジスタ31,31のベースに負電圧を
印加している。 ツエナーダイオード74のツエナ電圧をEZD
表わして、商用電源を定格電圧印加時に EZD>EAE+ECE ここに、EAEは、点A,E間電圧 ECEは、点C,E間電圧 なる関係を保つように設定すると、負電圧電源部
7はトランジスタ31のベース回路には何ら影響
を与えない。基本点灯回路は、電源電圧の変動に
対して入力電流は殆んど変化しない定電流特性を
有しているで、コンデンサ23に交番する電流量
の変化も殆どなく、従つてリアクトル24の端子
電圧も変動せずトランジスタ31のベース電源に
も商用電源電圧変動による電圧変動を生じないの
でEAEは殆んど一定電圧を保つている。これに対
し、第3線輪322の出力は商用電源電圧の変動
にほぼ対応して変化する。電源電圧が低い方に変
動した場合は、第3線輪322の出力電圧は低下
し、EZD>EAE+ECEの関係は保持され負電圧電源
部7はトランジスタ31のベース回路に影響を与
えない。 商用電源電圧が高い方に変動した場合は第3線
輪322の出力電圧は上昇し、EZDと(EAE+ECE
の関係は、電圧上昇に従つてEZD=EAE+ECEとな
りさらに上昇するとEZD<EAE+ECEとなる。その
結果、A点からC点に電流が流れる為、抵抗器5
4の電流が定格時よりも増大し、その両端の電圧
降下が大きくなりEAEが低下する。EAEが低下する
とトランジスタ31のベース付勢が弱くなり発振
強度が低下する。即ち、第3線輪322及び負電
圧電源部7は定格電圧及びそれ以下の電圧では作
動せず、定格電圧を超える電圧で作動する負帰還
回路として機能する。勿論、EZD=EAE+ECEとな
る商用電源電圧は定電圧素子のツエナ電圧を適当
に選ぶことにより自由に設定できるので、定格電
圧より低い電圧から負電圧電源部32を作動せし
めることは可能である。 第2図に本考案の他の実施例を示す。この実施
例は第4図aの従来例に負電圧電源部7Aを負荷
したものであり、第3線輪322はベース付勢用
の正電圧電源部5Aと負電圧電源部7Aの電源と
に共用している。正電圧電源側には電源電圧変動
によるEAEの変動を無くする為、定電圧素子54
でEAEを一定に保つている。定格電圧時、電圧変
動時の作用は先の実施例と同様である。なお、第
3、第4線輪を設けて、正、負両電圧を個別に得
ることもでき、タツプ付線輪を用いることもでき
る。 第3図に本考案のさらに他の実施例を示す。こ
の実施例はインバータ3の出力変成器32の第3
線輪322の出力に正電圧電源部5Bを設け、商
用電源の整流出力に負電圧電源部7Bを設けたも
のである。 次に、上記実施例試験結果を示す。 第1図実施例を用いて負荷放電灯4に40W蛍光
灯2灯を用い、電源電圧265Vを定格電圧として、
各部を調整し、電源電圧を変動させて、トランジ
スタのコレクタ・ベース間電圧VCB及び負荷放電
灯4に流れる電流ILを測定した結果を表に示す。
【表】 電源電圧332Vは定格電圧277Vの+20%増に相
当する。表より明らかな如く、最大定格VCBO
1500Vのトランジスタを用いた場合、負電源部7
なしのものでは、+20%電圧では約6.7%しか余裕
率がないのに対し、負電源部7ありでは約15.3%
の余裕率を有する。又、負荷放電灯に流れる電流
ILも負電源部7ありは、抑制効果を有しており、
電源電圧変動時の負荷への過大励振及びトランジ
スタインバータの温度上昇過大の防止についても
併せて有効である。 なお、上記実施例について、トランジスタ二石
を用いたプツシユプル式の自励型トランジスタイ
ンバータについて説明したが、本考案の要旨を逸
脱しない範囲に於いて、一石式のもの、他励式の
インバータについても実施出来ることは勿論であ
る。 〈考案の効果〉 上述の如く、本考案によればトランジスタのコ
レクタ・ベース間電圧を低電圧に保つことがで
き、特に過電圧側への電源電圧変動に対して安全
なトランジスタインバータによる放電灯点灯装置
を製作することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す回路図、第2
図及び第3図は本考案の他の実施例を示す回路図
である。第4図a、第5図a、第6図aは従来例
を示す回路図、第4図b、第5図b、第6図bは
それぞれの従来例におけるトランジスタのコレク
タ・ベース間電圧波形のエンベロープを示す。 第1図、第2図および第3図において、1……
商用交流電源、2……整流・平滑回路、3……イ
ンバータ、4……放電灯、5……ベース用正電圧
電源部、7……ベース用負電圧電源部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 商用電源を整流した直流電源を出力トランジ
    スタおよび出力変成器を備えたトランジスタイ
    ンバータにて周波数変換及び変圧して高周波で
    放電灯を点灯する装置において、正電圧電源で
    上記出力トランジスタのベース電流を供給する
    ベース用正電圧電源と、商用電源の電圧変動に
    対応して電圧が変動する負電圧電源と、その負
    電圧を上記ベース用正電圧電源に重畳する手段
    を有し、商用電源電圧の上昇に対応して出力ト
    ランジスタの出力を抑制することを特徴とする
    放電灯点灯装置。 (2) 上記負電圧電源が上記出力変圧器に付加した
    線輪により供給されることを特徴とする、第1
    項記載の放電灯点灯装置。 (3) 上記負電圧電源が商用電源から供給されるこ
    とを特徴とする、第1項記載の放電灯点灯装
    置。 (4) 上記重畳手段が、正電圧電源側にカソードを
    負電圧電源側にアノードを接続した、ツエナー
    ダイオードを備えていることを特徴とする、第
    1項、第2項または第3項記載の放電灯点灯装
    置。
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