JPH06315267A - 力率改善dc電源 - Google Patents

力率改善dc電源

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JPH06315267A
JPH06315267A JP5187031A JP18703193A JPH06315267A JP H06315267 A JPH06315267 A JP H06315267A JP 5187031 A JP5187031 A JP 5187031A JP 18703193 A JP18703193 A JP 18703193A JP H06315267 A JPH06315267 A JP H06315267A
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power factor
capacitor
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terminal
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Ronald A Lesea
ロナルド・エー・レシー
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X O Ind Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】AC電力ライン上に相対的に低い高調波電流レ
ベルを生成し、比較的高い力率を示し、安価なDC電源
を提供する。 【構成】力率改善DC電源100、200は、力率補正
回路120と、全波整流器手段122と、一対のフィル
ターコンデンサ124、126と、三個の電流ステアリ
ングダイオード128、130、132とを含む。力率
補正回路120は、インダクタ手段136、240とコ
ンデンサ138とを含み、DC電源がAC電力ラインに
発生する高調波電流のレベルを低減させ、DC電源によ
るAC電力ラインの力率を改善する。フィルターコンデ
ンサ124、126は、直列に充電され、並列に放電さ
れ、電流ステアリングダイオード128、130、13
2と共に回路を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に負荷がAC電力
ラインにもたらす力率に関し、特にDC電源によりAC
ライン上に発生する高調波電流の低減に関する。
【0002】
【従来の技術】負荷がACラインにもたらす力率PF
は、関心事であり続けている。一般に、DC電源は、ブ
リッジ整流器、フィルター用コンデンサ、及び時には、
フィルター用チョークを含む。整流器の入力は、AC電
力ライン間に(ヒューズ、スイッチ等により)接続され
ている。整流器の出力は、直列チョークによりコンデン
サ(チョーク入力フィルター)の両端に接続されている
か、または、チョークのない場合は、直接にコンデンサ
(コンデンサ入力フィルター)の両端に接続され、コン
デンサに並列に出力電圧を形成する。
【0003】チョーク(入力フィルター)がある場合
は、(チョークのインダクタンスが一般に「臨界」イン
ダクタンスと呼称されるものより大幅に大きい場合)D
C電源は、方形波に近い波形の電流をAC電力ラインよ
り引き込む。チョークがない場合は、波形は、AC電力
ラインの電圧のピーク値に同期したパルスのパルス列に
より近くなる。どちらの場合にせよ、AC電力ラインか
らの電流は、AC電力ライン周波数の奇数高調波の各高
調波に一つある高調波成分を含む。
【0004】DC電源の場合は、旧来の力率の慣習のす
べてが適応するわけではない。(例えば、DC電源がA
C電力ラインにもたらす力率を、DC電源の入力の電圧
と流れ込む電流との位相角のコサインとして定義するこ
とは意味を持たない。)しかし、DC電源もまた同じ種
類の多くの問題をもたらす。比較的低い力率を有する他
の負荷と同様に、DC電源は、AC電力ラインから、電
力消費をするために引き込まれるはずの電流を考慮すれ
ば不相応に高いと思われる実効値レベルの電流を消費す
る。[換言すれば、負荷(この場合DC電源)の力率
は、実際の消費電力対皮相電力の比で与えられる。]コ
ンデンサ入力フィルター型DC電源は、大体58%の力
率PFをAC電力ラインにもたらし、大体160%のレ
ベルの高調波電流(全高調波歪、total harmonic disto
rtion:THD)を発生する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】AC電力発生装置及び
AC電力送電装置(ライン及び変圧器)が電流を許容す
るに十分な大きさの必要があるという点から、相対的に
高いAC電力ライン実効電流が関心事である。更に、発
電及び送電損失は、主に抵抗性の損失であり、従って、
実効AC電力ライン電流のレベルの二乗で増加する。比
較的低い負荷(DC電源)でも関心事であるということ
は重要である。小さなパーソナルコンピュータは、例え
ば、コンピュータのDC電源が相対的に低い力率であれ
ば、大型の煙突脱じん装置が消費する電流レベルほど消
費しないが、DC電源により引き込まれる電流は、単一
のAC電力ラインの差し込みの消費レベルに制限され
る。
【0006】更なる関心事は、電流高調波歪である。歪
成分は、AC配電システムの様々な部品の熱破壊を招き
得る。”三倍調波”高調波(3次、9次、15次その
他)は、3相システムの中性点に加わり、中性ラインを
過熱される可能性がある。更に、これら高調波成分は、
AC電圧の歪をもたらす。電圧歪の量は、ACラインの
電源インピーダンスと、他の接続負荷に依存する。この
電圧歪は、他の接続の負荷の適正な動作を妨げる可能性
がある。
【0007】デー・ケープウエル(D. Capewell)の米
国特許4,222,096及びエフ・ブラム(F. Blu
m)の米国特許4,369,490では、(コンデンサ
入力型)DC電源のブリッジ整流器の入力に並列に接続
されているコンデンサと、AC電力ラインとDC電源と
AC電力ラインを接続するため、AC電力ラインと整流
器の入力との間に接続されているインダクタとを含む回
路が開示されている。ブラム(Blum)特許は、第5欄、
23から29行で、上述の回路無しで、DC電源は、A
C電力ラインに対して65%の力率をもたらしたことを
示している。また、上述の回路無しで、基本波電流のレ
ベルに対して第3次高調波電流のレベルは88%で、第
5次の高調波電流のレベルは65%で、第7次の高調波
電流のレベルは、38%である。上述の回路での一例と
して、DC電源は、AC電力ラインに対して94%の力
率をもたらすことが見いだされた。また、上述の回路の
回路を使用の場合、基本波電流のレベルに対して、第3
次高調波電流のレベルは20%で、第5次高調波電流の
レベルは、6%で、第7次高調波電流のレベルは、2%
であった。
【0008】本発明の第一の目的は、相対的に低い高調
波電流レベルをAC電力ライン上に生成するDC電源を
提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、AC電力ライン上で
比較的高い力率をもたらすDC電源を提供することにあ
る。
【0010】本発明の更なる目的は、比較的安価なDC
電源を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の好適な実施例
は、簡単にいうと、力率補正回路と、全波整流器と、一
対のコンデンサと、三個の電流ステアリングダイオード
とを含む。力率補正回路は、インダクタとコンデンサと
を含み、この組み合わせは、DC電源がAC電力ライン
に生成する高調波電流を低減させることによって、DC
電源がAC電力ラインにもたらす力率を改善するように
構成されている。フィルターコンデンサは、電流ステア
リングダイオードと共に、フィルターコンデンサが直列
に充電され、並列に放電するように構成される。更に、
フィルターコンデンサ及び電流ステアリングダイオード
は、負荷に発生する電圧のレベルがピーク値の半分を越
える期間は、力率改善のDC電源があたかもフィルター
コンデンサが回路中に含まれないが如く動作するように
構成される。
【0012】本発明のこれら及びその他の目的は、添付
図面を参照し、本発明の好適な実施例の詳細説明を読め
ば、当業者には容易に理解できよう。
【0013】
【実施例】図1は、本発明による力率改善DC電源の一
実施例であり、全体として参照符号100で示される。
DC電源100は、単相、AC電力ライン102で表現
されるAC電力ラインへの接続と、抵抗104で表現さ
れる(DC)負荷への接続とに対する備えを有してい
る。このように接続されると、DC電源100は、電力
ライン102から(AC)電力を得て、負荷104へD
C電力を供給する。以下に明白になるように、DC電源
がACラインへもたらす力率を最大にし、前記ライン上
にDC電源が生成する高調波電流のレベルを最小にする
ように、DC電源100は、AC電力ラインから(A
C)電力を得る。
【0014】AC電力ライン102の種々の導体ライン
は、活線110、中性ライン112、接地ライン114
を含む。DC電源100は、主要な部品として、力率補
正回路120と、 全波整流器122と、 一対のコン
デンサ124及び126と、三個の電流ステアリングダ
イオード128、130及び132とを含む。
【0015】力率補正回路120は、DC電源100が
AC電力ラインへもたらす力率を改善し、DC電源がA
C電力ラインに発生する高調波電流のレベルを低減する
ために回路構成されたインダクタ及びコンデンサを含
む。具体的には、この目的のために、力率補正回路12
0のインダクタは、AC電力ライン間に備わった全波整
流器の入力に直列に連結され、力率補正回路120のコ
ンデンサは、全波整流回路の入力間に接続される。イン
ダクタ136は、力率補正回路120のインダクタとし
て利用され、コンデンサ138は、力率補正回路120
のコンデンサとして利用される。インダクタ136は、
AC電力ライン102のライン110と、全波整流器1
22の一対の入力の一方に接続されている接続点146
との間に接続されている。全波整流器122の二つの入
力の他の一方は、接続点148へ接続されていて、接続
点148は、中性ライン112へ直接接続されている。
力率補正コンデンサ138は、接続点146及び148
の間で、全波整流器122の入力間に接続されている。
120ボルト、60ヘルツ動作では、インダクタ136
は、0.12ヘンリのインダクタンスであり、コンデン
サ138は、2.2マイクロファラドの容量であり、同
調周波数は、AC電力ライン102の周波数の第5次高
調波の周波数より幾分高いことが好ましい。
【0016】力率補正回路120の一部分としての機能
に加えて、コンデンサ138は、導電雑音を低減するよ
うに動作する。また、この目的のために、DC電源10
0は、更に、二つのコンデンサ150及び152を用い
る。コンデンサ150は、接続点148と、アースライ
ン114との間に接続され、コンデンサ152は、接続
点146と、アースライン114との間に接続される。
120ボルト、60ヘルツの動作では、コンデンサ15
0及び152の各々は、3.3ナノファラドの容量をも
つことが好ましい。
【0017】入力の交番電流(電荷の流れ)から、全波
整流器122は、160及び162の一対のラインに整
流電流を発生するように構成される。ライン162は、
回路のコモン(アース)である。この好適な実施例で
は、具体的には、全波整流器122は、ブリッジ型であ
り、4個の整流ダイオード166、168、170及び
172を有している。ダイオード166は、そのカソー
ドが接続点146へ接続され、そのアノードがライン1
62へ接続されるように構成されている。整流ダイオー
ド168は、そのアノードが接続点146へ接続され、
そのカソードがライン160へ接続されている。整流ダ
イオード170のカソードは、ライン160へ接続さ
れ、そのアノードは、接続点148へ接続されている。
最後に、整流ダイオード172は、そのカソードが接続
点148へ接続され、そのアノードがライン162へ接
続されている。120ボルト、60ヘルツの動作で、整
流ダイオード166、168、170及び172は、共
通なタイプ1N5061であることが好ましい。
【0018】DC電源100は、ライン160と162
との間に、もう一つの雑音低減用コンデンサ176を有
す。120ボルト、60ヘルツの動作では、コンデンサ
176は、1マイクロファラドの容量をもつことが好ま
しい。
【0019】フィルターコンデンサ124及び126
は、フィルターコンデンサが直列に充電され、並列に放
電されるように、電流ステアリングダイオード128、
130及び132に対して接続されている。具体的に
は、コンデンサ124は、ライン160とライン180
との間に接続されており、コンデンサ126は、ライン
182とライン162との間に接続されている。ステア
リングダイオード128は、そのカソードがライン18
0に接続され、そのアノードがライン162に接続され
るように構成される。ステアリングダイオード130の
アノードは、ライン180へ接続され、そのカソード
は、ライン182へ接続される。
【0020】最後に、ステアリングダイオード132
は、そのカソードがライン160へ接続され、そのアノ
ードがライン182へ接続されるように構成される。1
20ボルト、60ヘルツの動作では、コンデンサ124
及び126は、各々100マイクロファラドの容量をも
ち、電流ステアリングダイオード128、130、及び
132の各々は、共通の1N4005であることが好ま
しい。
【0021】DC電源100は、186及び188で示
される一対のブリーダ抵抗を有す。抵抗186は、ライ
ン160とライン180との間のコンデンサ124に並
列に接続されている。一実施例では、抵抗188は、ラ
イン182と162との間のコンデンサ126に並列に
接続される。他の実施例では、抵抗188は、ライン1
82と、ライン190との間に接続され、ライン190
は、以下で明かとなるように、比較的低い電流を引き込
む(比較的低い電圧の回路)の負荷へ接続される。12
0ボルト、60ヘルツの動作では、抵抗186は、47
kオームの抵抗、抵抗188は、30kオームの抵抗で
あることが好ましい。最後に、抵抗104で表される
(DC)負荷が、ライン160と回路コモンライン16
2との間に接続される。
【0022】インダクタ136は、AC電力ライン10
2間に接続された全波整流器122の入力に直列に接続
されていることは重要である。この組み合わせは、直列
回路を形成するので、インダクタ136は、活線110
に接続されるか、中性ライン112に接続されるか、二
つに分割し、その両方に接続されるかである。言い替え
れば、電気的に等価な三つの変形があるということであ
る。
【0023】力率改善DC電源の他の実施例が図2に示
されていて、全体的に参照符号200で表される。図1
に類似した部品は、同一の参照符号が付けられている。
実施例200では、240で示される変圧器は、力率補
正回路120のインダクタとして使用される。変圧器2
40は、242及び244の二つの巻線を有す。巻線2
42は、活線110と接続点146との間に接続されて
いる;巻線244は、中性ライン112と接続点148
との間に接続されている。巻線242及び244は、A
C電力ライン102の電流に対し、変圧器による相互イ
ンダクタンスは、巻線各々による自己インダクタンスと
同符号となるように(加算されるように)接続される
(同位相に)ということは重要である。また、力率補正
コンデンサ138は、接続点146と148との間に、
全波整流器122の入力間に接続されている。(変圧器
240は、AC電力ラインで利用できるAC電圧のレベ
ルを昇圧したり、降圧したりするために従来技術の普通
に見られるものと混同してはならない。変圧器240
は、そのように構成されてはならず、そのように動作さ
せてもいけない。)120ボルト、60ヘルツの動作で
は、変圧器240は、0.12ヘンリの総直列インダク
タンスを有することが好ましい。変圧器240は、半イ
ンチの厚みの珪素鋼板の積層(36個)を含むコアを有
する。積層は、一般にM6と呼称されタイプで、そのサ
イズは、一般にEI−37と呼称され、二つの巻線はの
各々は、25.5AWGエナメル銅線を220回巻いた
ものであることが好ましい。
【0024】変圧器240の巻線242及び244の各
々の漏れリアクタンスは、変圧器自身と離れて、高周波
では直列インダクタンスとして現れることに注目するこ
とは重要である。これらの漏れインダクタンスは、電磁
妨害(EMI)及び無線周波妨害(RFI)のフィルタ
ーとして動作する。更に、これら漏れインダクタンス
は、これなしではAC電力ライン(102)へ結合され
てしまうような高次(例えば、20次)の高調波を減衰
させる。図1及び2に示された力率改善電源の動作を理
解するには、フィルターコンデンサ124及び126が
直列に充電され、並列に放電されるように、フィルター
コンデンサ124及び126が、電流ステアリングダイ
オード128、130及び132と構成されていること
を留意すべきである。フィルターコンデンサ124及び
126が、充電されると電流(電荷のながれ)は、ライ
ン160の全波整流器122の出力から、フィルターコ
ンデンサ124、電流ステアリングダイオード130、
フィルターコンデンサ128を通じ、ライン162を経
由して、全波整流器122の出力に戻る。フィルターコ
ンデンサ124及び126が充電された場合を除き、電
流ステアリングダイオード130は、フィルターコンデ
ンサにより逆バイアスされている。
【0025】更に、電流ステアリングダイオード128
及び130は、ライン160と162との間で(AC電
力ライン102及び力率補正回路120により)発生し
た電圧のレベルがピークレベルの半分のレベルを越える
期間中は、逆バイアスされる。従って、これらの期間
中、電流ステアリングダイオード128及び132は、
フィルターコンデンサ124及び126の放電を防止す
る。実際に、これらの期間中に、力率改善DC電源は、
フィルターコンデンサ124及び126は、回路に存在
しないかの如く動作する。従って、これらの期間中、負
荷(抵抗104)に沿って発生する電圧の波形は、実質
的に、整流され、平滑されていないサイン波となる。
(従って、当然、負荷抵抗104で発生したDC電圧の
ピークピークリップルのレベルは、ACライン電圧のピ
ーク値の大体半分、120ボルト動作では、80ボルト
ピークピーク値となる。)
【0026】最後に、ライン160と162の間で発生
した電圧のレベルがピークレベルの半分より低い期間で
は、電流ステアリングダイオード128及び132は、
コンデンサ124及び126を並列に、負荷抵抗104
間に結合する。従って、負荷抵抗104に発生した電圧
のレベルは、ピークACライン電圧の半分のレベル、1
20ボルトの動作の場合80ボルトより実質的に降下す
ることはない。
【0027】既に述べたように、ライン160と162
との間に発生する電圧のレベルがピークレベルの半分を
越える期間では、電源100及び200は、フィルター
124及び126が回路中に存在しないが如く動作す
る。これは、本発明の適正な動作にとり極めて重要であ
る。従って、DC電源100及び200がAC電力ライ
ン102へもたらす力率は、大幅に増加し、これらがラ
インに発生する高調波電流のレベルは、大幅に低減す
る。
【0028】ライン102といったAC電力ライン間に
直接負荷抵抗104といった抵抗を接続する場合を考え
る。この場合、負荷抵抗がAC電力ラインに対する力率
は、1であり、ラインに発生する高調波電流はゼロであ
る。全高調波歪THEは、ゼロである。
【0029】次に、入力がAC電力ラインに接続されて
いるブリッジ整流器の出力に負荷抵抗が接続されている
場合を考える。フィルターコンデンサが無いとき、電圧
が負荷に発生し、その電圧は、整流サイン波の波形とな
る。そのような回路は、AC電力ラインにはほぼ1に近
い力率をもたらし、ライン上に発生する高調波電流のレ
ベルはゼロに近い。
【0030】ライン160と162との間に発生した電
圧のレベルがピークレベルの半分のレベルを越える期間
では、力率改善DC電源100及び200は、AC電力
ラインに入力が接続されたブリッジ整流器の出力に負荷
抵抗が接続されているような既に述べた回路と同様に動
作する。このように、これらの期間、力率改善DC電源
100及び200は、ほぼ1に近い力率をAC電力ライ
ンにもたらし、かつラインには、ゼロに近い高調波電流
のレベルを発生する。従って、総合時間で考えて、DC
電源100及び200は、AC電力ライン102で、特
に第3次高調周波数にて大幅に低減した高調波電流を発
生する。高調波電流のレベル低減により、インダクタ
(136及び240)及びコンデンサ138は、実際に
起こり得るより遥かに高い周波数にて同調し、従って、
これらの部品のサイズ、重量及びコストを低減する。
【0031】フィルターコンデンサ124及び126
は、直列に充電され、並列に放電されるように、電流ス
テアリングダイオード128、130及び132と接続
されていることに留意することは重要である。この結
果、コンデンサ124及び126には、単一のコンデン
サがライン160とライン162との間に接続される場
合よりはるかに低い電圧ストレスがかかる。更に、コン
デンサ124及び126の直列接続の容量は、コンデン
サ124及び126の並列接続の容量の1/4である。
このように、コンデンサ124及び126への電荷の流
れは、大幅に低減される。この結果、DC電源100及
び200がAC電力ラインへもたらす力率は、増加し、
電源がラインに発生する高調波電流のレベルは大幅に低
減する。更に、フィルターコンデンサ124及び126
は、並列に放電するので、DC電源100及び200が
負荷104に対して発生するDC電圧のリップル成分の
レベルは、これらのコンデンサが無い場合に比し低減さ
れる。
【0032】図3は、力率改善電源の他の実施例であ
り、全体が参照符号300により表される。電源300
は、図2の改良型であり、ダイオード168に直列に、
ダイオード170とコンデンサ176との間に、小さな
追加インダクタ310(実施例の一つでは、大体10m
H)を備える。インダクタ310は、ある種の負荷で
は、更に力率を増し、総合高調波歪を低減し、入力イン
ダクタのサイズのサイズの縮小を可能とする。
【0033】図4及び5は、図1及び2の電源に関連す
る波形図である。具体的には、図4では、AC電力ライ
ン102で発生する電圧の波形320が示される;電力
ラインが電源100または200に接続されたとき、A
C電力ライン102での電流の波形330が示される。
波形320の電圧目盛りが図の左側に示され、電流波形
330の電流目盛りが図の右側に示される。
【0034】図5は、力率補正回路120のコンデンサ
138に発生する電圧の波形400と、負荷104に発
生する電圧の波形402とを含む。電圧波形図400の
電圧目盛りは、図の左側にあり、波形402の電圧目盛
りは、図の右側にある。
【0035】負荷104に発生するDC電圧のリップル
成分は、当然、相対的に高い。この結果、DC電源10
0及び200は、全ての利用分野に適するとは限らな
い。しかし、多くの利用分野で、リップルの効果は、フ
ィードフォワード及びフィードバックまたはいずれかの
手段によって低減可能である。図6に示されるバラスト
回路500を例として取り上げる。バラスト回路500
は、DC電源100または200と、発振器512と、
スイッチング回路514と、電流制限(バラスト)回路
516とを含み、これらは全て、一対のランプ520及
び522で表されるような多数の蛍光ランプを駆動する
のに使用される。
【0036】既に述べたように、DC電源100は、A
C電力をAC電力ラインから得るためにそのラインに接
続される。AC電力ライン102の電力から、DC電源
100は、ライン162に発生した回路コモン電圧に対
して、ライン160上に主DC電圧、ライン190上に
寄生DC電圧の一対のDC電圧を発生する。
【0037】発振器512は、ライン550上で、好ま
しくは方形波の高周波信号を発生するように構成され
る。発振器512は、集積回路タイプのデバイス55
4、例えば3844と呼称されるタイプを中心に構成さ
れる。具体的には、デバイス554は、デバイスの7番
目のピン(Vcc)は、DC電源100の寄生DC電圧
ライン190に接続される。6番ピン(OUTPUT)
は、ライン550に接続される。更に、デバイス554
は、2番ピン(Vfb)、3番ピン(ISENSE)及
び5番ピン(GROUND)が回路コモンに接続される
ように回路構成される。デバイス554は、また、4番
ピン(RT/CT)がライン560に接続され、8番ピ
ン(VREF)がライン566へ接続されるように回路
構成される。発振周波数を決定するコンデンサ570
は、ライン560と回路のコモンとの間に接続される。
可変抵抗572により表される、好ましくは6個の抵抗
が並列に、ライン566とライン560との間に接続さ
れる。(バラスト回路500の製造時、回路が負荷に出
力する電力の測定がなされる。測定に基づき、予め設定
された数の抵抗が回路より切り放される。)最後に、バ
イパスコンデンサ576がライン566と回路のコモン
との間に接続される。好ましくは、コンデンサ570
は、4.7ナノファラドの容量であり、抵抗572で表
される6個の抵抗は、それぞれ560kオーム、280
kオーム、140kオーム、69.8kオーム、34.
8kオーム及び4.02kオームであり、コンデンサ5
76は、0.1マイクロファラドの容量を有す。
【0038】フィードフォワード回路579が、回路コ
モン電圧に対してのDC電源100のライン160に発
生したDC電圧のリップルの効果を軽減するため、利用
されている。具体的には、フィードフォワード回路は、
ライン160に発生したDC電圧の瞬時レベルに応答し
て、周波数変調発振器512の発振周波数を変化させる
ことによって、蛍光ランプ520及び522へ供給され
る電力を変化させている。ライン160に発生したDC
電圧の瞬時レベルが上昇すると、フィードフォワード回
路579は、コンデンサ570での電流のレベルを増加
させる。この目的のため、フィードフォワード回路は、
ツェナーダイオード580及び一対の抵抗582及び5
84を含む。ライン160のリップル成分をライン58
6の電圧に結合するために、ダイオード580は、その
カソードがライン160に接続され、そのアノードがラ
イン586へ接続されるように回路構成されている。リ
ップル電圧をリップル電流に変換するために、抵抗58
2及び584が分圧器を構成し、抵抗582は、ライン
586と560の間に接続され、抵抗584は、ライン
560と回路コモンとの間に接続される。ツェナーダイ
オード580は、一般に1N5264と呼称されるタイ
プであり、抵抗582及び584は、それぞれ1メグオ
ーム及び26.1kオームである。以上述べたように、
フィードフォワード回路は、ライン160に発生したD
C電圧に瞬時レベルに応答して周波数変調発振器512
の発振周波数を変化させる。他の実施例では、フィード
フォワード回路579は、ライン160に発生したDC
電圧の瞬時レベルに応答して発振器512の発振パルス
幅(デューティーサイクル)を変化させている。
【0039】フィードバック回路589は、蛍光ランプ
520及び522のほぼ一定の電力レベルを維持するの
に利用される。具体的には、フィードバック回路は、電
流制限(バラスト)回路516の電流レベルに応答して
周波数変調発振器512の周波数を変更することによっ
て、蛍光ランプに供給される電力を変化させている。こ
の目的のために、フィードバック回路589は、抵抗5
90、コンデンサ592、ダイオード594及び一対の
抵抗596及び598を含む。検出電流を発生するため
に、抵抗590及びコンデンサ592は、回路516の
電流から、(回路のコモン電圧に対して)ライン160
に発生した低い検出電圧を得て、積分するように回路構
成される。この目的のために、抵抗590及びコンデン
サ592は、低域通型過積分器の構成をなし、抵抗59
0は、ライン600とライン602との間に接続され、
コンデンサ592は、ライン602と回路コモンとの間
に接続される。
【0040】積分電圧を発振器512の駆動用の電流に
変換するため、ダイオード594は、電流ステアリング
ダイオードとして回路構成され、そのアノードは、ライ
ン602へ接続され、そのカソードは、ライン604へ
接続される。抵抗596は、ライン604とライン60
6との間に接続され、抵抗598は、ライン606と5
60との間に接続される。好適な実施例では、抵抗59
0は、13kオームの抵抗値、コンデンサ592は、
2.2ナノファラド、ダイオード594は、一般に1N
4148と呼称されるタイプ、抵抗596及び598
は、それぞれ18kオーム及び20kオームの抵抗値を
有する。既に述べたように、好適な実施例に於いては、
フィードバック回路589は、電流制限バラスト回路5
16の電流のレベルに応答して周波数変調発振回路51
2の発振周波数を変化させる。ほかの実施例では、フィ
ードバック回路589は、電流制限(バラスト)回路5
16の電流のレベルに応答して、発振器512の発振パ
ルス幅(デューティサイクル)を変化させる。
【0041】実施例500では、スイッチング回路51
4は、発振器512によりライン550上に発生した高
い周波数信号に応答して、周期的にライン700を回路
のコモンに接続するように回路構成されている。この目
的のために、スイッチング回路514は、ダイオード7
02、抵抗704、コンデンサ706及びトンランジス
タ708を含む。抵抗704及びコンデンサ706は、
トランジスタ708のゲートで発生する電圧の立ち上が
り時間を遅くし、トランジスタがトランジスタドレーン
での寄生容量を放電する速度を低速化し、トランジスタ
の必要ピーク電流条件を低減するように、回路構成され
る。具体的には、抵抗704は、ライン550とライン
710との間に接続され、コンデンサ706は、ライン
710と回路コモンとの間に接続されている。トランジ
スタ708のゲートに発生する電圧の高速下降時間を維
持するために、ダイオード702は、電流ステアリング
ダイオードとして、そのダイオードのカソードをライン
550に接続し、そのアノードをライン710に接続す
るように回路構成されている。トランジスタ708は、
そのゲートをライン710に接続し、そのドレーンをラ
イン700に接続し、そのソースを回路のコモンに接続
するように回路構成されている。バイポーラ型トランジ
スタ、IGBT型デバイス、またはSCR型デバイスを
トランジスタ708に使用してもよいが、実施例500
では、MOS型FETのトランジスタが使用され、一般
に6N70と呼称されるタイプが好ましい。(トランジ
スタ6N70は、700ボルトのBVDSSと、1.4
オームのRDS(オンで)を有す。)ダイオード702
は、一般に1N4148と呼称されるタイプが好まし
い。更に、抵抗704は、270オームの抵抗値、コン
デンサ706は、1ナノファラドの容量であることが好
ましい。
【0042】一実施例では、電流制限(バラスト)回路
516は、変圧器(インダクタ手段)を含み、740の
参照符号を有すこの変圧器は、一次巻線744、一対の
二次巻線746及び748、コンデンサ750、もう一
つの変圧器(インダクタ手段)752、コンデンサ75
4、及びコンデンサ756を含む。変圧器としての変圧
器740により、蛍光ランプ520及び522が分離さ
れている。インダクタとしての変圧器740により、イ
ンピーダンス変換がなされる。これらの目的のため、変
圧器740は、一次巻線744の一方の端がライン16
0によりDC電源100に接続され、一次巻線744の
もう一方の端がライン700によりトランジスタ708
のドレーンに接続されるように回路構成される。二次巻
線748は、発振器512へDC電力を供給するように
回路構成される。この目的のために、二次巻線748
は、回路のコモンとダイオード758のアノードとの間
に接続され、ダイオード758のカソードは、DC電圧
ライン190を通じてDC電源100に接続される。一
対のコンデンサ760及び762が、並列に、ライン1
90と回路コモンとの間に接続されている。二次巻線7
46は、その巻線の一方の端がライン764に接続さ
れ、もう一方の端がライン766に接続されている。コ
ンデンサ750は、トランジスタ708のドレーンに接
続され、トランジスタ708のソースを通じて回路コモ
ンに接続されている。実施例500では、コンデンサ7
50は、ライン700とライン160との間に接続さ
れ、このコンデンサにかかるDC電圧(ストレス)を低
減している。変圧器752は、ライン764とライン7
70との間に接続されるインダクタとして回路構成され
る。この実施例では、コンデンサ754及び756は直
列に、ライン770及び766間に接続されている。ま
た、直列接続の蛍光ランプ520及び522は、コンデ
ンサ756の両端に接続されている。始動補助器とし
て、コンデンサ780が蛍光ランプ520に並列に接続
されている。低いフィードバック検出電圧を発生するた
めに、若干の巻線(好ましくは7回)が変圧器752の
周りに巻かれ、検出巻線を形成している。(低い検出電
圧が、抵抗590及びコンデンサ592により積分さ
れ、インダクタ752の電流レベルに比例した電圧をコ
ンデンサ592に発生する。)検出巻線は、回路コモン
とライン600との間に接続される。上述の電流制限
(バラスト)回路516の詳細については、米国特許
5,028,846で説明されている。他の実施例で
は、他の電流制限(バラスト)回路が用いられ、これら
は上述の特許及びロナルド・エー・レシー(Ronald A.
Lesea)及びジョン・ビー・サンプソン(John B. Samps
on)の米国特許5,047,691に開示されている。
【0043】以上の説明により、本発明の変形及び改良
は、当業者にとっては容易であろう。特許請求の範囲
が、本発明の精神と範囲にある、以上の変形及び改良を
含むと理解されねばならない。
【0044】
【発明の効果】上記のように構成したことにより、本発
明のDC電源は、相対的に低い高調波電流レベルをAC
電力ライン上に生成すると共に、AC電力ライン上に比
較的高い力率をもたらし、しかも比較的安価であるとい
った効果をもたらす。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による力率改善DC電源の一実施例の回
路図である。
【図2】本発明による力率改善DC電源の他の実施例の
回路図である。
【図3】図2の実施例の変形の回路図である。
【図4】図1に示されるDC電源による波形を示す。
【図5】図2に示されるDC電源による波形を示す。
【図6】図2に示される電源をシングルエンドバラスト
回路の合成ブロック回路図である。
【符号の説明】
100、200 力率改善DC電源 102 AC電力ライン 104 負荷 120 力率補正回路 122 全波整流器手段 124 第一のフィルターコンデンサ 126 第二のフィルターコンデンサ 128 第二の電流ステアリングダイオー
ド 130 第一の電流ステアリングダイオー
ド 132 第三の電流ステアリングダイオー
ド 136、240 第一のインダクタ手段 138 コンデンサ

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】力率改善DC電源(100または200)
    であって、 AC電力ライン(102)と、 前記AC電力ライン(102)間で、コンデンサ(13
    8)と前記コンデンサに直列に接続された第一のインダ
    クタ手段(136及び240)を含む力率補正回路(1
    20)と、前記インダクタ手段は、前記電力ラインに直
    列に挿入されていて、 前記コンデンサ(138)を間にして接続された一対の
    入力端子と、第一及び第二出力端子を有する全波整流器
    手段と、 第一のフィルターコンデンサ(124)と、 第二のフィルターコンデンサ(126)と、 前記全波整流器手段(122)の前記第一及び前記第二
    出力端子の間で、前記第一フィルターコンデンサ及び前
    記第二フィルターコンデンサ(124及び126)に直
    列に接続された第一の電流ステアリングダイオード(1
    30)と、 前記第一の電流ステアリングダイオード(130)及び
    前記第二フィルターコンデンサ(126)の直列接続と
    並列に接続された第二の電流ステアリングダイオード
    (128)と、 前記第一のフィルターコンデンサ(124)と前記第一
    の電流ステアリングダイオード(130)の直列接続と
    並列に接続された第三の電流ステアリングダイオード
    (132)と、 前記全波整流器手段(122)の前記第一及び前記第二
    の出力端の間に接続された負荷(104)との組み合わ
    せを含むことを特徴とする力率改善DC電源。
  2. 【請求項2】前記力率補正回路(120)のインダクタ
    手段(136)は、前記AC電力ライン(102)間で
    前記コンデンサ(138)に直列に接続されたインダク
    タを含むことを特徴とする請求項1記載の力率改善DC
    電源(100または200)。
  3. 【請求項3】前記AC電力ラインは、第一及び第二のラ
    インを含み、 前記インダクタ手段(136)は、第一の巻線(24
    2)および第二の巻線(244)を含み、前記第一の巻
    線が前記第一のラインに直列に接続され、前記第二の巻
    線が前記第二のラインに直列に接続されていることを特
    徴とする請求項1記載の力率改善DC電源(100また
    は200)。
  4. 【請求項4】前記第一のフィルターコンデンサ(12
    4)は、第一の端子と第二の端子を有し、前記第一の端
    子は、前記全波整流器手段(122)の第一の出力端子
    に接続され、 前記第二のフィルターコンデンサ(126)は、第一及
    び第二の端子を有し、前記第二の端子は、前記全波整流
    器手段(122)の前記第二の出力端子へ接続されてい
    て、 前記第一の電流ステアリングダイオード(130)は、
    前記フィルターコンデンサ(124)の第二の端子に接
    続されているアノードと、前記第二のフィルターコンデ
    ンサ(126)の第一の端子に接続されているカソード
    とを有し、 前記第二の電流ステアリングダイオード(128)は、
    前記第一フィルターコンデンサ(124)の第二の端子
    へ接続されているカソードと、前記全波整流器手段(1
    22)の第二出力端子へ接続されているアノードとを有
    し、 前記第三の電流ステアリングダイオード(132)は、
    カソードとアノードとを有し、前記カソードは、前記全
    波整流器手段(122)の第一の出力端子に接続されて
    いて、前記アノードは、前記第二のフィルターコンデン
    サ(126)の第一端子に接続されていることを特徴と
    する請求項1に記載の力率改善DC電源(100または
    200)。
  5. 【請求項5】前記力率補正回路(120)の前記コンデ
    ンサ(138)は、第一の端子と第二の端子を有し、 前記全波整流器手段(122)は、アノードが前記第二
    のフィルターコンデンサ(126)の第二の端子に接続
    され、カソードが前記力率補正回路(120)のコンデ
    ンサ(138)の第一端子に接続されている第一の整流
    ダイオード(166)と、アノードが前記コンデンサ
    (138)の第一の端子に接続され、カソードが前記第
    一のフィルターコンデンサ(124)の第一の端子に接
    続されている第二の整流ダイオード(168)と、アノ
    ードが前記コンデンサ(138)の第二の端子に接続さ
    れ、カソードが前記第一のフィルターコンデンサ(12
    4)の第一の端子に接続されている第三の整流ダイオー
    ド(170)と、アノードが前記第二のフィルターコン
    デンサ(126)の第二の端子に接続され、カソードが
    前記力率補正回路(120)の前記コンデンサ(13
    8)の第二の端子に接続されている第四の整流ダイオー
    ド(172)とを含むことを特徴とする請求項4記載の
    力率改善DC電源(100または200)。
  6. 【請求項6】前記インダクタ手段(136)は、前記A
    C電力ライン(102)間で前記コンデンサ(138)
    に直列に接続されたインダクタを含むことを特徴とする
    請求項5記載の力率改善DC電源(100または20
    0)。
  7. 【請求項7】前記インダクタ手段(240)は、第一の
    巻線(242)及び第二の巻線(244)を有す変圧器
    を含み、前記第一の巻線及び前記第二の巻線は、コンデ
    ンサ(138)の両端に接続されていることを特徴とす
    る請求項5記載の力率改善DC電源(100または20
    0)。
  8. 【請求項8】DC負荷(104)に発生するリップル成
    分の効果を低減するためのフィードフォワード手段を更
    に含むことを特徴とする請求項1記載の力率改善DC電
    源(100または200)。
  9. 【請求項9】前記DC負荷(104)は、予め設定され
    た周波数の高周波信号を発生する発振器(512)と、
    前記発振器(512)の高周波信号により駆動されるス
    イッチング回路(514)と、前記スイッチング回路
    (514)に接続された電流制限バラスト回路(51
    6)と、前記電流制限バラスト回路(516)より駆動
    される少なくとも一つのガス放電ランプ(520及び5
    22)と、前記リップルに応答するフィードフォワード
    手段とを含むことを特徴とする請求項1記載の力率改善
    DC電源(100または200)。
  10. 【請求項10】前記DC負荷(104)は、予め設定さ
    れた周波数の高周波信号を発生する発振器(512)
    と、前記発振器(512)の高周波信号により駆動され
    るスイッチング回路(514)と、前記スイッチング回
    路(514)に接続された電流制限バラスト回路(51
    6)と、前記電流制限バラスト回路(516)は予め設
    定された電流レベルを通電させ、前記電流制限バラスト
    回路(516)より駆動される少なくとも一つのガス放
    電ランプ(520及び522)と、前記電流制限バラス
    ト回路(516)の電流レベルに応答し、前記発振器
    (512)の高周波信号周波数を変化させるように動作
    するフィードバック手段とを含むことを特徴とする請求
    項1記載の力率改善DC電源(100または200)。
  11. 【請求項11】前記DC負荷(104)は、予め設定さ
    れた周波数の高周波信号を発生する発振器(512)
    と、前記発振器(512)の高周波信号により駆動され
    るスイッチング回路(514)と、前記スイッチング回
    路(514)に接続された電流制限バラスト回路(51
    6)と、前記電流制限バラスト回路(516)より駆動
    される少なくとも一つのガス放電ランプ(520及び5
    22)とを含むことを特徴とする請求項1記載の力率改
    善DC電源(100または200)。
  12. 【請求項12】前記DC負荷(104)は、高周波信号
    を発生するための自走インバータと、前記インバータに
    接続された電流制限バラスト回路と、前記電流制限バラ
    スト回路により駆動される少なくとも一つのガス放電ラ
    ンプとを含むことを特徴とする請求項1記載の力率改善
    DC電源(100または200)。
  13. 【請求項13】前記DC負荷(104)は、高周波信号
    を発生するための自走インバータと、前記インバータに
    接続された電流制限バラスト回路と、前記電流制限バラ
    スト回路により駆動される少なくとも一つのガス放電ラ
    ンプとを含み、前記インバータは、前記リップル成分の
    効果を低減するように出力を変化させるための手段を含
    むことを特徴とする請求項1記載の力率改善DC電源
    (100または200)。
  14. 【請求項14】前記全波整流器手段の前記出力端子及び
    前記DC負荷に直列に接続された第二のインダクタ(3
    10)を更に含むことを特徴とする請求項1記載の力率
    改善DC電源(100または200)。
  15. 【請求項15】前記第二のインダクタ(310)は、前
    記第三の整流ダイオード(168)と前記第三の電流ス
    テアリングダイオード(132)との間に接続されてい
    ることを特徴とする請求項5記載の力率改善DC電源
    (100または200)。
  16. 【請求項16】前記全波整流器手段の前記第一の出力及
    び前記DC負荷に直列に接続された第二のインダクタ
    (310)を更に含むことを特徴とする請求項2記載の
    力率改善DC電源(100または200)。
  17. 【請求項17】前記全波整流器手段の前記第一の出力端
    子及び前記DC負荷に直列に接続された第二のインダク
    タ(310)を更に含むことを特徴とする請求項3記載
    の力率改善DC電源(100または200)。
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