JPH0548338Y2 - - Google Patents

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JPH0548338Y2
JPH0548338Y2 JP11949288U JP11949288U JPH0548338Y2 JP H0548338 Y2 JPH0548338 Y2 JP H0548338Y2 JP 11949288 U JP11949288 U JP 11949288U JP 11949288 U JP11949288 U JP 11949288U JP H0548338 Y2 JPH0548338 Y2 JP H0548338Y2
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  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (a) 産業上の利用分野 この考案は、照光式スイツチに関し、特に照光
式スイツチの表示装置に関するものである。
(b) 従来の技術 従来、照光式スイツチ、例えば、照光式押ボタ
ンスイツチとして第4図に示すようなものがあ
り、ケース本体1、スイツチ手段2、操作軸3、
表示装置4、ランプホルダ5とから構成されてい
る。
ケース本体1は、全体として円柱状をしてお
り、基台1aには中心に軸方向に沿つて通孔1b
が形成されており、上部にフランジ部1cが形成
されており、外側側壁に締付リング8を螺着する
ねじ部1dが形成されており、また、通孔1bに
は周壁に沿つて突出片1eが形成されている。
スイツチ手段2は、ケース本体1の下部に嵌め
合いにて取り付けられており、ケース2aにはマ
イクロスイツチ2b,2bが収納されており、ま
た、マイクロスイツチ2b,2bの接点の切り換
えを行う押圧子2c,2cが設けられている。
操作軸3は、全体として円柱状をしており、基
台3aには中心に軸方向に沿つて通孔3bが形成
されており、上部側の外側壁に沿つて突出片3c
が形成されており、また、基台3aの下部は縦溝
が複数個形成されて分割片3dが複数個形成され
ており、各分割片3dには係止突起3eが形成さ
れている。
操作軸3は、ケース本体1の通孔1bに復帰ば
ね7が挿入配設されたのち、通孔1bに挿入押圧
され、ケース本体1の突起片1eに係止突起3e
を係止させることによりケース本体1の通孔1b
内に設けられる。また、ケース本体1の突出片1
eと操作軸3の突出片3cとの間に位置する復帰
ばね7のばね力により操作軸3は上方へ移動する
が、突出片1eと係止突起3eとの係止により操
作軸3の上方への制限が行われる。
表示装置4は、ホルダ41、記名板42、キヤ
ツプ43からなり、ケース本体1のフランジ部1
c内に設けられており、ホルダ41には上部に矩
形状の開口したフランジ部41aが形成されてお
り、下部外周壁に防水パツキン7が設けられてお
り、ホルダ41のフランジ部41a上部には文字
等が彫刻または印刷された記名板42が載置さ
れ、この記名板42を覆うようにしてキヤツプ4
3が嵌め合いにてホルダ41に取り付けられて構
成されており、ホルダ41の下部と操作軸3の基
台3aの上部と嵌め合いにて取り付けてケース本
体1のフランジ部1b内に設けられる。
表示装置4は、文字・記号等を表示する役目を
有するとともにキヤツプ43を押圧することによ
り操作軸3を下方に移動させて押圧子2c,2c
を押圧しスイツチ手段2のマイクロスイツチ2
b,2bの接点の切り換えを行う役目をも有して
いる。
ランプホルダ5は、ランプ5aを保持するもの
で、操作軸3の基台3aの通孔3b内に位置する
ようにしてスイツチ手段2のケース2aに固着さ
れており、ランプ5aは、ランプ端子5b,5b
と電気的に接続されており、マイクロスイツチ2
b,2bの動作と連係して点灯または消灯する。
防水パツキン6は、表示装置4とケース本体1
との隙間から侵入する水滴等を機器内に侵入する
のを防止している。
復帰ばね7は、操作軸3に上方への力を与えて
いる。
締付リング8は、パネル(図示せず)をケース
本体1のフランジ部1cと挾着して照光式押ボタ
ンスイツチをパネル(図示せず)固定するもので
ある。
(c) 解決しようとする問題点 しかし、照光式押ボタンスイツチの表示装置の
表示手段としては、文字・記号等を印刷したフイ
ルムをホルダに設けられた記名板に設けるフイル
ム方式の表示装置と文字・記号等を彫刻した記名
板をホルダに設ける彫刻方式の表示装置とがあ
る。
第5図は彫刻方式の表示装置を示しており、ホ
ルダ41の上部には文字・記号等が彫刻さた記名
板42aが設けられており、この記名板42aを
覆うようにしてキヤツプ43がホルダ41のフラ
ンジ部41aに嵌め合いにて取り付けられてい
る。
第6図は、フイルム方式の表示装置を示してお
り、ホルダ41の上部には文字・記号等が彫刻さ
れていない記名板42bが設けられており、この
記名板42b上に文字・記号等の印刷を施したフ
イルム44が設けられており、このフイルム44
を覆うようにしてキヤツプ43がホルダ41のフ
ランジ部41aに嵌め合いにて取り付けられてい
る。
しかし、第5図に示す彫刻方式の表示装置をフ
イルム方式の表示装置にかえる場合、彫刻方式の
記名板42aを用いれば、記名板42aの厚みに
フイルムの厚みを加えた厚みに応じたキヤツプを
作製する必要があり、2種類のキヤツプを用意す
る必要が生じるため、在庫管理が煩雑になるとと
もにコストアツプになるという問題を有してお
り、彫刻方式のキヤツプ43を用いれば、フイル
ムを設ける空間を形成することができる厚みの記
名板を作製する必要があり、2種類の記名板を用
意する必要が生じるため、在庫管理が煩雑になる
とともにコストアツプになるという問題を有して
いた。
また、第6図に示すフイルム方式の表示装置を
彫刻方式の表示装置にかえる場合、フイルム方式
のキヤツプ43を用いれば、記名板42bの厚み
にフイルム44の厚みを加えた厚みの記名板が必
要となり、2種類の記名板を用意する必要が生じ
るため、在庫管理が煩雑になるとともにコストア
ツプになるという問題を有しており、また、フイ
ルム方式の記名板42bに彫刻をする場合、キヤ
ツプ43を用いればフイルム44が取り外される
ため遊びの空間が生じ、記名板42bががたつく
という問題を有し、記名板42bに応じたキヤツ
プを作製すれば、2種類のキヤツプを用意する必
要が生じるため、在庫管理が煩雑になるとともに
コストアツプになるという問題を有していた。
(d) 問題点を解決するための手段 この考案は、上述の問題点を解決するために提
案されたもので、彫刻方式の表示装置とフイルム
方式の表示装置の部品の共用化をはかることがで
きる照光式スイツチの表示装置を提供することに
あり、この考案は、記名板の一方の面の周縁部
に、ホルダに取り付けられるキヤツプの内面と前
記記名板の他方の面との間にフイルム配設用空間
を形成するための嵌合部を形成し、前記記名板の
嵌合部を前記ホルダに嵌合させるとともに前記記
名板の上面に前記フイルムを配設し前記キヤツプ
を前記ホルダに取り付けて表示装置を構成するこ
とにより達成される。
(e) 作用 この考案は、記名板の一方の面の周縁部に沿つ
て嵌合部を形成してあるため、この嵌合部と表示
装置のホルダを嵌合させることにより記名板の他
方の面とホルダに取り付けられるキヤツプの内面
との間にフイルムを配設する空間を形成を形成す
ることができ、この空間に文字・記号等の印刷を
施したフイルムを配設してフイルム方式の表示装
置が構成され、また、記名板の一方の面(段部が
形成されている面)の文字・記号等を彫刻し、記
名板の他方の面をホルダの上部に載置するととも
に記名板の一方の面をキヤツプの内面に当接させ
て彫刻方式の表示装置が構成される。
(f) 実施例 以下、この考案を第1図乃至第3図に示す一実
施例に基づいて説明する。なお、照光式押ボタン
スイツチにおいて、表示装置を除いた他の部分の
構成は前述した従来例と同様であるため、説明は
省略する。また、実施例において従来例と同一の
ものは同一の符号を記す。
4は表示装置で、ホルダ41と記名板42cと
キヤツプ43とフイルム44と防水板45とから
なり、ホルダ41には上部に矩形状の開口したフ
ランジ部41aが形成されている。
42cは記名板で、一方の面の周縁部に沿つて
嵌合部である段部42dが形成されており、この
段部42dをホルダ41のフランジ部41aに嵌
合させてホルダ41に設けられる。
43はキヤツプで、ホルダ41のフランジ部4
1aに嵌め合いにて取り付けられる。
44はフイルムで、文字・記号等が印刷されて
おり、記名板42cの上面に設けられる。
45は防水板で、ホルダ41のフランジ部41
a内に配設され、ホルダ41とキヤツプ43との
接合面から侵入する水滴等を機器内に侵入するの
を防止している。
6は防水パツキンで、ホルダ41の下部外側壁
に設けられ、ホルダ41とケース本体1との隙間
から侵入する水滴等を機器内に侵入するのを防止
している。
次にフイルム方式の表示装置(第2図に示す)
の組立について説明すると、防水パツキン6を備
えたホルダ41のフランジ部41a内に防水板4
5を配設し、次に記名板42cをフランジ部41
aに、段部42dをフランジ部41aに嵌合させ
て配設し、この記名板42cの上面にフイルム4
4を配設し、そして、フイルム44を覆うように
してキヤツプ43をフランジ部41aに嵌合させ
て組み立てられる。前述のようにして構成された
フイルム方式の表示装置を彫刻方式の表示装置に
かえる場合、第3図に示すように、記名板42c
の段部42dが形成されている側の面に文字・記
号等を彫刻または印刷し、記名板42cの他方の
面(段部42dが形成されていない側の面)をホ
ルダ41のフランジ部41aの上部に載置し、キ
ヤツプ43を記名板42cを覆うようにしてホル
ダ41に取り付けるとともにキヤツプ43の内面
に記名板42cの彫刻された面が当接するように
取り付ける。
上述のように、記名板42cの面をかえて使用
することにより、フイルム方式から彫刻方式の表
示装置へ、または、彫刻方式からフイルム方式の
表示装置へ変更する場合には他の部品を使用せず
にできるとともに組立が簡単になる。
なお、表示装置に色が必要な場合は、色付フイ
ルムと文字・記号を印刷したフイルムを使用する
か、または、色付フイルムに文字・記号を印刷し
たフイルムを使用するか、もしくは、色付キヤツ
プまたは色付記名板を使用して構成すればよい。
なお、他の具体的機構は第1図に示すものと同
一であるため、詳細な説明は省略し、第1図と同
一のものには同一の記号を記す。
(g) 効果 以上の説明のように、この考案は、記名板の一
方の面の周縁部に沿つて段部を形成する構成であ
るため、記名板の面をかえて用いる、つまり、フ
イルム方式の表示装置の場合は、記名板の段部を
ホルダに嵌合して構成し、彫刻方式の表示装置の
場合は、記名板の段部が形成されていない面をホ
ルダに載置して構成するだけでよいので、部品の
共用化を行うことができ、在庫管理が簡単になる
とともにコストの低廉化を行うことができ、さら
に組立作業が簡単になるという実用的効果を有し
ている。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係る一実施例で、フイル
ムを設けた場合の表示装置の斜視図、第2図は同
じくフイルムを設けた場合の表示装置の断面図、
第3図は、同じく彫刻を施した場合の表示装置の
断面図、第4図は従来の照光式押ボタンスイツチ
の断面図、第5図は同じく彫刻を施した記名板を
設けた場合の表示装置の断面図、第6図は、従来
のフイルムを設けた場合の表示装置の断面図であ
る。 1……ケース本体、1a……基台、1b……通
孔、1c……フランジ部、1d……ねじ部、1e
……突出片、2……スイツチ手段、2a……ケー
ス、2b……マイクロスイツチ、2c……押圧
子、3……操作軸、3a……基台、3b……通
孔、3c……突出片、3d……片、3e……係止
突起、4……表示装置、41……ホルダ、41a
……フランジ部、42a,42b,42c……記
名板、42d……段部、43……キヤツプ、44
……フイルム、45……防水板、5……ランプホ
ルダ、5a……ランプ、5b……ランプ端子、6
……復帰ばね、7……防水パツキン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 通孔を形成したケース本体と、前記ケース本体
    下部に設けられるスイツチ手段と、前記ケース本
    体の通孔に設けられ前記スイツチ手段を開閉する
    上下動可能な操作軸と、前記操作軸と嵌合するホ
    ルダに記名板を配設するとともにキヤツプを取り
    付けた表示装置とからなる照光式スイツチにおい
    て、 前記記名板の一方の面の周縁部に、前記ホルダ
    に取り付けられるキヤツプの内面と前記記名板の
    他方の面との間にフイルム配設用空間を形成する
    ための嵌合部を形成し、前記記名板の嵌合部を前
    記ホルダに嵌合させるとともに前記記名板の上面
    に前記フイルムを配設し前記キヤツプを前記ホル
    ダに取り付けて表示装置を構成したことを特徴と
    する照光式スイツチの表示装置。
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