JPH0548245A - 薄膜電極パターン形成方法 - Google Patents
薄膜電極パターン形成方法Info
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- JPH0548245A JPH0548245A JP20931391A JP20931391A JPH0548245A JP H0548245 A JPH0548245 A JP H0548245A JP 20931391 A JP20931391 A JP 20931391A JP 20931391 A JP20931391 A JP 20931391A JP H0548245 A JPH0548245 A JP H0548245A
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- metal film
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 基板上に、Ni−Cr等からなる第1の下地
金属膜およびAuからなる第2の下地金属膜を順次形成
し、その上に、レジストを用いた選択めっきによりAu
からなるめっき膜を形成した後、不要な下地金属膜をウ
ェットエッチングにより除去することにより生じる、め
っき膜の腐蝕という問題を回避する。 【構成】 不要な第2の下地金属膜13を、ドライエッ
チングにより除去し、不要な第1の下地金属膜12をド
ライエッチングまたはウェットエッチングにより除去す
る。
金属膜およびAuからなる第2の下地金属膜を順次形成
し、その上に、レジストを用いた選択めっきによりAu
からなるめっき膜を形成した後、不要な下地金属膜をウ
ェットエッチングにより除去することにより生じる、め
っき膜の腐蝕という問題を回避する。 【構成】 不要な第2の下地金属膜13を、ドライエッ
チングにより除去し、不要な第1の下地金属膜12をド
ライエッチングまたはウェットエッチングにより除去す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、薄膜電極パターン形
成方法に関するもので、特に、高精度の薄膜電極パター
ンを形成するため、選択めっき法が用いられる、薄膜電
極パターン形成方法に関するものである。
成方法に関するもので、特に、高精度の薄膜電極パター
ンを形成するため、選択めっき法が用いられる、薄膜電
極パターン形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2には、この発明にとって興味ある従
来の薄膜電極パターン形成方法が示されている。
来の薄膜電極パターン形成方法が示されている。
【0003】図2において、まず、(1)に示すよう
に、たとえばアルミナ、ガラスのような任意の材料から
なる基板1が用意される。
に、たとえばアルミナ、ガラスのような任意の材料から
なる基板1が用意される。
【0004】次に、(2)に示すように、基板1上に、
第1および第2の下地金属膜2および3が、順次、蒸着
またはスパッタにより形成される。第1および第2の下
地金属膜2および3は、基板1の一方主面の全面にわた
って形成される。一例として、第1の下地金属膜2は、
Tiからなり、その厚みが500〜1000オングスト
ロームとされ、他方、第2の下地金属膜3は、Pdから
なり、その厚みが1000〜3000オングストローム
とされる。
第1および第2の下地金属膜2および3が、順次、蒸着
またはスパッタにより形成される。第1および第2の下
地金属膜2および3は、基板1の一方主面の全面にわた
って形成される。一例として、第1の下地金属膜2は、
Tiからなり、その厚みが500〜1000オングスト
ロームとされ、他方、第2の下地金属膜3は、Pdから
なり、その厚みが1000〜3000オングストローム
とされる。
【0005】次に、(3)に示すように、第2の下地金
属膜3上に、たとえばフォトリソグラフィによりパター
ニングされたレジスト膜4が形成される。このレジスト
膜4は、得ようとする薄膜電極パターンを反転したパタ
ーンを有している。
属膜3上に、たとえばフォトリソグラフィによりパター
ニングされたレジスト膜4が形成される。このレジスト
膜4は、得ようとする薄膜電極パターンを反転したパタ
ーンを有している。
【0006】次に、(4)に示すように、第2の下地金
属膜3上であって、レジスト膜4が形成された部分を除
いて、めっき膜5がめっきにより形成される。このめっ
き膜5は、たとえばAuからなり、その厚みが2〜10
μmとされる。
属膜3上であって、レジスト膜4が形成された部分を除
いて、めっき膜5がめっきにより形成される。このめっ
き膜5は、たとえばAuからなり、その厚みが2〜10
μmとされる。
【0007】次に、(5)に示すように、レジスト膜4
が除去される。次に、(6)に示すように、除去前のレ
ジスト膜4により覆われていた部分にある第1および第
2の下地金属膜2および3が、ウェットエッチングによ
り除去される。このようにして、所望の薄膜電極パター
ンが形成される。
が除去される。次に、(6)に示すように、除去前のレ
ジスト膜4により覆われていた部分にある第1および第
2の下地金属膜2および3が、ウェットエッチングによ
り除去される。このようにして、所望の薄膜電極パター
ンが形成される。
【0008】上述の選択めっき法を用いる薄膜電極パタ
ーン形成方法によれば、電極パターンの精度がレジスト
膜4のパターンの精度で決まるため、高精度のパターニ
ングが可能であり、原理的にはサブミクロンの精度も期
待できる。
ーン形成方法によれば、電極パターンの精度がレジスト
膜4のパターンの精度で決まるため、高精度のパターニ
ングが可能であり、原理的にはサブミクロンの精度も期
待できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た選択めっき法による薄膜電極パターン形成方法では、
レジスト膜4を除去した後に残された不要な下地金属膜
2および3をウェットエッチングにより除去する必要が
ある。したがって、たとえばAuのような貴金属からな
るめっき膜5が除去されることなく、下地金属膜2およ
び3のみが選択的にエッチングされるように、これら下
地金属膜2および3を構成する金属を選ぶ必要がある。
上で述べた例では、この要望を満たすため、下地金属膜
2および3として、それぞれ、TiおよびPdが用いら
れている。このように、下地金属膜2および3のみが選
択的にエッチングされ得るという条件に鑑みたとき、下
地金属膜2および3を構成できる金属の種類が制約され
る。たとえば、下地金属膜2および3の少なくとも一方
に、Auのような貴金属を用いることは、実質的に不可
能である。
た選択めっき法による薄膜電極パターン形成方法では、
レジスト膜4を除去した後に残された不要な下地金属膜
2および3をウェットエッチングにより除去する必要が
ある。したがって、たとえばAuのような貴金属からな
るめっき膜5が除去されることなく、下地金属膜2およ
び3のみが選択的にエッチングされるように、これら下
地金属膜2および3を構成する金属を選ぶ必要がある。
上で述べた例では、この要望を満たすため、下地金属膜
2および3として、それぞれ、TiおよびPdが用いら
れている。このように、下地金属膜2および3のみが選
択的にエッチングされ得るという条件に鑑みたとき、下
地金属膜2および3を構成できる金属の種類が制約され
る。たとえば、下地金属膜2および3の少なくとも一方
に、Auのような貴金属を用いることは、実質的に不可
能である。
【0010】すなわち、たとえば、めっき膜5がAuか
らなる場合、第2の下地金属膜3もAuの蒸着またはス
パッタによる膜で構成すると、第1の下地金属膜2を薄
くすることができる。この場合、第1の下地金属膜2
は、たとえばNi−Cr合金またはTi−W合金からな
り、その厚みを300〜500オングストローム程度に
薄くすることができる。しかしながら、図2(5)に示
すようにレジスト膜4が除去された後、Auからなる第
2の下地金属膜3をウェットエッチング(通常、KI+
I2 溶液が用いられる)により除去しようとすれば、同
じAuからなるめっき膜5が、図3に示すように、エッ
チング溶液により腐蝕され、実用に耐え得ないものとな
ってしまう。
らなる場合、第2の下地金属膜3もAuの蒸着またはス
パッタによる膜で構成すると、第1の下地金属膜2を薄
くすることができる。この場合、第1の下地金属膜2
は、たとえばNi−Cr合金またはTi−W合金からな
り、その厚みを300〜500オングストローム程度に
薄くすることができる。しかしながら、図2(5)に示
すようにレジスト膜4が除去された後、Auからなる第
2の下地金属膜3をウェットエッチング(通常、KI+
I2 溶液が用いられる)により除去しようとすれば、同
じAuからなるめっき膜5が、図3に示すように、エッ
チング溶液により腐蝕され、実用に耐え得ないものとな
ってしまう。
【0011】それゆえに、この発明の目的は、下地金属
膜として用いられ得る金属の幅を広げることができる、
薄膜電極パターン形成方法を提供しようとすることであ
る。
膜として用いられ得る金属の幅を広げることができる、
薄膜電極パターン形成方法を提供しようとすることであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、基板を用意
するステップと、前記基板上に下地金属膜を形成するス
テップと、前記下地金属膜上にパターニングされたレジ
スト膜を形成するステップと、前記下地金属膜上であっ
て、前記レジスト膜が形成された部分を除いて、めっき
膜をめっきにより形成するステップと、前記レジスト膜
を除去するステップと、除去前の前記レジスト膜により
覆われていた部分にある前記下地金属膜をエッチングに
より除去するステップとを備える薄膜電極パターン形成
方法に向けられるものであって、前記下地金属膜を除去
するステップにおいて、ドライエッチングにより前記下
地金属膜の少なくとも一部を除去するステップを備える
ことを特徴としている。
するステップと、前記基板上に下地金属膜を形成するス
テップと、前記下地金属膜上にパターニングされたレジ
スト膜を形成するステップと、前記下地金属膜上であっ
て、前記レジスト膜が形成された部分を除いて、めっき
膜をめっきにより形成するステップと、前記レジスト膜
を除去するステップと、除去前の前記レジスト膜により
覆われていた部分にある前記下地金属膜をエッチングに
より除去するステップとを備える薄膜電極パターン形成
方法に向けられるものであって、前記下地金属膜を除去
するステップにおいて、ドライエッチングにより前記下
地金属膜の少なくとも一部を除去するステップを備える
ことを特徴としている。
【0013】
【作用】不要な下地金属膜をエッチングにより除去する
に際して、下地金属膜の少なくとも一部がドライエッチ
ングにより除去されるので、めっき膜を構成する金属と
の関係でウェットエッチングを適用できない場合であっ
ても、下地金属膜のエッチングが可能となる。
に際して、下地金属膜の少なくとも一部がドライエッチ
ングにより除去されるので、めっき膜を構成する金属と
の関係でウェットエッチングを適用できない場合であっ
ても、下地金属膜のエッチングが可能となる。
【0014】
【発明の効果】したがって、この発明によれば、下地金
属膜を構成する金属およびめっき膜を構成する金属に関
して、下地金属膜を構成する金属のみが選択的にウェッ
トエッチングにより除去され得ることを考慮する必要が
ないので、下地金属膜を構成する金属ひいてはめっき膜
を構成する金属の各々の選択の幅を広げることができ
る。そのため、基板を構成する材料、得ようとする電気
的特性に適した金属を選ぶことができるようになる。ま
た、高精度の電極パターンを形成できるといった選択め
っき法の利点はそのまま保有される。
属膜を構成する金属およびめっき膜を構成する金属に関
して、下地金属膜を構成する金属のみが選択的にウェッ
トエッチングにより除去され得ることを考慮する必要が
ないので、下地金属膜を構成する金属ひいてはめっき膜
を構成する金属の各々の選択の幅を広げることができ
る。そのため、基板を構成する材料、得ようとする電気
的特性に適した金属を選ぶことができるようになる。ま
た、高精度の電極パターンを形成できるといった選択め
っき法の利点はそのまま保有される。
【0015】また、めっき膜5がAuからなる場合、下
地金属膜として、たとえばNi−Cr合金またはTi−
W合金からなる第1の下地金属膜およびAuからなる第
2の下地金属膜を備える2層構造を問題なく採用するこ
とができる。したがって、Auからなる電極が、第2の
下地金属膜およびめっき膜の双方により与えられるの
で、生産性が高められるとともに、第1の下地金属膜を
薄くすることができるので、たとえばマイクロ波用素子
にこの電極が適用されると、Qを高くすることができ
る。また、マイクロ波用素子を小型化するには、高誘電
率の基板が用いられるとともに、電極のパターンの精度
が高いことおよび密着力が大きいことが要求される。上
述したこの発明の好ましい実施例によれば、高い精度で
電極パターンが得られるのみならず、Auからなる第2
の下地金属膜の上に同じAuからなるめっき膜が形成さ
れるため、密着力が大きく、それゆえに、高誘電率の基
板上に形成される電極に要求される条件を十分に満たす
ことができる。
地金属膜として、たとえばNi−Cr合金またはTi−
W合金からなる第1の下地金属膜およびAuからなる第
2の下地金属膜を備える2層構造を問題なく採用するこ
とができる。したがって、Auからなる電極が、第2の
下地金属膜およびめっき膜の双方により与えられるの
で、生産性が高められるとともに、第1の下地金属膜を
薄くすることができるので、たとえばマイクロ波用素子
にこの電極が適用されると、Qを高くすることができ
る。また、マイクロ波用素子を小型化するには、高誘電
率の基板が用いられるとともに、電極のパターンの精度
が高いことおよび密着力が大きいことが要求される。上
述したこの発明の好ましい実施例によれば、高い精度で
電極パターンが得られるのみならず、Auからなる第2
の下地金属膜の上に同じAuからなるめっき膜が形成さ
れるため、密着力が大きく、それゆえに、高誘電率の基
板上に形成される電極に要求される条件を十分に満たす
ことができる。
【0016】
【実施例】図1は、この発明の一実施例による薄膜電極
パターン形成方法を示している。
パターン形成方法を示している。
【0017】図1において、まず、(1)に示すよう
に、基板11が用意される。基板11は、たとえばアル
ミナ、ガラス、等の任意の材料から構成されることがで
きる。
に、基板11が用意される。基板11は、たとえばアル
ミナ、ガラス、等の任意の材料から構成されることがで
きる。
【0018】次に、(2)に示すように、基板11上に
第1および第2の下地金属膜12および13が順次形成
される。これら第1および第2の下地金属膜12および
13は、基板11の一方主面の全面にわたって、蒸着ま
たはスパッタ等の方法により形成される。一例として、
第1の下地金属膜12は、Ni−Cr合金またはTi−
W合金で構成され、その厚みが300〜500オングス
トローム程度に選ばれ、第2の下地金属膜13は、Au
からなり、その厚みが1500〜3000オングストロ
ーム程度に選ばれる。
第1および第2の下地金属膜12および13が順次形成
される。これら第1および第2の下地金属膜12および
13は、基板11の一方主面の全面にわたって、蒸着ま
たはスパッタ等の方法により形成される。一例として、
第1の下地金属膜12は、Ni−Cr合金またはTi−
W合金で構成され、その厚みが300〜500オングス
トローム程度に選ばれ、第2の下地金属膜13は、Au
からなり、その厚みが1500〜3000オングストロ
ーム程度に選ばれる。
【0019】次に、(3)に示すように、第2の下地金
属膜13上にパターニングされたレジスト膜14が形成
される。レジスト膜14は、たとえばフォトリソグラフ
ィによりパターニングされ、得ようとする電極パターン
を反転したパターンを有している。レジスト膜14の厚
みは、後述するめっき膜の厚みと等しいかそれ以上に選
ばれる。一例として、4μmの厚みのめっき膜が形成さ
れようとする場合、レジスト膜14の厚みは5μmに選
ばれる。
属膜13上にパターニングされたレジスト膜14が形成
される。レジスト膜14は、たとえばフォトリソグラフ
ィによりパターニングされ、得ようとする電極パターン
を反転したパターンを有している。レジスト膜14の厚
みは、後述するめっき膜の厚みと等しいかそれ以上に選
ばれる。一例として、4μmの厚みのめっき膜が形成さ
れようとする場合、レジスト膜14の厚みは5μmに選
ばれる。
【0020】次に、(4)に示すように、第2の下地金
属膜13上であって、レジスト膜14が形成された部分
を除いて、めっき膜15がめっきにより形成される。め
っき操作において与えられる電流は、形成すべきめっき
膜15の面積を考慮して決められる。一例として、めっ
き膜15は、Auからなり、その厚みは、前述のよう
に、4μmとされる。
属膜13上であって、レジスト膜14が形成された部分
を除いて、めっき膜15がめっきにより形成される。め
っき操作において与えられる電流は、形成すべきめっき
膜15の面積を考慮して決められる。一例として、めっ
き膜15は、Auからなり、その厚みは、前述のよう
に、4μmとされる。
【0021】次に、(5)に示すように、レジスト膜1
4が、たとえば剥離により除去される。
4が、たとえば剥離により除去される。
【0022】次に、(6)に示すように、除去前のレジ
スト膜14により覆われていた部分にある第2の下地金
属膜13がドライエッチングにより除去される。一例と
して、ドライエッチングとしてスパッタエッチングが用
いられ、電力密度5W/cm 2 で5分間スパッタするこ
とにより、第2の下地金属膜13の不要な部分が除去さ
れることができる。なお、このようなドライエッチング
に際して、めっき膜15の一部もエッチングされるが、
めっき膜15は良好な表面状態を保ち、実用上、問題と
なることはない。
スト膜14により覆われていた部分にある第2の下地金
属膜13がドライエッチングにより除去される。一例と
して、ドライエッチングとしてスパッタエッチングが用
いられ、電力密度5W/cm 2 で5分間スパッタするこ
とにより、第2の下地金属膜13の不要な部分が除去さ
れることができる。なお、このようなドライエッチング
に際して、めっき膜15の一部もエッチングされるが、
めっき膜15は良好な表面状態を保ち、実用上、問題と
なることはない。
【0023】次に、(7)に示すように、第2の下地金
属膜13の除去された部分に覆われていた部分にある第
1の下地金属膜12がエッチングにより除去される。第
1の下地金属膜12は、前述したように、Ni−Cr合
金またはTi−W合金から構成されているので、第2の
下地金属膜13の場合と同様、ドライエッチングにより
除去されても、従来の場合と同様、ウェットエッチング
により除去されてもよい。
属膜13の除去された部分に覆われていた部分にある第
1の下地金属膜12がエッチングにより除去される。第
1の下地金属膜12は、前述したように、Ni−Cr合
金またはTi−W合金から構成されているので、第2の
下地金属膜13の場合と同様、ドライエッチングにより
除去されても、従来の場合と同様、ウェットエッチング
により除去されてもよい。
【0024】このようにして、所望の電極パターンが基
板11上に形成される。この実施例によれば、±5μm
以下の精度をもって電極のパターニングを行なうことが
できた。
板11上に形成される。この実施例によれば、±5μm
以下の精度をもって電極のパターニングを行なうことが
できた。
【0025】以上、この発明を、Au電極の形成に関し
て説明したが、他の貴金属からなる電極を形成する場合
にも適用することができる。
て説明したが、他の貴金属からなる電極を形成する場合
にも適用することができる。
【0026】また、前述した実施例では、第2の下地金
属膜13がドライエッチングにより除去されたが、第1
および第2の下地金属膜12および13の各々を構成す
る金属とめっき膜15を構成する金属との関係によって
は、第1の下地金属膜12がドライエッチングにより除
去され、第2の下地金属膜13がウェットエッチングに
より除去される場合もあり得る。また、下地金属膜が、
実施例のように2層構造ではなく、1層構造の場合もあ
り得る。このような1層構造の下地電極膜であっても、
その少なくとも一部がドライエッチングにより除去され
るならば、この発明の範囲に入るものである。
属膜13がドライエッチングにより除去されたが、第1
および第2の下地金属膜12および13の各々を構成す
る金属とめっき膜15を構成する金属との関係によって
は、第1の下地金属膜12がドライエッチングにより除
去され、第2の下地金属膜13がウェットエッチングに
より除去される場合もあり得る。また、下地金属膜が、
実施例のように2層構造ではなく、1層構造の場合もあ
り得る。このような1層構造の下地電極膜であっても、
その少なくとも一部がドライエッチングにより除去され
るならば、この発明の範囲に入るものである。
【図1】この発明の一実施例による薄膜電極パターン形
成方法に含まれる各ステップを示す図解的断面図であ
る。
成方法に含まれる各ステップを示す図解的断面図であ
る。
【図2】従来の薄膜電極パターン形成方法に含まれる各
ステップを示す図解的断面図である。
ステップを示す図解的断面図である。
【図3】図2に示した薄膜電極パターン形成方法におい
て遭遇する問題点を説明するための図解的断面図であ
る。
て遭遇する問題点を説明するための図解的断面図であ
る。
11 基板 12 第1の下地金属膜 13 第2の下地金属膜 14 レジスト膜 15 めっき膜
Claims (1)
- 【請求項1】 基板を用意し、 前記基板上に下地金属膜を形成し、 前記下地金属膜上にパターニングされたレジスト膜を形
成し、 前記下地金属膜上であって、前記レジスト膜が形成され
た部分を除いて、めっき膜をめっきにより形成し、 前記レジスト膜を除去し、 除去前の前記レジスト膜により覆われていた部分にある
前記下地金属膜をエッチングにより除去する、 各ステップを備える、薄膜電極パターン形成方法におい
て、 前記下地金属膜を除去するステップは、ドライエッチン
グにより前記下地金属膜の少なくとも一部を除去するス
テップを備えることを特徴とする、薄膜電極パターン形
成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20931391A JPH0548245A (ja) | 1991-08-21 | 1991-08-21 | 薄膜電極パターン形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20931391A JPH0548245A (ja) | 1991-08-21 | 1991-08-21 | 薄膜電極パターン形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0548245A true JPH0548245A (ja) | 1993-02-26 |
Family
ID=16570890
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20931391A Withdrawn JPH0548245A (ja) | 1991-08-21 | 1991-08-21 | 薄膜電極パターン形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0548245A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0712608A2 (en) | 1994-11-11 | 1996-05-22 | Olympus Optical Co., Ltd. | Surgical instrument for operation |
JPH1168288A (ja) * | 1997-08-21 | 1999-03-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 回路基板の製造方法及び回路基板 |
-
1991
- 1991-08-21 JP JP20931391A patent/JPH0548245A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0712608A2 (en) | 1994-11-11 | 1996-05-22 | Olympus Optical Co., Ltd. | Surgical instrument for operation |
JPH1168288A (ja) * | 1997-08-21 | 1999-03-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 回路基板の製造方法及び回路基板 |
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