JPH0548213B2 - - Google Patents

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JPH0548213B2
JPH0548213B2 JP59229865A JP22986584A JPH0548213B2 JP H0548213 B2 JPH0548213 B2 JP H0548213B2 JP 59229865 A JP59229865 A JP 59229865A JP 22986584 A JP22986584 A JP 22986584A JP H0548213 B2 JPH0548213 B2 JP H0548213B2
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JP
Japan
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reaction
3act
2acp
present
copper
Prior art date
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JP59229865A
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Inventor
Mitsuhiko Tamura
Haruo Katsumata
Tetsuya Tamai
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Mitsubishi Kasei Corp
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Mitsubishi Kasei Corp
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕 本発明は3−アルケニルカテコール(以下、
3ACTと言う)の製造法に関するものであり、詳
しくは、2−アルケニル−6−ハロフエノール
(以下、2ACPと言う)を銅化合物を触媒として
加水分解し3ACTを製造する方法の改良に関する
ものである。3ACT例えば3−イソブテニルカテ
コールは殺虫剤カルボフランの合成中間体として
有用である。 〔従来の技術〕 3ACT、例えば、3−イソブテニルカテコール
製法として、従来、2−イソブテニル−6−クロ
ルフエノールを塩化第一銅触媒の存在下、苛性ソ
ーダ水溶液中で加水分解する方法が知られてい
る。(特開昭58−174339号参照) 一般にこの種のクロルフエノール類の加水分解
反応は反応速度の面から通常、200℃付近あるい
はそれ以上の温度で実施されるが、上記の公開公
報においても、180℃の温度でかつ3.5時間もの長
時間反応が行なわれている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 上記の公知法を追試した場合には、目的とする
3−イソブテニルカテコールの収率が低く、ま
た、構造不明のタール状副生物が多量、生成する
結果となる。そのため、反応混合物より目的生成
物の結晶を回収する際に、タール状副生物が付着
するなど反応混合物の処理が面倒であつた。 本発明者等は上記実情に鑑み、2−イソブテニ
ル−6−クロルフエノールなどの2ACPを加水分
解して対応する3ACTを製造する際に、タール状
副生物の生成を抑制し、高収率で3ACTを得る方
法につき種々検討した結果、多量の銅触媒を使用
し、ある特定範囲の温度において加水分解反応を
行なうことにより本発明の目的が達成されること
を見い出し本発明を完成した。 〔問題点を解決するための手段〕 すなわち、本発明の要旨は、2−アルケニル−
6−ハロフエノールを苛性アルカリ水溶液中で銅
化合物を触媒として加水分解することにより3−
アルケニルカテコールを製造する方法において、
2−アルケニル−6−ハロフエノール1モルに対
し銅として0.05〜0.3グラム原子となる量の銅化
合物を触媒として用い、加圧下、140〜170℃の温
度で反応を行なうことを特徴とする3−アルケニ
ルカテコールの製造法に存する。 以下、本発明を詳細に説明する。 本発明では2ACPを加水分解し対応する3ACT
を製造するものであるが、2ACPとしては通常、
アルケニル基の炭素数が2〜6のものであり、例
えば、2−ブテニル−6−クロルフエノール、2
−イソブテニル−6−クロルフエノール、2−
(2−メチル−1−ブテニル)−6−クロルフエノ
ール、2−(2−エチル−1−ブテニル)−6−ク
ロルフエノールなどが挙げられる。 本発明で対象となる2ACPの加水分解反応は苛
性アルカリ水溶液中で銅化合物を触媒としで行な
うものである。銅化合物としては通常、酸化第一
銅、酸化第二銅、塩化第一銅、塩化第二銅、硫酸
第一銅などが挙げられ、なかでも、酸化銅が好ま
しい。これら銅化合物の使用量は、2ACP1モル
に対してCuとして、0.05〜0.3グラム原子である。 一方、苛性アルカリとしては通常、苛性ソーダ
又は苛性カリであり、その使用量は例えば、
2ACPに対して2〜8モル倍、好ましくは2〜4
モル倍である。苛性アルカリ水溶液の濃度は通
常、0.5〜5重量%であり、また、この水溶液の
使用量は通常、2ACPに対して5〜100重量倍で
ある。本発明では必要に応じて、銅化合物以外の
助触媒又は界面活性剤などの添加剤を併用しても
差し支えない。 本発明では加水分解の温度を140〜170℃、好ま
しくは150〜160℃に保持することを必須の要件と
するものである。この温度が前記範囲よりも高い
場合には、タール状副生物の生成が著しく多くな
り反応混合物の処理が面倒になるばかりか、目的
とする3ACTの収率も低く、逆に、前記範囲より
も低い場合には、反応速度が遅く効率的に3ACT
を得ることができない。 本発明の反応は反応混合物が液相を保持し得る
加圧下で実施されるが、通常、反応圧力は4〜17
Kg/cm2である。また、反応時間は通常、0.5〜5
時間程度である。 本発明の反応は連続式でも、回分式でも実施す
ることができるが、反応器としては、通常の撹拌
槽タイプのものが使用され、連続式の場合には、
例えば、2〜5槽の複数の反応器を用いることが
できる。また、本発明の反応においては、反応途
中で触媒として用いた銅化合物が金属銅の微粒子
として析出し、これが反応器に付着する傾向があ
るが、これを防止するため本発明の反応では、反
応装置として、反応混合物と接する内壁面を例え
ば、ジフルオロエチレン樹脂、テトラフルオロエ
チレン樹脂、フツ化ビニリデン樹脂、テトラフル
オロエチレン−ヘキサフルオロブロピレン共重合
樹脂又はテトラフルオロエチレン−エチレン共重
合樹脂などのフツ素樹脂で構成したものを用いる
のが特に望ましい。 反応終了後の混合物は通常、常圧まで降圧した
後、析出している銅金属の微粒子を過により分
離する。そして、液は例えば、PH4以下にする
ことにより、3ACTを含む結晶又はオイル層を形
成させ、次いで、これを分離した後、必要に応じ
て、再結晶又は蒸留することにより、目的とする
3ACTを回収することができる。 〔実施例〕 次に、本発明を実施例により更に詳細に説明す
るが、本発明はその要旨を超えない限り以下の実
施例に限定されるものではない。 実施例1〜2及び比較例1〜2 撹拌機、加熱用ジヤケツト、原料供給管、反応
混合物抜出管(オーバーフロー管)及び温度計保
護管を有する内容積1のオートクレーブを3つ
直列に連結し、しかも、反応装置の内壁を全てテ
トラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビ
ニル共重合樹脂でコーデイングした反応装置を用
いて反応を実施した。 反応は第1の反応器の原料供給管より、2−イ
ソブテニル−6−クロルフエノールと酸化第一銅
を含有する4重量%苛性ソーダ水溶液
(NaOH/2ACP=2.2モル比、Cu2O/2ACP=0.1
モル比)をポンプにて連続的に供給し、一方、第
3の反応器より反応混合物を抜き出しながら24時
間、連続反応を行なつた。なお、反応温度及び圧
力は第1表に示す値とし、また、滞留時間は
2ACPの転換率が約85%前後となるように、第1
表に示す時間に調節した。 反応終了後の混合物は次いで、析出している金
属銅の微粒子を液を高速液体クロトグラフイー
で分析することにより、2−イソブテニル−6−
クロルフエノールの転換率及び目的生成物である
3−イソブテニルカテコールの選択率を求め第1
表に示す結果を得た。 また、上記過におけるフイルターへのタール
状副生物の付着状態を観察した結果も併せて示
す。
〔発明の効果〕
本発明によれば、2ACPを銅触媒を用いて加水
分解して3ACTを製造する際に、特定範囲の反応
温度を選択することにより、2ACPの転換率が高
く、しかも、3ACTの選択率も高い結果となる。
そのため、高収率で目的とする3ACTが得られる
ばかりか、タール状副生物の生成量が大幅に減少
するので、反応混合物の処理が簡単となると言う
利点も有する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 2−アルケニル−6−ハロフエノールを苛性
    アルカリ水溶液中で銅化合物を触媒として加水分
    解することにより3−アルケニルカテコールを製
    造する方法において、2−アルケニル−6−ハロ
    フエノール1モルに対し銅として0.05〜0.3グラ
    ム原子となる量の銅化合物を触媒として用い、加
    圧下、140〜170℃の温度で反応を行なうことを特
    徴とする3−アルケニルカテコールの製造法。
JP59229865A 1984-10-31 1984-10-31 3−アルケニルカテコ−ルの製造法 Granted JPS61109744A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04297348A (ja) * 1991-03-26 1992-10-21 Nissan Shatai Co Ltd 車体開口部の周縁シール構造
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58174339A (ja) * 1982-04-07 1983-10-13 Mitsubishi Chem Ind Ltd 2,2−ジハロ−6−ハロ−6−(1−ハロイソブチル)シクロヘキサノン

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