JPH054804Y2 - - Google Patents

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JPH054804Y2
JPH054804Y2 JP1987145292U JP14529287U JPH054804Y2 JP H054804 Y2 JPH054804 Y2 JP H054804Y2 JP 1987145292 U JP1987145292 U JP 1987145292U JP 14529287 U JP14529287 U JP 14529287U JP H054804 Y2 JPH054804 Y2 JP H054804Y2
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    • A61B6/51—Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment specially adapted for specific body parts; specially adapted for specific clinical applications for dentistry
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    • G05B—CONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
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Description

【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この考案は、患者の頭蓋骨特にあごの範囲を通
る断層のパノラマ撮影を実施するための歯科用Ｘ
線診断装置に関する。
［従来の技術］ Ｘ線管と、このＸ線管に向かい合つて置かれＸ
線管に対し相対的に移動可能なフイルム支持具
と、両者の間に配置された頭部支持具とを備え、
かつ軸を中心として回動可能で、かつ軸に対し垂
直に延びる平面上を移動可能な撮影装置を有し、
また更に制御装置を備え、この制御装置が一方で
は頭部支持具に対し相対的な撮影ユニツトの回動
運動及び移動運動を、また他方ではＸ線管に対し
相対的なフイルム支持具の運動を、頭蓋骨の中を
通る種々の断層が撮影可能なように制御し、その
際撮影すべきそれぞれの断層の軌道が入力装置に
より選択可能であるようになつている頭記の歯科
用Ｘ線診断装置は、ドイツ連邦共和国特許出願公
開第3007935号公報に記載されている。この公知
のＸ線診断装置では入力装置が、噛み合わせの際
に作動可能な多数の圧力接点を備え患者の口の中
に導入可能な部分を有し、その際圧力接点の開閉
状態から制御装置のための信号が得られ、患者の
あごの範囲の作動した圧力接点を通る断層が撮影
されるように、この信号により撮影期間中に撮影
ユニツトとフイルム支持具の運動を制御すること
が可能である。従つてこの公知のＸ線診断装置を
用いれば、患者が正常な歯の配列を有することを
前提として、患者のあごの範囲を通る断層の忠実
なパノラマ撮影を実施できる。しかし患者の歯の
比較的僅かな配列欠陥を有するときには、歯根の
範囲の完全な撮影の品質をもはや確実には保証で
きない。歯の重大な配列欠陥が存在するときは、
比較的少ししか圧力接点が働かないという状況の
ゆえに、患者の個々の歯が鮮明に撮影されないと
いう危険が存在する。更にこの公知のＸ線診断装
置を用いれば、例えば側頭下顎骨の又は上顎洞の
範囲を通る断層のパノラマ撮影を実施できない。
なぜならば入力装置の前記の構成に基づいて、断
層の軌道が患者の歯列形状に拘束されているから
である。
［考案が解決しようとする問題点］ この考案は、患者の歯の配列が正常でないとき
にも高品質のパノラマ撮影を実施でき、また更に
患者の歯列形状及びあご形状に無関係に頭蓋骨の
中を通る任意の断層のパノラマ撮影を実施できる
ように、前記の種類の歯科用Ｘ線診断装置を改良
することを目的とする。
［問題点を解決するための手段］ この目的はこの考案によれば、 ａ 鉛直な軸の回りで回転可能に配置された撮影
ユニツトが備えられ、該ユニツトにＸ線源およ
びこのＸ線源に向かい合つてＸ線源に対して相
対的に移動可能なフイルム支持具が保持され、 ｂ Ｘ線源とフイルム支持具との間に頭部支持具
が備えられ、これにより患者の頭蓋骨は撮影の
間中堅固に保持されることができ、 ｃ 撮影ユニツトを鉛直な軸の回りで移動するた
めの第１の調整手段が備えられ、 ｄ フイルム支持具をＸ線源に対して相対的に移
動するための第２の調整手段が備えられ、 ｅ 撮影ユニツトを鉛直な軸に対して垂直な平面
内でシフトするための少なくとも１つの別の調
整手段が備えられ、 ｆ Ｘ線源および前記調整手段を制御するための
制御装置が備えられ、 ｇ 撮影されるべき断層の自由に選択可能な少な
くとも１つの連続的な曲線路をグラフイカルに
入力するための、および選択された曲線路を電
気信号に変換するための手段を有する入力装置
が備えられ、 ｈ グラフイカルな入力から得られる電気信号を
データとして記憶する記憶装置が備えられ、 ｉ 前記制御装置と結合されキーボードに接続さ
れた中央制御ユニツトが備えられ、該中央制御
ユニツトは活性化の際前記記憶装置からのデー
タの呼び出しによつて前記制御装置をまず次の
ように駆動する、すなわち前記調整手段を撮影
ユニツトおよびフイルム支持具が撮影されるべ
き断層に相当する開始位置をとるように調整
し、次にＸ線源の運転を開始させ、その際撮影
されれるべき断層のグラフイカル入力の軌道に
相応して、撮影ユニツトおよびフイルム支持具
がパノラマ撮影の実行に必要な運動をするよう
に前記調整手段を調整する、 ことによつて達成される。
グラフイツクによる直接入力は、この考案の一
実施態様に基づき入力装置がコンピユータグラフ
イツクス用タブレツト又はライトペンを備えたモ
ニタを有するときに、特に合目的な方法で行うこ
とができる。この場合には撮影すべき断層の軌道
を通常の鉄筆又は筆記具又はライトペンによりコ
ンピユータグラフイツクス用タブレツトの接触に
反応する面又はこの面上に置かれた単票紙上ない
しはモニタのスクリーン上に直接描くことがで
き、その際両方の場合に或る大きさの比率の維持
を保証するために線格子を設けるのが合目的であ
る。しかしこの考案の枠内で入力装置が例えばデ
ジタイザのような手段をも有することができ、撮
影すべき断層の軌道に対する表示、例えば紙の上
に描かれ撮影すべき断層の軌道に相当する曲線路
を走査することが、この手段により可能となる。
撮影すべき断層の入力された軌道の光学的な検
査を可能にするために、この考案の一実施態様に
基づき入力装置が、撮影すべき断層の軌道のグラ
フイツク表示のための手段を有する、入力装置が
ライトペンを備えたモニタを有するときには、入
力された軌道をモニタ自体の上に描き出すことが
できる。入力装置がコンピユータグラフイツクス
用タブレツト又は撮影すべき断層の軌道の入力の
ための他の手段を有するときは、軌道のグラフイ
ツク表示のための手段を補助的に設けられたモニ
タ、プロツタ又はプリンタにより構成できる。
この考案の一実施態様により記憶装置が設けら
れ、この記憶装置の中に撮影すべき断層の一つ又
は複雑な軌道のデータが記憶可能であり、このデ
ータは、撮影すべき断層の軌道のグラフイツク表
示のための入力装置にも、また相応する撮影を実
施するための制御装置にも供給可能であり、その
際更に記憶装置の一部をROMとして構成でき、
ROMの中には撮影すべき断層のいくつかの標準
軌道のデータが記憶されている。これにより例え
ばあご又は歯の整形外科的処置を検査できるため
に、又は歯列形状及び歯の配列に関して異常のな
い患者の場合に、それぞれの患者で撮影すべき断
層の標準軌道に相当する軌道を改めて入力する必
要無しにパノラマ撮影を実施するために、特定の
患者に従属する撮影すべき断層の軌道を必要の際
に再び呼び出すことが可能である。標準軌道の
ROMの中に記憶することにより標準軌道が重ね
書きにより、誤つて失われるおそれはない。
入力装置の中の撮影すべき断層の軌道のグラフ
イツク表示のための手段が、複数の軌道を何時に
グラフイツク表示できるように構成され、入力装
置自体は、撮影すべき断層の表示された軌道の一
つを相応する撮影の実施のために直接選択可能で
あるように構成されているときには、Ｘ線診断装
置の操作が特に便利になる。入力装置がライトペ
ンを備えたモニタを有する場合には、このこと
は、モニタ上に撮影すべき断層の複数の軌道が表
示され、次の撮影の実施のために適した軌道をラ
イトペンにより触れることにより選択できるとい
うことを意味する。
撮影すべき断層の入力された軌道を出発点とし
て相応するパノラマ撮影を実施できるために、こ
の考案の一実施態様に基づき計算装置が設けら
れ、この計算装置は、撮影すべき断層の入力装置
の中に入力された軌道を、制御装置のための望ま
しくはデジタルのデータに変換する。更に撮影す
べき断層の軌道を出発点として鮮明に撮影可能な
付属の層厚さの軌道を算出するために計算装置を
用いることができ、その際入力装置の中の撮影す
べき断層の軌道のグラフイツク表示のための手段
が、撮影すべき断層の本来の軌道に加えて層厚さ
の軌道を表示する。
更に撮影すべき断層の一つの軌道を出発点とし
て、圧縮及び／又は引き伸ばしのためこの軌道を
加工するために計算装置を用いることができ、そ
の際入力装置の軌道の中のグラフイツク表示のた
めの手段が、そのようにして得られた軌道を表示
する。撮影すべき断層の既に入力された軌道を変
更し、それぞれの要求に適合することがそれによ
り可能である。
［実施例］ 次にこの考案に基づくＸ線診断装置の二つの実
施例を示す図面により、この考案を詳細に説明す
る。
第１図には患者の頭蓋骨１特にあごの範囲を通
る断層のパノラマ撮影を実施するための歯科用Ｘ
線診断装置が示され、この装置は軸２を中心とし
て二重矢印αの方向に回動可能な撮影ユニツト３
を有し、撮影ユニツトは更に軸２に垂直に延びる
平面上で二重矢印ｘとｙの方向に移動可能であ
る。この目的のために軸２には、この軸に直角に
延びる平面上に配置された軸方向案内部４が軸受
５により二重矢印αの方向に回動可能に取り付け
られている。軸方向案内部４の中には中間部６が
二重矢印ｘの方向に移動可能に収容され、この中
間部自体は軸方向案内部４に対し90°ずらして軸
２に対し直角に延びる平面上に配置されている軸
方向案内部７を支持している。軸方向案内部７の
中には撮影装置３の梁８が二重矢印ｙの方向に移
動可能に収容されている。軸方向案内部４と７
は、中間部６と梁８の軸方向運動だけを許ししか
しながら回動運動又は回転運動を許さないように
構成されている。梁８には一方ではＸ線管９が回
転不能に取り付けられ、他方ではフイルム支持具
１０が軸受１１の中に二重矢印βの方向に回動可
能に取り付けられている。Ｘ線管９とこのＸ線管
に向かい合つて置かれほぼ半円形のフイルム支持
具１０との間には、患者の頭蓋骨１のための頭部
支持具が配置され、頭部支持具は頭部支え１２と
噛み合わせ部品１３とを有し、撮影実施中に患者
の頭を動かないように保持する。
パノラマ撮影を実施するために、Ｘ線管９の前
に配置されその隙間が軸２に平行に延びる第１図
には示されていない遮蔽格子を通つて来るＸ線束
１４が、患者の頭蓋骨１を貫いて送られる。その
際頭蓋骨１の中の撮影すべき断層の所望の軌道を
得るために、軸２を中心とする二重矢印αの方向
への軸方向案内部４の回動運動によつて撮影ユニ
ツトが同時に回動されるときの中心を成し第１図
に一点鎖線で示された瞬間軸線１５が、撮影すべ
き断層の軌道に相当する軌道を描くように、撮影
装置３が軸２に直角に延びる平面上で軸方向案内
部４と７により二重矢印ｘとｙの方向に移動され
る。撮影装置３の運動は、Ｘ線束１４が撮影すべ
き断層の軌道のそれぞれ撮影すべき範囲を垂直に
貫通するように行われる。同時にフイルム支持具
１０は撮影装置３の回動運動に反対の方向に、瞬
間軸線１５のそれぞれの速度に比例した軌道速度
で回動されるので、撮影すべき断層の軌道に沿つ
て一定の拡大が生じる。二重矢印ｘ，ｙ，αの方
向への撮影装置３の運動及び二重矢印βの方向へ
のフイルム支持具１０の運動は、見易くするため
に図１には示されていないパルスモータにより行
われる。
パルスモータMx，My，M〓とM〓は、この考案
に基づくＸ線診断装置のブロツク線図を示す第２
図に示され、制御装置１６により制御される。こ
の制御装置には更にＸ線管９のための電源ユニツ
ト１７が接続されている。制御ユニツト１６は、
キーボード１８を介して操作可能な中央の制御ユ
ニツト２２に結合されている。更にこの考案に基
づくＸ線診断装置は入力装置１９を有し、入力装
置はとりわけライトペン２１を備えたモニタ２０
を有し、モニタとライトペンは入出力制御装置２
３に結合されている。ライトペン２１によりモニ
タ２０のスクリーン２４上に撮影すべき断層の軌
道２５が描かれ、その際入出力制御装置２３が軌
道２５をモニタ２０のスクリーン２４上に表示す
る。更に入出力制御装置２３は撮影すべき断層の
軌道２５に相当する電気信号を計算装置２６に伝
送し、計算装置はこの信号を制御装置１６に適し
た特にデジタルの信号に変換し、更に記憶装置２
７に送り、記憶装置はこの信号をまず記憶する。
記憶装置２７は制御装置１６と中央の制御ユニツ
ト２２とに結合されている。
撮影すべき断層の入力された軌道２５に対応す
るパノラマ撮影を実施するために、まず患者の頭
蓋骨１が頭部支え１２と噛み合わせ部品１３（第
１図参照）を用いて所望の断層の撮影のために適
した位置に固定される。そしてキーボード１８の
操作に基づき、中央の制御ユニツト２２が撮影す
べき断層の軌道２５の開始点に相当するデータを
記憶装置２７から呼び出し、このデータが制御装
置１６に供給され、制御装置自体は、撮影ユニツ
ト３とフイルム支持具１０（第１図参照）が撮影
すべき断層の軌道２５に相当する開始位置を占め
るように、パルスモータMx，My，M〓とM〓を駆
動する。キーボード１８の別の操作に応じて、Ｘ
線管９が運転開始されるように中央の制御ユニツ
ト２２が制御装置１６に働きかける。同時に中央
の制御ユニツト２２が撮影すべき断層の軌道２５
に相当するデータを制御装置１６へ連続的に伝送
し、制御装置自体は、撮影ユニツト３とフイルム
支持具１０がパノラマ撮影の実施のために必要な
運動を実施するように、パルスモータMx，My，
M〓とM〓を駆動する。撮影装置３とフイルム支持
具１０が撮影すべき断層の軌道に相当するその終
端位置に到達すると、直ちにＸ線管９は運転を停
止される。
第２図に示されたこの考案に基づくＸ線診断装
置の入力装置１９は、ライトペン２１を備えたモ
ニタ２０のほかにコンピユータグラフイツクス用
タブレツト２８とデジタイザ２９とを有し、これ
らライトペン２１を備えたモニタ２０の代わりに
撮影すべき断層の軌道２５を入力するために選択
的に利用される。キーボード１８の操作に応じて
中央の制御ユニツト２２は、撮影すべき断層の軌
道２５の入力のために、ライトペン２１を備えた
モニタ２０又はコンピユータグラフイツクス用タ
ブレツト２８又はデジタイザ２９に結合するよう
に入出力制御装置２３に働きかける。更に入力装
置１９はプロツタ３０を有し、プロツタは、キー
ボード１８の相応の操作に応じてモニタ２０の代
わりに、撮影すべき断層の入力された軌道２５の
グラフイツク表示のために利用される。
コンピユータグラフイツクス用タブレツトによ
る撮影すべき断層の軌道２５の入力のために、軌
道は鉛筆３１によりコンピユータグラフイツクス
用タブレツト２８上に載せられた単票紙３２上に
描かれ、その際鉛筆３１の圧力によりコンピユー
タグラフイツクス用タブレツト２８の表面に設け
られた圧力センサが働き、この圧力センサが撮影
すべき断層の軌道２５に相当する電気信号を入出
力制御装置２３に与える。これに反してデジタイ
ザ２９の場合には、軌道のグラフイツク表示がト
レースペン３３によりなぞられることにより、撮
影すべき断層の軌道２５の入力が行われ、その際
トレースペンの運動は相応の電気信号に変換さ
れ、この信号が入出力制御装置２３に供給され
る。撮影すべき断層の入力された軌道２５に相応
する信号が入出力制御装置２３から計算装置２６
に達し、計算装置はこの信号を制御装置１６のた
めのデータに変換し更に記憶装置２７に送る。
更に計算装置２６は、撮影すべき断層の入力さ
れた軌道２５に付属し鮮明に撮影可能な層厚さを
算出することができる。この目的のために計算装
置２６は一方では記憶装置２７の出力端にまた他
方では中央の制御ユニツト２２に結合され、中央
の制御ユニツトはキーボードの操作に応じて、撮
影すべき断層の軌道２５の記憶装置２７の中に記
憶されたデータを計算装置２６に供給し、鮮明に
撮影すべき層厚さの相応の軌道３４を算出し入出
力制御装置２３に供給するように計算装置に働き
かけ、そして入出力制御装置がこの軌道をモニタ
２０及び／又はプロツタ３０に表示する。
第３図にはこの考案に基づく別のＸ線診断装置
のブロツク線図が示され、このＸ線診断装置は、
撮影すべき断層の軌道２５の入力とグラフイツク
表示とのための入力装置１９がライトペン２１を
備えたモニタ２０だけを有するという点で、前記
のものとはまず異なつている。更に記憶装置２７
は二つの範囲に分割され、これらの範囲のうちの
一つはRAMとしてまた他はROMとして構成さ
れ、その際RAMの中にはライトペン２１により
入力された撮影すべき断層のいくつかの軌道のデ
ータが記憶可能であり、一方ROMの中には撮影
すべき断層のいくつかの標準軌道のデータが固定
記憶されている。そのほかに計算装置２６は、記
憶装置２７の中に記憶された撮影すべき断層の軌
道２５のデータを圧縮又は引き伸ばしのため加工
できるように構成されている。このことはキーボ
ード１８の操作に応じて行われ、それに基づいて
中央の制御ユニツト２２が定められた軌道２５の
データを記憶装置２７から計算装置２６に伝送
し、計算装置がこのデータをキーボード１８によ
り選択可能な方法で加工して入出力制御装置２３
に伝送し、入出力制御装置は撮影すべき断層の本
来の軌道２５をこの軌道から導かれた軌道例えば
２５ａと一緒にモニタ２０上に表示する。ところ
で入出力制御装置２３に対してはキーボード１８
の操作により、記憶装置２７の中に記憶された複
数の軌道又は計算装置２６によりこれらの軌道か
ら導かれた軌道を同時に表示するように働きかけ
ることができる。このことは第３図の場合に例え
ば軌道２５，２５ａ，２５ｂ，２５ｃ及び２５ｄ
で示されている。
ライトペン２１で触れることにより、モニタ２
０のスクリーン２４上に表示された軌道２５，２
５ａ，２５ｂ，２５ｃ，２５ｄのうちの一つを記
憶装置２７に伝送することができ、そしてそこで
この軌道は相応するパノラマ撮影を実施するため
に利用される。相応するパノラマ撮影の実施は前
記の方法で行われる。
第２図及び第３図では制御装置１６、キーボー
ド１８、入力装置１９、中央の制御ユニツト２
２、入出力制御装置２３、計算装置２６及び記憶
装置２７が個々の機能要素として示されている。
しかしながらこれらはデータ処理装置例えば小型
コンピユータの構成部品とすることもできる。
【図面の簡単な説明】
第１図はこの考案に基づく歯科用Ｘ線診断装置
の一実施例の機械的構造を示す斜視略図、第２図
及び第３図は第１図に示す装置に用いられる回路
の異なる実施例のブロツク線図である。 １……頭蓋骨、２，１５……軸、３……撮影ユ
ニツト、９……Ｘ線管、１０……フイルム支持
具、１２，１３……頭部支持具、１６……制御装
置、１９……入力装置、２０……モニタ、２１…
…ライトペン、２５，２５ａないし２５ｄ……軌
道、２６……計算装置、２７……記憶装置、３０
……プロツタ、３４……層厚さ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 １） 患者の頭蓋骨１、特に顎の範囲を通る断面
    のパノラマ撮影を実施するための歯科用Ｘ線診
    断装置であつて、 ａ） 鉛直な軸２ないし１５の回りで回転可能
    に配置された撮影ユニツト３が備えられ、該
    ユニツトにＸ線源９およびこのＸ線源に向か
    い合つてＸ線源に対して相対的に移動可能な
    フイルム支持具１０が保持され、 ｂ） Ｘ線源９とフイルム支持具１０との間に
    頭部支持具１２，１３が備えられ、これによ
    り患者の頭蓋骨１は撮影の間中堅固に保持さ
    れることができ、 ｃ） 撮影ユニツト３を鉛直な軸２ないし１５
    の回りで移動するための第１の調整手段Mα
    が備えられ、 ｄ） フイルム支持具１０をＸ線源９に対して
    相対的に移動するための第２の調整手段Mβ
    が備えられ、 ｅ） 撮影ユニツト３を鉛直な軸２ないし１５
    に対して垂直な平面内でシフトするための少
    なくとも１つの別の調整手段Mx，Myが備
    えられ、 ｆ） Ｘ線源９および前記調整手段Mx，My
    を制御するための制御装置６が備えられ、 ｇ） 撮影されるべき断層の自由に選択可能な
    少なくとも１つの連続的な曲線路をグラフイ
    カルに入力するための、および選択された曲
    線路を電気信号に変換するための手段２０，
    ２１，２８，３１，３２，２９，３３，３０
    を有する入力装置１９，２３が備えられ、 ｈ） グラフイカルな入力から得られた電気信
    号をデータとして記憶する記憶装置２７が備
    えられ、 ｉ） 前記制御装置１６と結合されキーボード
    １８に接続された中央制御ユニツト２２が備
    えられ、該中央制御ユニツトは活性化の際前
    記記憶装置２７からのデータの呼び出しによ
    つて前記制御装置１６をまず次のように駆動
    する。すなわち前記調整手段を撮影ユニツト
    ３およびフイルム支持具１０が撮影されるべ
    き断層に相当する開始位置をとるように調整
    し、次にＸ線源９の運転を開始させ、その際
    撮影されれるべき断層のグラフイカル入力の
    軌道に相応して、撮影ユニツト３およびフイ
    ルム支持具１０がパノラマ撮影の実行に必要
    な運動をするように前記調整手段を調整す
    る、 ことを特徴とする歯科用Ｘ線診断装置。 ２） 入力装置１９がコンピユータグラフイツク
    ス用タブレツト２８を有することを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第１項記載の装置。 ３） 入力装置１９がライトペン２１を備えたモ
    ニタ２０を有することを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第１項記載の装置。 ４） 入力装置１９が撮影すべき断層の軌道２
    ５，２５ａ，２５ｂ，２５ｃ，２５ｄのグラフ
    イツク表示のための手段２０，３０を有するこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第１項
    ないし第３項のいずれか１項に記載の装置。 ５） 記憶装置２７が設けられ、この記憶装置の
    中に撮影すべき断層の一つ又は複数の軌道２５
    のデータが記憶可能であり、このデータは、撮
    影すべき断層の軌道２５のグラフイツク表示の
    ための入力装置１９にも、また相応する撮影を
    実施するための制御装置１６にも供給可能であ
    ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    ４項記載の装置。 ６） 記憶装置２７の一部がROMとして構成さ
    れ、ROMの中には撮影すべき断層のいくつか
    の標準軌道のデータが記憶されていることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第５項記載の
    装置。 ７） 入力装置１９の中の撮影すべき断層の軌道
    ２５，２５ａ，２５ｂ，２５ｃ，２５ｄのグラ
    フイツク表示のための手段２０が複数の軌道２
    ５，２５ａ，２５ｂ，２５ｃ，２５ｄを同時に
    グラフイツク表示できるように構成され、入力
    装置１９自体は、撮影すべき断層の表示された
    軌道２５，２５ａ，２５ｂ，２５ｃ，２５ｄの
    一つを相応する撮影の実施のために直接選択可
    能に構成されていることを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第４項ないし第６項のいずれか
    １項に記載の装置。 ８） 計算装置２６が設けられ、この計算装置
    は、撮影すべき断層の入力装置１９の中に入力
    された軌道２５を、制御装置１６のための望ま
    しくはデジタルのデータに変換することを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第１項ないし第
    ７項のいずれか１項に記載の装置。 ９） 計算装置２６が、撮影すべき断層の軌道２
    ５を出発点として鮮明に撮影可能な付属の層厚
    さ３４の軌道を算出し、入力装置１９の中の撮
    影すべき断層の軌道２５，２５ａ，２５ｂ，２
    ５ｃ，２５ｄのグラフイツク表示のための手段
    ２０が、撮影すべき断層の本来の軌道２５に加
    えて層厚さの軌道を表示することを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第４項ないし第８項の
    いずれか１項に記載の装置。 10） 計算装置２６が、撮影すべき断層の軌道２
    ５を出発点として圧縮及び／又は引き伸ばしの
    ためこの軌道を加工し、入力装置１９の中の軌
    道２５，２５ａ，２５ｂ，２５ｃ，２５ｄのグ
    ラフイツク表示のための手段２０，３０がその
    ようにして得られた軌道２５ａ，２５ｂ，２５
    ｃ，２５ｄを表示することを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第８項又は第９項記載の装
    置。
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