JPH0547866U - 交差コイル式計器 - Google Patents
交差コイル式計器Info
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- JPH0547866U JPH0547866U JP10534591U JP10534591U JPH0547866U JP H0547866 U JPH0547866 U JP H0547866U JP 10534591 U JP10534591 U JP 10534591U JP 10534591 U JP10534591 U JP 10534591U JP H0547866 U JPH0547866 U JP H0547866U
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- coils
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 交差コイル式計器のコイル駆動電流の駆動コ
イルへの供給に伴う干渉電流による指度誤差を軽減す
る。 【構成】 駆動回路と駆動用コイルとの間に干渉電流の
発生を防止するためのコイルを介挿する。
イルへの供給に伴う干渉電流による指度誤差を軽減す
る。 【構成】 駆動回路と駆動用コイルとの間に干渉電流の
発生を防止するためのコイルを介挿する。
Description
【0001】
この考案は、例えば自動車のエンジン回転計(タコメータ)として利用される 交差コイル式計器に関する。
【0002】
従来の交差コイル式計器は図2に示すように、周波数−制御角度演算回路(入 力信号演算回路と略称する)1、駆動信号演算回路2、駆動回路3及び交差コイ ル式計器ユニット4からなるもので、以下これ等についてそれぞれ説明する。
【0003】 先ず、入力信号演算回路1は、周期計測回路11と制御角演算回路12とから 成り、周期計測回路11は、例えばエンジン回転数等の被測定量に応じて周波数 が変化する周波数信号fiを、周期計測し周期(T)より入力周波数fi を求め る。また、制御角演算回路12は前段の周期計測回路11からの周期計測値(T =1/fi )を可動マグネット回転制御角(以下、指針振れ角と略称する)信号 a(図3イ参照)に変換して出力する。
【0004】 また、駆動信号演算回路2は近似サイン波発生回路21、近似コサイン波発生 回路22及び極性切換回路23からなり、11,12,21,22,23の回路 は例えばマイクロコンピュータで構成されている。 上記近似サイン波発生回路21及び近似コサイン波発生回路22は共に前記入 力信号演算回路1からの指針振れ角信号aを入力し、前記指針振れ角信号aに基 づいて角度比較、位相シフト等の信号処理を行なうことによって互に90°の位 相差を有し夫々前記信号aの角度値に応じて五角形波の特性で変化するPWM信 号b,c(図3ロ参照)を夫々出力する。また、極性切換回路23は前記信号a に基づいて前記近似サイン波発生回路21及び近似コサイン波発生回路22から の前記出力信号b,cを有極化するための極性切換信号d,e(図3ハ参照)を 出力する。
【0005】 上記駆動回路3は2つの出力回路24,25からなり、それぞれの出力回路2 4,25は例えばトランジスタで構成される双方向スイッチ回路であり上記近似 サイン波発生回路21及び近似コサイン波発生回路22からの前記出力信号b, cを夫々電流増幅すると共に、前記出力信号b,cを前記極性切換信号d,eに 基づいて有極化して2種類の駆動信号f,g(図3ニ参照)を出力する。 また、交差コイル式計器ユニット4は、前記駆動回路3からの前記2種類の駆 動信号f,gが夫々供給され、且つ、互いに90°の角度をなして交差配置され た一対の駆動用コイル31,32と、前記一対の駆動用コイル31,32の磁気 作用下に回転可能に配設された2極着磁された可動マグネット33からなる。
【0006】 この他、5は電源6の出力電圧を定電圧化する定電圧電源にして、上記信号処 理回路2に5Vの定電圧供給印加する。7は電源6の出力電圧を定電圧化する定 電圧電源にして、上記駆動回路3に8Vの定電圧を供給印加する。
【0007】
しかしながら、このような従来の交差コイル式計器は、双方の駆動用コイル3 1、32が90゜の直交状態で配置されているため、その駆動用コイル31、3 2のいずれか一方にPWM(パルス幅変調)信号による矩形波コイル駆動電圧に よる電流が流れた場合には、双方の駆動用コイル31、32間で電磁誘導等によ り相互干渉を起こし、他方のコイルに誘導電流(以下、干渉電流という)が誘導 され発生する。その結果、その干渉電流がコイル駆動信号に重畳され指度誤差を 発生するという問題点があった。また、その電磁誘導等による干渉電流の大きさ は、コイル駆動電流の大きさと駆動用コイル31、32間の電磁結合状態とで変 化してしまうため、コイル駆動電流と磁気結合状態とが周囲温度により変化する 駆動用コイル31、32にあっては、その誘導電流の電流値が周囲温度により変 化してしまい、常温で指度調整しても温度により指度誤差が生じるという問題点 があり、回路上での信号処理が難しくなっていた。
【0008】 この考案はこのような従来の問題点を着目してなされたもので、指度誤差の低 減を行なうことを目的とする。
【0009】
この考案にかかわる交差コイル式計器は、互に所定の角度(例えば90°)を なして交差配置された一対の駆動用コイルの磁気作用下に2極着磁された可動マ グネットを回転可能に配設してなる交差コイル式計器ユニットと、被測定量に応 じて変化する信号を夫々入力する2つの波形発生回路により前記信号に基づいて (例えば、角度比較、位相シフト等の)信号処理を行うことによって、互に所定 の位相差(例えば電気角で90°)を有し、夫々該信号の値に応じて(例えば三 角波、台形波又はサイン波等の特性で)変化する2種類の駆動信号を出力する駆 動回路とを備えた交差コイル式計器において、前記一対の駆動用コイルと駆動回 路との間に干渉電流阻止用コイルを介挿した構成にする。
【0010】
以上のように、双方の駆動用コイル間に発生する信号の相互干渉による指度誤 差(指示ズレ)を、信号線上に干渉電流阻止用コイルを設けて軽減する。
【0011】
以下、この考案を図面に基づいて説明する。図1はこの考案の一実施例を示す 図である。まず、構成を説明すると、ここで、符号1,11,12,2,21〜 25,3,31〜33、5〜7、記号fi,a,b,c,d,f,gは図2の従 来例と同一で、同一構成を示し、重複説明を省略する。
【0012】 8、9は一対の干渉電流阻止用コイルで、そのインダクタンス成分により、双 方の駆動用コイル31、32の間に発生するPWM駆動による電磁誘導等の誘導 電流(例えば、スパイク状、三角波状の電流)を阻止するために、出力回路24 、25と駆動用コイル31、32との間のそれぞれの信号線に介挿され、駆動用 コイル31、32間に発生する干渉電流を低減する。
【0013】
以上のように、この考案によれば、交差コイル式計器における一対の駆動用コ イルと駆動回路との間に、該駆動用コイル間に発生する干渉電流を阻止する干渉 電流阻止用コイルを介挿したので、双方の駆動用コイルに流れる駆動電流が干渉 電流の影響を受けづらくなり、交差コイル式計器の干渉電流に係る温度特性を改 善できるという効果が発揮される。
【図1】この考案の一実施例による交差コイル式計器の
回路構成図である。
回路構成図である。
【図2】従来の交差コイル式計器の回路構成図である。
【図3】図2に示す回路構成各部の信号波形図である。
1 入力信号演算回路 2 駆動信号演算回路 3 駆動回路 4 交差コイル式計器ユニット 21,22 波形発生回路 31,32 駆動用コイル 33 可動マグネット 8、9 干渉電流阻止用コイル
Claims (1)
- 【請求項1】 互に所定の角度をなして交差配置された
一対の駆動用コイル(31),(32)の磁気作用下に
2極着磁された可動マグネット(33)を回転可能に配
設してなる交差コイル式計器ユニット(4)と、被測定
量に応じて変化する信号を夫々入力する2つの波形発生
回路(21),(22)により前記信号に基づいて信号
処理を行うことによって、互に所定の位相差を有し、夫
々該信号の値に応じて変化する2種類の駆動信号(b)
(c)を出力する駆動回路(3)とを備えた交差コイル
式計器において、前記一対の駆動用コイル(31)、
(32)と駆動回路(3)との間に該駆動用コイル間の
干渉電流阻止用コイル(8)、(9)を介挿したことを
特徴とする交差コイル式計器。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10534591U JPH0547866U (ja) | 1991-11-28 | 1991-11-28 | 交差コイル式計器 |
DE4235836A DE4235836C2 (de) | 1991-10-24 | 1992-10-23 | Meßinstrument des Kreuzspulentyps |
US07/965,925 US5382897A (en) | 1991-10-24 | 1992-10-23 | Cross-coil type measuring instrument with correction means for varying a supply voltage |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10534591U JPH0547866U (ja) | 1991-11-28 | 1991-11-28 | 交差コイル式計器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0547866U true JPH0547866U (ja) | 1993-06-25 |
Family
ID=14405152
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10534591U Pending JPH0547866U (ja) | 1991-10-24 | 1991-11-28 | 交差コイル式計器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0547866U (ja) |
-
1991
- 1991-11-28 JP JP10534591U patent/JPH0547866U/ja active Pending
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