JPH058468U - 交差コイル式計器 - Google Patents

交差コイル式計器

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JPH058468U
JPH058468U JP6420391U JP6420391U JPH058468U JP H058468 U JPH058468 U JP H058468U JP 6420391 U JP6420391 U JP 6420391U JP 6420391 U JP6420391 U JP 6420391U JP H058468 U JPH058468 U JP H058468U
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JP
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circuit
cross
coil type
voltage
type instrument
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Application number
JP6420391U
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English (en)
Inventor
正文 永見
Original Assignee
株式会社カンセイ
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発熱を軽減し、針とび現象、針止まり現象の
発生を抑制し、機械的ヒステリシスの軽減可能な交差コ
イル式計器を提供する。 【構成】 被測定量に応じて変化する入力信号に基づい
て信号処理を行ない、互に所定の位相差を有する2種類
の駆動信号を、互に所定の角度をなして交差配置された
一対のコイル31,32に供給する交差コイル式計器に
おいて、定電圧回路から駆動回路への給電電圧を周期的
に低電圧に切換えるように構成したものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば自動車のエンジン回転計(タコメータ)として利用される 交差コイル式計器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の交差コイル式計器は図5に示すように、周波数−制御角度演算回路(入 力信号演算回路と略称する)1、駆動信号演算回路2、駆動回路3及び交差コイ ル式計器ユニット4からなるもので、以下これ等についてそれぞれ説明する。
【0003】 先ず、入力信号演算回路1は、周期計測回路11と制御角演算回路12とから 成り、周期計測回路11は、例えばエンジン回転数等の被測定量に応じて周波数 が変化する周波数信号fiを、周期計測し周期(T)より入力周波数fi を求め る。また、制御角演算回路12は前段の周期計測回路11からの周期計測値(T =1/fi )を可動マグネット回転制御角(以下、指針振れ角と略称する)信号 a(図6イ参照)に変換して出力する。
【0004】 また、駆動信号演算回路2は近似サイン波発生回路21、近似コサイン波発生 回路22及び極性切換回路23からなり、11,12,21,22,23の回路 は例えばマイクロコンピュータで構成されている。 上記近似サイン波発生回路21及び近似コサイン波発生回路22は共に前記入 力信号演算回路1からの指針振れ角信号aを入力し、前記指針振れ角信号aに基 づいて角度比較、位相シフト等の信号処理を行なうことによって互に90°の位 相差を有し夫々前記信号aの角度値に応じて五角形波の特性で変化するPWM信 号b,c(図6ロ参照)を夫々出力する。また、極性切換回路23は前記信号a に基づいて前記近似サイン波発生回路21及び近似コサイン波発生回路22から の前記出力信号b,cを有極化するための極性切換信号d,e(図6ハ参照)を 出力する。
【0005】 上記駆動回路3は2つの出力回路24,25からなり、それぞれの出力回路2 4,25は例えばトランジスで構成される双方向スイッチ回路であり上記近似サ イン波発生回路21及び近似コサイン波発生回路22からの前記出力信号b,c を夫々電流増幅すると共に、前記出力信号b,cを前記極性切換信号d,eに基 づいて有極化して2種類の駆動信号f,g(図6ニ参照)を出力する。 また、交差コイル式計器ユニット4は、前記駆動回路2からの前記2種類の駆 動信号f,gが夫々供給され、且つ、互いに90°の角度をなして交差配置され た一対のコイル31,32と、前記一対のコイル31,32の磁気作用下に回転 可能に配設された2極着磁された可動マグネット33からなる。
【0006】 この他、5は電源6の出力電圧を定電圧化する定電圧電源にして、上記信号処 理回路2に5Vの定電圧供給印加する。7は電源6の出力電圧を定電圧化する定 電圧電源にして、上記駆動回路3に8Vの定電圧を供給印加する。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の交差コイル式計器は、軸受等によるヒステリ シスが存在するので、それを打ち消すために駆動回路3に大きな定電圧(8V) を印加し、電流制限抵抗Rを介してクロスコイル31,32に所定の電流を流し 、交差コイル式計器ユニット4を駆動して強制的に正しい指示値を表示させるよ うになっている。この結果、低電圧回路7をはじめ、電流制限抵抗R及びクロス コイル部における発熱量が大きくなり、放熱対策を施すことが必要となり、放熱 板などの設置場所を確保しなくてはならないという課題があった。
【0008】 この考案はこのような従来の問題点を着目してなされたもので、発熱を軽減し かつ、ヒステリシス軽減をより効率的に行なうことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この考案にかかわる交差コイル式計器は、互に所定の角度(例えば90°)を なして交差配置された一対のコイルの磁気作用下に2極着磁された可動マグネッ トを回転可能に配設してなる交差コイル式計器ユニットと、被測定量に応じて変 化する信号を夫々入力する2つの波形発生回路により前記信号に基づいて(例え ば、角度比較、位相シフト等の)信号処理を行うことによって、互に所定の位相 差(例えば電気角で90°)を有し、夫々該信号の値に応じて(例えば三角波、 台形波又はサイン波等の特性で)変化する2種類の駆動信号を出力する駆動回路 と、該駆動回路に給電する定電圧回路とを備えた交差コイル式計器において、前 記定電圧回路から前記駆動回路への給電電圧は周期的に低電圧に切換わるように 構成したものである。
【0010】
【作用】
以上のように、定電圧回路から駆動回路への給電電圧を周期的に低電圧又は高 電圧に切換えることにより、クロスコイルに対する供給電力量が少なくなり、そ れだけ発熱量が軽減される。又、ヒステリシス軽減量は所定電圧でクロスコイル 印加電圧を脈動させる事により脈動の高電圧を直流で印加した時より、大きくな る。
【0011】
【実施例】
以下、この考案を図面に基づいて説明する。図1はこの考案の一実施例を示す 図である。まず、構成を説明すると、ここで、符号1,11,12,2,21〜 25,3,31〜33、記号fi,a,b,c,d,f,gは図4,5の従来例 と同一で、同一構成を示し、重複説明を省略する。
【0012】 8は切換タイミング発生回路にして、この回路8からの切換タイミングに従っ て定電圧電源7の出力電圧の高低を周期的に切換える。この切換タイミングは駆 動信号演算回路2で作成するもので、従って、切換タイミング発生回路8は駆動 信号演算回路2内に設けられているものである。
【0013】 図2は定電圧電源7の具体的構成を示すもので、コレクタ・ベース間に抵抗R 1を接続したトランジスタT1のベースに、ツェナー電圧が5Vのツエナダイオ ードZD1とツェナー電圧が3VのツエナダイオードZD2を直列に接続し、こ のツエナダイオードZD2と並列にトランジスタT2を接続し、このトランジス タT2に抵抗R2を介して切換タイミング信号Siを印加する構成である。
【0014】 次に、この実施例構成の動作を図3のタイミングチャート、図4のフローチャ ートに基づいて説明するが、入力信号演算回路1、駆動信号演算回路2、駆動回 路3の近似サイン波発生回路21、近似コサイン波発生回路22、極性切換回路 23については図5において説明した従来例と同一動作を営むのでその説明を省 略する。 本例では駆動信号演算回路2及び入力信号演算回路1はマイクロコンピュータ を構成し、入力信号fi を周期計測し、平均化等データ演算、制御角換算、SI N,COSのPWM値演算、切換タイミング信号Siの周期T、休止幅tの制御 を行ない、駆動回路3へのPWM出力制御を行なうものである(ステップST4 −1〜ST4−6)。
【0015】 上記のように周期T、休止幅tの制御が行なわれた図3に示す切換タイミング 信号Siが定電圧電源7のトランジスタT2のベースに供給印加されると、この 切換タイミング信号Siに従ってトランジスタT2がオン、オフする。このトラ ンジスタT2のオン、オフに従って定電圧電源7の出力電圧Voが図3に示すよ うに、5V,8Vと周期的に変化する。 高電圧8Vのパルス幅は数msで十分であり、従って、周期を数十Hzに設定 すれば8Vのデューティは数%となる。
【0016】 この結果、駆動回路3からクロスコイル31,32電流制限抵抗Rに対する供 給電力量が少なくなり、発熱量を軽減することができる。
【0017】 また、交差コイル式計器にあっては、近似サイン波発生回路21及び近似コサ イン波発生回路22が直流電圧信号aを角度比較、位相シフト等の信号処理を行 ない五角形波の特性で変化するPWM信号b,cを作り出すために設けられるオ ペアンプ等のオフセット電圧を完全に零にできないため、図6ニの〇印の部分で 、針とび現象A(交差コイル式計器ユニットの指針が正規の入力変換率よりも極 端に大きな変化率で動く現象)が、また、□印の部分で針止まり現象B(交差コ イル式計器ユニットの指針が入力の変化に追随しない現象)が生じる。
【0018】 しかし、この考案は、上記のように駆動回路3の出力信号を周期的に変化させ ているため、波形発生回路の回路構成上針とび現象や針止まり現象が生じるよう な信号変化があってもその信号変化がリップル信号中に紛れ、これにより見かけ 上針とび現象や針止まり現象が解消されることになる。又、クロスコイルへの印 加電圧を脈動させている為駆動トルクも低電圧で低く、高電圧で高く脈動する為 、駆動軸に脈動周波数での振動が印加される為、ヒステリシスも軽減する。
【0019】
【考案の効果】
以上のように、この考案のよれば、一対のクロスコイルに駆動信号を出力する 駆動回路に、定電圧回路から周期的に電圧値を異にする給電電圧を印加するよう に構成したので、クロスコイルに対する供給電力量が少なくなり、クロスコイル の発熱量を軽減することができる。
【0020】 また、駆動回路は周期的に電圧値を異にする給電電圧を印加されることにより 、その出力信号も周期的に変化する。この結果、駆動回路の製造上のバラツキや 温度、電圧特性による針とび、針止まり現象を軽減できるうえ、交差コイル式計 器ユニットの機械的ヒステリシスを減少できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例による交差コイル式計器の
回路構成図である。
【図2】定電源回路の具体的構成を示す回路図である。
【図3】各信号のタイミングチャート図である。
【図4】実施例の動作を説明するフローチャート図であ
る。
【図5】従来の交差コイル式計器の回路構成図である。
【図6】図5に示す回路構成各部の信号波形図である。
【符号の説明】
1 F/V変換回路 2 信号処理回路 3 駆動回路 4 交差コイル式計器ユニット 21,22 波形発生回路 31,32 一対のコイル 33 可動マグネット

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 互に所定の角度をなして交差配置された
    一対のコイル(31),(32)の磁気作用下に2極着
    磁された可動マグネット(33)を回転可能に配設して
    なる交差コイル式計器ユニット(3)と、被測定量に応
    じて変化する信号を夫々入力する2つの波形発生回路
    (21),(22)により前記信号に基づいて信号処理
    を行うことによって、互に所定の位相差を有し、夫々該
    信号の値に応じて変化する2種類の駆動信号(b)
    (c)を出力する駆動回路(3)と、該駆動回路に給電
    する定電圧回路(7)とを備えた交差コイル式計器にお
    いて、前記定電圧回路(7)から前記駆動回路(3)へ
    の給電電圧は周期的に低電圧に切換わるように設定され
    ていることを特徴とする交差コイル式計器。
JP6420391U 1991-07-19 1991-07-19 交差コイル式計器 Pending JPH058468U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010064564A (ja) * 2008-09-09 2010-03-25 Nippon Seiki Co Ltd 計器の駆動装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0225174U (ja) * 1988-08-04 1990-02-19

Patent Citations (1)

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JPH0225174U (ja) * 1988-08-04 1990-02-19

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