JPH0547848Y2 - - Google Patents

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JPH0547848Y2
JPH0547848Y2 JP1989078074U JP7807489U JPH0547848Y2 JP H0547848 Y2 JPH0547848 Y2 JP H0547848Y2 JP 1989078074 U JP1989078074 U JP 1989078074U JP 7807489 U JP7807489 U JP 7807489U JP H0547848 Y2 JPH0547848 Y2 JP H0547848Y2
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JP
Japan
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screw
tightening
head
screws
cap
Prior art date
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JP1989078074U
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JPH0317414U (ja
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  • Bolts, Nuts, And Washers (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ねじに関する。
(従来の技術) 建築等の外装に用いられる外装用ねじは、風雨
に晒されるので、防錆処理が通常されている。そ
の方法として、従来の外装用ねじは、メツキや塗
装等によつて、外表面を錆ない物質で覆うように
されていた。このような防錆処理がされている外
装用ねじであつても、部材に締め付けるとき、ね
じに傷が生じ、その傷から錆ると云うことがあ
り、ねじ止め作業に細心の注意を必要とするため
に、作業能率が悪いと云う問題があり、注意をし
ていても、ねじ頭部に傷を付けないように作業す
ることは難しく、外装用ねじを完全に錆から守る
ということが難しかつた。
上記の問題点を解消する方法として、ねじ頭部
をプラスチツク等高分子化合物のカバーで完全に
覆つたねじが考案されているが、このようなねじ
は高価となる上、高分子化合物は強度的に弱いた
めに、汎用のドライバービツトに適合する切り込
み溝では、高分子化合物が損傷して、必要な締め
付けを行うことができない。そこで、このような
高分子化合物で覆つたねじは、特殊な締め付け道
具を用いて締め付けているので、締め付け工具の
面でも、コストアツプになると云う問題があつ
た。
また、水滴が外装用ねじと基板の間から基板の
ねじ穴に浸透して、基板や部材を錆させると云う
こともあり、ねじと基板との間をシーリングする
必要がある。そこで従来は、ねじと基板との間に
シーリングワツシヤーを挿入させたり、ねじ下部
にシーリング部材を取付けたりしていた。しか
し、上記の方法ではコストアツプになると云う問
題があつた。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は、作業性が良く、錆ない外装用ねじを
提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 汎用ねじの頭部に嵌着可能な弾性プラスチツク
カバーを用意し、上記プラスチツクの上面にドラ
イバービツト先端が貫通する透溝を設け、上記プ
ラスチツクの下面の外周部に下方に向けて突出し
た膨出部を設けるようにした。
(作用) 本考案は、外装用ねじの頭部をプラスチツクキ
ヤツプで覆い、頭部に切り込みを設け、この切り
込みから汎用プラスビツトをねじの切り込み溝に
差し込んで締め付けるようにしたものである。し
かし、プラスチツクキヤツプに十字等の切り込み
を設ければ、同切り込みから水が侵入し、ねじが
錆びると云う問題が発生する。本考案は、プラス
チツクキヤツプの下面外周部に下方に向けて膨出
部を設けたので、ねじを締め付けた時に、上記膨
出部が上方に押し上げられる力で、プラスチツク
キヤツプの透溝の溝面が互いに圧接状態となるこ
とを利用して、内部に水が侵入できないように、
透溝を閉鎖することができ、防錆効果が得られ
る。このようにキヤツプは単にねじ頭部に嵌着す
るだけであるが、ねじを締付けることによつて、
キヤツプが自動的にねじ頭部を密封するようにな
るので、ねじ締付け作業時にねじ頭部に傷が付い
ても、防錆効果は減退しない。従つて、締付け作
業時にさほど注意を必要としなくなつたことによ
り作業性が向上し、また、頭部に傷が付いても防
錆効果が減退しなくなつたことにより防錆効果が
一段と向上した。また、締付け時に上記キヤツプ
の口縁部がねじ頭部下面と相手部材との間に締込
まれパツキングとなることによつて、ねじと基板
との間が密封状態となり、ねじと基板間のシーリ
ングが自動的に行われる。
(実施例) 第1図は本考案の一実施例で、同図Aはねじの
断面図で、同図Bはねじを締め付けた時の断面図
を示す。第1図において、1はねじ頭部、1Aは
ねじ頭部1に設けられたドライバービツトと係合
する切り込み溝、1Bは頭部下面に設けた段部
で、B図に示すように、ねじ部を基板4に締めつ
けた時に部材3表面に当接し、頭部下面周縁部と
部材3表面との間に若干の隙間ができるように設
けられている。2はねじ部1の頭部にかぶせられ
たプラスチツクキヤツプで、ゴム状弾性を有し、
口縁が内向きに張出した下向きの袋状を呈し、上
記ねじ頭部の切り込み溝1Aと同じ位置に切り込
み2Aを貫通させて設け、口縁部をねじ頭部1下
面に入り込ませてねじ頭部に嵌着されている。こ
のキヤツプの口縁部は、内周がねじ頭部の段部1
Bの外周に当接し、段部1B表面と同一面の厚み
で、口縁部下面は外周端に近づく程下方に膨出し
て、外周端に膨出部2Bを設けている。この膨出
部2Bは、B図に示すように、ねじを締め付けた
時に、上方に押し上げられ、そのため切り込み2
Aの溝面が互いに圧接させられて、切り込みがふ
さがり、水が内部に侵入出来なくなる。また、ド
ライバービツトをねじ頭部1の切り込みに差し込
んだ時に、ドライバービツトを挟持し、ドライバ
ービツトからねじの脱落が防止され、ねじ締め作
業がやり易くなる。
第2図は、別の実施例で構成は上記実施例と同
じであるが、相違点は、上記実施例でねじ頭部1
の下面に段部1Bを設けているのに対し、第2図
の実施例では、下面に丸みを設け、ねじを締め付
けた時に、同丸みと部材3の間に隙間が生じるよ
うにし、同隙間でプラスチツクキヤツプ2の下部
を挟持するようにして、プラスチツクキヤツプ2
の下部がねじ切れないようにしたものである。
本考案は、普通の頭部形状のねじも適用でき
る。第3図にその一例を示す。上例の各部と対応
する部分には同じ符号を付け、一々の説明は省略
する。
(考案の効果) 本考案によれば、汎用ねじを切り込みを有する
プラスチツクキヤツプで覆うようにしたことで、
汎用ドライバービツトで締め付け作業ができるよ
うになり、特殊な締め付け道具を用いないで締め
付け作業ができるようになつたことにより、コス
トダウンが図れた。また、上記プラスチツクキヤ
ツプの下面外周部に膨出部を設け、ねじを締め付
けた時に、膨出部が上方に押しあげられる力で、
プラスチツクキヤツプの切り込みを閉鎖し、ねじ
をプラスチツクで完全に覆うことができるので、
ねじの防錆効果が確実となつた。また、キヤツプ
の内向き口縁部が基板とねじ頭部下面との間に挟
圧させられることで、ねじ頭部下面と基板間が密
封状態となり、ねじを締付けるだけで、ねじと基
板との間を自動的にシーリングすることができる
ようになつた。更に、キヤツプはねじと別体で、
作業時に被着すればよく、キヤツプ付きのねじに
比し、ねじとキヤツプを合わせた価格も安くな
り、ねじ締め作業中、キヤツプが上述したように
ねじをドライバービツトに保持する作用を呈する
ので、作業がやり易くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の断面図で、同図A
は締め付け前の断面図、同図Bは締め付けた時の
断面図、第2図は本考案の別実施例の断面図で、
同図Aは締め付け前の断面図、同図Bは締め付け
た時の断面図、第3図は本考案の更に他の実施例
で、同図Aは締め付け前の断面図、同図Bは締め
付けた時の断面図である。 1……ねじ頭部、1A……切り込み溝、1B…
…段部、2……プラスチツクキヤツプ、2A……
切り込み、2B……膨出部、3……部材、4……
基板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弾性材料よりなり、上面にドライバービツトが
    貫通する透溝を有し、口縁が内向きに張出した下
    向きの袋状で口縁下面周縁部が下方に膨出し、ね
    じ頭部に被着されるねじキヤツプ。
JP1989078074U 1989-06-30 1989-06-30 Expired - Lifetime JPH0547848Y2 (ja)

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JP1989078074U JPH0547848Y2 (ja) 1989-06-30 1989-06-30

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JP1989078074U JPH0547848Y2 (ja) 1989-06-30 1989-06-30

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JPH0317414U JPH0317414U (ja) 1991-02-21
JPH0547848Y2 true JPH0547848Y2 (ja) 1993-12-17

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WO2004071142A1 (ja) * 2003-02-10 2004-08-19 Fujitsu Limited 所定の部材を外部から隠す遮蔽部材及び当該遮蔽部材を有する電子機器

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