JPH0547713Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0547713Y2
JPH0547713Y2 JP1989060520U JP6052089U JPH0547713Y2 JP H0547713 Y2 JPH0547713 Y2 JP H0547713Y2 JP 1989060520 U JP1989060520 U JP 1989060520U JP 6052089 U JP6052089 U JP 6052089U JP H0547713 Y2 JPH0547713 Y2 JP H0547713Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
armrest
screen
opening
support shaft
rear seat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989060520U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03240U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1989060520U priority Critical patent/JPH0547713Y2/ja
Publication of JPH03240U publication Critical patent/JPH03240U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0547713Y2 publication Critical patent/JPH0547713Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、シートバツクにトランクルームに貫
通する開口部を設け、この開口部にアームレスト
およびアームレストスクリーンを支軸で起伏自在
に支持した自動車用リヤシートに関する。
[従来の技術] この種の自動車用リヤシート装置では、アーム
レストだけを倒して肘掛けとして使用する場合は
アームレストスクリーンで開口部が閉じられてト
ランクルーム内が隠される。これに対して、アー
ムレストとアームレストスクリーンの両方が同時
に倒されれると、それまでアームレストスクリー
ンで閉じられていた開口部が開放されて車室内と
トランクルーム内とが連通される。これにより、
トランクルーム内に物を出し入れたりすることが
できるとともに、この開口部を通してトランクル
ーム内と車室内との両方にスキー板などの長尺物
をまたがつた状態で配置することができる。
したがつて、アームレストだけを使用する場合
は開口部を閉じたアームレストスクリーンを起立
した位置で解除可能にロツクしておき、必要に応
じて倒し開口部を開放させる構造が採られてい
る。そして、このアームレストスクリーンでは、
開口部を閉じている状態でトランクルーム側から
物などがぶつかつたき、簡単に開放されて車室内
側へ突き出してしまわないようにロツクされる。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、従来におけるこの種のロツク手
段では、構造が複雑でコスト高になつている問題
点があつた。また、スキー板などを開口部に通し
てアームレストスクリーン上に載せると、アーム
レストスクリーンを支持している支軸上に荷重が
直接加わり、結合部分を欠損してしまう虞もあつ
た。
本考案は上記問題点に鑑みてなされたものであ
り、その目的は簡単な構造でアームレストスクリ
ーンを確実にロツクしておくことができるととも
に、アームレストスクリーンと支軸との結合部分
における欠損を防止することのできる構造にした
自動車用リヤシート装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため本考案は、シートバツ
クにトランクルームに貫通する開口部を設け、こ
の開口部にアームレストおよびアームレストスク
リーンを開口部の内側面に突出した支軸で起伏自
在に支持し、かつ、前記アームレストスクリーン
を開口部内に圧接によりロツクする自動車用リヤ
シート装置において、前記アームレストスクリー
ンは、アームレスト両側部分を覆う両側面を有
し、この両側面に前記支軸が挿通係合される取付
穴を設けるとともに、この取付穴をアームレスト
スクリーンが起立された状態で前方へ進につれて
上方へ変位するように傾斜している長孔で形成し
たものである。
[作用] この構成によれば、トランクルーム内となる後
方からアームレストスクリーンが押されて前方へ
移動しようとすると、支軸と取付穴との係合部分
でアームレストスクリーンが上方に押上移動され
る。また、この押上移動でアームレストスクリー
ンの回動先端側が開口部の上部内面側に押し付け
られる。この押し付けられる力は、アームレスト
スクリーンが後方から押される力にほぼ比例して
強められ、圧接に強いロツク状態となる。
また、アームレストスクリーンが倒伏されて開
口部が開放され、このアームレストスクリーン上
に重い荷物などが載せられた場合にも、取付穴は
長孔で形成された支軸と遊びを持たされているた
め、アームレストスクリーンに加わつた荷重を遊
びの部分で緩和ないしは吸収する。
[実施例] 以下、本考案の実施例について図面を用いて詳
細に説明する。
第1図乃至第4図は、本考案に係る自動車用リ
ヤシート装置の要部構造をそれぞれ示している。
図において、このリヤシート1は、大きくはシ
ートクツシヨン2と、シートバツク3とで構成さ
れており、シートクツシヨン2がフロアパネル4
上に固定され、シートバツク3がシエルフパネル
5に固定されている。そして、シートバツク3の
後側はトランクルーム6として形成されている。
また、シエルフパネル5にはシートバツク3の中
央部分に対応して開口部5aが形成されており、
さらに開口5aの下部両側に車室内側へ略直角に
折り曲げられた支持片部5bがそれぞれ設けられ
ている。
一方、シートバツク3には、開口部7が開口5
aと対応して位置に設けられており、この開口部
7に支軸10を介してアームレスト8およびアー
ムレストスクリーン9が起伏自在に取付けられて
いる。その支軸10は一対の支持片部5b,5b
間に取り付けられ、また取り付けられるとき同時
にアームレスト8の下端部分に形成された貫通穴
(不図示)およびアームレストスクリーン9の貫
通穴11を通つて取り付けられる。そして、これ
によつてアームレスト8およびアームレストスク
リーン9の下端が開口部7に支軸10を介して回
転可能に取り付けられ、第2図aで示す起立位置
と第2図cで示す倒伏位置とへ択一的に切り換え
できる状態になつている。
さらに説明すると、開口部7は、上部内面7A
の後部がへこみ、このへこんだ部分の内側に上方
へ湾曲した弾性を有する係止用ブラケツト12が
保形用として取り付けられている。これに対し
て、支軸10を介して開口部7に取り付けられた
アームレスト8は、起立位置に配置されたときに
この回動先端が上部内面7Aと摩擦接続保持され
る大きさで形成されている。同じく支軸10を介
してアームレスト8とともに開口部7に取り付け
られた金属製のアームレストスクリーン9は、ア
ームレスト8の背面の全体と回動先端側の面およ
び左右両側面の一部を覆つた状態で取り付けられ
るようにして、皿状に形成されている。そして、
回動先端面9A側には、引き出し用の紐13の一
端が取り付けられている。また、左右両側面9B
側にそれぞれ設けられている上記貫通穴11は、
第2図a,bに示すように、アームレストスクリ
ーン9が起立位置に配置されている状態におい
て、前側へ進のに連れて上方へ徐々に変位するよ
うに傾斜した長孔として形成されている。さら
に、このアームレストスクリーン9は起立位置に
配置されると、開口部5の背面を閉じてトランク
ルーム6内と車室内とを遮断し、また回動先端面
9Aが表皮を介して係止用ブラケツト12に圧接
されてロツクされる。
このように構成された自動車用リヤシート装置
において、アームレスト8およびアームレストス
クリーン9は使用目的に応じて次のように使い分
けることができる。
まず、アームレスト8を使用しないときに、ま
た開口部7を閉じてトランクルーム6内と車室内
とを遮断しておく場合は、第2図aに示す状態に
される。すなわち、第2図aに示す状態は、アー
ムレスト8とアームレストスクリーン9とが起立
位置に配置され、アームレスト8およびアームレ
ストスクリーン9がシートバツク3内に埋設され
た状態になつている。
次に、アームレスト8を使用する場合は、アー
ムレストスクリーン9はそのまま起立状態にして
おき、アームレスト8だけを回転させて開口部7
内より引き倒す。すると、第2図bに示すように
アームレスト8だけが起伏位置に配置されるとと
もに、アームレストスクリーン9は開口部7を閉
じたままでトランクルーム6内を車室内と遮断し
た状態におかれる。
次に、開口部7を開放させたい場合は、回動先
端面9Aと係止用ブラケツト12との係合摩擦力
に抗して前側へ紐13を引くと、アームレストス
クリーン9が前側へ倒される。すると、第2図c
に示すように、開口部7が開放されて車室内をト
ランクルーム6内とが通じる。したがつて、この
開口部分7を通してスキーなどの長尺物を配置し
たり、トランクルーム6内の物を出し入れしたり
することができる。
さらに、開口部7を再び閉じる場合は、アーム
レストスクリーン9を回動させて戻せば良い。ま
た、アームレスト8も同じ様に回動させて戻せば
開口部7内に再び格納させることができる。
そして、この自動車リヤシート装置では、アー
ムレストスクリーン9が起立位置に配置された状
態で、第3図に示すようにトランクルーム6内か
らアームレストスクリーン9の背面に物などがぶ
つかつて外力Pが加わると、貫通穴11が傾斜し
て形成されているので、アームレストスクリーン
9が同図中矢印F方向に押される。すると、アー
ムレストスクリーン9の回動先端面9Aが上部内
面7A側に押し付けられ、アームレストスクリー
ン9が前側へ回動するのが阻止される。したがつ
て、簡単な構造であるにもかかわらず不用意にア
ームレストスクリーン9が回動してしまうのを確
実に防ぐことができる。
また、アームレスト8とアームレストスクリー
ン9とが起伏位置に配置された状態で、第4図に
示すように、上部から荷重Wが加わると、貫通穴
11は長孔による遊び部分でアームレスト8に荷
重を吸収させながら沈む。そして、アームレスト
8で初期荷重を吸収した後から支軸10に荷重W
の一部が加わるようになり直接加わることがない
ので、支軸10と貫通穴11との係合部分を保護
して破損などをなくすことができる。
[考案の効果] 以上説明した通り、本考案に係る自動車用リヤ
シート装置によれば次のような効果が得られる。
(1) アームレストスクリーンは、トランクルーム
内となる後方から押されると、支軸と取付穴と
の係合部分で上方に押上移動される。また、こ
の押上移動でアームレストスクリーンの回動先
端側が開口部の上部内面側に押し付けられる。
そして、この押しつけられる力は、アームレ
ストスクリーンが後方から押される力にほぼ比
例して強められるので、簡単な構造でありなが
ら圧接の強いロツク状態が得られる。
(2) アームレストスクリーンが倒伏されて開口部
が開放され、このアームレストスクリーン上に
重い荷物などが載せられた場合でも、取付穴は
長孔で形成された支軸と遊びを持たされてい
る。したがつて、アームレストスクリーンに加
わつた荷重が長穴による遊びの部分で緩和ない
しは吸収され、また、従来の如く支軸との結合
部分に直接かつ瞬間に加わることもなくなる結
果、支軸と取付穴の係合部分における破損を生
じ難くできる。
(3) なお、アームレストスクリーンは、アームレ
ストの背面および両側部分を覆う側面を有し、
倒伏して上に荷物などを載せた場合等にその側
面によつて、アームレストをその背面から両側
部分まで汚れ難く保護する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る自動車用リヤ
シート装置の要部を示した斜視図、第2図a,
b,cは第1図の−線に相当する部分を異な
る使用態様でそれぞれ示した拡大概略断面図、第
3図は同上装置の要部拡大断面図、第4図は同上
装置の他の要部を拡大して示した断面図である。 1……シート、3……シートバツク、6……ト
ランクルーム、7……開口部、8……アームレス
ト、9……アームレストスクリーン、10……支
軸、11……取付穴。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シートバツクにトランクルームに貫通する開口
    部を設け、この開口部にアームレストおよびアー
    ムレストスクリーンを開口部の内側面に突出した
    支軸で起伏自在に支持し、かつ、前部アームレス
    トスクリーンを開口部内に圧接によりロツクする
    自動車用リヤシート装置において、 前記アームレストスクリーンは、アームレスト
    両側部分を覆う両側面を有し、この両側面に前記
    支軸が挿通係合される取付穴を設けるとともに、
    この取付穴をアームレストスクリーンが起立され
    た状態で前方へ進につれて上方へ変位するように
    傾斜している長孔で形成したことを特徴とする自
    動車用リヤシート装置。
JP1989060520U 1989-05-25 1989-05-25 Expired - Lifetime JPH0547713Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989060520U JPH0547713Y2 (ja) 1989-05-25 1989-05-25

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989060520U JPH0547713Y2 (ja) 1989-05-25 1989-05-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03240U JPH03240U (ja) 1991-01-07
JPH0547713Y2 true JPH0547713Y2 (ja) 1993-12-16

Family

ID=31587954

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989060520U Expired - Lifetime JPH0547713Y2 (ja) 1989-05-25 1989-05-25

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0547713Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03240U (ja) 1991-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6116674A (en) Removable console for use with a vehicle
US6036208A (en) Truck bed pull out step system
JPH0234442A (ja) 自動車用シートスライド装置の支持構造
US6179363B1 (en) Transportable vehicle seat
JPH0547713Y2 (ja)
JPH0649230Y2 (ja) 自動車用リヤシート装置
JPH0628351Y2 (ja) 自動車用リアシ−ト
JPH0710948Y2 (ja) 自動車の折り畳み式シート
JPH0649231Y2 (ja) 自動車用リヤシート装置
KR100448117B1 (ko) 자동차용 리어시트 폴딩 구조
JPH0122762Y2 (ja)
JPH0218213Y2 (ja)
JP2597365Y2 (ja) キャビネットにおけるラッチ装置
JPH0625168Y2 (ja) 自動車用リヤシート装置
JP3029501U (ja) 開き戸用留め具
JPH0518742B2 (ja)
KR200159298Y1 (ko) 카트의 새시 결합구조
JPH0713272Y2 (ja) 携帯型電子機器
JP2583413Y2 (ja) 車両用テーブル
JPS647069Y2 (ja)
JP2552702Y2 (ja) 隠し抽斗付き収納家具
KR900009328Y1 (ko) 차량용 절첩식테이블
JPH02124730U (ja)
JPH0547008Y2 (ja)
JPH0649232Y2 (ja) 自動車用リヤシート装置