JP3029501U - 開き戸用留め具 - Google Patents

開き戸用留め具

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JP3029501U
JP3029501U JP1996001005U JP100596U JP3029501U JP 3029501 U JP3029501 U JP 3029501U JP 1996001005 U JP1996001005 U JP 1996001005U JP 100596 U JP100596 U JP 100596U JP 3029501 U JP3029501 U JP 3029501U
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latch
lock box
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JP1996001005U
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Inventor
秀行 島野
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島野金物株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が比較的簡単で、利便性の高い開き戸用
留め具を提供する。 【解決手段】 軸体3aを扉11の表面に設けた貫通穴
12aに前後動可能に挿入し、取手2を扉前方に引くこ
とで凸状体4がラッチ6の斜面部5を押し上げ、ラッチ
ヘッド16を錠箱7内に没入させる構造の留め具1を使
用する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、食器棚や書籍棚等の安全ロック機能を有する開き戸用留め具に関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の食器棚や書籍棚等に使用される開き戸の固定具としては、凹状体と凸状 体とを嵌合するものが知られている。しかし、このような固定具では、地震の際 には簡単に扉が開いてしまうため、収納物が飛び出し破損するとともに、怪我を するおそれがあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
これに対して、空締り錠は一旦施錠すると人間以外の力では開扉しないため、 地震の際でも安全性が高い。
【0004】 しかしながら、従来の空締り錠では、図4に示すように、ハブ40に連結した 取手41を回転させることによってリトラクター42が移動し、それに伴い、受 座43に係合していたラッチ44が錠箱45内に没入し、解錠する。従って、開 き戸を開けるためには、取手を回転させながら、引くという2つの動作が必要で あった。
【0005】 従って、このような空締り錠では、構造が複雑であるばかりでなく、システム キッチン等に用いた場合には、扉が頭上あるいは足元に位置することが多く、開 扉に手間取るという問題点を有していた。
【0006】 そこで、本考案においては、構造が比較的簡単で、利便性の高い開き戸用留め 具を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため、本考案においては、扉裏面に設置する錠箱にラッチを収 納し、ラッチヘッドを錠箱開口部から出没自在とし、このラッチヘッドを受座側 に付勢するコイルスプリングを錠箱に設けた空締り錠であって、扉前面に取り付 けられる取手と、取手を支持する軸体と、軸体の他端部に設けられた凸状体と、 凸状体に当接する斜面部を有するラッチとを備え、軸体を扉表面に設けた貫通穴 に前後動可能に挿入し、凸状体が取手を扉前方に引くことでラッチの斜面部を押 し上げ、ラッチヘッドを錠箱内に没入させる構造であることを特徴としたもので ある。
【0008】 このほかにも、扉表面に設置する錠箱にラッチを収納し、ラッチヘッドを錠箱 開口部から出没自在とし、ラッチヘッドが係合可能な受座を扉前方に突設し、こ のラッチヘッドを受座側に付勢するコイルスプリングを錠箱に設けた空締り錠で あって、扉前面に取り付けられる取手と、取手を支持する軸体と、軸体の他端部 に設けられた凸状体と、凸状体に当接する斜面部を有するラッチとを備え、軸体 を錠箱表面に設けた軸受部に前後動可能に挿入し、取手を扉前方に引くことで凸 状体がラッチの斜面部を押し上げ、ラッチヘッドを錠箱内に没入させる構造とす ることも可能である。
【0009】 すなわち、本考案に係る開き戸用留め具は、扉表面あるいは裏面のいずれかに 設置し、取手を引くという一動作で、解錠・開扉を可能としたものである。
【0010】 ここで、ラッチの斜面部は、取手を扉前方に引くことでラッチヘッドが錠箱内 に没入する方向に押し上げられるように設ける必要がある。従って、その斜面部 はラッチヘッドと同じ向きに傾斜していることが必要となる。
【0011】 一方、凸状体は、先端に突起部を設けたものとし、ラッチの斜面部に対し1点 で当接する構造としてもよいが、ラッチが錠箱内をスムーズに摺動するのを確保 するためには、先端に2以上の突起部を設けて当接させるのが好ましい。そのほ か、凸状体を面状とし、その端面を斜面部に当接させてもよい。
【0012】 いずれの形状にしても、凸状体の斜面部に当接する部分は湾曲させ、摩擦抵抗 を出来るだけ低減させる。
【0013】 なお、取手は、扉前方に引いたあと、ラッチの移動により収縮したコイルスプ リングが伸長することで、扉後方の元の位置に復帰するが、この復帰を補助する ために、凸状体を扉後方に付勢するコイルスプリングを別途設けることも可能で ある。
【0014】 また、錠箱、ラッチ、凸状体、軸体は従来のように、金属製とすることもでき るが、ナイロン製とすることでコストが低減できるほか、摩擦抵抗が小さく、耐 摩耗性に優れた留め具を得ることができる。
【0015】 上述のように、本考案に係る留め具としては、扉表面あるいは扉裏面に取付け る2タイプがある。扉裏面に取付けるタイプのものは、錠箱が見えないため、取 付け対象物の外観に及ぼす影響は少なくて済むが、扉の所定位置に貫通穴を設け る必要があるため、取付けに手間がかかる。一方、扉表面に取付けるタイプのも のは、錠箱が表面に出るため、外観に及ぼす影響は多少あるものの、ねじ止めだ けで取付けることができ、後付けも容易である。いずれにしても目的に応じて2 タイプを使い分けることが可能である。
【0016】 このようにして得られる留め具は、取手を引くという一動作によって、解錠・ 開扉が可能であり、利便性が高い上、構造が比較的簡単で製造・材料コストも低 く抑えることができる。
【0017】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本考案にかか る留め具1を扉裏面に取付けた場合の実施の形態を示す分解斜視図である。この 留め具1は、取手2と、取手を支持する軸体3a,3bと、軸体3aの他端部に 設けられたナイロン製凸状体4と、凸状体4に当接する斜面部5を有するナイロ ン製ラッチ6とを備え、この凸状体4及びラッチ6は、ナイロン製錠箱7に収納 されている。
【0018】 錠箱7は、底面に嵌合部8を有する錠箱本体9と、着脱可能な蓋10とを備え ている。この錠箱7を扉11に固定する場合は、嵌合部8を貫通穴12aに挿入 し、ねじ13を蓋10の上からねじ穴14に螺合させる。
【0019】 ラッチ6は、錠箱開口部15からラッチヘッド16が出没自在となるように錠 箱7に収納し、コイルスプリング17によって受座18側に付勢される。
【0020】 図1には、バー型の取手2を使用した場合を示しているが、これを支持する軸 体は3aのみならず3bも前後動可能とし、凸状体4のスムーズな前後動を確保 している。貫通穴12a,12bにはナイロン製筒体19をさしわたし、この筒 体19は、貫通穴の両開口部に嵌め込む嵌合部8あるいは嵌合片20、21によ って保持される。この筒体19の中に軸体3a,3bを通すことによって軸体前 後方向に滑動可能となる。
【0021】 さらに、一度前方に引いた取手をもとの位置に復帰させるために、コイルスプ リング22を使用する。このコイルスプリング22は、軸体3bの嵌合片21と ワッシャ23との間に配する。軸体3aは、錠箱7内で収縮したコイルスプリン グ17の伸長によってもとの位置に復帰するため使用する必要はないが、嵌合片 20と凸状体4との間に配することで、取手の復帰を素早く行うことができる。 なお、図1ではバー型の取手を使用した場合について示しているが、これに限ら ず、例えば、図3のようなつまみ型の取手を使用することもできる。その場合に は、軸体は、3aのみとなる。
【0022】 図2は、錠箱の断面図で、(a)は取手を引く前の状態を、(b)は取手を引 いた後の状態を示す。ラッチ6は、ロの字形で、その内側に凸状体4、ガイド2 4及びねじ貫通路25を配している。凸状体4は板状で先端部の左右に突起部を 有し、この2点で斜面部5に接している。この斜面部5の底面側には凸部26が 設けられており、ラッチ6が出没する際の摩擦抵抗を抑えている。
【0023】 図2の(a)では、ラッチ6は、ラッチを受座側に付勢するコイルスプリング 17によって、錠箱開口部15の方向に押し下げられ、ストッパー27によって 静止した状態となっている。
【0024】 取手を引くと、図2(b)のごとく、凸状体4はガイド24上を錠箱底面側に 移動するため、それによって、ラッチ6はコイルスプリング17方向に押し上げ られ、ラッチヘッド16が錠箱本体9内に没入する。手をはなすと、コイルスプ リング17の伸長力により(a)の状態に復帰する。
【0025】 図3は、扉表面に錠箱を取付けた実施の形態を示す図である。錠箱28内の基 本的な構造は図1、図2に示す通りであるが、この場合、図1とは逆に蓋10側 が底面側となる。そのほか、嵌合部がなくなるため2か所以上でねじ13止めす る必要がある。また、受座29も扉取付け枠30から扉11を越えて前方に突設 し、ラッチヘッド16に係合させる必要がある。なお、本図においては、取手3 1は、つまみ型のものを使用しており、それに伴い軸体3は1つのみとなってい る。この軸体3は、軸受部32によって、前後方向のみに滑動可能となる。
【0026】
【考案の効果】
以上説明したところの留め具は、凸状体とラッチ斜面部との作用によって、取 手を引くという一動作によって、解錠・開扉が可能であり、利便性が高い。
【0027】 さらに、構造が比較的簡単で製造・材料コストが低く抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】錠箱を扉裏面に取付けた場合の実施の形態を示
す分解斜視図
【図2】錠箱の断面図で、(a)は取手を引く前の状態
を、(b)は取手を引いた後の状態を示す図
【図3】錠箱を扉表面に取付けた場合の実施の形態を示
す図
【図4】従来の空締り錠を示す図
【符号の説明】
1 留め具 2、31 取手 3 軸体 4 凸状体 5 斜面部 6 ラッチ 7、28 錠箱 8 嵌合部 9 錠箱本体 10 蓋 15 錠箱開口部 16 ラッチヘッド 17、22 コイルスプリング 18、29 受座 19 筒体 20、21 嵌合片 23 ワッシャ 24 ガイド 25 ねじ貫通路 26 凸部 27 ストッパー 30 扉取付け枠 32 軸受部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉裏面に設置する錠箱にラッチを収納
    し、ラッチヘッドを錠箱開口部から出没自在とし、この
    ラッチヘッドを受座側に付勢するコイルスプリングを錠
    箱に設けた空締り錠であって、扉前面に取り付けられる
    取手と、取手を支持する軸体と、軸体の他端部に設けら
    れた凸状体と、凸状体に当接する斜面部を有するラッチ
    とを備え、軸体を扉表面に設けた貫通穴に前後動可能に
    挿入し、取手を扉前方に引くことで凸状体がラッチの斜
    面部を押し上げ、ラッチヘッドを錠箱内に没入させる構
    造であることを特徴とする開き戸用留め具。
  2. 【請求項2】 扉表面に設置する錠箱にラッチを収納
    し、ラッチヘッドを錠箱開口部から出没自在とし、ラッ
    チヘッドが係合可能な受座を扉前方に突設し、このラッ
    チヘッドを受座側に付勢するコイルスプリングを錠箱に
    設けた空締り錠であって、扉前面に取り付けられる取手
    と、取手を支持する軸体と、軸体の他端部に設けられた
    凸状体と、凸状体に当接する斜面部を有するラッチとを
    備え、軸体を錠箱表面に設けた軸受部に前後動可能に挿
    入し、取手を扉前方に引くことで凸状体がラッチの斜面
    部を押し上げ、ラッチヘッドを錠箱内に没入させる構造
    であることを特徴とする開き戸用留め具。
JP1996001005U 1996-02-26 1996-02-26 開き戸用留め具 Expired - Lifetime JP3029501U (ja)

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