JPH0547644Y2 - - Google Patents

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JPH0547644Y2
JPH0547644Y2 JP3223989U JP3223989U JPH0547644Y2 JP H0547644 Y2 JPH0547644 Y2 JP H0547644Y2 JP 3223989 U JP3223989 U JP 3223989U JP 3223989 U JP3223989 U JP 3223989U JP H0547644 Y2 JPH0547644 Y2 JP H0547644Y2
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JP
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adhesive
printing
backing paper
plastic film
sheet
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JP3223989U
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は大判の印刷に適したプラスチツクフイ
ルムと裏紙とを接着した印刷用シートに関するも
のである。
【従来の技術】
プラスチツクフイルムの印刷用シートは、強度
や耐水性に優れており、例えばポスターや看板、
カレンダーなどに使用される。 印刷用シートへの印刷は、例えば第2図に概略
を示す印刷機で行なわれる。印刷用シート1は、
フイーダ7に積み重ねられており、最上の1枚が
吸引口9で後部を吸い上げられ、ブロワ11から
のさばき風を受けながら吸引口10でフイーダボ
ード上に運ばれ、インキング装置8へ給送され、
ブランケツト胴12と圧胴13間を通過する。 上記のようにフイルムが積み重ねられていると
ブロツキングを起こし、重なりあつて走行してし
まうことがある。特に巾が600mm程度以上の大判
のフイルムになるとこの傾向が著しく、良好な走
行性を確保することは難しい。 そのため、従来の印刷用プラスチツクフイルム
シートには、その非印刷面側に同形の紙を重ね合
わせて、一端を接着したものがあつた。第3図に
は従来の印刷用プラスチツクフイルムシートの例
が示してある。aに示す印刷用シート1は、プラ
スチツクフイルム2と同形の裏紙3とを重ね合わ
せ、接着部5で連続的に接着されている。接着部
5は端部に寄せられており、こちらを走行後方に
することによりブロワ11からのさばき風がプラ
スチツクフイルム2と裏紙3の間に入ることを防
いでいる。図中の矢印は走行方向を示している。
しかし、このように接着部5で連続的に接着され
ていると、ブランケツト胴12と圧胴13間を通
過する際、プラスチツクフイルム2と裏紙3の間
にある空気がスムーズに抜けないため、しわが生
じやすい。そのため、接着部5には様々な形状が
考えられていて第3図bのシート1は、端部の中
央部分のみを不連続な接着単位5aによつて接着
し、ブランケツト胴12と圧胴13間を通過する
際の空気の流出路を確保したものである。ところ
が接着強度が低く、吸引口9,10で持ち上げる
際に裏紙3が剥れ易い。同図cのシート1は、接
着部5は全巾に渡つているが破線状の接着単位5
aに分割したものである。同図dのシート1も接
着部5は全巾に渡つており、接着単位5aを円形
状にしたものである。c,dのシート1は、空気
の流出路が確保され、接着力も十分である。しか
し、プラスチツクフイルム2と裏紙3との収縮率
が異なるうえに接着部5は全巾に渡つているた
め、接着部5の両端がカールし易く、作業性が悪
いという欠点がある。例えばカラー印刷の場合、
1色目の印刷は円滑に行なえても、1色目の印刷
を終えた時点で接着部5の両端が持ち上がり、2
色目以降の印刷では円滑に走行せず、しわが発生
してしまう。
【考案が解決しようとする課題】
本考案は前記の不都合を解決するためになされ
たもので、プラスチツクフイルムと裏紙とが強固
に接着し、印刷時の走行性が優れ、しわの発生が
なく円滑な印刷が行なえる、大判の印刷に適した
裏紙付き印刷用プラスチツクフイルムシートを提
供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するためになされた本考案の
裏紙付き印刷用プラスチツクフイルムシートを実
施例に対応する第1図を用いて説明する。 同図に示すように本考案の裏紙付き印刷用プラ
スチツクフイルムシート1は、プラスチツクフイ
ルム2と裏紙3とを重ね合わせてある。印刷走行
方向に対する横幅Lが約600mm以上ある。印刷走
行方向の後端部に沿つて連続に配列した複数の接
着単位5aからなる接着範囲lでプラスチツクフ
イルム2と裏紙3とを接着してある。横幅Lに対
し接着範囲lが略中央に位置し、両端に夫々少な
くとも100mmの非接着範囲aおよびbが設けてあ
る。横幅Lに対し接着範囲長さlの比が50%以上
ある。複数の接着単位5aの長さmの合計と、接
着範囲の長さlとの比が15%以上である。接着単
位の長さmは1〜100mm、各接着単位5aの間隔
nは1〜100mmである 非接着範囲aおよびbの長さが夫々100mm以下
になると、シート1の両側がカールし易くなる。
横幅Lに対し接着範囲長さlの比が50%以下であ
る場合や、複数の接着単位5aの長さmの合計
と、接着範囲の長さlとの比が15%以下である場
合、接着強度が不足して紙とフイルムが剥れた
り、しわが入りやすくなる。 接着単位5aの長さmが1mm未満の場合は接着
強度が不足し、100mm以上の場合は印刷時に空気
が逃げにくく、しわが発生し易くなる。また各接
着単位5aの間隔nが1mm以下の場合、印刷時に
空気が逃げにくくなり、しわ発生の原因となる。
100mm以上の場合は接着強度が不足すると共に、
フイルム2と裏紙3との間にさばき風が吹きこん
でシートさばきが不安定になる。 なお接着単位5aを設ける接着しろは端部から
20mm以内に位置することが望ましい。20mm以上に
なると、フイルム2と裏紙3との間にさばき風が
吹き込み、紙送りが不安定になるとともに、接着
しろによる無駄が多く、不経済でもある。
【作用】
この印刷用シート1は第2図に示す印刷機によ
つて印刷が可能で、フイーダ7上にフイルム2を
上側、その接着範囲側を走行後方にして積み重ね
られる。そして印刷用シート1は、吸引口9の作
用によつて接着範囲側が持ち上げられ、裏紙3側
には、ブロワ11からさばき風が吹き込まれて下
方のシートと分離される。このときシート1は裏
紙3の自重、吸引口9の吸引力およびさばき風に
より力を受けるが、フイルム2と裏紙3は強固に
接着されており、剥離が生じることがない。印刷
用シート1は、インキング装置に搬送され、ブラ
ンケツト胴12と圧胴13の間で圧迫される。こ
のとき、フイルム2と裏紙3との間にある空気は
各接着単位5aの間には充分な隙間があるため、
その隙間から外部に流出し、印刷時のしわの発生
が回避される。また非接着範囲aおよびbが設け
てあるため、フイルム2と裏紙3の収縮率差によ
つてシート1の両端がカールすることはない。
【実施例】
以下、本考案の実施例を説明する。 第1図に本考案の裏紙付き印刷用プラスチツク
フイルムシート1の実施例を示す。このシート1
は、菊判(636×939mm)で厚さ60μmの易接着加
工された2軸延伸ポリプロピレンフイルム2およ
び坪量52.3g/m2の上紙質からなる裏紙3とで構
成される。フイルム2と裏紙3は、長辺側の端部
に設けた接着範囲lにエチレン−酢酸ビニル系ホ
ツトメルト接着剤よつて接着されている。 接着範囲l、非接着範囲aおよびb、横幅L
(=939mm)に対し接着範囲lの比、複数の接着単
位5aの長さmの合計xmと接着範囲の長さlと
の比xm/l、接着単位の長さm、各接着単位5
aの間隔nからなる接着条件を下表の各例のよう
にして裏紙付き印刷用プラスチツクフイルムシー
ト1を製造し、実際の印刷に供した。そのときの
性能が表に示されている。
【表】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、本考案の裏紙付き
印刷用プラスチツクフイルムシートは、プラスチ
ツクフイルムと裏紙とが充分な強度で接着してお
り、印刷時の走行性が優れ、しわやカールが発生
しない安定した印刷を行なうことが出来る。また
このシートは特に大判の印刷に有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用する裏紙付き印刷用プラ
スチツクフイルムシートの平面図、第2図は印刷
機の概略構成図、第3図は従来の裏紙付き印刷用
プラスチツクフイルムシートの平面図である。 1……裏紙付き印刷用プラスチツクフイルムシ
ート、2……プラスチツクフイルム、3……裏
紙、5……接着部、5a……接着単位、l……接
着範囲、a,b……非接着範囲、7……フイー
ダ、8……インキング装置、9,10……吸引
口、11……ブロワ、12……ブランケツト胴、
13……圧胴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. プラスチツクフイルムと裏紙とを重ね合わせて
    あり、印刷走行方向に対する横幅が約600mm以上
    ある裏紙付き印刷用シートにおいて、印刷走行方
    向の後端部に沿つて不連続に配列した複数の接着
    単位からなる接着範囲でプラスチツクフイルムと
    裏紙とを接着し、前記横幅に対し接着範囲が略中
    央に位置して両端に夫々少なくとも100mmの非接
    着範囲が設けてあり、横幅に対し接着範囲の長さ
    の比が50%以上あり、接着範囲の長さに対し複数
    の接着単位の合計の長さの比が少なくとも15%あ
    り、接着単位の長さが1〜100mm、接着単位の間
    隔が1〜100mmであることを特徴とする裏紙付き
    印刷用プラスチツクフイルムシート。
JP3223989U 1989-03-22 1989-03-22 Expired - Lifetime JPH0547644Y2 (ja)

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JPH02124141U JPH02124141U (ja) 1990-10-12
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