JPH0547624Y2 - - Google Patents

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JPH0547624Y2
JPH0547624Y2 JP1990078311U JP7831190U JPH0547624Y2 JP H0547624 Y2 JPH0547624 Y2 JP H0547624Y2 JP 1990078311 U JP1990078311 U JP 1990078311U JP 7831190 U JP7831190 U JP 7831190U JP H0547624 Y2 JPH0547624 Y2 JP H0547624Y2
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resin pressure
heating cylinder
pressure
resin
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、供給動作前後における加熱シリンダ
内の樹脂圧を低下させてドルーリング(樹脂漏
れ)を防止する射出成形機の内圧除去装置に関す
る。
〔従来の技術〕
射出ノズルが取り付けられた加熱シリンダ内に
スクリユが挿入され、該スクリユにはスクリユを
周方向に回転させる回転用駆動装置と、スクリユ
を軸方向に進退させる移動用駆動装置が付設され
たインラインスクリユ方式の射出成形機において
は、樹脂の計量完了後、そのまま射出ノズルを金
型から離すと、射出ノズルから樹脂が漏出するド
ルーリングが生じる。
そこで加熱シリンダに樹脂圧センサを設置し、
樹脂供給手段による計量工程を完了した後、計量
完了時の溶融樹脂圧が予め設定した一定値に降下
するまでピストン手段(スクリユ)を後退させる
ように制御する、射出成形機の内圧除去装置が提
案されている(特開平1−148526号公報)。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、上記の内圧除去装置においては、内
圧除去時のスクリユの後退速度を速くすると、ス
クリユを精度よく停止させることが難しく、ドル
ーリングを完全に防止することができなかつた
り、スクリユが後退し過ぎて空気を加熱シリンダ
内に吸い込み、様々な支障を引き起こすおそれが
ある。
また、スクリユの後退速度を遅くすると、上記
の点は改善されるが、スクリユを後退させて停止
させるのに時間がかかり、それだけ能率が低下す
るという問題点がある。
本考案は、スクリユを精度良くかつ迅速に停止
させて樹脂の残留圧力を的確に除去することがで
きる、射出成形機における内圧除去装置を提供す
ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本考案は、射出
ノズルが取り付けられた加熱シリンダ内にスクリ
ユが挿入され、該スクリユにはスクリユを周方向
に回転させる回転用駆動装置と、スクリユを軸方
向に進退させる移動用駆動装置が付設された射出
成形機において、上記加熱シリンダに、加熱シリ
ンダ内のスクリユ前部の樹脂圧を検出する樹脂圧
センサを設けるとともに、上記移動用駆動装置
に、移動用駆動装置の後退速度を変える後退速度
調節手段を付設し、上記樹脂圧センサと後退速度
調節手段に、樹脂圧センサによつて検出された加
熱シリンダ内の樹脂圧と予め設定された設定圧力
とを比較してその差を出力するともとに、加熱シ
リンダ内の樹脂圧が設定圧力以下となつた場合
に、移動用駆動装置によるスクリユの後退移動を
停止させる比較手段と、該比較手段の比較信号を
受けて上記樹脂圧と設定圧力との差が小さくなる
にしたがつて、スクリユの後退速度が遅くなるよ
うに上記後退速度調節手段に信号を出力する動作
制御部とを備えた制御装置を接続した構成とし
た。
〔作用〕
制御装置の動作制御部は、比較手段の比較信号
を受けて後退速度調節手段に信号を出力し、樹脂
圧と設定圧力との差が小さくなるにしたがつてス
クリユの後退速度を低下させ、また制御装置の比
較手段は、樹脂圧が設定圧力以下となつた場合
に、移動用駆動装置によるスクリユの後退移動を
停止させる。
したがつて、スクリユを精度よくかつ迅速に停
止させて、ドルーリングを的確に防止することが
できる。
〔実施例〕
添付図面は本考案の一実施例を示すもので、図
中符号1は加熱シリンダである。加熱シリンダ1
はその先端に射出ノズル2を備える。加熱シリン
ダ1内にはスクリユ3が挿入されている。スクリ
ユ3は周方向に回転自在とされるとともに、軸方
向に進退自在とされている。スクリユ3には回転
用駆動装置4と移動用駆動装置5とが付設されて
いる。回転用駆動装置4は油圧モータや電気モー
タを主体とし、スクリユ3を周方向に回転させ
る。また移動用駆動装置5は油圧シリンダからな
り、ピストンロツド5aに結合された可動プレー
ト6を介してスクリユ3と回転用駆動装置4をス
クリユ3の軸方向に進退させる。回転用駆動装置
4は可動プレート6に支持されている。
移動用駆動装置5の油圧シリンダ5のボトム側
とロツド側には油圧管7,8がそれぞれ個々に接
続されている。油圧管7は後退ラインを構成し、
また他の油圧管8は射出ラインを構成する。そし
て、両油圧管7,8には電磁弁9を介して油圧ポ
ンプ10が接続されている。
上記の加熱シリンダ1、スクリユ3、回転用駆
動装置4、及び移動用駆動装置5等は、周知のイ
ランインスクリユ方式の射出成形機を構成してい
る。また、符号11は樹脂圧センサである。樹脂
圧センサ11は加熱シリンダ1内に計量された樹
脂Jの圧力を検出するもので、図では射出ノズル
2に取り付けられているが、加熱シリンダ1に取
り付けることもできる。油圧管7には流量可変比
例弁(後退速度調節手段)17が設けられてい
る。樹脂圧センサ11と電磁弁9及び流量可変比
例弁17には制御装置12が接続されており、制
御装置12は樹脂圧センサ11の検出信号を受け
る。
制御装置12には、比較器(比較手段)13,
13Aとスイツチ14,14A、及び増幅器1
5,15Aが二系統に分けて設けられるととも
に、一方の系統のスイツチ14Aと増幅器15A
の間に比例動作(P動作)制御部18が設けられ
ている。
比較器13は、樹脂圧センサ11によつて検出
された加熱シリンダ1内の樹脂圧力と制御装置1
2に予め設定された設定圧力とを比較し、樹脂圧
力が設定圧力以下に低下した場合に停止信号を増
幅器15を介して出力し電磁弁9のソレノイドa
をオフにする。スイツチ14は、内圧除去指令を
受けてオンし電磁弁9のソレノイドaを励磁させ
る。
他の比較器13Aは樹脂圧と設定圧力とを比較
してその差を出力し、また他のスイツチ14A
は、内圧除去指令によりオンして比較器13Aに
比例動作制御部18を連結する。比例動作制御部
18は、比較器13Aから出力される樹脂圧と設
定圧力の比較信号を受、樹脂圧と設定圧力との差
に比例して流量可変比例弁17を開く構成とされ
ている。
なお、制御装置12に予め設定する設定圧力は
ダイアル、テンキー等を備えた設定器によつて、
その設定量を数値的に調整自在とされており、一
般的には0Kg/cm2に設定されるが、場合によつて
はこれよりも大きくされる。
次に上記のように構成された本考案に係る射出
成形機における内圧除去装置の作用を説明する。
スクリユ3は、回転用駆動装置4で回転させら
れながら第1図で右方に所定の背圧を保つて後退
し、加熱シリンダ1のスクリユ先端部分に所定量
の樹脂を計量する。この際、射出ノズル2は金型
(図示せず)に密接しており、また油圧シリンダ
5の油圧管7,8は油タンク16に第1図のよう
に連絡されている。
このようにして樹脂の計量が完了すると、回転
用駆動装置4が停止するともとに、内圧除去指令
が出されてスイツチ14,14Aがオンとなり電
磁弁9のソレノイドaが励磁される(第3図参
照)とともに、比較器13Aに比例動作制御部1
8が連絡される。これにより油圧シリンダ5が作
動してスクリユ3を無回転で後退させ、計量樹脂
Jの圧力を徐々に低下させる。上記において、樹
脂圧センサ11は樹脂Jの圧力を測定してその結
果を比較器13,13Aに出力し、比較器13,
13Aは樹脂圧と設定圧力を比較する。
比較器13Aは、樹脂圧と設定圧力の差を比例
動作制御部18に出力する。比例動作制御部18
は、流量可変比例弁17を制御し、樹脂圧が設定
圧力に低下して第3図でYESとなるまでは(第
3図でNOであるうちは)、樹脂圧と設定圧力の
差が大きい内圧除去開始時にはスクリユ3を速い
速度で後退させ、時間の経過とともに樹脂圧と設
定圧力の差が小さくなると、それにしたがつてス
クリユ3の後退速度を遅くさせる。このためスク
リユ3をより一層精度良くかつ迅速に停止させる
ことができる。
そして、樹脂圧が低下し設定圧力以下(第3図
YES)となると、比較器13から停止信号が出
されて電磁弁9のソレノイドaがオフとなり、油
圧シリンダ5が停止してスクリユ3の後退が止ま
る。この結果、加熱シリンダ1内の樹脂圧が所定
の圧力に低下することとなり、射出ノズル2を金
型から離しても樹脂漏れを生じることがない。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案に係る射出成形機
における内圧除去装置は、射出ノズルが取り付け
られた加熱シリンダ内にスクリユが挿入され、該
スクリユにはスクリユを周方向に回転させる回転
用駆動装置と、スクリユを軸方向に進退させる移
動用駆動装置が付設された射出成形機において、
上記加熱シリンダには、加熱シリンダ内のスクリ
ユ前部の樹脂圧を検出する樹脂圧センサが設けら
れるとともに、上記移動用駆動装置には、移動用
駆動装置の後退速度を変える後退速度調節手段が
付設され、上記樹脂圧センサと後退速度調節手段
には、樹脂圧センサによつて検出された加熱シリ
ンダ内の樹脂圧と予め設定された設定圧力とを比
較してその差を出力するとともに、加熱シリンダ
内の樹脂圧が設定圧力以下となつた場合に、移動
用駆動装置によるスクリユの後退移動を停止させ
る比較手段と、該比較手段の比較信号を受けて上
記樹脂圧と設定圧力との差が小さくなるにしたが
つてスクリユの後退速度が遅くなるように上記後
退速度調節手段に信号を出力する動作制御部とを
備えた制御装置が接続された構成とされているの
で、スクリユが後退を開始してから停止するまで
の時間を短くするとともに、加熱シリンダ内の樹
脂圧が所定の圧力になつたところでスクリユを正
確に止め、ドルーリングを的確に防止することが
できる。また樹脂の残留圧力を正確に除去するこ
とができるので、加熱シリンダ内に空気を吸い込
むこともなく、空気の抱込みに起因する障害を起
こすおそれがない。また設定圧力の調整はこれを
数値的に変えるだけであるので、簡単である上、
再現性が良く、操作しやすい長所がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示す
もので、第1図は本考案に係る内圧除去装置の構
成図、第2図は制御装置のブロツク図、第3図は
本装置の作動のフロー図である。 1……加熱シリンダ、2……射出ノズル、3…
…スクリユ、4……回転用駆動装置、5……移動
用駆動装置、11……樹脂圧センサ、12……制
御装置、13,13A……比較器(比較手段)、
17……流量可変比例弁(後退速度調節手段)、
18……比例動作制御部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 射出ノズル2が取り付けられた加熱シリンダ1
    内にスクリユ3が挿入され、該スクリユ3にはス
    クリユ3を周方向に回転させる回転用駆動装置4
    と、スクリユ3を軸方向に進退させる移動用駆動
    装置5が付設された射出成形機において、上記加
    熱シリンダ1には、加熱シリンダ1内のスクリユ
    前部の樹脂圧を検出する樹脂圧センサ11が設け
    られるとともに、上記移動用駆動装置5には、移
    動用駆動装置5の後退速度を変える後退速度調節
    手段17が付設され、上記樹脂圧センサ11と後
    退速度調節手段17には、樹脂圧センサ11によ
    つて検出された加熱シリンダ1内の樹脂圧と予め
    設定された設定圧力とを比較してその差を出力す
    るとともに、加熱シリンダ1内の樹脂圧が設定圧
    力以下となつた場合に、移動用駆動装置5による
    スクリユ3の後退移動を停止させる比較手段1
    3,13Aと、該比較手段13,13Aの比較信
    号を受けて上記樹脂圧と設定圧力との差が小さく
    なるにしたがつてスクリユ3の後退速度が遅くな
    るように上記後退速度調節手段17に信号を出力
    する動作制御部18とを備えた制御装置12が接
    続されたことを特徴とする射出成形機における内
    圧除去装置。
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JP5614898B2 (ja) * 2012-07-31 2014-10-29 株式会社名機製作所 射出成形機の制御方法および射出成形機

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JPH01148526A (ja) * 1987-12-07 1989-06-09 Toyo Mach & Metal Co Ltd 射出成形機のサツクバツク制御装置
JPH02204017A (ja) * 1989-02-01 1990-08-14 Japan Steel Works Ltd:The 射出成形機の制御方法および装置

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