JPH0547623U - 密封装置 - Google Patents

密封装置

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JPH0547623U
JPH0547623U JP10574591U JP10574591U JPH0547623U JP H0547623 U JPH0547623 U JP H0547623U JP 10574591 U JP10574591 U JP 10574591U JP 10574591 U JP10574591 U JP 10574591U JP H0547623 U JPH0547623 U JP H0547623U
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JP
Japan
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sealing device
recess
mounting groove
communication hole
side wall
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10574591U
Other languages
English (en)
Inventor
光弘 曽和
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Publication date
Application filed by Nok Corp filed Critical Nok Corp
Priority to JP10574591U priority Critical patent/JPH0547623U/ja
Publication of JPH0547623U publication Critical patent/JPH0547623U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 合成樹脂製のシールリング1が摺動する相手
方の部材21が軟質金属製である場合に、該部材21が
摺動によって早期に摩耗するのを防止する。 【構成】 連通孔6を介して凹部3内へ導入した流体圧
力pによってゴム状弾性材製の圧着部材7を前記部材2
1に押し付けて前記部材21に対する廻り止めとする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、密封装置の改良に関する。本考案の密封装置はオートマチックトラ ンスミッション等の回転用密封装置として用いられる。
【0002】
【従来の技術】
従来から、図6に示すように、断面矩形状を呈する合成樹脂製のシールリング 単体よりなる密封装置11が知られている。この密封装置11は、同図に示した ように、互いに対向し、相対に移動する二部材21,24のうちの一方の部材2 1に設けた環状の装着溝22に装着され、前記装着溝22の側壁23および他方 の部材24に接触して流体圧力pを密封する。またこの密封装置11は、作動時 、一方の部材21(装着溝22の側壁23)および他方の部材24の双方に対し てそれぞれ摺動する。
【0003】 近年、装着溝22を設けた一方の部材21をアルミニウム等の軟質金属によっ て成形することが多くなっており、この場合、密封装置11をこの一方の部材2 1に摺動させるとこの一方の部材21が早期に摩耗してしまう。したがってこの 場合は密封装置11を一方の部材21に従動させ、鉄等の硬質金属によって成形 した他方の部材24に対してのみ摺動させる必要がある。 また、このことは他方の部材24を軟質金属によって成形した場合にも該当し 、この場合は他方の部材24の早期摩耗を防止するために密封装置11を他方の 部材24に従動させ、鉄等の硬質金属によって成形した一方の部材21に対して のみ摺動させる必要がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は以上の点に鑑み、上記二部材に対する摺動頻度を制御可能とし、二部 材のうちの軟質金属製の部材が早期に摩耗することがないようにすることを目的 とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の請求項1に係る密封装置は、互いに対向 し、相対に移動する二部材のうちの一方の部材に設けた環状の装着溝に装着され 、前記装着溝の側壁および他方の部材に接触する環状の密封装置において、合成 樹脂製のシールリングの前記側壁に接触する面に凹部を設け、反対側の面から前 記凹部の底面にかけて連通孔を設け、前記凹部にゴム状弾性材製の圧着部材を装 着したことを特徴とする。 また本考案の請求項2に係る密封装置は、互いに対向し、相対に移動する二部 材のうちの一方の部材に設けた環状の装着溝に装着され、前記装着溝の側壁およ び他方の部材に接触する環状の密封装置において、合成樹脂製のシールリングの 前記他方の部材に接触する面に凹部を設け、反対側の面から前記凹部の底面にか けて連通孔を設け、前記凹部にゴム状弾性材製の圧着部材を装着したことを特徴 とする。
【0006】
【作用】
請求項1に係る密封装置は装着溝を設けた一方の部材を軟質金属によって成形 した場合に利用されるものであって、連通孔を介して凹部内へ導入した流体圧力 によって圧着部材を装着溝の側壁に押し付けて一方の部材に対する廻り止めとす る。 また請求項2に係る密封装置は他方の部材を軟質金属によって成形した場合に 利用されるものであって、連通孔を介して凹部内へ導入した流体圧力によって圧 着部材を他方の部材に押し付けて該他方の部材に対する廻り止めとする。
【0007】
【実施例】
つぎに本考案の実施例を図面にしたがって説明する。
【0008】 図1は請求項1についての実施例であって、装着溝22を設けた一方の部材2 1が軟質金属によって成形され、他方の部材24が硬質金属によって成形されて いる。当該密封装置は次の構成を有している。 すなわち、断面矩形状を呈する合成樹脂製のシールリング1の、一方の部材2 1の装着溝22の側壁23に接触する面2に蟻溝状を呈する環状の凹部3が形成 され、反対側の面4にも蟻溝状を呈する環状の凹部5が形成され、両凹部3,5 の底面同士にかけて連通孔6が形成されている。連通孔6は複数が等配に形成さ れている。図上右側の凹部3に環状を呈するゴム状弾性材製の圧着部材7が装着 され、該圧着部材7の断面形状は凹部3の断面形状に合わせて略台形に成形され ている。面2,4は具体的には軸方向端面である。
【0009】 図上左側から流体圧力(油圧)pが作用すると、この流体圧力pが図上左側の 凹部5および連通孔6を介して図上右側の凹部3内へ導入され、圧着部材7を装 着溝22の側壁23に押し付ける。圧着部材7は摩擦抵抗の大きなゴム状弾性材 によって成形されており、よって側壁23に押し付けられて一方の部材21に対 する廻り止めをなす。したがって密封装置は一方の部材21に従動して他方の部 材24に対してのみ摺動するようになり、軟質金属製の一方の部材21が早期に 摩耗するのを防止することができる。
【0010】 シールリング1の反対側の面4に二つ目の凹部5を形成したのは流体圧力pが 図上右側から作用する場合に備えたものであり、この場合は図上右側の凹部3か ら圧着部材7を取り、この二つ目の左側の凹部5に圧着部材7を装着する。した がって流体圧力pの向きが片方のみに定められている場合は、図2に示すように 二つ目の凹部5を省略することが可能である。 凹部3は環状でなくても良く、図3に示すように、非環状の凹部3を複数等配 したものでも良い。この場合は複数の凹部3のそれぞれに連通孔6を設け、それ ぞれに圧着部材7を装着する。
【0011】 図4は請求項2についての実施例であって、他方の部材24が軟質金属によっ て成形され、装着溝22を設けた一方の部材21が硬質金属によって成形されて いる。当該密封装置は次の構成を有している。 すなわち、断面矩形状を呈する合成樹脂製のシールリング1の、他方の部材2 4に接触する面8に蟻溝状を呈する環状の凹部3が形成され、反対側の面9から 凹部3の底面にかけて連通孔6が形成されている。連通孔6は複数が等配に形成 されている。凹部3に環状を呈するゴム状弾性材製の圧着部材7が装着され、該 圧着部材7の断面形状は凹部3の断面形状に合わせて略台形に成形されている。 面8は具体的には外周面であり、面9は内周面である。
【0012】 図上左側から流体圧力(油圧)pが作用するとこの流体圧力pが連通孔6を介 して凹部3内へ導入され、圧着部材7を他方の部材24に押し付ける。圧着部材 7は摩擦抵抗の大きなゴム状弾性材によって成形されており、よって他方の部材 24に押し付けられて該他方の部材24に対する廻り止めをなす。したがって密 封装置は他方の部材24に従動して一方の部材21(装着溝22の側壁23)に 対してのみ摺動するようになり、軟質金属製の他方の部材24が早期に摩耗する のを防止することができる。 尚、反対側の面9に二つ目の凹部を設けて良いこと、および凹部3を非環状と して良いことは第一実施例と同じである。
【0013】
【考案の効果】
本考案は次の効果を奏する。 すなわち、請求項1について、連通孔を介して凹部内へ導入した流体圧力によ って圧着部材を装着溝の側壁に押し付けて一方の部材に対する廻り止めとしたた めに、当該密封装置を一方の部材に従動させて他方の部材に対してのみ摺動させ ることとなり、一方の部材が軟質金属である場合に、この一方の部材が摩耗する のを防止することができる。 また請求項2について、連通孔を介して凹部内へ導入した流体圧力によって圧 着部材を他方の部材に押し付けて他方の部材に対する廻り止めとしたために、当 該密封装置を他方の部材に従動させて一方の部材に対してのみ摺動させることと なり、他方の部材が軟質金属である場合に、この他方の部材が摩耗するのを防止 することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一実施例に係る密封装置の装着状態
を示す断面図
【図2】本考案の他の実施例に係る密封装置の一部斜視
【図3】本考案の他の実施例に係る密封装置の一部斜視
【図4】本考案の他の実施例に係る密封装置の装着状態
を示す断面図
【図5】同密封装置の一部斜視図
【図6】従来例に係る密封装置の装着状態を示す断面図
【符号の説明】
1 シールリング 2,8 面 3,5 凹部 4,9 反対側の面 6 連通孔 7 圧着部材 21 一方の部材 22 装着溝 23 側壁 24 他方の部材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向し、相対に移動する二部材2
    1,24のうちの一方の部材21に設けた環状の装着溝
    22に装着され、前記装着溝22の側壁23および他方
    の部材24に接触する環状の密封装置において、合成樹
    脂製のシールリング1の前記側壁23に接触する面2に
    凹部3を設け、反対側の面4から前記凹部3の底面にか
    けて連通孔6を設け、前記凹部3にゴム状弾性材製の圧
    着部材7を装着したことを特徴とする密封装置。
  2. 【請求項2】 互いに対向し、相対に移動する二部材2
    1,24のうちの一方の部材21に設けた環状の装着溝
    22に装着され、前記装着溝22の側壁23および他方
    の部材24に接触する環状の密封装置において、合成樹
    脂製のシールリング1の前記他方の部材24に接触する
    面8に凹部3を設け、反対側の面9から前記凹部3の底
    面にかけて連通孔6を設け、前記凹部3にゴム状弾性材
    製の圧着部材7を装着したことを特徴とする密封装置。
JP10574591U 1991-11-29 1991-11-29 密封装置 Withdrawn JPH0547623U (ja)

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JP10574591U JPH0547623U (ja) 1991-11-29 1991-11-29 密封装置

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JPH0547623U true JPH0547623U (ja) 1993-06-25

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012255495A (ja) * 2011-06-09 2012-12-27 Nok Corp シールリング
WO2016132981A1 (ja) * 2015-02-17 2016-08-25 Nok株式会社 密封装置及び密封構造

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Legal Events

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19960208